係留気球で宇宙港の安全確保!
ASTRO GATEがロケット打ち上げ時の海域監視の実証実験に成功
ASTRO GATE株式会社(本社:東京都あきる野市、代表取締役:記載があれば追記)は、2025年1月20日から1月26日にかけて福島県南相馬市において、SkySense合同会社(本社:東京都港区)、株式会社銀星アド社(本社:東京都千代田区)と共同で、係留気球を用いた海域観測の実証実験を実施し、成功しました。これは、将来のスペースポート(宇宙港)運用における安全対策の一環として、ロケット打ち上げ時の立入禁止海域への船舶の侵入監視を目的としたものです。本取り組みは、KDDI株式会社の宇宙共創プログラム「MUGENLABO UNIVERSE」の支援を受けて実施されました。
実証実験の背景と目的

ASTRO GATEは、スペースポートの調査、企画、運営事業等に取り組んでおり、安全で効率的なロケット打ち上げの実現を目指しています。ロケット打ち上げ時には、機体の一部が海上に落下する可能性があるため、安全確保のため関係機関と協議の上、周辺海域に立入禁止区域が設定されます。この立入禁止海域への船舶の侵入を監視することは、安全な打ち上げ運用に不可欠です。
本実証実験は、SkySenseが提供するHAPSソリューションの応用として、係留気球を活用した海域監視の可能性を検証するために行われました。将来的には、国内外のスペースポートにおける安全対策としてだけでなく、海難救助などへの応用も視野に入れています。
実証実験の内容と結果
福島県の相馬双葉漁業協同組合の協力を得て、漁船を立入禁止海域に見立てた海域内に出航させました。SkySenseと銀星アド社が海抜約500mに係留気球を浮揚させ、搭載カメラで海域を撮影し、漁船を高解像度で捉えることに成功しました。この結果から、係留気球による海域監視の実現可能性が確認されました。
ASTRO GATEは本実験において、各種調整および調達業務を担当しました。
今後の展望
ASTRO GATEは、スペースポートの安全かつ低コストな運営を目指し、今後も様々な企業と連携しながら、周辺環境整備やソリューション提供に尽力していきます。今回の実証実験で得られた知見を活かし、より高度な海域監視システムの開発を進め、宇宙産業の発展に貢献していきます。
各社の役割
- ASTRO GATE株式会社: スペースポート運営に向けた各種調整および調達業務
- SkySense合同会社: HAPSソリューションの提供、係留気球による観測システムの構築
- 株式会社銀星アド社: 係留気球の提供と運用
- KDDI株式会社: 「MUGENLABO UNIVERSE」を通じた支援(販路拡大支援、事業化支援など)
関連リンク
- ASTRO GATEウェブサイト:https://astrogate.jp/
- SkySenseウェブサイト:https://www.sky-sense.jp/
- 銀星アド社ウェブサイト:https://ginseiad.co.jp
- KDDI「MUGENLABO UNIVERSE」公式ページ: https://www.kddi.com/open-innovation-program/mugenlabo/universe/
■プレスリリース配信元-ASTRO GATE株式会社
https://companydata.tsujigawa.com/company/3013101009377/
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