VEM音源&新6L鍵盤
ヴィンテージB-3の再現度を刷新
株式会社鈴木楽器製作所(静岡県浜松市、取締役社長:鈴木周司)は、ハモンドオルガンのフラッグシップモデル「XK-7」(1段鍵盤)と「XK-7D」(2段鍵盤)を、2026年3月7日(土)に同時発売すると発表しました。

本モデルは、プロミュージシャンやコアなオルガンファンに向けて、最高峰のサウンドと演奏性、さらに細部まで追い込めるカスタム機能を備えたコンボオルガン。2026年1月22日(現地時間)より米国ロサンゼルスで開催される「NAMMショウ」にて世界初披露となります。
ハモンドオルガンの“名機B-3”を現代に。ヴィンテージの魅力を精緻に再現

1934年に米国で誕生したハモンドオルガンは、長い歴史の中で数多くの名機を生み出してきました。中でも「B-3」に代表されるヴィンテージトーンホイールオルガンは、9接点鍵盤による表現力や、回路由来のノイズや揺らぎさえも“味”として評価されるサウンドが支持され、今なお根強い人気を誇ります。
今回の「XK-7 / XK-7D」では、そうしたヴィンテージオルガンの“愛すべき不完全さ”までも、新音源「Virtual Electro Mechanical(VEM)」により、従来以上にリアルに再現。温かみと迫力を兼ね備えた、より進化したハモンドサウンドを実現します。
新搭載「VEM音源」|アナログ回路までリアルタイムにモデリング

ヴィンテージオルガンでは、複数鍵盤を同時に演奏した際に、内部の電流や電圧変化により微細な音の変化やノイズが発生します。
この“エラー”とも言える挙動が、逆にオルガンの魅力を形作る重要な要素になっていました。
XK-7 / XK-7Dでは、こうしたアナログ回路を含む動作をリアルタイムでモデリングし、和音演奏でもヴィンテージらしい質感を忠実に再現。細部に宿る妥協のない音づくりを追求しています。
“真空管アンプのにじみ”まで再現|トランス&AO-28をモデリング
ヴィンテージオルガンのサウンドを語る上で欠かせないのが、トーンホイールとプリアンプを接続するマッチングトランスと、真空管プリアンプAO-28の存在です。これらは音量調節の役割だけでなく、独特のにじみやコンプレッションのような効果を生み、結果として「太く温かい音」を形成していました。
XK-7 / XK-7Dでは、トランスおよびAO-28をモデリング技術で再現することで、ヴィンテージらしい温かさと迫力感を備えた音像を獲得しています。
新設計「6 Contacts Long(6L)鍵盤」|ヴィンテージに迫る弾き心地

演奏性面でも進化が見られます。XK-7 / XK-7Dには、新設計の「6L鍵盤」を搭載。各キーに6つの接点を設けることで、鍵盤をゆっくり押し込んだ際にも繊細な発音変化を感じられる仕様です。
さらに、鍵盤長をヴィンテージオルガンと同設計にすることで、支点から演奏位置までの距離も一致。打鍵感までよりヴィンテージライクに近づけています。
ペダル鍵盤も“3接点”へ|XPK-250W mk3でセットアップ完成

オルガンの真価は、ペダル鍵盤を含めた演奏セットで発揮される——。
その考え方を踏まえ、本モデルと同時にペダル鍵盤「XPK-250W mk3」も発売されます。
XPK-250W mk3は3接点を備え、専用H-BUSケーブルでXK-7 / XK-7Dと接続することで、ペダル演奏においてもヴィンテージオルガンの挙動を忠実に再現しつつ、優れたレスポンスを実現します。
レスリーシミュレーターがさらに進化|気流までモデリングしリアルな鳴りへ

本モデルはレスリースピーカーを直接接続可能ですが、環境によっては内蔵のレスリーエフェクトが重要になります。XK-7 / XK-7Dでは進化したレスリーシミュレーターを搭載し、キャビネット内の反射現象を忠実にモデリングして、よりリアルなレスリーサウンドへ。
さらに、マイクタイプの選択や、マイキング位置を真横にする設定も可能となり、ジャズのジェントルな音作りから、ロックの攻めたサウンドまで幅広く対応します。
“手持ちのB-3を移植する”感覚|個体差まで追い込めるカスタム機能

VEM音源により、ヴィンテージオルガン特有の個体差や生産時期による仕様差、さらにはコンディションの違いまで含めて再現可能。
例えるなら、「自分が愛用しているB-3の現在の状態を、そのままXK-7 / XK-7Dに移植する」ような音作りも目指せる設計です。
価格|XK-7は48万円、XK-7Dは70万円(いずれも税込)
市場想定価格(税込)は以下の通りです。
| XK-7:480,000円(税込) |
| XK-7D:700,000円(税込) |
| XPK-250W mk3:300,000円(税込) |
| ST-XKD-W:158,000円(税込) |
| BCH-XPK-W:148,000円(税込) |
※木製スタンド・木製ベンチ等を組み合わせることで、ステージでも自宅でも本格的なセットアップが可能になります。
発売記念イベント開催|3月7日・8日は東京日本橋、夜は渋谷ライブも
発売日の2026年3月7日(土)・8日(日)の2日間、鈴木楽器製作所 東京支店(日本橋)にて、トーク&試奏イベントが実施されます。
ゲストには、開発にも協力したハモンドオルガン奏者・河合代介氏を迎え、実演を交えた深いトークと試奏体験が予定されています。さらに3月7日夜には、渋谷のライブハウスにて河合代介氏による「XK-7D」ライブも開催予定。“フラッグシップの新しい音”を体感できる機会として注目されます。
今後の展開|購入前にじっくり試せる「レンタル→キャッシュバック」制度も
今後は、利用者が自身の環境でじっくり試せるよう、レンタル料金をキャッシュバックするレンタルサービスの開始も予定されています。取扱店情報の公開と併せて、実機に触れられる機会を増やし、導入検討中のユーザーが安心して選べる仕組みづくりを強化していく方針です。
公式情報・関連リンク
- 特設サイト:https://www.suzuki-music.co.jp/special/hammond_xk-7/
- XK-7 製品ページ:https://www.suzuki-music.co.jp/products/65701/
- XK-7D 製品ページ:https://www.suzuki-music.co.jp/products/65711/
- XPK-250W mk3:https://www.suzuki-music.co.jp/products/65721/
- ST-XKD-W:https://www.suzuki-music.co.jp/products/65722/
- BCH-XKD-W:https://www.suzuki-music.co.jp/products/65723/
- 発売記念イベント詳細:https://www.suzuki-music.co.jp/notices/60577/
記事要約(Summary)
- ハモンドオルガン最新フラッグシップ「XK-7 / XK-7D」 が 2026年3月7日発売
- 米国LAのNAMMショウで世界初披露、ヴィンテージB-3の魅力を徹底再現
- 新音源 VEM音源 により、アナログ回路由来の揺らぎやノイズまでリアルタイムに再現
- 新設計 6L鍵盤(6接点) で弾き心地もヴィンテージライクに進化
- レスリーシミュレーター強化、マイク選択やマイキング位置設定にも対応
- 3月7日・8日に東京日本橋でトーク&試奏、7日夜は渋谷で 河合代介氏ライブも実施予定
- 市場想定価格は XK-7:48万円、XK-7D:70万円(税込)
- レンタル→キャッシュバック制度も予定し、試奏機会を拡大へ
■プレスリリース配信元-株式会社鈴木楽器製作所
https://companydata.tsujigawa.com/company/5080401002450/























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