横須賀美術館×学校給食
谷内六郎の「いくらでもスープ」でアートと食をつなぐ
横須賀美術館との連携で文化と食育を融合
横須賀市では、画家・谷内六郎(1921–1981)の誕生日に合わせた特別献立を、市立小学校46校、中学校23校、特別支援学校2校の学校給食で提供します。この取り組みは、横須賀美術館が所蔵する谷内六郎作品約1,300点を広く市民に知ってもらうと同時に、児童生徒の食育と文化への関心を高めることを目的としており、今年で3回目の実施となります。
提供期間と対象校
- 提供期間
令和6年(2024年)12月2日(月)~12月5日(木)
※学校ごとに提供日が異なります。 - 対象校
市立小学校46校、中学校23校、特別支援学校2校
特別献立「いくらでもスープ」の由来
「いくらでもスープ」は、谷内六郎が家族のために作っていた得意料理です。肉とありあわせの野菜をバターで炒め、牛乳で煮込んだスープで、家族が「いくらでも食べられる」と評して名付けられました。このスープのエピソードをもとに、横須賀市学校食育課が献立化しました。また、《霧のミルクも来てた》という谷内の作品をイメージして、味のバランスと温かみを表現しています。
提供する献立
小学校の献立例
- いくらでもスープ
- チキンソテー
- コーンピラフ
中学校の献立例
- いくらでもスープ
- 菜の花サラダ(作品《リボンについてくる蝶》をイメージ)
- 鶏のから揚げ
- ソフトフランスパン
- プルーン発酵乳
バターとミルクのコクに野菜の甘みが溶け込んだ「いくらでもスープ」は、冬にぴったりの一品で、パンにもごはんにもよく合います。
家族で楽しむ横須賀美術館
特別献立の実施に伴い、児童生徒に配布される12月の献立表を持参すると、横須賀美術館の観覧料が無料になります(1枚で2名まで、令和7年4月6日[日]まで有効。中学生以下はもともと無料)。この機会にご家族で横須賀美術館を訪れ、谷内六郎の作品を楽しんでください。
給食時間には紹介動画も放送
給食時間には、各校で谷内六郎や特別献立についての紹介動画が放送されます。また、「いくらでもスープ」の詳細や背景に関する動画が、横須賀美術館のYouTubeチャンネルで公開されています。
横須賀市学校食育課からのコメント
「今年で3回目の提供となりました。バターとミルクのコクに野菜の甘味が加わった、優しい味のスープです。小学校の献立では、「いくらでもスープ」に加え、チキンソテー、コーンピラフと共に提供しました。中学校の献立では、「いくらでもスープ」に加え、菜の花サラダ、鶏のから揚げ、ソフトフランス、プルーン発酵乳と共に提供しました。ごはんにもパンにも合う冬にぴったりのスープです。」
学校食育課
この取り組みを通じて、谷内六郎の芸術やエピソードがより多くの人々に広がることを期待しています。
■プレスリリース配信元-横須賀市
https://companydata.tsujigawa.com/company/3000020142018/
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