SDGs推進、廃棄物ゼロを目指す!
株式会社スペース、テナント退店時の内装材をリサイクル
テナント退店時の残置物を新たな什器にアップサイクル
株式会社スペース(本社:東京都中央区、代表取締役社長:佐々木靖浩)は、商業施設のテナント退店に伴う内装材の廃棄問題を解決するための循環サイクルを構築し、環境負荷の低減に取り組んでいます。第一弾として、岐阜県本巣市のショッピングモール「モレラ岐阜」において、退店したテナントの壁面装飾や棚板などを再利用し、新たな什器にアップサイクルしました。これらの什器は、モレラ岐阜の運営管理会社である株式会社プライムプレイス(本社:東京都中央区、代表取締役:川村崇)を通じて設置されました。
概要
この取り組みは、当社のリプロダクト推進室(以下、リプロ)の提案により実現しました。2024年春のモレラ岐阜のリニューアルに伴い、退店した複数のテナントから回収した内装材をリプロ什器にアップサイクル。当社の愛知県犬山市にある自社工場で、回収した壁面装飾や棚板などを加工し、プランターカバーやサインスタンドに生まれ変わらせました。これらの什器は、モレラ岐阜の1階共用部に設置され、「SDGsを体感できる商業施設」の実現を後押ししています。
背景
環境省によると、令和3年度の日本の産業廃棄物総排出量は年間約3億7,600万トンにのぼり、そのうち約2割が建設業から排出されています※。この中には、アパレルショップや飲食店などのテナント退店に伴う大量の廃棄物も含まれており、解決が求められています。商業施設の多様な空間づくりを手掛ける当社は、この課題に対し、廃棄物の抑制を目指した取り組みを開始しました。
※出典:環境省「産業廃棄物の排出・処理状況(令和3年度実績)」
今後の展望
本取り組みを皮切りに、残置・廃棄される内装材の循環サイクルの確立を目指します。今後は、回収先の幅を広げ、当社が手掛けるさまざまな空間でリプロの「捨てない空間づくり」を推進し、豊かな社会の実現に貢献してまいります。
リプロダクト推進室について
リプロダクト推進室は、「商空間の創造を通じて、豊かな社会の実現に貢献します。」という企業理念に基づき、社員の提案で発足した部署です。名称は「Re=見直す」と「Product=我々のものづくり」に由来します。ディスプレイ業界のスクラップアンドビルドの在り方を見直し、理想の姿を探求する「捨てない空間づくり」を推進しています。
会社概要
- 会社名:株式会社スペース
- 代表者:代表取締役社長 佐々木 靖浩
- 本社所在地:東京都中央区日本橋人形町3-9-4
- 創立:1948年7月
- 上場:東京証券取引所プライム市場(証券コード:9622)
- 従業員数:852名(連結)、821名(単体)(2023年12月31日現在)
- 事業内容:商業施設・文化施設・娯楽施設・イベント空間の企画・コンサルティング・設計・監理および施工
- URL:https://www.space-tokyo.co.jp
株式会社スペースは、内装材のアップサイクルを通じて環境負荷の低減に貢献し、持続可能な未来を目指します。
■プレスリリース配信元-株式会社スペース
https://companydata.tsujigawa.com/company/7010001047784/
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