日本の素材技術が宇宙へ
超小型衛星「TATARA-1R」搭載用宇宙望遠鏡が打ち上げ最終段階に
テラスペース株式会社、株式会社清原光学、株式会社クリスタル光学、黒崎播磨株式会社、株式会社戸畑製作所の5社は、共同で開発・製造を進めてきたマイコンカメラ用宇宙望遠鏡について、搭載先である70キロ級超小型衛星「TATARA-1R」への搭載および、射場におけるスペースワン株式会社への衛星引き渡しを、2026年2月11日に完了したことをお知らせいたします。
本望遠鏡を搭載した「TATARA-1R」は、2026年2月25日に、和歌山県串本町・那智勝浦町に位置するスペースポート紀伊より、カイロスロケット3号機にて打ち上げられる予定です。
本プロジェクトの目的と共同開発の背景

本プロジェクトは、テラスペース株式会社が提供するホステッドペイロードサービスを活用した宇宙実証ミッションです。主幹事を務める株式会社清原光学がテラスペースと搭載契約を締結し、日本国内企業が保有する先端素材技術・精密加工技術・光学設計技術を結集した宇宙望遠鏡の開発を進めてきました。
本ミッションでは、過酷な宇宙環境(温度変動・真空・放射線)下における各社独自素材の有効性検証を目的とし、将来的な以下の用途への展開を見据えています。
| 人工衛星向け高性能光学機器 |
| 成層圏通信プラットフォーム(HAPS) |
| 日本の宇宙産業における高付加価値素材の利活用促進 |
共同開発した宇宙望遠鏡の技術的特長
本宇宙望遠鏡には、各社の強みを活かした素材・技術が採用されています。
● 清原光学・クリスタル光学
両社が長年培ってきたオールアルミニウム製宇宙望遠鏡モデルの技術を基盤に、本ミッション向けに再設計(リモデル)および高精度な組み立て・調整を担当。
● 黒崎播磨株式会社
望遠鏡の性能を左右する主鏡・副鏡部に、極めて熱膨張が小さい低熱膨張セラミックス「NEXCERA®」を採用。温度変化の激しい宇宙環境においても、安定した光学性能の維持を可能にします。
● 株式会社戸畑製作所
鏡筒およびカメラマウント部には、軽量・高強度・難燃性を兼ね備えたマグネシウム合金を採用。超小型衛星に求められる軽量化と構造強度の両立を実現しています。
● テラスペース株式会社
衛星プラットフォームの提供に加え、打ち上げ調整、射場対応、軌道投入までのミッションマネジメントを一貫して担当しています。
打ち上げ概要

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 打ち上げ予定日 | 2026年2月25日(水) |
| 射場 | スペースポート紀伊 (和歌山県串本町・那智勝浦町) |
| 打ち上げ機体 | カイロスロケット3号機 |
| 搭載衛星 | 70キロ級超小型衛星「TATARA-1R」 |
今後の展望
本宇宙望遠鏡の軌道上実証が成功することで、
| 高精度かつ低コストな光学機器の実用化 |
| 小型・超小型衛星向け光学ソリューションの高度化 |
| 日本発の素材・部品技術の国際競争力強化 |
に貢献することが期待されます。
5社は今後も連携し、日本の宇宙産業の発展と新たな価値創出を目指してまいります。
お問い合わせ先
本件に関するお問い合わせは、各社広報担当窓口、またはテラスペース株式会社までお願いいたします。
テラスペース株式会社:https://www.terraspace.jp/
記事要約(Summary)
- 国内5社が共同開発した宇宙望遠鏡を超小型衛星「TATARA-1R」に搭載
- 2026年2月11日に射場での引き渡しを完了
- 2026年2月25日、スペースポート紀伊よりカイロスロケット3号機で打ち上げ予定
- 低熱膨張セラミックスやマグネシウム合金など、日本の先端素材技術を結集
- 宇宙実証を通じ、小型衛星・HAPS向け次世代光学ソリューションの実用化を目指す
■プレスリリース配信元-株式会社清原光学
https://companydata.tsujigawa.com/company/5011101005353/










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