令和の新感覚デスゲーム小説として注目を集めている木爾チレン(きな・ちれん)氏の『二人一組になってください』(双葉社刊)が、2023年9月の発売以来重版を重ね、累計発行部数6万部を突破しました。友情やスクールカースト、いじめをテーマにした本作は、「令和版バトルロワイヤル」とも称され、多くの読者に衝撃と共感を与えています。
この冬、卒業シーズンに向けて新たに期間限定の冬カバー版が登場。人気イラストレーター・yudouhuさんによるブレザーを着た新イラストは、背景を白地にしたクリスマス仕様となっており、オリジナルの赤いカバーと並べるとクリスマスカラーを演出します。冬カバー版は12月12日出来の重版分から全国書店に出荷予定です。
「二人一組になってください」書誌情報

書名:二人一組になってください
著者:木爾チレン
発売日:2024年9月19日
定価:1815円(税込)
判型:四六判
ISBN:9784575247688
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あらすじ
卒業式直前の女子高で行われる特別授業、実態は「デスゲーム」だった――。
クラス全員が巻き込まれたこの過酷なゲームで、最後まで生き残るのは誰か?友情やカーストが入り乱れる中、彼女たちの運命が動き出す。
著者情報
木爾チレン(きな・ちれん)
1987年生まれ、京都府出身。2009年、大学在学中に執筆した短編小説「溶けたらしぼんだ。」で「第9回女による女のためのR-18文学賞」優秀賞を受賞。12年に『静電気と、未夜子の無意識。』でデビュー。21年に『みんな蛍を殺したかった』が大ヒット。他の著書に『私はだんだん氷になった』『神に愛されていた』などがある。2023年に小説紹介クリエイターのけんご氏と結婚した。。
期間限定特典内容

- カバー裏にスピンオフ掌編「はじまり」を掲載
- 3年1組のカースト表がデザインされた特製しおり付き
書店員からの熱い支持の声
書店員からも数多くのコメントが寄せられ、以下のような評価が話題を呼んでいます。
「おもしろすぎる!やばいです。夢中で読みました。女子高生たちの会話のなかに潜む毒・毒、ときどき愛。若さゆえの残酷さと、友情という言葉の曖昧さ。あの頃は自分の周りだけが世界の中心だった。年齢を重ねれば、それがいかに狭い世界であったか気がつく。でも大人たちも見て見ぬふりしていることたくさんありますよね?偏見、差別、戦争犯罪など。だから学校を卒業した私たちも制裁を受ける義務があるんじゃないんですかね…なんて。」
紀伊國屋書店さいたま新都心店 大森輝美さん
「『二人一組になってください』これが、怖いかどうかで、スクールカーストの位置づけがわかる。奇数で余って教師と組むことも、偶数で最後に手をつなぐことも、この恐怖はホラーよりも怖い。さすがのチレン先生、この一言で、背中に落ちる汗を、手のひらが湿る瞬間を一気に思い起こさせる。私は、この物語でいちばん嫌いなのは体育教師。小さな世界で、その鈍感力で、簡単に人を壊していく。ごめんなさいも反省も誰も救えはしない。許さないといけなくなるから。どうか、同じ思いに堕ちてくれ。この苦しみを我が事にしてくれ。どうか、どうか、誰かに届いてほしい。 差し出したその手を、この物語はつかんで離さない。この物語は祈り。空想でも妄想でも、こうあるかもしれないと思えることで、現実を超えていく希望の物語。 決して、あなたを独りにしない。」
未来屋書店高の原店 元尾和世さん
■プレスリリース配信元-株式会社双葉社
https://companydata.tsujigawa.com/company/1011101018672/
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