災害支援・環境監視のための空間情報提供
今後の対応について発表
2025年5月14日(水)15時頃、愛知県犬山市の入鹿池で発生した航空自衛隊T-4練習機の墜落事故を受け、空間情報技術を提供する株式会社テラ・ラボ(本社:愛知県春日井市)は、事故翌日の5月15日(木)に自社保有の計測用検証機による飛行調査を実施しました。
調査では、墜落現場を中心とした約33平方キロメートルの範囲を高精度で空間計測。取得したデータを基に「共通状況図」を作成し、現在進行中の自衛隊や関係機関による捜索・救助活動を支援する目的で情報提供を行いました。
事故概要:航空自衛隊T-4練習機の墜落
航空自衛隊新田原基地所属のT-4練習機1機が、5月14日15時6分に愛知県の小牧基地を離陸。その約2分後の15時8分ごろ、基地の北東約13キロの地点(入鹿池周辺)でレーダーから機影が消失しました。機体には1等空尉および2等空尉の男性隊員2名が搭乗しており、現在も自衛隊などによる懸命な捜索活動が行われています。
テラ・ラボの対応:空間データの収集と迅速な情報共有

テラ・ラボは、事故発生の翌日である2025年5月15日(木)に対応を実施。独自開発の空間計測技術を用いた飛行調査により、事故現場周辺の広範囲な地理空間情報を取得し、救助・捜索活動に有用な地理情報(共通状況図)として整理しました。
この共通状況図は、テラ・ラボが提供する空間情報プラットフォーム「テラ・クラウド」を通じて、関係機関へ共有されており、迅速な判断・行動に貢献しています。なお、「テラ・クラウド」は現在、関係機関専用のシステムとして運用しており、一般公開は行っておりません。
今後の取り組み:環境影響の監視と継続支援
テラ・ラボは、今後も捜索・救助に必要な情報提供を継続していくとともに、墜落による油の流出が周辺農業や自然環境に与える影響を監視するための環境調査も継続的に行っていく予定です。
今後の空間データ取得・解析結果についても、関係機関と連携し、的確な支援と情報提供を進めてまいります。
会社概要
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 株式会社テラ・ラボ |
業種 | 情報通信 |
所在地 | 〒486-0816 愛知県春日井市不二ガ丘3-28 |
電話番号 | 050-3138-1612 |
代表者 | 松浦 孝英 |
設立 | 2014年3月 |
企業サイト | https://terra-labo.jp |
記事要約(Summary)
- 2025年5月14日に発生した航空自衛隊T-4練習機の墜落事故を受け、テラ・ラボが即応。
- 翌日、計測機による飛行で33平方キロを計測、共通状況図を作成。
- 救助活動や環境影響評価のため、関係機関へ情報提供を実施。
- 空間情報プラットフォーム「テラ・クラウド」を活用(非公開)。
- 今後も環境調査および支援活動を継続予定。
■プレスリリース配信元-株式会社テラ・ラボ
https://companydata.tsujigawa.com/company/2180001113450/
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