極寒の地で輝いた犬たちの絆
「タロとジロ」の奇跡を令和に語り継ぐ『南極犬物語〈新装改訂版〉』
15頭のカラフト犬、タロとジロが紡ぐ感動の南極物語が再び読める!昭和時代を象徴する「昭和基地」と、命を懸けて任務を全うした犬たちの姿を描いた実話ノンフィクション『南極犬物語〈新装改訂版〉』が発売されました。新装改訂版では、8ページにわたるカラー口絵を追加し、当時の記録がさらに鮮明に。子どもから大人まで世代を超えて愛される1冊です。
昭和基地に残された15頭の犬たちと奇跡の実話
1957年、日本初の南極観測隊が結成され、カラフト犬の「タロ」と「ジロ」を含む15頭の犬たちが南極に送り出されました。しかし、氷の海に阻まれた観測船『宗谷』は昭和基地への接岸が不可能となり、やむを得ず犬たちは現地に残されるという悲劇が発生。帰国した観測隊員たちは日本中の非難に晒される一方で、犬たちの運命を巡る物語は、多くの人々の心を揺さぶりました。
新装改訂版では、当時の南極の環境や観測隊の活動、犬たちの活躍を通じて、過酷な環境での生き様を鮮やかに描き出しています。
タロとジロだけじゃない!知られざるエピソードも満載
物語は北海道で誕生したカラフト犬たちの子犬時代から始まります。有名なタロとジロに加え、彼らの弟「サブロ」や、隊を牽引したリーダー犬「リキ」のエピソードも登場。サブロは病気で南極へ渡る前に命を落としましたが、その兄弟愛や命の尊さも本書で深く掘り下げられています。また、観測隊のアイドルだった三毛猫「たけし」の存在など、犬以外の仲間たちのエピソードもユニークで心温まるものばかりです。
昭和時代から令和まで、世代を超える感動
本書の内容には「南極まめ知識」のコーナーもあり、南極の地理や科学的知識が学べる点も魅力の一つです。親子で楽しめる構成となっており、学校の教材や家庭での読み聞かせにも最適です。また、カラー口絵が新たに追加され、当時の写真や犬たちの表情がよりリアルに。昭和から令和まで世代を超えた感動を伝えます。
犬たちの勇姿を今も記憶に
東京タワー完成翌年の1959年には、昭和基地に残されたカラフト犬たちを讃えるブロンズ像が建てられました。現在は立川市の国立極地研究所に移設されており、南極研究や関連資料と共に見学することができます。訪れることで、犬たちの物語がさらに深く心に響くでしょう。
書籍情報
- 書名:『南極犬物語〈新装改訂版〉』
- 著者:綾野まさる
- 仕様:A5判上製・160ページ
- ISBN:978-4-8024-0187-6
- 発売日:2024年12月3日
- 価格:1,760円(税込)
- 発行:ハート出版
- 書籍購入:Amazonで購入
人間と動物の絆、そして南極で繰り広げられた命のドラマ。『南極犬物語〈新装改訂版〉』は、令和の時代でも語り継がれるべき実話です。ぜひお手に取って、その感動を味わってください。
■プレスリリース配信元-株式会社ハート出版
https://companydata.tsujigawa.com/company/2013301010020/
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