使用済み紙おむつの衛生的な一次処理と資源循環の実現に向け
YRP内に研究開発・実証・展示拠点を開設
デイジーケア プロジェクトは、2026年6月16日(火)、紙おむつ破砕システム「DeasyCare(デイジーケア)」の研究開発・実証・展示を行う新拠点として、「デイジーケアイノベーションセンター」を神奈川県横須賀市のYRP(横須賀リサーチパーク)内に開設しました。

本施設は、使用済み紙おむつの処理における現場課題の解決と、将来的な紙おむつ再資源化・資源循環の実現を目指す研究開発拠点です。DeasyCare実機の展示およびデモンストレーション、介護施設や自治体、関係省庁、パートナー企業との意見交換、実証事業で得られるデータの分析、次世代機の研究開発などを行います。
高齢化により増加する使用済み紙おむつ、処理と再資源化が社会課題に
高齢化の進行に伴い、介護施設や保育施設などから排出される使用済み紙おむつの量は年々増加しています。使用済み紙おむつは衛生面での配慮が必要であり、施設内での一時保管、回収、搬出、処理において、現場スタッフの業務負担や臭気・衛生環境への影響が課題となっています。また、環境省は2030年までに150の自治体で使用済み紙おむつの再生利用等の取り組みが実施または検討されることを目標に掲げており、紙おむつの適切な処理と資源循環に向けた仕組みづくりは、今後ますます重要になると考えられます。
使用済み紙おむつの資源循環を進めるためには、回収された紙おむつを素材ごとに分離・洗浄する「入口技術」と、分離された素材を再生材や燃料として活用する「出口技術」の両方が必要です。現在、出口技術については、パルプの再生利用や固形燃料化などの取り組みが各地で進みつつあります。
一方で、介護施設や保育施設などの現場で使用済み紙おむつを衛生的に一次処理し、回収・再資源化に適した状態へ整える「入口技術」の整備は、まだ十分とはいえません。
紙おむつ破砕システム「DeasyCare(デイジーケア)」とは
DeasyCareは、使用済み紙おむつを投入することで、破砕・汚物分離・洗浄・消毒・脱水までを一台で処理することを目指した紙おむつ破砕システムです。介護施設や保育施設などの現場で使用済み紙おむつを一次処理することにより、施設スタッフの業務負担軽減、衛生環境の改善、臭気対策、保管・搬出時の負担軽減につなげることを目的としています。
さらに、DeasyCareによって使用済み紙おむつを回収・再資源化に適した状態へ整えることで、将来的には紙おむつの資源循環における「入口技術」としての役割を担うことを目指しています。
「デイジーケアイノベーションセンター」開設の目的

今回開設したデイジーケアイノベーションセンターは、DeasyCareの研究開発、実証、展示、データ分析を行う中核拠点です。同センターでは、DeasyCare実機の展示およびデモンストレーションを通じて、介護施設、保育施設、自治体、省庁関係者、紙おむつメーカー、リース・メンテナンス企業など、幅広い関係者との連携を進めていきます。
また、現在計画している介護施設での社会実証事業においては、処理性能、安全性、現場での運用性、スタッフの負担軽減効果などに関するデータを収集・分析し、システムの改善と事業モデルの確立に取り組みます。
デイジーケアイノベーションセンターの主な機能
デイジーケアイノベーションセンターでは、主に以下の機能を担います。
・DeasyCare実機の展示およびデモンストレーション
2026年7月下旬より、DeasyCare実機の展示およびデモンストレーションを予定しています。導入を検討する施設担当者や自治体関係者、パートナー企業が、実機を確認しながら導入イメージや運用方法について相談できる場を提供します。
・施設・自治体・省庁関係者との協議・意見交換
介護施設、保育施設、自治体、省庁関係者、関連企業などと連携し、使用済み紙おむつ処理における現場課題や制度面・運用面の課題について意見交換を行います。
・実証事業で収集したデータの分析
介護施設での社会実証事業を通じて得られる処理性能、安全性、衛生面、運用面に関するデータを分析し、システム改善や今後の事業展開に活用します。
・次世代機に向けた研究開発
現場での実証結果や関係者からのフィードバックをもとに、DeasyCareの改良および次世代機の研究開発を進めます。
今後の展開
デイジーケア プロジェクトでは、今後、介護施設での社会実証事業を通じて、DeasyCareの処理性能、安全性、現場運用に関するデータを収集していきます。収集したデータをもとに、システムの改善、導入モデルの検討、運用体制の構築、事業モデルの確立を進め、使用済み紙おむつの衛生的な一次処理と資源循環に貢献する仕組みづくりを目指します。
また、施設運営者、自治体、紙おむつメーカー、リース・メンテナンス企業、再資源化に関わる事業者など、幅広いパートナーとの連携を通じて、DeasyCareの社会実装と事業化を推進してまいります。
施設概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | デイジーケアイノベーションセンター |
| 所在地 | 〒239-0847 神奈川県横須賀市光の丘8-3 YRPベンチャー棟 102 |
| 主な機能 | DeasyCare実機の展示・デモンストレーション、関係者との協議・意見交換、実証データの分析、次世代機の研究開発 |
| 実機デモ | 2026年7月下旬より予定 |
| 来所方法 | 予約制。事前にお問い合わせください |
お問い合わせ
デイジーケア プロジェクト
メール:[email protected]
ウェブサイト:https://deasy-care.jp
担当:林/井上
記事要約(Summary)
デイジーケア プロジェクトは、2026年6月16日(火)、紙おむつ破砕システム「DeasyCare(デイジーケア)」の研究開発・実証・展示拠点として、「デイジーケアイノベーションセンター」を神奈川県横須賀市のYRP内に開設しました。DeasyCareは、使用済み紙おむつの破砕・汚物分離・洗浄・消毒・脱水までを一台で処理することを目指すシステムです。介護施設や保育施設におけるスタッフの業務負担軽減、衛生環境の改善、使用済み紙おむつの資源循環に向けた一次処理技術としての活用を目指しています。
今後は、介護施設での社会実証事業を通じて処理性能や安全性、現場運用に関するデータを収集し、システム改善と事業モデルの確立を進めていきます。
■プレスリリース配信元-株式会社ヘリオス
























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