株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、フィリピンのMagsaysay Maritime Corporation(以下「MMC」)と共同で設立した商船大学「MOL Magsaysay Maritime Academy Inc.」(以下「MMMA」)が、2月20日にマニラ近郊のキャンパスで第1回の卒業式典を挙行したことをお知らせします。
盛大に執り行われた商船大学の卒業式
この式典には、ロン・サロ下院議員や、越川駐フィリピン日本国特命全権大使などの要人をはじめ、MMCの親会社である「A. Magsaysay, Inc.」のドリス・マグサイサイ・ホーCEO兼社長、当社社長の橋本、学校関係者や卒業生の家族など約600名が参加しました。また、乗船訓練を含めた4年間の教育課程を修了した第1期生280名のうち、スケジュールの都合で乗船中の者を除く91名が卒業証書を受け取りました。
橋本社長からの卒業生へのスピーチ
当社社長の橋本は、卒業生やその家族、学校関係者に対して、新型コロナウイルス感染症の影響下での学習や生活に対する感謝と敬意を表明するとともに、卒業生に対しては、「家族の支えと自らの努力によって得た知識や経験を活かして、新しい航路を切り拓いてほしい」というエールを送りました。
卒業生の約半数は、海技資格を取得後、当社グループの船舶に三等航海士や三等機関士として乗務し、船長や機関長を目指してキャリアを積んでいきます。世界の海上輸送量が増える中、安全な輸送サービスの提供には優秀な船員の育成と確保が不可欠です。フィリピン人船員は当社グループの乗組員の中心をなしており、高度な船舶運航技術のもとで、安全な輸送サービスの提供に貢献しています。当社グループは、MMMAでの厳格な訓練と基礎教育を通じて、即戦力となる優秀な船員を継続的に育てていきます。
さらに、この取り組みは、サステナビリティ課題の一つである「人の活躍と地域社会の発展」にも寄与しています。当社グループは、社会インフラ事業の責任ある担い手として、「安全」なオペレーションで人々の日常生活を支え続けます。
MMMAについて
MMMAは、2018年8月に開校した4年制の商船大学で、全寮制です。1学年あたり最大300名(航海科、機関科各々で約150名)の学生を受け入れています。学校名は、当社とMMCが共同で設立した船員配乗会社「Magsaysay MOL Marine, Inc.」の頭文字をとって名付けられました。学長は、Dr. Michael C. Moralesが務めています。学校の所在地は、フィリピン Cavite州 Dasmariñas市 Salitranで、首都マニラから南に約30kmの場所にあります。
■プレスリリース配信元-株式会社商船三井
https://companydata.tsujigawa.com/company/4010401082896/
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