NearMe、ANAホールディングスから資金調達で更なる成長へ

プレスリリース

NearMe、ANAホールディングスから資金調達で更なる成長へ

2024.09.17 / 最終更新日：2024.09.17

NearMe、ANAのCVCファンド初の出資を獲得！
シェアライドサービスで地域交通課題に挑む

ニアミー、ANA未来創造ファンドを通じて資金調達を実施

シェアライドサービスのリーディングカンパニー、株式会社NearMe（東京都中央区、代表取締役社長：髙原幸一郎、以下：ニアミー）は、ANAホールディングス株式会社（東京都港区、代表取締役社長：芝田浩二、以下：ANAHD）を引受先とした第三者割当増資を通じて資金調達を実施しました。本資金調達は、ANAHDが運営するCVCファンド「ANA未来創造ファンド」を通じた初の出資案件であり、ニアミーとANAHDとの連携がさらに強化されることとなります。

これまでの実績：MaaS「旅CUBE」との連携強化

ニアミーとANAHDはこれまで、MaaSプラットフォーム「旅CUBE」を介して、空港と周辺都市を結ぶシェアライドサービス「エアポートシャトル」の提供や、マイレージ連携、特別割引クーポンの発行などの取り組みを実施してきました。これにより、「エアポートシャトル」の利用者拡大に大きく寄与し、空港アクセスの利便性向上に貢献しています。

新たな展望：地方交通課題とインバウンド対応への貢献

今回の資金調達を通じて、今後は地方における二次交通課題の解決や、インバウンド需要の回復に対応するサービス開発を強化していく方針です。また、日本全体の交通インフラの最適化を目指し、移動リソースの有効活用や脱炭素社会に向けた取り組みも推進していきます。ニアミーは、シェアライドという形で移動手段の選択肢を広げ、社会全体の移動体験をよりスムーズに、より快適にすることを目指しています。

ANAホールディングス未来創造室長津田佳明氏のコメント

「ニアミーは、ANAが展開するMaaS「旅CUBE」で連携し、実証実験を重ねて信頼関係を築いてきた大切な事業パートナーです。遊休資産や潜在資源を最大限活用して、地域における二次交通課題を解決するコンセプトに共感するとともに、代表取締役社長の髙原幸一郎氏が率いる技術力と行動力の高いチームに感銘を受けて、今回の出資を決定しました。今後はニアミー×ANAで、これまでにない移動価値を提供し、地域創生やシェアリングエコノミー普及に貢献していきます。さらには、オープンイノベーションを加速し、世界中の人々にワクワクする移動を提供していきたいです。」
ANAホールディングス未来創造室長津田佳明氏

ニアミー代表取締役社長髙原幸一郎氏のコメント

「これまでにもMaaSサービス「旅CUBE」を起点として、様々なお取り組みをさせて頂いていましたが、今回のような形でのお取り組みを決断いただくことに対して、大変嬉しく思っています。今回の資本業務提携は、ニアミーの主力事業である『エアポートシャトル』をさらに発展させ、より多くの方々に日々の移動手段の選択肢として知っていただくためにはとても重要だと考えています。
『エアポートシャトル』は現在、全国16の空港で展開しています。これは年間の空港利用者の8割以上を占めています。
また、空港は都市部とのアクセスに課題を抱えている場所が多く存在しますが、空港を利用される方だけではなく、そこで日々勤務されている方にとっても同様に移動の課題は存在しています。脱炭素が前提の街づくりも見据えながら、移動課題へ打ち手の1つとして“シェア乗り”があることを知っていただき、そして生活の中に積極的に活用していただくことを目指していきます。」
ニアミー代表取締役社長髙原幸一郎氏

「ANA未来創造ファンド」について

ANA未来創造ファンドは、2024年4月に設立され、規模は80億円。次世代モビリティやカーボンニュートラル、Fintechなど多岐にわたる領域に投資を行い、ANAHDの新規事業創出や航空事業の収益性向上を目指しています。ニアミーはこのファンドの初の出資対象となりました。

NearMeについて

株式会社NearMeは、AIを活用したルーティング技術により、最適な移動手段を提供するシェアライドサービスを展開しています。特に空港送迎型の「エアポートシャトル」は、全国16の空港でサービスを展開し、延べ85万人以上が利用しています。また、地域交通や高齢者の移動支援など、様々な地域課題に対応する実証事業も行っており、持続可能な移動手段の普及を目指しています。