メインコース約120mとキッズコース約36mを整備
オープニングイベントには走行者75名以上、延べ200名が来場
株式会社Motionが運営するパンプトラック・MTBトレイル設計施工ブランド「モーションデザイン」は、長野県茅野市豊平にある「蓼科バイクパーク」に、アスファルト舗装のパンプトラックを設計・施工しました。今回整備されたパンプトラックは、外周約120mのメインコースと約36mのキッズコースからなる2レイアウト構成です。未就学児やランバイクを楽しむ子どもから、競技経験を持つトップライダーまで、幅広い世代・レベルの利用を想定しています。
2026年9月27日に開催されたオープニングイベントには走行者75名以上が参加し、保護者や関係者を含め延べ200名が来場しました。モーションデザインでは、ドローン測量と3D設計を活用し、地形に合わせた精密なコース設計・造成を実施。完成後の測量では、メインコースの設計データと実際の造成面との差が中央値2.4cmに収まりました。
自転車競技の枠を超えた「地域の交流拠点」を目指して整備

蓼科バイクパークは、自転車トライアル競技の普及・発展を目的に整備された施設です。2026年5月には「第15回全日本自転車競技選手権大会トライアル」の会場として利用されるなど、本格的な自転車競技施設として活用されています。一方で施設運営側には、トライアル競技だけでなく、パンプトラックやジャンプエリアなどを整備し、より幅広い利用者が自転車を楽しめるバイクパークへ発展させたいという構想がありました。
こうした方針を受け、今回モーションデザインがパンプトラックのコース設計・造成を担当しました。競技者だけの施設ではなく、子どもから大人までが同じ場所に集まり、自転車を通じて交流できる地域の拠点となることを目指しています。
メイン約120m+キッズ約36m、2つのパンプトラックを整備

今回施工されたパンプトラックの敷地面積は約1,200㎡です。舗装にはアスファルトを採用し、利用者のレベルや年齢に合わせた2つのコースを整備しました。
・メインコース|外周約120m
メインコースは、ウェーブ状の起伏である「ローラー」と、傾斜の付いたコーナー「バーム」を連続的に配置したレイアウトです。ペダルを漕ぐだけではなく、身体の上下動による「ポンピング」を使って加速する技術が求められ、経験者や競技ライダーも楽しめる比較的難易度の高い設計となっています。
・キッズコース|約36m
キッズコースは、未就学児やランバイクを利用する子どもでも楽しめるよう設計されています。メインコースとは別のレイアウトとすることで、初心者や小さな子どもがパンプトラックに触れる入り口として利用できる環境を整えました。
施設概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県茅野市豊平 蓼科バイクパーク内 |
| 敷地面積 | 約1,200㎡ |
| 舗装 | アスファルト |
| コース構成 | 2レイアウト |
| メインコース | 外周約120m |
| キッズコース | 約36m |
| コース設計・造成 | モーションデザイン |
ドローン測量と3D設計を活用、施工前にコース形状をデジタル上で検証
モーションデザインのコースづくりにおける大きな特徴の一つが、ドローン測量と3Dデータを活用した設計手法です。蓼科バイクパークの施工では、最初に現地をドローンで空撮・測量し、既存地形を3次元データ化しました。その3Dモデル上にパンプトラックを設計し、ライダーが実際に走行した際の速度やバンク角、ライン取りなどを想定しながら、ローラーの高さやバームの角度を細かく調整しています。
つまり、現場で形を考えながら造成するのではなく、施工に入る前にデジタル上で完成形を確定させる方式です。
設計と実際の造成面との差は中央値2.4cm
事前にコース全体の形状を決めることで、現場での手戻りや造り直しを抑えられるほか、切土・盛土に必要となる土量も事前に計算できます。その結果、不要な土の搬入・搬出を抑え、既存地形を生かした効率的な施工につなげることができます。また、地形に沿ってコースを配置することで、樹木の伐採や造成範囲についても必要最小限に抑える設計を行っています。
完成後には再びドローン測量を実施し、設計時の3Dデータと実際の造成面を比較しました。蓼科バイクパークのメインコースでは、設計データと実際の造成面との差が中央値2.4cmとなり、事前設計したコース形状を高い精度で実際の地面に再現しました。
全日本ダウンヒル選手権4度優勝、井本はじめがライダー目線で設計
モーションデザインを率いる井本はじめ氏は、全日本ダウンヒル選手権を4度制した実績を持つライダーです。競技者として蓄積してきた経験をコース設計に取り入れ、単に形状を整備するだけでなく、「実際に走ったときに楽しめるか」「自然にスピードをつなげられるか」といったライダー視点を重視しています。
井本氏は今回のパンプトラックについて、次のようにコメントしています。
「自分自身、子どもの頃にこうした施設があったことで自転車競技にのめり込みました。パンプトラックは年齢に関係なくいろいろな人が集まり、同じスポーツを楽しみ、友達になれる交流の拠点になります。小学生のときにそういう場所で知り合った仲間とは、今でも友達です。そうした場所が日本にひとつ増えたことを嬉しく思います。競技者として、また設計施工者として、この素晴らしいスポーツをパンプトラックを通じて広めていけるよう取り組んでいきます」
オープニングイベントには延べ200名、西窪友海選手もゲスト参加

2026年9月27日に開催されたオープニングイベントには、パンプトラックを実際に走行した参加者だけで75名以上が集まりました。保護者や関係者を含めた来場者数は延べ200名となり、子どもから大人まで幅広い世代が新しいパンプトラックを体験しました。当日はゲストライダーとして、レッドブル・アスリートの西窪友海選手が参加。モーションデザイン代表の井本はじめ氏もゲスト走行を行い、オープン初日から多くの利用者でにぎわいました。
蓼科バイクパークのパンプトラックは一般利用可能
今回完成した蓼科バイクパークのパンプトラックは、今後、有料施設として一般利用が可能です。利用料金や営業日、営業時間など最新の利用情報については、蓼科バイクパーク公式Instagram「@tateshina_bikepark」で案内されます。
パンプトラックとは
パンプトラックとは、「ローラー」と呼ばれる連続した起伏や、「バーム」と呼ばれる傾斜付きのコーナーを、身体の上下動を利用しながら走行するコースです。「パンピング」と呼ばれる動作によって、ペダルを漕がなくても加速できる点が特徴です。自転車やマウンテンバイク(MTB)だけでなく、ランバイク、スケートボード、インラインスケートなどにも対応でき、省スペースでも整備しやすいことから、欧米では公園や学校などに併設される施設として普及しています。
日本国内でも近年、自治体、公園、スキー場、レジャー施設、商業施設などによるパンプトラックの導入が進んでいます。
モーションデザインについて
モーションデザインは、全日本ダウンヒル選手権を4度制した井本はじめ氏が率いる、株式会社Motionのパンプトラック・MTBトレイル・バイクパーク設計施工ブランドです。競技者・ライダーとしての視点を生かしたコース設計に加え、ドローン測量、3D設計、造成、施工管理、完成後の運営相談まで一貫して対応しています。
自治体、公園管理者、スキー場、商業施設などを対象に、パンプトラックやMTBトレイル、バイクパークの導入・整備に関する相談を受け付けています。
株式会社Motion 会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | 株式会社Motion |
| 所在地 | 東京都江東区海辺3-11 |
| ブランド | モーションデザイン |
| 事業内容 | パンプトラック・MTBトレイル・バイクパークの設計・施工など |
| お問い合わせ | [email protected] |
パンプトラックやMTBトレイル、バイクパークの新設・リニューアルを検討している自治体・施設運営者は、上記メールアドレスから問い合わせることができます。
記事要約(Summary)
モーションデザインは、長野県茅野市の「蓼科バイクパーク」にアスファルト舗装のパンプトラックを設計・施工しました。施設には、外周約120mの本格的なメインコースと、未就学児やランバイクでも楽しめる約36mのキッズコースを整備。ドローン測量と3D設計を活用することで、既存地形を生かしながら高精度な造成を実現し、メインコースでは設計データと実測との差を中央値2.4cmに抑えました。2026年9月27日のオープニングイベントには走行者75名以上、保護者・関係者を含め延べ200名が来場。子どもからトップライダーまでが同じ場所で楽しめる、新たな自転車・MTB文化の交流拠点として今後の活用が期待されます。
■プレスリリース配信元-株式会社Motion

























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