1978年竣工の貴重な住宅建築を販売。
詩人・映像作家の鈴木志郎康と家族が暮らした歴史ある住まい
株式会社TBH不動産は、世界的に評価される建築家・篠原一男が設計した住宅建築「上原曲り道の住宅」(東京都渋谷区上原3丁目)の販売を、2026年10月13日(火)より開始しました。販売価格は10億円です。1978年に竣工した「上原曲り道の住宅」は、「住宅は芸術である」という思想を掲げた篠原一男の建築作品の一つです。三層にわたる吹抜け空間や、鉄筋コンクリートの柱と梁が生み出す独創的な構成など、建築家の思想が随所に表現されています。
また、同住宅は、詩人・映像作家として活躍した鈴木志郎康とその家族が暮らした住まいとしても知られています。長年にわたり、家族の生活と芸術活動、さまざまな文化人との交流が育まれてきました。今回の販売にあわせて、建築の特徴や鈴木家の暮らし、創作活動の歴史、物件概要などを詳しく紹介する専用ウェブサイトも公開しています。
世界的建築家・篠原一男が手がけた「上原曲り道の住宅」とは

「住宅は芸術である」を追求した日本を代表する建築家
篠原一男(1925~2006年)は、日本の近現代建築に大きな影響を与えた建築家です。「住宅は芸術である」という思想のもと、住宅を単なる生活のための建物ではなく、独立した芸術作品として捉え、独創的な建築空間を追求してきました。代表作には「から傘の家」「白の家」「谷川さんの住宅」などがあり、その建築思想は伊東豊雄、長谷川逸子、坂本一成をはじめとする後世の建築家にも影響を与えています。2010年には、第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展において記念金獅子賞を受賞しました。
また、初期の代表作「から傘の家」は、2022年にドイツのヴィトラ キャンパスへ移築・再建されています。篠原の住宅建築は日本国内にとどまらず、国際的にも高い関心を集めています。
こうした建築史的な背景を持つ「上原曲り道の住宅」は、篠原一男が探究してきた住宅建築の可能性を、現在も実際の空間を通して体感できる作品です。
1978年竣工、三層吹抜けと二本の柱が生み出す独創的な建築空間

力強い構造と大胆な色彩が融合した住宅建築
東京都渋谷区上原に位置する「上原曲り道の住宅」は、1978年に竣工しました。最大の特徴は、三層にわたって広がる吹抜けの広間と、その空間にそびえる二本の鉄筋コンクリートの柱、上部を横断する梁によって構成された独創的な建築空間です。構造そのものを空間表現の中心に据えることで、一般的な住宅とは異なる力強さと緊張感を生み出しています。さらに、鮮やかな赤や緑の色彩、開口部から差し込む自然光が組み合わさり、室内の場所や時間帯によって異なる表情を見せます。
中でも、鮮やかな赤に包まれた地下の「赤の部屋」は、強い印象を残す空間の一つです。一方で、柱のそばで読書をしたり、壁に映る光の変化を楽しんだりと、日々の何気ない生活の中で建築の魅力を感じられることも、この住宅ならではの特徴です。建築作品としての芸術性と、日常生活を営む住まいとしての機能が共存している点に、「上原曲り道の住宅」の大きな魅力があります。
詩人・映像作家の鈴木志郎康が暮らした文化的価値を持つ住宅
詩・映像・漫画など、多彩な表現活動の舞台に
「上原曲り道の住宅」は、著名な詩人・映像作家である鈴木志郎康(1935~2022年)と家族が暮らした場所でもあります。鈴木志郎康は、日常生活や身近な風景を独自の視点で捉えた詩や映像作品を発表し、H氏賞や萩原朔太郎賞を受賞した表現者です。文学だけでなく映像制作にも取り組み、幅広い創作活動を展開しました。また、谷川俊太郎、つげ義春、荒木経惟、森山大道など、文学・漫画・写真をはじめとする多様なジャンルの表現者たちと交流していたことでも知られています。
この住宅では、訪れた人々と食事を囲んだり、白い壁に映像を投影したり、地下の書斎兼映写室で上映会を開催したりする時間が重ねられてきました。地下に設けられた「赤の部屋」には、かつてつげ義春の作品を含む数多くの漫画が壁一面に並べられていたといいます。
建築空間の中には、鈴木志郎康の創作活動だけでなく、家族との生活や人々との交流によって育まれた文化的な記憶が息づいています。「上原曲り道の住宅」は、建築家・篠原一男の思想と、詩人・鈴木志郎康の創作活動が重なり合った、特別な歴史を持つ住宅といえます。
建築と暮らしの歴史を次世代へ継承するための販売
建築作品の価値を理解し、大切に受け継ぐ所有者へ
今回の販売では、単に不動産として住宅を売却するだけでなく、篠原一男が生み出した建築空間と、鈴木志郎康や家族が築いてきた生活・創作の歴史を、次の所有者へ伝えることを目指しています。著名な建築家が手がけた住宅であっても、実際に人が暮らし続けることで、その空間には新たな価値や歴史が重ねられていきます。「上原曲り道の住宅」においても、篠原一男の設計思想と、鈴木家が長年積み重ねてきた日常の両方が、建物の魅力を形づくっています。
TBH不動産では、こうした建築的・文化的価値を理解し、建物を大切にしながら次の時代へ受け継いでいく方との出会いを目指しています。歴史ある建築作品を保存するという視点だけでなく、その空間で新たな暮らしや時間を育んでいくことも、今回の販売に込められた大切な考え方です。
「上原曲り道の住宅」販売価格は10億円、代々木上原駅から徒歩8分

土地面積148.72㎡・建物面積240.94㎡の物件概要
「上原曲り道の住宅」は、東京都渋谷区上原3丁目に所在し、小田急小田原線・東京メトロ千代田線「代々木上原」駅から徒歩8分の場所に位置しています。物件の詳細は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 物件名 | 上原曲り道の住宅 |
| 所在地 | 東京都渋谷区上原3丁目 |
| 交通 | 小田急小田原線・東京メトロ千代田線「代々木上原」駅 徒歩8分 |
| 設計 | 篠原一男 |
| 竣工 | 1978年 |
| 土地面積 | 148.72㎡(公簿) |
| 建物面積 | 240.94㎡(登記簿・各階床面積合計) |
| 販売価格 | 10億円 |
| 引渡し | 現況有姿・即時 |
| 取引態様 | 媒介 |
| 販売開始日 | 2026年10月13日(火) |
| 取扱会社 | 株式会社TBH不動産 |
内覧については完全予約制となっており、個別に案内が行われます。販売条件の詳細や購入相談、取材・撮影などについては、TBH不動産へのお問い合わせが必要です。
販売専用ウェブサイトを公開、建築写真や物件情報を紹介
販売開始にあわせて、「上原曲り道の住宅」の魅力を紹介する専用ウェブサイトが公開されました。ウェブサイトでは、建物の外観や特徴的な内部空間を収めた写真とともに、篠原一男による建築設計の特徴や、鈴木志郎康と家族が過ごした暮らし、創作活動の歴史などを詳しく紹介しています。また、販売価格や物件概要の確認に加え、購入相談、資料請求、内覧に関するお問い合わせも受け付けています。
建築作品としての魅力だけでなく、住宅としての歴史や背景を理解できる情報がまとめられており、購入を検討する方にとって重要な情報源となっています。
販売用ウェブサイト: https://uehara-1978.com/
販売に関するお問い合わせ
株式会社TBH不動産
所在地:東京都千代田区神田三崎町3丁目2番13号 秋和ビル303
電話番号:03-6265-4790
メールアドレス:[email protected]
公式ウェブサイト:https://tbh-re.com/
物件専用サイト:https://uehara-1978.com/
※内覧は完全予約制です。物件の詳細や販売条件、取材・撮影については、株式会社TBH不動産までお問い合わせください。
参考資料・引用について
本記事における篠原一男の「住宅は芸術である」という言葉および経歴については、TOTO株式会社が2025年1月15日に公開した「篠原一男 空間に永遠を刻む――生誕百年 100の問い」を参考にしています。なお、「住宅は芸術である」の表現は、同資料に掲載された言葉を参照したものであり、篠原一男本人の原著から直接引用したものではありません。
記事要約(Summary)
株式会社TBH不動産は、建築家・篠原一男が設計した「上原曲り道の住宅」の販売を、2026年10月13日より販売価格10億円で開始しました。1978年竣工の同住宅は、三層吹抜けの広間や二本の鉄筋コンクリート柱、大胆な色彩構成など、篠原一男の建築思想を体現した独創的な住宅です。さらに、詩人・映像作家の鈴木志郎康とその家族が長年暮らし、文学・映像・芸術に関わる人々との交流が育まれてきたという文化的背景も持っています。
今回の販売は、日本の現代住宅建築を象徴する作品の一つを、次の時代へ受け継ぐ機会となります。建築的価値と暮らしの歴史が共存する「上原曲り道の住宅」。その魅力や物件の詳細は、公開された販売専用ウェブサイトで確認できます。
■プレスリリース配信元-株式会社TBH不動産

























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