龍角散と宇津救命丸が戦略的資本業務提携を締結
~家庭薬の伝統文化を次世代へ継承し、セルフメディケーションの未来を支える~
2025年5月25日、株式会社龍角散(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤井隆太、以下「龍角散」)と、宇津救命丸株式会社(本社:栃木県塩谷郡高根沢町、代表取締役社長:宇津善行、以下「宇津救命丸」)は、家庭薬市場の活性化と伝統文化の継承を目的とした戦略的資本業務提携契約を締結いたしました。
本提携により、両社のブランド力と製品価値を最大限に活かし、日本のセルフメディケーションの未来を切り開いてまいります。
提携の背景と目的

高齢化が進む日本社会では、医療資源のひっ迫とともに、家庭でのセルフメディケーションの重要性が一層高まっています。そのような中で、長年にわたり安心・安全な家庭薬を提供し続けてきた両社が手を取り合うことで、社会貢献度の高い医薬品の安定供給と、家庭薬の伝統文化の振興を目指します。
資本提携の概要
- 龍角散は宇津救命丸の第三者割当増資と私募債を引受け
- 出資比率は約20%未満を予定
- 両社の持続可能な成長を支える財務基盤の強化
業務提携の概要
- 両社による共同プロモーションや販促活動の展開
- 宇津救命丸ブランドの広告・マーケティングに対し、龍角散がノウハウ提供と助言を実施
- 相互の強みを活かした製品認知度・ブランド価値の向上を目指す
各代表からのコメント
株式会社龍角散 代表取締役社長 藤井隆太氏 コメント
当社は「ゴホン!といえば龍角散」のキャッチコピーで、龍角散ブランドの製品群を国内外に広く展開するだけでなく、家庭薬の伝統文化(安心安全の製剤、製法、原料、企業文化)の振興にも力を入れてきました。
今般の提携により、当社ブランドに加え400年以上の伝統を持つ宇津救命丸ブランドを、両社で協力して拡大を図っていきます。これは伝統文化の承継を目指すものであり、更には医療の未来を見据えた戦略的なアクションでもあります。
また、当社は服薬補助ゼリーの「おくすり飲めたね」を通じて子育てを応援してまいりました。小児薬を手掛ける宇津救命丸への出資を通し、さらなる子育て環境の向上を図ってまいります。
2024 年6月に便秘薬「毒掃丸」を製造販売する株式会社山崎帝國堂との同様の提携にて充分な実績・成果を得ているため、そのノウハウも多分に活用してまいります。
株式会社龍角散 代表取締役社長 藤井隆太
さらに、2024年6月に実施した株式会社山崎帝國堂との提携の成功実績を踏まえ、今回の提携でも豊富な知見を活かしてまいります。
宇津救命丸株式会社 代表取締役社長 宇津善行氏 コメント
当社は、慶長年間の宇津救命丸創製以来400年以上にわたり、夜泣き・かんのむし・食欲不振など、子育てを支える伝統ブランドとして歩んでまいりました。
「子育てをしていてよかったと心から思える社会をつくる」をビジョンに掲げ、少子化下でも潜在ニーズを掘り起こし、夜泣きやメンタルのゆらぎなどの子育てに悩むご家庭をきめ細かくサポートします。
今後は龍角散よりご提供いただく広告・販促ノウハウを活用し、5年間で最大5億円のプロモーション投資を実施予定です。ブランド認知と市場拡大を加速させて参ります。
宇津救命丸株式会社 代表取締役社長 宇津善行
両社の企業概要
株式会社龍角散
- 所在地:東京都千代田区東神田2-5-12 龍角散ビル
- 創業:1871年(設立:1928年)
- 従業員数:164名(契約・派遣含む)
- 資本金:6,000万円
- 事業内容:OTC医薬品・食品の製造および販売
- URL:https://www.ryukakusan.co.jp/
宇津救命丸株式会社
- 所在地:栃木県塩谷郡高根沢町大字上高根沢3987
- 創業:1597年(設立:1931年)
- 従業員数:18名
- 資本金:6,050万円
- 事業内容:OTC医薬品および医薬部外品の製造・販売
- URL:https://www.uzukyumeigan.co.jp/
記事要約(Summary)
- 龍角散と宇津救命丸が資本・業務の両面で戦略的提携
- 伝統ある家庭薬ブランドの協業により、セルフメディケーションの普及と家庭薬市場の拡大を目指す
- 両社の持つリソースとノウハウを融合し、子育て支援・高齢社会対応・医療資源の補完を通じた社会貢献へ
今回の提携は、日本の医療を支える家庭薬の価値を再認識し、次世代に繋げるための大きな一歩です。両社は今後も、信頼される製品と文化を国内外に発信し続けてまいります。
■プレスリリース配信元-株式会社龍角散
https://companydata.tsujigawa.com/company/2010001031982/
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