花から生まれる新たな酒文化
「Raisama」ブランドが始動
Ichido株式会社(本社:福島県双葉郡富岡町、代表取締役:渡邉優翔)は、花から採取した独自の花酵母を活用した新たなシグネチャー焼酎「Raisama」の販売を発表しました。また、福島県富岡町に新たな旗艦蔵「Raisama Distillery in TOMIOKA」を新設し、地域とともに酒文化を創造していく計画を進めています。本プロジェクトは、震災復興と地域活性化を掲げ、花と酒を融合させた新たな価値を創出する試みです。

震災から14年 ー 「復興という答えのない問いに、我々は立ち向かう」

2025年3月11日、東日本大震災から14年を迎えます。代表の渡邉優翔は、600年続く福島県須賀川市の大桑原つつじ園の出身。幼少期に震災を経験し、その後、震災復興に何ができるかを模索し続けてきました。
「地域の景観、文化、雇用、価値創造。すべての面で貢献できる事業を立ち上げたい。」
この思いから、富岡町を拠点に花酵母を核とした酒造りを行うIchido株式会社を設立しました。
シグネチャー花酵母焼酎「Raisama」 2025年6月30日販売開始
昨年4月に発売したクラフトカクテル「Enju」に続き、Ichidoのシグネチャー焼酎として「Raisama」を販売開始します。
商品概要
- 商品名:Raisama TSUTSUJI / SAKURA / ROSE
- 価格:希望小売価格 8,600円(税抜)
- 度数:44%
- 容量:720ml
- ジャンル:焼酎
- 販売開始日:2025年6月30日(予定)
※ 初期ロットは一般販売なし。セカンドロット以降、抽選販売を予定。
Raisamaは、花酵母の豊かな香りを最大限に活かし、酒愛好家やバー・ホテルなどのプロフェッショナル向けの商品として展開。売上の1%は、被災地の花を活用した活性化プロジェクトや生産者支援に寄付されます。
ブランド名「Raisama」に込めた想い
「Raisama」は、福島の方言で「雷(らいさま)」を意味します。雷は古来より神聖な存在とされ、土地を清め、草花に命を吹き込む自然の力を持ちます。この雷の力強さと恵みを酒造りに込め、花酵母が生み出す華やかな香りと深みのある味わいを表現しました。44%という高アルコール度数は、雷鳴のようなインパクトと、後に訪れる雨のような繊細な余韻を演出しています。
旗艦蔵「Raisama Distillery in TOMIOKA」を新設

Ichidoは、現在、福島県南会津郡只見町の合同会社ねっかで間借り製造を行っていますが、2025年度中に富岡町へ旗艦蔵「Raisama Distillery」を建設予定です。
Raisama Distilleryの特徴
- 酒蔵・貯蔵庫・直売所・飲食店(カフェ・レストラン)・研究ラボを兼ね備えた複合施設
- 地域の木材を活用し、花・木・酒が融合するデザイン
- 福島の四季を活かした低温発酵と樽熟成の最適化
2025年4月に建物デザインを開始し、秋頃には着工予定。富岡町から新たな米焼酎文化を発信していきます。
なぜ福島県浜通りで焼酎をつくるのか?

- 低温発酵 により花酵母の香りを最大限引き出せる
- 適度な温暖期 で樽熟成の効率が向上し、風味豊かな酒が仕上がる
福島県は、寒暖差を活かした酒造りに適した環境を持っています。焼酎文化が根付いていない浜通り地域で新たな酒造りを始め、地域のアイデンティティの確立を目指します。
会社概要
- 会社名:Ichido株式会社
- 所在地:〒979-1113 福島県双葉郡富岡町曲田70番地
- 代表者:代表取締役 渡邉優翔
- 設立:2022年6月
- 事業内容:お酒の企画・開発・販売 / 造園
- 公式サイト:https://ichi-do.co.jp/
■プレスリリース配信元-Ichido株式会社
https://companydata.tsujigawa.com/company/5380001032875/
この記事へのコメントはありません。