社会課題解決に挑むスタートアップを支援する
キックオフイベントをTokyo Innovation Baseで開催
東京都は、スタートアップとの協働を通じて都政課題や社会課題の解決を目指す「キングサーモンプロジェクト」において、新たに「インパクト創出プログラム」を創設します。本プログラムは、社会課題の解決に向けたプロジェクトの実施やプロダクト開発・社会実装を支援し、国内外で大きな社会的インパクトを生み出すスタートアップの成長を後押しするものです。
プログラムの立ち上げにあたり、東京都は2026年6月29日(月)に、Tokyo Innovation Base(TIB)にてキックオフイベントを開催します。イベントでは、事業概要や公募概要の説明に加え、大手事業会社等によるリバースピッチ、スタートアップや支援機関とのネットワーキングが実施される予定です。
キングサーモンプロジェクトとは

東京都は、令和元年度から「キングサーモンプロジェクト」を通じて、医療・福祉などの都の現場をスタートアップに実証フィールドとして提供し、都政課題の解決に向けた協働プロジェクトを推進してきました。スタートアップの革新的な技術やアイデアを行政現場に取り入れることで、社会課題の解決とスタートアップの成長を同時に実現することを目指しています。
さらに東京都は、昨年11月にバージョンアップしたスタートアップ戦略「Global Innovation Strategy 2.0 STARTUP & SCALEUP」において、グローバルで飛躍的に成長する企業を次々と生み出していく「グローバル」×「スケールアップ」を新たな取組の柱として位置付けました。
今回創設される「インパクト創出プログラム」は、この戦略を踏まえ、世界市場への挑戦を視野に入れたスタートアップのさらなる成長を支援する取り組みです。
「インパクト創出プログラム」の目的
「インパクト創出プログラム」は、社会課題の解決に向けて、多様なプレイヤーとの協働を通じ、スタートアップによる国内外でのプロジェクト実施やプロダクト開発・実装を支援するプログラムです。本プログラムでは、大企業、投資家、大学、アクセラレーター、事業会社などが「コラボレーター」として参画し、それぞれが持つ不動産、知見、技術、ネットワーク、実証フィールドなどのアセットやリソースをスタートアップに提供します。

スタートアップは、これらの支援を活用しながら、社会課題の解決に資するプロジェクトの具体化、実証、プロダクト開発、社会実装を進めていきます。東京都は本プログラムを通じて、より大きな社会的インパクトを生み出すスタートアップの輩出サイクルの確立を目指します。
令和8年度はコミュニティ「Agora」を形成
令和8年度は、スタートアップと大企業、投資家、大学、アクセラレーターなどの多様なプレイヤーが社会課題の解決に向けて議論し、プロジェクトを練り上げるコミュニティ「Agora」を形成します。「Agora」では、スタートアップとコラボレーターが互いの技術、課題、リソース、ニーズを共有しながら、社会的インパクトの大きいプロジェクトの創出を目指します。
令和9年度以降は実証・開発・社会実装を支援
令和9年度以降は、「Agora」で練り上げたプロジェクトについて、審査・採択を経た上で、国内外での実証や、ディープテック・スタートアップ等によるプロダクト開発・社会実装を支援します。
支援コースは、以下の3つが予定されています。
| コース | 支援期間 | 支援金額 | 採択件数の目安 |
|---|---|---|---|
| 国内実装コース | 12か月 | 3,000万円/件 | 4件 |
| 海外実装コース | 18か月 | 5,000万円/件 | 1件 |
| プロダクト開発コース | 24か月 | 3億円/件 | 2件 |
国内実装、海外展開、プロダクト開発など、スタートアップの成長フェーズや事業内容に応じた支援を行うことで、社会課題解決型スタートアップの飛躍的な成長を後押しします。
コラボレーターとして想定される参加者
本プログラムでは、スタートアップの支援や協働に参画する「コラボレーター」として、以下のような企業・団体・機関を想定しています。
実装フィールドの提供又は顧客候補
国内外に実装フィールドを持つ事業会社などが想定されています。スタートアップに対して、実証の場や顧客候補としての協働機会を提供します。
プロダクト開発環境の提供
電機メーカーやものづくりメーカーなどが、開発環境、技術支援、製造ノウハウなどを提供することが想定されています。
海外展開・ディープテック等の知見提供
VC、アクセラレーター、大学などが、資金調達、海外展開、ディープテック領域の事業化、研究開発、社会実装に関する知見を提供します。
取り組む社会課題テーマ
「インパクト創出プログラム」では、以下の2つの社会課題テーマを設定し、スタートアップによる課題解決を支援します。
1. 気候変動・エネルギー対策
気候変動やエネルギーに関する課題を対象とし、暑熱対策、再生可能エネルギー、高効率なエネルギーマネジメントなどに関するプロジェクトが想定されています。
2. しなやかで強靭な社会基盤の構築
防災、インフラ維持管理、食料安全保障、廃棄ロス、廃棄物処理など、持続可能で強靭な社会基盤の構築に関するプロジェクトが対象となります。
対象となるスタートアップ
本プログラムでは、以下のようなスタートアップを対象としています。
・優れたテクノロジーやアイデアによってイノベーションを創出し、本プログラムのテーマに適合した事業を行っていること
・実証又は販売可能なプロダクト・サービスを有していること、又は自社のコアとなる技術・製品の基礎開発フェーズが完了していること
・概ね創業10年以内の未上場企業であること
・VC、CVC、又はそれらに相当する機関からの資金調達実績等を有すること
・東京において事業展開を行っていること、又は今後事業展開を行おうとしていること
グローバル市場への挑戦を視野に入れながら、社会課題の解決に取り組むスタートアップにとって、本プログラムは実証・開発・実装・海外展開を加速させる機会となります。
キックオフイベント開催概要
「インパクト創出プログラム」の開始にあたり、東京都はキックオフイベントを開催します。本イベントは、本プログラムへの参画に関心のあるスタートアップや、支援・協働を検討するコラボレーターを対象としたものです。事業概要や公募概要の説明に加え、大手事業会社等によるリバースピッチ、参加者同士のネットワーキングが予定されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | キングサーモンプロジェクト「インパクト創出プログラム」キックオフイベント |
| 日時 | 2026年6月29日(月)18時00分〜20時00分 |
| 会場 | Tokyo Innovation Base(TIB) |
| 所在地 | 東京都千代田区丸の内3-8-3 |
| 対象 | 本プログラムへの参画に興味・関心があるスタートアップ又はコラボレーター |
| 主な内容 | 事業概要・公募概要の説明、大手事業会社等によるリバースピッチ、ネットワーキング |
参加には事前の来場登録が必要です。詳細は、キングサーモンプロジェクト「インパクト創出プログラム」専用ページをご確認ください。
キングサーモンプロジェクト「インパクト創出プログラム」専用ページ
https://kingsalmon.metro.tokyo.lg.jp/social-impact/
「2050東京戦略」を推進する取り組み
本件は、東京都が掲げる「2050東京戦略」を推進する取り組みの一環です。特に、戦略10「スタートアップ」における「世界で活躍するスタートアップを育成」という方向性に基づき、社会課題解決型スタートアップの成長支援、グローバル展開、社会実装を後押しします。東京都は、スタートアップ、大企業、投資家、大学、アクセラレーターなど多様なプレイヤーとの協働を通じて、社会課題の解決と新たな成長産業の創出を目指していきます。
記事要約(Summary)
東京都は、キングサーモンプロジェクトの新たな取り組みとして「インパクト創出プログラム」を創設します。本プログラムでは、気候変動・エネルギー対策や、防災・インフラ維持管理・食料安全保障などの社会課題をテーマに、スタートアップによる国内外での実証、プロダクト開発、社会実装を支援します。
令和8年度は、スタートアップと大企業、投資家、大学などのコラボレーターが議論を行うコミュニティ「Agora」を形成し、令和9年度以降は採択プロジェクトに対して最大3億円規模の支援を行う予定です。
また、2026年6月29日(月)には、Tokyo Innovation Base(TIB)にてキックオフイベントを開催します。スタートアップ支援、社会課題解決、グローバル展開、ディープテック、プロダクト開発に関心のある企業・団体にとって、協働や事業創出のきっかけとなるイベントです。
■プレスリリース配信元-東京都
https://companydata.tsujigawa.com/company/8000020130001/
























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