「見守る保育」でつながる新宿せいが子ども園と日南町
転入人口の増加と教育環境の強化を推進
2025年1月15日、新宿せいが子ども園(東京都新宿区)と鳥取県日野郡日南町が連携協定を締結しました。本協定は、日南町が掲げる「まち未来創造プロジェクト」の一環であり、乳幼児教育と小中一貫教育の強化、さらには若者や子育て世代の転入促進を目的とした画期的な取り組みです。
協定の背景

日南町では、令和元年から「見守る保育 藤森メソッド」(以下「見守る保育」)に注目。教育の質を向上させる取り組みを進めてきました。この中で、新宿せいが子ども園の副園長である中山利彦氏が「日南町子ども園在り方検討会」のメンバーとして提言を行い、町全体での教育改革に向けた動きが本格化。その結果、今回の連携協定の締結に至りました。
協定の目的と意義
- 異年齢保育の導入による小中一貫教育の強化
- 「見守る保育」の特色である異年齢保育を活用し、子どもたちの非認知能力を育成。
- 転入人口の増加
- 教育環境の魅力をアピールし、町外からの転入者を増やす取り組みを推進。
- 関係人口・交流人口の拡大
- 保育教諭や保護者との交流活動を活性化し、地域間のつながりを深める。
- 災害時の連携体制の構築
- 協定を通じて、災害時における支援体制の強化も目指します。
協定に基づく主な取り組み
- 「見守る保育」の実践
- 非認知能力の育成を重視した教育法を日南町の保育・教育に導入。
- STEM教育の推進
- 乳幼児期から論理的思考を育むSTEM教育の実践。
- 講演会・研修会の開催
- 教育関係者や保護者を対象とした研修・講演を実施。
- 交流事業の実施
- 子どもや保護者が参加する自然体験活動、短期留学プログラムなどを展開。
- 災害時の連携強化
- 緊急時における迅速な支援体制の確立を目指します。
新宿せいが子ども園について
新宿せいが子ども園は、2007年に東京都新宿区で開園した保育施設です。園長の藤森平司氏が提唱する「見守る保育」は全国的に評価が高く、毎年約1000人以上の見学者が訪問。アジア圏でも注目されており、特にシンガポールでは約100園が「見守る保育」を実践しています。
日南町について
日南町は、豊かな自然に囲まれた鳥取県日野郡に位置する町です。教育や移住促進に積極的に取り組み、未来志向のまちづくりを進めています。
今回の連携協定を通じて、新宿せいが子ども園と日南町は教育を軸にした地域活性化を目指します。「見守る保育」の普及やSTEM教育の実践を通じて、子どもたちの未来を育むだけでなく、地域全体の発展に寄与する取り組みとして注目されています。
■プレスリリース配信元-社会福祉法人省我会
https://companydata.tsujigawa.com/company/3010105000271/
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