プレスリリース

京都発の紙専門店「辻徳」がホテル・旅館向けに新商品を提案

2025.02.06 / 最終更新日：2025.02.06

日本の伝統美を現代に—懐紙の可能性を広げる「辻徳」の挑戦！
香る加湿器「tatana」、和のアロマ「senka」、和綴じノートが登場

株式会社辻商店（本社：京都市左京区、代表取締役社長：辻敦子）は、創業100年を迎える懐紙専門店「辻徳」として、懐紙を活用した新しい商品「tatana」「senka」「和綴じノート」を開発・発売しました。これらの商品は、和の伝統を現代の生活に取り入れ、ホテルや旅館業界にも最適な「和のおもてなし」を提供するものです。また、この度「国際ホテル・レストラン・ショー」に出展し、多くの企業・関係者から注目を集めました。

懐紙の新たな可能性を探求

懐紙は、茶席でのみ使用される紙ではなく、書く・拭く・包む・敷くといった多用途に活用できる実用的な紙です。かつては日常生活の中で広く使われていたこの懐紙を、現代のライフスタイルに取り入れられる形で提案したいという想いから、辻徳では様々な商品開発を進めてきました。今回発表した「tatana」「senka」「和綴じノート」は、その想いを形にしたものです。

新商品ラインナップ

1. 香りを楽しむ加湿器「tatana」

「tatana」は、懐紙に香りをつけて楽しむ新しいタイプの加湿器です。商品名は「幾重にも重なる」という意味を持つ古語「たたなづく」から名付けられました。ひも付きの台紙が自立するため、机の上に置くことも、吊るして使うことも可能です。オリジナルデザインでの制作も可能で、企業のノベルティや宿泊施設のアメニティとしても最適です。

価格：未定（仕様によって見積もり）
素材：紙（ひもも含めて100％紙）
サイズ：110×43mm（たたんだ状態）

2. 和紙のアロマディフューザー「senka」

「senka」は、ジャバラ折りの懐紙にアロマを含ませて使うディフューザーです。コンパクトで持ち運びしやすく、電気や火を使わないため環境にも優しい仕様です。商品名は、懐紙を扇状に折りたたんだ姿を表した「扇香（せんか）」という造語に由来しています。

価格：￥1,400～（アロマオイルを除く）
素材：紙 / 木
サイズ：木の部分：70×30×20mm / 紙の部分：145×175mm

3. 伝統技法を生かした「和綴じノート」

「和綴じノート」は、懐紙75枚に和紙の表紙をつけ、伝統的な和綴じ製法で仕上げたノートです。通常サイズのほか、コンパクトなミニサイズも用意しており、記念品や宿泊施設のアメニティとしても活用できます。

価格：未定
素材：和紙
サイズ：通常サイズ：140×170mm / ミニサイズ：120×80mm

国際ホテル・レストラン・ショーへの出展

今回、これらの新商品を「国際ホテル・レストラン・ショー」に出展し、多くのホテル・旅館業界の関係者にご紹介しました。日本の伝統である懐紙を、現代のホスピタリティ業界に活かす試みとして、多くの来場者から関心を寄せられました。

100年以上の歴史を持つ「辻徳」のこだわり

辻徳は、懐紙の良さをより多くの人に知ってもらいたいという思いから、自社オリジナルの懐紙を制作・販売してきました。現在では100種類以上のデザインを取り揃え、印刷・型抜き・型押し・透かし加工など、様々な技術を駆使したオーダーメイド製品も展開しています。辻徳では、これまで多くの企業からオーダーメイド懐紙の依頼を受けてきました。今後は、日本独自の懐紙文化を国内外に広めるため、さらなる商品開発と市場拡大に取り組んでまいります。