高専がオンラインで最新特許技術を公開!
10月8日、企業向け技術説明会開催
高専機構が新技術説明会をオンライン開催
独立行政法人国立高等専門学校機構(以下「高専機構」、理事長:谷口功)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)との共催で、2024年10月8日(火)にオンラインで新技術説明会を開催いたします。今回の説明会では、高専機構が開発した特許技術を企業に向けてライセンス提供する機会として、研究者自らが実践的なプレゼンテーションを行います。参加者は、企業の課題解決に役立つ革新的な技術に直接触れることができる絶好のチャンスです。ぜひお気軽にご参加ください!
イベント詳細:高専新技術説明会
- 日時: 2024年10月8日(火)13:25~15:55
- 開催形式: オンライン
- 参加費: 無料
- 対象者: 新技術や産学連携に関心のある企業、研究機関関係者
- 申込締切: 10月7日(月)24:00まで
- 参加申込URL: こちらからお申込みください
プログラム内容
13:25~13:30 | 開会挨拶 国立高等専門学校機構 研究担当理事 鈴木 秋弘 |
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13:30~13:55 | 【エネルギー】 1)固体高分子型燃料電池カソード触媒高活性化に向けたイオン液体機能層の開発 奈良工業高等専門学校 物質化学工学科 准教授 山田 裕久 ・新技術の概要 疎水性と酸素溶解度を制御し、燃料電池カソード触媒の活性を向上させる機能を持つホスホニウムイオン液体の開発。燃料電池触媒に含浸あるいは塗布することで触媒活性を向上させる機能層として使用することができる。 |
14:00~14:25 | 【計測】 2)回転型永久磁石を磁界源に用いた鋼床版橋梁溶接リブき裂の渦電流探傷の技術開発 鈴鹿工業高等専門学校 電子情報工学科 准教授 板谷 年也 ・新技術の概要 新たに回転する永久磁石を磁界源として渦電流を発生させる渦電流探傷試験システムを開発した。従来の交流励磁したコイルを磁界源とした渦電流探傷試験と比較した場合、同じ磁界の強さを達成するのに必要な電力消費を抑えることに成功した。この技術シーズを改良し、鋼床版橋梁の縦リブ溶接部の高所非破壊検査作業現場に持ち運び容易な電磁非破壊検査技術の実現を目指す。 |
14:30~14:55 | 【情報】 3)公開気象情報等と機械学習による交通運行予測 仙台高等専門学校 総合工学科 教授 園田 潤 ・新技術の概要 一般に公開されており誰でも利用可能なアメダスなどの気象データやその他オープンデータと、機械学習による電車や船舶など交通運行予測を提供する。ここでは例として、気象庁のアメダスやひまわりのデータを用いた離島定期船の運行予測について、1週間後の運行予測が週間天気予報と同程度の精度で可能であることを示す。 |
15:00~15:25 | 【アグリバイオ】 4)リュウキュウ松抽出物による小児アレルギー抑制効果品の研究・開発 沖縄工業高等専門学校 生物資源工学科 教授 池松 真也 ・新技術の概要 粘膜型マスト細胞を試験管内で再現することができたことでアレルギーの元となる物質で刺激した際にマスト細胞が活性化し、情報伝達物質であるヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質が遊離する評価系が再現できた。また、その一つ前の工程である通常のマスト細胞を粘膜型マスト細胞に誘導した際に産生される「MCPT-1」というタンパク質を標的として設定することができた。この試験管内の評価系において、沖縄の生物資源を加えた際にMCPT-1の発現を抑えることができる生物資源が発見できた。 |
15:30~15:55 | 【材料】 5)トイレ用水や噴水などの雑用水を浄化するポルフィリン抗菌・抗藻剤 宇部工業高等専門学校 物質工学科 教授 廣原 志保 ・新技術の概要 我々のがん医療(PET,PDTなど)薬の知見をもとに、太陽光などの可視光で高い光殺傷効果を示すポルフィリンに水溶性と光安定性を付与した、ポルフィリン抗菌・抗藻剤を開発した。この材料は、市販の水槽用薬剤に比べて2倍以上のコケ抑制能を示した。 |
独立行政法人国立高等専門学校機構について
高専機構は、日本全国に51校を展開し、次世代の技術者を育成する高等教育機関です。5年間の一貫教育により、実践的な知識と技術を身につけた卒業生は、日本の産業界や社会の中核を担い、グローバルな技術革新にも貢献しています。
お問い合わせ先
独立行政法人国立高等専門学校機構
東京都八王子市東浅川町701-2
URL: https://www.kosen-k.go.jp/
■プレスリリース配信元-独立行政法人国立高等専門学校機構
https://companydata.tsujigawa.com/company/8010105000820/
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