建設現場の「アカウント登録の壁」を解消
現場全体のKY活動・安全管理DXを推進
株式会社Arch(本社:大阪府大阪市、代表取締役:松枝 直・北山 太志)は、AIを活用した安全管理SaaS「KY-NEXT」において、アカウント登録をせずにKYシート(危険予知活動の記録)を作成できる新機能を、2026年10月5日より提供開始しました。新機能では、協力会社の職長が現場に設置されたQRコードをスマートフォンで読み取るだけで、KYシートの作成からヒヤリハット報告まで行うことができます。
アプリのインストールをはじめ、ID・パスワードの設定、メールアドレスの登録などは不要です。元請企業側による協力会社ごとのアカウント発行・管理業務を削減するとともに、日々入れ替わる作業員を含めた現場全体のKY活動のデジタル化を後押しします。
本機能は、「KY-NEXT」を契約中の企業であれば追加費用なしで利用できます。
建設現場のKYデジタル化を阻んでいた「最初の登録」
建設現場では、作業開始前にその日の作業内容に潜む危険を洗い出し、事故を防ぐための対策を共有する「KY(危険予知)活動」が日常的に実施されています。KY活動では、元請企業だけでなく、協力会社や職長、作業員など、その日に現場へ入場する全員が安全情報を共有することが重要です。
一方、建設現場には複数の協力会社が参加し、日によって作業員が入れ替わるケースも少なくありません。従来、KY活動をデジタル化する場合には、利用者ごとにアカウントを発行し、メールアドレスの登録やパスワード設定、ログインなどを行う必要がありました。
システム自体の操作は簡単でも、利用開始時の登録作業が負担となり、現場への浸透が進まず、結果として紙のKYシートを併用し続けるケースもありました。
導入企業から寄せられた「登録作業への負担」
KY-NEXTの導入企業からは、アカウント登録について次のような声が寄せられていました。
「KYの操作自体は簡単でわかりやすいのに、最初の職長のユーザー登録で、メールとブラウザを行き来するうちにつまずいてしまう」(導入企業A社)
また、別の導入企業からは、
「私用の携帯電話しか持たない作業員などに登録をお願いすると、個人のメールアドレスを使うことをセキュリティ面から嫌がられることがある。登録をお願いする際の説明の負担が大きい」(導入企業B社)
との声も寄せられています。Archは、こうした建設現場特有の課題を踏まえ、「最初の登録」という利用開始時の障壁を取り除き、現場に入る人がその日からKY活動へ参加できる環境を実現するため、今回の新機能を開発しました。
QRコードを読み取るだけ アカウント登録やアプリ不要でKYシートを作成
今回提供を開始した新機能の大きな特徴は、協力会社の職長や作業員が、個別のアカウントを持っていなくてもKY-NEXTを利用できる点です。現場に設置されたQRコードをスマートフォンで読み取ることで利用を開始でき、メールアドレスの登録やID・パスワードの入力は必要ありません。
アカウント登録・アプリインストールが不要
専用アプリをスマートフォンへインストールする必要はなく、QRコードからアクセスするだけで利用できます。IDやパスワードを発行・管理する必要もないため、協力会社の職長・作業員だけでなく、元請企業の管理担当者にとっても運用負担の軽減につながります。
現場への入場からKYシート作成までを一連の流れに
Archが提供する「Arch秒速チェックイン」と組み合わせることで、現場への入場チェックインからKYシート作成までを一連の流れとして行うことも可能です。現場に入った作業員が、その場で安全確認とKY活動に参加できる仕組みを構築することで、紙や複数システムへの重複入力を減らし、現場管理業務の効率化を支援します。
KY-NEXTの詳細:https://arch-dx.co.jp/services/arch_ky-next
KYシートの月間作成数は3カ月で約5倍に増加

KY-NEXTの利用は建設現場で拡大しています。Archによると、KY-NEXTを通じて作成されたKYシートの月間作成数は、2026年6月から9月までの約3カ月間で約5倍に増加しました。2026年9月28日時点で利用量が大きく伸びており、建設現場におけるKY活動のデジタル化が進んでいることがうかがえます。
今回、アカウントを持たない協力会社の職長なども利用しやすくなることで、さらに幅広い作業員がデジタルKYへ参加できる環境の構築を目指します。
AIでKYを自動作成 蓄積した安全管理データを活用へ
KY-NEXTは、単に紙のKYシートをデジタル化するだけでなく、AIを活用して安全管理業務そのものを効率化するサービスとして機能拡張が進められています。2026年8月には、AIによるKYの自動作成機能を実装しました。
作業内容などの情報をもとにAIが危険要因を予測し、KYシートの作成を支援することで、安全管理担当者や職長の書類作成負担を軽減します。
「Arch Intelligence」を中心に建設現場の書類作成を自動化

Archでは、AIテクノロジー「Arch Intelligence」を中心として、「KY-NEXT」「安全セーフティ」「作業間調整」「デジカキ」などの製品を相互に連携させ、建設現場における書類作成業務の自動化を進めています。今回の新機能によって、アカウントを持たない協力会社の職長や作業員もKY活動へ参加できるようになることで、これまで分散していた現場全体のKY記録をデータとして蓄積しやすくなります。
Archは今後、蓄積したデータをAIによる危険予知の精度向上に活用するとともに、作業計画書や各種届出書類の自動作成などへ展開する方針です。建設現場で働くすべての人の安全情報をつなぎ、現場の安全性向上と生産性向上の両立を目指します。
KY-NEXTとは

「KY-NEXT」は、AIがその日の作業内容から危険を予測し、KYシートの作成を支援する次世代の安全管理SaaSです。企業ごとに異なる独自のKY様式を再現できるほか、入退場記録や出面日報などの情報とも連携。従来、紙やExcelなどで管理されていた安全管理業務をデジタル上で一元管理できます。AIによる危険予知支援と現場データの連携を通じ、KY活動の効率化だけでなく、安全管理業務全体のDXを支援します。
株式会社Archについて
株式会社Archは、「Arch 現場管理プラットフォーム」の開発・提供を手掛ける建設DX企業です。AIをはじめとするテクノロジーを活用し、建設現場における安全管理や書類作成、入退場管理などの業務効率化を支援しています。
会社名: 株式会社Arch
設立: 2021年9月28日
所在地: 大阪府大阪市北区曽根崎新地一丁目13番22号 御堂筋フロントタワー
代表者: 代表取締役 松枝 直、北山 太志
事業内容: 「Arch 現場管理プラットフォーム」の開発・提供
資本金: 100,000,000円
公式サイト: https://arch-dx.co.jp/
お問い合わせ先
株式会社Arch
お問い合わせ:https://arch-dx.co.jp/contact/index
記事要約(Summary)
株式会社Archは2026年10月5日、AI安全管理SaaS「KY-NEXT」に、アカウント登録なしでKYシートを作成できる新機能を追加しました。協力会社の職長や作業員は、現場のQRコードをスマートフォンで読み取るだけで利用でき、アプリのインストールやメールアドレス、ID・パスワードの登録は不要です。これまで建設現場のKYデジタル化における課題となっていた「アカウント登録の壁」をなくし、元請企業のアカウント管理負担を軽減するとともに、日々入れ替わる作業員を含めた現場全体でのKY活動のデジタル化を促進します。
KY-NEXTでは2026年8月にAIによるKY自動作成機能も実装しており、今後は現場全体から蓄積されるKYデータを「Arch Intelligence」と連携。AIによる危険予知の精度向上や、作業計画書・各種届出書類の自動作成などに活用し、建設現場の安全性と生産性の向上を目指します。
■プレスリリース配信元-株式会社Arch

























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