自然風を動力とする“電力ゼロの全方位集風技術”
革新的なCO₂回収システムの開発へ挑戦
新潟県長岡市発のスタートアップ企業・株式会社パンタレイ(代表取締役:佐藤靖徳)は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進する国家プロジェクト「ムーンショット研究開発制度(目標4)」において、革新的な360°全方位集風技術による固定型パッシブDAC(Direct Air Capture)システムの開発テーマで採択されました。

本プロジェクトでは、一切の電力を使わずに自然の風だけを動力源としたCO₂回収システムの研究開発に着手。これまで技術的課題とされてきた「送風にかかるエネルギー負荷」をゼロにし、持続可能なCO₂回収の実用化に向けた技術革新を目指します。
革新的な360°全方位集風システム

パンタレイが開発を担う「固定型パッシブDACシステム」は、以下の特長を備えています。
- 送風用電力ゼロ:自然の風、トラックや船舶などの“走行風”をそのまま活用
- 360°全方位から集風:独自の風洞構造で風を増幅し、高効率なCO₂回収を実現
- 可動部ゼロ・メンテナンス性に優れる:動力不要のため故障リスクや維持コストも低減
- 低風速から高速域まで安定動作:あらゆる気流環境に対応
- 省スペース化を実現:シングルタワー設計による都市・工業用途への拡張性
この“パッシブ型CO₂吸収技術”は、従来DAC技術が抱えていた膨大なエネルギー消費という課題を根本から覆す可能性を秘めています。
研究開発の体制とスケジュール
本プロジェクトは、2024年度から2029年度までの5年間にわたり、次の大学・企業が共同で推進します。
- 代表研究機関:東京都立大学(理学研究科・教授 山添誠司)
- 参加機関:株式会社大気社、長岡技術科学大学、株式会社パンタレイ、小島プレス工業株式会社、九州大学
プロジェクトの総額は約19億円規模で、ムーンショット目標4(※)の実現に向けた基幹技術として期待されています。
※目標4:地球環境再生に向けた持続可能な資源循環の実現(2050年までに)
パンタレイ代表 佐藤靖徳のコメント
「パンタレイはこれまで、自然風を効率よく取り込む独自の360°全方位集風技術の開発に取り組んできました。この技術は風力発電だけでなく、風そのものを活用した新たな環境技術にも展開可能な基盤であり、今回のパッシブDAC開発では、その可能性をさらに広げる挑戦となります。本プロジェクトでは、自然の風だけを動力とし、可動部を持たずに空気を吸い込み・排出する革新的な固定型システムの構築を目指します。送風に伴うエネルギー消費をなくし、シンプルかつ持続可能なCO2回収技術として、確かな技術基盤を築いていく事が私たちの使命です。まだ道半ばでありますが一歩一歩の研究開発の積み重ねこそが、持続可能な社会の実現につながると信じています。この技術開発プロジェクトを通して、未来に希望をつなぐ技術を形にして参ります。」
株式会社パンタレイ 佐藤 靖徳
地元・長岡市にて「Boost Deep Tech Nagaoka」を開催
本プロジェクトの採択を記念し、2025年7月11日(金)に長岡市にて、技術の社会実装とスタートアップ支援をテーマとしたイベント「Boost Deep Tech Nagaoka」が開催されます。

- 日時:2025年7月11日(金)13:00〜16:00(開場12:00)
- 会場:ミライエ長岡(新潟県長岡市)
- 対象者:研究者、学生、起業家、行政関係者、企業の新規事業担当者など
- 主催・問合せ:長岡市産業イノベーション課(担当:河野/[email protected])
- 参加費:無料
代表の佐藤氏をはじめとする開発メンバーによるトークセッションや、研究とビジネスを結びつけるためのワークショップも実施予定です。
プロジェクト紹介動画(YouTube)
より詳細な技術解説や集風の仕組みは、以下の動画をご覧ください。
🔗 ムーンショットDACシステム – YouTube
お問い合わせ先
- 株式会社パンタレイ 広報担当:曽根 幹
📧 [email protected]
記事要約(Summary)
- 株式会社パンタレイが国家プロジェクト「ムーンショット目標4」に採択
- 送風エネルギー“ゼロ”の固定型パッシブDACシステムを開発
- 地球環境再生に貢献する革新的なCO₂回収技術
- 東京都立大学・九州大学などと共同で5年間の研究プロジェクトを推進
- 新潟県長岡市にて記念イベント「Boost Deep Tech Nagaoka」を開催
■プレスリリース配信元-株式会社パンタレイ
https://companydata.tsujigawa.com/company/3110001035989/

























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