ネクソン、成長戦略を発表
既存IP強化と新作ゲームで2027年度までの売上目標7,500億円を設定
キャピタル・マーケット・ブリーフィングにて経営目標と株主還元方針を発表
オンラインゲームの制作・運営を手掛ける株式会社ネクソン(本社:東京都港区、代表取締役社長:李 政憲/イ・ジョンホン、東証:3659、以下「ネクソン」)は、渋谷で開催されたキャピタル・マーケット・ブリーフィングにて、代表取締役社長イ・ジョンホン氏および代表取締役兼最高財務責任者(CFO)植村士朗氏が登壇し、同社の中期成長戦略、経営目標、そして新たな株主還元方針を発表しました。
成長を続けるネクソンのIP戦略
ネクソンの代表取締役社長であるイ・ジョンホン氏は、同社が30年間にわたる高度なライブ運用を通じて持続的な成長を遂げてきたことを強調しました。また、同社のIP(知的財産)成長戦略に基づいた組織改編についても言及し、主要IPのさらなる拡大と新たな大ヒットタイトルの開発に取り組む姿勢を明らかにしました。
「ネクソンは、これまでの実績を基盤に、主要IPの強化と新作開発を進め、グローバル市場でのプレゼンスを一層高めていきます」と述べました。
具体的な経営目標:2027年までの成長ビジョン
植村士朗氏は、ネクソンが掲げる具体的な経営目標として、2027年度における売上収益7,500億円、営業利益2,500億円を目指すことを発表しました。また、同氏は前年度営業利益[1]の33%以上を還元する新たな株主還元方針や、2024年度下半期における半期配当の倍増についても説明し、投資家に対して同社の長期的な成長ビジョンを示しました。
「2027年度には売上収益を7,500億円、営業利益を2,500億円に引き上げ、持続的な成長を実現します。また、新たな株主還元方針のもと、前年度通期営業利益[1]の33%以上を配当および自己株式取得を通じて還元し、ROEを最低10%以上に引き上げます」とコメントしました。
IP成長戦略の詳細:垂直と水平の成長を推進
ネクソンのIP成長戦略は、主要IPの拡張と新たな大ヒット作の開発を軸に構成されています。垂直方向の成長では、『アラド戦記』や『メイプルストーリー』といった既存フランチャイズの新コンテンツや新プラットフォームへの展開を進めることで、これらのIPをさらに活性化させます。一方、水平方向の成長では、『マビノギ』などの既存フランチャイズや新作ゲーム『ARC Raiders』の開発を通じて、新たなIPの創出を目指します。
新作タイトルの発表:ネクソンの未来を担うゲームたち
キャピタル・マーケット・ブリーフィングでは、ネクソンのIP成長戦略に基づく新作3タイトルも発表されました。具体的には、NEOPLEが手掛ける『The First Berserker: Khazan』、ブロックチェーン技術を活用した『MapleStory Universe』、そしてEmbark Studiosが開発中のPvPvEゲーム『ARC Raiders』です。
これらのタイトルは、2025年にかけて順次リリース予定であり、ネクソンの今後の成長を牽引するものと期待されています。
株主還元と成長戦略を両立:持続的成長を目指すネクソン
本プレスリリースは、投資家に対する情報提供を目的としており、ネクソンの株式やその他有価証券の売買等を推奨するものではありません。
[1] 減損損失などの一時的費用を除く営業利益
■プレスリリース配信元-株式会社ネクソン
https://companydata.tsujigawa.com/company/6010001081280/
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