全国5例目の実装、有機農業の活性化と関係人口創出を目指す
地域自立型デジタルインフラが2026年7月15日より始動
地域特化型のローカルECサービス「ものコトMarket」を展開する株式会社PROPELa(本社:東京都新宿区、代表取締役:山中祐一郎、以下「PROPELa」)は、同社が開発し、コクヨ株式会社と連携して実証・普及を進めるローカルECプラットフォームが、千葉県佐倉市の試験導入事業に採択されたことをお知らせします。これに伴い、佐倉市の農産物や農業体験、地域情報などを一体的に発信・販売するポータルサイト「佐倉ぐるぐるアグリMarket」が、2026年7月15日(水)より実証運用を開始します。
今回の導入は、徳島県神山町、京都府京田辺市、茨城県守谷市、山形県西川町に続く全国5例目の実装です。佐倉市地域農業再生協議会および佐倉市役所農政課と連携し、有機農業をはじめとする地域農業の活性化や農産物の販路拡大、農業を通じた関係人口の創出を目指します。
地域の農産物・体験・情報を一体化する「ものコトMarket」

近年、消費者の食や農業、地方に対する関心が高まり、「収穫体験に参加したい」「農作業を手伝いながら地域に貢献したい」といったニーズが広がっています。一方で、農業体験や援農募集、農産物販売に関する情報は、自治体のウェブサイトやSNS、各農家の発信などに分散しているため、消費者が必要な情報を見つけにくく、参加や購入のきっかけを得にくいという課題がありました。農家や地域事業者にとっても、オンライン上での情報発信、商品登録、在庫管理、予約受付、顧客対応などを個別に行うことは大きな負担となります。特に、小規模な農家が単独でECサイトを構築・運営し、継続的に販路やファンを拡大することは容易ではありません。PROPELaが提供する「ものコトMarket」は、地域の物産である「モノ」、農業体験やワークショップなどの「コト」、生産者の想いや地域情報を伝える「ノート」を、一つのサイト上で発信・販売できるローカルECプラットフォームです。商品の販売だけでなく、体験予約、イベント受付、援農募集、地域情報の発信などを一体的に管理できるため、地域全体を一つのオンラインマーケットとして運営できます。
在庫管理や注文確認、顧客対応などは、各出品者がスマートフォンやパソコンから簡単に行える設計となっており、マーケット運営者の作業負担を抑えながら、複数の農家や地域事業者が参加するECモールを構築できます。
PROPELaは、2025年11月から徳島県神山町において、地元事業者と連携した実証実験を実施してきました。今回の佐倉市での取り組みでは、佐倉市地域農業再生協議会および佐倉市役所農政課と連携し、「佐倉市の農業振興および関係人口創出に向けた実証インフラ」として運用します。
「佐倉ぐるぐるアグリMarket」とは
「佐倉ぐるぐるアグリ」は、千葉県佐倉市が発行している、環境に配慮した農業に取り組む地域の農家を紹介するパンフレットです。佐倉市内の畑や田んぼを「ぐるっとめぐり」、地域で生産されたおいしい「ぐるめ」を味わってほしいという想いが、その名称に込められています。新たにオープンする「佐倉ぐるぐるアグリMarket」は、紙のパンフレットだけでは紹介しきれない農家の情報や、各所に分散していた農産物販売、収穫体験、援農募集などの情報を集約するデジタルポータルサイトです。
佐倉市が推進する「知産知消」、すなわち佐倉市の農業や農産物について「知り」、その価値を理解したうえで「消費する」という考え方を、デジタルの力によってさらに広げていきます。
「佐倉ぐるぐるアグリMarket」の3つの特徴
1.農産物の販売から体験予約、援農募集まで一括管理
「佐倉ぐるぐるアグリMarket」では、新鮮な農産物や加工品の販売に加え、収穫体験、農業体験、ワークショップなどの予約受付にも対応します。さらに、農作業の手伝いを募集する「援農募集」についても、同じプラットフォーム上で発信・管理できます。商品購入、体験予約、イベント参加、農業支援といった複数の接点を一つのウェブサイトに集約することで、消費者が佐倉市の農業を知り、実際に触れ、継続的に関わる機会を創出します。
農家にとっても、農産物を販売するだけでなく、自身の農業に対する想いや取り組みを発信し、消費者との関係を深めることが可能になります。
2.リアルイベントとオンラインを連動し、継続的なファンを創出
地域のお祭り、マルシェ、農業イベント、店頭販売などで農家や商品を知った消費者が、イベント終了後もオンライン上で農産物を追加注文したり、リピート購入したりできる環境を整備します。リアルな場で生まれた出会いを一度限りの購買で終わらせず、オンライン上で継続的な関係へとつなげる仕組みです。また、農家の考え方や農産物へのこだわり、生産背景などを「ノート」として発信することで、消費者が生産者の想いに共感し、特定の農家を「推し」として継続的に応援できる関係づくりを目指します。
こうした取り組みを通じて、単なる購入者ではなく、佐倉市の農業に関心を持ち、さまざまな形で継続的に関わる「関係人口」の創出につなげます。
3.実証期間中は農業者の固定システム利用料が不要
2026年度の実証期間中、「佐倉ぐるぐるアグリMarket」に実証参加者として参加する農家は、固定のシステム利用料を負担することなく、ECモールへの出品が可能です。農家の初期負担を抑えることで、これまでECサイトやオンライン販売を利用した経験がない事業者にも、デジタル活用へ参加しやすい環境を提供します。PROPELaは、現地説明会や出品登録、サービス導入に関するサポートを実施し、地域の農家がスマートフォンなどを活用してスムーズに販売や情報発信を行えるよう伴走します。
実証実験を通じて運営方法や利用状況を検証するとともに、2027年度以降は農家や地域関係者が主体となって継続的に運営できる体制の構築を支援します。
実証運用の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 導入プラットフォーム | ものコトMarket |
| 佐倉市でのサービス名称 | 佐倉ぐるぐるアグリMarket |
| 実証期間 | 2026年7月15日(水)~2027年2月末予定 |
| マーケットオーナー | 佐倉市地域農業再生協議会 |
| 事務局 | 佐倉市役所農政課 |
| 主な出品者 | 「佐倉市環境保全型農業を進める会」正会員、多面的機能支払交付金活動組織など |
| システム開発・提供 | 株式会社PROPELa |
有機農業の活性化と「知産知消」の推進へ
今回の実証運用では、環境に配慮した農業に取り組む農家や地域組織の商品・活動を広く発信し、佐倉市内外の消費者との接点を増やします。消費者が農産物の生産者や栽培方法、地域農業の取り組みを知ったうえで購入できる環境を整えることで、価格や利便性だけではなく、農家の想いや地域への共感を基準に商品を選ぶ新たな消費行動を促します。農産物の販売促進に加え、収穫体験や援農への参加を通じて、地域農業を身近に感じてもらうことも重要な目的です。
佐倉市の農業や農産物を「知ること」と「消費すること」を結びつける「知産知消」の考え方を、ローカルECプラットフォームによってデジタル上でも推進していきます。
PROPELaとコクヨが全国で進める地域自立型ローカルEC
PROPELaはコクヨ株式会社と連携し、地域の物産、体験、情報を集約するローカルECプラットフォームの実証と普及を進めています。2025年11月に開始した徳島県神山町での取り組みを皮切りに、京都府京田辺市、茨城県守谷市、山形県西川町、千葉県佐倉市へと実装地域を拡大してきました。自治体がマーケットを主催するケースだけでなく、地域公社や民間事業者がマーケットオーナーとなり、地域の特性に合わせて運営するケースもあります。地域ごとに異なる資源や課題に対応しながら、地域の事業者が自ら情報を発信し、商品や体験を販売できる仕組みを構築することで、外部事業者に依存しすぎない地域自立型のデジタルインフラを目指します。
PROPELaは、2026年度内に全国12のマーケットをオープンすることを目標としており、今後も全国の自治体や地域拠点への横展開を進める方針です。
今後の展望――地域への「共感」を、ともに関わる「共関」へ
人口減少や高齢化が進む中、地域社会では、農業や観光、商業などの担い手不足、地域経済の縮小、情報発信力の低下といった課題が深刻化しています。PROPELaは、こうした「縮退社会の中での持続可能性」という課題に対し、地域の魅力に対する「共感」を、地域とともに関わり、育てていく「共関」へ発展させる仕組みづくりを進めています。「ものコトMarket」では、地域資源から生まれる売上や顧客データ、消費者との接点を、地域経済や観光施策、関係人口施策へ還元します。単なるECサイトではなく、地域の農家や事業者、行政、住民、地域外の消費者が継続的につながるための「地域が自ら運営できるインフラ」として提供することが特徴です。
今後もPROPELaはコクヨ株式会社と連携し、全国の自治体や地域事業者への導入を進めます。「関係人口の創出」と「地域経済の自立循環」を支える共関モデルを各地域に実装することで、地方の持続可能性向上を目指します。
株式会社PROPELaについて
株式会社PROPELaは、地域特化型のローカルECサービス「ものコトMarket」を開発・提供しています。地域の物産、体験、情報を一つのプラットフォームに集約し、地域の事業者や農家が主体となって運営できるデジタルインフラの構築を支援しています。自治体、地域公社、民間事業者などと連携し、地域資源の販売促進、関係人口の創出、地域経済の自立循環に向けた取り組みを全国で展開しています。
- 会社名:株式会社PROPELa
- 所在地:東京都新宿区
- 代表者:代表取締役 山中祐一郎
- コーポレートサイト:https://propela.co.jp/
- 「ものコトMarket」サービスサイト:https://monokoto-market.studio.site/
本件に関するお問い合わせ
株式会社PROPELa
担当:山中
コーポレートサイト:https://propela.co.jp/
サービスサイト:https://monokoto-market.studio.site/
記事要約(Summary)
株式会社PROPELaが開発し、コクヨ株式会社と連携して普及を進めるローカルECプラットフォーム「ものコトMarket」が、千葉県佐倉市で「佐倉ぐるぐるアグリMarket」として2026年7月15日にオープンします。全国5例目となる今回の実装では、佐倉市の農産物や加工品の販売、収穫体験の予約、援農募集、生産者情報の発信などを一つのポータルサイトに集約します。佐倉市地域農業再生協議会と佐倉市役所農政課が中心となり、有機農業をはじめとする地域農業の活性化、農家の販路拡大、「知産知消」の推進、農業を通じた関係人口の創出を目指します。
実証期間は2026年7月15日から2027年2月末までを予定しており、参加農家は期間中、固定のシステム利用料を負担せずに出品できます。PROPELaは導入支援や現地説明会を行い、実証終了後も地域の農家や関係者が主体となって継続運営できる体制づくりを支援します。
■プレスリリース配信元-株式会社PROPELa
























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