ミリ波レーダー技術による革新的な見守りデバイス
京都大学と共同開発された新しい見守りソリューション
京都大学大学院工学研究科の阪本卓也准教授らと共同で開発された「VitaWatcher(ビタウォッチャー)」は、非接触で対象者の呼吸や心拍による体動を高精度にモニタリングする画期的なデバイスです。
非接触だからこそ可能な安全かつ簡便な見守り
従来の衣服に取り付ける接触型センサやマットレスに敷くシート型センサに比べて、「VitaWatcher」は設置や着脱、消毒の手間が不要です。また、カメラを使用した非接触センサと比較しても高精度でプライバシーを保護しつつ、さりげない見守りが可能です。
コロナ禍での活用と症状悪化の早期発見
新型コロナウイルス感染症の重症化の兆候として、呼吸数の上昇が見られることがあります。「VitaWatcher」を病室や自宅療養者の部屋に設置することで、スタッフステーションから多数の患者を遠隔で継続して見守ることができ、症状悪化の早期発見・早期治療に貢献します。
高精度な計測と世界初の成果
市販の高感度広帯域レーダーを用いることで、「VitaWatcher」は遠隔からリアルタイムで心拍数と呼吸数を高精度に計測可能です。さらに、心拍間隔まで計測できるのは世界初の成果であり、この技術を基に高精度な心拍間隔を測定可能なプロトタイプも開発されました。
介護・見守りの負担軽減と多様な用途
対象者の位置や呼吸の状態を画面で確認できる「VitaWatcher」は、介護や見守りに関わる負担を大幅に軽減します。特に新型コロナウイルス感染症の自宅療養者や睡眠時無呼吸症候群の症状悪化の早期発見にも大きく貢献します。
関連会社-株式会社マリ
https://companydata.tsujigawa.com/company/1370001042292/
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