ナブテスコ株式会社|訂正有価証券報告書-第23期(2025/01/01-2025/12/31)|EDINET開示書類
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【表紙】 |
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【提出書類】 | 有価証券報告書の訂正報告書 |
【根拠条文】 | 金融商品取引法第24条の2第1項 |
【提出先】 | 関東財務局長 |
【提出日】 | 2026年9月30日 |
【事業年度】 | 第23期(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
【会社名】 | ナブテスコ株式会社 |
【英訳名】 | Nabtesco Corporation |
【代表者の役職氏名】 | 代表取締役 木 村 和 正 |
【本店の所在の場所】 | 東京都千代田区平河町二丁目7番9号 |
【電話番号】 | 03-5213-1134 |
【事務連絡者氏名】 | コーポレート・コミュニケーション部長 峯 岸 康 |
【最寄りの連絡場所】 | 東京都千代田区平河町二丁目7番9号 |
【電話番号】 | 03-5213-1134 |
【事務連絡者氏名】 | コーポレート・コミュニケーション部長 峯 岸 康 |
【縦覧に供する場所】 | 株式会社東京証券取引所 (東京都中央区日本橋兜町2番1号) |
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1 【有価証券報告書の訂正報告書の提出理由】
当社は、2026年4月、持分法適用関連会社であるTMTマシナリー株式会社(当社出資比率33%)において、同社の子会社との合併に伴う抱合せ株式消滅差益(当社持分相当額約6億円)が計上されることを認識いたしました。当社は、当該事実を会計監査人と共有するとともに、同社の子会社等に係る利益剰余金の状況について調査を開始いたしました。TMTマシナリー株式会社は非上場会社であり、連結財務諸表を作成していないことから、当社は従来、金額の重要性を鑑み、同社の個別財務諸表を基礎として持分法を適用しておりました。その後の調査の結果、同社の子会社等に多額の利益剰余金が留保されており、これらに係る当社の持分相当額が「持分法による投資損益」に反映されていないことを把握いたしました。当社は、当該状況を会計監査人と継続的に共有しながら、取込対象となる利益の範囲および金額の精査を進めてまいりました。2026年8月14日に提出した半期報告書に含まれる要約中間連結財務諸表について、会計監査人による期中レビュー手続の過程において、取込対象となる利益の範囲および金額を改めて精査し、未計上額が当社持分相当額で総額約28億円となる見込みであることが判明いたしました。これを受け、当社は、会計監査人と協議した結果、過年度の子会社等における損益の発生状況に応じて持分法による投資損益を計上し、また、併せてその他の誤謬についても訂正する方が適切であると判断し、過年度の有価証券報告書、半期報告書及び四半期報告書について過年度に遡及して修正する必要があると判断しました。
これにより、当社が2026年3月25日に提出いたしました第23期(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)有価証券報告書の記載事項の一部を訂正する必要が生じましたので、金融商品取引法第24条の2第1項の規定に基づき、有価証券報告書の訂正報告書を提出するものであります。
なお、訂正後の連結財務諸表及び財務諸表については、有限責任 あずさ監査法人により監査を受けており、その監査報告書を添付しております。
2 【訂正事項】
第一部 企業情報
第1 企業の概況
1 主要な経営指標等の推移
3 事業の内容
4 関係会社の状況
第2 事業の状況
1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
第4 提出会社の状況
4 コーポレート・ガバナンスの状況等
第5 経理の状況
1 連結財務諸表等
2 財務諸表等
3 【訂正箇所】
訂正箇所は を付して表示しております。
なお、訂正箇所が多数に及ぶことから、上記の訂正事項については、訂正後のみを記載しております。
第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次 | 第19期 | 第20期 | 第21期 | 第22期 | 第23期 | |
決算年月 | 2021年12月 | 2022年12月 | 2023年12月 | 2024年12月 | 2025年12月 | |
売上高 | (百万円) | 299,641 | 309,123 | 333,367 | 280,458 | 307,912 |
税引前当期利益 | (百万円) | 101,806 | 16,553 | 25,316 | 14,225 | 21,983 |
親会社の所有者に帰属 | (百万円) | 64,771 | 10,415 | 14,226 | 10,188 | 15,255 |
当期利益 | (百万円) | 67,846 | 12,338 | 16,102 | 11,765 | 17,185 |
親会社の所有者に帰属 | (百万円) | 71,573 | 19,048 | 20,762 | 19,360 | 20,394 |
包括利益 | (百万円) | 75,924 | 21,597 | 23,217 | 22,184 | 22,685 |
親会社の所有者に帰属 | (百万円) | 241,372 | 251,250 | 262,721 | 272,559 | 273,466 |
資産合計 | (百万円) | 483,653 | 462,440 | 428,630 | 449,845 | 466,632 |
1株当たり | (円) | 2,011.28 | 2,093.15 | 2,188.27 | 2,268.84 | 2,333.54 |
基本的1株当たり | (円) | 534.29 | 86.79 | 118.52 | 84.83 | 127.87 |
希薄化後1株当たり | (円) | 534.14 | 86.78 | 118.50 | 84.82 | 127.87 |
親会社所有者帰属持分 | (%) | 49.9 | 54.3 | 61.3 | 60.6 | 58.6 |
親会社所有者帰属持分 | (%) | 29.4 | 4.2 | 5.5 | 3.8 | 5.6 |
株価収益率 | (倍) | 6.4 | 38.8 | 24.3 | 33.1 | 31.3 |
営業活動による | (百万円) | 36,340 | 7,717 | 11,177 | 26,650 | 32,824 |
投資活動による | (百万円) | 67,147 | 13,231 | △46,295 | △28,733 | △15,725 |
財務活動による | (百万円) | △57,960 | △13,456 | △13,482 | △4,137 | △13,559 |
現金及び現金同等物の | (百万円) | 112,771 | 124,413 | 77,835 | 74,476 | 73,340 |
従業員数 | (名) | 7,844 | 7,928 | 8,158 | 8,227 | 8,472 |
(注) 1 表示単位未満を四捨五入して記載しています。
2 国際会計基準(IFRS)に基づいて連結財務諸表を作成しています。
3 当連結会計年度より、油圧機器事業を非継続事業に分類しており、第22期及び第23期の売上高、税引前当期利益については、非継続事業を除いた継続事業の金額を表示しています。
(2) 提出会社の経営指標等
回次 | 第19期 | 第20期 | 第21期 | 第22期 | 第23期 | |
決算年月 | 2021年12月 | 2022年12月 | 2023年12月 | 2024年12月 | 2025年12月 | |
売上高 | (百万円) | 163,288 | 167,511 | 176,334 | 155,923 | 177,112 |
経常利益 | (百万円) | 18,703 | 19,635 | 11,653 | 6,759 | 14,275 |
当期純利益 | (百万円) | 51,427 | 37,966 | 14,527 | 7,956 | 11,753 |
資本金 | (百万円) | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 |
発行済株式総数 | (千株) | 121,064 | 121,064 | 121,064 | 121,064 | 118,065 |
純資産額 | (百万円) | 170,165 | 169,220 | 174,651 | 174,038 | 167,519 |
総資産額 | (百万円) | 311,706 | 292,573 | 275,331 | 274,292 | 278,450 |
1株当たり純資産額 | (円) | 1,417.76 | 1,454.85 | 1,454.59 | 1,448.69 | 1,429.43 |
1株当たり配当額 | (円) | 77.00 | 78.00 | 80.00 | 80.00 | 80.00 |
(38.00) | (39.00) | (40.00) | (40.00) | (40.00) | ||
1株当たり当期純利益 | (円) | 424.22 | 316.39 | 121.02 | 66.24 | 98.52 |
潜在株式調整後 | (円) | 424.11 | 316.32 | 121.00 | 66.24 | 98.52 |
自己資本比率 | (%) | 54.6 | 59.7 | 63.4 | 63.4 | 60.2 |
自己資本利益率 | (%) | 35.6 | 22.0 | 8.5 | 4.6 | 6.9 |
株価収益率 | (倍) | 8.0 | 10.6 | 23.8 | 42.4 | 40.7 |
配当性向 | (%) | 18.2 | 24.7 | 66.1 | 120.8 | 81.2 |
従業員数 | (名) | 2,369 | 2,390 | 2,448 | 2,485 | 2,186 |
(342) | (317) | (344) | (334) | (299) | ||
株主総利回り | (%) | 77.0 | 77.9 | 68.9 | 69.1 | 91.7 |
(%) | (112.7) | (110.0) | (141.1) | (169.9) | (213.2) | |
最高株価 | (円) | 5,610 | 3,805 | 3,795 | 2,984 | 4,107 |
最低株価 | (円) | 3,120 | 2,709 | 2,518 | 2,121 | 1,889 |
(注) 1 表示単位未満を四捨五入して記載しています。
2 最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所プライム市場におけるものです。
3 第23期の1株当たり配当額80円のうち、期末配当額40円は2026年3月26日開催予定の定時株主総会の決議事項となっています。
2 【沿革】
年月 | 沿革 |
2003年9月 | ティーエスコーポレーション㈱(旧 帝人製機㈱)と㈱ナブコが、株式移転により当社を設立しました。 |
| 当社の株式を東京証券取引所(市場第一部)に上場しました。 |
2004年10月 | 完全子会社であるティーエスコーポレーション㈱(旧 帝人製機㈱)と㈱ナブコの2社を簡易合併の手続きにより、当社が吸収合併しました。 |
2008年2月 | タイにNabtesco Power Control (Thailand)Co., Ltd.を設立しました。 |
2009年12月 | ナブテスコオートモーティブ㈱を設立。自動車関連機器事業を同社に移管しました。 |
2011年1月 | 中国に江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司を設立しました。 |
2011年4月 | スイスのKABA社より自動ドア部門(現 Gilgen Door Systems AG)を買収しました。 |
2011年8月 | 本社を現在地(東京都千代田区平河町二丁目7番9号)に移転しました。 |
2011年10月 | 中国に江蘇納博特斯克液圧有限公司(現 納博特斯克(中国)精密机器有限公司)を設立しました。 |
2016年4月 | ナブコシステム㈱の株式を追加取得し、子会社化しました。 |
2017年3月 | OVALO GmbHの出資持分を取得し、子会社化しました。 |
2022年4月 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行しました。 |
2023年8月 | R.K. DEEP SEA TECHNOLOGIES LIMITEDの株式を取得し、子会社化しました。 |
2025年12月 | コムテスコ㈱に油圧機器事業を吸収分割により移管しました。 |
(注)1 2026年1月1日付にて、コムテスコ㈱の発行済株式の70%について、Comer Industries S.p.A.へ譲渡しました。
2 完全子会社であったティーエスコーポレーション㈱(旧 帝人製機㈱)及び㈱ナブコの沿革は以下のとおりです。
ティーエスコーポレーション㈱ | ㈱ナブコ | ||
1944年8月 | 帝人航空工業㈱として、帝国人造絹絲㈱(1962年11月帝人㈱と社名変更)より分離独立。 | 1925年3月 | ㈱神戸製鋼所、発動機製造㈱、東京瓦斯電気工業㈱の3社の出資により、神戸に日本エヤーブレーキ㈱を設立し、鉄道車両用エアブレーキ装置の製造を開始。 |
1945年9月 | 社名を帝人製機㈱と改称。 | 1933年3月 | 自動車用オイルブレーキ装置の製造を開始。 |
1945年11月 | 繊維機械の製造を開始。 | 1937年6月 | 自動車用エアブレーキ装置の製造を開始。 |
1949年2月 | 本社を岩国から大阪に移転。 | 1943年12月 | 社名を日本制動機㈱と改称。 |
1949年8月 | 大阪証券取引所に上場。 | 1946年6月 | 社名を日本エヤーブレーキ㈱と改称。 |
1955年3月 | 航空機の機能部品の製造を開始。 | 1949年2月 | 油圧機器の製造を開始。 |
1959年3月 | 工作機械、産業機械の製造を開始。 | 1949年5月 | 大阪証券取引所に上場。 |
1961年9月 | 油圧機器の製造を開始。 | 1953年12月 | 車両用自動ドアの製造、販売を開始。 |
1962年9月 | 東京証券取引所市場第一部に上場。 | 1956年7月 | 建物用自動ドアの製造、販売を開始。 |
1999年10月 | 本社を大阪から東京に移転。 | 1963年6月 | 舶用制御装置の製造を開始。 |
2000年3月 | 帝人製機テキスタイルマシナリー㈱(2012年3月解散)を設立。繊維機械事業を同社に移管。 | 1985年2月 | 東京証券取引所市場第一部に上場。 |
2002年4月 | 東レエンジニアリング㈱、村田機械㈱と合弁でティエムティマシナリー㈱(現 TMTマシナリー㈱)を設立。2003年4月合繊機械事業を同社に移管。 | 1992年4月 | 社名を㈱ナブコと改称。 |
2003年10月 | 社名をティーエスコーポレーション㈱と改称。 | 1999年10月 | 乗用車用オイルブレーキ事業をボッシュ ブレーキ システム㈱(現 ボッシュ㈱)に譲渡。 |
2004年10月 | ナブテスコ㈱に吸収合併されたことにより消滅。 | 2004年10月 | ナブテスコ㈱に吸収合併されたことにより消滅。 |
3 【事業の内容】
当社グループは、当社、子会社66社、関連会社12社で構成され、主な事業はコンポーネントソリューション事業、トランスポートソリューション事業、アクセシビリティソリューション事業に分かれ、その事業内容と各事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は以下のとおりです。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分です。
(1) 事業内容
セグメントの名称 | 事業内容 |
コンポーネント | 産業用ロボット部品及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理 |
トランスポート | 鉄道車両用ブレーキ装置・自動扉装置・連結装置・安全設備、航空機用部品、自動車用ブレーキ装置・駆動制御装置・安全装置、舶用制御装置・消火装置等、及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理 |
アクセシビリティ | 建物及び一般産業用自動扉装置、排煙設備機器、プラットホーム安全設備、福祉・介護用機器等、及びこれらの部品の設計、製造、販売、据付、保守、修理 |
その他 | 包装機械、立体モデル作成装置、繊維機械等、及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理 |
(2) 当社、子会社及び関連会社のセグメントとの関連
2025年12月31日現在
セグメントの名称 | 国内 | 海外 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コンポーネント |
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| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トランスポート |
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| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アクセシビリティ |
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| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
その他 |
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全社共通 |
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子会社及び | 国内20社 | 海外58社 |
※1 連結子会社
※2 持分法適用関連会社
※3 非継続事業に分類しています。
(注) 連結子会社及び持分法適用関連会社の異動状況
(連結子会社)
増加:3社
Access Entry Pty Ltd.は、当社のグループ会社であるGilgen Door Systems AGが同社の株式を追加取得 (株式保有比率を33%から80%に引き上げ) したことにより、持分法適用関連会社より除外され、当社の連結子会社となりました。ナブコアール株式会社(旧社名:リンタツ工業株式会社)は、当社のグループ会社であるナブコシステム株式会社が株式の100%を取得したことにより、当社の連結子会社になりました。当社の持分100%のグループ会社であるコムテスコ株式会社を設立しました。
減少:1社
上海納博特斯克液圧設備商貿有限公司は、当該会社の資産を上海納博特斯克液圧有限公司に移管し、清算しました。
(持分法適用関連会社)
減少:1社
Access Entry Pty Ltd.は、Gilgen Door Systems AGが同社の株式を追加取得 (株式保有比率を33%から80%に引き上げ) したことにより、持分法適用関連会社より除外され、当社の連結子会社となりました。
(3) 事業系統図
(子会社) (関連会社)
(注)非継続事業に分類しています。
4 【関係会社の状況】
2025年12月31日現在
名称 | 住所 | 資本金 | 主要な事業 | 議決権の所有[被所有]割合 | 関係内容 |
(連結子会社) |
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ナブコドア㈱ | 大阪府 | 848 | アクセシビリティ | 100.0 | 当社製品の販売、据付、保守 |
ナブテスコ | 東京都千代田区 | 450 | トランスポート | 100.0 | 資金の貸借等 |
ナブテスコサービス㈱ | 東京都品川区 | 300 | トランスポート | 100.0 | 当社製品の販売、据付、保守 |
ナブコシステム㈱ | 東京都千代田区 | 300 | アクセシビリティ | 85.9 | 当社製品の販売、据付、保守 |
PACRAFT㈱ | 東京都港区 | 245 | その他 | 100.0 | 資金の貸借 |
コムテスコ㈱ (注)5 | 岐阜県 不破郡垂井町 | 0 | コンポーネント | 100.0 | 役員の兼任等…有 |
納博特斯克(中国)精密机器有限公司 (注)3 | 中国 | 千米ドル | コンポーネント | 67.0 | 当社との製品、 部品の相互供給 |
江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司 (注)3、4 | 中国 | 1,800 | トランスポート | 50.0 | 当社との製品、 部品の相互供給 |
上海納博特斯克液圧 | 中国 | 千米ドル | コンポーネント | 55.0 | 当社との製品、 部品の相互供給 |
Nabtesco | 米国 | 千米ドル | トランスポート | 100.0 (100.0) | 当社との製品、 部品の相互供給 |
NABCO Entrances, Inc. | 米国 | 千米ドル | アクセシビリティ | 100.0 (100.0) | 当社との製品、 部品の相互供給 |
Gilgen Door Systems AG (注)6 | スイス | 千スイスフラン | アクセシビリティ | 100.0 | 役員の兼任等…無 |
Nabtesco Precision | ドイツ | 千ユーロ | コンポーネント | 100.0 (100.0) | 当社製品の販売 |
Nabtesco Power Control | タイ国 | 千タイバーツ | コンポーネント | 70.0 | 当社との製品、 部品の相互供給 |
その他52社 | - | - | - | - | - |
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(持分法適用関連会社) |
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TMTマシナリー㈱ | 大阪府 | 450 | その他 | 33.0 | 役員の兼任等…有 |
その他11社 | - | - | - | - | - |
(注) 1 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しています。
2 議決権の所有[被所有]割合欄の(内書)は間接所有です。
3 特定子会社です。
4 議決権の所有割合が50%ですが、実質的に支配していると判断していることから、連結子会社としています。
5 非継続事業に分類しています。
6 Gilgen Door Systems AGは、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。
(主要な損益情報等)
(1) 売上高 34,626百万円
(2) 税引前利益 738百万円
(3) 当期利益 531百万円
(4) 資本合計 12,394百万円
(5) 資産合計 40,409百万円
5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
2025年12月31日現在
セグメントの名称 | 従業員数(名) |
コンポーネントソリューション事業 | 1,781 |
トランスポートソリューション事業 | 2,216 |
アクセシビリティソリューション事業 | 3,637 |
その他 | 442 |
全社(共通) | 396 |
合計 | 8,472 |
(注) 1 従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数です。
2 臨時従業員数は、従業員数の100分の10未満であるため記載を省略しています。
(2) 提出会社の状況
2025年12月31日現在
従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
2,186 | 42.6 | 16.9 | 7,153 |
( 299 ) |
セグメントの名称 | 従業員数(名) |
コンポーネントソリューション事業 | 628 |
( 236 ) | |
トランスポートソリューション事業 | 962 |
( 50 ) | |
アクセシビリティソリューション事業 | 258 |
( 12 ) | |
その他 | 13 |
( 1 ) | |
全社(共通) | 325 |
( - ) | |
合計 | 2,186 |
( 299 ) |
(注) 1 従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数です。
2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。
3 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員です。
4 従業員数減の主な要因は、油圧機器事業のコムテスコ㈱への吸収分割であり、前期末と比べ299名減少しています。
(3) 労働組合の状況
提出会社の労働組合は、上部団体としてJAMに属しており、2025年12月31日現在の組合員数は1,707名です。労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません。
また、一部連結子会社に労働組合が結成されており、労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
① 提出会社
当事業年度 | ||||
管理職に占める 女性労働者 の割合(%)(注1) | 男性労働者の 育児休業 取得率(%)(注2) | 労働者の男女の 賃金の差異(%)(注1,3) | ||
全労働者 | 正規雇用 労働者 | パート・ 有期労働者 | ||
3.8 | 91.9 | 80.1 | 80.8 | 80.3 |
(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。なお、管理職に占める女性労働者の割合は2025年12月31日現在の数値となっています。
2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。男性育児休業取得率は、前年に生まれた子供に対する育休取得等の影響で100%を超える場合があります。
3 賃金制度における性別による処遇の差はありません。海外勤務者は日本勤務した場合の、非正規労働者のうち非常勤者はフルタイム勤務した場合の理論賃金で計算しています。育児・介護による短時間勤務の時間補正は行っていません。
<各数値に関する補足説明>
・提出会社の人的資本KPIについては「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組(3)人的資本経営の推進」に記載しています。雇用関連データやダイバーシティへの取り組みの詳細データは、当社のサステナビリティサイトのESGデータ集の「社会データ」のカテゴリーをご覧ください。
・長期ビジョンに掲げる「イノベーションリーダー」の実現に向けて、人財ポートフォリオを充足させ、企業経営に多様な視点を取り入れることが重要な取り組みの一つであると認識しています。提出会社では、2025年から3ヵ年の中期経営計画の期間において、管理職に占める女性労働者の割合を3.0%から4.1%へ引き上げる目標を設定しています。女性管理職の内部登用・育成を推進するため、将来の管理職候補者を各部門で選定し、本人のキャリア志向や課題に応じて、育成計画の策定や課題解決支援を行うなど、個々の状況に応じた育成を行っています。そのうえで、管理職候補となる女性中堅社員及びその上司を対象とした「女性管理職候補者研修」や、性別によるアンコンシャス・バイアスの解消を目的とした「ダイバーシティ研修」を実施しています。これらの取り組みにより、女性管理職比率の継続的な向上に向けた人財パイプラインの強化を図っています。
・提出会社の男女間賃金差異は、基本報酬において主に上位役職・上位等級における男性比率の高さに起因しています。すなわち、同一役割による処遇差ではなく、等級構成の違いが主因であり、女性管理職及びその候補人財の育成・登用が重要な経営課題と認識しています。当社は、役割基準の人事制度への移行により、年功的要素を縮小し、役割に応じたメリハリある処遇へ転換しました。この結果、制度導入初年度は一時的に賃金差異が拡大する結果となりました。等級別には、下位等級では女性の平均年齢・勤続年数が高く、上位等級では男性比率と給与水準が高いことが、賃金差異につながっています。加えて、時間外勤務等の変動報酬にも男女差が見られ、チャレンジングな業務が男性に偏っている可能性や、配置・業務アサインにおけるアンコンシャス・バイアスが働いている可能性も示唆されます。以上を踏まえ、当社は、役割と処遇の連動を徹底するとともに、ダイバーシティ教育や評価力の強化を通じて公正な機会提供を進め、女性管理職及びその候補人財の計画的な育成・登用により、男女間賃金差異の是正に取り組んでまいります。
・育児に積極的に参加する男性労働者の増加は、ダイバーシティの推進やイノベーションの創出に寄与すると考えています。そのため、当社では育児休業(特別休暇を含む)の取得目標を「1カ月」と設定し、男性労働者が積極的に育児休業を取得できる環境を整えています。また、ライフステージに左右されずに活躍できるよう、個々の状況やニーズに応じた多様な働き方の選択肢を提供し、男性の育児参加を促進することにより、多様性に富んだ職場環境を実現することを目指しています。
② 連結子会社
当事業年度 | |||||
名称 | 管理職に占める 女性労働者 の割合(%)(注1) | 男性労働者の 育児休業 取得率(%)(注2) | 労働者の男女の 賃金の差異(%)(注1,3) | ||
全労働者 | 正規雇用 労働者 | パート・ 有期労働者 | |||
㈱ナブテック | - | 66.7 | 83.9 | 83.6 | 67.6 |
ナブテスコサービス㈱ | 8.0 | 66.7 | 81.1 | 88.4 | 65.0 |
ナブテスコオートモーティブ㈱ | 4.2 | 100.0 | 63.8 | 70.9 | 66.9 |
PACRAFT㈱ | 8.6 | 85.7 | 80.2 | 81.0 | 45.7 |
㈱テイ・エス・メカテック | - | 50.0 | 72.4 | 73.7 | 80.2 |
ナブコドア㈱ | 1.9 | 58.3 | 69.2 | 68.1 | 80.5 |
ナブコシステム㈱ | 1.8 | 62.5 | 69.1 | 68.9 | 73.2 |
コムテスコ㈱ (注)4 | - | - | - | - | - |
(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。なお、管理職に占める女性労働者の割合は2025年12月31日現在の数値となっています。
2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。男性育児休業取得率は、前年に生まれた子供に対する育休取得等の影響で100%を超える場合があります。
3 賃金制度における性別による処遇の差はありません。海外勤務者は日本勤務した場合の、非正規労働者のうち非常勤者はフルタイム勤務した場合の理論賃金で計算しています。育児・介護による短時間勤務の時間補正は行っていません。
4 2025年12月31日付で、当社の油圧機器事業を会社分割により承継していることから、「男性労働者の育児休業取得率」「労働者の男女の賃金の差異」については、①提出会社に含めて記載しています。
第2 【事業の状況】
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
当社グループは、「独創的なモーションコントロール技術で、移動・生活空間に安全・安心・快適を提供」することを企業理念とし、その実現に向け、企業理念を体現する姿勢やマインドを「私たちが大切にすること」として明文化した「ナブテスコ ウェイ」を掲げています。2030年のありたい姿である「長期ビジョン」、長期目標実現に向けて取り組むべき特に重要な経営課題を示す「経営マテリアリティ」、その実行策である「中期経営計画」からなる長期的な価値創造ストーリーを推進しています。これにより、イノベーションを創出し、長期的に経済価値、環境価値・社会価値を向上させることで、社会と当社グループ双方の持続的成長を目指す経営を追求しています。
<ナブテスコの価値創造ストーリー>
(1) ナブテスコ ウェイ
当社グループでは、2012年に企業理念及び行動指針を表す「ナブテスコ ウェイ」を策定し、グループ内での浸透活動を行いながら、企業理念の実践に取り組んできました。
2023年には、昨今のさまざまな外部・内部環境の変化を踏まえ、世界中の多様な人材が理解・共感し、さらに意欲的に行動していくことを意図して「ナブテスコ ウェイ」を改定しました。新しい『ナブテスコ ウェイ』は、「企業理念」はそのままに、「ナブテスコの約束」と「行動指針」について、次世代へ引き継ぎたい要素を整理し、挑戦する企業としての新たな視点を組み入れ、「私たちが大切にすること」を6項目に集約しています。“人と地球の視点”で顧客・社会のニーズと課題を捉え、“オープン・フェア・オネスト”の精神で、“好奇心と探求心”を大切に“挑戦を楽しみ”ながら、“多様性を共創力”とし、自律的な“個の成長”を促進することで、期待を超える満足を社会にお届けすることを目指していきます。
(2) 長期ビジョン
当社グループは、2030年に向けてグループの成長・発展の実現に向けた指針として長期ビジョン「未来の“欲しい”に挑戦し続けるイノベーションリーダー」を設定し、「2030年のありたい姿」を目指しています。
長期ビジョンの達成に向けて、2030年までの長期ビジョンのコンセプトを下図のとおり設定しています。これまで培ってきた「ナブテスコらしさ」を基盤とし、「技術」「グローバル化」「社会貢献」に注力しながら事業を推進することで、市場の新価値を創造し、顧客の一歩先を行くイノベーションリーダーとなることを目指していきます。
(3) 経営マテリアリティ
当社グループでは、「経営マテリアリティ」を長期目標実現に向けて特に重要な経営課題と位置づけ、取り組みを推進することで社会と当社グループ双方の持続的な成長を目指しています。その実現のため、経営マテリアリティを「財務パフォーマンス向上への取り組み」「経営基盤強化への取り組み」「長期目標実現への固有の取り組み」の3つの柱で構成し、財務・非財務両面での取り組みを通じて経済価値と環境価値・社会価値の両立を長期的な視点で追求します。
今後も事業環境、社会要請の変化を踏まえ、経営マテリアリティを迅速かつ適切に見直しながら経営基盤を一層強化し、ステークホルダーの皆さまへの価値を創造してまいります。
なお、経営マテリアリティの詳細につきましては、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティ全般に対する対応」に記載しています。
(4) 中期経営計画
当社グループは、自社の企業理念を踏まえて、2021年2月に発表した2030年を最終年度とする長期ビジョンの実現に向け、2025年度から3ヵ年の中期経営計画を策定しています。
(中期経営計画基本方針) “再興”と“進化” 再興:Project 10による収益性改善 進化:当社の掲げる「モーションコントロール」を「スマートモーション コントロール」へ発展させ、社会ニーズに対して新たな価値を提供 |
① 中期経営計画の目標
当社グループは2025年度から2027年度の中期経営計画の目標を、以下のとおり設定しました。
ROIC : 10%以上 株主還元 : DOE 3.5%を目安とした 安定配当および機動的な自社株買い 環境目標 : 2027年 CO₂排出量削減 △50% (2015年基準/SBT1.5℃目標達成) |
2025年度の実績は以下のとおりです。
| 2025年度 (実績) |
ROIC | 4.5% |
DOE | 3.5% |
CO₂排出削減量 | △43.6% |
(注) 1 2026年3月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「剰余金の処分の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、DOE数値が以上のとおりとなる予定です。
2 CO₂排出削減量は提出日時点の集計値に基づいたものです。
② 中長期的な会社の経営戦略
2030年をゴールとする長期ビジョンの目指す姿である「未来の“欲しい”に挑戦し続けるイノベーションリーダー」の実現に向け、中期経営計画では、Project 10により稼ぐ力を取り戻し(再興)、製品/サービスの価値を高めるためにスマートモーションコントロールを志向(進化)します。
1) Project 10による稼ぐ力・収益性改善
事業成長、原価低減、固定費抑制による利益拡大
2) スマートモーションコントロール
当社の強みであるコンポーネントを中心とする「モーションコントロール」を、「スマートモーションコントロール」(電動化/インテグレーション/データ活用)へ進化させることで、当社の事業領域に関連する社会課題に対して、新たな価値を創造
3) レジリエントな企業基盤の構築
目指すべき方向性(スマートモーションコントロール)・収益性(ROIC)を軸に、ポートフォリオバランスを最適化
(注) 本有価証券報告書における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において入手している情報に基づき当社が判断したものであり、実際の業績等は、「3 事業等のリスク」に挙げた事項等により、異なる結果となる可能性があります。
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループは、ナブテスコの価値創造ストーリーにおいて、その根幹をなす「経営マテリアリティ」を特に重要な経営課題と位置づけています。これは、財務・非財務両面での取り組みを通じて経済価値、環境価値・社会価値の両立を図り、社会と当社グループ双方の持続的成長を目指すものです。
事業環境や経営環境の変化を的確に捉え、経営マテリアリティを迅速かつ適切に見直すこと(動的マテリアリティ)が長期的な価値創造の推進には重要であると考えています。経営マテリアリティに基づくアクションを着実に実行し経営基盤を一層強化することで、ステークホルダーの皆さまへの価値創造に努めてまいります。
なお、本有価証券報告書における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において入手している情報に基づき当社が判断したものであり、実際の業績等は、「3 事業等のリスク」に挙げた事項等により、異なる結果となる可能性があります。
(1) サステナビリティ全般に対する対応
① ガバナンス
当社グループは、サステナビリティ・ガバナンスを強化するため、2023年に従来のCSR委員会を発展的に解消し、CEO直轄の「経営マテリアリティ委員会」を設置しました。同委員会は、他のCEO直轄委員会と連携し、執行役員である経営マテリアリティ委員長が監督をおこない、経営マテリアリティの各項目に関する目標やKPIの設定、及びその進捗を管理しています。活動内容は、経営マテリアリティ委員会、及び経営会議(マネジメント・コミッティ)での審議を経て、取締役会に報告することで、グループ全体のサステナビリティ・ガバナンスの実効性向上を図っています。
<サステナビリティ・ガバナンスの推進体制>
② 戦略
■経営マテリアリティの構造
経営マテリアリティは「財務パフォーマンス向上への取り組み」「経営基盤強化への取り組み」「長期目標実現への固有の取り組み」の3つの柱から成り立っています。財務・非財務両面での取り組みを通じて、経済価値と環境価値・社会価値の両立を長期的な視点で図ることで、ステークホルダーの皆さまへの価値を創造してまいります。
「財務パフォーマンス向上への取り組み」では、短期的な収益目標の遂行を積み重ねながら、経営資源の効率的な配分と資産効率の向上を追求し、ROIC経営の浸透を図ります。
「経営基盤強化への取り組み」では、企業活動を通じた社会貢献に向けて強化すべき項目を抽出し、ESG項目に関連する各活動と、当社の利益や成長との結合性を意識しながら取り組んでまいります。
さらに、「長期目標実現への固有の取り組み」により、社会貢献を含めた事業活動を強化し長期的な成長率を高めていきます。
■経営マテリアリティの特定プロセスと定期的な見直し
経営マテリアリティの特定にあたっては、事業戦略を通じて解決する社会課題や、当社グループに関連性の高いESGテーマなどから社会問題を抽出し、「当社グループへの影響」と「ステークホルダーへの影響」の視点で重要度を分析します。さらに、リスクアセスメント結果に基づく全社的重大リスクとの整合性を評価したうえで経営マテリアリティとして定めており、その妥当性については、外部有識者との意見交換や、経営マテリアリティ委員会、及び、経営会議(マネジメント・コミッティ)での審議を経て、取締役会にて決定しています。
また、経営マテリアリティについては、事業環境、社会要請の変化に迅速かつ適切に対応するため、毎年1回を目途に見直し、変更の有無に関わらず取締役会にて決定しています。
(特定プロセス)
STEP1:課題の認識
・当社グループの事業戦略を通じて解決する社会課題、当社に関連性の高いESGテーマなどを踏まえ、当社グループを取り巻く社会環境や事業環境の社会課題を抽出
STEP2:重要性の分析
・ダブルマテリアリティの考え方に基づき、「当社グループへの影響」と「ステークホルダーへの影響」の2つの視点で重要度を分析し、優先すべき課題を整理
・リスクアセスメント結果に基づく全社的重大リスクとの整合性を評価
STEP3:経営マテリアリティの特定
・外部有識者と意見交換を実施
・経営マテリアリティ委員会、及び、経営会議(マネジメント・コミッティ)で議論し、その妥当性を評価した上で、取締役会において決定
STEP4:目標の設定とモニタリング
・経営マテリアリティの各項目について、優先度に応じて目標・アクションプランを設定
・各アクションプランの進捗状況を定期的にモニタリングし、目標達成に向けた取り組みを管理・推進
STEP5:定期的な見直し
・事業環境、社会環境の変化、ステークホルダーの期待、ならびに当社グループの事業戦略の変化に応じて年1回、見直しを実施
なお、2025年は、「中期経営計画で求める収益性の改善とイノベーション領域の具体化」「社会的な要請であるダブルマテリアリティ」に対する内部・外部環境の変化を捉え、課題認識の妥当性と重要性を改めて検証した結果、2024年度に設定した経営マテリアリティを維持することを決定いたしました。
・財務パフォーマンス向上への取り組み
「ポートフォリオバランスの最適化」と「ROIC向上」の両立を目指すことから、以下項目で管理
・「資産効率経営(ROIC)の推進」
・経営基盤強化への取り組み
ESGの観点で整理した以下の項目で管理
・E「気候変動への対応」
・S「人的資本経営の推進」「安全・安心・快適の追求」
・G「コーポレート・ガバナンスの強化」「レジリエントな企業基盤の構築」
・長期目標実現への固有の取り組み
中期経営計画における方向性や戦略をより明確に示した以下の項目で管理
・「スマートモーションコントロールを通じた社会課題の解決」
・「デジタル技術によるものづくり革新」
・「グローバルマネジメントの強化」
また、経営マテリアリティの各項目に対して、サブマテリアリティとKPIを設定し、各活動の進捗管理を強化することで、より実効性を高めてまいります。
③ リスク管理
当社グループにおけるサステナビリティを含めたリスク管理についての詳細は、「3 事業等のリスク」に記載のとおりです。
④ 指標及び目標
2025年度経営マテリアリティにおける「経営基盤強化」の各課題の目標と指標、主な活動実績・計画は以下のとおりです。
<サステナビリティに関する目標と指標、主な活動実績・計画>
ESG分野 | 経営マテリアリティ項目 | 目指す方向 /サブマテリアリティ | 2025年度活動目標(抜粋) | 2025年度活動実績(抜粋) |
環 境 (E) | 気候変動への対応 | ・脱炭素への取り組み強化 ・サプライチェーンを巻き込んだ脱炭素への取り組み強化 | ・中長期目標に沿ったCO₂削減(2015年度比42%削減) ・Scope3 算定データ精度の向上 | ・中長期目標に沿ったCO₂削減(2015年度比43.6%削減) ・サプライヤー向け説明会の実施(データ収集方法などの個別説明) |
社 会 (S) | 安全・安心・快適の追求 | ・労働安全の確保 ・製品・サービスの安全性確保 | ・労働災害ゼロ/重大事故ゼロへの取り組み ・製品安全性審査、及び社員教育の実行 | ・全社向け労働安全教育の実施 ・新規開発品に対する製品安全性審査、及び社員向け製品安全教育の実施 |
人的資本経営の推進 | ・イノベーションを生み出す組織風土 ・事業戦略と人財戦略の連動 | ・インナーコミュニケーション施策の実行 ・社内人財流動化施策の企画・実行 ・人事制度定着に向けた活動の推進 ・人財情報可視化、活用施策の企画・実行 | ・経営層との対話を目的としたCEOとのタウンホールミーティングの実施 ・ジョブチャレンジ制度活性化に向けた施策の実行 ・人事制度の理解浸透、及び適正運用に向けた施策の実行 | |
ガ バ ナ ン ス (G) | コーポレート・ガバナンスの強化 | ・経営の透明性確保 ・コンプライアンスの推進 | ・各役員の自己評価等に基づく分析を踏まえた取締役会の実効性に関する評価の継続 ・コンプライアンス強化に向けた、研修及び関係拠点との連携強化 | ・取締役会実効性評価を踏まえた各種施策の実施(重要課題に関する議論の充実等) ・コンプライアンス研修、及び海外を含む関係拠点との連絡会議の実施 |
レジリエントな企業基盤の構築 | ・事業継続性の確保 ・強靭なサプライチェーンの構築 | ・サイバーセキュリティ強化に向けた情報セキュリティ対応の推進 ・コア価値(知的資本)を獲得強化する知財経営推進に向けたグループ開発会議と全社知財戦略審議の融合 ・サプライヤーのレジリエンス認証取得支援 | ・各所のセキュリティガイドラインの充足度チェックによりセキュリティ耐性の是正 ・全社向けセキュリティ教育の実施 ・グループ開発会議と全社知財戦略審議を融合し統合的な戦略実行体制への見直し ・サプライヤーのレジリエンス認証取得(計画どおり10社) |
(注) 上記CO₂排出削減量のうち2025年度の数値については提出日時点の集計値に基づいたものです。
2026年度の経営マテリアリティに対する活動目標は、当社の全社的重大リスクとの整合性を検証したうえで、以下のとおり設定しています。
ESG分野 | 経営マテリアリティ項目 | 目指す方向 /サブマテリアリティ | 2026年度活動目標(抜粋) |
環 境 (E) | 気候変動への対応 | ・脱炭素への取り組み強化 ・サプライチェーンを巻き込んだ脱炭素への取り組み強化 | ・中長期目標に沿ったCO₂削減(2015年度比46%削減) ・環境配慮型製品の開発の促進 ・Scope3 算定データ精度の向上 |
社 会 (S) | 安全・安心・快適の追求 | ・労働安全の確保 ・製品・サービスの安全性確保 | ・労働災害ゼロ/重大事故ゼロへの取り組み ・製品安全の向上を目指した製品安全性審査及び社員教育の実行 |
人的資本経営の推進 | ・イノベーションを生み出す組織風土 ・事業戦略と人財戦略の連動 | ・インナーコミュニケーション施策の実行 ・対話・評価・承認を通じたエンゲージメント向上施策の実行 ・事業戦略の実行に向けた役割に基づく組織・人財マネジメントの推進 | |
ガ バ ナ ン ス (G) | コーポレート・ガバナンスの強化 | ・経営の透明性確保 ・コンプライアンスの推進 | ・各役員の自己評価等に基づく分析を踏まえた取締役会の実効性に関する評価の継続 ・コンプライアンス強化に向けた、研修及び関係拠点との連携強化 |
レジリエントな企業基盤の構築 | ・事業継続性の確保 ・強靭なサプライチェーンの構築 | ・サイバーセキュリティ強化に向けた情報セキュリティ対応の推進 ・事業継続マネジメントに対する意識向上を目指した支援、及びモニタリングの強化 ・スマートモーションコントロールを促進させるグループ技術開発戦略・知財戦略をグループ開発会議で議論 ・サプライヤーのレジリエンス認証取得支援 |
(2) 気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に沿った情報開示
当社グループは、TCFD(気候変動関連財務情報開示タスクフォース)提言に賛同表明し、取り組みの進捗に合わせて、TCFD提言に沿った気候変動関連情報の開示の充実を図っています。
① ガバナンス
当社の取締役会は、重要事項の報告等を通じて情報を共有化することにより、当社の戦略・基本方針及び重要な業務執行を決定し、監督を行っています。気候変動に関しては、執行役員であるものづくり革新室長が監督責任を持ちます。CO₂削減目標に対する進捗状況や主要な環境設備投資の状況について、環境安全の担当役員が報告しています。
取締役会の指揮・監督のもと、代表取締役社長 最高経営責任者(CEO:以下CEO)は当社グループ環境理念・環境行動指針・長期目標を制定しています。執行役員会(CEO及び執行役員で構成)において、環境安全担当役員が社内カンパニーと主要なグループ会社のCO₂排出状況を報告し、目標との乖離があった場合は、原因を明確にして対策を実施しています。CEOは、審議事項や報告において事業に影響を及ぼすと考えられる事案について、対応を決定し事業戦略に反映しています。
ESH(Environment, Safety & Health)管理に関するCEO直轄の推進機関として、当社グループ全体を管轄するESH委員会を設置しています。ESH委員会の委員長及び委員はCEOによって取締役を含む役員から任命されます。ESH委員長は、気候変動に係るリスク・機会を含めた環境・安全・健康に関する重要な情報を各カンパニー及びグループ会社から収集しています。また、確認のためESH監査、全社省エネ委員会などを各事業所に訪問して実施しています。これらのモニタリングから重要性の評価及び重要と評価された事案への対策についてESH委員会にて審議を行っています。
会議名 | 気候変動に関する議題 |
取締役会 | 主要アクション(環境):環境負荷低減(CO₂排出量、年2回) 環境負荷低減:CO₂排出量、売上高原単位、省エネ・創エネ、環境配慮型製品の開発 (年4回) 主要な環境設備導入(都度) |
執行役員会 | 環境負荷低減 CO₂排出量、売上高原単位、省エネ・創エネ(年12回) |
ESH委員会 | 環境負荷低減 CO₂排出量、売上高原単位、省エネ・創エネ(少なくとも年2回) |
② 戦略
気候変動が事業活動に及ぼす影響を適切に把握・管理するため、2℃以下シナリオを含む複数の温度帯の外部シナリオを用いて、取引先や顧客を含むサプライチェーン全体のリスク・機会を分析しています。
ESH委員会の審議結果において、気候変動による事業への重要な影響を及ぼすと考えられる事案(リスク・機会)については、CEOの決定で事業戦略に反映しています。
当社グループでは、「気候変動への対応」は「長期ビジョン実現に向けた長期的な課題」である経営マテリアリティの1つとして特定しています。進捗を管理している経営マテリアリティ委員会が、ESH委員会をはじめとする他の委員会と連携し、定期的に評価しています。活動内容は経営会議(マネジメント・コミッティ)での審議・決定を経て、取締役会に報告されます。
今後、市場やお客さまの要求により、炭素価格の上昇や再生可能エネルギー電力の購入による運用コストの上昇リスク、再生可能エネルギー発電等の導入の資本的支出、省エネ製品開発のための研究開発費の増加リスクが想定されます。また、風水災によるインフラの損傷や電力の不安定化による事業中断などの物理的リスクも挙げられます。
一方、省エネラベリング制度の義務化等の法規制による新たなビジネス機会や、消費者の気候変動への関心が高まると、CO₂排出量を抑える観点から、長寿命化への嗜好の変化に対してMRO(Maintenance, Repair and Overhaul)ビジネスの機会拡大などが考えられます。
今後も、環境に関連するリスク・機会の把握に努め、省エネ活動のさらなる推進をはじめとするリスクへの対策・機会の実現に向けて取り組んでまいります。
③ リスク管理
ESH委員会において、気候変動に係るリスク、機会に関する重要な情報を社内カンパニー及びグループ会社から収集し、事業活動に大きな影響を及ぼすか否かの評価及び重要と評価された事案への対策について審議を行っています。想定される影響額及び発生(実現)可能性について評価し、優先付けをしています。リスクについては影響額にかかわらず、発生可能性の高いリスクについて、優先的に対策案を策定し、ESH委員会において審議を行っています。また、ESH委員会では、気候変動以外に水資源、廃棄物、化学物質、従業員の安全、健康に関する評価も行っています。
<TCFDへの対応:リスク評価結果(参照シナリオ:IEA 450/IEA NZE 2050/RCP2.6/RCP8.5)>
■移行リスク ▲:リスク ●:機会
タイプ | 気候変動 | 影響 | 事業リスク/機会 | 当社の対応 | |||||
(短期) (中期) (中長期) (長期) | |||||||||
政策規制 | 炭素税の引上げ | 大 |
|
|
| ▲エネルギー調達コスト増 ●低炭素製品による差別化 ●適切な情報開示による評価向上 | ・再生可能エネルギーの活用推進 ・カーボンプライシングの導入 ・代替素材への効率的な転換 | ||
省エネ・低炭素規制 | 大 | ▲省エネコスト増 ●低燃費製品の売上増 | ▲規制対応開発コスト増 ●規制対応製品需要増 | ▲規制に伴う旧型機の需要減 ●高効率新型機の需要増 | ・省エネ製品認定制度の運用 ・設備投資・省エネガイドラインの運用 ・燃費向上製品のラインアップ拡充 ・新燃料対応製品の開発 | ||||
政策 | 大 |
| ▲法令対応コスト増 | ・技術・製品開発への投資 ・戦略的な気候変動情報開示 | |||||
技術 | 低炭素製品への置換 | 中 |
| ▲新要素技術獲得のためのコスト増 ●新要素技術開発による新市場獲得 | ▲ニーズ多様化による開発コスト増 | ・規制・開発動向にあわせた技術投資、製品の開発、他社との協業 ・新たなモビリティへの採用製品開発 | |||
市場 | 消費行動の変化 | 大 |
| ▲競合他社に比べた開発遅れ ●電動化需要 | ●技術力で他社を上回り競争力向上 |
| |||
市場の不確実性 | 大 |
| ▲CO₂排出削減要求増によるコスト増 ●モーダルシフト・電動化による需要増 | ▲RE100対応による操業コスト増 ●適切な情報開示による評価向上 | ・再生可能エネルギーの活用促進 | ||||
評判 | 業界批判 | 中 |
| ▲環境対応遅れによる評価棄損 ●環境対応製品の売上増 ●自社の環境対応によるブランドイメージ向上 | ・再生可能エネルギーの活用促進 ・戦略的な気候変動情報開示 | ||||
■物理リスク ▲:リスク ●:機会
タイプ | 気候変動 | 影響 | 事業リスク/機会 | 当社の対応 | |||||
(短期) (中期) (中長期) (長期) | |||||||||
急性 | 台風頻発 | 大 | ▲インフラ損傷、操業停止 ●電力インフラ強靭化需要増(例:風力発電機用CMFS機器) | ・BCP運用 ・部品調達の分散化 ・電力レジリエンスの向上 ・工場に配置する従業員の最適化 ・気象予報サービス活用・緊急対策 | |||||
豪雨・旱魃 | 大 | ▲インフラ損傷、操業停止 ●水資源インフラ整備需要増(例:CMPセグメント) ●復興のための建設機械需要増(例:CMPセグメント) | |||||||
慢性 | 降水パターンの変化 | 大 |
|
|
| ▲水害・洪水による 操業停止 ●水資源インフラ 整備需要増 | ・サプライヤーとの風水災に関する対応策の検討 ・電力のレジリエンスの向上 ・拠点立地の見直し ・水の再利用・循環の見直し ・気象予報サービス活用・緊急対策 | ||
平均気温の上昇 | 大 |
|
|
| ▲空調費・設備投資 の増加 ▲発電効率低下による 電力コスト増 ●工場の効率化需要増 | ||||
(注) 影響度については、発生頻度と財務的な影響度の2つの観点から、大・中・小に分類をしています。
-発生頻度:頻繁に起きている/起きることが知られている/起きそうにない/まずありえない
-財務的な影響度:深刻(50億円以上)/大きい(25億円以上~50億円未満)/中程度(5億円以上~25億円未満)/軽微(1億円以上~5億円未満)/極めて軽微(1億円未満)
④ 指標及び目標
当社グループは、温室効果ガス排出削減の長期目標としてグループ全体のCO₂排出量を、2030年度で63%、2050年度で100%削減することとしています(基準年:2015年度、SBT1.5に認定)。2025年度までの累計実績は43.6%減と目標実現に沿ったペースで着実に削減を進めています。
また、自社だけでなく、サプライヤーへの展開活動も始めています。温室効果ガス排出量をサプライチェーン全体で見た場合、製品・サービスの購入(スコープ3 カテゴリ1)の割合が高いため、サプライヤーでの温室効果ガス排出量削減の取り組みが欠かせません。そこで、メインサプライヤー(年間調達額の70%を占める上位)の温室効果ガス排出量自主削減目標の設定状況の調査を開始しました。
2024年度時点で、メインサプライヤーの63%が温室効果ガス排出量自主削減目標を設定し、取り組みを行っています。
2025年度からは、サプライヤーによるスコープ3排出量算定の支援を開始しています。
サプライヤーが、自社排出を含むサプライチェーン全体での温室効果ガス削減に取り組めるよう、引き続き支援体制を強化しています。
<CO₂排出削減の長期目標(1.5℃目標/Scope 1+2)>
| 2015年度(基準年) | 2030年度(63%減) | 2050年度(100%減) |
グローバル排出量(t-CO₂) | 54,803 | 20,277 | 0 |
<CO₂排出削減の実績(単位:t-CO₂) (注)1、2、3>
| 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 |
直接排出(スコープ1) | 4,061 | 3,893 | 4,929 | 4,173 | 4,038 |
電力使用等による間接排出 | 41,021 | 43,140 | 38,495 | 34,763 | 26,861 |
(注)1 上記排出量のうち2025年度の数値については提出日時点の集計値であり、第三者保証を取得後、確定値を当社のウェブサイトにて開示します。
2 集計範囲はナブテスコ単体及び国内外の主要な連結子会社です。
3 集計の方針及び基準は、「エネルギーの使用の合理化に関する法律」「地球温暖化対策の推進に関する法律」に準拠し、環境情報管理に関する社内規定に基づき集計しています。
<その他の間接排出(スコープ3) 2024年度実績 (注)1、2>
カテゴリ | CO₂排出量 | 割合 | 備考 | |
1 | 製品・サービス購入 | 745,904 | 69.71% |
|
2 | 資本財 | 99,144 | 9.27% |
|
3 | エネルギー関連活動 | 6,118 | 0.57% |
|
4 | 輸送・配送(上流) | 191,617 | 17.91% |
|
5 | 事業から出る廃棄物 | 954 | 0.09% |
|
6 | 出張 | 6,380 | 0.60% |
|
7 | 従業員通勤 | 1,703 | 0.16% |
|
8 | リース資産(上流) | - | - | 対象外(該当するリース資産なし) |
9 | 輸送・配送(下流) | - | - | 対象外(完成品は、委託物流のためカテゴリ4に含む) |
10 | 販売した製品の加工 | - | - | 対象外(当社製品は完成品のため、販売後に加工を行わない) |
11 | 販売した製品の使用 | 17,445 | 1.63% |
|
12 | 販売した製品の廃棄 | 773 | 0.07% |
|
13 | リース資産(下流) | - | - | 対象外(該当するリース資産なし) |
14 | フランチャイズ | - | - | 対象外(該当するフランチャイズなし) |
15 | 投資 | - | - | 対象外(該当する投資なし) |
合計 | 1,070,037 | 100% |
| |
(注)1 2025年度実績については集計中のため、2024年度実績の情報を記載しています。
2 2024年度スコープ3算定方法、対象期間、範囲は以下のとおり。
・算定方法:サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドライン(環境省、経済産業省)に準拠。
・算定期間:2024年1月1日~2024年12月31日
(3) 人的資本経営の推進
当社グループは、長期ビジョンで掲げる「イノベーションリーダー」に向けて、統合前から積み重ねてきた顧客ニーズに「応える」取り組みとともに、顧客や社会の期待を「超える」視点を重視し、業績の向上 (Financial Impact)と社会課題の解決 (Social Impact)を同時に実現していくことで企業価値を高めることを追求しています。
その実現には、「両利きの経営」で言われる既存事業の深化と新規事業の探索の両立が必要であり、イノベーションを促進する基盤となる諸資本の変革が求められます。
なかでも人的資本は価値創造プロセスの起点となる重要な資本であり、当社グループでは、「イノベーションリーダー」の実現に向けた人的資本の最適化を図ることを、人的資本経営の目的としています。
顧客の「期待に応える」ためには、既存事業における絶え間ない技術革新や性能・品質の改善、生産性の向上等を通じて、顧客ニーズに徹底的に寄り添う人財が必要となります。一方、顧客や社会の「期待を超える」ためには、既存事業領域の拡大や新事業の創出など、顧客や社会の期待を超える価値を生み出し、提案する人財の拡充や育成が求められます。
組織面では、経営環境の変化に対して柔軟に対応できる組織能力の獲得が重要となります。そのためには、経営層からの上意下達による従来型のマネジメントだけではなく、各個人が自律的・自発的に行動することやトップダウンとボトムアップをつなげる管理職層の役割が重要となります。当社グループの人的資本経営は、これら各層の三位一体による推進が骨格となっています。各層がこのような役割を果たせるよう人的資本への投資を積極的に行い、「期待に応える」と「期待を超える」サイクルを力強く回し続けることで長期ビジョンの実現につなげていきます。
① 人的資本経営の目指す姿
当社グループでは、会社・経営層、組織・管理職層、個人による役割遂行が価値創造につながるとの認識のもと、人的資本の最適化に向け、「会社・経営層」「組織・管理職層」「個人」のそれぞれでの目指す姿を設定しています。
会社・経営層においては、Actionできる「状況・環境」を創り出すこと。「組織・管理職層」においては、個々人のActionの種に気づきを与えること。「個人」においては「Innovation in Action」の種を芽吹かせること。これらが、当社グループの人的資本経営の目指す姿です。
② 現状と目指す姿のギャップ/課題抽出
当社グループでは、社員の主観的な状態を測定するエンゲージメントスコア(ES)と組織診断を定期的に実施し、個人の状態と組織風土の両面から現状把握と課題抽出を行っています。
組織診断の設問設計にあたっては、挑戦、共創、学習、創意工夫などイノベーション促進に関連性が高いと考えられる項目(イノベーション項目)を設定しました。下のグラフは、ESと組織診断の設問群を「個人の状態を表すもの(個人指標)」、「組織の状態を表すもの(組織指標)」に分類した上で、イノベーション項目とそれ以外の設問項目の充足度の相関分析を両指標について実施し、イノベーションとのつながりの強さ(横軸)、充足度(縦軸)でプロットしたものです。
両グラフの右下の項目群は、「イノベーションとのつながり」が強い一方で「充足度」が低い項目であり、個人指標では、仕事へのやりがいや達成感を得られ、成長につながる実感を持つことがイノベーション推進のドライバーとなることが示唆されます。
組織指標においては、会社・経営層のレベルでは「目標達成の見通しの実感」、「会社による世の中の変化先取り」「挑戦する風土の醸成」、組織・管理職層のレベルでは、「部署を超えた問題解決」や、「次のリーダー育成」といったキーワードが挙がっています。これらの項目の充足が、イノベーションリーダーの実現に向けた重点課題となるとの仮説を構築し、ギャップ解消に向けた各施策を、「会社・経営層」「組織・管理職層」「個人」が三位一体となり推進しています。
③ 指標及び目標
前頁のギャップ解消に向け、当社グループでは、「会社・経営層」「組織・管理職層」「個人」の各層でのイノベーションに向けた取り組みの進捗を測る結果系指標として、「イノベーション指数」「リンケージ指数」「エンゲージメント指数」の3つの人的資本KPIを設定しています。これらの指標は、組織診断結果とエンゲージメントスコアを合成した結果系指標であり、各指標で2022年度の第三四分位の値を当面の目標として設定しています。
「イノベーション指数」は、Actionできる「状況・環境」を創り出すための指標で、ナブテスコ ウェイの浸透、人財ポートフォリオの充足により、イノベーションに取り組む目的を共有することで組織・個人がActionできる状況・環境を支援していきます。
「リンケージ指数」は、個々人のActionの種に気づきを与えるための指標で、配置・育成・評価、新規事業の仕組み、支援、制度改定により、「期待に応える」「期待を超える」両利きの視点で個人のActionを後押しします。
「エンゲージメント指数」は、個々人におけるMy “Innovation in Action”の種を芽吹かせるための指標で、ナブテスコ ウェイの自分事化、自律的キャリア形成、リスキリングにより、個々人のイノベーション意識を定着させていきます。
人的資本KPIについては、実行戦略や各指標の進捗をモニタリングしつつ、課題の変化に合わせて柔軟に見直し、人的資本経営の高度化を図っていきます。
<人的資本KPI>
(会社・経営層) イノベーション指数 | (組織・管理職層) リンケージ指数 | (個人) エンゲージメント指数 |
【画像・図表はPDF原本参照】 |
【画像・図表はPDF原本参照】 |
【画像・図表はPDF原本参照】 |
(注)1 2025年度実績については集計中のため、2024年度実績の情報を記載しています。
2 組織診断とエンゲージメントサーベイの集計について、両データを整合させるために部門平均値を使用した結果、2022年度の数値を遡及修正しています。また、この修正に伴い、人的資本KPIの目標も2022年度の第三四分位の数値へ遡及修正しています。
(会社・経営層)イノベーション指数
イノベーション指数向上に向けた体系的な施策展開
(組織・管理職層)リンケージ指数
リンケージ指数向上に向けた体系的な施策展開
(個人)エンゲージメント指数
エンゲージメント指数向上に向けた体系的な施策展開
(4) 持続的なイノベーション創出をリードする知的財産経営戦略
当社グループは、顧客やパートナー企業など、すべてのステークホルダーが持続的成長と事業拡大を図るために、その事業競争力の源泉である現在及び未来の「コア価値(知財・無形資産)」の持続的な競争優位を担保する「知的財産経営戦略」をグループ全体で推進することで、企業価値の向上を追求しています。
当社グループの「コア価値」は、いわゆるコアコンピタンス(中核となる強み)だけでなく、競合企業も保有している技術等であっても、顧客への価値提供に必要な技術等を含むものとなります。コアコンピタンスだけでは顧客に価値を提供できないため、対象を広く捉えており、更に特許などの知的財産権だけでなく、ノウハウや取引実績、サプライチェーンなども含まれる知財・無形資産をいいます。そして、現在保有しているコア価値(現在のコア価値)と、将来必要となるコア価値(未来のコア価値)を事業毎に定めています。
さらに現在及び未来のコア価値は全社共通の切り口(機能や目的)で可視化され、共有されています。
<当社グループのコア価値>
① ガバナンス
2025年度から技術開発戦略と知的財産戦略を一体的に議論すべく、これまで開催してきた全社知財戦略審議を発展的に解消し、当社グループ全体の技術開発戦略及び知的財産戦略の基本方針を議論・審議するため、CEOや経営幹部をメンバーとしたグループ開発会議を年1回開催しています。ここで決定された基本方針に基づき、各社内カンパニーやグループ会社固有の技術開発戦略や知的財産戦略を議論・審議するため、各社内カンパニー等の社長や幹部と技術本部長や技術本部の幹部をメンバーとしたカンパニーロードマップ会議を年3回程度開催しています。なお、カンパニーロードマップ会議は従来、各社内カンパニー等の技術開発を中心に議論する会議体でしたが2024年度に技術開発戦略と知的財産戦略を一体的に議論すべく知的財産戦略を議論する場であったカンパニー知財戦略審議と統合しました。
また、2025年度から各カンパニーロードマップ会議の活動状況の共有や社内カンパニー等の共通の技術及び知財課題について議論・審議するため、技術本部長とコーポレート部門や社内カンパニー等の技術部門長をメンバーとした技術部門長会議を年6回程度開催しています。なお、技術部門長会議は従来、当社グループ共通の技術課題を中心に議論する会議体でしたが2025年度に技術課題と知財課題を一体的に議論すべく当社グループ共通の知財課題を議論する場であった知的財産強化委員会と統合しました。
技術部門長会議で議論された内容は戦略提案としてグループ開発会議で審議されて、翌年の基本方針に反映されています。このようにグループ開発会議、カンパニーロードマップ会議及び技術部門長会議の活動が有機的に結びつき、スパイラル的に発展していく形になっています。
また、2022年以降より年1回、取締役会で全社知的財産戦略の基本方針を報告し監督を受けています。なお、個別事業に関する知的財産戦略については事業戦略に含めて都度、取締役会で報告し監督を受けています。
② 戦略
■IPランドスケープによる新事業創造
当社グループではIPランドスケープを活用した市場や顧客ニーズの探索を通じて、コア価値の強化、新規獲得を図っています。当社グループの製品・サービスが使用される設備やシステム全体に関する特許情報などの知財情報だけでなく、論文、雑誌、企業情報などあらゆる公開情報をグローバルに調査し、技術・市場動向や顧客ニーズをマクロ分析しています。さらにこの分析結果をもとに新事業テーマ・市場・顧客ニーズの探索や開発テーマの検証、オープンイノベーションなどの協業先の探索など、将来事業の方針設定や他社連携の議論をイノベーション戦略室や社内カンパニー等と行っています。
■コア技術情報管理と知的財産権獲得の戦略的な活用
当社グループの競争力の源泉であるコア価値(知財・無形資産)には、いわゆる発明だけでなく、顧客との深い信頼関係や市場におけるブランドイメージ、商品・サービスに関するアイデア、設計・製造ノウハウ、サプライチェーンや人財などが含まれます。秘匿可能なコア価値については、徹底したコア技術情報管理(秘密情報管理)を行い、販売等のため秘匿することが困難なコア価値については、積極的に出願して知的財産権を獲得することで、コア価値の保護を図っています。
現在保有するコア価値とともに新たに生み出されるコア価値をコア技術情報管理と知的財産権獲得の両面で保護することにより、当社グループの総合的なコア価値力を持続的に増大させ、企業価値の向上を図ります。
③ リスク管理
■秘密情報管理と知的財産権獲得の戦略的な活用
当社グループの競争力の源泉であるコア価値には、顧客との深い信頼関係や市場でのブランドの構築、商品、サービスにおける技術アイデアや、設計・製造ノウハウなどが含まれ、これらは多数の特許、意匠、商標、営業秘密等の知的財産権で保護されています。
創造されたコア価値(知財・無形資産)は、原則として、全てコア技術情報(秘密情報)として徹底した秘密情報管理(コア技術情報管理)がされています。コア技術情報管理の一環として、全役員・社員(含む派遣社員)を対象に毎年情報管理教育を行うとともに、万一の国内外の裁判でも耐えうるような証拠形成も行っています。さらに業務監査部門とも連携して管理体制の維持も図っています。
一方、製品販売等の事業活動で公開するため、秘匿することが困難な技術的コア価値のみ、知財網を構築する知的財産権獲得戦略で保護を図っています。2025年末の時点で日本2,200件程度、アジア1,200件程度、欧州1,100件程度、米国500件程度の特許・実用新案・意匠(出願中含む)からなるパテントポートフォリオを構築しています。
現在のコア価値とともに新たに生み出される未来のコア価値をこのコア技術情報管理と知的財産権獲得戦略の両面で保護することにより、当社グループの総合的な知財・無形資産力を持続的に増大させ、これにより企業価値の持続的な向上を図ります。
■知財クリアランスの実行取り組み
当社グループでは、顧客の事業や製品を守ることを必須項目とし、当社グループの事業・製品を守ることを必要項目として、事業化プロセスの中で知財クリアランスを実行しています。具体的にはコア技術情報管理、知的財産権獲得、他社の知的財産権侵害防止、技術契約遵守、模倣排除、商標・著作権保護等の活動を事業化プロセスの中で実施しています。
2018年度以降で190件以上の製品・サービスについて実施しています。
■模倣品排除
当社グループのブランドを信じて購入した顧客が損害を被らないように、ブランド模倣はコストが掛かっても徹底的に排除する方針を取っています。
社内カンパニー及び国内外グループ会社からの情報のほか、展示会の定期巡回、ECサイトへの出品状況や企業ホームページの定期的な監視、過去に警告して侵害を中止した企業の定期監視等を行い、模倣品の早期把握を図っています。
その結果、2018年度以降で420件以上の侵害警告を行っています。
④ 指標及び目標
■量から質への転換
コア価値(知財・無形資産)を獲得・強化するための知的財産戦略活動を体系化し、社内カンパニーとグループ会社の中期経営計画の中で、その知的財産戦略活動を事業計画の一つとして策定、実行することを徹底しています。
また、すべての技術者が自ら新事業や新技術のアイデアや設計・製造のノウハウを創造する風土を構築するために、その創造活動を業績評価の対象として積極的な活動を奨励すると共に、事業に貢献する発明をなした方々(2025年度までに延べ256名)に対して、会社の創立記念式典で優秀発明者表彰を行い、全社でその栄誉を称え、社員の創造意欲の高揚を図っています。
このような活動を通じて、発明、意匠及びノウハウに関する知財創造届出件数は、以下のグラフに示すように、一定以上の水準を維持しております。
2025年度に量から質の更なる向上を目的とした活動に変更し、スマートモーションコントロールによる社会課題の解決を加速すべく、これに関する知財創造届出目標件数を設定しました。その結果、スマートモーションコントロール関連の知財創造届出件数は計画180件に対し、実績は325件となり計画以上となりました。一方、スマートモーションコントロール関連以外の開発テーマや生産技術関連の知財創造届出件数は減少することになり、全体で637件となりました。今後もスマートモーションコントロール関連の知財創造活動に注力して目標管理を行いますが、知財創造届出件全体でも一定の件数を維持するように活動していきます。
<知財創造届出件数>
※1 油圧機器事業を除いております。
2 網掛はスマートモーションコントロール関連の件数です。
■知の探索によるイノベーションを推進する施策
2022年度からいわゆる知の探索によるイノベーションを活性化させる一つの取組みとして知財創造する人の多様性を高める活動を展開しており、この活動状況を示す指標として「発明者割合」を設定しました。
この「発明者割合」は開発者だけでなく生産技術者を含む技術者に対する知財創造届出を行った発明者等の実数の比率で、年度単位で算出されるものであり、多様性が継続的に維持・改善されているかを示すものです。目標は80%以上としており、これを継続するために小集団活動を含め各種施策を展開しています。
2025年度から量から質の更なる向上を目的とした活動(スマートモーションコントロール関連の知財創造強化)に変更した影響もあり目標未達となりました。2026年度はスマートモーションコントロール関連以外の開発テーマの開発担当者や設計者及び生産技術者の知財創造支援も再度強化することで目標達成に繋げたいと考えています。
更に新たな市場ニーズ等を収集し、イノベーションに繋げた営業担当者等を対象とした知財創造支援者制度により、全社一丸となったイノベーション推進を図っています。
<発明者割合>
※油圧機器事業を除いております。
3 【事業等のリスク】
(1) 当社グループのリスクマネジメント体制
当社グループは、業務執行に関し、損益、資産効率、品質、災害等の状況を適正かつタイムリーに取締役会に報告する体制を整備し、リスクの早期発見に努め、損失の極小化を図っています。
また、持続的な企業価値の向上に向けて、重要事項の審議等を行うCEOの直轄機関としてリスクマネジメント委員会を設置しており、その委員はCEOより任命されます。
リスクマネジメント委員会の委員長(常務執行役員)は、リスクマネジメントの取組状況をCEOが出席するマネジメント・コミッティや取締役会等の経営会議に定期的に報告しています。
(2) リスク管理
リスクマネジメント委員会は、全社横断的な組織として、毎年、コーポレート部門、社内カンパニー及びグループ会社が行ったリスクアセスメントの結果に基づいて、全社的重大リスクを特定し、それらの対策を審議することに加えて、対応策の実施状況を適切にフォローしています。事業活動に影響を与える各リスク項目について、その発生度及び影響度で評価し、さらに発生原因の分析も実施します。そして、リスク対応の優先順位付けとリスクに対する許容度を確認した上、リスクの対応方法を立案し、対策案の審議を経て実行します。
また、リスクマネジメント委員会に加えて、内部監査部門をはじめとする本社専門スタッフが業務上のリスク管理状況を監査し、専門的知見に基づき業務改善に向けた必要かつ適切な助言を提供し、取締役会に報告することでリスク対応状況を適切にモニタリングします。
なお、当社のリスク評価は、①リスク分析、②リスク評価、③リスク判定の順で実施します。リスク分析において、個々のリスクに対し、発生度5段階と影響度4段階により重要度を分析します。リスク分析から得られた結果に基づいて、スコアを特定し、リスクレベル及び対策レベルを4段階で判定します。
(3) 主要リスク
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりです。このようなリスクが顕在化した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。なお、将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
当社グループにおける主要リスク | 発生度 | 影響度 | |
① | 経済、市場、為替相場の変動に関するリスク | 中 | 中 |
② | 地政学に関するリスク | 中 | 中 |
③ | 大規模災害・気候変動に関するリスク | 低 | 大 |
④ | 調達に関するリスク | 中 | 中 |
⑤ | 製品品質に関するリスク | 低 | 大 |
⑥ | 競合に関するリスク | 中 | 中 |
⑦ | 情報セキュリティに関するリスク | 中 | 中~大 |
⑧ | 知的財産に関するリスク | 中 | 中 |
⑨ | 企業買収等に関するリスク | 低~中 | 中~大 |
⑩ | 人財の確保に関するリスク | 高 | 中 |
リスクマップ
① 経済、市場の動向、為替相場の変動に関するリスク
当社グループの事業は、国内外の自動車、鉄道、建築、産業機械等の各産業分野に直接的又は間接的に関わっています。これら産業の景気変動及び設備投資動向、為替相場の変動等により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 中 | 影響度 | 中 |
対応策 | 当社グループでは、景気サイクルの異なる様々な産業分野に関わる事業を展開することによって、景気変動によるリスクを分散させています。また、景気変動の影響を受けにくいMRO(Maintenance, Repair and Overhaul)事業を拡大することによって、業績に及ぼす影響を最小限化できるよう努めています。 さらに、2025年から始まった中期経営計画における基本方針の一つとして、当社の強みである「モーションコントロール」を「スマートモーションコントロール」(電動化/インテグレーション/データ活用)へ進化させることを掲げており、当社の事業領域に関連する社会課題に対して、新たな価値を創造することに取り組んでいます。多様化・細分化する顧客ニーズに応え、新たな付加価値提案を行うことによって、事業拡大を図っていきます。 また、為替相場の変動による影響については、為替予約等によるリスクヘッジを行っています。 | ||
② 地政学に関するリスク
当社グループは、成長性・収益性の追求のため、アジア、北米、欧州を中心に積極的な事業展開を図っています。このため、各国の経済・市場の動向に関するリスクだけでなく、テロ、戦争その他の要因による社会的混乱の発生、政治的変動や予期できない法律、規制等の改正が行われる場合があり、各種製品の市場が影響を受け、その結果、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 中 | 影響度 | 中 |
対応策 | 当社グループでは、各事業拠点の所在地及びその周辺における政治・社会情勢・治安状況などを定期的にモニタリングしており、必要な対策を適切に実施するよう努めています。 また、国内外のグループ会社における実務責任者を対象としたコンプライアンス連絡会議及び安全保障貿易管理連絡会議を定期的に開催しており、各国における新たな法規制等の動向や、経済制裁措置、輸出管理状況などをグループ内で展開しています。 なお、地政学的リスクに起因する調達不全等のリスクについては、後述する「調達に関するリスク」に掲げる複数購買などの取組を進めています。 | ||
③ 大規模災害・気候変動に関するリスク
当社グループは、国内外の工場を始め、世界各地に事業拠点を置いています。近年、世界的な気候変動を背景とした風水害や、大規模地震、パンデミック等各種災害その他の要因による社会的混乱などのリスクが高まっていることに伴い、人的・物的被害の発生や資材調達の停滞及び物流網の寸断により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、これらによる損害が損害保険等で十分にカバーされるという保証はありません。
発生度 | 低 | 影響度 | 大 |
対応策 | 当社グループでは、ESH管理に関するCEO直轄の推進機関であるESH委員会において、気候変動に係るリスク、機会を含めた環境・安全・防災・衛生等に関する重要な情報を収集し、重要性の評価及び重要と評価された事案への対策について審議しています。 世界的な気候変動に対する取組としては、当社グループ全体における温室効果ガスの長期削減目標を設定し、国内外の各事業所においてCO₂排出量削減の目標達成に向けた活動を進めています。これらの活動を含め、気候変動に関わる社会的責任を果たすべく活動を推進しています。 近年において激甚化・頻発化する自然災害への対策としては、発災時における初動対応及び事業継続に関する一貫した対策、並びに平時の継続した教育訓練の実施に努めています。具体的には、①拠点単位の法定訓練以外の自主的な訓練実施によるマニュアル実効性の確認と改善、②e-learningによる国内全従業員の知識と判断力の向上、③BCAO(事業継続推進機構)資格認定者の配置の推進、④拠点単位の被災時の事業継続・再開のための体制構築支援などといった取組を計画的、組織的に実行しています。また、大規模地震などへの備えとして、既存建物の耐震補強、新たな工場・建屋を建設する際の耐震性確保、全事業所における棚・キャビネットなどの転倒防止工事を徹底するとともに、毎年のESH監査を始めとした各事業所での安全パトロールによって人災防止の取組を継続徹底しています。 | ||
④ 調達に関するリスク
当社グループは、約1,600社の多様な規模のサプライヤーより、主に金属部品、電子電装部品等の調達を行っています。自然災害やサイバー攻撃による調達機能の停止などの外的要因や、調達先の倒産によって部品供給が滞り代替の調達先が確保できない場合には、製品の利益率の悪化や機会損失の発生により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 中 | 影響度 | 中 |
対応策 | 当社グループでは、大規模災害やリスク全般に対応するサプライチェーンBCP活動の推進体制を整備し、調達先に対してレジリエンス認証の取得を推進することで、サプライチェーン全体の強靭化を図っています。サイバー攻撃に対しては、調達先の情報セキュリティレベルを定期的に把握し、改善支援を継続しています。これらの支援に加え、アンケート調査などを通じ、調達先との定期的なコミュニケーションを実施しています。 また、主要部品や原材料のリスク評価及び監視を定期的に実施し、複数購買化を推進することで、特定の供給源に依存しない体制を構築しています。 | ||
⑤ 製品品質に関するリスク
当社グループは、各種製品について、欠陥が発生しないように万全な品質管理基準のもとに製造しています。しかしながら、万一リコールや製造物責任(PL)につながるような重大な欠陥が発生した場合には、訴訟・リコールなどにより多額のコストの発生につながり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 低 | 影響度 | 大 |
対応策 | 当社グループでは、品質保証の国際規格「ISO9001」に基づき、製品の開発・生産・販売活動を行っています。さらに、必要に応じて各業界専用の品質保証システム(QMS)として、IATF16949やJIS-Q9100などの認証も取得し、その業界の要求に応じた管理体制を整えています。 また、市場に出荷する製品の品質・安全性を確保するため、製品の上市前には、開発・設計段階において厳格な品質及び製品安全性のレビュー(審査)を実施しています。さらに製造工程の安定性を継続的に管理し、出荷前には適切な検査を行うことで、お客様にご満足いただける製品を提供しています。 なお、品質及びPL管理に関するCEO直轄の推進機関として「品質・PL委員会」を設置しており、グループ内の品質・安全性のレベル向上に努めています。 | ||
⑥ 競合に関するリスク
当社グループは、国内外において高い市場占有率を誇る製品を多数保有しています。しかしながら、新製品開発の遅れ又は他社が画期的な新製品を開発する等により、各種製品の市場占有率が低下した場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 中 | 影響度 | 中 |
対応策 | 当社グループでは、顧客のニーズを捉えたコスト競争力のある差別化製品の開発に取り組んでいます。 また、当社グループは、顧客ニーズに応え続けることで蓄積・進化させてきたメカ設計、電気・電子設計、品質保証などの基礎技術に加えて、CAE解析や熱解析などの各種解析技術、制御技術などの高度な要素技術を有し、独自のモーションコントロール技術を確立しています。さらに、オープンイノベーションを通じて強化した電子制御技術やモデルベース開発、デジタルツインなど最先端の要素技術・開発手法を活用することで、ニーズの多様化、開発速度向上に応えられる体制を整えています。 今後は、さらに電動化、システム化、データ活用に取り組み、スマートモーションコントロールへの進化を加速し、予防保全を含めた製品・サービスの開発・提供を進めていきます。 | ||
⑦ 情報セキュリティに関するリスク
当社グループは、事業活動を通して、お客様や取引先の個人情報及び機密情報を入手することがあり、また、営業上・技術上の機密情報を保有しています。予想を超えるサイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウイルス感染等により、万一これらの情報が流出した場合や重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、生産停止や信用低下により当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 中 | 影響度 | 中~大 |
対応策 | 当社グループでは、近年の情報セキュリティリスクの増大に対応するために、グループ全体の情報セキュリティレベル向上を目的とした「情報セキュリティ委員会」を設置し、情報セキュリティに関する基本方針の策定、セキュリティ対策のレベル向上及び重大なセキュリティ・インシデントへの迅速な対応を行っています。また、情報資産のセキュリティ対策を組織的かつ継続的に推進するための各種管理規程を整備し、全社員への周知を徹底するとともに、情報資産の適切な管理に関する定期的な教育・訓練を行っています。 情報資産に対する不正な侵入、漏えい、改ざん、紛失、破壊、利用妨害等のリスクに対しては、そのリスク低減や業務復旧の早期化を企図したセキュリティシステムを導入するとともに、脆弱性に対する評価と対策を継続的に実施しています。さらに、ユーザーごとにデータへのアクセスを制限するなど、徹底したアクセス制御を施したシステム管理を実現していきます。そして、情報セキュリティに関する取組を定期的に内部及び外部監査することにより、情報セキュリティマネジメントの継続的改善を実施しています。 | ||
⑧ 知的財産に関するリスク
当社グループは、特許を含む知的財産権や秘密情報管理により自社技術の保護を図り、これら自社技術に関する知財・無形資産を適切に管理するとともに、第三者の知的財産権等を侵害することのないよう細心の注意を払っています。しかしながら、第三者が当社グループの知的財産権を侵害した場合、秘密情報が漏洩した場合、又は当社グループが第三者から知的財産権の侵害等を主張された場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 中 | 影響度 | 中 |
対応策 | 当社グループでは、事業競争力の源泉である知財・無形資産(コア価値)の持続的な競争優位を担保するため、知的財産部門と事業部門が連携し、製品・サービスの企画・開発段階から分析可能な技術は知的財産権で保護し、分析困難な設計ノウハウや量産段階で継続的に創出される製造ノウハウ等は秘密情報管理を徹底することで保護しています。 特に秘密情報管理として、秘密情報の第三者開示前の秘密保持契約締結の徹底の他、当社が秘密情報の正当な保有者であることを国内外で証明できる秘密情報保全体制を構築することで、秘密情報の意図しない漏洩に対する対応も図っています。 更に、模倣品の多い製品・国・地域では、定期的な模倣品調査と排除を現地の専門家も活用しながら行っています。特にブランド模倣については当社製品と信じて購入した顧客が被害を受けないように模倣品流通の防止に注力しています。 一方、製品・サービスの企画・開発段階から訴訟その他の重大な事業リスク発生を未然に防止するため、知的財産部門と事業部門が連携し、製品・サービスの企画・開発時だけでなく、その後も第三者の知的財産権(特許だけでなく商標や著作権も含む。)の調査分析や社内外弁理士/弁護士による非侵害鑑定取得やライセンス取得を行う等の知的財産権に関する知財クリアランスを行う体制を構築しています。 | ||
⑨ 企業買収等に関するリスク
当社グループは、企業買収を通じて、国内外における製品の生産、販売・サービス体制の拡充や技術基盤の強化を図っています。しかしながら、企業買収当初に期待した効果が買収後に得られない場合、認識しているのれん等の固定資産の減損損失等の発生により当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 低~中 | 影響度 | 中~大 |
対応策 | 当社グループでは、グループM&A実施基準を制定し、企業買収プロセスを明確化しています。また、企業買収の検討段階においては、対象企業のデューデリジェンスを行い、買収後の対象企業の運営について検証を行っています。 | ||
⑩ 人財の確保に関するリスク
当社グループは、製造・開発・販売、その他専門分野に携わる優秀な人財を幅広く採用・育成することで、グローバルな事業活動の推進と競争力の維持向上を図っています。しかしながら、人財の獲得競争の激化や社員の退職等によって十分な人財の確保及び育成ができなかった場合、競争力の低下につながり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 高 | 影響度 | 中 |
対応策 | 当社グループでは、多様な人財を確保することを目的として、アルムナイ採用(※1)、リファラル採用(※2)など多様な手法を取り入れ、高度専門人財獲得のためのプロフェッショナル制度を整備するなどといった取組を推進しています。 また、健康経営の観点から、産業保健専門職の配置によるきめ細かな対応、健康保険組合と事業主が一丸となったコラボヘルス活動といった社員の健康維持に資する取組を行っています。そのほかにも、リテンションを目的とした社内公募制度の運用を行うなど、社員の「いきいき・ワクワク」の創造・活力ある組織の維持に取り組んでいます。
※1 退職した元社員(アルムナイ)を再雇用する手法 2 事業内容や企業文化をよく知る従業員から友人・知人の紹介・推薦を受け、選考・採用する手法 | ||
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要
① 経営成績
当社は、2025年7月31日に「油圧機器事業の会社分割(簡易吸収分割)ならびにComer Industries S.p.A.との株式譲渡契約および株主間契約締結のお知らせ」にて公表のとおり、油圧機器事業の会社分割並びに同事業を継承する子会社の株式譲渡に関する決議がなされたことから、IFRS第5号に基づき第3四半期連結会計期間より、同事業を非継続事業に分類しています。これに伴い、売上高、営業利益、税引前利益について、期首より非継続事業を除いた継続事業の金額を表示し、当期利益、親会社の所有者に帰属する当期利益は、継続事業及び非継続事業の合算を表示しています。なお、前期についても同様に組み替えて表示しています。
当社グループの当連結会計年度の業績は、コンポーネントソリューション事業、トランスポートソリューション事業及びアクセシビリティソリューション事業で需要が増加したことにより、売上高は307,912百万円となりました。
営業利益は増収による増益に加え、Project 10による収益性改善活動の効果があったものの、鉄道車両用機器に係る関係会社整理損失やDeep Sea社に配分されたのれんの減損損失もあり、20,956百万円となりました。また、税引前当期利益は21,983百万円となり、親会社の所有者に帰属する当期利益は15,255百万円となりました。
(単位:百万円)
| 売上高 | 営業利益 | 税引前当期利益 | 親会社の所有者に |
当連結会計年度 | 307,912 | 20,956 | 21,983 | 15,255 |
前連結会計年度 | 280,458 | 13,157 | 14,225 | 10,188 |
前期比(%) | 9.8 | 59.3 | 54.5 | 49.7 |
当連結会計年度のセグメント別概況は次のとおりです。
[売上高]
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 前期比(%) |
(2024年12月期) | (2025年12月期) | ||
コンポーネントソリューション事業 | 67,646 | 79,325 | 17.3 |
トランスポートソリューション事業 | 88,727 | 100,473 | 13.2 |
アクセシビリティソリューション事業 | 106,771 | 110,668 | 3.7 |
その他 | 17,315 | 17,445 | 0.8 |
合計 | 280,458 | 307,912 | 9.8 |
[営業利益]
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 前期比(%) |
(2024年12月期) | (2025年12月期) | ||
コンポーネントソリューション事業 | 2,667 | 5,420 | 103.2 |
トランスポートソリューション事業 | 12,389 | 13,698 | 10.6 |
アクセシビリティソリューション事業 | 9,340 | 9,541 | 2.1 |
その他 | 1,043 | 2,194 | 110.3 |
全社又は消去 | △12,282 | △9,897 | - |
合計 | 13,157 | 20,956 | 59.3 |
② 財政状態
(単位:百万円)
| 前連結会計年度末 | 当連結会計年度末 | 増減 |
資産 | 449,845 | 466,632 | 16,787 |
負債 | 160,101 | 176,264 | 16,163 |
資本 | 289,744 | 290,368 | 624 |
(資産)
当連結会計年度末の流動資産は256,426百万円、非流動資産は210,206百万円であり、その結果、資産合計は466,632百万円と前連結会計年度末比16,787百万円の増加となりました。主な増加要因は、IFRS第5号に基づき油圧機器事業を非継続事業に分類したことに伴う売却目的で保有する資産の増加43,665百万円です。主な減少要因は、営業債権の減少13,512百万円、及び有形固定資産の減少12,657百万円です。
(負債)
当連結会計年度末の流動負債は134,677百万円、非流動負債は41,587百万円であり、その結果、負債合計は176,264百万円と前連結会計年度末比16,163百万円の増加となりました。主な増加要因は、流動負債における借入金の増加13,129百万円、及びIFRS第5号に基づき油圧機器事業を非継続事業に分類したことに伴う売却目的で保有する資産に直接関連する負債の増加12,256百万円です。主な減少要因は、その他の債務の減少9,181百万円です。
(資本)
当連結会計年度末の資本合計は290,368百万円となりました。親会社の所有者に帰属する持分合計は273,466百万円と前連結会計年度末比907百万円の増加となりました。主な増加要因は、親会社の所有者に帰属する当期利益15,255百万円、及び在外営業活動体の換算差額等によるその他の資本の構成要素の増加4,834百万円です。主な減少要因は、配当及び自己株式の消却による利益剰余金の減少20,089百万円です。
以上の結果、親会社の所有者に帰属する持分比率は58.6%となり、1株当たり親会社所有者帰属持分は2,333.54円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 26,650 | 32,824 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △28,733 | △15,725 |
フリーキャッシュ・フロー | △2,083 | 17,098 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | △4,137 | △13,559 |
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、営業活動及び短期借入れにより獲得した資金を、主に設備投資、自己株式の取得及び配当金の支払に充てた結果、73,340百万円と前連結会計年度末比1,136百万円の減少となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは32,824百万円の資金の増加となりました。主な増加要因は、当期利益、減価償却費及び償却費によるものです。一方、主な減少要因は、棚卸資産の増加、及び営業債務の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは15,725百万円の資金の減少となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは13,559百万円の資金の減少となりました。主な増加要因は、短期借入れによる収入です。主な減少要因は、自己株式の取得による支出、及び配当金の支払いです。
(3) 生産、受注及び販売の状況
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと以下のとおりです。
セグメントの名称 | 生産高(百万円) | 前期比(%) |
コンポーネントソリューション事業 | 81,841 | 20.4 |
トランスポートソリューション事業 | 101,796 | 11.2 |
アクセシビリティソリューション事業 | 112,394 | 4.2 |
その他 | 19,504 | 16.3 |
合計 | 315,535 | 11.0 |
(注) 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値です。
② 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと以下のとおりです。
セグメントの名称 | 受注高(百万円) | 前期比(%) | 受注残高(百万円) | 前期比(%) |
コンポーネントソリューション事業 | 82,428 | 16.2 | 19,666 | 18.7 |
トランスポートソリューション事業 | 109,354 | 8.4 | 100,199 | 9.7 |
アクセシビリティソリューション事業 | 111,145 | 8.7 | 47,803 | 1.0 |
その他 | 20,326 | 14.5 | 12,387 | 30.3 |
合計 | 323,254 | 10.8 | 180,055 | 9.3 |
(注) 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値です。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと以下のとおりです。
セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前期比(%) |
コンポーネントソリューション事業 | 79,325 | 17.3 |
トランスポートソリューション事業 | 100,473 | 13.2 |
アクセシビリティソリューション事業 | 110,668 | 3.7 |
その他 | 17,445 | 0.8 |
合計 | 307,912 | 9.8 |
(注) 1 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値です。
2 総販売実績に対し10%以上に該当する販売先はありません。
(4) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
① 重要性のある会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表で採用する重要性のある会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 注記3.重要性のある会計方針 及び 注記6.重要な会計上の判断、見積り及び仮定」に記載のとおりです。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
1) 売上高(非継続事業を除く)
当社グループの当連結会計年度の業績は、コンポーネントソリューション事業、トランスポートソリューション事業及びアクセシビリティソリューション事業で需要が増加したことにより、前期比9.8%増加し307,912百万円となりました。
2) 営業利益(非継続事業を除く)
営業利益は増収による増益に加え、Project 10による収益性改善活動の効果があったものの、当第4四半期では鉄道車両用機器に係る関係会社整理損失やDeep Sea社に配分されたのれんの減損損失もあり、前期比59.3%増加し20,956百万円となりました。売上高営業利益率は6.8%となりました。
3) 税引前当期利益(非継続事業を除く)
金融収益は、為替差益等を計上したことにより992百万円となりました。金融費用は、支払利息等を計上したことにより1,105百万円となりました。持分法による投資利益は1,140百万円となりました。
その結果、税引前当期利益は21,983百万円と前期比54.5%増加となりました。
4) 親会社の所有者に帰属する当期利益(非継続事業を含む)
以上の結果、法人所得税費用5,833百万円及び非支配持分に帰属する当期利益1,930百万円を差引いた親会社の所有者に帰属する当期利益は、15,255百万円と前期比49.7%増加となりました。
また、基本的1株当たり当期利益は前期比43.04円増加し、127.87円となりました。
当連結会計年度のセグメントの業績の状況は次のとおりです。
(コンポーネントソリューション事業)
コンポーネントソリューション事業の受注高は、前期比16.2%増加し82,428百万円となりました。売上高は、同17.3%増加し79,325百万円、営業利益は、同103.2%増加し5,420百万円となりました。
精密減速機は、長期化していた産業用ロボット在庫が適正水準となったことに加え、需要が堅調に推移したことにより、売上高は前期比で増加となりました。
(トランスポートソリューション事業)
トランスポートソリューション事業の受注高は、前期比8.4%増加し109,354百万円となりました。売上高は、同13.2%増加し100,473百万円、営業利益は、同10.6%増加し13,698百万円となりました。
鉄道車両用機器は、国内外での新車向け需要及びMRO (Maintenance, Repair and Overhaul)需要が好調に推移したことにより、売上高は前期比で増加となりました。
航空機器は、防衛費の増額による需要拡大と民間航空機向けでも増収となり、売上高は前期比で増加となりました。
舶用機器は、新造船向け需要及びMRO需要が好調に推移したことにより、売上高は前期比で増加となりました。
商用車用機器は、東南アジア市場で需要の低迷が継続しているものの、国内市場の需要は底堅く推移したことから、売上高は前期並みとなりました。
なお、当期は鉄道車両用機器に係る関係会社整理損失1,324百万円及びDeep Sea社に配分されたのれんの減損損失989百万円を計上しました。
(アクセシビリティソリューション事業)
アクセシビリティソリューション事業の受注高は、前期比8.7%増加し111,145百万円となりました。売上高は、同3.7%増加し110,668百万円、営業利益は、同2.1%増加し9,541百万円となりました。
自動ドア事業は、国内での建物用ドア及びプラットホームドア需要が堅調に推移したことに加え、為替効果により、売上高は前期比で増加となりました。
(その他)
その他の受注高は、前期比14.5%増加し20,326百万円となりました。売上高は、同0.8%増加し17,445百万円、営業利益は、同110.3%増加し2,194百万円となりました。
包装機は、国内での設備更新需要が堅調だったものの、海外での設備投資の見合わせが継続したことにより、売上高は前期並みとなりました。
③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループにおける主な資金需要は、営業活動においては、生産活動に必要な運転資本(原材料、人件費等)、受注獲得のための販売費、既存事業の競争力強化や新商品や新事業の創出のための研究開発費等があります。投資活動においては、コンポーネントソリューションセグメントにおける精密減速機における生産能力増強等を中心に、製品の増産対応や更新等の設備投資を実施しました。財務活動においては、短期借入12,900百万円を実施しました。
また、当社グループは2026年12月期において、12,500百万円の設備投資を予定しています。
当社グループの事業活動に必要な資金は、主として自己資金、及び金融機関からの借入等により調達しており、親会社所有者帰属持分比率やROE等の指標を注視しながら、最適な資金調達方法を選択しています。当連結会計年度末の借入金の残高は44,985百万円と前期比13,101百万円の増加となりました。
④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、2025年度を初年度とする中期経営計画における経営目標として、ROIC 10%以上という財務目標を設定していました。当期の各指標の実績は以下のとおりです。
| 第23期 (2025年度) |
ROIC(%) | 4.5 |
DOE(%) | 3.5 |
(注) 2026年3月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「剰余金の処分の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、DOE数値が以上のとおりとなる予定です。
5 【重要な契約等】
(技術等導入に関する契約)
契約会社名 | 技術導入先 | 契約の対象 | 締結契約 | 契約期間 |
ナブテスコ 株式会社 | 米国 | F-15戦闘機搭載装備品であるノーズステア・インプットノーズステア | 1983年1月 | 2028年12月迄 |
ヘリコプター用搭載機器に関する | 1989年1月 | 2028年12月迄 |
(注) 上記契約に対する対価として、一定額又は売上高の一定率を支払っています。
(株式譲渡契約及び株主間契約)
当社は、2025年7月31日開催の当社取締役会において、当社の油圧機器事業を、当社が新たに設立する完全子会社(コムテスコ株式会社)に吸収分割の方法により承継させ、対象事業を集約させた上で、同社の発行済株式のうち70%をComer Industries S.p.A.に譲渡する旨の株式譲渡契約、及びコムテスコ株式会社に関する株主間契約をComerとの間で締結することを決議し、2026年1月1日付で譲渡を完了しています。
詳細につきましては、「第5経理の状況 2(財務諸表等) (注記事項) (企業結合等関係)をご覧ください。
6 【研究開発活動】
当社グループは、「独創的なモーションコントロール技術で、移動・生活空間に安全・安心・快適を提供します」との企業理念のもと、利益ある成長の姿を研究開発活動のゴールに設定し、事業戦略と連携した研究開発計画を立案して研究開発に取組んでいます。
研究開発活動の方向性として、強みであるメカ・コンポーネント技術を基盤とし、電動化に加え、システム化、センシング技術やデータ分析技術、ソフトウェア技術を組み合わせ、当社にしか出来ない「スマートモーションコントロール」製品を生み出すため、各種研究開発を推進しています。
当連結会計年度の研究開発のための費用は13,436百万円です。なお、油圧機器事業にかかる研究開発費を含みます。
セグメントごとの研究目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は以下のとおりです。
(1) コンポーネントソリューション事業
精機カンパニー、パワーコントロールカンパニーが中心となって、精密減速機及び同システム、建設機械用油圧機器及び同システム等の研究開発を行っています。当連結会計年度の主な成果は、産業用ロボット向け「精密減速機RV™」のラインアップ強化、小型減速機『RVmini®シリーズ』及び『Monocrank®シリーズ』の新製品開発、故障検知センサーの開発、「精密減速機RV™」をベースにした半導体・FPD市場向けギヤヘッドシリーズの開発、AGV駆動ユニットのシリーズ開発、建設機械用省エネポンプ・バルブシステムの投入、建設機械用走行/旋回ユニットのラインアップ強化、建設機械用コンパクト・高出力密度VCシリーズモータモデルの投入、建設機械のICT化・電動化に対応した機器の研究等です。当事業に係る研究開発費は、2,044百万円です。
(2) トランスポートソリューション事業
鉄道カンパニー、航空宇宙カンパニー、舶用カンパニー及びナブテスコオートモーティブ㈱が中心となって、鉄道車両用ブレーキ装置及び同ドアシステム、航空機用飛行制御機器及び同システム、舶用エンジン制御システム、商用車用ブレーキや乗用車用クラッチの各種装置・機器の研究開発を行っています。当連結会計年度の主な成果は、グローバル市場向け鉄道車両用ブレーキ制御装置・機器(車両制御)の開発、粉塵環境性能を向上させたオイルフリーコンプレッサーの開発、フライトコントロール用電動アクチュエータの開発、船速馬力制御ユニット「TELEGRAPH AGENT™(テレグラフ エージェント)」を適用した自律運航船向けシステム連携開発、環境対応エンジン向け制御装置及び燃料噴射バルブの開発、エンジン始動用高圧電磁弁の上市、従来の商用車用エアブレーキ機器の開発に加え電動化に対応した電動コンプレッサーの開発等です。当事業に係る研究開発費は、3,077百万円です。
(3) アクセシビリティソリューション事業
住環境カンパニーが中心となって、建物用自動ドア、プラットホーム用可動柵やスクリーンドア、福祉機器等の研究開発を行っています。当連結会計年度の主な成果は、高付加価値自動ドアの開発、遮煙性能付き(CAS認定)特定防火設備(複合防火設備)の上市、デジタルサイネージ一体型自動ドア及び広告配信事業の展開拡大、鉄道駅舎プラットホーム向けの可動式ホーム柵及びフルスクリーンホームドアの開発、台車向けアシストユニットの開発及び上市、歩行車用コンパルユニットの小型モデル・海外仕様等です。当事業に係る研究開発費は、4,067百万円です。
(4) その他
PACRAFT㈱、及びシーメット㈱が中心となって、自動充填包装機、光造形システム(3Dプリンター)等の研究開発を行っています。当連結会計年度の主な成果は、高生産性要求に応える包装機、包装機の前後工程での省人化・自動化装置の開発、製造業向け中型光造形装置「ATOMm-4000Ⅱ」の上市、風力発電機用CMFS機器の開発、欧州大手発電事業者所有の3MW風車用CMFSの実機試験、CMFSクラウドサービスの開発及び国内・海外でのサービス開始、クラウド内での旋回ギヤの歯面寿命診断の開発等です。当事業に係る研究開発費は、920百万円です。
(5) コーポレート部門
コーポレート部門では、グループ全体に共通する基盤要素技術や新事業分野に係る研究開発活動、大学・研究機関及び他企業と共同研究開発活動等を積極的に行っています。2024年に北米にイノベーション拠点を設置し、技術シーズや協業先の探索を継続しています。コーポレート部門に係る研究開発費は、3,328百万円です。
第3 【設備の状況】
1 【設備投資等の概要】
当社グループでは、国内においては能力増強及び生産性向上、海外においては生産性向上、設備更新を中心に設備投資を行いました。結果として当連結会計年度は、全体で11,587百万円の設備投資(有形固定資産及び無形資産への投資)を実施しました。なお、油圧機器事業にかかる設備投資を含みます。
コンポーネントソリューション事業においては、精密減速機における生産能力増強等を中心に、5,736百万円の設備投資を行いました。
トランスポートソリューション事業においては、主に舶用機器における開発設備投資、鉄道車両用機器、及び航空機器における設備更新や生産性向上等を中心に、2,931百万円の設備投資を行いました。
アクセシビリティソリューション事業においては、自動ドアにおける研究開発及び設備更新等を中心に、1,862百万円の設備投資を行いました。
その他の事業においては、包装機における設備更新、研究開発等を中心に、343百万円の設備投資を行いました。
全社・共通資産においては、情報管理システムの更新、次期IT基盤の構築等を中心に、715百万円の設備投資を行いました。
また、所要資金については、いずれの投資も主に自己資金を充当しました。
2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社
2025年12月31日現在
事業所名 | セグメント | 設備の内容 | 帳簿価額(百万円) | 従業員数 | ||||
建物 | 機械装置 | 土地 | その他 | 合計 | ||||
津工場 | コンポー | 精密減速機 | 7,271 | 11,290 | 1,755 (118,602) | 1,662 | 21,978 | 552 |
浜松工場 | コンポーネント | 精密減速機 | 15,182 | 5,663 | 5,660 (181,700) | 13,721 | 40,227 | 69 |
神戸工場 | トランス | 鉄道車両用 | 1,550 | 640 | 3,431 (27,000) | 350 | 5,972 | 360 |
西神工場 | トランス 本社共通 | 舶用機器等 | 1,081 | 534 | 698 (70,780) | 178 | 2,491 | 209 |
岐阜工場 | トランス | 航空機器 | 5,014 | 1,281 | 541 (81,323) | 253 | 7,089 | 393 |
甲南工場 | アクセシ | 建物用自動扉等生産設備 | 499 | 113 | 90 (11,018) | 355 | 1,057 | 258 |
賃貸不動産 | 本社共通 | 工場用土地、 建物及び 構築物 | 70 | 1 | 676 (57,236) | 0 | 746 | - |
(注) 1 帳簿価額は、日本基準に基づく個別財務諸表の帳簿価額を記載しています。
2 その他は工具、器具及び備品、建設仮勘定です。
3 帳簿価額は、減損損失計上後の金額を記載しています。
4 連結会社以外からの賃借設備で主要なものは、提出会社における東京本社ビルであり、その賃借料は年間302百万円です。
(2) 国内子会社
2025年12月31日現在
会社名 | セグメント | 設備 | 帳簿価額(百万円) | 従業 | |||||
建物 | 機械装置 | 土地 | 使用権 | その他 | 合計 | ||||
ナブテスコオートモーティブ㈱ | トランス | 自動車用 | 1,097 | 454 | 745 (43,957) | - | 641 | 2,938 | 251 |
ナブコシステム㈱ | アクセシ | 本社・ | 1,896 | 113 | 595 (36,433) | 2,770 | 8,956 (注)3 | 14,332 | 1,107 |
ナブコドア㈱ | アクセシ | 本社・ | 494 | 22 | 1,759 (4,133) | 628 | 66 | 2,969 | 463 |
PACRAFT㈱ | その他 | 包装機械 | 888 | 314 | 944 (35,639) | 219 | 134 | 2,500 | 328 |
コムテスコ㈱ 本社 (岐阜県不破郡垂井町) 他2事業所 (注)4 | コンポーネント | 油圧機器 | 5,459 | 1,820 | 29 (43,495) | 1 | 858 | 8,167 | 288 |
(注) 1 帳簿価額は、IFRSに基づく金額を記載しています。
2 その他は工具、器具及び備品、建設仮勘定、投資不動産です。
3 投資不動産 8,398百万円が含まれます。
4 非継続事業に分類しています。
(3) 在外子会社
2025年12月31日現在
会社名 | セグメント | 設備 | 帳簿価額(百万円) | 従業 | |||||
建物 | 機械装置 | 土地 | 使用権 | その他 | 合計 | ||||
納博特斯克(中国) | コンポー | 精密減速機 | 1,439 | 1,076 | - | 308 | 84 | 2,907 | 132 |
常州納博特斯克 | コンポー | 精密減速機 | - | 1,079 | - | - | 16 | 1,095 | 135 |
Nabtesco Power Control(Thailand) (注)3 | コンポー | 油圧機器 | 128 | 197 | 552 (47,988) | 11 | 71 | 960 | 93 |
上海納博特斯克 (注)3 | コンポー | 油圧機器 | 664 | 1,201 | - | 75 | 196 | 2,136 | 265 |
Gilgen Door | アクセシ | 建物用 | 1,027 | 476 | 460 (26,271) | 4,711 | 265 | 6,940 | 1,464 |
(注) 1 帳簿価額は、IFRSに基づく金額を記載しています。
2 その他は工具、器具及び備品、建設仮勘定です。
3 非継続事業に分類しています。
3 【設備の新設、除却等の計画】
(1) 重要な設備の新設等
当社グループの設備投資計画については、需要予測、生産計画、利益計画に対する投資割合等を総合的に勘案して計画しています。設備投資計画は、原則的に当社及び連結子会社各社が個別に策定していますが、グループ全体で重複投資とならないよう、当社のものづくり革新推進室を中心に調整しています。
2026年12月期における設備投資計画(新設・拡充)は12,500百万円であり、セグメントごとの内訳は以下のとおりです。
セグメントの名称 | 計画金額 | 設備等の主な内容・目的 | 資金調達 |
コンポーネント | 2,300 | 精密減速機の設備更新及び環境対策等 | 自己資金 |
トランスポート | 5,600 | 舶用機器の開発投資及び生産能力増強等、鉄道車両用機器や航空機器の設備更新、生産性向上等、商用車用機器の設備更新及び新製品対応等 | 自己資金 |
アクセシビリティ | 3,100 | 自動ドアの研究開発及び設備更新等 | 自己資金 |
その他 | 500 | 包装機の生産能力増強及び研究開発等 | 自己資金 |
全社・共通 | 1,000 | 情報管理システムの更新、次期IT基盤の構築等 | 自己資金 |
合計 | 12,500 | - | - |
(2) 重要な設備の除却等
経常的な設備の更新のための除却・売却を除き、重要な設備の除却・売却の計画はありません。
第4 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 | 発行可能株式総数(株) |
普通株式 | 400,000,000 |
計 | 400,000,000 |
② 【発行済株式】
種類 | 事業年度末現在 | 提出日現在 | 上場金融商品取引所 | 内容 |
普通株式 | 118,064,699 | 118,064,699 | 東京証券取引所 | 単元株式数は100株です。 |
計 | 118,064,699 | 118,064,699 | - | - |
(注) 「提出日現在発行数」欄には、2026年3月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された株式数は含まれていません。
(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストックオプション制度の内容】
| 事業年度末現在 | 提出日の前月末現在 |
決議年月日 | 2015年7月31日 | 同左 |
付与対象者の区分及び人数 (名) | 取締役8名、執行役員11名 | 同左 |
新株予約権の数 (個) | 10 | 同左 |
新株予約権の目的となる株式の種類 | 普通株式 | 同左 |
新株予約権の目的となる株式の数 (株) | 1,000(注) 1 | 同左 |
新株予約権の行使時の払込金額 (円) | 1株当たり 1 | 同左 |
新株予約権の行使期間 | 自 2015年8月21日 | 同左 |
新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額 (円) | 発行価格 2,420 | 同左 |
新株予約権の行使の条件 | (注) 2 | 同左 |
新株予約権の譲渡に関する事項 | 新株予約権を譲渡するときは、取締役会の承認を要する。 | 同左 |
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に | (注) 3 | 同左 |
(注) 1 新株予約権の目的となる株式の数
新株予約権1個につき目的となる株式の数(以下、「付与株式数」という。)は100株とする。ただし、割当日後、当社が株式分割又は株式併合を行う場合には、次の算式により付与株式数の調整を行う。
調整後付与株式数=調整前付与株式数×株式分割・株式併合の比率
なお、かかる調整は、新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的である株式の数について行われ、上記の調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切捨てる。また、上記の他、当社が合併、会社分割又は株式交換を行う場合その他これらの場合に準じて付与株式数の調整を必要とする場合、当社は、取締役会において必要と認める付与株式数の調整を合理的な範囲で行うことができるものとする。
2 新株予約権の行使の条件
① 新株予約権者は、当社の取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日以内(10日目が休日に当たる場合には翌営業日まで)に限り、新株予約権を行使することができる。
② 新株予約権の行使は、割当てを受けた新株予約権の数の全部を一括して行使するものとする。
③ 割当てを受けた新株予約権者が死亡した場合、当該新株予約権者の直接の法定相続人のうち1名に限り、当該新株予約権者の権利を相続することができる。
④ その他の条件については、新株予約権発行の取締役会決議により、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約書」に定めるところによる。
3 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項
当社が合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割もしくは新設分割(それぞれ当社が分割会社となる場合に限る。)、又は株式交換もしくは株式移転(それぞれ当社が完全子会社となる場合に限る。)(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)をする場合において、組織再編行為の効力発生日の直前において残存する新株予約権を保有する新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号のイからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。
① 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類
再編対象会社の普通株式とする。
② 新株予約権の目的である再編対象会社の数
組織再編行為の条件等を勘案のうえ、上記 (注) 1に準じて決定する。
③ 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額
交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、以下に定める再編後行使価額に上記②に従って決定される当該各新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。再編後行使価額は、交付される各新株予約権を行使することにより交付を受けることができる再編対象会社の株式1株当たり1円とする。
④ 新株予約権を行使することができる期間
上記の新株予約権を行使することができる期間の開始日と組織再編行為の効力発生日のうちいずれか遅い日から、上記の新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。
⑤ 譲渡による新株予約権の取得の制限
譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。
| 事業年度末現在 | 提出日の前月末現在 |
決議年月日 | 2016年4月28日 | 同左 |
付与対象者の区分及び人数 (名) | 取締役7名、執行役員12名 | 同左 |
新株予約権の数 (個) | 36 | 18 |
新株予約権の目的となる株式の種類 | 普通株式 | 同左 |
新株予約権の目的となる株式の数 (株) | 3,600(注) 1 | 1,800(注) 1 |
新株予約権の行使時の払込金額 (円) | 1株当たり 1 | 同左 |
新株予約権の行使期間 | 自 2016年5月21日 | 同左 |
新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額 (円) | 発行価格 2,564 | 同左 |
新株予約権の行使の条件 | (注) 2 | 同左 |
新株予約権の譲渡に関する事項 | 新株予約権を譲渡するときは、取締役会の承認を要する。 | 同左 |
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に | (注) 3 | 同左 |
(注) 1 新株予約権の目的となる株式の数
新株予約権1個につき目的となる株式の数(以下、「付与株式数」という。)は100株とする。ただし、割当日後、当社が株式分割又は株式併合を行う場合には、次の算式により付与株式数の調整を行う。
調整後付与株式数=調整前付与株式数×株式分割・株式併合の比率
なお、かかる調整は、新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的である株式の数について行われ、上記の調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切捨てる。また、上記の他、当社が合併、会社分割又は株式交換を行う場合その他これらの場合に準じて付与株式数の調整を必要とする場合、当社は、取締役会において必要と認める付与株式数の調整を合理的な範囲で行うことができるものとする。
2 新株予約権の行使の条件
① 新株予約権者は、当社の取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日以内(10日目が休日に当たる場合には翌営業日まで)に限り、新株予約権を行使することができる。
② 新株予約権の行使は、割当てを受けた新株予約権の数の全部を一括して行使するものとする。
③ 割当てを受けた新株予約権者が死亡した場合、当該新株予約権者の直接の法定相続人のうち1名に限り、当該新株予約権者の権利を相続することができる。
④ その他の条件については、新株予約権発行の取締役会決議により、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約書」に定めるところによる。
3 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項
当社が合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割もしくは新設分割(それぞれ当社が分割会社となる場合に限る。)、又は株式交換もしくは株式移転(それぞれ当社が完全子会社となる場合に限る。)(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)をする場合において、組織再編行為の効力発生日の直前において残存する新株予約権を保有する新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号のイからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。
① 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類
再編対象会社の普通株式とする。
② 新株予約権の目的である再編対象会社の数
組織再編行為の条件等を勘案のうえ、上記 (注) 1に準じて決定する。
③ 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額
交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、以下に定める再編後行使価額に上記②に従って決定される当該各新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。再編後行使価額は、交付される各新株予約権を行使することにより交付を受けることができる再編対象会社の株式1株当たり1円とする。
④ 新株予約権を行使することができる期間
上記の新株予約権を行使することができる期間の開始日と組織再編行為の効力発生日のうちいずれか遅い日から、上記の新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。
⑤ 譲渡による新株予約権の取得の制限
譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。
② 【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
③ 【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
年月日 | 発行済株式 | 発行済株式 | 資本金 | 資本金 | 資本準備金 | 資本準備金 |
2021年7月15日 (注) | △4,069,700 | 121,064,099 | - | 10,000 | - | 26,274 |
2025年12月10日 (注) | △2,999,400 | 118,064,699 | - | 10,000 | - | 26,274 |
(注) 自己株式の消却に伴う株式の減少です。
(5) 【所有者別状況】
2025年12月31日現在
区分 | 株式の状況(1単元の株式数100株) | 単元未満 | |||||||
政府及び | 金融機関 | 金融商品 | その他の | 外国法人等 | 個人 | 計 | |||
個人以外 | 個人 | ||||||||
株主数(人) | 2 | 51 | 52 | 309 | 361 | 77 | 23,377 | 24,229 | - |
所有株式数 | 13 | 362,144 | 55,540 | 131,342 | 488,072 | 347 | 141,844 | 1,179,302 | 134,499 |
所有株式数 | 0.00 | 30.71 | 4.71 | 11.14 | 41.39 | 0.03 | 12.03 | 100.00 | - |
(注) 1 自己株式421,264株は「個人その他」に4,212単元、「単元未満株式の状況」に64株を含めて記載しています。
2 「金融機関」には、「株式給付信託(BBT=Board Benefit Trust)」(以下、「株式給付信託(BBT)」という。)制度の信託財産として、㈱日本カストディ銀行(信託E口)が所有する株式4,589単元、「単元未満株式の状況」に12株が含まれています。
3 「その他の法人」に、㈱証券保管振替機構名義の株式60単元が含まれています。
(6) 【大株主の状況】
2025年12月31日現在
氏名又は名称 | 住所 | 所有株式数 | 発行済株式 |
日本マスタートラスト | 東京都港区赤坂一丁目8-1 | 19,855 | 16.88 |
株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 東京都中央区晴海一丁目8-12 | 11,210 | 9.53 |
東海旅客鉄道株式会社 | 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1-4 | 5,171 | 4.40 |
ファナック株式会社 | 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580 | 3,760 | 3.20 |
BBH (LUX) FOR FIDELITY FUNDS-GLOBAL TECHNOLOGY POOL | 2A RUE ALBERT BORSCHETTE LUXEMBOURG L-1246 | 3,556 | 3.02 |
BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC | 240 GREENWICH STREET, NEW YORK, NEW YORK 10286 U.S.A. | 3,501 | 2.98 |
BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT | 240 GREENWICH STREET, NEW YORK, NEW YORK 10286 U.S.A. | 2,806 | 2.39 |
BNYMSANV AS AGENT/CLIENTS LUX UCITS NON TREATY 1 | VERTIGO BUILDING - POLARIS 2-4 RUE EUGENE RUPPERT L-2453 LUXEMBOURG GRAND DUCHY OF LUXEMBOURG | 2,579 | 2.19 |
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL | PLUMTREE COURT, 25 SHOE LANE, LONDON EC4A 4AU, U.K. | 2,049 | 1.74 |
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 | ONE CONGRESS STREET, SUITE 1, BOSTON, MASSACHUSETTS | 1,676 | 1.42 |
計 | - | 56,163 | 47.74 |
(注) 1 所有株式数は、千株未満を四捨五入して記載しています。
2 次の法人から、2025年11月10日に3社連名による6,554千株の変更報告書が提出されていますが、2025年12月31日現在における当該法人名義の実質所有株式数の確認ができませんので、上記「大株主の状況」には含めていません。
1) 野村證券株式会社
2) ノムラ セキュリテーズ インターナショナル (NOMURA SECURITIES INTERNATIONAL, Inc.)
3) 野村アセットマネジメント株式会社
3 次の法人から、2025年11月6日に4,682千株の変更報告書が提出されていますが、2025年12月31日現在における当該法人名義の実質所有株式数の確認ができませんので、上記「大株主の状況」には含めていません。
1) イーストスプリング・インベストメンツ株式会社
(7) 【議決権の状況】
① 【発行済株式】
2025年12月31日現在
区分 | 株式数(株) | 議決権の数(個) | 内容 | ||
無議決権株式 | - | - | - | ||
議決権制限株式(自己株式等) | - | - | - | ||
議決権制限株式(その他) | - | - | - | ||
完全議決権株式(自己株式等) | (自己保有株式)
| - | - | ||
(相互保有株式)
| - | ||||
完全議決権株式(その他) | 普通株式 | 1,174,940 | - | ||
117,494,000 | |||||
単元未満株式 | 普通株式 | - | 1単元(100株)未満の株式 | ||
134,499 | |||||
発行済株式総数 | 118,064,699 | - | - | ||
総株主の議決権 | - | 1,174,940 | - |
(注) 1 「単元未満株式」欄の普通株式には、当社所有の自己株式64株、「株式給付信託(BBT)」制度の信託財産として、㈱日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式12株が含まれています。
2 「完全議決権株式(その他)」欄には、㈱証券保管振替機構名義の株式6,000株(議決権60個)、「株式給付信託(BBT)」制度の信託財産として、㈱日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式458,900株(議決権4,589個)が含まれています。なお、当該議決権4,589個は、議決権不行使となっています。
② 【自己株式等】
2025年12月31日現在
所有者の氏名 | 所有者の住所 | 自己名義 | 他人名義 | 所有株式数 | 発行済株式 |
(自己保有株式) ナブテスコ株式会社 | 東京都千代田区 | 421,200 | - | 421,200 | 0.36 |
(相互保有株式) 旭光電機株式会社 | 兵庫県神戸市兵庫区 | 15,000 | - | 15,000 | 0.01 |
計 | - | 436,200 | - | 436,200 | 0.37 |
(注) 上記の所有株式数には、「株式給付信託(BBT)」制度の信託財産として、㈱日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式458,900株は含まれていません。
(8) 【役員・従業員株式所有制度の内容】
① 役員・従業員株式所有制度の概要
当社は、当社の取締役及び執行役員(社外取締役を除く。)(以下、「取締役等」という。)に対する株式報酬制度として「株式給付信託(BBT)」(以下、「本制度」という。)を導入しています。
本制度は、当社が拠出する金銭を原資として当社株式が信託(以下、本制度に基づき設定される信託を「本信託」という。)を通じて取得され、取締役等に対して当社が定める役員株式給付規程に基づき、毎年、役位や業績等に応じたポイント(以下、「株式交付ポイント」という。)が付与され、所定の時期に当該株式交付ポイントの数に応じて、当社株式及び当社株式の換価処分金相当額の金銭(以下、「当社株式等」という。)が本信託を通じて交付又は給付(以下、「交付等」という。)される制度です。
本制度における交付等には、中期経営計画の達成度合いに連動して株式交付ポイントが付与され在任中の一定時期に当社株式等の交付等がなされる「在任時交付等」と、取締役等の役位に応じて株式交付ポイントが付与され取締役等の退任時に交付等がなされる「退任時交付等」があります。
② 取締役等に取得させる予定の株式の総数
458,912株
③ 当該役員・従業員株式所有制度による受益権その他の権利を受けることができる者の範囲
取締役等のうち役員株式給付規程に定める受益者要件を満たす者
2 【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】 | 会社法第155条第3号及び第155条第7号による普通株式の取得 |
(1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(2) 【取締役会決議による取得の状況】
区分 | 株式数(株) | 価額の総額(円) |
取締役会(2025年7月31日)での決議状況 | 4,000,000 | 10,000,000,000 |
当事業年度前における取得自己株式 | - | - |
当事業年度における取得自己株式 | 2,999,400 | 9,999,816,100 |
残存決議株式の総数及び価額の総額 | 1,000,600 | 183,900 |
当事業年度の末日現在の未行使割合(%) | 25.0 | 0.0 |
|
|
|
当期間における取得自己株式 | - | - |
提出日現在の未行使割合(%) | 25.0 | 0.0 |
(3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分 | 株式数(株) | 価額の総額(円) |
当事業年度における取得自己株式 | 400 | 1,093,983 |
|
|
|
当期間における取得自己株式 | 156 | 658,964 |
(注) 当期間における取得自己株式には、2026年3月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式は含めていません。
(4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
区分 | 当事業年度 | 当期間 | ||
株式数(株) | 処分価額の総額 | 株式数(株) | 処分価額の総額 | |
引受ける者の募集を行った | - | - | - | - |
消却の処分を行った取得自己株式 | 2,999,400 | 10,426,844,214 | - | - |
合併、株式交換、株式交付、会社分割に係る移転を行った取得自己株式 | - | - | - | - |
その他 (注) 2、3 | 1,800 | 8,085,042 | 1,800 | 6,257,412 |
保有自己株式数 (注) 4 | 421,264 | - | 419,620 | - |
(注) 1 当期間における保有自己株式数には、2026年3月1日から有価証券報告書提出日までの自己株式の取得数及び処分数は含めていません。
2 当事業年度の内訳は、ストックオプションの行使によるものです。
3 当期間の内訳は、ストックオプションの行使によるものです。
4 「株式給付信託(BBT)」制度の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式 458,912株は、上記の保有自己株式数には含めていません。
3 【配当政策】
当社は、2025年度から3ヵ年の中期経営計画期間中の株主還元につきまして、「DOE(親会社所有者帰属持分配当率)3.5%を目安とした安定配当及び機動的な自社株買い」を方針としています。本方針に基づき、環境の急激な変化による短期的な利益変動に影響されない安定的な配当政策を実施します。
以上の方針に基づき、当期期末配当は、1株当たり40円を予定しております。これにより年間の配当金は、中間配当金(1株当たり40円)と合わせて、1株当たり80円を予定しております。
なお、当期期末配当額40円は2026年3月26日開催予定の定時株主総会の決議事項となっています。
次期における年間配当金は、1株当たり82円(中間配当金41円、期末配当金41円)を予定しています。配当の時期につきましては、6月30日、12月31日を基準日とした年2回の配当を実施する予定です。
なお、当社は会社法第454条第5項に規定する中間配当をすることができる旨を定款に定めています。
(注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は以下のとおりです。
決議年月日 | 配当金の総額 | 1株当たり配当額 |
2025年7月31日 取締役会 | 4,826 | 40 |
2026年3月26日 定時株主総会(予定) | 4,706 | 40 |
4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】
① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社グループは、「独創的なモーションコントロール技術で、移動・生活空間に安全・安心・快適を提供」することを企業理念とし、「ナブテスコ ウェイ」の実践を通じて、会社の持続的な成長及び中長期的な企業価値の向上、並びにステークホルダーからのさらなる信頼獲得のため、コーポレート・ガバナンスの充実に取り組むものとします。
なお、当社は、コーポレートガバナンス・コードの各原則の趣旨・精神を十分に踏まえた上で、「コーポレートガバナンス基本方針」を制定しています。
② 企業統治の体制の概要
当社の業務執行は、執行役員制及びカンパニー制に基づいて行い、これを統制する企業統治体制として「取締役会」、「執行役員(会)」、「監査役(会)」、「会計監査人」及び業務執行上の重要事項を審議する機関として「マネジメント・コミッティ」を置いており、経営上の意思決定、監督、執行及び経営監視の機能を明確に区分しています。
1) 会社の機関の基本説明
「取締役会」
当社グループの基本方針・基本戦略の策定、重要な業務執行に関する決定及び業務執行の監督を行います。
取締役会の員数は10名以内とし、そのうち3分の1以上を独立社外取締役としています。提出日現在、独立社外取締役5名を含む9名で構成しています。
取締役会は、当社の経営に関する基本方針、重要な業務執行に関する事項、法令及び定款に定められた事項の決議を行い、また重要な業務の執行状況について報告を受けました。取締役会は原則毎月1回開催しており、2025年度は18回開催しました。当事業年度における個々の取締役の出席状況は以下のとおりです。
氏名等 | 出席回数/開催回数(注)1 | |
代表取締役 | 木村 和正 | 18回 / 18回 |
高橋 誠司 | 18回 / 18回 | |
波部 敦 (注)3 | 4回 / 4回 | |
取締役 | 安藤 清 | 18回 / 18回 |
碓井 浩 (注)2 | 14回 / 14回 | |
藤原 利也 (注)3 | 4回 / 4回 | |
社外取締役 | 飯塚 まり | 17回 / 18回 |
水越 尚子 | 18回 / 18回 | |
日髙 直輝 | 18回 / 18回 | |
髙畑 俊哉 | 18回 / 18回 | |
白幡 清一郎 | 17回 / 18回 | |
(注)1 在任期間中の開催回数に基づき記載しています。
2 2025年3月26日付にて就任しました。
3 2025年3月26日付にて退任しました。
「執行役員(会)」
取締役会の方針・戦略・監督のもとに業務執行に専念する体制として執行役員制を採っています。
執行役員会は、提出日現在、24名で構成しています。
「監査役(会)」
取締役会の職務の執行を監査し、監査報告の作成を行っています。また、グループ経営の強化に対応して、グループ会社の監査役を含めたグループ監査役会を設置し、監査体制を強化しています。
監査役会は5名以内の監査役により構成し、そのうち半数以上を独立社外監査役としています。提出日現在、独立社外監査役3名を含む5名で構成しています。
「マネジメント・コミッティ」
取締役会の決定する方針に基づき、当社グループの業務執行に関する重要事項の審議、業績報告、業務執行の報告を行っており、社長(CEO)、カンパニー社長、コーポレート部門管掌役員・本部長等で構成しています。
「指名委員会」
取締役会の諮問機関として、取締役、監査役、社長(CEO)及び代表取締役候補の人事、並びに社長(CEO)の後継者計画等について審議し、取締役会への答申を行います。
指名委員会は社内取締役1名及び独立社外役員3名以上を含む5名以下の委員により構成しています。提出日現在、独立社外役員4名を含む5名で、以下のとおり構成しています。
委員長:飯塚 まり(社外取締役)
委員 :水越 尚子(社外取締役)、日髙 直輝(社外取締役)、平井 鉄郎(社外監査役)、
木村 和正(代表取締役)
また、当事業年度において、当社は指名委員会を3回開催し、主に2025年度における役員体制及び取締役候補者の選任について審議し、取締役会へ答申しました。個々の委員の出席状況は以下のとおりです。
氏名等 | 出席回数/開催回数(注) | |
代表取締役 | 木村 和正 | 3回 / 3回 |
社外取締役 | 飯塚 まり(委員長) | 3回 / 3回 |
水越 尚子 | 2回 / 3回 | |
日髙 直輝 | 3回 / 3回 | |
社外監査役 | 平井 鉄郎 | 3回 / 3回 |
(注) 在任期間中の開催回数に基づき記載しています。
「報酬委員会」
取締役会の諮問機関として、経営陣の報酬等について審議し、取締役会への答申を行います。
報酬委員会は社内取締役1名及び独立社外役員3名以上を含む5名以下の委員により構成しています。提出日現在、独立社外役員4名を含む5名で、以下のとおり構成しています。
委員長:水越 尚子(社外取締役)
委員 :飯塚 まり(社外取締役)、髙畑 俊哉(社外取締役)、人見 昌利(社外監査役)、
木村 和正(代表取締役)
また、当事業年度において、当社は報酬委員会を2回開催し、2025年度における取締役の報酬について「報酬制度の体系」及び「業績連動報酬にかかる指標に対する考え方」の観点を踏まえて審議し、取締役会へ答申しました。個々の委員の出席状況は以下のとおりです。
氏名等 | 出席回数/開催回数(注) | |
代表取締役 | 木村 和正 | 2回 / 2回 |
社外取締役 | 飯塚 まり | 2回 / 2回 |
水越 尚子(委員長) | 2回 / 2回 | |
髙畑 俊哉 | 2回 / 2回 | |
社外監査役 | 人見 昌利 | 2回 / 2回 |
(注) 在任期間中の開催回数に基づき記載しています。
「コンプライアンス委員会」
取締役会の諮問機関として、「ナブテスコグループ倫理規範」の制定・改定及び当社グループのコンプライアンス体制に係る重点的課題について審議し、取締役会への答申を行います。
コンプライアンス委員会は、独立社外役員及び外部有識者を含むメンバーにより構成しています。提出日現在、コンプライアンス委員会の構成は以下のとおりです。
委員長:木村 和正(代表取締役)
委員 :高橋 誠司、碓井 浩、白水 友朗、桐山 朝浩、
田辺 泰弘(社外監査役)、松尾 眞(桃尾・松尾・難波法律事務所 弁護士)
「業務監査部(10名)」
コーポレート部門、社内カンパニー及びグループ会社の内部監査を実施しています。
2) コーポレート・ガバナンスの関連図
3) 内部統制システムの整備の状況
当社グループは、「内部統制システム構築の基本方針」に基づき、経営の効率化、コンプライアンス、情報管理、リスクマネジメント、監査役会との連携等、内部統制に係る全てのテーマを一貫した理念に基づいて整備し、一連の内部統制システムとして構築していくことを目指しています。
「内部統制システム構築の基本方針」の概要
当社グループの内部統制においては、「ナブテスコ ウェイ」及び「ナブテスコグループ倫理規範」を適正かつ公正な事業活動の拠り所とし、取締役、監査役及び全てのグループ社員はこれらを遵守することを基本としています。
内部統制推進の最高責任者は社長(CEO)とし、取締役会は事業環境や社会的要請の変化、法令の改正、リスクの多様化等に応じて内部統制システムの整備に関し、継続的に検討を重ね、毎年1回その他必要に応じて見直しを行います。
4) 企業倫理の実践と徹底について
グループ全体がより高い倫理観に根ざした企業行動をとるため、「ナブテスコグループ倫理規範」を制定し、企業倫理の実践と徹底に努めています。
また、コンプライアンス専任部門である法務・コンプライアンス部では、当社グループの中長期的な企業価値の向上を目指して法規制の遵守はもとより、より高い水準の企業倫理の確立に向けた活動を推進しています。
さらに、当社グループにおける法令違反ないし不正行為等による不祥事の防止及び早期発見を目的として「企業倫理ホットライン」及び「監査役ホットライン」を開設し、通常の職制ラインでは報告されない情報の収集と適切な措置により、組織の自浄機能の向上並びに社会的信頼の確保を推進しています。
③ リスク管理体制の整備の状況
当社グループは、業務執行に関し、損益、資産効率、品質、災害等の状況が取締役会に適正かつタイムリーに報告される体制を整備し、リスクの早期発見に努め、損失の極小化を図っています。
また、反社会的勢力の排除に向け、「ナブテスコグループ倫理規範」において、反社会的勢力とは一切関係を遮断するとともに、反社会的勢力から不当な要求を受けた場合は、毅然とした態度で臨み、要求には一切応じない旨を定めており、日頃から警察及び暴力対策団体等との連携を通じ、反社会的勢力に関する最新情報の入手やアドバイスを受ける等、関係強化に努めています。
なお、リスク管理を含むコーポレート・ガバナンスの強化を目的として組織された委員会には以下のものがあります。
「経営マテリアリティ委員会」
当社グループにおける経営マテリアリティの特定、マテリアリティに対するアクションプランの策定及び進捗管理を通じて長期ビジョンの実現や財務・非財務の両面で社会価値・環境価値企業及び経済価値の向上を長期的視点で図ることを目的としています。
「品質・PL委員会」
当社グループにおける製品の品質管理及びPL(Product Liability:製造物責任)に関する製品安全管理において、安全性欠陥を含む品質不良発生を予防し、品質不良・PL問題の発生時の適切な対応を行うための組織及び管理についての基準を定めることにより、品質の維持・向上及び安全性の確保を図るとともに、顧客の信頼を確保し経営の発展に寄与することを目的としています。
「ESH委員会」(Environment, Safety & Health:環境・安全・健康)
当社グループにおける製品の研究・開発から生産、流通、販売にいたる全ての事業活動に係る、環境保全、安全、防災、衛生等の基本方針並びに国内外関係法規の遵守に加え、全社的に管理すべきものについての基準を定めることにより、地域社会の環境保全、社員及び社員とともに事業活動に従事する者の安全と健康の確保、並びに地球環境との共生を図り、企業の社会的責任を果たすことを目的としています。
「リスクマネジメント委員会」
当社グループにおける重大なリスクの特定及びそれらの対策の審議、当該リスクに係るリスクマネジメント状況のモニタリング等を行うことにより、当社グループのリスクマネジメント体制の維持・強化することを目的としています。
「情報セキュリティ委員会」
当社グループにおけるサイバーセキュリティに関する基本ルールの設定やレベル向上の取組みを進めること、重大インシデントの発生時には迅速な対応を行うことを目的としています。
④ 提出会社の子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況
当社グループは、グループ責任・権限規程等において業務執行に係る責任と権限を明確にするとともに、各部門の業務分掌を整備することで適正、かつ効率的な業務執行に努めています。
また、当社より役員及び社員を当社グループ会社へ取締役若しくは監査役として派遣し、当社グループ会社の重要事項、業務執行の報告及び月次決算書類その他当社グループ会社の経営内容を定期的・継続的に把握出来る体制を整備しています。
⑤ 責任限定契約の内容
当社は、定款に社外取締役及び社外監査役の責任限定契約に関する規定を設けており、社外取締役 飯塚まり、水越尚子、日髙直輝、髙畑俊哉、及び白幡清一郎並びに社外監査役 平井鉄郎、人見昌利、及び田辺泰弘の各氏との間で責任限定契約を締結しています。その契約内容は次のとおりです。
・同契約に基づく賠償責任限度額は、10百万円と法令が定める額とのいずれか高い額とします。
・上記の責任限定が認められるのは、当該社外役員が責任の原因となった職務を行うにあたり善意でかつ重大な過失がないときに限ります。
⑥ 役員等賠償責任保険契約に関する事項
当社は、当社及び全ての当社子会社における全ての取締役、監査役及び執行役員を被保険者とした、会社法第430条の3に規定する役員等賠償責任保険契約(マネジメントリスクプロテクション保険契約)を保険会社との間で締結しています。
当該契約の内容の概要は、以下のとおりです。
・会社訴訟、第三者訴訟、株主代表訴訟等により、被保険者が負担することとなった争訟費用及び損害賠償金等を填補の対象としています。
・被保険者の職務の執行の適正性が損なわれないようにするための措置として、被保険者による犯罪行為等に起因する損害等については、填補の対象外としています。
・当該契約の保険料は全額当社が負担しています。
⑦ 取締役の定数
当社の取締役は10名以内とする旨を定款で定めています。
⑧ 取締役の選任の決議要件
当社は、株主総会における取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行い、累積投票によらないものとする旨を定款に定めています。
⑨ 株主総会決議事項を取締役会で決議できることとしている事項
1) 自己株式の取得
当社は、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって自己の株式を取得することができる旨を定款に定めています。これは、機動的な資本政策を遂行することを目的とするものです。
2) 中間配当
当社は、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によって中間配当をすることができる旨を定款に定めています。これは、株主への機動的な利益還元を行うことを目的とするものです。
3) 取締役及び監査役の責任免除
当社は、取締役及び監査役の責任につき、善意でかつ重大な過失がない場合には、会社法第426条第1項の規定により、取締役会の決議によって法令の定める限度額の範囲内で、その責任を免除することができる旨を定款に定めています。これは、取締役及び監査役が期待される役割を十分に発揮できることを目的とするものです。
⑩ 株主総会の特別決議要件
当社は、会社法第309条第2項の規定による株主総会の決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めています。これは、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものです。
(2) 【役員の状況】
① 役員の一覧
1)2026年3月25日(有価証券報告書提出日)現在の当社の役員の状況は以下のとおりです。
男性12名 女性2名 (役員のうち女性の比率14.3%)
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||||||||
代表取締役 | 木 村 和 正 | 1961年8月17日生 |
| (注)3 | 8,763 | ||||||||||||||||||||||||||
代表取締役 | 高 橋 誠 司 | 1966年2月12日生 |
| (注)3 | 4,121 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 安 藤 清 | 1964年1月10日生 |
| (注)3 | 8,430 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 碓 井 浩 | 1965年4月22日生 |
| (注)3 | 2,608 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 飯 塚 ま り | 1959年3月29日生 |
| (注)3 | 594 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 水 越 尚 子 | 1967年9月23日生 |
| (注)3 | 713 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 日 髙 直 輝 | 1953年5月16日生 |
| (注)3 | 1,779 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 髙 畑 俊 哉 | 1963年11月19日生 |
| (注)3 | 831 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||||
取締役 | 白 幡 清 一 郎 | 1961年3月3日生 |
| (注)3 | 764 | ||||||||||||||||||||||
常勤監査役 | 中 野 宏 司 | 1962年1月2日生 |
| (注)4 | 13,912 | ||||||||||||||||||||||
常勤監査役 | 中 川 康 仁 | 1963年5月10日生 |
| (注)5 | 8,023 | ||||||||||||||||||||||
監査役 | 平 井 鉄 郎 | 1955年12月19日生 |
| (注)4 | - | ||||||||||||||||||||||
監査役 | 人 見 昌 利 | 1957年11月9日生 |
| (注)5 | 1,383 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
監査役 | 田 辺 泰 弘 | 1960年11月7日生 |
| (注)5 | - | ||||||||||||||||||||||||||||||||
計 | 51,921 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(注) 1 取締役 飯塚 まり氏、水越 尚子氏、日髙 直輝氏、髙畑 俊哉氏、及び白幡 清一郎氏は、社外取締役です。
2 監査役 平井 鉄郎氏、人見 昌利氏、及び田辺 泰弘氏は、社外監査役です。
3 2025年3月26日開催の定時株主総会の終結の時から2025年12月期に係る2026年3月26日開催予定の定時株主総会の終結の時までです。
4 2023年3月23日開催の定時株主総会の終結の時から2026年12月期に係る定時株主総会の終結の時までです。
5 2024年3月26日開催の定時株主総会の終結の時から2027年12月期に係る定時株主総会の終結の時までです。
6 取締役、監査役のスキルマトリックスは以下のとおりです。
氏名 | 独立性 | 特に専門性を有する領域 | |||||||
企業経営 | グローバル | 法務・人事労務 | 財務会計 | ものづくり・ | 営業・ | DX | |||
取締役 | 木村 和正 |
| ● |
|
| ● | ● |
|
|
高橋 誠司 |
| ● |
| ● |
|
|
|
| |
安藤 清 |
| ● | ● |
|
| ● |
| ● | |
碓井 浩 |
| ● | ● |
| ● | ● | ● |
| |
飯塚 まり | ● | ● | ● | ● | ● |
|
|
| |
水越 尚子 | ● |
| ● | ● |
|
|
|
| |
日髙 直輝 | ● | ● | ● |
|
|
| ● |
| |
髙畑 俊哉 | ● | ● |
| ● |
| ● |
| ● | |
白幡 清一郎 | ● | ● | ● |
|
| ● |
|
| |
監査役 | 中野 宏司 |
| ● | ● | ● | ● |
|
|
|
中川 康仁 |
| ● | ● |
|
| ● |
|
| |
平井 鉄郎 | ● | ● | ● |
|
| ● | ● |
| |
人見 昌利 | ● | ● | ● |
| ● |
|
|
| |
田辺 泰弘 | ● |
|
| ● |
|
|
|
| |
(注) 7 当社では、意思決定・監督と執行の分離による取締役会の活性化のため、執行役員制を導入しており、業務執行体制は以下のとおりです。
役名 | 氏名 | 職名 |
社長 | 木 村 和 正 | 最高経営責任者(CEO) |
常務執行役員 | 高 橋 誠 司 | 総務、人事、法務・コンプライアンス管掌 |
常務執行役員 | 鈴 木 通 人 | 鉄道カンパニー社長 |
常務執行役員 | 碓 井 浩 | 企画、経理、情報システム、コーポレート・コミュニケーション管掌 |
常務執行役員 | 花 房 剛 | 住環境カンパニー社長 |
執行役員 | 安 藤 清 | コムテスコ㈱ 代表取締役 CEO |
執行役員 | 井 上 中 | ナブテスコオートモーティブ㈱ 代表取締役社長 |
執行役員 | 水 谷 幸 弘 | 舶用カンパニー社長 |
執行役員 | 宮 口 光 一 | イノベーション戦略室長 兼 CVC推進部長 |
執行役員 | 栗 田 昌 兆 | イノベーション戦略室 副室長 兼 新規事業推進部長 |
執行役員 | 白 水 友 朗 | ものづくり革新推進室長 |
執行役員 | 榎 本 章 仁 | 鉄道カンパニー 営業統括担当 兼 開発営業部長 |
執行役員 | 練 馬 洋 | Nabtesco Technology Ventures AG社長 |
執行役員 | 樋 口 裕 樹 | 精機カンパニー社長 |
執行役員 | 桐 山 朝 浩 | 技術本部長 兼 イノベーション戦略室 |
執行役員 | 志 水 一 正 | ナブテスコサービス㈱ 代表取締役社長 |
執行役員 | 森 弘 樹 | 精機カンパニー 営業統括部長 兼 営業開発部長 |
執行役員 | 大 橋 功 | 技術本部 副本部長 兼 スマートモーションコントロール(SMC)技術担当 |
執行役員 | 本 田 小 貴 子 | 人事部長 兼 ナブテスコリンク㈱ 代表取締役社長 |
執行役員 | 佐 々 木 将 | 企画部長 兼 イノベーション戦略室 |
執行役員 | 坂 本 勝 | ナブテスコオートモーティブ㈱ 取締役 |
執行役員 | 髙 畠 敦 | PACRAFT㈱ 取締役 |
執行役員 | 光 野 重 彦 | 住環境カンパニー プラットホームドア・福祉事業統括 |
執行役員 | 田 中 成 人 | 航空宇宙カンパニー社長 |
(注) 業務執行体制は24名で構成されており、内4名は取締役を兼務しています。
2)2026年3月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役9名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、当社の役員の状況は以下のとおりとなる予定です。
男性11名 女性3名 (役員のうち女性の比率21.4%)
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||
代表取締役 | 木 村 和 正 | 1961年8月17日生 |
| (注)3 | 8,763 | ||||||||||||||||||||
代表取締役 | 高 橋 誠 司 | 1966年2月12日生 |
| (注)3 | 4,121 | ||||||||||||||||||||
代表取締役 | 碓 井 浩 | 1965年4月22日生 |
| (注)3 | 2,608 | ||||||||||||||||||||
取締役 | 鈴 木 通 人 | 1962年11月4日生 |
| (注)3 | 4,077 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 飯 塚 ま り | 1959年3月29日生 |
| (注)3 | 594 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 水 越 尚 子 | 1967年9月23日生 |
| (注)3 | 713 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 日 髙 直 輝 | 1953年5月16日生 |
| (注)3 | 1,779 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 白 幡 清 一 郎 | 1961年3月3日生 |
| (注)3 | 764 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||
取締役 | 松 山 科 子 | 1964年4月19日生 |
| (注)3 | - | ||||||||||||||||||||
常勤監査役 | 中 野 宏 司 | 1962年1月2日生 |
| (注)4 | 13,912 | ||||||||||||||||||||
常勤監査役 | 中 川 康 仁 | 1963年5月10日生 |
| (注)5 | 8,023 | ||||||||||||||||||||
監査役 | 平 井 鉄 郎 | 1955年12月19日生 |
| (注)4 | - | ||||||||||||||||||||
監査役 | 人 見 昌 利 | 1957年11月9日生 |
| (注)5 | 1,383 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
監査役 | 田 辺 泰 弘 | 1960年11月7日生 |
| (注)5 | - | ||||||||||||||||||||||||||||||||
計 | 46,737 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(注) 1 取締役 飯塚 まり氏、水越 尚子氏、日髙 直輝氏、白幡 清一郎氏、及び松山 科子氏は、社外取締役です。
2 監査役 平井 鉄郎氏、人見 昌利氏、及び田辺 泰弘氏は、社外監査役です。
3 2026年3月26日開催予定の定時株主総会の終結の時から2026年12月期に係る定時株主総会の終結の時までです。
4 2023年3月23日開催の定時株主総会の終結の時から2026年12月期に係る定時株主総会の終結の時までです。
5 2024年3月26日開催の定時株主総会の終結の時から2027年12月期に係る定時株主総会の終結の時までです。
6 取締役、監査役のスキルマトリックスは以下のとおりです。
氏名 | 独立性 | 特に専門性を有する領域 | |||||||
企業経営 | グローバル | 法務・人事労務 | 財務会計 | ものづくり・ | 営業・ | DX | |||
取締役 | 木村 和正 |
| ● |
|
| ● | ● |
|
|
高橋 誠司 |
| ● |
| ● |
|
|
|
| |
碓井 浩 |
| ● | ● |
| ● | ● | ● |
| |
鈴木 通人 |
| ● | ● |
|
| ● | ● |
| |
飯塚 まり | ● | ● | ● | ● | ● |
|
|
| |
水越 尚子 | ● |
| ● | ● |
|
|
|
| |
日髙 直輝 | ● | ● | ● |
|
|
| ● |
| |
白幡 清一郎 | ● | ● | ● |
|
| ● |
|
| |
松山 科子 | ● | ● | ● |
|
| ● |
| ● | |
監査役 | 中野 宏司 |
| ● | ● | ● | ● |
|
|
|
中川 康仁 |
| ● | ● |
|
| ● |
|
| |
平井 鉄郎 | ● | ● | ● |
|
| ● | ● |
| |
人見 昌利 | ● | ● | ● |
| ● |
|
|
| |
田辺 泰弘 | ● |
|
| ● |
|
|
|
| |
(注) 7 当社では、意思決定・監督と執行の分離による取締役会の活性化のため、執行役員制を導入しており、業務執行体制は以下のとおりとなる予定です。
役名 | 氏名 | 職名 |
社長 | 木 村 和 正 | 最高経営責任者(CEO) |
常務執行役員 | 高 橋 誠 司 | 総務、人事、法務・コンプライアンス管掌 |
常務執行役員 | 鈴 木 通 人 | 鉄道カンパニー社長 |
常務執行役員 | 碓 井 浩 | 企画、経理、情報システム、コーポレート・コミュニケーション管掌 |
常務執行役員 | 花 房 剛 | 住環境カンパニー社長 |
執行役員 | 井 上 中 | ナブテスコオートモーティブ㈱ 代表取締役社長 |
執行役員 | 水 谷 幸 弘 | 舶用カンパニー社長 |
執行役員 | 宮 口 光 一 | イノベーション戦略室長 兼 CVC推進部長 |
執行役員 | 栗 田 昌 兆 | イノベーション戦略室 副室長 兼 新規事業推進部長 |
執行役員 | 白 水 友 朗 | ものづくり革新推進室長 |
執行役員 | 榎 本 章 仁 | 鉄道カンパニー 営業統括担当 兼 開発営業部長 |
執行役員 | 練 馬 洋 | Nabtesco Technology Ventures AG社長 |
執行役員 | 樋 口 裕 樹 | 精機カンパニー社長 |
執行役員 | 桐 山 朝 浩 | 技術本部長 兼 イノベーション戦略室 |
執行役員 | 志 水 一 正 | ナブテスコサービス㈱ 代表取締役社長 |
執行役員 | 森 弘 樹 | 精機カンパニー 営業統括部長 兼 営業開発部長 |
執行役員 | 大 橋 功 | 技術本部 副本部長 兼 スマートモーションコントロール(SMC)技術担当 |
執行役員 | 本 田 小 貴 子 | 人事部長 兼 ナブテスコリンク㈱ 代表取締役社長 |
執行役員 | 佐 々 木 将 | 企画部長 兼 イノベーション戦略室 |
執行役員 | 坂 本 勝 | ナブテスコオートモーティブ㈱ 取締役 |
執行役員 | 髙 畠 敦 | PACRAFT㈱ 取締役 |
執行役員 | 光 野 重 彦 | 住環境カンパニー プラットホームドア・福祉事業統括 |
執行役員 | 田 中 成 人 | 航空宇宙カンパニー社長 |
(注) 業務執行体制は23名で構成されており、内4名は取締役を兼務しています。
② 社外役員の状況
当社の社外取締役は5名、社外監査役は3名です。
社外取締役の飯塚まり氏は、グローバル経営人材や国際経営戦略の分野における高い専門性を有しているほか、産学連携・協働を進める活動にも参画しており、それらの経験に基づく高い知見を有しています。また、当社においては2020年3月から社外取締役として経営を適切に監督しているほか、指名委員会委員長及び報酬委員会委員として、ガバナンスの強化に貢献しています。同氏は、当社社外取締役として以外に会社経営に関与したことはありませんが、以上から、当社の2030年に向けた長期ビジョンの達成及び中長期的な企業価値向上の実現のために、知見を活かした監督とアドバイスを行っていただくため、引き続き社外取締役をお願いしています。学校法人同志社、及び同氏が過去に所属していた法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
社外取締役の水越尚子氏は、弁護士としての高い専門性を有しているほか、他の事業会社の社外役員、経済産業省産業構造審議会知的財産分科会不正競争防止小委員会委員等の公職を歴任しており、それらの経験に基づく高い知見を有しています。また、当社においては2020年3月から社外取締役として経営を適切に監督しているほか、報酬委員会委員長及び指名委員会委員として、ガバナンスの強化に貢献しています。以上から、当社の2030年に向けた長期ビジョンの達成及び中長期的な企業価値向上の実現のために、知見を活かした監督とアドバイスを行っていただくため、引き続き社外取締役をお願いしています。㈱polisee、レフトライト国際法律事務所、TIS㈱、及び同氏が過去に所属していた法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
社外取締役の日髙直輝氏は、海外ビジネスのほか、当社の事業領域である輸送機・建機事業における多様な業務経験に加え、企業経営者としての経験に基づく高い知見を有しています。また、当社においては2021年3月から社外取締役として経営を適切に監督しているほか、指名委員会委員として、ガバナンスの強化に貢献しています。以上から、当社の2030年に向けた長期ビジョンの達成及び中長期的な企業価値向上の実現のために、知見を活かした監督とアドバイスを行っていただくため、引き続き社外取締役をお願いしています。ブラザー工業㈱、㈱トプコン、及び同氏が過去に役員であった法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
社外取締役の髙畑俊哉氏は、知的財産、デジタルトランスフォーメーション、経営企画及びサステナビリティ関連業務における多様な業務経験に加え、企業経営者としての経験に基づく高い知見を有しています。また、当社においては2022年3月から社外取締役として経営を適切に監督しているほか、報酬委員会委員として、ガバナンスの強化に貢献しています。以上から、当社の2030年に向けた長期ビジョンの達成及び中長期的な企業価値向上の実現のために、知見を活かした監督とアドバイスを行っていただくため、社外取締役をお願いしています。なお、髙畑俊哉氏は2026年3月26日開催予定の定時株主総会をもって、退任いたします。同氏が過去に役員であった法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
社外取締役の白幡清一郎氏は、技術者としての長期の海外駐在のほか、持株会社化及び事業別分社化の責任者としての多様な業務経験に加え、企業経営者としての経験に基づく高い知見を有しています。また、当社においては2023年3月から社外取締役として経営を適切に監督しています。以上から、当社の2030年に向けた長期ビジョンの達成及び中長期的な企業価値向上の実現のために、知見を活かした監督とアドバイスを行っていただくため、引き続き社外取締役をお願いしています。リンテック㈱、宝ホールディングス㈱、及び同氏が過去に所属していた法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
社外監査役の平井鉄郎氏は、ものづくりに関する豊富な経験と高い知見・能力を有しています。また、経営者としての経験も有しています。また、2019年3月から社外監査役として、当社経営を適切に監督しています。それらに基づく公正な判断、経営に対する客観性・中立性を当社のコーポレートガバナンスの強化に活かしていただくため、引き続き社外監査役をお願いしています。同氏が過去に役員であった法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
社外監査役の人見昌利氏は、長年にわたり国内外で経理・管理業務を経験し、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しているほか、経営者としての経験も有しています。さらに、ソニー㈱(現 ソニーグループ㈱)において監査委員会による監査にも携わっており、当社はそれらに基づく公正な判断、経営に対する客観性・中立性を当社のコーポレートガバナンスの強化に活かしていただくため、社外監査役をお願いしています。同氏が過去に所属していた法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
社外監査役の田辺泰弘氏は、直接会社経営に関与したことはありませんが、長年にわたり検事を務め、法令に関する高度な知見を有しています。さらに、組織運営全般に関する高い見識・能力も有しており、それらに基づく公正な判断、経営に対する客観性・中立性を当社のコーポレートガバナンスの強化に活かしていただくため、社外監査役をお願いしています。国立研究開発法人産業技術総合研究所、東京富士法律事務所、及び同氏が過去に役員であった法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
なお、当社は、2026年3月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役会9名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、当社の社外取締役5名、社外監査役は3名となります。
社外取締役候補者の松山科子氏は、デジタル(IT/AI)活用に関する推進業務に長年携わり、DX戦略策定に関する豊富な経験と知見を有しています。なお、同氏は2025年6月より田中精密工業㈱の社外取締役として会社の経営の監督を行っています。同氏は、社外取締役として以外に会社経営に関与したことはありませんが、以上から、当社の2030年に向けた長期ビジョンの達成及び中長期的な企業価値向上の実現のために、知見を活かした監督とアドバイスを行っていただくことを期待して、社外取締役をお願いしています。東京エレクトロン㈱、及び田中精密工業㈱と当社との間に特別な利害関係はありません。
当社は、社外取締役及び社外監査役(以下、併せて「社外役員」という。)の独立性を客観的に判断するために、以下のとおり独自の基準を定めており、当社の社外役員は以下の基準に則り、全て独立性を有しています。
「社外役員の独立性に関する基準」
当社は、以下の全ての要件に該当する場合、当該社外役員に独立性があると判断します。
1) 当社の現在の大株主(※)又はその業務執行者でないこと
※ 総議決権の5%超の議決権を直接又は間接的に保有している者又は直近の株主名簿上の大株主上位10位以内の者
2) 当社グループの主要な借入先(※)の業務執行者でないこと
※ 当社グループが借入れをしている金融機関グループ(直接の借入先が属する連結グループに属する者をいう。)であって、直前事業年度末における当社グループの当該金融機関グループからの全借入額が当社グループの連結総資産の2%を超える者
3) 当社グループの主要な取引先(年間取引額が連結売上高の1%を超える)又はその業務執行者でないこと
4) 当社グループを主要な取引先(年間取引額が相手方の連結売上高の1%を超える)とする者又はその業務執行者でないこと
5) コンサルタント、会計専門家、法律専門家として、当社グループから役員報酬以外に多額の報酬(年間600万円以上)を受けていないこと(当該社外役員が属する法人、組合等の団体が報酬を受けている場合を含む。)
6) 当社グループから多額の寄付(年間600万円以上)を受けている法人、組合等の団体の業務執行者でないこと
7) 当社グループの業務執行者の配偶者又は2親等以内の親族でないこと
8) 過去3年間において、上記1)から6)までのいずれにも該当していない者
9) 当社の社外役員としての在任期間が通算8年を超えない者
③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係
監査役(社外監査役を含む)、会計監査人、内部監査部門の連携と手続きの状況、及び内部監査部門との関係は「(3) 監査の状況 ③ 内部監査、監査役監査及び会計監査との連携」に記載しています。
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
1) 監査役監査の組織、人員
当社の監査役会は5名で、常勤監査役2名と社外監査役(非常勤)3名で構成されています。
役職名 | 氏名 | 経歴等 |
常勤監査役 | 中野 宏司 | 当社の財務・経理・経営企画部門を中心に従事し、財務及び会計に関する高い専門性と経験に加え、上海納博特斯克液圧有限公司における経営経験や内部監査業務の経験も有しています。 |
中川 康仁 | 精機カンパニー津工場製造部長、同工場長及びものづくり革新推進室長を務めてきたほか、当社グループのESH(Environment, Safety & Health)委員会の委員長の経験もあり、生産技術や生産管理を中心とした「ものづくり」と環境及び安全衛生における専門性と経験を有しています。さらに、納博特斯克(中国)精密机器有限公司において経営にも従事しました。 | |
社外監査役 | 平井 鉄郎 | ものづくりに関する豊富な経験と高い知見・能力を有しています。また、経営者としての経験も有しています。 |
人見 昌利 | 長年にわたり国内外で経理・管理業務を経験し、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しているほか、経営者としての経験も有しています。さらに、ソニー株式会社(現 ソニーグループ株式会社)において監査委員会による監査にも携わっていました。 | |
田辺 泰弘 | 直接会社経営に関与したことはありませんが、長年にわたり検事を務め、法令に関する高度な知見を有しています。さらに、組織運営全般に関する高い見識・能力も有しています。 |
また、グループ監査方針、重点実施事項及び各社の監査情報を共有し、グループ各社の監査の実効性をあげることを目的として、グループ各社の監査役で構成する国内グループ会社監査役との連絡会(以下グループ監査役会と記載)を定期的に開催しています。
なお、監査役の要請に基づき監査役を補助すべき使用人2名を配置し、監査役の職務遂行をサポートしています。
2) 監査役及び監査役会の活動状況
監査役会は原則として月1回開催しており、2025年度は13回開催しました。個々の監査役の出席状況は以下のとおりです。
氏名等 | 出席回数/開催回数 (注) | |
常勤監査役 | 中野 宏司 | 13回 / 13回 |
中川 康仁 | 13回 / 13回 | |
社外監査役 | 平井 鉄郎 | 13回 / 13回 |
人見 昌利 | 13回 / 13回 | |
田辺 泰弘 | 13回 / 13回 | |
(注) 在任期間中の開催回数に基づき記載しています。
当事業年度における監査役会の主な協議事項及び報告事項は次のとおりです。なお、所要時間は1回当たり約1時間です。
協議事項 | 監査役監査計画、会計監査人再任、会計監査人の監査報酬に対する同意、会計監査人による非保証業務の承認、監査役会の監査報告書、監査役会実効性評価等 |
報告事項 | 監査実施結果報告、経営者確認書の受領報告、重要会議出席報告、取締役会への監査役報告、経営会議等の重要案件の概要報告等 |
3) 監査役及び監査役会の活動状況
当社は、当事業年度における監査方針及び重点監査事項を下表のとおり設定し活動しました。
監査基本方針 | 監査役は、株主の負託を受けた独立の機関として、取締役の職務の執行を監査することにより、ナブテスコグループの健全な経営の確保と、社会的信頼に応える良質なコーポレート・ガバナンス体制の確立に貢献する。 |
重点監査事項 | <内部統制システムの整備・運用状況> ① 業務の有効性・効率性:事業所、グループ会社のガバナンス状況 ② 財務報告の信頼性:受注、品質クレーム、納期、コスト等の重要な財務情報 ③ 法令遵守:コンプライアンス遵守体制、意識 ④ 資産の保全:取得・処分プロセス、使用・保管状況 <個別重点課題> ① ESG課題解決への取組み ② DX(Digital Transformation)に向けた取り組み ③ ROIC経営推進への取り組み |
特に、グループ経営方針が国内事業所及び国内外グループ会社の重点課題、アクションプランに適正に反映され、有効かつ効率的な業務執行が行われているかに注視し、現地訪問及び主要会議への出席を通じてその状況を確認しました。なお、監査対象となるグループ会社は、連結業績への影響度及びリスク度合い等を総合的に判断して選定しています。
また、監査役監査の実効性を高めるために、必要に応じて執行役員及び部門長を監査役会に招聘しヒアリングを実施しています。
当事業年度における主な活動内容は、以下のとおりです。
主な活動内容 | 開催頻度 | 常勤 監査役 | 社外 監査役 |
取締役会への出席 | 18回 | ■ | ■ |
代表取締役との意見交換会 | 2回 | ■ | ■ |
社外取締役との意見交換会 | 1回 | ■ | ■ |
諮問委員会への参加 | 8回 |
| ■ |
マネジメント・コミッティへの出席 | 19回 | ■ |
|
執行役員会への出席 | 12回 | ■ |
|
CEO管轄委員会への出席 | 11回 | ■ |
|
内部統制報告会への出席 | 1回 | ■ | ■ |
取締役・執行役員との面談 | 11回 | ■ |
|
国内事業所への訪問 | 8回 | ■ |
|
棚卸資産実地棚卸への参加 | 13回 | ■ |
|
グループ会社への訪問 | 7回 | ■ |
|
グループ監査役会への出席 | 2回 | ■ | ■ |
(注) 内部監査部門及び会計監査人との情報連携等に関する活動については、「③内部監査、監査役監査及び会計監査との連携」に記載しています。
② 内部監査の状況
当社の内部監査部門である業務監査部(10名)は、コーポレート部門、社内カンパニー及びグループ会社の内部監査を実施しています。業務監査部は、業務全般の処理や資産管理が適正に行われているかについて調査及び評価を実施し、その結果を監査報告書にまとめ、指摘事項・改善要請事項について改善状況のフォローアップを行っています。監査報告書やフォローアップ報告書については、代表取締役、常勤監査役及び一部の執行役員が出席する定期的な業務監査報告会で直接報告しており、都度その内容を監査報告データベースに掲載して社外を含む全ての取締役・監査役に周知する仕組みを実施しています。更に、取締役会での定期業務報告を内部監査部門としても実施しています。
③ 内部監査、監査役監査及び会計監査との連携
内部監査、監査役監査及び会計監査との連携については、業務監査部と監査役は、定期的に開催される監査協議会において、年度業務監査計画や監査実施内容について情報・意見交換を行う等内部監査業務の充実を図っています。業務監査部と経理部、監査役及び会計監査人は、「財務報告に係る内部統制」の整備・運用状況等について意見交換及び情報交換を行っています。また、監査役は、会計監査人から監査計画概要説明を受けるとともに、会計監査報告、期中(四半期)レビュー報告を通じて、グループの会計上及び内部統制上の課題等について説明を受けています。常勤監査役と会計監査人は、定期的に面談し、監査上の重点課題等について意見交換を行っています。
会議体名 | 実施月 | 概要 |
監査及び期中レビュー計画 | 5月 | 会計監査人が監査役会に対して、事業年度の監査及び期中レビューの計画の概要等を説明する。 |
期中レビュー及び監査報告会 | 2、8月 | 会計監査人が監査役会に対して、期中レビュー、事業年度の決算に関する監査の概要や実施状況、及び結果等について報告する。 |
グループ監査役会 | 1、8月 | 各グループ会社の監査役から監査報告を行い、監査役と情報共有・議論することで、監査の均質化と充実を図る。業務監査部も参加して内部監査に関する報告・情報共有を行う。 |
業務監査報告会 | 毎月(原則) | 業務監査部による内部監査の実施結果を、監査報告書及びフォローアップ報告書を用いて、代表取締役、常勤監査役及び一部の執行役員に報告し、意見交換を行う。 |
監査協議会 | 8、11月 | 監査役と業務監査部との間で監査協議会を定期的に開催し、業務監査部から内部監査に関する報告を行い協議するなど、監査に関する情報共有・意見交換を行う。 |
J ―SOX会議 | 1、3、6、12月 | 金融商品取引法に基づく「財務報告に係る内部統制」の整備・運用評価の実施計画・進捗状況について、内部独立評価部門である業務監査部から常勤監査役に報告し、意見交換を行う。 |
④ 会計監査の状況
1) 監査法人の名称
有限責任 あずさ監査法人
2) 継続監査期間
23年間
3) 業務を執行した公認会計士の氏名
指定有限責任社員 業務執行社員 切替 丈晴
指定有限責任社員 業務執行社員 外山 大祐
4) 監査業務に係る補助者の構成
公認会計士 24名、その他 50名
5) 監査法人の選定方針と理由
監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号のいずれかに該当すると認められないこと、及び会計監査人に対する評価を考慮し、有限責任 あずさ監査法人を会計監査人として選定(再任)することを決定しています。
6) 監査役及び監査役会による監査法人の評価
監査役会は、会計監査人から監査内容、監査計画、品質管理体制等について報告を受領し、その独立性及び適正性を評価しています。当連結会計年度において、監査役会は、会計監査人の活動内容、独立性、信頼性等について問題となる事実は認められないと判断しています。
⑤ 監査報酬の内容等
1) 監査公認会計士等に対する報酬
区分 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
監査証明業務に | 非監査業務に | 監査証明業務に | 非監査業務に | |
提出会社 | 122 | - | 111 | - |
連結子会社 | 16 | - | 16 | - |
計 | 138 | - | 127 | - |
2) 監査公認会計士等と同一ネットワーク(KPMG)に対する報酬( 1)を除く)
区分 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
監査証明業務に | 非監査業務に | 監査証明業務に | 非監査業務に | |
提出会社 | - | 15 | - | 18 |
連結子会社 | 68 | 0 | 66 | 1 |
計 | 68 | 15 | 66 | 19 |
前連結会計年度
提出会社における非監査業務の内容は、主にESG関連及び税務関連のアドバイザリー業務等です。
連結子会社における非監査業務の内容は、主に税務関連のアドバイザリー業務等です。
当連結会計年度
提出会社における非監査業務の内容は、主にESG関連及び税務関連のアドバイザリー業務等です。
連結子会社における非監査業務の内容は、主に税務関連のアドバイザリー業務等です。
3) その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
前連結会計年度
該当事項はありません。
当連結会計年度
該当事項はありません。
4) 監査報酬の決定方針
当社の監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針は、監査業務等の内容を総合的に勘案した上で、会社法第399条の規定に基づき監査役会の同意を得て決定することとしています。
5) 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、会計監査人による監査内容、監査時間及び監査計画、報酬実績の推移、報酬見積り等を確認し、会計監査人の報酬等の妥当性を検討した結果、会社法第399条第1項の同意を行っています。
(4) 【役員の報酬等】
① 役員報酬等
1) 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
区分 | 報酬等の総額 | 報酬等の種類別の総額 (百万円) | 対象となる | |||
固定報酬 | 業績連動報酬 | |||||
月次報酬 | 株式給付信託(BBT) | |||||
在任時給付 | 退任時給付 | |||||
取締役 | 156 | 95 | 20 | 17 | 23 | 6 |
監査役 | 54 | 54 | - | - | - | 2 |
社外役員 | 81 | 81 | - | - | - | 8 |
(注) 1 取締役の対象となる役員の員数には、当期中の退任取締役2名を含んでいます。
2 月次報酬は、基本月次報酬及び業績連動報酬の総額を月次定額払いとしているものです。
3 株式給付信託(BBT)の額は、当期において付与された又は付与が見込まれた株式交付ポイント数に基づき、日本基準により当期に費用計上した額です。
4 取締役の報酬の限度額は、第21回定時株主総会(2024年3月26日開催)において決議された年額400百万円以内(うち社外取締役分70百万円以内)です。監査役の報酬限度額は、第14回定時株主総会(2017年3月28日開催)において決議された年額90百万円以内です。
5 上記報酬額の他、取締役(社外取締役を除く)に対しては、第14回定時株主総会(2017年3月28日開催)において決議された株式報酬制度「株式給付信託(BBT)」を導入しており、同制度で定める役員株式給付規程に基づき、在任時給付分として450百万円(3事業年度)、退任時給付分として420百万円(3事業年度)を、それぞれ上限として信託に拠出しています。同制度については、第14回定時株主総会(2017年3月28日開催)において、上記6.記載の報酬限度額とは別枠で、在任時給付分として56,000ポイント(1事業年度)、退任時給付分として51,000ポイント(1事業年度)を、それぞれ株式交付の上限としています。
6 役員ごとの報酬等の総額については、1億円以上支給している役員の該当がないため記載を省略しています。
② 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針の内容及び決定方法
1) 報酬制度の基本方針
・当社の業績及び株式価値との連動性を高めることで株主と経営者の利益を共有する制度であること
・当社グループの中長期的な業績の向上に対するインセンティブとして機能すること
・報酬制度の決定プロセスは、客観性、かつ透明性の高いものであること
2) 報酬制度の体系
ⅰ. 取締役の報酬体系は、固定報酬となる基本報酬と短期業績を反映した業績連動報酬からなる「月次報酬」並びに中期経営計画の達成度及び株式価値を反映した株式報酬「株式給付信託(BBT)」で構成しています。
ⅱ.「基本報酬」は各取締役の役位に応じた固定報酬であり、月次報酬として支給します。
ⅲ.「業績連動報酬(月次報酬)」は、年度業績の達成度に応じて、以下の算式により支給額を決定します。
[短期業績連動報酬]
短期業績連動報酬 = 役位別支給基準額 × 業績評価係数
※業績評価係数:閾値を設定した前年度のROIC及び当期利益(親会社の所有者に帰属)を指標とするマトリクステーブルにより決定(係数:0.00~4.00)
なお、社内カンパニーを担当する取締役については、当該カンパニーの売上高成長率、営業利益額改善度、ROIC改善度、研究開発指標、環境指標等をもとに短期業績連動報酬から加減します。
ⅳ. 株式報酬は「株式給付信託(BBT)」の仕組みを活用し、中期経営計画の達成度等に応じて、以下の算式により給付額を決定します。
[在任時交付型株式報酬]
在任時交付型株式報酬 = 役位別株式交付ポイント × 業績評価係数 × 中期経営計画達成度係数
※業績評価係数:閾値を設定した前年度のROIC及び当期利益(親会社の所有者に帰属)を指標とするマトリクステーブルにより決定(係数:0.00~4.00)
※中期経営計画達成度係数:中期経営計画(3ヵ年)に掲げる売上高及び営業利益の達成度により設定(係数:0~0.5)
交付ポイントの権利確定はポイント付与後、3年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の日となります。
[退任時交付型株式報酬]
退任時交付型株式報酬 = 役位別株式交付ポイント
1年の任期満了ごとに交付ポイントが確定され、取締役を退任した日に交付されます。
ⅴ. 取締役の報酬については、業績及び株主価値への連動を重視した構成比としています。
役位 | 固定報酬 | 業績連動報酬 | ||
基本報酬 | 短期業績 連動報酬 | 在任時交付型 株式報酬 | 退任時交付型 株式報酬 | |
取締役会長・社長 | 25% | 35% | 25% | 15% |
取締役 | 25% | 35% | 25% | 15% |
(注)この表は、役位毎の中央値とし、業績連動報酬にかかる目標の達成率を100%とした場合のモデルです。
ⅵ. 社外取締役及び監査役の報酬等については、業務執行とは独立した立場であることに鑑み、業績反映部分を排除し、固定報酬のみとしています。
ⅶ. 不適切会計等による過年度決算修正の結果、業績連動報酬算定上の基礎となった過年度の業績に重大な変更が生じた場合、又は役員の非違行為等により会社に重大な損害が生じた場合は、業績連動報酬の全額、又は一部の返還を求めることができる報酬規程としています。
3) 業績連動報酬にかかる指標に対する考え方
取締役(社外取締役を除く)に支給する業績連動報酬にかかる指標は、全ての社員の活動成果であり、かつ、ROE改善に繋がる主たる指標である「ROIC」と「当期利益(親会社の所有者に帰属)」を基本としています。これにより、全ての取締役が資本コスト及び配当性向を意識し、当社グループの持続的な成長を意識した経営を促進していきます。また、事業を担当する取締役には、ROIC改善度等の経営指標の他、知財創造の促進に向けた研究開発指標、CO₂排出量削減度合に応じた環境指標等を設けることにより、中長期的な業績の向上に対するインセンティブとしての機能を付加しています。
また、中期経営計画の達成度については、全ての取締役及び社員の事業活動の成果であり、かつ、ベクトルを統一した活動を促進していくことを目的として「売上高」及び「営業利益」を採用しています。
なお、上記指標に関し、当社の経営判断に起因しない事象等による影響が生じた場合は加減算することがあります。
[業績連動報酬にかかる主な指標の実績]
ROIC | 売上高 | 営業利益 | 当期利益 |
3.4% | 323,384百万円 | 15,012百万円 | 10,188百万円 |
当期にかかる業績連動報酬については、油圧機器事業の業績を含む2024年12月期決算値を基に算定しています。
4) 報酬の決定方法等
取締役の報酬等に関する方針、報酬体系、水準及び各取締役への支給額については、社内取締役1名と独立社外役員4名で構成された報酬委員会による審議・答申を受け、取締役会にて決定しています。
また、監査役の報酬等については、監査役の協議を経て決定しています。
当期における取締役の報酬等に関する審議及び決定のための委員会等の活動は以下のとおりです。
[委員会等の会議の開催回数(2025年1月から12月まで)]
委員会等 | 開催回数 | ||
報酬委員会 | 2回 | ||
取締役会 | 2回 | ||
(5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方
当社は、純投資目的である株式は保有しておらず、全て純投資目的以外の目的である投資株式(以下、「政策保有株式」という。)に区分しています。純投資目的である株式とは、株価の変動又は配当によって利益を受けることを目的とする株式です。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
1) 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容
当社は、当社の企業価値の維持・向上に資する場合に限り、政策保有株式を保有します。当社は、直近事業年度末の状況に照らし、保有の意義が希薄になった政策保有株式については、できる限り速やかに処分・縮減していくという基本方針のもと、毎年、取締役会において、個別の銘柄毎に、保有目的が適切か、保有に伴う便益やリスクが資本コストに見合っているか等につき、一定の基準に基づいて検証し、保有継続の可否及び株式数を見直します。検証の結果、継続保有が適切ではないと認められる銘柄は、株価や市場動向等を考慮のうえ遅滞なく売却します。
2) 銘柄数及び貸借対照表計上額
| 銘柄数 (銘柄) | 貸借対照表計上額の |
非上場株式 | 17 | 406 |
非上場株式以外の株式 | 5 | 6,208 |
(当事業年度において株式数が増加した銘柄)
| 銘柄数 (銘柄) | 株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円) | 株式数の増加の理由 |
非上場株式 | - | - | - |
非上場株式以外の株式 | - | - | - |
(当事業年度において株式数が減少した銘柄)
| 銘柄数 (銘柄) | 株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円) |
非上場株式 | - | - |
非上場株式以外の株式 | 3 | 440 |
3) 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報
特定投資株式
銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、 | 当社の株 |
株式数(株) | 株式数(株) | |||
貸借対照表計上額 | 貸借対照表計上額 | |||
シンフォニアテクノロジー㈱ | 400,000 | 400,000 | 主にトランスポートソリューション事業における取引先であり、事業上の関係を維持・強化するために保有しています。 | 有 |
3,628 | 2,568 | |||
東海旅客鉄道㈱ | 500,000 | 500,000 | トランスポートソリューション事業における販売先であり、事業上の関係を維持・強化するために保有しています。 | 有 |
2,169 | 1,483 | |||
東日本旅客鉄道㈱ | 76,500 | 76,500 | トランスポートソリューション事業における販売先であり、事業上の関係を維持・強化するために保有しています。 | 無 |
316 | 214 | |||
山陽電気鉄道㈱ | 38,587 | 38,587 | トランスポートソリューション事業における販売先であり、事業上の関係を維持・強化するために保有しています。 | 有 |
80 | 78 | |||
阪神内燃機工業㈱ | 4,000 | 20,000 | トランスポートソリューション事業における販売先であり、事業上の関係を維持・強化するために保有しています。 | 無 |
15 | 44 | |||
京王電鉄㈱ | - | 66,997 | - | 有 |
- | 257 | |||
近鉄グループホールディングス㈱ | - | 43,509 | - | 無 |
- | 144 |
(注) 定量的な保有効果については、営業機密に係るため記載していません。保有の合理性の検証方法については、「1) 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」に記載しています。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式
該当事項はありません。
④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの
該当事項はありません。
⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの
該当事項はありません。
第5 【経理の状況】
1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1976年大蔵省令第28号。以下、「連結財務諸表規則」という。)第312条の規定により、国際会計基準(以下、「IFRS」という。)に基づいて作成しています。
(2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1963年大蔵省令第59号。以下、「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しています。
また、当社は特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しています。
(3) 連結財務諸表及び財務諸表は、表示単位未満を四捨五入して記載しています。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2025年1月1日から2025年12月31日まで)の連結財務諸表及び事業年度(2025年1月1日から2025年12月31日まで)の財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人による監査を受けています。
また、金融商品取引法第24条の2第1項の規定に基づき、有価証券報告書の訂正報告書を提出しておりますが、訂正後の連結財務諸表及び財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人による監査を受けております。
3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備について
当社は、以下のとおり連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組み及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備を行っています。
(1) 会計基準等の内容を適切に把握し、会計基準等の変更等に適時かつ的確に対応することができる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、監査法人等の行うセミナーへ参加しています。また、IFRSの内容に関する社内勉強会を定期的に実施し、実務担当者へのIFRSに関する知識の習得を推進しています。
(2) IFRSの適用においては、国際会計基準審議会が公表するプレスリリースや基準書を随時入手し、最新の基準の把握を行っています。また、IFRSに基づく適正な連結財務諸表等を作成するために、IFRSに準拠したグループ会計方針を作成し、それに基づいて会計処理を行っています。
1 【連結財務諸表等】
(1) 【連結財務諸表】
① 【連結財政状態計算書】
(単位:百万円) | |||
| 注記 | 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
資産 |
|
|
|
流動資産 |
|
|
|
現金及び現金同等物 | 8 | 74,476 | 73,340 |
営業債権 | 9,24 | 88,932 | 75,421 |
契約資産 | 26 | 3,212 | 3,207 |
その他の債権 | 9 | 1,361 | 1,524 |
棚卸資産 | 10 | 53,273 | 52,838 |
その他の金融資産 | 24 | 698 | 715 |
その他の流動資産 |
| 7,016 | 5,715 |
小計 |
| 228,970 | 212,761 |
売却目的で保有する資産 | 11 | - | 43,665 |
流動資産合計 |
| 228,970 | 256,426 |
非流動資産 |
|
|
|
有形固定資産 | 12,14 | 114,340 | 101,683 |
無形資産 | 13,14 | 12,955 | 13,477 |
使用権資産 | 14,15 | 12,122 | 12,822 |
のれん | 13,14 | 26,259 | 25,817 |
投資不動産 | 14,16 | 9,309 | 9,143 |
持分法で会計処理されている投資 | 17 | 24,348 | 24,976 |
その他の金融資産 | 24 | 14,648 | 17,082 |
繰延税金資産 | 23 | 3,430 | 4,381 |
その他の非流動資産 |
| 3,464 | 826 |
非流動資産合計 |
| 220,875 | 210,206 |
資産合計 |
| 449,845 | 466,632 |
(単位:百万円) | |||
| 注記 | 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
負債及び資本 |
|
|
|
負債 |
|
|
|
流動負債 |
|
|
|
営業債務 | 18,24 | 51,178 | 45,161 |
契約負債 | 26 | 11,463 | 13,111 |
借入金 | 21,24 | 21,817 | 34,946 |
その他の債務 | 18,24 | 16,030 | 6,848 |
未払法人所得税 |
| 2,461 | 6,462 |
引当金 | 19 | 2,233 | 3,497 |
リース負債 | 21,24 | 3,319 | 3,609 |
その他の金融負債 | 24 | 28 | 29 |
その他の流動負債 | 20 | 8,582 | 8,757 |
小計 |
| 117,111 | 122,421 |
売却目的で保有する資産に直接関連する負債 | 11 | - | 12,256 |
流動負債合計 |
| 117,111 | 134,677 |
非流動負債 |
|
|
|
借入金 | 21,24 | 10,067 | 10,039 |
リース負債 | 21,24 | 10,634 | 11,202 |
退職給付に係る負債 | 22 | 8,262 | 6,454 |
繰延税金負債 | 23 | 8,514 | 8,303 |
その他の金融負債 | 24 | 670 | 898 |
引当金 | 19 | - | 140 |
その他の非流動負債 | 20 | 4,844 | 4,551 |
非流動負債合計 |
| 42,990 | 41,587 |
負債合計 |
| 160,101 | 176,264 |
資本 |
|
|
|
資本金 | 25 | 10,000 | 10,000 |
資本剰余金 | 25 | 14,998 | 14,969 |
利益剰余金 | 25 | 225,269 | 219,443 |
自己株式 | 25 | △3,638 | △3,008 |
その他の資本の構成要素 | 25 | 25,930 | 30,764 |
売却目的で保有する処分グループに関連するその他の資本の構成要素 |
| - | 1,297 |
親会社の所有者に帰属する持分合計 |
| 272,559 | 273,466 |
非支配持分 |
| 17,185 | 16,902 |
資本合計 |
| 289,744 | 290,368 |
負債及び資本合計 |
| 449,845 | 466,632 |
② 【連結損益計算書】
(単位:百万円) | |||
| 注記 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
継続事業 |
|
|
|
売上高 | 7,26 | 280,458 | 307,912 |
売上原価 | 27 | △198,589 | △214,239 |
売上総利益 |
| 81,869 | 93,673 |
その他の収益 | 28 | 1,158 | 1,862 |
販売費及び一般管理費 | 27 | △67,633 | △71,626 |
その他の費用 | 28 | △2,238 | △2,954 |
営業利益 | 7 | 13,157 | 20,956 |
金融収益 | 29 | 1,035 | 992 |
金融費用 | 29 | △917 | △1,105 |
持分法による投資利益 | 17 | 950 | 1,140 |
税引前当期利益 |
| 14,225 | 21,983 |
法人所得税費用 | 23 | △3,920 | △5,833 |
継続事業からの当期利益 |
| 10,305 | 16,150 |
非継続事業 |
|
|
|
非継続事業からの当期利益 | 33 | 1,460 | 1,035 |
当期利益 |
| 11,765 | 17,185 |
|
|
|
|
当期利益の帰属 |
|
|
|
親会社の所有者 |
| 10,188 | 15,255 |
非支配持分 |
| 1,577 | 1,930 |
当期利益 |
| 11,765 | 17,185 |
|
|
|
|
1株当たり当期利益 |
|
|
|
基本的1株当たり当期利益 |
|
|
|
継続事業 |
| 77.95 | 127.59 |
非継続事業 |
| 6.87 | 0.29 |
基本的1株当たり当期利益(円) | 31 | 84.83 | 127.87 |
希薄化後1株当たり当期利益 |
|
|
|
継続事業 |
| 77.95 | 127.58 |
非継続事業 |
| 6.87 | 0.29 |
希薄化後1株当たり当期利益(円) | 31 | 84.82 | 127.87 |
③ 【連結包括利益計算書】
(単位:百万円) | |||
| 注記 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
当期利益 |
| 11,765 | 17,185 |
その他の包括利益 |
|
|
|
純損益に振り替えられることのない項目 |
|
|
|
確定給付負債(資産)の純額の再測定 | 25 | 2,326 | △1,215 |
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の純変動 | 25 | 1,219 | 1,311 |
純損益に振り替えられることのない |
| 3,546 | 96 |
純損益に振り替えられる可能性のある項目 |
|
|
|
在外営業活動体の換算差額 | 25 | 6,590 | 5,359 |
持分法適用会社におけるその他の | 25 | 284 | 44 |
純損益に振り替えられる可能性のある |
| 6,873 | 5,403 |
税引後その他の包括利益合計 |
| 10,419 | 5,500 |
包括利益合計 |
| 22,184 | 22,685 |
|
|
|
|
包括利益の帰属 |
|
|
|
親会社の所有者 |
| 19,360 | 20,394 |
非支配持分 |
| 2,824 | 2,291 |
包括利益合計 |
| 22,184 | 22,685 |
④ 【連結持分変動計算書】
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | 親会社の所有者に帰属する持分 | |||||
資本金 | 資本 | 利益 | 自己株式 | その他の資本の構成要素 | |||
在外営業活動体の換算差額 | 公正価値の変動による評価差額 | ||||||
2024年1月1日残高 |
| 10,000 | 15,139 | 222,362 | △3,943 | 15,516 | 3,646 |
当期利益 |
| - | - | 10,188 | - | - | - |
その他の包括利益 | 25 | - | - | - | - | 5,667 | 1,213 |
包括利益合計 |
| - | - | 10,188 | - | 5,667 | 1,213 |
自己株式の取得及び処分等 | 25 | - | - | △34 | 304 | - | - |
配当金 | 25 | - | - | △9,651 | - | - | - |
子会社の増資による非支配持分の増減 |
| - | - | - | - | - | - |
その他の資本の構成要素から |
| - | - | 2,404 | - | - | △112 |
株式報酬取引 | 30 | - | △142 | - | - | - | - |
所有者との取引額等合計 |
| - | △142 | △7,281 | 304 | - | △112 |
2024年12月31日残高 |
| 10,000 | 14,998 | 225,269 | △3,638 | 21,183 | 4,747 |
| 注記 | 親会社の所有者に帰属する持分 | 非支配 | 資本合計 | ||
その他の資本の構成要素 | 親会社の | |||||
確定給付負債 | 合計 | |||||
2024年1月1日残高 |
| - | 19,162 | 262,721 | 15,424 | 278,145 |
当期利益 |
| - | - | 10,188 | 1,577 | 11,765 |
その他の包括利益 | 25 | 2,293 | 9,172 | 9,172 | 1,247 | 10,419 |
包括利益合計 |
| 2,293 | 9,172 | 19,360 | 2,824 | 22,184 |
自己株式の取得及び処分等 | 25 | - | - | 270 | - | 270 |
配当金 | 25 | - | - | △9,651 | △1,249 | △10,900 |
子会社の増資による非支配持分の増減 |
| - | - | - | 185 | 185 |
その他の資本の構成要素から |
| △2,293 | △2,404 | - | - | - |
株式報酬取引 | 30 | - | - | △142 | - | △142 |
所有者との取引額等合計 |
| △2,293 | △2,404 | △9,522 | △1,063 | △10,586 |
2024年12月31日残高 |
| - | 25,930 | 272,559 | 17,185 | 289,744 |
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | 親会社の所有者に帰属する持分 | |||||
資本金 | 資本 | 利益 | 自己株式 | その他の資本の構成要素 | |||
在外営業活動体の換算差額 | 公正価値の変動による評価差額 | ||||||
2025年1月1日残高 |
| 10,000 | 14,998 | 225,269 | △3,638 | 21,183 | 4,747 |
当期利益 |
| - | - | 15,255 | - | - | - |
その他の包括利益 | 25 | - | - | - | - | 5,063 | 1,303 |
包括利益合計 |
| - | - | 15,255 | - | 5,063 | 1,303 |
自己株式の取得及び処分等 | 25 | - | - | - | △9,807 | - | - |
自己株式の消却 | 25 | - | - | △10,437 | 10,437 | - | - |
配当金 | 25 | - | - | △9,651 | - | - | - |
連結範囲の変動 |
| - | - | - | - | - | - |
支配継続子会社に対する持分変動 |
| - | 28 | - | - | - | - |
売却目的で保有する処分グループに関連するその他の資本の構成要素 |
| - | - | - | - | △1,297 | - |
その他の資本の構成要素から |
| - | - | △993 | - | - | △234 |
株式報酬取引 | 30 | - | △57 | - | - | - | - |
所有者との取引額等合計 |
| - | △29 | △21,081 | 630 | △1,297 | △234 |
2025年12月31日残高 |
| 10,000 | 14,969 | 219,443 | △3,008 | 24,948 | 5,816 |
| 注記 | 親会社の所有者に帰属する持分 | 非支配 | 資本合計 | |||
その他の資本の構成要素 | 売却目的で保有する処分グループに関連するその他の資本の構成要素 | 親会社の | |||||
確定給付負債 | 合計 | ||||||
2025年1月1日残高 |
| - | 25,930 | - | 272,559 | 17,185 | 289,744 |
当期利益 |
| - | - | - | 15,255 | 1,930 | 17,185 |
その他の包括利益 | 25 | △1,226 | 5,139 | - | 5,139 | 360 | 5,500 |
包括利益合計 |
| △1,226 | 5,139 | - | 20,394 | 2,291 | 22,685 |
自己株式の取得及び処分等 | 25 | - | - | - | △9,807 | - | △9,807 |
自己株式の消却 | 25 | - | - | - | - | - | - |
配当金 | 25 | - | - | - | △9,651 | △2,637 | △12,288 |
連結範囲の変動 |
| - | - | - | - | 130 | 130 |
支配継続子会社に対する持分変動 |
| - | - | - | 28 | △67 | △39 |
売却目的で保有する処分グループに関連するその他の資本の構成要素 |
| - | △1,297 | 1,297 | - | - | - |
その他の資本の構成要素から |
| 1,226 | 993 | - | - | - | - |
株式報酬取引 | 30 | - | - | - | △57 | - | △57 |
所有者との取引額等合計 |
| 1,226 | △305 | 1,297 | △19,487 | △2,574 | △22,060 |
2025年12月31日残高 |
| - | 30,764 | 1,297 | 273,466 | 16,902 | 290,368 |
⑤ 【連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:百万円) | |||
| 注記 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
営業活動によるキャッシュ・フロー |
|
|
|
当期利益 |
| 10,305 | 16,150 |
非継続事業からの当期利益 |
| 1,460 | 1,035 |
減価償却費及び償却費 |
| 16,469 | 17,258 |
減損損失 | 14 | 1,632 | 989 |
負ののれん発生益 |
| - | △461 |
退職給付に係る資産及び負債の増減額 |
| △567 | 217 |
受取利息及び受取配当金 |
| △456 | △451 |
支払利息 |
| 733 | 864 |
投資有価証券評価損益(△は益) |
| 33 | △39 |
持分法による投資損益(△は益) |
| △950 | △1,140 |
固定資産除売却損益(△は益) |
| 358 | 167 |
関係会社整理損失引当金繰入額 |
| - | 1,324 |
法人所得税費用 |
| 4,419 | 7,599 |
営業債権、契約資産及び契約負債の増減額 |
| △3,696 | 2,165 |
棚卸資産の増減額(△は増加) |
| △642 | △3,632 |
営業債務の増減額(△は減少) |
| △1,168 | △4,264 |
その他 |
| 1,738 | 296 |
小計 |
| 29,669 | 38,078 |
利息の受取額 |
| 356 | 356 |
配当金の受取額 |
| 1,069 | 439 |
利息の支払額 |
| △736 | △847 |
補助金の受取額 |
| 2,759 | - |
法人所得税の支払額 |
| △6,468 | △5,203 |
営業活動によるキャッシュ・フロー |
| 26,650 | 32,824 |
投資活動によるキャッシュ・フロー |
|
|
|
定期預金の増減額(△は増加) |
| △100 | 0 |
有形固定資産の取得による支出 |
| △24,898 | △13,201 |
無形資産の取得による支出 |
| △3,453 | △2,814 |
連結範囲の変更を伴う子会社の取得による支出 |
| - | 285 |
投資有価証券の取得による支出 |
| △1,128 | △455 |
投資有価証券の売却による収入 |
| 749 | 457 |
その他 |
| 99 | 1 |
投資活動によるキャッシュ・フロー |
| △28,733 | △15,725 |
財務活動によるキャッシュ・フロー |
|
|
|
短期借入金の純増減額(△は減少) | 21 | 82 | 12,590 |
長期借入れによる収入 | 21 | 10,092 | - |
長期借入金の返済 | 21 | △240 | △183 |
リース負債の支払額 | 21 | △3,424 | △3,669 |
自己株式の取得による支出 |
| △2 | △10,065 |
自己株式の売却による収入 |
| 71 | 67 |
配当金の支払額 | 25 | △9,653 | △9,648 |
非支配持分からの払込による収入 |
| 185 | - |
非支配持分への配当金の支払額 |
| △1,249 | △2,610 |
その他 |
| - | △39 |
財務活動によるキャッシュ・フロー |
| △4,137 | △13,559 |
現金及び現金同等物の増減額 |
| △6,220 | 3,539 |
現金及び現金同等物の期首残高 | 8 | 77,835 | 74,476 |
現金及び現金同等物に係る換算差額 |
| 2,861 | 1,599 |
売却目的保有に分類される処分グループに係る資産に含まれる現金及び現金同等物の増減額 | 11 | - | △6,274 |
現金及び現金同等物の期末残高 | 8 | 74,476 | 73,340 |
【連結財務諸表注記】
1.報告企業
ナブテスコ株式会社(以下、「当社」という。)は日本に所在する企業です。当社の連結財務諸表は2025年12月31日を期末日とし、当社及び子会社(以下、「当社グループ」という。)、並びに関連会社に対する持分により構成されます。当社グループの主な事業内容は「コンポーネントソリューション事業」、「トランスポートソリューション事業」、「アクセシビリティソリューション事業」です。詳細は注記「7.事業セグメント」に記載しています。
2.作成の基礎
(1) IFRSに準拠している旨
本連結財務諸表は、連結財務諸表規則第1条の2第1号に定める「指定国際会計基準特定会社」の要件を全て満たすことから、同第312条の規定により、IFRSに準拠して作成しています。
2026年3月25日に当社取締役会によって承認された2025年12月期の連結財務諸表は、2026年9月30日に訂正され当社取締役会によって承認されています。
(2) 測定の基礎
当社グループの連結財務諸表は、下記の注記「3.重要性のある会計方針」で記載のとおり、公正価値で測定する金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成されています。
(3) 機能通貨及び表示通貨
当社グループの連結財務諸表は当社の機能通貨である日本円を表示通貨としています。
3.重要性のある会計方針
本連結財務諸表において適用する重要性のある会計方針は、特段の記載がない限り、この連結財務諸表に記載されている全ての期間について適用された会計方針と同一です。
(1) 連結の基礎
① 子会社
子会社とは、当社グループにより支配されている企業をいいます。子会社の財務諸表は、支配開始日から支配終了日までの間、連結財務諸表に含まれます。子会社の会計方針は、当社グループが適用する会計方針と整合させるため、必要に応じて変更されています。
子会社に対する所有持分の変動で支配の喪失とならないものは、資本取引として会計処理しています。非支配持分の修正額と対価の公正価値との差額は、親会社の所有者に帰属する持分として資本に直接認識されています。
当社グループ内の債権債務残高及び取引、並びに当社グループ内取引によって発生した未実現損益は、連結財務諸表の作成に際して消去しています。
決算日が異なる子会社については、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しています。
② 関連会社に対する投資
関連会社とは、当社グループがその財務及び経営方針に対して重要な影響力を有しているものの、支配はしていない企業をいいます。当社グループが他の企業の議決権の20%以上を保有する場合、当社グループは当該他の企業に対して重要な影響力を有していると推定しています。
関連会社に対する投資は、持分法を用いて会計処理し、取得時に取得原価で認識します。持分法では、投資日における投資とこれに対応する被投資会社の資本との間に差額がある場合には、当該差額はのれんとして投資の帳簿価額に含めています。
連結財務諸表には、重要な影響力を有した日から重要な影響力を喪失する日までの純損益及びその他の包括利益の当社グループの持分を認識し、投資額を修正しています。
関連会社の損失に対する当社グループの持分相当額が当該会社に対する投資持分を超過するまで、当該持分相当額は純損益に計上しています。さらなる超過額は、当社グループが関連会社に代わって債務(法的債務又は推定的債務)を負担する、又は支払いを行う場合を除き、損失として認識していません。
持分法の適用にあたっては、持分法適用会社の会計方針を当社グループの会計方針に整合させるために必要な調整を行っています。また、連結財務諸表には、他の株主との関係等により決算日を当社の決算日に統一することが実務上不可能であるため、当社の決算日と異なる日を決算日とする関連会社への投資が含まれています。決算日の差異により生じる期間の重要な取引又は事象については調整を行っています。
持分法適用会社との取引から発生した未実現損益は、被投資企業に対する当社グループの持分を上限として投資から控除しています。
(2) 企業結合
企業結合は、取得法を用いて会計処理をしています。被取得企業における識別可能な資産及び負債は取得日の公正価値で測定しています。
のれんは、企業結合で移転された対価、被取得企業の非支配持分の金額、及び取得企業が以前に保有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計が、取得日における識別可能な資産及び負債の正味価額を上回る場合にその超過額として測定しています。
取得関連費用は発生した期間にて費用として処理しています。
また、共通支配下における企業結合取引に関して、当社は企業結合取引の発生前の帳簿価額に基づいて会計処理を行っています。
(3) 外貨
① 機能通貨及び表示通貨
当社グループの各会社の財務諸表は、その企業が事業活動を行う主たる経済環境の通貨である機能通貨で作成しています。当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としています。
② 外貨建取引
外貨建取引は、取引日における為替レートで機能通貨に換算しています。期末日における外貨建貨幣性資産及び負債は、期末日の為替レートで機能通貨に換算しています。
取得原価で測定する外貨建非貨幣性資産及び負債は、取引日の為替レートで機能通貨に換算しています。
公正価値で測定する外貨建非貨幣性資産及び負債は、当該公正価値の測定日における為替レートで機能通貨に換算しています。換算によって発生した為替差額は、純損益として認識しています。ただし、公正価値で測定しその変動をその他の包括利益として認識する金融商品の換算により発生した差額については、その他の包括利益に計上しています。
③ 在外営業活動体
在外営業活動体の資産及び負債は、期末日の為替レートで日本円に換算しています。在外営業活動体の収益及び費用は、為替レートが著しく変動している場合を除き、平均為替レートを用いて日本円に換算しています。
在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる換算差額はその他の包括利益で認識し、その他の資本の構成要素に含めて計上しています。また、在外営業活動体が処分される場合には、換算差額を純損益に振り替えています。
(4) 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物は、手許資金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資等が含まれます。
(5) 棚卸資産
棚卸資産は、取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い金額で測定しています。棚卸資産の取得原価は主として総平均法に基づいて算定しており、棚卸資産の取得に係る費用、製造費及び加工費、並びに当該棚卸資産を現在の場所及び状態とするまでに要したその他の費用が含まれています。
正味実現可能価額は、通常の営業過程における予想販売価格から完成までに要する見積原価及び見積販売費用を控除した額です。
(6) 金融商品
① 非デリバティブ金融資産
当社グループは金融資産を、当社グループがその金融商品に関する契約の当事者となった取引日に当初認識しています。
金融資産は、公正価値により当初測定しています。当初認識後に純損益を通じて公正価値で測定するものではない金融資産については、その金融資産の取得のために直接要した取引費用を当初測定金額に含めています。
a 償却原価で測定する金融資産
金融資産は、以下の要件を満たす場合に償却原価で測定する金融資産に分類しています。
・契約上のキャッシュ・フローを回収するために金融資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて保有されている。
・金融資産の契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払いのみであるキャッシュ・フローが所定の日に生じる。
当初認識後の測定は、実効金利法による償却原価で行っています。
償却原価で測定する金融資産に係る予想信用損失に対する損失評価引当金を認識しています。
当社グループは、期末日ごとに、金融資産の信用リスクを期末日現在と当初認識日現在で比較し、金融資産に係る信用リスクの著しい増加の有無を評価しています。
金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増加している場合には、当該金融資産に係る損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定し、著しく増加していない場合には、12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定しています。なお、上記にかかわらず、重大な金融要素を含んでいない営業債権及び契約資産については、損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定しています。金融資産に係る損失評価引当金の繰入額は、純損益で認識しています。損失評価引当金を減額する事象が発生した場合は、損失評価引当金の戻入額を純損益で認識しています。
b その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
当社グループは、当初認識時に、資本性金融商品のうち売買目的で保有するもの以外のものについて、原則としてその公正価値の変動をその他の包括利益に認識することを選択しています。その他の包括利益を通じて認識することを選択する場合には、その指定を行い、取消不能なものとして継続的に適用しています。当初認識後の測定は、その他の包括利益を通じて公正価値で行っています。
当該金融資産を売却する場合には、認識されていた累積利得又は損失は、売却時にその他の包括利益から利益剰余金に振り替えています。当該金融資産からの配当金については純損益として認識しています。
c 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
当社グループは、償却原価で測定する金融資産又はその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産以外の金融資産は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しています。当初認識後の測定は、純損益を通じて公正価値で行っています。
当社グループは、キャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅したか、譲渡されたか、又は実質的に所有に伴う全てのリスクと経済価値が移転した場合に金融資産の認識を中止しています。
② 非デリバティブ金融負債
当社グループは、発行する負債証券をその発行日に当初認識しています。その他の金融負債は全て、当社グループが当該金融商品の契約の当事者になる取引日に認識しています。
a 償却原価で測定する金融負債
当社グループは、償却原価で測定する金融負債は、公正価値に直接取引費用を加味して当初測定しています。当初認識後は、実効金利法を用いた償却原価により測定しています。
b 純損益を通じて公正価値で測定する金融負債
当社グループは、償却原価で測定する金融負債以外の金融負債は、純損益を通じて公正価値で測定する金融負債に分類しています。当初認識後の測定は、純損益を通じて公正価値で行っています。
当社グループは、契約上の義務が免責、取消し又は失効となった場合に金融負債の認識を中止しています。
③ デリバティブ金融商品
当社グループは、為替及び金利の変動リスクを回避、軽減する目的等でデリバティブ金融商品を保有しています。
デリバティブは公正価値で当初認識し、関連する取引費用は発生時に純損益として認識しています。当初認識後の測定は、純損益を通じて公正価値で行っています。
(7) 有形固定資産
① 認識及び測定
有形固定資産は、原価モデルを適用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しています。
取得原価には資産の取得に直接関連する以下の費用が含まれています。
・資産の製造により直接生じる従業員給付及び組立、据付等の費用
・資産の撤去及び除去の義務を負う場合、その解体及び除去費用の見積り
・資産計上された借入費用
② 減価償却
有形固定資産は各構成要素の見積耐用年数にわたり、定額法に基づいて減価償却しています。
減価償却費は償却可能価額をもとに算定しています。償却可能価額は、資産の取得価額から残存価額を差し引いて算出しています。
見積耐用年数は以下のとおりです。
建物及び構築物 | 3 ~ | 50 | 年 |
機械装置及び運搬具 | 4 ~ | 17 | 年 |
工具、器具及び備品 | 2 ~ | 20 | 年 |
減価償却方法、耐用年数及び残存価額は、毎期末日に見直しを行い、必要に応じて改定しています。
(8) のれん及び無形資産
① のれん
当初認識時点における測定は、「(2) 企業結合」に記載しています。
当初認識後、のれんの取得原価から、減損損失累計額を控除して表示しています。のれんは償却を行わず、毎年又は減損の兆候が存在する場合にはその都度、減損テストを実施しています。なお、のれんに関連する減損損失は戻入れません。
② 研究開発費
新規の科学的又は技術的な知識及び理解を得る目的で実施される研究活動に関する支出は、発生時に純損益として認識しています。
③ その他の無形資産
その他の無形資産は、原価モデルを適用し、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しています。
また、企業結合において、のれんと区分して識別した無形資産は、取得日の公正価値をもって取得原価として測定しています。
当該資産が使用可能な状態になった日から見積耐用年数にわたり、定額法に基づいて償却しています。
償却費は償却可能価額をもとに算定しています。償却可能価額は、資産の取得価額から残存価額を差し引いて算出しています。
見積耐用年数は以下のとおりです。
ソフトウエア | 3 ~ | 16 | 年 |
顧客関連資産 | 8 ~ | 19 | 年 |
技術資産 | 8 ~ | 10 | 年 |
その他 | 7 ~ | 20 | 年 |
償却方法、耐用年数及び残存価額は、毎期末日に見直しを行い、必要に応じて改定しています。
なお、耐用年数を確定できない無形資産については、取得原価から減損損失累計額を控除して表示しています。また、償却は行わず、毎年又は減損の兆候が存在する場合にはその都度、減損テストを実施しています。
(9) リース
(借手側)
① リース負債
リース負債は、リースの開始日より認識し、支払われていないリース料の現在価値で測定しています。割引率は、リースの計算利子率又は計算利子率を容易に算定できない場合には当社グループの追加借入利子率を用いています。開始日後は、リース負債に係る金利やリース料の支払いにより増減します。
② 使用権資産
使用権資産は、リースの開始日よりリース負債の当初測定額に、当初直接コスト、前払リース料等を調整した取得原価で測定しています。開始日後においては、原価モデルを適用して、減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しています。リースの開始日から使用権資産の耐用年数又はリース期間の終了時のいずれか短い期間にわたり定額法にて償却しています。
また、短期リース及び原資産が少額であるリースについては、認識の免除を適用し、使用権資産及びリース負債を認識せず、リース期間にわたり定額法により費用として認識しています。
(貸手側)
当社グループは、リースをファイナンス・リース又はオペレーティング・リースに分類しています。原資産の所有に伴うリスク及び経済価値のほとんどすべてを借手に移転する場合には、ファイナンス・リースに分類し、原資産の所有に伴うリスク及び経済価値のほとんどすべてを借手に移転するものではない場合には、オペレーティング・リースに分類しています。
(10) 投資不動産
投資不動産とは、賃料収入又はキャピタル・ゲイン、もしくはその両方を得ることを目的として保有する不動産です。投資不動産の測定及び減価償却方法は、有形固定資産に準じています。なお、投資不動産の見積耐用年数は5~60年です。
減価償却方法、耐用年数及び残存価額は、毎期末日に見直しを行い、必要に応じて改定しています。
(11) 売却目的で保有する資産
継続的使用ではなく、売却により帳簿価額の回収が見込まれる資産又は処分グループのうち、現状で直ちに売却することが可能であり、かつ当社グループの経営者が売却を確約し1年以内に売却が完了する等、売却の可能性が非常に高い資産を、売却目的で保有する資産に分類しています。
(12) 非金融資産の減損
棚卸資産、契約資産、売却目的で保有する資産、繰延税金資産及び退職給付に係る資産を除く、当社グループの非金融資産の帳簿価額は、期末日ごとに減損の兆候の有無を判断しています。減損の兆候が存在する場合は、当該資産の回収可能価額を見積っています。
資産又は資金生成単位の回収可能価額は、使用価値と売却費用控除後の公正価値のうちいずれか大きい金額としています。使用価値の算定において、見積り将来キャッシュ・フローは、貨幣の時間的価値及び当該資産に固有のリスクを反映した税引前の割引率を用いて現在価値に割引いています。
減損損失は、資産又は資金生成単位の帳簿価額が回収可能価額を超過する場合に認識します。
のれん以外の資産について、過去に認識した減損損失は、各期末日において、損失の減少又は消滅を示す兆候の有無を評価しています。回収可能価額の決定に使用した見積りが変化した場合は、減損損失を戻入れます。戻入れる金額は、減損損失を認識しなかった場合の減価償却費控除後の帳簿価額を超えない金額を上限としています。
なお、のれんに関連する減損損失の取り扱いは、「(8) のれん及び無形資産 ① のれん」に、耐用年数を確定できない無形資産に関連する減損損失の取り扱いは、「(8) のれん及び無形資産 ③ その他無形資産」に記載しています。
(13) 従業員給付
① 退職後給付
当社グループは、従業員の退職後給付制度として、退職一時金及び年金制度を設けています。これらの制度は確定拠出制度と確定給付制度に分類されます。
a 確定拠出制度
確定拠出制度の退職後給付に係る費用は、従業員がサービスを提供した期間に、費用として認識しています。
b 確定給付制度
確定給付制度債務の現在価値及び関連する当期勤務費用並びに過去勤務費用は、予測単位積増方式を用いて個々の制度ごとに算定しています。割引率は、将来の給付支払までの見込期間を基に割引期間を設定し、割引期間に対応した期末日時点の優良社債の市場利回りを参照して決定しています。確定給付制度に係る負債又は資産は、確定給付制度債務の現在価値から、制度資産の公正価値を控除して算定しています。確定給付資産又は負債の純額の再測定は、発生した期に一括してその他の包括利益で認識し、利益剰余金へ振り替えています。
② 短期従業員給付
短期従業員給付については、割引計算は行わず、関連するサービスが提供された時点で費用として計上しています。
賞与については、当社グループが、従業員から過去に提供された労働の結果として支払うべき現在の法的及び推定的債務を負っており、かつその金額を信頼性をもって見積ることができる場合にそれらの制度に基づいて支払われると見積られる額を負債として認識しています。
(14) 引当金及び偶発負債
引当金は、過去の事象の結果として、当社グループが、合理的に見積り可能である法的又は推定的債務を負っており、当該債務を決済するために経済的資源の流出が生じる可能性が高い場合に認識しています。引当金は、貨幣の時間的価値が重要な場合には、見積り将来キャッシュ・フローを貨幣の時間的価値及び当該負債に特有のリスクを反映した税引前の割引率を用いて現在価値に割り引いています。時の経過に伴う割引額の割戻しは金融費用として認識しています。
製品保証引当金は、製品の引渡後に発生する補修費用等の将来における支出に備えるため、当該費用の発生額を個別に見積って計上しています。
受注損失引当金は、受注契約に係る将来の損失に備えるため、期末日現在における受注契約に係る損失見込額を個別に見積って計上しています。
損害補償損失引当金は、損害補償に係る将来の損失に備えるため、個別に見積って計上しています。
関係会社整理損失引当金は、整理が予定されている関係会社に係る将来の損失に備えるために、個別に見積って計上しています。
環境対策引当金は、環境対策に係る将来の損失に備えるため、個別に見積って計上しています。
期末日現在において発生可能性のある債務を有し、それが期末日現在の債務であるか否か確認ができないもの、又は引当金の認識基準を満たさないものがある場合は、偶発負債として注記しています。
(15) 株主資本
① 普通株式
普通株式は資本として分類しています。普通株式及びストックオプションの発行に直接関連する追加費用は、税効果考慮後の金額を資本の控除項目として認識しています。
② 自己株式
自己株式を取得した場合は、税効果考慮後の直接取引費用を含む支払対価を、資本の控除項目として認識しています。自己株式を処分した場合、受取対価と自己株式の帳簿価額の差額は、資本として認識しています。
③ 株式報酬取引
a ストックオプション制度
当社は、2017年3月まで当社の取締役及び執行役員(社外取締役を除く。以下、「取締役等」という。)に対して、当社株式を購入する権利を行使できる株式報酬型ストックオプション制度を導入しています。当制度ではストックオプションは株式に基づく報酬の付与日に権利が確定することから、付与日における公正価値で見積り、付与日において、一括で費用として認識し、同額を資本として認識しています。付与されたオプションの公正価値は、オプションの諸条件を考慮し、ブラック・ショールズ・モデルにより算定しています。当制度は2017年3月で廃止(ただし、取締役等に対しすでに付与した株式報酬型ストックオプションとしての新株予約権のうち未行使のものは今後も存続)しています。
b 株式給付信託制度(持分決済型)
当社は、2017年5月より当社の取締役等に対して、信託を通じて自社の株式等を交付する株式報酬制度を導入しています。株式報酬は受領した役務及びそれに対応する資本の増加を付与日における(資本性金融商品の)公正価値で測定し、権利確定期間にわたって費用として計上され、同額を資本の増加として認識しています。
(16) 収益
当社グループは、下記の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しています。
ステップ1:顧客との契約を識別する
ステップ2:契約における履行義務を識別する
ステップ3:取引価格を算定する
ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する
ステップ5:企業が履行義務の充足時に収益を認識する
① 一時点で充足される履行義務
当社グループは、産業用ロボット部品、鉄道車両用ブレーキ装置・自動扉装置、航空機用部品、自動車用ブレーキ装置・駆動制御装置、舶用制御装置、建物及び一般産業用自動扉装置、プラットホーム安全設備等の製造販売を主な事業としています。これらの製品の販売については、多くの場合、製品の引渡時点において顧客が当該製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されると判断していることから、主として当該製品の引渡時点で収益を認識しています。また、収益は顧客との契約において約束された対価から値引き、割戻及び返品等を控除した金額で測定しています。
② 一定期間にわたり充足される履行義務
当社グループは、次の要件のいずれかに該当する場合は、製品又は役務に対する支配が一定期間にわたり移転するため、一定期間にわたり履行義務を充足し収益を認識しています。
a 顧客が履行によって提供される便益を、履行するにつれて同時に受け取って消費する。
b 履行が、資産を創出するか又は増価させ、顧客が当該資産の創出又は増価について支配する。
c 履行が、他に転用できる資産を創出せず、かつ現在までに完了した履行に対する支払を受ける強制可能な権利を有している。
当社グループにおいて、一定期間にわたり充足される履行義務に関する収益としては、プラットホーム安全設備等の履行義務があります。プラットホーム安全設備等の収益は進捗度を見積り認識しています。進捗度は、見積原価総額に対する実際原価の割合で算出しています(インプット法)。
(17) 政府補助金
当社グループは、政府補助金について補助金交付のための付帯条件を満たし、かつ補助金を受領することに合理的な保証が得られた場合に、公正価値で認識しています。
資産に関する政府補助金は、繰延収益として認識し、関連する資産の耐用年数にわたって規則的に純損益で認識しています。収益に関する政府補助金は、関連する費用を認識した期に純損益で認識しています。
(18) 金融収益及び金融費用
金融収益は、受取利息、受取配当金、投資有価証券評価益、為替差益等から構成されています。受取利息は、実効金利法を用いて発生時に認識しています。受取配当金は、当社グループの受領権が確定した時点で認識しています。
金融費用は、支払利息、デリバティブ評価損、投資有価証券評価損等から構成されています。
(19) 法人所得税
法人所得税は、当期税金と繰延税金から構成されています。これらは、その他の包括利益で認識される項目、資本に直接認識される項目及び企業結合によって認識される項目を除き、純損益で認識しています。
当期税金は、当期の課税所得に、期末日時点において施行又は実質的に施行される税率を乗じて算定しています。
繰延税金は、資産及び負債の財務諸表上の帳簿価額と税務上の金額との一時差異について認識しています。繰延税金資産は、将来減算一時差異、未使用の繰越税額控除及び繰越欠損金について、それらを回収できる課税所得が生じると見込まれる範囲において認識し、繰延税金負債は、原則として、将来加算一時差異について認識しています。
なお、以下の場合には、繰延税金資産又は負債を計上していません。
・企業結合以外の取引で、かつ会計上の利益又は税務上の課税所得のいずれにも影響を及ぼさない取引における資産又は負債の当初認識
・予測可能な将来にその差異が解消されない可能性が高い場合の子会社、関連会社及び共同支配に対する投資に係る差異
・のれんの当初認識において生じる将来加算一時差異
繰延税金は、期末日に施行又は実質的に施行される法律に基づいて一時差異が解消される時に適用されると予測される税率を用いて測定しています。
繰延税金資産・負債は、当期税金資産・負債を相殺する法律上強制力のある権利を有しており、かつ法人所得税が同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合に相殺しています。
(20) 1株当たり当期利益
基本的1株当たり当期利益は、当社の普通株主に帰属する当期利益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して算定しています。希薄化後1株当たり当期利益は、全ての希薄化効果のある潜在的普通株式による影響を調整して算定しています。当社の潜在的普通株式には、ストックオプションがあります。
(21) 非継続事業
当社グループは、独立した事業が既に処分されたか又は売却目的保有に分類される要件を満たした時点で、当該事業を非継続事業に分類しています。
(22) 適用されていない新たな基準書及び解釈指針
基準書及び解釈指針の新設又は改訂のうち、2025年12月31日時点で当社グループが早期適用していない主なものは、以下のとおりです。当該基準書の適用による当社グループへの影響は検討中であり、現時点で見積もることはできません。
基準書 | 基準名 | 強制適用時期 | 当社グループ | 新設・改訂の概要 |
IFRS第18号 | 財務諸表における表示及び開示 | 2027年1月1日 | 2027年12月期 | 主として損益計算書の財務業績に関する表示及び開示に関する新たな規定 |
4.追加情報
(1) 過年度の誤謬の修正
当社の一部の持分法適用関連会社における持分法による投資損益の計算に当たり、当該持分法適用関連会社から入手している財務数値について、本来は当該持分法適用関連会社の子会社を含む連結純資産額の変動に基づいて計算すべきところ単体純資産額の変動に基づいて計算していた結果、主に、当社の連結損益計算書における「持分法による投資利益」、及び連結財政状態計算書の「持分法で会計処理されている投資」の金額が過年度から継続的に過少となっている誤謬が判明しました。
当社は、上記の誤謬について、過年度に遡り修正をする必要があると判断し、過去に提出済みの有価証券報告書、半期報告書及び四半期報告書に含まれる連結財務諸表等について、修正しています。また、併せてその他の誤謬についても修正しています。
5.表示方法の変更
当社グループは、IFRS第5号に基づき第3四半期連結会計期間より、油圧機器事業を非継続事業に分類しています。この結果、当連結会計年度の表示形式に合わせ、前連結会計年度の連結損益計算書、連結キャッシュ・フロー計算書及び関連する連結財務諸表注記の一部を組み替えて表示しています。
6.重要な会計上の判断、見積り及び仮定
IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を設定することが義務付けられています。実際の結果はこれらの見積りとは異なる場合があります。見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの変更は、見積りが変更された会計期間及び影響を受ける将来の会計期間において認識されます。
主な会計上の判断、見積り及び仮定は以下のとおりです。
(1) 棚卸資産の評価
当社グループでは、棚卸資産について注記「3.重要性のある会計方針」に従って、正味実現可能価額の算定において完成までに要する原価及び販売費用について仮定を設定しています。
これらの仮定については、経営者の最善の見積りと判断により決定していますが、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場合、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。
棚卸資産の評価減の金額は注記「10.棚卸資産」に記載のとおりです。
(2) 非金融資産の減損テストにおける割引キャッシュ・フロー予測の計算に用いた重要な仮定
当社グループでは、有形固定資産、無形資産、使用権資産及びのれんについて注記「3.重要性のある会計方針」に従って、減損テストを実施しています。当連結会計年度においては、以下の非金融資産について、減損テストを実施しています。のれんの減損テストについては注記「13.のれん及び無形資産」、のれんを含む非金融資産の減損については注記「14.非金融資産の減損」に記載のとおりです。
① Gilgenグループののれん
アクセシビリティソリューション事業に属する連結子会社Gilgen Door Systems AG及びその子会社(以下、「Gilgenグループ」という。)に配分されたのれん(帳簿価額 19,709百万円)について、注記「3.重要性のある会計方針」に従って年次の減損テストを行いました。その結果、当該のれんについて、使用価値が帳簿価額を上回ったため、減損損失は計上していません。
Gilgenグループに係る非金融資産の回収可能価額は使用価値により測定しています。使用価値は、当該事業の事業計画を基礎として算定された将来キャッシュ・フローを加重平均資本コストによる割引率で割引いて算定しています。使用価値の見積りには事業計画における売上高及び営業利益率の予測、加重平均資本コストによる割引率といった重要な仮定が含まれています。
これらの仮定については、経営者の最善の見積りと判断により決定していますが、主要な市場環境の需要予測等には高い不確実性が伴うため、事業の収益性が低下し、十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において認識する非金融資産の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。
② Deep Sea社ののれん
トランスポートソリューション事業に属する舶用機器事業の連結子会社R.K. DEEP SEA TECHNOLOGIES LIMITED及びその子会社1社(以下、「Deep Sea社」という。)に配分されたのれん(帳簿価額 4,854百万円)について、注記「3.重要性のある会計方針」に従って年次の減損テストを行いました。その結果、当該のれんについて、使用価値が帳簿価額を下回ったため、減損損失989百万円を計上しました。
Deep Sea社に係る非金融資産の回収可能価額は使用価値により測定しています。使用価値は、当該事業の事業計画を基礎として算定された将来キャッシュ・フローを加重平均資本コストによる割引率で割引いて算定しています。使用価値の見積りには事業計画における売上高及び営業利益率の予測、加重平均資本コストによる割引率といった重要な仮定が含まれています。
これらの仮定については、経営者の最善の見積りと判断により決定していますが、主要な市場環境の需要予測等には高い不確実性が伴うため、事業の収益性が低下し、十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において認識する非金融資産の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(3) 引当金及び偶発負債
当社グループは、製品保証引当金等の引当金を連結財政状態計算書に計上しています。これらの引当金は、期末日における債務に関するリスク及び不確実性を考慮に入れた、債務の決済に要する支出の最善の見積りに基づいて計上しています。
債務の決済に要する支出額は、将来の起こりうる結果を総合的に勘案して算定していますが、予想しえない事象の発生や状況の変化によって影響を受ける可能性があり、実際の支払額が見積りと異なった場合、翌年度以降の連結財務諸表において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。
また、偶発負債がある場合は、期末日における全ての利用可能な証拠を勘案し、その発生可能性及び金額的影響を考慮した上で開示しています。
引当金の内容及び帳簿価額については注記「19.引当金」、偶発負債については注記「37. 偶発負債」に記載のとおりです。
(4) 確定給付制度債務の測定
当社グループは、確定給付型を含む様々な退職給付制度を有しています。これらの各制度に係る確定給付制度債務の現在価値及び関連する勤務費用等は、割引率や死亡率等の数理計算上の仮定に基づいて算定されています。数理計算上の仮定は、経営者の最善の見積りと判断により決定していますが、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場合、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。
確定給付制度債務及び制度資産の金額、使用された仮定に関する詳細については、注記「22.従業員給付」に記載のとおりです。
(5) 法人所得税
当社グループは、複数の租税区域の法人所得税の影響を受けます。世界各地における法人所得税の見積額を決定する際には、重要な判断が必要です。取引及び計算方法によっては、最終的な税額に不確実性を含むものも多くあります。当社グループは追加徴収の見積りが求められる場合は、予想される税務調査上の問題について負債を認識しています。これらの問題に係る最終税額が当初に認識した金額と異なる場合、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。
また、繰延税金資産は、将来減算一時差異を利用できる課税所得が生じる可能性が高い範囲内で認識しています。繰延税金資産の認識に際しては、課税所得が生じる可能性の判断において、将来獲得しうる課税所得の時期及び金額を合理的に見積り、金額を算定しています。
課税所得が生じる時期及び金額は、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、実際に生じた時期及び金額が見積りと異なった場合、翌年度以降の連結財務諸表において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。
繰延税金資産の主な原因別の内訳については、注記「23.法人所得税」に記載のとおりです。
(6) 金融商品の評価
当社グループは、特定の金融商品の公正価値の評価をする際に、市場で観察可能ではないインプットを利用する評価技法を用いて行っています。観察可能ではないインプットは、将来の不確実な経済条件の変動等により影響を受けます。当該インプットの見直しが必要となった場合、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。
特定の金融商品の公正価値の評価については、注記「24.金融商品」に記載のとおりです。
(7) 企業結合により取得した資産及び引き受けた負債の公正価値
企業結合により取得した資産及び引き受けた負債は、当初取得日の公正価値で測定されます。公正価値の算定の基礎となる将来キャッシュ・フローには、貨幣の時間価値及び当該資産の固有リスク等を割引率として反映しています。また、当公正価値の算定は経営者による最善の見積りにより行っていますが、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があります。これによって、無形資産及びのれんの評価額に重要な影響を生じさせるリスクがあります。
(8) 子会社の範囲
当社グループは、保有する議決権が50%以下の特定の企業について、実質的に支配していると判断していることから、子会社と判断しています。
特定の企業については、注記「34. 子会社」に記載のとおりです。
7.事業セグメント
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社グループは、ビジネスモデルの類似性に基づき、事業セグメントを集約した上で、「コンポーネントソリューション事業」、「トランスポートソリューション事業」、「アクセシビリティソリューション事業」の3報告セグメントに区分しています。
各報告セグメントの区分に属する主な事業内容は以下のとおりです。
事業区分 | 主な事業内容 |
コンポーネント | 産業用ロボット部品及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理 |
トランスポート | 鉄道車両用ブレーキ装置・自動扉装置、航空機用部品、自動車用ブレーキ装置・駆動制御装置、舶用制御装置等及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理 |
アクセシビリティ | 建物及び一般産業用自動扉装置、プラットホーム安全設備等及びこれらの部品の設計、製造、販売、据付、保守、修理 |
(2) 報告セグメントに関する情報
報告セグメントの会計方針は、注記「3.重要性のある会計方針」で記載している当社グループの会計方針と同じです。
セグメント間の内部売上高及び振替高は市場実勢価格に基づいています。
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
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| (単位:百万円) | ||||||
| 報告セグメント | その他 | 合計 | 調整額 | 連結財務 | |||
コンポー | トランス | アクセシ | 計 | |||||
売上高 |
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外部売上高 | 67,646 | 88,727 | 106,771 | 263,144 | 17,315 | 280,458 | - | 280,458 |
セグメント間売上高 | 752 | 2,299 | 11 | 3,062 | 42 | 3,104 | △3,104 | - |
売上高合計 | 68,398 | 91,026 | 106,782 | 266,206 | 17,356 | 283,563 | △3,104 | 280,458 |
セグメント利益 | 2,667 | 12,389 | 9,340 | 24,396 | 1,043 | 25,439 | △12,282 | 13,157 |
金融収益 | - | 1,035 | ||||||
金融費用 | - | △917 | ||||||
持分法による投資利益 | - | 950 | ||||||
税引前当期利益 | - | 14,225 | ||||||
その他の項目 |
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減価償却費及び償却費 | 4,963 | 3,836 | 3,824 | 12,622 | 465 | 13,088 | 1,608 | 14,696 |
減損損失 | - | - | - | - | 656 | 656 | 976 | 1,632 |
セグメント資産 | 145,190 | 91,761 | 115,243 | 352,194 | 11,648 | 363,843 | 86,002 | 449,845 |
有形固定資産及び | 11,802 | 2,591 | 2,243 | 16,635 | 405 | 17,040 | 988 | 18,028 |
(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、包装機械、立体モデル作成装置等及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理を行う事業で構成されています。
2 売上高の調整額は、セグメント間取引消去によるものです。
3 セグメント利益(営業利益)の調整額は、各セグメントに配賦されない全社損益等です。
4 減価償却費及び償却費の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産に係る減価償却費及び償却費です。
5 減損損失の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産に係る減損損失です。
6 セグメント資産の調整額には、各セグメントに配賦されない全社資産86,002百万円が含まれており、その主なものは、当社における余資運用資金(現金及び現金同等物)、長期投資資金(投資有価証券等)です。
7 有形固定資産及び無形資産の増加額の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産の設備投資額です。
8 コンポーネントセグメントの減価償却費及び償却費と有形固定資産及び無形資産の増加額には非継続事業を除外しています。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
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| (単位:百万円) | ||||||
| 報告セグメント | その他 | 合計 | 調整額 | 連結財務 | |||
コンポー | トランス | アクセシ | 計 | |||||
売上高 |
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外部売上高 | 79,325 | 100,473 | 110,668 | 290,467 | 17,445 | 307,912 | - | 307,912 |
セグメント間売上高 | 645 | 2,064 | 21 | 2,730 | 28 | 2,759 | △2,759 | - |
売上高合計 | 79,970 | 102,538 | 110,689 | 293,197 | 17,473 | 310,670 | △2,759 | 307,912 |
セグメント利益 | 5,420 | 13,698 | 9,541 | 28,659 | 2,194 | 30,853 | △9,897 | 20,956 |
金融収益 | - | 992 | ||||||
金融費用 | - | △1,105 | ||||||
持分法による投資利益 | - | 1,140 | ||||||
税引前当期利益 | - | 21,983 | ||||||
その他の項目 |
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減価償却費及び償却費 | 5,705 | 3,827 | 4,569 | 14,100 | 532 | 14,632 | 1,749 | 16,381 |
減損損失 | - | 989 | - | 989 | - | 989 | - | 989 |
セグメント資産 | 109,769 | 100,249 | 122,108 | 332,127 | 14,494 | 346,621 | 120,012 | 466,632 |
有形固定資産及び | 4,237 | 2,931 | 1,862 | 9,031 | 343 | 9,374 | 715 | 10,089 |
(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、包装機械、立体モデル作成装置等及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理を行う事業で構成されています。
2 売上高の調整額は、セグメント間取引消去によるものです。
3 セグメント利益(営業利益)の調整額は、各セグメントに配賦されない全社損益等です。
4 減価償却費及び償却費の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産に係る減価償却費及び償却費です。
5 セグメント資産の調整額には、各セグメントに配賦されない全社資産120,012百万円が含まれており、その主なものは、当社における余資運用資金(現金及び現金同等物)、長期投資資金(投資有価証券等)、売却目的で保有する資産です。
6 有形固定資産及び無形資産の増加額の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産の設備投資額です。
7 コンポーネントセグメントの減価償却費及び償却費と有形固定資産及び無形資産の増加額には非継続事業を除外しています。
(3) 主要な製品及び役務からの収益
「(1) 報告セグメントの概要」、「(2) 報告セグメントに関する情報」、及び注記「26. 顧客との契約から生じる収益」に同様の情報を開示しているため、記載を省略しています。
(4) 地域別情報
売上高
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
日本 | 141,901 | 155,240 |
中国 | 32,786 | 43,403 |
その他アジア | 17,512 | 18,891 |
北米 | 25,874 | 27,490 |
ヨーロッパ | 60,475 | 59,671 |
その他地域 | 1,910 | 3,217 |
合計 | 280,458 | 307,912 |
(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しています。
非流動資産
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
日本 | 148,577 | 137,971 |
中国 | 8,380 | 5,729 |
その他アジア | 1,825 | 726 |
北米 | 2,325 | 2,599 |
ヨーロッパ | 14,399 | 16,280 |
合計 | 175,507 | 163,305 |
(注) 非流動資産は資産の所在地によっています。また、金融資産、繰延税金資産、退職後給付資産、持分法で会計処理されている投資等を含んでいません。
(5) 主要な顧客に関する情報
特定の顧客の売上高が連結損益計算書の売上高の10%に満たないため、主要な顧客に関する情報の記載を省略しています。
8.現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
現金及び預金 | 74,476 | 73,340 |
合計 | 74,476 | 73,340 |
(注) 連結財政状態計算書における「現金及び現金同等物」の残高と連結キャッシュ・フロー計算書における「現金及び現金同等物」の残高は一致しています。
9.営業債権及びその他の債権
(1) 営業債権
営業債権の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
売掛金 | 77,829 | 68,760 |
受取手形 | 12,322 | 8,183 |
損失評価引当金 | △1,219 | △1,522 |
合計 | 88,932 | 75,421 |
(2) その他の債権
その他の債権の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
未収入金 | 1,361 | 1,524 |
合計 | 1,361 | 1,524 |
10.棚卸資産
棚卸資産の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
製品及び商品 | 13,162 | 13,549 |
仕掛品 | 20,115 | 21,370 |
原材料及び貯蔵品 | 19,996 | 17,920 |
合計 | 53,273 | 52,838 |
(注) 売上原価に計上された棚卸資産の評価減の金額について、前連結会計年度において291百万円です。当連結会計年度において、重要な評価減はありません。なお、売上原価に計上された棚卸資産の評価減の戻入について、前連結会計年度において148百万円であり、正味実現可能価額が増加したことによるものです。当連結会計年度において、重要な評価減の戻入はありません。
11.売却目的で保有する資産及び直接関連する負債
売却目的で保有する資産及び売却目的で保有する資産に直接関連する負債の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
売却目的で保有する資産 |
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現金及び現金同等物 | - | 6,274 |
営業債権 | - | 15,632 |
その他の債権 | - | 454 |
棚卸資産 | - | 6,137 |
その他の流動資産 | - | 166 |
有形固定資産 | - | 11,567 |
無形資産 | - | 428 |
使用権資産 | - | 303 |
のれん | - | 2,294 |
その他の金融資産(非流動) | - | 13 |
繰延税金資産 | - | 285 |
その他非流動資産 | - | 113 |
合計 | - | 43,665 |
売却目的で保有する資産に直接関連する負債 |
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営業債務 | - | 3,189 |
契約負債 | - | 336 |
借入金 | - | 461 |
その他の債務(流動) | - | 5,692 |
未払法人所得税 | - | 389 |
引当金 | - | 132 |
リース負債(流動) | - | 42 |
その他の流動負債 | - | 613 |
リース負債(非流動) | - | 188 |
退職給付に係る負債 | - | 931 |
繰延税金負債 | - | 242 |
その他の非流動負債 | - | 41 |
合計 | - | 12,256 |
(注) 当連結会計年度において、売却目的で保有する資産及び負債のうち、主なものはコンポーネントソリューションセグメントにおける油圧機器事業に係るものです。当社は、2025年7月31日開催の取締役会において、当社の当該事業を、当社が新たに設立した完全子会社(以下、「コムテスコ株式会社」という)に吸収分割の方法により承継させ、コムテスコ株式会社にグループ各社の対象事業を集約した上で、同社の発行済株式のうち70%をComer Industries S.p.A.(以下、「Comer」という)に譲渡する旨の株式譲渡契約及びコムテスコ株式会社に関する株主間契約をComerとの間で締結することを決議しました。
12.有形固定資産
(1) 帳簿価額の調整表
(単位:百万円) | ||||||
| 建物及び | 機械装置 | 工具、器具 | 土地 | 建設仮勘定 | 合計 |
2024年1月1日残高 | 31,420 | 27,701 | 5,029 | 17,735 | 25,642 | 107,527 |
取得 | - | - | - | - | 16,671 | 16,671 |
減価償却費 (注) | △2,895 | △5,163 | △2,475 | - | - | △10,533 |
振替 | 18,074 | 8,747 | 2,395 | - | △29,216 | - |
処分 | △74 | △207 | △184 | △55 | △69 | △589 |
在外営業活動体の | 437 | 535 | 200 | 97 | △6 | 1,263 |
2024年12月31日残高 | 46,963 | 31,613 | 4,965 | 17,777 | 13,022 | 114,340 |
取得 | - | - | - | - | 8,748 | 8,748 |
企業結合による増加 | 7 | 23 | - | 75 | 15 | 120 |
減価償却費 (注) | △2,810 | △5,158 | △2,327 | - | - | △10,294 |
振替 | 1,871 | 1,888 | 1,894 | - | △5,653 | - |
売却目的で保有する資産への振替 | △6,259 | △3,543 | △618 | △580 | △567 | △11,567 |
処分 | △45 | △23 | △17 | 21 | 17 | △46 |
在外営業活動体の | 187 | 190 | 50 | 46 | △91 | 382 |
2025年12月31日残高 | 39,915 | 24,991 | 3,947 | 17,338 | 15,492 | 101,683 |
(注) 有形固定資産の減価償却費は、連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」及び「非継続事業からの当期利益」に含まれています。
(2) 取得原価
(単位:百万円) | ||||||
| 建物及び | 機械装置 | 工具、器具 | 土地 | 建設仮勘定 | 合計 |
2024年1月1日残高 | 72,887 | 103,614 | 32,558 | 17,735 | 25,642 | 252,436 |
2024年12月31日残高 | 90,270 | 113,012 | 34,097 | 17,777 | 13,022 | 268,179 |
2025年12月31日残高 | 82,627 | 87,704 | 29,062 | 17,338 | 15,492 | 232,223 |
(3) 減価償却累計額及び減損損失累計額
(単位:百万円) | ||||||
| 建物及び | 機械装置 | 工具、器具 | 土地 | 建設仮勘定 | 合計 |
2024年1月1日残高 | 41,467 | 75,913 | 27,529 | - | - | 144,909 |
2024年12月31日残高 | 43,307 | 81,399 | 29,132 | - | - | 153,839 |
2025年12月31日残高 | 42,712 | 62,713 | 25,115 | - | - | 130,540 |
13.のれん及び無形資産
(1) 帳簿価額の調整表
(単位:百万円) | ||||||
| のれん | ソフトウェア | 顧客関連資産 | 技術資産 | その他 | 合計 |
2024年1月1日残高 | 25,750 | 8,131 | 2,715 | 175 | 604 | 37,374 |
取得 | - | 3,436 | - | - | 18 | 3,453 |
償却費 (注)2 | - | △2,112 | △264 | △26 | △150 | △2,553 |
減損損失 (注)3 | △656 | - | - | - | - | △656 |
在外営業活動体の | 1,165 | 125 | 146 | 10 | 149 | 1,595 |
2024年12月31日残高 | 26,259 | 9,579 | 2,596 | 159 | 621 | 39,214 |
取得 | - | 2,479 | - | - | 360 | 2,839 |
企業結合による取得 | - | 190 | 204 | - | - | 394 |
償却費 (注)2 | - | △2,566 | △341 | △36 | △325 | △3,268 |
減損損失 (注)3 | △989 | - | - | - | - | △989 |
売却目的で保有する資産への振替 | △2,294 | △426 | - | - | △2 | △2,722 |
在外営業活動体の | 2,840 | 560 | 319 | 27 | 79 | 3,825 |
2025年12月31日残高 | 25,817 | 9,816 | 2,779 | 150 | 732 | 39,294 |
(注)1 耐用年数を確定できない重要な無形資産はありません。
2 無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」及び「非継続事業からの当期利益」に含まれています。
3 のれんの減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれています。
(2) 取得原価
(単位:百万円) | ||||||
| のれん | ソフトウェア | 顧客関連資産 | 技術資産 | その他 | 合計 |
2024年1月1日残高 | 44,366 | 14,052 | 6,336 | 746 | 2,775 | 68,275 |
2024年12月31日残高 | 46,528 | 16,953 | 6,666 | 783 | 3,133 | 74,063 |
2025年12月31日残高 | 49,525 | 19,129 | 7,678 | 876 | 3,524 | 80,731 |
(3) 償却累計額及び減損損失累計額
(単位:百万円) | ||||||
| のれん | ソフトウェア | 顧客関連資産 | 技術資産 | その他 | 合計 |
2024年1月1日残高 | 18,616 | 5,921 | 3,622 | 572 | 2,171 | 30,901 |
2024年12月31日残高 | 20,269 | 7,374 | 4,070 | 625 | 2,513 | 34,849 |
2025年12月31日残高 | 23,708 | 9,313 | 4,899 | 726 | 2,792 | 41,437 |
(4) 減損テスト
各資金生成単位に配分されたのれんの帳簿価額は以下のとおりです。
(単位:百万円) | |||
報告セグメント | 資金生成単位 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
コンポーネント | パワーコントロール | 2,582 | - |
トランスポート | Deep Sea社 | 4,420 | 3,865 |
舶用カンパニー | 2,007 | 2,243 | |
アクセシビリティ | Gilgenグループ | 17,251 | 19,709 |
合計 | 26,259 | 25,817 | |
当社グループでは、のれんについて注記「3.重要性のある会計方針」に従って減損テストを実施しています。のれんは償却を行わず、減損の兆候がある時又は減損の兆候の有無に関わらず毎期一回減損テストを実施し、のれんを含む各資金生成単位グループの帳簿価額と回収可能価額を比較し、回収可能価額まで減損損失を認識しています。
回収可能価額は使用価値により測定しています。使用価値は、経営者によって承認された事業計画を基礎としたキャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いています。事業計画は5年を限度としており、業界の将来の趨勢に関するマネジメントの評価と過去のデータを反映したものであり、外部情報及び内部情報に基づき作成しています。また、事業計画最終年度以後の成長率はゼロ、又は資金生成単位が属する市場の長期平均成長率としています。(1.4%~3.1%)。
前連結会計年度において、資金生成単位の税引前加重平均資本コスト(8.0%~17.2%)により現在価値に割り引いてのれん減損テストを行った結果、一部ののれんについて減損損失を認識しています。これは、コロナ感染拡大による技術交流の遅れ及び顧客品質判定基準との乖離等想定外の事象が発生したことにより、将来事業の見直しを織り込んだ減損テストの結果、計上されたものになります。当該減損損失については、注記「14. 非金融資産の減損」に記載しています。また、減損テストに用いた主要な仮定が変更された場合に減損が発生するリスクがあります。仮に税引前加重平均資本コストが2.2%上昇した場合、減損損失が発生する可能性があります。
当連結会計年度において、資金生成単位の税引前加重平均資本コスト(7.1%~17.1%)により現在価値に割り引いてのれん減損テストを行った結果、一部ののれんについて減損損失を認識しています。これは、商品の開発に時間を要し、市場投入時期や上市時期が当初計画より遅れたことにより、将来事業の見直しを織り込んだ計画に基づく減損テストの結果、計上されたものになります。当該減損損失については、注記「14. 非金融資産の減損」に記載しています。また、減損テストに用いた主要な仮定が変更された場合に減損が発生するリスクがあります。仮に税引前加重平均資本コストが1.1%上昇した場合、減損損失が発生する可能性があります。
14.非金融資産の減損
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
|
| (単位:百万円) |
報告セグメント | 資産の種類 | 減損損失の金額 |
その他 | のれん | 656 |
小計 | 656 | |
本社又は消去 | 投資不動産 | 976 |
小計 | 976 | |
合計 | 1,632 | |
前連結会計年度における非金融資産の減損につきまして、主な内容は以下のとおりです。
当社の連結子会社であるEngilico Engineering Solutions NV及びその子会社に係る資金生成単位ののれんについて減損テストを実施したところ、回収可能価額が帳簿価額を下回ったことから、当該のれんに係る減損損失を認識しています。
当該減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれており、その他事業において認識しています。回収可能価額は使用価値により測定しています(税引前の割引率:14.6%)。
事業環境の変化等に伴う収益性の低下により、愛媛県松山市所在の投資不動産から見込まれる処分コスト控除後の公正価値を算定した結果、回収可能価額が帳簿価額を下回ったことから、当該投資不動産に係る減損損失を認識しています。
当該減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれており、報告セグメントに帰属しない調整額として認識しています。処分コスト控除後の公正価値は、独立した不動産鑑定の専門家によるマーケットアプローチを用いた評価額に基づいており、観察可能な類似資産の市場取引価格等に基づいています。その評価額は公正価値ヒエラルキーのレベル3に該当します。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
|
| (単位:百万円) |
報告セグメント | 資産の種類 | 減損損失の金額 |
トランスポート | のれん | 989 |
当連結会計年度における非金融資産の減損につきまして、主な内容は以下のとおりです。
当社の連結子会社であるR.K. DEEP SEA TECHNOLOGIES LIMITED及びその子会社に係る資金生成単位ののれんについて減損テストを実施したところ、回収可能価額(6,263百万円)が帳簿価額を下回ったことから、当該のれんに係る減損損失を認識しています。
当該減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれています。回収可能価額は使用価値により測定しています(税引前の割引率:17.1%)。
15.リース
(借手側)
(1) 使用権資産の残高及び損益の内訳
使用権資産の残高及び損益の内訳は以下のとおりです。
なお、当社グループは、リースの原資産を主として事業活動に使用しています。
|
| (単位:百万円) |
使用権資産残高の内訳 | 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
建物及び構築物を原資産とするもの | 8,987 | 9,465 |
機械装置及び運搬具を原資産とするもの | 2,240 | 2,550 |
工具、器具及び備品を原資産とするもの | 134 | 114 |
土地を原資産とするもの | 761 | 692 |
合計 | 12,122 | 12,822 |
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
使用権資産の減価償却費 |
|
|
建物及び構築物を原資産とするもの | 2,410 | 2,431 |
機械装置及び運搬具を原資産とするもの | 774 | 880 |
工具、器具及び備品を原資産とするもの | 48 | 39 |
土地を原資産とするもの | 26 | 30 |
減価償却費 計 | 3,258 | 3,381 |
リース負債に係る支払利息 | 223 | 252 |
短期リースの免除規定によるリース費用 | 1,070 | 994 |
少額資産のリースの免除規定による | 1,010 | 1,076 |
リースに係るキャッシュ・アウトフローの合計 | 5,518 | 5,739 |
使用権資産の増加額 | 6,700 | 4,247 |
(2) 延長オプション及び解約オプション
延長及び解約のオプションは、当社グループの個々のリースに含まれています。各リースは、グループ各社の経営者が管理しており、その条件は個々に交渉され、幅広い契約条件を含んでいます。リースに含まれる延長及び解約のオプションは、行使が可能であり、かつ当該リース期間を使用することが合理的に確実である場合にのみリース負債に含まれます。
リース負債の満期分析については、注記「24. 金融商品 (2) 流動性リスク管理」に記載しています。
(貸手側)
当社グループは、オペレーティング・リースとして、不動産の賃貸を行っています。リースに供されている資産は連結財政状態計算書の「投資不動産」に含めています。
(1) オペレーティング・リースに関連する収益
オペレーティング・リースに係る収益は、以下のとおりです。
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
リース収益 | 57 | 208 |
(2) オペレーティング・リースに係るリース料の満期分析
解約不能のオペレーティング・リースに係るリース料の満期分析は、以下のとおりです。
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
1年内 | 57 | 365 |
1年超2年内 | - | 313 |
2年超3年内 | - | 313 |
3年超4年内 | - | 313 |
4年超5年内 | - | 313 |
5年超 | - | 782 |
合計 | 57 | 2,398 |
16.投資不動産
(1) 投資不動産の概要
当社グループは、東京都及び愛媛県において賃貸用の土地及び建物等を有しています。
(2) 帳簿価額の調整表
(単位:百万円) | |
2024年1月1日残高 | 10,394 |
減価償却費 | △109 |
減損損失 (注) | △976 |
2024年12月31日残高 | 9,309 |
減価償却費 | △107 |
売却 | △59 |
2025年12月31日残高 | 9,143 |
(注) 投資不動産の減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれています。
(3) 取得原価
(単位:百万円) | |
2024年1月1日残高 | 10,982 |
2024年12月31日残高 | 10,982 |
2025年12月31日残高 | 10,923 |
(4) 減価償却累計額及び減損損失累計額
(単位:百万円) | |
2024年1月1日残高 | 588 |
2024年12月31日残高 | 1,673 |
2025年12月31日残高 | 1,780 |
(5) 公正価値
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
公正価値 | 9,481 | 9,425 |
投資不動産の公正価値は、主として独立した不動産鑑定の専門家による評価額に基づいており、観察可能な類似資産の市場取引価格等に基づいています。その評価額は全額が公正価値ヒエラルキーのレベル3に該当します。公正価値ヒエラルキーのレベルについては、注記「24.金融商品」に記載しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における投資不動産に係る賃貸料収入は、それぞれ86百万円、238百万円であり、連結損益計算書の「その他の収益」に含まれています。賃貸料収入に付随して発生した直接的な費用は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれており、金額的重要性はありません。
17.持分法で会計処理されている投資
(1) 当社グループの主要な持分法適用関連会社
当社グループの主要な持分法適用関連会社は以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
名称 | 所在地 | 主要な事業 | 議決権の所有割合(%) |
TMTマシナリー㈱ | 大阪府 | 合成繊維製造設備 | 33.0 |
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
名称 | 所在地 | 主要な事業 | 議決権の所有割合(%) |
TMTマシナリー㈱ | 大阪府 | 合成繊維製造設備 | 33.0 |
(2) 当社グループにとって重要性のある関連会社に対する投資
該当事項はありません。
(3) 当社グループにとって重要性のない関連会社に対する投資
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
当期利益の当社グループ持分 | 950 | 1,140 |
その他の包括利益の当社グループ持分 | 284 | 44 |
包括利益の当社グループ持分 | 1,234 | 1,184 |
関連会社に対する投資の帳簿価額 | 24,348 | 24,976 |
(4) 関連会社の決算日
関連会社4社の決算日は3月31日、関連会社1社の決算日は11月30日であり、当社グループと決算期を統一することが実務上不可能なことから、連結決算日の12月31日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しています。
18.営業債務及びその他の債務
(1) 営業債務
営業債務の内訳は以下のとおりです。
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
買掛金 | 17,914 | 16,482 |
支払手形 | 1,309 | 1,056 |
電子記録債務 | 31,955 | 27,623 |
合計 | 51,178 | 45,161 |
(2) その他の債務
その他の債務の内訳は以下のとおりです。
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
未払金 | 6,577 | 900 |
未払費用 | 3,239 | 3,805 |
設備電子記録債務 | 4,476 | 432 |
その他 | 1,737 | 1,711 |
合計 | 16,030 | 6,848 |
19.引当金
(1) 引当金の内訳
引当金の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
流動負債 | 2,233 | 3,497 |
非流動負債 | - | 140 |
合計 | 2,233 | 3,637 |
(2) 引当金の増減
(単位:百万円) | ||||||
| 製品保証 引当金 | 受注損失 引当金 | 損害補償損失 引当金 | 関係会社整理 損失引当金 | 環境対策 引当金 | 合計 |
2025年1月1日残高 | 1,316 | 916 | - | - | - | 2,233 |
当期増加額 | 461 | 269 | 57 | 1,324 | 140 | 2,251 |
減少額(目的使用) | △303 | △455 | - | - | - | △758 |
減少額(戻入) | △28 | △16 | - | - | - | △44 |
在外営業活動体の換算差額 | 30 | 58 | - | - | - | 88 |
売却目的で保有する資産に直接関連する負債への振替 | △132 | - | - | - | - | △132 |
2025年12月31日残高 | 1,344 | 772 | 57 | 1,324 | 140 | 3,637 |
(3) 引当金の概要及び経済的便益の流出が予測される時期等
① 製品保証引当金
製品保証引当金は、製品の引渡後に発生する補修費用等の将来における支出に係るものです。当該金額は個別に見積って計上しています。経済的便益の流出が予測される時期は、1年以内であることが見込まれます。
② 受注損失引当金
受注損失引当金は、受注契約に係る将来の損失に対するものです。当該金額は個別に見積って計上しています。経済的便益の流出が予測される時期は、1年以内であることが見込まれます。
③ 損害補償損失引当金
損害補償損失引当金は、損害補償に係る将来の損失に対するものです。当該金額は個別に見積って計上しています。経済的便益の流出が予測される時期は、1年以内であることが見込まれます。
④ 関係会社整理損失引当金
関係会社整理損失引当金は、整理が予定されている関係会社に係る将来の損失に対するものです。当該金額は個別に見積って計上しています。経済的便益の流出が予測される時期は、1年以内であることが見込まれます。
⑤ 環境対策引当金
環境対策引当金は、環境対策に係る将来の損失に対するものです。当該金額は個別に見積って計上しています。経済的便益の流出が予測される時期は、1年超であることが見込まれます。
20.政府補助金
認識した資産に関する政府補助金に係る繰延収益は、連結財政状態計算書にて以下の勘定科目に含めて表示しています。また、資産に関する政府補助金について純損益で認識した金額は、前連結会計年度において115百万円、当連結会計年度において200百万円であり、連結損益計算書の「その他の収益」に含めて表示しています。
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
その他の流動負債 | 200 | 200 |
その他の非流動負債 | 2,873 | 2,673 |
21.社債、借入金及びリース負債
(1) 借入金の内訳
借入金の内訳は以下のとおりです。
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
流動負債 |
|
|
短期借入金 | 21,635 | 34,919 |
1年内返済予定の長期借入金 | 183 | 27 |
合計 | 21,817 | 34,946 |
非流動負債 |
|
|
長期借入金 | 10,067 | 10,039 |
合計 | 10,067 | 10,039 |
(2) 社債
該当事項はありません。
(3) 借入金
当連結会計年度における「短期借入金」、「1年内返済予定の長期借入金」及び「長期借入金」の加重平均利率は、それぞれ1.33%、1.40%、及び0.42%です。「長期借入金」の返済期限は2027年~2029年です。
(4) 財務活動から生じた負債の変動
財務活動から生じた負債の変動は以下のとおりです。
(単位:百万円) | |||||
| 短期借入金 | 長期借入金 | リース負債 | デリバティブ | 合計 |
2024年1月1日残高 | 21,176 | 397 | 10,859 | 487 | 32,919 |
財務キャッシュ・フロー | 82 | 9,853 | △3,424 | - | 6,510 |
使用権資産の取得 | - | - | 6,700 | - | 6,700 |
中途解約による減少 | - | - | △520 | - | △520 |
在外営業活動体の換算差額 | 377 | 0 | 337 | - | 715 |
公正価値の変動 | - | - | - | 152 | 152 |
2024年12月31日残高 | 21,635 | 10,249 | 13,953 | 640 | 46,477 |
財務キャッシュ・フロー | 12,590 | △183 | △3,669 | - | 8,737 |
使用権資産の取得 | - | - | 4,247 | - | 4,247 |
中途解約による減少 | - | - | △366 | - | △366 |
在外営業活動体の換算差額 | 1,156 | 0 | 876 | - | 2,032 |
公正価値の変動 | - | - | - | 242 | 242 |
売却目的で保有する資産に直接関連する負債への振替 | △461 | - | △230 | - | △690 |
2025年12月31日残高 | 34,919 | 10,066 | 14,811 | 881 | 60,677 |
(注)1 長期借入金は、1年内返済予定の長期借入金を含んでいます。
2 リース負債は、1年内返済予定のリース負債を含んでいます。
3 デリバティブは、外貨建て借入金の為替及び金利の変動リスク等をヘッジする目的で保有しているものです。
22.従業員給付
(1) 採用している退職後給付制度の概要
当社及び連結子会社の一部は、従業員の退職後給付に充てるため、積立型、非積立型の確定給付制度及び確定拠出制度を採用しています。確定給付制度では、職位と勤務期間に基づいた一時金又は年金を支給しています。
積立型の確定給付制度は、法令に従い、当社グループとは切り離された年金基金等により運営されており、将来の給付に備え、賃金及び給与の一定比率により年金数理計算したものを掛金として拠出し、積み立てています。年金基金の理事会及び年金運用受託機関は、制度加入者の利益を最優先して行動することが法令によって定められており、所定の方針に基づき制度資産の運用を行う責任を負っています。
(2) 確定給付制度
当社グループは、確定給付制度を設けています。給付額は勤続年数、職能・職務等級、役職等の評価要素に基づき決定されます。
① 確定給付制度に関するリスク
当社グループは、確定給付制度について様々なリスクに晒されています。主なリスクは以下のとおりです。なお、当社グループは、制度資産に関して重大な集中リスクには晒されていません。
制度資産の変動 | 資本性金融商品及び負債性金融商品等への投資は、変動リスクに晒されています。 |
社債利率の変動 | 市場の社債利回りの低下は、確定給付制度債務を増加させます。 |
② 連結財政状態計算書上の金額
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
確定給付制度債務の現在価値 | 46,757 | 48,424 |
制度資産の公正価値 | △41,271 | △47,548 |
アセット・シーリングによる調整額 | - | 5,275 |
退職給付に係る負債 | 8,262 | 6,454 |
退職給付に係る資産 | △2,776 | △303 |
連結財政状態計算書に計上された負債と資産の純額 | 5,486 | 6,151 |
③ 確定給付制度債務の現在価値の変動
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
期首残高 | 43,190 | 46,757 |
当期勤務費用 | 1,888 | 2,255 |
利息費用 | 590 | 509 |
再測定 |
|
|
人口統計上の仮定の変更により生じた | 0 | 10 |
財務上の仮定の変更により生じた | 1,910 | △3,145 |
実績の修正により生じた数理計算上の差異 | △649 | △230 |
給付支払額 | △1,113 | △1,427 |
過去勤務費用 | △337 | - |
海外の制度に係る為替換算差額 | 1,278 | 4,575 |
売却目的で保有する資産に直接関連する負債への振替 | - | △931 |
その他 | - | 51 |
期末残高 | 46,757 | 48,424 |
前連結会計年度において、当社における制度の一部改訂に伴い、過去勤務費用△337百万円が発生し純損益で認識しています。
確定給付制度債務の加重平均デュレーションは、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ13.2年及び13.2年です。
④ 制度資産の公正価値の変動
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
期首残高 | 36,476 | 41,271 |
利息収益 | 530 | 519 |
再測定 |
|
|
制度資産に係る収益 | 1,797 | 241 |
事業主からの拠出額 | 1,377 | 1,480 |
従業員からの拠出額 | 802 | 855 |
給付支払額 | △1,091 | △1,704 |
海外の制度に係る為替換算差額 | 1,379 | 4,887 |
期末残高 | 41,271 | 47,548 |
当社グループは、翌連結会計年度において、確定給付制度へ2,437百万円拠出する予定です。
⑤ 制度資産の公正価値の項目ごとの内訳
|
|
|
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||||
活発な市場における公表市場価格があるもの | 活発な市場における公表市場価格がないもの | 合計 | 活発な市場における公表市場価格があるもの | 活発な市場における公表市場価格がないもの | 合計 | |
現金及び現金同等物 | 2,732 | - | 2,732 | 3,284 | - | 3,284 |
資本性金融商品 |
|
|
|
|
|
|
国内株式 | - | 744 | 744 | - | 637 | 637 |
外国株式 | 14,784 | 428 | 15,212 | 17,354 | 411 | 17,765 |
負債性金融商品 |
|
|
|
|
|
|
国内債券 | - | 1,703 | 1,703 | - | 1,661 | 1,661 |
外国債券 | 13,707 | 112 | 13,819 | 15,571 | 118 | 15,689 |
その他 | - | 7,062 | 7,062 | - | 8,513 | 8,513 |
合計 | 31,223 | 10,048 | 41,271 | 36,209 | 11,339 | 47,548 |
制度資産は、確定給付制度の持続可能性を確保する目的で運用しています。制度資産への投資によるリスクとリターンの目標は方針として作成されており、投資の成果は適切にモニタリングされ、定期的に方針の見直しを行っています。
⑥ アセット・シーリングによる調整額の変動
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
期首残高 | 2,297 | - |
利息収益 | 34 | - |
再測定 |
|
|
制度資産の純額を資産上限額に | △2,429 | 5,275 |
海外の制度に係る為替換算差額 | 98 | - |
期末残高 | - | 5,275 |
⑦ 連結損益計算書上の金額
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
確定給付費用 | 775 | 1,390 |
⑧ 主な数理計算上の仮定
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
割引率 | 1.1% | 1.6% |
また、上記の数理計算上の仮定の変動が確定給付制度債務に与える影響の感応度分析は以下のとおりです。この感応度分析は、他の全ての変数が一定であることを前提としていますが、実際には他の数理計算上の仮定の変動が影響する可能性があります。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
割引率が | △1,418 | △1,127 |
割引率が | 1,511 | 1,886 |
⑨ 採用している資産・負債のマッチング戦略
中長期的な運用上の期待リターンが割引率を上回るように設定し、資産・負債のミスマッチを抑制するような投資戦略としています。投資戦略は主に、収益を最大化させるのではなく、下落リスクの管理強化に重点を置いています。この投資政策は、長期契約を履行できる収益を生み出すことができると予想されます。
(3) 確定拠出制度
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
確定拠出制度に関する費用 | 913 | 914 |
23.法人所得税
(1) 法人所得税
① 純損益で認識される法人所得税
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
当期税金費用 |
|
|
当年度 | 4,886 | 9,279 |
小計 | 4,886 | 9,279 |
繰延税金費用 |
|
|
一時差異の増減 | △423 | △2,799 |
繰越欠損金の増減 | △186 | △216 |
評価性引当額の増減 | △336 | △431 |
小計 | △965 | △3,446 |
合計 | 3,920 | 5,833 |
当社グループは、経済開発協力機構(OECD)が公表した第2の柱モデルルールを導入するために制定又は実質的に制定された税制により生じる法人所得税に対するエクスポージャーの評価を実施しています。第2の柱モデルルールの法人所得税に対するエクスポージャーに重要性はありません。
なお、第2の柱モデルルールについては関連する繰延税金資産及び繰延税金負債の認識及び開示を不要とする一時的な例外規定が設けられており、当社グループは当該例外規定を適用しているため、第2の柱モデルルールに関連する繰延税金資産及び繰延税金負債は認識していません。
② 法定実効税率と実際負担税率の調整表
当社グループの法定実効税率と実際負担税率との調整は以下のとおりです。実際負担税率は税引前当期利益に対する法人所得税費用の負担割合を表示しています。
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
法定実効税率 | 30.6% | 30.6% |
(調整) |
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在外営業活動体の税率差異 | △0.5 | △3.0 |
未認識の繰延税金資産の増減 | △4.1 | △1.9 |
交際費等永久に損金算入されない項目 | 2.5 | 1.1 |
持分法による投資利益 | △2.0 | △1.6 |
税額控除 | △1.8 | △2.7 |
在外営業活動体及び関連会社の留保利益 | 2.6 | 3.5 |
のれん減損損失 | 1.4 | 1.4 |
その他 | △1.1 | △1.0 |
実際負担税率 | 27.6 | 26.5 |
(2) 繰延税金
① 繰延税金資産及び負債の変動の内訳
繰延税金資産及び負債の変動の内訳は以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
(単位:百万円)
| 2024年 | 純損益で認識 | その他の | 2024年 |
繰延税金資産 |
|
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損失評価引当金 | 112 | △101 | - | 11 |
棚卸資産評価損 | 239 | △13 | - | 225 |
未払金 | 748 | △9 | - | 739 |
製品保証引当金 | 193 | 37 | - | 231 |
受注損失引当金 | 204 | △60 | - | 143 |
その他の流動負債 | 342 | 130 | - | 471 |
退職給付に係る | 2,619 | 409 | △650 | 2,378 |
ゴルフ会員権評価損 | 5 | 11 | - | 16 |
減損損失 | 50 | 191 | - | 241 |
繰越欠損金 | 1,278 | 379 | - | 1,658 |
減価償却超過額 | 698 | △304 | - | 394 |
リース負債 (注)2 | 2,121 | 919 | - | 3,040 |
政府補助金 | - | 826 | - | 826 |
その他(資産) | 1,168 | △622 | - | 546 |
合計 | 9,777 | 1,793 | △650 | 10,919 |
繰延税金負債 |
|
|
|
|
資産圧縮積立金 | 1,892 | △506 | - | 1,386 |
その他の金融資産 | 1,350 | 196 | 579 | 2,125 |
土地評価差額 | 2,270 | - | - | 2,270 |
在外営業活動体に係る | 349 | △68 | - | 281 |
在外営業活動体及び | 5,389 | 375 | - | 5,764 |
識別可能な無形資産 | 307 | △22 | - | 285 |
使用権資産 (注)2 | 2,101 | 930 | - | 3,031 |
その他(負債) | 1,009 | △230 | 82 | 862 |
合計 | 14,667 | 675 | 661 | 16,004 |
繰延税金資産(負債)の純額 | △4,891 | 1,118 | △1,312 | △5,085 |
(注)1 純損益で認識した額の繰延税金資産(負債)の純額と、「(1) 法人所得税 ① 純損益で認識される法人所得税」に記載の繰延税金費用合計との差額は、為替の変動等によるものです。
2 当社グループは、「単一の取引から生じた資産及び負債に係る繰延税金(IAS第12号の改訂)」を適用した金額で記載しています。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
(単位:百万円)
| 2025年 | 純損益で認識 | その他の | 売却目的保有への振替 | 2025年 |
繰延税金資産 |
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|
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損失評価引当金 | 11 | 77 | - | 0 | 88 |
棚卸資産評価損 | 225 | △44 | - | △0 | 181 |
未払金 | 739 | 53 | - | △89 | 703 |
製品保証引当金 | 231 | 1 | - | - | 232 |
受注損失引当金 | 143 | △3 | - | - | 141 |
その他の流動負債 | 471 | △71 | - | - | 400 |
退職給付に係る | 2,378 | △777 | 429 | 31 | 2,062 |
ゴルフ会員権評価損 | 16 | △11 | - | - | 5 |
減損損失 | 241 | △8 | - | △25 | 208 |
繰越欠損金 | 1,658 | △65 | - | - | 1,593 |
繰越税額控除 | - | 681 | - | - | 681 |
減価償却超過額 | 394 | △88 | - | - | 306 |
リース負債 (注)2 | 3,040 | 138 | - | △2 | 3,176 |
政府補助金 | 826 | 77 | - | - | 903 |
関係会社に対する投資 | - | 1,322 | △573 | - | 749 |
その他(資産) | 546 | 1,764 | - | △200 | 2,110 |
合計 | 10,919 | 3,046 | △143 | △285 | 13,538 |
繰延税金負債 |
|
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|
|
|
資産圧縮積立金 | 1,386 | 46 | - | - | 1,432 |
その他の金融資産 | 2,125 | 34 | 648 | - | 2,807 |
土地評価差額 | 2,270 | △14 | - | - | 2,256 |
在外営業活動体に係る | 281 | 79 | - | - | 360 |
在外営業活動体及び | 5,764 | △180 | - | - | 5,584 |
識別可能な無形資産 | 285 | 1 | - | - | 286 |
使用権資産 (注)2 | 3,031 | 120 | - | △2 | 3,148 |
その他(負債) | 862 | 944 | 20 | △239 | 1,585 |
合計 | 16,004 | 1,031 | 667 | △242 | 17,460 |
繰延税金資産(負債)の純額 | △5,085 | 2,016 | △810 | △43 | △3,922 |
(注)1 純損益で認識した額の繰延税金資産(負債)の純額と、「(1) 法人所得税 ① 純損益で認識される法人所得税」に記載の繰延税金費用合計との差額は、為替の変動等によるものです。
2 当社グループは、「単一の取引から生じた資産及び負債に係る繰延税金(IAS第12号の改訂)」を適用した金額で記載しています。
当社グループは、繰延税金資産の認識にあたり、将来減算一時差異、繰越欠損金の一部又は全部が将来課税所得に対して利用できる可能性を考慮しております。繰延税金資産の回収可能性の評価においては、予定される繰延税金負債の取崩し、予測される将来課税所得及びタックスプランニングを考慮しています。認識された繰延税金資産については、過去の課税所得水準及び繰延税金資産が認識できる期間における将来課税所得の予測に基づき、税務便益が実現する可能性は高いと判断しています。なお、前連結会計年度末及び当連結会計年度末の繰延税金資産のうち、損失が生じている納税主体に帰属しているものは、それぞれ1,804百万円及び452百万円です。
② 繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金
繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金は以下のとおりです。将来減算一時差異は現行の税法上は失効することはありません。これらの項目に係る繰延税金資産は、当社グループがその便益を利用するために必要となる将来の課税所得が発生する可能性が高くないため、認識していません。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
将来減算一時差異 | 2,616 | 2,428 |
繰越欠損金 | 15,171 | 18,995 |
合計 | 17,787 | 21,423 |
繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金の失効予定は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
1年目 | - | - |
2年目 | - | - |
3年目 | - | - |
4年目 | - | - |
5年目 | - | - |
5年目超 | 15,171 | 18,995 |
合計 | 15,171 | 18,995 |
③ 繰延税金負債を認識していない将来加算一時差異
繰延税金負債を認識していない子会社及び関連会社に対する投資に係る将来加算一時差異は、以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
将来加算一時差異 | 20,367 | 24,069 |
24.金融商品
当社グループは、事業活動に伴う財務上のリスク(信用リスク、流動性リスク、市場リスク)を回避又は低減するために、以下のとおり、財務上のリスクを管理しています。
(1) 信用リスク管理
信用リスクは、取引先の債務不履行により、当社グループが財務上の損失を被るリスクです。
現金及び現金同等物、及びその他の金融資産(流動)に含まれている3ヶ月超の定期預金については、当社グループは信用力の高い金融機関のみと取引を行っているため、信用リスクは限定的であると判断しています。
営業債権、契約資産及びその他の債権は取引先の信用リスクに晒されています。営業債権である受取手形及び売掛金、並びに契約資産については、当社グループは与信管理規程に基づき、取引先に対して与信限度額を設定し管理しています。与信限度額については、新規取引先については取引開始時、既存の取引先については定期的に信用状況を確認し、社内での審議・承認手続きを経て設定しています。信用状況がおもわしくない取引先に対しては、必要に応じて保証金や担保を取得する等の措置を講じています。これらの信用管理実務から入手される取引先等の取引状況や財務情報のほか、企業倒産数等マクロ経済状況の動向も勘案し、予想信用損失の認識や測定を行っています。その他の債権である未収入金については、取引先の信用リスクに晒されていますが、そのほとんどは短期間内で決済が予定されているものであり、信用リスクは限定的であると判断しています。
当社グループでは営業債権、契約資産及びその他の債権等に区分して、損失評価引当金の金額を算定しています。
営業債権及び契約資産については、常に全期間の予想信用損失と同額で損失評価引当金を計上しています。営業債権及び契約資産以外のその他の債権等については、原則として12ヶ月の予想信用損失と同額で損失評価引当金を計上していますが、信用リスクが著しく増加している場合は全期間の予想信用損失を個別に見積って当該金融商品に係る損失評価引当金を計上しています。信用リスクが著しく増加しているか否かは、金融資産が当初認識以降に債務不履行となるリスクの変化の有無に基づいて判断しています。債務不履行となるリスクの変化の有無を評価するにあたっては、以下を考慮しています。
・取引先の業績の悪化等による財政困難
・債権の著しい回収遅延
・外部信用機関による格付の著しい引下げ
いずれの金融資産においても、その全部又は一部について回収ができない、又は回収が極めて困難であると判断された場合には債務不履行と判断し、信用減損金融資産として取り扱っています。
当社グループの信用リスクに対する最大エクスポージャーは、連結財政状態計算書に表示されている金融資産の帳簿価額になります。また、当社グループに、特定の取引先に対する過度に集中した信用リスクのエクスポージャーはありません。
信用リスクに対するエクスポージャー
営業債権と損失評価引当金の増減額は以下のとおりです。
前連結会計年度 (2024年12月31日)
| (単位:百万円) |
営業債権 | 損失評価引当金が全期間の予想信用損失に等しい金額で測定するもの |
2024年1月1日残高 | 83,302 |
新規発生及び回収(純額) | 4,718 |
在外営業活動体の換算差額 | 2,131 |
2024年12月31日残高 | 90,151 |
| (単位:百万円) |
損失評価引当金 | 損失評価引当金が全期間の予想信用損失に等しい金額で測定するもの |
2024年1月1日残高 | 1,135 |
新規認識による増加 | 51 |
当期減少額(直接償却) | △5 |
当期減少額(その他) | △27 |
在外営業活動体の換算差額 | 65 |
2024年12月31日残高 | 1,219 |
営業債権以外の契約資産及びその他の債権等に係る損失評価引当金の金額については、重要性が乏しいため記載していません。
損失評価引当金の繰入額及び戻入額は、連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に計上されています。
当連結会計年度 (2025年12月31日)
| (単位:百万円) |
営業債権 | 損失評価引当金が全期間の予想信用損失に等しい金額で測定するもの |
2025年1月1日残高 | 90,151 |
企業結合による増減 | 521 |
新規発生及び回収(純額) | △416 |
在外営業活動体の換算差額 | 2,319 |
売却目的で保有する資産 への振替 | △15,632 |
2025年12月31日残高 | 76,943 |
| (単位:百万円) |
損失評価引当金 | 損失評価引当金が全期間の予想信用損失に等しい金額で測定するもの |
2025年1月1日残高 | 1,219 |
新規認識による増加 | 304 |
当期減少額(直接償却) | △92 |
当期減少額(その他) | △33 |
在外営業活動体の換算差額 | 124 |
2025年12月31日残高 | 1,522 |
営業債権以外の契約資産及びその他の債権等に係る損失評価引当金の金額については、重要性が乏しいため記載していません。
損失評価引当金の繰入額及び戻入額は、連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に計上されています。
(2) 流動性リスク管理
流動性リスクは、当社グループが期限の到来した金融負債を決済するにあたり、その支払を実行できなくなるリスクです。
当社グループは、各部署からの報告に基づき、経理部が適時に資金計画を作成・更新し、手許流動性の状況を把握したうえで、適切な水準の手許資金を確保することにより、資金調達に係る流動性リスクを管理しています。また、一部地域では各地域統括会社等にて当該地域に所在するグループ資金を集中的かつ効率的に管理するキャッシュ・マネジメント・システムを導入しており、流動性リスクの低減に努めています。
当社グループの金融負債の満期日分析については以下のとおりです。
| (単位:百万円) | |||||||
前連結会計年度 | 帳簿価額 | 契約上の | 1年以内 | 1-2年 | 2-3年 | 3-4年 | 4-5年 | 5年超 |
非デリバティブ金融負債 |
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営業債務 | 51,178 | 51,178 | 51,178 | - | - | - | - | - |
その他の債務 | 16,030 | 16,030 | 16,030 | - | - | - | - | - |
借入金 | 31,884 | 32,066 | 21,915 | 70 | 10,060 | 19 | 4 | - |
リース負債 | 13,953 | 15,065 | 3,432 | 2,690 | 1,899 | 1,247 | 1,015 | 4,782 |
条件付対価 | 30 | 30 | - | - | 30 | - | - | - |
合計 | 113,074 | 114,369 | 92,554 | 2,759 | 11,989 | 1,265 | 1,019 | 4,782 |
デリバティブ金融負債 |
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|
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デリバティブ 負債(受取) | 667 | △3,185 | △1,220 | △304 | △1,662 | - | - | - |
デリバティブ 負債(支払) | 3,853 | 1,321 | 377 | 2,154 | - | - | - | |
| (単位:百万円) | |||||||
当連結会計年度 | 帳簿価額 | 契約上の | 1年以内 | 1-2年 | 2-3年 | 3-4年 | 4-5年 | 5年超 |
非デリバティブ金融負債 |
|
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|
営業債務 | 48,350 | 48,350 | 48,350 | - | - | - | - | - |
その他の債務 | 12,540 | 12,540 | 12,540 | - | - | - | - | - |
借入金 | 45,446 | 45,622 | 35,540 | 10,060 | 19 | 4 | - | - |
リース負債 | 15,040 | 16,197 | 3,877 | 3,135 | 1,877 | 1,474 | 1,152 | 4,683 |
条件付対価 | 17 | 17 | - | 17 | - | - | - | - |
合計 | 121,394 | 122,727 | 100,307 | 13,211 | 1,896 | 1,478 | 1,152 | 4,683 |
デリバティブ金融負債 |
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|
デリバティブ 負債(受取) | 911 | △3,567 | △1,905 | △1,662 | - | - | - | - |
デリバティブ 負債(支払) | 4,477 | 2,054 | 2,424 | - | - | - | - | |
(注) 連結財政状態計算書の「売却目的で保有する資産に直接関連する負債」を含めて記載しています。売却目的で保有する資産に直接関連する負債については、注記「11.売却目的で保有する資産及び直接関連する負債」に記載しています。
(3) 市場リスク管理
① 為替リスク
当社グループは、グローバルに事業展開を行っており、当社グループが製造した製品等を海外にて販売しています。このため、当社グループは機能通貨以外の通貨で行った取引から生じる外貨建営業債権債務等を報告期間末日の為替レートを用いて、機能通貨に換算替えすることに伴う、為替相場の変動リスク(以下、「為替リスク」という。)に晒されています。
当社グループでは、外貨建営業債権債務等について、為替リスクに晒されていますが、通貨別月別に残高を把握し、原則としてこれをネットしたポジションについて先物為替予約等を利用することで、当該リスクをヘッジしています。また、外貨建借入金については通貨スワップをデリバティブ取引することにより、為替リスクをヘッジしています。そのため、当社グループにおける為替リスクに対するエクスポージャーは限定的であると判断しています。
デリバティブ
当社グループの実施している為替リスクを抑制するための主なデリバティブの概要は以下のとおりです。
ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引
| (単位:百万円) | |||||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||||
契約額 | うち1年超 | 公正価値 | 契約額 | うち1年超 | 公正価値 | |
為替予約(売建) |
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米ドル | 941 | - | △28 | 1,631 | - | △29 |
通貨金利スワップ |
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受取円貨・支払外貨 | 2,298 | 2,010 | △640 | 2,010 | 1,723 | △881 |
(注) ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引はありません。
為替感応度分析
当社グループの決算期末日の為替相場において、機能通貨に対して、機能通貨以外の各通貨が1%増価する場合、税引前当期利益及び資本に対する影響は以下のとおりです。
なお、当該分析は、為替差額を純損益で認識する外貨建金融商品(内部取引を含む)の換算から生じる影響を示しており、外貨建ての収益及び費用の換算による影響は含まれていません。また、この分析は期末日時点で当社グループが合理的な可能性があると考える為替相場の変動に基づいており、その他の要因は変動しないことを前提としています。
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| (単位:百万円) | |
通貨 | 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | ||
税引前当期利益 | 資本 | 税引前当期利益 | 資本 | |
米ドル | 38 | 27 | 56 | 39 |
人民元 | 41 | 29 | 53 | 36 |
ユーロ | 35 | 26 | 19 | 14 |
日本円 | 20 | 15 | 21 | 15 |
(注) 日本円の影響額は、在外営業活動体が保有する円建ての金融資産及び金融負債に係るものです。
② 金利リスク
金利リスクは、市場金利の変動により、金融商品の公正価値もしくは金融商品から生じる将来キャッシュ・フローが変動するリスクとして定義されています。当社グループの有利子負債の一部は変動金利の借入金であり、その利息の金額は市場金利の変動の影響を受けるため、利息の将来キャッシュ・フローが変動する金利リスクに晒されています。
当社グループは、変動金利の借入金を超える額の余剰資金を短期的な預金等で運用しており、将来、金融市場環境の変化により金利が上昇した場合、当該余剰資金を返済原資として有利子負債を圧縮する方法及び金利スワップ契約等を利用することにより、将来発生する資金調達コストを抑えることが可能です。
したがって、当社グループにとって、期末日時点の金利リスクは重要ではないと考えています。当社グループにおける金利リスクに対するエクスポージャーは限定的であると判断しています。
③ 価格リスク
当社グループは、主に資本性金融商品(株式)から生じる市場価格の変動リスクに晒されています。当社グループが保有する資本性金融商品は、主に株式で定期的に公正価値や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況を見直しています。
当社グループの決算期末日の株式市場において、各株式の株価が1%増価する場合、その他の包括利益に対する影響は以下のとおりです。なお、税引前利益に対する影響はありません。
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
その他の包括利益 | 116 | 139 |
(4) 金融商品の公正価値
① 公正価値の測定方法
a 償却原価で測定する金融資産
その他の金融資産
その他の金融資産の公正価値については、主に、一定の期間ごとに区分して、信用リスクを加味した利率で割り引いた現在価値に基づいて評価しています。
b 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
ⅰ ゴルフ会員権
ゴルフ会員権の公正価値については、相場価格等に基づいて評価しています。なお、ゴルフ会員権は、連結財政状態計算書における「その他の金融資産」に含まれています。
ⅱ 投資有価証券
主に売買目的以外で保有する社債で構成される負債性金融商品であり、第三者間取引による直近の取引価格、その他の利用可能な市場データを基礎として、適切な評価技法を用いて算定しています。なお、投資有価証券は、連結財政状態計算書における「その他の金融資産」に含まれています。
c その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
投資有価証券
主に売買目的以外で保有する株式で構成される資本性金融商品であり、上場株式については取引所の市場価格、非上場株式については類似会社の市場価格に基づく評価技法及び純資産価値に基づく評価技法等を用いて算定しています。なお、投資有価証券は、連結財政状態計算書における「その他の金融資産」に含まれています。
d 償却原価で測定する金融負債
借入金
借入金の公正価値については、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しています。
e 純損益を通じて公正価値で測定する金融負債
ⅰ デリバティブ金融負債
通貨スワップ契約及び金利スワップ契約の公正価値については、取引先金融機関等より提示された価格に基づき算定しています。為替予約の公正価値については、先物為替相場等に基づき算定しています。なお、デリバティブ金融負債は、連結財政状態計算書における「その他の金融負債」に含まれています。
ⅱ 条件付対価
条件付対価に係る金融負債の公正価値については、主に業績の予想等を基礎として、モンテカルロ・シミュレーションを用いて算定した将来支払額の現在価値により算定しています。なお、条件付対価に係る金融負債は、連結財政状態計算書における「その他の金融負債」に含まれています。
② 金融商品の分類ごとの帳簿価額と公正価値
金融資産及び金融負債の連結財政状態計算書上の帳簿価額と公正価値は以下のとおりです。
| (単位:百万円) | |||
| 前連結会計年度末 | 当連結会計年度末 | ||
帳簿価額 | 公正価値 | 帳簿価額 | 公正価値 | |
金融資産 |
|
|
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|
償却原価で測定する金融資産 |
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|
|
|
その他の金融資産 | 3,630 | 3,630 | 3,477 | 3,477 |
償却原価で測定する金融資産合計 | 3,630 | 3,630 | 3,477 | 3,477 |
純損益を通じて公正価値で測定する |
|
|
|
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ゴルフ会員権 | 122 | 122 | 157 | 157 |
投資有価証券 | - | - | 320 | 320 |
純損益を通じて公正価値で測定する | 122 | 122 | 477 | 477 |
その他の包括利益を通じて |
|
|
|
|
投資有価証券 | 11,594 | 11,594 | 13,855 | 13,855 |
その他の包括利益を通じて公正価値 | 11,594 | 11,594 | 13,855 | 13,855 |
金融資産合計 | 15,346 | 15,346 | 17,809 | 17,809 |
金融負債 |
|
|
|
|
償却原価で測定する金融負債 |
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|
|
|
借入金 | 31,884 | 31,764 | 45,446 | 45,298 |
償却原価で測定する金融負債合計 | 31,884 | 31,764 | 45,446 | 45,298 |
純損益を通じて公正価値で測定する |
|
|
|
|
デリバティブ金融負債 | 667 | 667 | 911 | 911 |
条件付対価 | 30 | 30 | 17 | 17 |
純損益を通じて公正価値で測定する | 697 | 697 | 927 | 927 |
金融負債合計 | 32,581 | 32,461 | 46,373 | 46,225 |
(注) 連結財政状態計算書の「売却目的で保有する資産」及び「売却目的で保有する資産に直接関連する負債」を含めて記載しています。売却目的で保有する資産及び売却目的で保有する資産に直接関連する負債については、注記「11.売却目的で保有する資産及び直接関連する負債」に記載しています。
なお、当初認識時に、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産及び金融負債として指定する取消不能な選択を行った金融資産及び金融負債は保有していません。償却原価で測定する金融商品である現金及び現金同等物、営業債権、その他の債権、営業債務、及びその他の債務については、短期間で決済されることから帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となっているため、上表には含めていません。
③ 公正価値ヒエラルキーのレベル別分類
金融資産及び金融負債に関する経常的な公正価値については以下のとおり、測定・分析しています。これらの公正価値の金額は、用いられる評価技法へのインプット(入手可能な市場データ)の観察可能性に基づき、、3つの公正価値ヒエラルキー(レベル1~3)に区分されています。それぞれのレベルは、以下のように定義付けられています。
レベル1:活発な市場における同一の資産又は負債の無調整の公表価格
レベル2:レベル1に含まれる公表価格以外の、直接又は間接的に観察可能なインプット
レベル3:観察不能なインプット
公正価値の測定において複数のインプットを用いている場合には、公正価値の測定全体にとって重要なインプットが属するレベルに基づいて分類しています。公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化が生じた日に認識しています。
経常的に公正価値で測定する金融資産及び金融負債の公正価値ヒエラルキーは以下のとおりです。
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| (単位:百万円) |
前連結会計年度末 | レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 |
その他の金融資産 |
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純損益を通じて公正価値で | - | 122 | - | 122 |
その他の包括利益を通じて | 4,872 | - | 6,723 | 11,594 |
その他の金融負債 |
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純損益を通じて公正価値で | - | 667 | 30 | 697 |
その他の包括利益を通じて | - | - | - | - |
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| (単位:百万円) |
当連結会計年度末 | レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 |
その他の金融資産 |
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純損益を通じて公正価値で | - | 157 | 320 | 477 |
その他の包括利益を通じて | 6,323 | - | 7,532 | 13,855 |
その他の金融負債 |
|
|
|
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純損益を通じて公正価値で | - | 911 | 17 | 927 |
その他の包括利益を通じて | - | - | - | - |
「② 金融商品の分類ごとの帳簿価額と公正価値」で開示している、償却原価で測定する金融商品の公正価値ヒエラルキーは、主としてレベル3で区分しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度において、レベル1と2及び3の間の振替はありません。
なお、前連結会計年度末、当連結会計年度末において、非経常的に公正価値で測定された重要な資産及び負債はありません。
④ レベル3に区分される公正価値測定に関する情報
a 評価技法及びインプット
レベル3に区分されたその他の金融資産及びその他の金融負債は、主に非上場株式及び条件付対価です。非上場株式の公正価値は、類似会社の市場価格に基づく評価技法及び純資産価値に基づく評価技法等を用いて算定しています。条件付対価に係る金融負債の公正価値については、主に業績の予想等を基礎として、モンテカルロ・シミュレーションを用いて算定した将来支払額の現在価値により算定しています。
b 評価プロセス
レベル3の金融商品に係る公正価値の測定は、関連する社内規程に従い実施しています。公正価値の測定に際しては、対象となる金融商品の性質、特徴及びリスクを最も適切に反映できる評価技法及びインプットを用いています。
c レベル3に区分される経常的な公正価値測定の感応度情報
経常的に公正価値で測定するレベル3に分類される金融商品の公正価値の測定に関する重要な観察可能でないインプットは、財務予測に基づいて算定したEBIT倍率、非流動性ディスカウント等です。公正価値はEBIT倍率の上昇(低下)により増加(減少)し、非流動性ディスカウントの上昇(低下)により減少(増加)します。
レベル3に分類される金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合の公正価値の増減は重要ではありません。
d レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高への調整表
| (単位:百万円) | |||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | ||
金融資産 | 金融負債 | 金融資産 | 金融負債 | |
期首残高 | 5,514 | 28 | 6,723 | 30 |
利得及び損失合計 | 587 | 1 | 669 | 4 |
純損益 (注)1 | △28 | 1 | 4 | 4 |
その他の包括利益 (注)2 | 615 | - | 665 | - |
購入 | 963 | - | 436 | - |
売却 | △341 | - | - | - |
企業結合による増減 | - | - | 25 | - |
その他 | - | - | - | △17 |
期末残高 | 6,723 | 30 | 7,852 | 17 |
(注)1 純損益に認識した利得及び損失は、主に当連結会計年度に保有している金融商品にかかる評価損益であり、連結損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれています。
2 その他の包括利益に認識した利得及び損失は、連結包括利益計算書上の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の純変動」に含まれています。
(5) その他の金融資産
その他の金融資産の内訳は以下のとおりです。
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
預入期間が3ヶ月超の定期預金 | 659 | 672 |
ゴルフ会員権 | 122 | 157 |
投資有価証券 | 11,594 | 14,175 |
その他 | 2,972 | 2,794 |
合計 | 15,346 | 17,799 |
流動 | 698 | 715 |
非流動 | 14,648 | 17,082 |
合計 | 15,346 | 17,799 |
当社グループが保有している投資有価証券は主に株式で構成される資本性金融商品です。売買目的で保有する投資有価証券については、純損益を通じて公正価値で測定しています。それ以外の投資有価証券については、主に取引関係等の円滑化を目的に保有しているため、その他の包括利益を通じて公正価値で測定しています。
主な投資とその他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の内訳は、以下のとおりです。
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
シンフォニアテクノロジー㈱ | 2,568 | 3,628 |
東海旅客鉄道㈱ | 1,483 | 2,169 |
㈱JR西日本テクシア | 994 | 1,155 |
㈱神奈川ナブコ | 843 | 926 |
協同油脂㈱ | 715 | 773 |
㈱JR西日本テクノス | 567 | 573 |
Fossa Systems, S.L. | - | 517 |
Colibri Energy GmbH | - | 507 |
Sea Machines Robotics,Inc. | 475 | 470 |
embotech AG | - | 463 |
Hiboo systems, SAS | 330 | 377 |
eologix sensor technology flexco & Ping Services Pty Ltd. | 472 | 316 |
京王電鉄㈱ | 257 | - |
その他 | 2,891 | 1,982 |
合計 | 11,594 | 13,855 |
受取配当金 | 82 | 96 |
当社グループは定期的に資本の効率的な活用と業務上の取引関係を見直しています。これにより、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融商品の一部について認識の中止を行っています。認識の中止におけるその他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
公正価値 | 416 | 440 |
累積利得 | 112 | 234 |
当社グループはその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融商品に係る累積利得又は損失はその他の資本の構成要素として認識しています。金融商品を処分して認識を中止した場合、又は、公正価値が明らかに低下した場合、その他の資本の構成要素から利益剰余金に振り替えています。利益剰余金へ振り替えたその他の包括利益の累積利得又は損失(税引後)は、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ112百万円及び234百万円です。
25.資本及びその他の資本項目
(1) 授権株式総数及び発行済株式総数
授権株式総数及び発行済株式総数は以下のとおりです。
| 授権株式総数(株) | 発行済株式総数(株) |
2024年1月1日 | 400,000,000 | 121,064,099 |
増加 | - | - |
減少 | - | - |
2024年12月31日 | 400,000,000 | 121,064,099 |
増加 | - | - |
減少(注) 3 | - | △2,999,400 |
2025年12月31日 | 400,000,000 | 118,064,699 |
(注) 1 当社の発行する株式は、無額面普通株式です。
2 発行済株式は、全額払込済となっています。
3 自己株式の消却に伴う株式の減少です。
(2) 資本剰余金
資本剰余金は、資本取引から発生した金額のうち、資本金に含まれない金額により構成されています。
日本における会社法(以下、「会社法」という。)では、株式の発行に対しての払込み又は給付の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれている資本準備金に組み入れることが規定されています。また、会社法では、資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。
(3) 利益剰余金
利益剰余金は、利益準備金とその他の利益剰余金により構成されます。その他の利益剰余金は、主に当社グループの稼得した利益の累積額です。
会社法では、剰余金の配当として支出する金額の10分の1を、資本準備金及び利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで資本準備金又は利益準備金として積み立てることが規定されています。積み立てられた利益準備金は、欠損填補に充当できます。また、株主総会の決議をもって、利益準備金を取り崩すことができます。
(4) 自己株式
自己株式数及び残高の増減は以下のとおりです。
| 株式数(株) | 金額(百万円) |
2024年1月1日 | 1,025,536 | 3,943 |
単元未満株式の買取請求による取得 | 863 | 2 |
単元未満株式の売渡請求による売却 | △69 | △0 |
株式給付信託(BBT)の給付による減少 | △50,936 | △171 |
株式給付信託(BBT)の売却による減少 | △21,700 | △73 |
ストックオプションの行使による減少 | △13,800 | △62 |
2024年12月31日 | 939,894 | 3,638 |
取締役会決議による取得 | 2,999,400 | 10,007 |
取締役会決議による消却 | △2,999,400 | △10,434 |
単元未満株式の買取請求による取得 | 400 | 1 |
株式給付信託(BBT)の給付による減少 | △38,518 | △130 |
株式給付信託(BBT)の売却による減少 | △19,800 | △67 |
ストックオプションの行使による減少 | △1,800 | △8 |
2025年12月31日 | 880,176 | 3,008 |
(注) ストックオプション、株式給付信託(BBT)の詳細については注記「30.株式報酬」に記載しています。なお、株式給付信託(BBT)が保有する当社株式を、資本にて自己株式として表示しています。当連結会計年度末における当該自己株式の帳簿価額は1,543百万円、株式数は458,912株です。
(5) その他の資本の構成要素
① 確定給付負債(資産)の純額の再測定
確定給付制度債務に係る数理計算上の差異、制度資産に係る収益(制度資産に係る利息収益の金額を除く)等で構成されています。
② その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の純変動
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の公正価値の変動額です。
③ 在外営業活動体の換算差額
外貨建てで作成された在外営業活動体の財務諸表を連結する際に発生した換算差額です。
(6) 配当金
配当金支払額は以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
決議 | 配当金の総額 | 1株当たり | 基準日 | 効力発生日 |
2024年3月26日 定時株主総会 (注)1 | 4,825 | 40 | 2023年12月31日 | 2024年3月27日 |
2024年7月31日 取締役会 (注)2 | 4,826 | 40 | 2024年6月30日 | 2024年8月30日 |
(注)1 2024年3月26日定時株主総会決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)に係るみずほ信託銀行㈱の信託口(再信託受託者:㈱日本カストディ銀行(信託E口))が保有する当社株式に対する配当金24百万円を含んでいます。
2 2024年7月31日取締役会決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)に係るみずほ信託銀行㈱の信託口(再信託受託者:㈱日本カストディ銀行(信託E口))が保有する当社株式に対する配当金21百万円を含んでいます。
基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
決議 | 配当金の総額 | 1株当たり | 基準日 | 効力発生日 |
2025年3月26日 定時株主総会 | 4,826 | 40 | 2024年12月31日 | 2025年3月27日 |
(注) 2025年3月26日定時株主総会決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)に係るみずほ信託銀行㈱の信託口(再信託受託者:㈱日本カストディ銀行(信託E口))が保有する当社株式に対する配当金21百万円を含んでいます。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
決議 | 配当金の総額 | 1株当たり | 基準日 | 効力発生日 |
2025年3月26日 定時株主総会 (注)1 | 4,826 | 40 | 2024年12月31日 | 2025年3月27日 |
2025年7月31日 取締役会 (注)2 | 4,826 | 40 | 2025年6月30日 | 2025年8月29日 |
(注)1 2025年3月26日定時株主総会決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)に係るみずほ信託銀行㈱の信託口(再信託受託者:㈱日本カストディ銀行(信託E口))が保有する当社株式に対する配当金21百万円を含んでいます。
2 2025年7月31日取締役会決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)に係るみずほ信託銀行㈱の信託口(再信託受託者:㈱日本カストディ銀行(信託E口))が保有する当社株式に対する配当金18百万円を含んでいます。
基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
決議 | 配当金の総額 | 1株当たり | 基準日 | 効力発生日 |
2026年3月26日 定時株主総会(予定) | 4,706 | 40 | 2025年12月31日 | 2026年3月27日 |
(注) 2026年3月26日定時株主総会決議(予定)による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)に係るみずほ信託銀行㈱の信託口(再信託受託者:㈱日本カストディ銀行(信託E口))が保有する当社株式に対する配当金18百万円を含んでいます。
(7) その他の包括利益
その他の包括利益の各項目別の当期発生額及び純損益への組替調整額、並びに税効果の影響は以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
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| (単位:百万円) |
| 税引前 | 税金(費用)収益 | 税引後 |
純損益に振り替えられることのない項目 |
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確定給付負債(資産)の純額の再測定 | 2,977 | △650 | 2,326 |
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する | 1,799 | △579 | 1,219 |
小計 | 4,775 | △1,230 | 3,546 |
純損益に振り替えられる可能性のある項目 |
|
|
|
在外営業活動体の換算差額 | 6,590 | - | 6,590 |
持分法適用会社における | 366 | △82 | 284 |
小計 | 6,955 | △82 | 6,873 |
合計 | 11,731 | △1,312 | 10,419 |
(注) 上記の各項目から生じた組替調整額はありません。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
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| (単位:百万円) |
| 税引前 | 税金(費用)収益 | 税引後 |
純損益に振り替えられることのない項目 |
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確定給付負債(資産)の純額の再測定 | △1,657 | 443 | △1,215 |
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する | 1,959 | △648 | 1,311 |
小計 | 301 | △205 | 96 |
純損益に振り替えられる可能性のある項目 |
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在外営業活動体の換算差額 | 5,931 | △573 | 5,359 |
持分法適用会社における | 65 | △20 | 44 |
小計 | 5,995 | △593 | 5,403 |
合計 | 6,297 | △798 | 5,500 |
(注) 上記の各項目から生じた組替調整額はありません。
(8) 資本管理
当社グループは、株式価値を維持向上するために、総資産当期利益率(ROA)及び親会社所有者帰属持分利益率(ROE)の目標水準に配慮した経営を行っています。また、経済環境の急激な変化に備え、金融情勢によらず資金調達が可能な高格付けを維持できる親会社所有者帰属持分比率を目標としています。
当社グループのROA、ROE及び親会社所有者帰属持分比率は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
ROA(%) | 2.3 | 3.3 |
ROE(%) | 3.8 | 5.6 |
親会社所有者帰属持分比率(%) | 60.6 | 58.6 |
26.顧客との契約から生じる収益
(1) 収益の分解
当社グループの事業は、コンポーネントソリューション事業、トランスポートソリューション事業、アクセシビリティソリューション事業及びその他の事業により構成されており、当社の取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社グループでは、これらの事業を通じて得られる収益を売上高として表示しています。また売上高は、主要な製品別に分解しています。これらの分解した売上高と注記「7.事業セグメント」で記載しているセグメント別の売上高との関連は、以下のとおりです。
|
|
| (単位:百万円) |
セグメントの名称 | 主要な製品 | 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
コンポーネント | 精密減速機 | 66,906 | 78,607 |
その他 | 740 | 718 | |
小計 | 67,646 | 79,325 | |
トランスポート | 鉄道車両用機器 | 26,080 | 29,484 |
航空機器 | 23,555 | 25,703 | |
商用車用機器 | 12,735 | 12,634 | |
舶用機器 | 20,193 | 25,446 | |
その他 | 6,164 | 7,206 | |
小計 | 88,727 | 100,473 | |
アクセシビリティ | 自動ドア | 106,771 | 110,668 |
小計 | 106,771 | 110,668 | |
その他 | 包装機 | 16,468 | 16,528 |
その他 | 847 | 918 | |
小計 | 17,315 | 17,445 | |
合計 | 280,458 | 307,912 | |
(注) 金額は、外部売上高で表示しています。
(2) 契約残高
顧客との契約から生じた債権、契約資産及び契約負債に関する情報は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
顧客との契約から生じた債権 | 88,932 | 75,421 |
契約資産 | 3,212 | 3,207 |
契約負債 | 11,463 | 13,111 |
契約資産は主に、一定期間にわたり充足した履行義務に係る対価に対する当社グループの権利であり、支払いに対する権利が無条件になった時点で債権に振り替えられます。顧客との契約から生じた債権は、履行義務の充足後、別途定める支払条件により、主として1年以内に対価を受領しています。また、当社グループの顧客との契約から生じた債権に重大な金融要素はありません。
契約負債は主に、製品の引渡前に当社グループが顧客から受け取った対価です。
当連結会計年度に認識した収益のうち、期首時点で契約負債に含まれていた金額は10,164百万円です。また過去の期間に充足(又は部分的に充足)した履行義務から認識した収益の額に重要性はありません。
なお、当連結会計年度において、顧客との契約から生じた債権について認識した減損損失(損失評価引当金の新規認識による増加額)は304百万円、契約資産について認識した減損損失はありません。
(3) 残存履行義務に配分した取引価格
残存履行義務の充足時期ごとの取引価格は以下のとおりです。本取引価格の中に収益認識が制限されている変動対価の金額の見積りは含めていません。なお、実務上の便法を使用しているため、以下の金額には個別の予想契約期間が1年以内の取引金額を含めていません。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
1年以内 | 42,568 | 44,853 |
1年超 | 40,610 | 46,523 |
合計 | 83,178 | 91,376 |
(4) 顧客との契約の獲得又は履行のためのコストから認識した資産
当連結会計年度において顧客との契約の獲得又は履行のためのコストから認識した資産はありません。なお、認識すべき資産の償却期間が1年以内である場合には、実務上の便法を使用し、契約の獲得の増分コストを発生時に費用として認識しています。
27.費用の性質別内訳
売上原価、販売費及び一般管理費の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
原材料等の払出原価 | 130,544 | 142,128 |
従業員給付費用 (注)1 | 71,885 | 76,471 |
研究開発費 (注)2 | 11,356 | 12,637 |
減価償却費及び償却費 | 13,694 | 14,865 |
旅費交通費 | 3,212 | 3,316 |
その他 | 35,531 | 36,447 |
合計 | 266,222 | 285,864 |
(注)1 従業員給付費用には、当社グループの取締役及び監査役に対する給付費用が含まれています。
2 研究開発費には、研究開発に係る従業員給付費用、減価償却費及び償却費が含まれています。
28.その他の収益及びその他の費用
(1) その他の収益
その他の収益の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
賃貸収入 | 86 | 238 |
補助金収入 | 230 | 335 |
負ののれん発生益 | - | 461 |
受取補償金 | 64 | - |
その他 | 778 | 827 |
合計 | 1,158 | 1,862 |
(2) その他の費用
その他の費用の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
固定資産除売却損 | 247 | 200 |
減損損失 (注) | 1,632 | 989 |
関係会社整理損失 | - | 1,324 |
その他 | 359 | 441 |
合計 | 2,238 | 2,954 |
(注) 減損損失については、注記「14. 非金融資産の減損」に記載しています。
29.金融収益及び金融費用
(1) 金融収益
金融収益の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
受取利息 |
|
|
償却原価で測定する金融資産 | 304 | 302 |
受取配当金 |
|
|
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産 | 90 | 100 |
投資有価証券評価益 |
|
|
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 | - | 39 |
為替差益 | 641 | 551 |
合計 | 1,035 | 992 |
(2) 金融費用
金融費用の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
支払利息 |
|
|
償却原価で測定する金融負債 | 509 | 612 |
リース負債 | 223 | 252 |
デリバティブ評価損 |
|
|
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 | 152 | 242 |
投資有価証券評価損 |
|
|
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 | 33 | - |
その他 |
|
|
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 | - | - |
合計 | 917 | 1,105 |
30.株式報酬
(1) 株式報酬型ストックオプション制度
① 株式報酬型ストックオプション制度の概要
当社は、当社の取締役及び執行役員(社外取締役を除く。以下、「取締役等」という。)に対して、当社株式を購入する権利を付したストックオプションを付与しています。本制度に権利確定条件は付されていません。なお、当社は、2017年3月28日開催の第14回定時株主総会による承認を得て、本株式報酬型ストックオプション制度を廃止(ただし、取締役等に対しすでに付与した株式報酬型ストックオプションとしての新株予約権のうち未行使のものは今後も存続)しています。ストックオプションは行使に際し、1個当たり普通株式100株に換算されます。
ストックオプションの内容は以下のとおりです。
付与日 | 付与対象者の | 株式の種類及び | 決済方法 | 権利行使期間 | ||
2015年8月20日 | 取締役等 19名 | 普通株式 29,300 株 | 持分決済型 | 2015年8月21日 | ~ | 2040年8月20日 |
2016年5月20日 | 取締役等 19名 | 普通株式 53,000 株 | 持分決済型 | 2016年5月21日 | ~ | 2041年5月20日 |
② ストックオプションの数及び加重平均行使価格
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | ||
| オプション数(個) | 加重平均行使 | オプション数(個) | 加重平均行使 |
期首残高 | 202 | 1 | 64 | 1 |
行使 (注)1 | △138 | 1 | △18 | 1 |
期末残高 (注)2 | 64 | 1 | 46 | 1 |
期末日現在の行使可能残高 | 64 | 1 | 46 | 1 |
(注)1 期中に行使されたストックオプションの権利行使時点の加重平均株価は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ2,552円及び2,772円です。
2 期末日時点で未行使のストックオプションの権利行使価格は前連結会計年度末及び当連結会計年度末現在において、いずれも1円であり、加重平均残存契約年数は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ17.3年及び16.3年です。
③ 期中に付与されたストックオプションの公正価値及び仮定
該当事項はありません。
④ 株式報酬に係る費用
該当事項はありません。
(2) 株式給付信託制度(持分決済型)
① 株式給付信託制度の概要
当社は、株式報酬制度「株式給付信託(BBT(=Board Benefit Trust))」を導入しています。
本制度の導入は、従来の株式報酬型ストックオプション制度と比べて、取締役等の報酬と当社の業績及び株式価値との連動性をより明確にし、取締役等が株価上昇によるメリットのみならず、株価下落リスクまでも株主の皆様と共有し、また当社グループ全体の中長期的な業績向上、企業価値の増大への貢献意欲と株主重視の経営意識を一層高めることを目的としています。
本制度は、当社が拠出する金銭を原資として当社株式が信託を通じて取得され、取締役等に対して、当社が定める役員株式給付規程に基づき、毎年、役位や業績等に応じたポイント(以下、「株式交付ポイント」という。)が付与され、所定の時期に株式交付ポイントの数に応じて、当社株式及び当社株式の換価処分金相当額の金銭が信託を通じて交付又は給付される制度です。株式交付ポイントは当社の株式交付等に際し、1ポイント当たり普通株式1株に換算されます。
② 株式交付ポイントの数
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
| ポイント数 | ポイント数 |
期首残高 | 250,013 | 231,208 |
付与 | 55,438 | 71,700 |
行使 | △74,243 | △71,654 |
期末残高 | 231,208 | 231,254 |
本制度では当社株式及び当社株式の換価処分金相当額の金銭が信託を通じて交付又は給付されるため、権利行使価格はありません。
③ 期中に付与された株式交付ポイントの公正価値
公正価値は観察可能な市場価格を基礎として測定しています。予想配当については、付与日から権利行使日までの期間が短いため、考慮していません。付与されたポイントの加重平均公正価値は、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ2,776円及び1,807円です。
④ 株式給付信託制度に係る費用
株式給付信託制度に係る費用は、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ115百万円及び120百万円です。当該費用は連結損益計算書上、「販売費及び一般管理費」に含めています。
31.1株当たり当期利益
(1) 基本的1株当たり当期利益の算定上の基礎
基本的1株当たり当期利益及びその算定上の基礎は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | |
親会社の所有者に帰属する当期利益 | (百万円) | 10,188 | 15,255 |
普通株式の加重平均株式数 | (千株) | 120,103 | 119,297 |
基本的1株当たり当期利益 | (円) | 84.83 | 127.87 |
(2) 希薄化後1株当たり当期利益の算定上の基礎
希薄化後1株当たり当期利益及びその算定上の基礎は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | |
親会社の所有者に帰属する | (百万円) | 10,188 | 15,255 |
普通株式の加重平均株式数 | (千株) | 120,103 | 119,297 |
新株予約権方式の | (千株) | 6 | 5 |
普通株式の | (千株) | 120,109 | 119,302 |
希薄化後1株当たり当期利益 | (円) | 84.82 | 127.87 |
32.企業結合
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
該当事項はありません。
33.非継続事業
(1) 非継続事業の概要
当社は2025年7月31日に「油圧機器事業の会社分割(簡易吸収分割)ならびにComer Industries S.p.A.との株式譲渡契約および株主間契約締結のお知らせ」にて公表のとおり、油圧機器事業の会社分割並びに同事業を継承する子会社の株式譲渡に関する決議がなされたことから、IFRS第5号に基づき第3四半期連結会計期間より、同事業を非継続事業に分類しています。
(2) 非継続事業の損益
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
非継続事業 |
|
|
収益 | 43,505 | 46,545 |
費用 | △41,546 | △43,744 |
非継続事業からの税引前当期利益 | 1,959 | 2,801 |
法人所得税費用 | △499 | △1,766 |
非継続事業からの当期利益 | 1,460 | 1,035 |
(3) 当期利益の帰属
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
親会社の所有者 |
|
|
継続事業からの当期利益 | 9,362 | 15,221 |
非継続事業からの当期利益 | 825 | 34 |
合計 | 10,188 | 15,255 |
非支配持分 |
|
|
継続事業からの当期利益 | 942 | 929 |
非継続事業からの当期利益 | 635 | 1,001 |
合計 | 1,577 | 1,930 |
(4) 非継続事業のキャッシュ・フロー
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 1,607 | 3,027 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △2,364 | △3,524 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | △308 | △1,776 |
合計 | △1,065 | △2,273 |
34.子会社
当社グループの主要な子会社は以下のとおりです。
名称 | 所在地 | 主要な事業 | 議決権の所有割合(%) | |
前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) | |||
ナブコドア㈱ | 大阪府 大阪市北区 | アクセシビリティ | 100.0 | 100.0 |
ナブテスコ | 東京都千代田区 | トランス | 100.0 | 100.0 |
ナブテスコサービス㈱ | 東京都品川区 | トランス | 100.0 | 100.0 |
ナブコシステム㈱ | 東京都千代田区 | アクセシビリティ | 85.9 | 85.9 |
PACRAFT㈱ | 東京都港区 | その他 | 100.0 | 100.0 |
コムテスコ㈱ (注)4 | 岐阜県 不破郡垂井町 | コンポー | - | 100.0 |
納博特斯克(中国)精密 | 中国 | コンポー | 67.0 | 67.0 |
江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司 (注)2 | 中国 | トランス | 50.0 | 50.0 |
上海納博特斯克液圧 | 中国 | コンポー | 55.0 | 55.0 |
上海納博特斯克液圧設備商貿有限公司 (注)3 | 中国 | コンポー | 67.0 | - |
Nabtesco | 米国 | トランス | 100.0 | 100.0 |
NABCO Entrances, Inc. | 米国 | アクセシビリティ | 100.0 | 100.0 |
Gilgen Door Systems AG | スイス | アクセシビリティ | 100.0 | 100.0 |
Nabtesco Precision | ドイツ | コンポー | 100.0 | 100.0 |
Nabtesco Power Control | タイ国 | コンポー | 70.0 | 70.0 |
(注) 1 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しています。
2 江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司は、当社が議決権の50%を所有していること、また当社の技術に依存していることから、当社が実質的に支配していると判断し、当社グループの連結の範囲に含めています。
3 上海納博特斯克液圧設備商貿有限公司は、当該会社の資産を上海納博特斯克液圧有限公司へ移管し、当連結会計年度において清算しました。
4 コムテスコ㈱、上海納博特斯克液圧有限公司、及びNabtesco Power Control (Thailand) Co., Ltd.は、非継続事業である油圧機器事業に係る子会社です。
35.関連当事者
(1) 関連会社との取引
関連会社に対する債権残高、債務残高及び取引高は以下のとおりです。
① 関連会社に対する債権残高及び債務残高
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
債権残高 | 758 | 507 |
債務残高 | 2,190 | 1,511 |
(注) 関連会社に対する担保・保証取引はありません。また、関連会社に対する債権残高に設定している損失評価引当金はありません。
② 関連会社に対する取引高
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
売上高 | 2,689 | 2,200 |
仕入高 | 5,343 | 5,832 |
(注) 関連会社との取引については、市場価格等を勘案し決定しています。
(2) 経営幹部に対する報酬
当社の経営幹部に対する報酬は以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
(単位:百万円)
| 報酬等の総額 | 報酬等の種類別の総額 | |
基本報酬 | 株式給付信託 (BBT) | ||
経営幹部に対する報酬 | 183 | 153 | 30 |
(注) 経営幹部は当社の取締役です。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
(単位:百万円)
| 報酬等の総額 | 報酬等の種類別の総額 | |
基本報酬 | 株式給付信託 (BBT) | ||
経営幹部に対する報酬 | 174 | 169 | 5 |
(注) 経営幹部は当社の取締役です。
36.コミットメント
有形固定資産の取得に関する契約上確約している重要なコミットメントは以下のとおりです。
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
コミットメント | 5,554 | 2,803 |
37.偶発負債
該当事項はありません。
38.重要な後発事象
当社は、2025年7月31日にComer Industries S.p.A.と締結した当社及び連結子会社の油圧機器事業に係る株式譲渡契約に基づき、新たに設立した完全子会社(コムテスコ株式会社)に同年12月31日付で同事業を吸収分割の方法により集約し、コムテスコ株式会社の発行済株式の70%について、2026年1月1日付で譲渡を完了しています。
本株式譲渡に係る売却価額及び売却損益等、翌連結会計年度の連結業績等に与える影響は精査中です。
(2) 【その他】
当連結会計年度における半期情報等
| 中間連結会計期間 | 当連結会計年度 | |
売上高 | (百万円) | 165,616 | 307,912 |
税引前中間(当期)利益 | (百万円) | 10,255 | 21,983 |
親会社の所有者に帰属する中間(当期)利益 | (百万円) | 6,701 | 15,255 |
基本的1株当たり中間(当期)利益 | (円) | 55.76 | 127.87 |
(注) 中間連結会計期間における売上高、税引前中間利益については、非継続事業に係る数値を含めて表示しています。
2 【財務諸表等】
(1) 【財務諸表】
① 【貸借対照表】
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| (単位:百万円) |
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| 前事業年度 (2024年12月31日) | 当事業年度 (2025年12月31日) |
資産の部 |
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| 流動資産 |
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| ||||||||
|
| 現金及び預金 | 26,656 | 22,502 | |||||||
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| 受取手形 | 3,414 | 3,005 | |||||||
|
| 売掛金 | ※1 49,533 | ※1 42,931 | |||||||
|
| 商品及び製品 | 3,504 | 3,324 | |||||||
|
| 仕掛品 | 7,316 | 7,183 | |||||||
|
| 原材料及び貯蔵品 | 9,000 | 9,026 | |||||||
|
| 未収入金 | ※1 3,880 | ※1 5,222 | |||||||
|
| 立替金 | ※1 3,869 | ※1 8,954 | |||||||
|
| その他 | ※1 1,403 | ※1 1,704 | |||||||
|
| 流動資産合計 | 108,575 | 103,852 | |||||||
| 固定資産 |
|
| ||||||||
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| 有形固定資産 |
|
| |||||||
|
|
| 建物 | 34,972 | 29,672 | ||||||
|
|
| 構築物 | 1,894 | 1,388 | ||||||
|
|
| 機械及び装置 | 24,797 | 19,861 | ||||||
|
|
| 車両運搬具 | 286 | 285 | ||||||
|
|
| 工具、器具及び備品 | 2,979 | 2,431 | ||||||
|
|
| 土地 | 12,939 | 12,852 | ||||||
|
|
| 建設仮勘定 | 12,439 | 14,573 | ||||||
|
|
| 有形固定資産合計 | 90,307 | 81,063 | ||||||
|
| 無形固定資産 |
|
| |||||||
|
|
| ソフトウエア | 3,461 | 3,457 | ||||||
|
|
| その他 | 686 | 372 | ||||||
|
|
| 無形固定資産合計 | 4,147 | 3,829 | ||||||
|
| 投資その他の資産 |
|
| |||||||
|
|
| 投資有価証券 | 5,194 | 6,615 | ||||||
|
|
| 関係会社株式 | 39,505 | 55,264 | ||||||
|
|
| 関係会社出資金 | 16,762 | 15,813 | ||||||
|
|
| 関係会社長期貸付金 | 6,634 | 6,359 | ||||||
|
|
| 長期前払費用 | 115 | 111 | ||||||
|
|
| 繰延税金資産 | 1,693 | 4,553 | ||||||
|
|
| その他 | 1,368 | 1,000 | ||||||
|
|
| 貸倒引当金 | △8 | △8 | ||||||
|
|
| 投資その他の資産合計 | 71,263 | 89,707 | ||||||
|
| 固定資産合計 | 165,717 | 174,598 | |||||||
| 資産合計 | 274,292 | 278,450 | ||||||||
|
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|
|
| (単位:百万円) |
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| 前事業年度 (2024年12月31日) | 当事業年度 (2025年12月31日) |
負債の部 |
|
| |||||||||
| 流動負債 |
|
| ||||||||
|
| 買掛金 | ※1 9,637 | ※1 8,801 | |||||||
|
| 電子記録債務 | 31,955 | 27,623 | |||||||
|
| 短期借入金 | 11,300 | 24,200 | |||||||
|
| 未払金 | ※1 9,054 | ※1 4,529 | |||||||
|
| 未払法人税等 | 372 | 4,309 | |||||||
|
| 未払費用 | 2,836 | 2,471 | |||||||
|
| 契約負債 | 248 | 921 | |||||||
|
| 預り金 | ※1 15,910 | ※1 18,096 | |||||||
|
| 製品保証引当金 | 672 | 705 | |||||||
|
| 受注損失引当金 | - | 17 | |||||||
|
| 損害補償損失引当金 | - | 57 | |||||||
|
| 関係会社整理損失引当金 | - | 1,324 | |||||||
|
| その他 | 28 | 29 | |||||||
|
| 流動負債合計 | 82,013 | 93,084 | |||||||
| 固定負債 |
|
| ||||||||
|
| 長期借入金 | 10,000 | 10,000 | |||||||
|
| 退職給付引当金 | 6,135 | 5,364 | |||||||
|
| 環境対策引当金 | - | 140 | |||||||
|
| その他 | 2,106 | 2,343 | |||||||
|
| 固定負債合計 | 18,241 | 17,848 | |||||||
| 負債合計 | 100,253 | 110,931 | ||||||||
純資産の部 |
|
| |||||||||
| 株主資本 |
|
| ||||||||
|
| 資本金 | 10,000 | 10,000 | |||||||
|
| 資本剰余金 |
|
| |||||||
|
|
| 資本準備金 | 26,274 | 26,274 | ||||||
|
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| 資本剰余金合計 | 26,274 | 26,274 | ||||||
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| 利益剰余金 |
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| |||||||
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| 利益準備金 | 1,077 | 1,077 | ||||||
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| その他利益剰余金 |
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| ||||||
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| 資産圧縮積立金 | 167 | 165 | |||||
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| 繰越利益剰余金 | 138,089 | 129,762 | |||||
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| 利益剰余金合計 | 139,332 | 131,004 | ||||||
|
| 自己株式 | △3,638 | △3,008 | |||||||
|
| 株主資本合計 | 171,968 | 164,270 | |||||||
| 評価・換算差額等 |
|
| ||||||||
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| その他有価証券評価差額金 | 2,054 | 3,238 | |||||||
|
| 評価・換算差額等合計 | 2,054 | 3,238 | |||||||
| 新株予約権 | 16 | 12 | ||||||||
| 純資産合計 | 174,038 | 167,519 | ||||||||
負債純資産合計 | 274,292 | 278,450 | |||||||||
② 【損益計算書】
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| (単位:百万円) |
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| 前事業年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当事業年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
売上高 | ※1 155,923 | ※1 177,112 | |||||||||
売上原価 | ※1 133,225 | ※1 148,262 | |||||||||
売上総利益 | 22,697 | 28,850 | |||||||||
販売費及び一般管理費 | ※2 24,614 | ※2 24,156 | |||||||||
営業利益又は営業損失(△) | △1,916 | 4,694 | |||||||||
営業外収益 |
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| |||||||||
| 受取利息及び受取配当金 | ※1 8,575 | ※1 9,787 | ||||||||
| 為替差益 | 670 | 741 | ||||||||
| 受取賃貸料 | ※1 112 | ※1 105 | ||||||||
| その他 | 145 | 110 | ||||||||
| 営業外収益合計 | 9,502 | 10,744 | ||||||||
営業外費用 |
|
| |||||||||
| 賃貸費用 | 22 | 18 | ||||||||
| 支払利息 | 174 | 397 | ||||||||
| 投資事業組合等損失 | 380 | 426 | ||||||||
| デリバティブ評価損 | 152 | 242 | ||||||||
| その他 | 99 | 80 | ||||||||
| 営業外費用合計 | 827 | 1,163 | ||||||||
経常利益 | 6,759 | 14,275 | |||||||||
特別利益 |
|
| |||||||||
| 固定資産売却益 | ※3 9 | ※3 6 | ||||||||
| 投資有価証券売却益 | 113 | 98 | ||||||||
| 関係会社清算益 | - | 16 | ||||||||
| 受取保険金 | 118 | 147 | ||||||||
| 補助金収入 | ※4 2,759 | - | ||||||||
| 特別利益合計 | 2,999 | 265 | ||||||||
特別損失 |
|
| |||||||||
| 固定資産除売却損 | ※5 272 | ※5 149 | ||||||||
| 減損損失 | ※6 976 | - | ||||||||
| 環境対策引当金繰入額 | - | 140 | ||||||||
| 投資有価証券売却損 | - | 13 | ||||||||
| 関係会社整理損失引当金繰入額 | - | ※7 1,454 | ||||||||
| 特別損失合計 | 1,247 | 1,756 | ||||||||
税引前当期純利益 | 8,510 | 12,785 | |||||||||
法人税、住民税及び事業税 | 634 | 4,487 | |||||||||
法人税等調整額 | △80 | △3,455 | |||||||||
法人税等合計 | 555 | 1,032 | |||||||||
当期純利益 | 7,956 | 11,753 | |||||||||
③ 【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
| (単位:百万円) | ||||||||
| 株主資本 | ||||||||
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | 自己株式 | 株主資本合計 | |||||
資本準備金 | 資本剰余金合計 | 利益準備金 | その他利益剰余金 | 利益剰余金合計 | |||||
資産圧縮積立金 | 繰越利益剰余金 | ||||||||
当期首残高 | 10,000 | 26,274 | 26,274 | 1,077 | 188 | 139,797 | 141,062 | △3,943 | 173,393 |
当期変動額 |
|
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剰余金の配当 | - | - | - | - | - | △9,651 | △9,651 | - | △9,651 |
資産圧縮積立金の取崩 | - | - | - | - | △21 | 21 | - | - | - |
当期純利益 | - | - | - | - | - | 7,956 | 7,956 | - | 7,956 |
自己株式の取得 | - | - | - | - | - | - | - | △2 | △2 |
自己株式の処分 | - | - | - | - | - | △34 | △34 | 307 | 272 |
自己株式の消却 | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
当期変動額合計 | - | - | - | - | △21 | △1,708 | △1,729 | 304 | △1,425 |
当期末残高 | 10,000 | 26,274 | 26,274 | 1,077 | 167 | 138,089 | 139,332 | △3,638 | 171,968 |
| 評価・換算差額等 | 新株予約権 | 純資産合計 | |
その他有価証券評価差額金 | 評価・換算差額等合計 | |||
当期首残高 | 1,214 | 1,214 | 44 | 174,651 |
当期変動額 |
|
|
|
|
剰余金の配当 | - | - | - | △9,651 |
資産圧縮積立金の取崩 | - | - | - | - |
当期純利益 | - | - | - | 7,956 |
自己株式の取得 | - | - | - | △2 |
自己株式の処分 | - | - | - | 272 |
自己株式の消却 | - | - | - | - |
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | 840 | 840 | △28 | 812 |
当期変動額合計 | 840 | 840 | △28 | △612 |
当期末残高 | 2,054 | 2,054 | 16 | 174,038 |
当事業年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
| (単位:百万円) | ||||||||
| 株主資本 | ||||||||
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | 自己株式 | 株主資本合計 | |||||
資本準備金 | 資本剰余金合計 | 利益準備金 | その他利益剰余金 | 利益剰余金合計 | |||||
資産圧縮積立金 | 繰越利益剰余金 | ||||||||
当期首残高 | 10,000 | 26,274 | 26,274 | 1,077 | 167 | 138,089 | 139,332 | △3,638 | 171,968 |
当期変動額 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
剰余金の配当 | - | - | - | - | - | △9,651 | △9,651 | - | △9,651 |
資産圧縮積立金の取崩 | - | - | - | - | △2 | 2 | - | - | - |
当期純利益 | - | - | - | - | - | 11,753 | 11,753 | - | 11,753 |
自己株式の取得 | - | - | - | - | - | - | - | △10,001 | △10,001 |
自己株式の処分 | - | - | - | - | - | △3 | △3 | 204 | 201 |
自己株式の消却 | - | - | - | - | - | △10,427 | △10,427 | 10,427 | - |
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
当期変動額合計 | - | - | - | - | △2 | △8,327 | △8,329 | 630 | △7,698 |
当期末残高 | 10,000 | 26,274 | 26,274 | 1,077 | 165 | 129,762 | 131,004 | △3,008 | 164,270 |
| 評価・換算差額等 | 新株予約権 | 純資産合計 | |
その他有価証券評価差額金 | 評価・換算差額等合計 | |||
当期首残高 | 2,054 | 2,054 | 16 | 174,038 |
当期変動額 |
|
|
|
|
剰余金の配当 | - | - | - | △9,651 |
資産圧縮積立金の取崩 | - | - | - | - |
当期純利益 | - | - | - | 11,753 |
自己株式の取得 | - | - | - | △10,001 |
自己株式の処分 | - | - | - | 201 |
自己株式の消却 | - | - | - | - |
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | 1,184 | 1,184 | △5 | 1,179 |
当期変動額合計 | 1,184 | 1,184 | △5 | △6,520 |
当期末残高 | 3,238 | 3,238 | 12 | 167,519 |
【注記事項】
(重要な会計方針)
1 有価証券の評価基準及び評価方法
(1) 満期保有目的の債券
償却原価法(定額法)
(2) 子会社株式及び関連会社株式
移動平均法による原価法
(3) その他有価証券
市場価格のない株式等以外のもの
決算期末日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定しています。)
市場価格のない株式等
移動平均法による原価法
2 デリバティブ等の評価基準及び評価方法
デリバティブ …時価法
3 棚卸資産の評価基準及び評価方法
評価基準
…原価法 (収益性の低下による簿価切下げの方法)
評価方法
商品及び製品・仕掛品
…主として総平均法(一部は個別法)
原材料及び貯蔵品
…主として総平均法(一部は移動平均法)
4 固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
…定額法
なお、取得価額が10万円以上20万円未満の少額減価償却資産については、3年間均等償却によっています。また、2007年3月31日以前に取得した有形固定資産については、償却可能限度額まで償却が終了した翌事業年度から5年間で均等償却する方法によっています。
(2) 無形固定資産(リース資産を除く)
…定額法
なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法を採用しています。
(3) リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しています。
5 引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、回収不能見込額を計上しています。
① 一般債権
貸倒実績率法
② 貸倒懸念債権及び破産更生債権等
財務内容評価法
(2) 製品保証引当金
製品の引渡後に発生する補修費用等の将来における支出に備えるため、当該費用の発生額を個別に見積って計上しています。
(3) 受注損失引当金
受注契約に係る将来の損失に備えるため、期末日現在における受注契約に係る損失見込額を個別に見積って計上しています。
(4) 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込額に基づき、当事業年度末に発生していると認められる額を計上しています。
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっています。
② 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法
過去勤務費用は、発生時に一括費用処理しています。
数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定率法により按分した額をそれぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしています。
(5) 損害補償損失引当金
損害補償に係る将来損失に備えるため、期末日現在における損失見込額を個別に見積って計上しています。
(6) 関係会社整理損失引当金
関係会社の整理に係る将来損失に備えるため、期末日現在における損失見込額を個別に見積って計上しています。
(7) 環境対策引当金
環境対策に備えるため、当社が将来負担する環境対策費用見込額に基づき計上しています。
6 収益及び費用の計上基準
当社では「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しており、顧客との契約について、下記の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しています。
ステップ1:顧客との契約を識別する
ステップ2:契約における履行義務を識別する
ステップ3:取引価格を算定する
ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する
ステップ5:企業が履行義務の充足時に収益を認識する
(一時点で充足される履行義務)
当社は、産業用ロボット部品、建設機械用機器、鉄道車両用ブレーキ装置・自動扉装置、航空機用部品、舶用制御装置、建物及び一般産業用自動扉装置、プラットホーム安全設備等の製造販売を主な事業としています。これらの製品の販売については、多くの場合、製品の引渡時点において顧客が当該製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されると判断していることから、主として当該製品の引渡時点で収益を認識しています。また、収益は、顧客との契約において約束された対価から、値引き、割戻及び返品等を控除した金額で測定しています。
7 その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
退職給付に係る会計処理
退職給付に係る未認識数理計算上の差異の会計処理の方法は、連結財務諸表における会計処理の方法と異なっています。
(重要な会計上の見積り)
(関係会社株式の評価)
会計上の見積りにより当事業年度に係る財務諸表にその額を計上した項目であって、翌事業年度に係る財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があるものは以下のとおりです。
(1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額
(単位:百万円)
| 前事業年度 | 当事業年度 |
関係会社株式 | 17,999 | 26,817 |
(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
関係会社株式には、アクセシビリティソリューション事業に属する連結子会社Gilgen Door Systems AG(以下、「Gilgen」という。)及びトランスポートソリューション事業に属する連結子会社R.K. DEEP SEA TECHNOLOGIES LIMITED(以下、「Deep Sea」という。)に対する投資が含まれており、Gilgen、Deep Sea及びその子会社から得られる超過収益力を反映した実質価額を帳簿価額と比較した結果、帳簿価額より実質価額が著しく低下していないため、減損処理していません。
当社の関係会社株式の帳簿価額は、取得価額をもって貸借対照表価額とし、当該関係会社の財政状態の悪化等により実質価額が著しく低下したと認められる場合には、回復する見込みがあると認められる場合を除き、実質価額まで減損処理しています。なお、企業結合において超過収益力等を反映して取得した関係会社株式については、発行会社の財政状態の悪化がないとしても、超過収益力等の減少に伴う実質価額の大幅な低下が将来の期間にわたって続くと予想され、超過収益力等が見込めなくなった場合には、実質価額が著しく低下している限り、実質価額まで減損処理しています。
当該連結子会社事業の収益性低下等に伴う追加ののれんの減損損失の発生等により、関係会社株式の実質価額が著しく低下すると判断される場合、翌事業年度の財務諸表において関係会社株式評価損を計上する可能性があります。
(未適用の会計基準等)
・「リースに関する会計基準」(企業会計基準第34号 2024年9月13日)
・「リースに関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第33号 2024年9月13日)
ほか、関連する企業会計基準、企業会計基準適用指針、実務対応報告及び移管指針の改正
(1) 概要
国際的な会計基準と同様に、借手の全てのリースについて資産・負債を計上する等の取り扱いを定めるものであります。
(2) 適用予定日
2028年12月期の期首より適用予定であります。
(3) 当該会計基準等の適用による影響
「リースに関する会計基準等」の適用による財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中です。
(追加情報)
(過年度の誤謬の修正)
「1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4 追加情報 (1)過年度の誤謬の修正」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。
(貸借対照表関係)
※1 関係会社に係る注記
区分表示されたもの以外で関係会社に対する金銭債権又は金銭債務の金額は以下のとおりです。
| 前事業年度 | 当事業年度 | ||
短期金銭債権 | 22,275 | 百万円 | 31,706 | 百万円 |
短期金銭債務 | 18,564 |
| 20,321 |
|
※2 保証債務等
関係会社の金融機関等からの借入金等に対し以下のとおり債務保証を行っています。
| 前事業年度 | 当事業年度 | ||
ナブテスコオートモーティブ㈱ | 38 | 百万円 | 39 | 百万円 |
(243 | 千米ドル) | (246 | 千米ドル) | |
Nabtesco Oclap S.r.l. | 412 | 百万円 | 461 | 百万円 |
(2,500 | 千ユーロ) | (2,500 | 千ユーロ) | |
OVALO GmbH | 1,996 | 百万円 | 1,659 | 百万円 |
(12,102 | 千ユーロ) | (9,000 | 千ユーロ) | |
シーメット㈱ | 80 | 百万円 | 61 | 百万円 |
Gilgen Door Systems AG | 6,488 | 百万円 | 6,944 | 百万円 |
(37,000 | 千スイスフラン) | (35,000 | 千スイスフラン) | |
Deep Sea Technologies SMPC | 412 | 百万円 | 1,106 | 百万円 |
(2,500 | 千ユーロ) | (6,000 | 千ユーロ) | |
合計 | 9,427 | 百万円 | 10,269 | 百万円 |
※3 期末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理しています。
なお、当事業年度末日が金融機関の休日であったため、次の期末日満期手形が、期末残高に含まれております。
| 前事業年度 | 当事業年度 | ||
受取手形 | 46 | 百万円 | 41 | 百万円 |
(損益計算書関係)
※1 関係会社との取引高は以下のとおりです。
| 前事業年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当事業年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | ||
営業取引による取引高 |
|
|
|
|
売上高 | 50,447 | 百万円 | 54,665 | 百万円 |
仕入高 | 15,204 |
| 17,337 |
|
営業取引以外の取引高 |
|
|
|
|
受取配当金 | 8,208 |
| 9,402 |
|
受取賃貸料 | 86 |
| 79 |
|
※2 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額並びにおおよその割合は以下のとおりです。
| 前事業年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当事業年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | ||
旅費及び交通費 | 565 | 百万円 | 595 | 百万円 |
給料及び賃金 | 3,588 |
| 3,662 |
|
賞与 | 1,461 |
| 1,236 |
|
退職給付費用 | △39 |
| 92 |
|
法定福利費 | 831 |
| 811 |
|
賃借料 | 740 |
| 738 |
|
減価償却費 | 1,059 |
| 1,158 |
|
研究開発費 | 7,457 |
| 7,065 |
|
おおよその割合
販売費 | 14.7% | 17.6% |
一般管理費 | 85.3% | 82.4% |
※3 固定資産売却益の内訳
| 前事業年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当事業年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | ||
機械及び装置 | 2 | 百万円 | 3 | 百万円 |
車両運搬具 | 7 |
| 1 |
|
工具、器具及び備品 | 0 |
| 2 |
|
合計 | 9 |
| 6 |
|
※4 補助金収入
前事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
補助金収入は、浜松工場に係る新規産業立地事業費補助金等の交付等に関するものです。
当事業年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
該当事項はありません。
※5 固定資産除売却損の内訳
| 前事業年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当事業年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | ||
建物 | 162 | 百万円 | 90 | 百万円 |
構築物 | 0 |
| 1 |
|
機械及び装置 | 45 |
| 40 |
|
車両運搬具 | 0 |
| 0 |
|
工具、器具及び備品 | 10 |
| 16 |
|
土地 | 50 |
| - |
|
その他 | 4 |
| 1 |
|
合計 | 272 |
| 149 |
|
※6 減損損失
前事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
場所 | 用途 | 種類 | 減損損失 |
愛媛県松山市 | 賃貸不動産 | 土地 | 976百万円 |
合計 | 976百万円 | ||
当社は、キャッシュ・フローを生み出す最小単位のグルーピングとして、個々の賃貸不動産を対象としています。
前事業年度において、事業環境の変化等に伴う収益性の低下により、当該賃貸不動産の市場価格が著しく下落したことから、減損損失を計上しました。回収可能価額は正味売却価額により測定しており、独立した不動産鑑定の専門家によるマーケットアプローチを用いた評価額に基づいています。
当事業年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
該当事項はありません。
※7 関係会社整理損失引当金繰入額
前事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
該当事項はありません。
当事業年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
関係会社整理損失引当金繰入額は、主に関係会社の売却に係り発生が見込まれる損失です。
(有価証券関係)
前事業年度(2024年12月31日)
子会社株式及び関連会社株式で市場価格のない株式等以外のもの
該当事項はありません。
(注) 市場価格のない株式等の子会社株式及び関連会社株式
区分 | 貸借対照表計上額 |
(1) 子会社株式 | 39,065 |
(2) 関連会社株式 | 441 |
計 | 39,505 |
当事業年度(2025年12月31日)
子会社株式及び関連会社株式で市場価格のない株式等以外のもの
該当事項はありません。
(注) 市場価格のない株式等の子会社株式及び関連会社株式
区分 | 貸借対照表計上額 |
(1) 子会社株式 | 54,823 |
(2) 関連会社株式 | 441 |
計 | 55,264 |
(デリバティブ取引関係)
ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引
ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引は以下のとおりです。なお、前事業年度及び当事業年度において為替予約を行っていますが、重要性が乏しいため記載を省略しています。
通貨金利関連
前事業年度(2024年12月31日)
(単位:百万円)
区分 | 取引の種類 | 契約額等 | 契約額等の | 時価 | 評価損益 |
市場取引以外の取引 | 通貨金利スワップ 受取円貨 | 2,298 | 2,010 | △640 | △640 |
当事業年度(2025年12月31日)
(単位:百万円)
区分 | 取引の種類 | 契約額等 | 契約額等の | 時価 | 評価損益 |
市場取引以外の取引 | 通貨金利スワップ 受取円貨 | 2,010 | 1,723 | △881 | △881 |
(税効果会計関係)
1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
| 前事業年度 | 当事業年度 | ||
繰延税金資産 |
|
|
|
|
退職給付引当金 | 1,879 | 百万円 | 1,691 | 百万円 |
未払金 | 231 |
| 379 |
|
棚卸資産評価損 | 125 |
| 109 |
|
未払賞与 | 471 |
| 400 |
|
製品保証引当金 | 206 |
| 216 |
|
関係会社整理損失引当金 | - |
| 405 |
|
関係会社株式評価損 | 13 |
| 13 |
|
組織再編に伴う関係会社株式 | 439 |
| 2,880 |
|
関係会社出資金評価損 | 4,749 |
| 4,868 |
|
ゴルフ会員権評価損 | 20 |
| 21 |
|
減価償却超過額 | 394 |
| 306 |
|
繰越税額控除 | - |
| 681 |
|
貸倒引当金 | 2 |
| 2 |
|
その他 | 472 |
| 565 |
|
繰延税金資産小計 | 9,001 |
| 12,535 |
|
評価性引当額 | △5,431 |
| △5,598 |
|
繰延税金資産合計 | 3,570 |
| 6,937 |
|
|
|
|
|
|
繰延税金負債 |
|
|
|
|
資産圧縮積立金 | 746 |
| 742 |
|
その他有価証券評価差額金 | 1,131 |
| 1,642 |
|
繰延税金負債合計 | 1,877 |
| 2,385 |
|
繰延税金資産の純額 | 1,693 |
| 4,553 |
|
2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
| 前事業年度 | 当事業年度 | ||
法定実効税率 | 30.6 | % | 30.6 | % |
(調整) |
|
|
|
|
交際費等永久に損金に 算入されない項目 | 3.5 |
| 3.9 |
|
受取配当金等永久に益金に 算入されない項目 | △29.1 |
| △21.1 |
|
試験研究費税額控除等 | △1.5 |
| △2.4 |
|
外国税額控除 | △0.7 |
| △0.7 |
|
評価性引当額の増減 | 2.3 |
| 0.1 |
|
その他 | 1.4 |
| △2.3 |
|
税効果会計適用後の法人税等の 負担率 | 6.5 |
| 8.1 |
|
(企業結合等関係)
当社は、2025年12月31日を効力発生日として、当社の油圧機器事業を当社の子会社であるコムテスコ株式会社に会社分割により承継させています。
(1) 取引の概要
① 承継先企業の名称及び分離した事業の内容
承継先企業の名称 コムテスコ株式会社
分離した事業の内容 油圧機器事業
② 会社分割を行った主な理由
当社は、2025年2月12日に発表した中期経営計画において、2030年をゴールとする長期ビジョンの目指す姿である「未来の “欲しい” に挑戦し続けるイノベーションリーダー」の実現に向け、Project 10により稼ぐ力を取り戻し(再興)、製品/ サービスの価値を高めるためにスマートモーションコントロールを志向(進化)することをお伝えしました。当社は、この中期経営計画に基づいて、目指すべき方向性及び収益性(ROIC)を軸にポートフォリオバランスの最適化を図り、安定と成長を可能にするレジリエントな企業基盤の構築を目指しています。
対象事業は、世界シェア約 25%(当社推計)を有する油圧ショベル用走行ユニットを筆頭に、小型から大型向けに対応した豊富な製品ラインナップを揃え、国内外の多くのお客様に当社製品を採用いただいております。しかし、昨今、中国ローカルの油圧機器メーカーの台頭や建設機械メーカーの内製化により厳しい競争環境が続いており、対象事業の収益力の回復が課題となっていました。そのため、当社は、対象事業の継続的な成長、当社の長期ビジョンの観点から、今後の対象事業のあり方について、パートナリングを含め総合的に検討を進めてまいりました。その結果、当社は、対象事業の継続的な成長のためには、当社グループにはない販売網や技術、製品ラインナップを有するComer Industries S.p.Aがベストオーナーになり得ると判断し、吸収分割を行った上で株式譲渡を行うことを定めた株式譲渡契約及び株主間契約の締結を決定しました。
③ 会社分割の効力発生日
2025年12月31日
④ 法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
当社を吸収分割会社とし、コムテスコ株式会社を吸収分割承継会社とする吸収分割
⑤ 結合後企業の名称
コムテスコ株式会社
(2) 実施した会計処理の概要
① 移転損益の金額
移転損益は発生していません。
② 移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額
資産 25,887百万円
負債 8,540百万円
③ 会計処理
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2019年1月16日)及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 2019年1月16日)に基づき、共通支配下の取引として処理しています。
(収益認識関係)
「連結財務諸表注記 26. 顧客との契約から生じる収益」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しています。
なお、顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、「重要な会計方針 6 収益及び費用の計上基準」に記載のとおりです。
(重要な後発事象)
「連結財務諸表注記 38. 重要な後発事象」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しています。
④ 【附属明細表】
【有形固定資産等明細表】
(単位:百万円)
資産の種類 | 当期首残高 | 当期増加額 | 当期減少額 | 当期償却額 | 当期末残高 | 減価償却 |
有形固定資産 |
|
|
|
|
|
|
建物 | 34,972 | 1,540 | 4,603 | 2,237 | 29,672 | 24,172 |
構築物 | 1,894 | 110 | 444 | 172 | 1,388 | 1,777 |
機械及び装置 | 24,797 | 830 | 1,834 | 3,931 | 19,861 | 43,607 |
車両運搬具 | 286 | 72 | 13 | 61 | 285 | 241 |
工具、器具及び備品 | 2,979 | 1,330 | 427 | 1,451 | 2,431 | 15,359 |
土地 | 12,939 | - | 87 | - | 12,852 | 976 |
建設仮勘定 | 12,439 | 5,970 | 3,836 | - | 14,573 | - |
有形固定資産計 | 90,307 | 9,852 | 11,244 | 7,853 | 81,063 | 86,131 |
無形固定資産 |
|
|
|
|
|
|
ソフトウエア | 3,461 | 1,711 | 281 | 1,434 | 3,457 | - |
その他 | 686 | - | 314 | 1 | 372 | - |
無形固定資産計 | 4,147 | 1,711 | 594 | 1,435 | 3,829 | - |
(注) 1 当期増加額のうち、主なものは以下のとおりです。
建物 | 油圧機器事業 1,193百万円 |
機械及び装置 | 精密減速機事業 120百万円、舶用機器事業 110百万円 |
工具、器具及び備品 | 精密減速機事業 418百万円、航空機器事業 109百万円、鉄道機器事業 232百万円、自動ドア事業 255百万円 |
建設仮勘定 | 自動ドア事業 396百万円、航空機器事業 218百万円、舶用機器事業 197百万円 |
ソフトウェア | 全社等 1,011百万円、鉄道機器事業 254百万円、精密減速機事業 139百万円、舶用機器事業 107百万円、自動ドア事業 100百万円 |
2 当期減少額のうち、油圧機器事業の吸収分割に伴う減少額は、有形固定資産 7,190百万円、無形固定資産311百万円です。
3 無形固定資産の「その他」は、主にソフトウェア仮勘定です。
【引当金明細表】
(単位:百万円)
科目 | 当期首残高 | 当期増加額 | 当期減少額 | 当期減少額 | 当期末残高 |
貸倒引当金 | 8 | - | - | 0 | 8 |
製品保証引当金 | 672 | 364 | 303 | 28 | 705 |
受注損失引当金 | - | 17 | - | - | 17 |
損害補償損失引当金 | - | 57 | - | - | 57 |
関係会社整理損失引当金 | - | 1,324 | - | - | 1,324 |
環境対策引当金 | - | 140 | - | - | 140 |
(注)1 引当金の計上理由及び額の算定方法は、重要な会計方針に係る事項に関する注記に記載しています。
2 製品保証引当金の当期減少額のその他欄28百万円は個別見積りの見直しによる戻入れです。
(2) 【主な資産及び負債の内容】
連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しています。
(3) 【その他】
該当事項はありません。
第6 【提出会社の株式事務の概要】
事業年度 | 1月1日から12月31日まで |
定時株主総会 | 3月中 |
基準日 | 12月31日 |
剰余金の配当の基準日 | 6月30日、12月31日 |
1単元の株式数 | 100株 |
単元未満株式の買取り |
|
取扱場所 | (特別口座) |
株主名簿管理人 | (特別口座) |
取次所 | - |
買取手数料 | 株式の売買の委託に係る手数料相当額として、下記の算式により算出した1単元当たりの金額を買取った単元未満株式数で按分した額 (算式) 1株当たりの買取価格に1単元の株式数を乗じた合計額のうち 100万円以下の金額につき 1.150% 100万円を超え500万円以下の金額につき 0.900% (円未満の端数が生じた場合には切り捨てる。) ただし、1単元当たりの算定金額が2,500円に満たない場合には、2,500円とする。 |
公告掲載方法 | 当会社の公告方法は、電子公告とする。ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公告をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載して行う。 なお、電子公告は当社ホームページに掲載しており、そのアドレスは次のとおりです。 https://www.nabtesco.com |
株主に対する特典 | なし |
(注) 当会社の単元未満株式を有する株主(実質株主を含む。以下同じ)は、その有する単元未満株式について、次に掲げる権利以外の権利を行使することができない。
① 会社法第189条第2項各号に掲げる権利
② 株主の有する株式数に応じて募集株式の割当て及び募集新株予約権の割当てを受ける権利
③ 株主の有する単元未満株式の数と併せて単元株式数となる数の株式を売渡すことを請求する権利
第7 【提出会社の参考情報】
1 【提出会社の親会社等の情報】
当社には、親会社等はありません。
2 【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しています。
(1) 有価証券報告書及び | 事業年度 | 自 2024年1月1日 |
| 2025年3月27日 |
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(2) 内部統制報告書及び | 事業年度 | 自 2024年1月1日 |
| 2025年3月27日 |
|
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(3) 半期報告書及び確認書 | (第23期) | 自 2025年1月1日 |
| 2025年8月8日 |
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(4) 臨時報告書 | 企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2 |
| 2025年3月27日 | |
| 金融商品取引法第24条の5第4項並びに企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号及び第7号の規定に基づく臨時報告書 |
| 2025年7月31日 | |
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| |
(5) 訂正報告書 | 上記(4)の2025年7月31日提出の臨時報告書の訂正報告書 |
| 2025年10月23日、2025年12月12日及び2026年1月5日 | |
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| |
(6) 発行登録書(普通社債)
|
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| 2026年1月20日 | |
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(7) 自己株券買付状況報告書 |
|
| 2025年9月16日、2025年10月15日、2025年11月17日及び2025年12月15日 | |
第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
【表紙】 |
|
【提出書類】 | 有価証券報告書(2026年9月30日付け訂正報告書の添付インラインXBRL) |
【根拠条文】 | 金融商品取引法第24条第1項 |
【提出先】 | 関東財務局長 |
【提出日】 | 2026年3月25日 |
【事業年度】 | 第23期(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
【会社名】 | ナブテスコ株式会社 |
【英訳名】 | Nabtesco Corporation |
【代表者の役職氏名】 | 代表取締役 木 村 和 正 |
【本店の所在の場所】 | 東京都千代田区平河町二丁目7番9号 |
【電話番号】 | 03-5213-1134 |
【事務連絡者氏名】 | コーポレート・コミュニケーション部長 峯 岸 康 |
【最寄りの連絡場所】 | 東京都千代田区平河町二丁目7番9号 |
【電話番号】 | 03-5213-1134 |
【事務連絡者氏名】 | コーポレート・コミュニケーション部長 峯 岸 康 |
【縦覧に供する場所】 | 株式会社東京証券取引所 (東京都中央区日本橋兜町2番1号) |
第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次 | 第19期 | 第20期 | 第21期 | 第22期 | 第23期 | |
決算年月 | 2021年12月 | 2022年12月 | 2023年12月 | 2024年12月 | 2025年12月 | |
売上高 | (百万円) | 299,641 | 309,123 | 333,367 | 280,458 | 307,912 |
税引前当期利益 | (百万円) | 101,806 | 16,553 | 25,316 | 14,225 | 21,983 |
親会社の所有者に帰属 | (百万円) | 64,771 | 10,415 | 14,226 | 10,188 | 15,255 |
当期利益 | (百万円) | 67,846 | 12,338 | 16,102 | 11,765 | 17,185 |
親会社の所有者に帰属 | (百万円) | 71,573 | 19,048 | 20,762 | 19,360 | 20,394 |
包括利益 | (百万円) | 75,924 | 21,597 | 23,217 | 22,184 | 22,685 |
親会社の所有者に帰属 | (百万円) | 241,372 | 251,250 | 262,721 | 272,559 | 273,466 |
資産合計 | (百万円) | 483,653 | 462,440 | 428,630 | 449,845 | 466,632 |
1株当たり | (円) | 2,011.28 | 2,093.15 | 2,188.27 | 2,268.84 | 2,333.54 |
基本的1株当たり | (円) | 534.29 | 86.79 | 118.52 | 84.83 | 127.87 |
希薄化後1株当たり | (円) | 534.14 | 86.78 | 118.50 | 84.82 | 127.87 |
親会社所有者帰属持分 | (%) | 49.9 | 54.3 | 61.3 | 60.6 | 58.6 |
親会社所有者帰属持分 | (%) | 29.4 | 4.2 | 5.5 | 3.8 | 5.6 |
株価収益率 | (倍) | 6.4 | 38.8 | 24.3 | 33.1 | 31.3 |
営業活動による | (百万円) | 36,340 | 7,717 | 11,177 | 26,650 | 32,824 |
投資活動による | (百万円) | 67,147 | 13,231 | △46,295 | △28,733 | △15,725 |
財務活動による | (百万円) | △57,960 | △13,456 | △13,482 | △4,137 | △13,559 |
現金及び現金同等物の | (百万円) | 112,771 | 124,413 | 77,835 | 74,476 | 73,340 |
従業員数 | (名) | 7,844 | 7,928 | 8,158 | 8,227 | 8,472 |
(注) 1 表示単位未満を四捨五入して記載しています。
2 国際会計基準(IFRS)に基づいて連結財務諸表を作成しています。
3 当連結会計年度より、油圧機器事業を非継続事業に分類しており、第22期及び第23期の売上高、税引前当期利益については、非継続事業を除いた継続事業の金額を表示しています。
(2) 提出会社の経営指標等
回次 | 第19期 | 第20期 | 第21期 | 第22期 | 第23期 | |
決算年月 | 2021年12月 | 2022年12月 | 2023年12月 | 2024年12月 | 2025年12月 | |
売上高 | (百万円) | 163,288 | 167,511 | 176,334 | 155,923 | 177,112 |
経常利益 | (百万円) | 18,703 | 19,635 | 11,653 | 6,759 | 14,275 |
当期純利益 | (百万円) | 51,427 | 37,966 | 14,527 | 7,956 | 11,753 |
資本金 | (百万円) | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 |
発行済株式総数 | (千株) | 121,064 | 121,064 | 121,064 | 121,064 | 118,065 |
純資産額 | (百万円) | 170,165 | 169,220 | 174,651 | 174,038 | 167,519 |
総資産額 | (百万円) | 311,706 | 292,573 | 275,331 | 274,292 | 278,450 |
1株当たり純資産額 | (円) | 1,417.76 | 1,454.85 | 1,454.59 | 1,448.69 | 1,429.43 |
1株当たり配当額 | (円) | 77.00 | 78.00 | 80.00 | 80.00 | 80.00 |
(38.00) | (39.00) | (40.00) | (40.00) | (40.00) | ||
1株当たり当期純利益 | (円) | 424.22 | 316.39 | 121.02 | 66.24 | 98.52 |
潜在株式調整後 | (円) | 424.11 | 316.32 | 121.00 | 66.24 | 98.52 |
自己資本比率 | (%) | 54.6 | 59.7 | 63.4 | 63.4 | 60.2 |
自己資本利益率 | (%) | 35.6 | 22.0 | 8.5 | 4.6 | 6.9 |
株価収益率 | (倍) | 8.0 | 10.6 | 23.8 | 42.4 | 40.7 |
配当性向 | (%) | 18.2 | 24.7 | 66.1 | 120.8 | 81.2 |
従業員数 | (名) | 2,369 | 2,390 | 2,448 | 2,485 | 2,186 |
(342) | (317) | (344) | (334) | (299) | ||
株主総利回り | (%) | 77.0 | 77.9 | 68.9 | 69.1 | 91.7 |
(%) | (112.7) | (110.0) | (141.1) | (169.9) | (213.2) | |
最高株価 | (円) | 5,610 | 3,805 | 3,795 | 2,984 | 4,107 |
最低株価 | (円) | 3,120 | 2,709 | 2,518 | 2,121 | 1,889 |
(注) 1 表示単位未満を四捨五入して記載しています。
2 最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所プライム市場におけるものです。
3 第23期の1株当たり配当額80円のうち、期末配当額40円は2026年3月26日開催予定の定時株主総会の決議事項となっています。
2 【沿革】
年月 | 沿革 |
2003年9月 | ティーエスコーポレーション㈱(旧 帝人製機㈱)と㈱ナブコが、株式移転により当社を設立しました。 |
| 当社の株式を東京証券取引所(市場第一部)に上場しました。 |
2004年10月 | 完全子会社であるティーエスコーポレーション㈱(旧 帝人製機㈱)と㈱ナブコの2社を簡易合併の手続きにより、当社が吸収合併しました。 |
2008年2月 | タイにNabtesco Power Control (Thailand)Co., Ltd.を設立しました。 |
2009年12月 | ナブテスコオートモーティブ㈱を設立。自動車関連機器事業を同社に移管しました。 |
2011年1月 | 中国に江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司を設立しました。 |
2011年4月 | スイスのKABA社より自動ドア部門(現 Gilgen Door Systems AG)を買収しました。 |
2011年8月 | 本社を現在地(東京都千代田区平河町二丁目7番9号)に移転しました。 |
2011年10月 | 中国に江蘇納博特斯克液圧有限公司(現 納博特斯克(中国)精密机器有限公司)を設立しました。 |
2016年4月 | ナブコシステム㈱の株式を追加取得し、子会社化しました。 |
2017年3月 | OVALO GmbHの出資持分を取得し、子会社化しました。 |
2022年4月 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行しました。 |
2023年8月 | R.K. DEEP SEA TECHNOLOGIES LIMITEDの株式を取得し、子会社化しました。 |
2025年12月 | コムテスコ㈱に油圧機器事業を吸収分割により移管しました。 |
(注)1 2026年1月1日付にて、コムテスコ㈱の発行済株式の70%について、Comer Industries S.p.A.へ譲渡しました。
2 完全子会社であったティーエスコーポレーション㈱(旧 帝人製機㈱)及び㈱ナブコの沿革は以下のとおりです。
ティーエスコーポレーション㈱ | ㈱ナブコ | ||
1944年8月 | 帝人航空工業㈱として、帝国人造絹絲㈱(1962年11月帝人㈱と社名変更)より分離独立。 | 1925年3月 | ㈱神戸製鋼所、発動機製造㈱、東京瓦斯電気工業㈱の3社の出資により、神戸に日本エヤーブレーキ㈱を設立し、鉄道車両用エアブレーキ装置の製造を開始。 |
1945年9月 | 社名を帝人製機㈱と改称。 | 1933年3月 | 自動車用オイルブレーキ装置の製造を開始。 |
1945年11月 | 繊維機械の製造を開始。 | 1937年6月 | 自動車用エアブレーキ装置の製造を開始。 |
1949年2月 | 本社を岩国から大阪に移転。 | 1943年12月 | 社名を日本制動機㈱と改称。 |
1949年8月 | 大阪証券取引所に上場。 | 1946年6月 | 社名を日本エヤーブレーキ㈱と改称。 |
1955年3月 | 航空機の機能部品の製造を開始。 | 1949年2月 | 油圧機器の製造を開始。 |
1959年3月 | 工作機械、産業機械の製造を開始。 | 1949年5月 | 大阪証券取引所に上場。 |
1961年9月 | 油圧機器の製造を開始。 | 1953年12月 | 車両用自動ドアの製造、販売を開始。 |
1962年9月 | 東京証券取引所市場第一部に上場。 | 1956年7月 | 建物用自動ドアの製造、販売を開始。 |
1999年10月 | 本社を大阪から東京に移転。 | 1963年6月 | 舶用制御装置の製造を開始。 |
2000年3月 | 帝人製機テキスタイルマシナリー㈱(2012年3月解散)を設立。繊維機械事業を同社に移管。 | 1985年2月 | 東京証券取引所市場第一部に上場。 |
2002年4月 | 東レエンジニアリング㈱、村田機械㈱と合弁でティエムティマシナリー㈱(現 TMTマシナリー㈱)を設立。2003年4月合繊機械事業を同社に移管。 | 1992年4月 | 社名を㈱ナブコと改称。 |
2003年10月 | 社名をティーエスコーポレーション㈱と改称。 | 1999年10月 | 乗用車用オイルブレーキ事業をボッシュ ブレーキ システム㈱(現 ボッシュ㈱)に譲渡。 |
2004年10月 | ナブテスコ㈱に吸収合併されたことにより消滅。 | 2004年10月 | ナブテスコ㈱に吸収合併されたことにより消滅。 |
3 【事業の内容】
当社グループは、当社、子会社66社、関連会社12社で構成され、主な事業はコンポーネントソリューション事業、トランスポートソリューション事業、アクセシビリティソリューション事業に分かれ、その事業内容と各事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は以下のとおりです。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分です。
(1) 事業内容
セグメントの名称 | 事業内容 |
コンポーネント | 産業用ロボット部品及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理 |
トランスポート | 鉄道車両用ブレーキ装置・自動扉装置・連結装置・安全設備、航空機用部品、自動車用ブレーキ装置・駆動制御装置・安全装置、舶用制御装置・消火装置等、及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理 |
アクセシビリティ | 建物及び一般産業用自動扉装置、排煙設備機器、プラットホーム安全設備、福祉・介護用機器等、及びこれらの部品の設計、製造、販売、据付、保守、修理 |
その他 | 包装機械、立体モデル作成装置、繊維機械等、及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理 |
(2) 当社、子会社及び関連会社のセグメントとの関連
2025年12月31日現在
セグメントの名称 | 国内 | 海外 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コンポーネント |
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トランスポート |
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アクセシビリティ |
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その他 |
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全社共通 |
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子会社及び | 国内20社 | 海外58社 |
※1 連結子会社
※2 持分法適用関連会社
※3 非継続事業に分類しています。
(注) 連結子会社及び持分法適用関連会社の異動状況
(連結子会社)
増加:3社
Access Entry Pty Ltd.は、当社のグループ会社であるGilgen Door Systems AGが同社の株式を追加取得 (株式保有比率を33%から80%に引き上げ) したことにより、持分法適用関連会社より除外され、当社の連結子会社となりました。ナブコアール株式会社(旧社名:リンタツ工業株式会社)は、当社のグループ会社であるナブコシステム株式会社が株式の100%を取得したことにより、当社の連結子会社になりました。当社の持分100%のグループ会社であるコムテスコ株式会社を設立しました。
減少:1社
上海納博特斯克液圧設備商貿有限公司は、当該会社の資産を上海納博特斯克液圧有限公司に移管し、清算しました。
(持分法適用関連会社)
減少:1社
Access Entry Pty Ltd.は、Gilgen Door Systems AGが同社の株式を追加取得 (株式保有比率を33%から80%に引き上げ) したことにより、持分法適用関連会社より除外され、当社の連結子会社となりました。
(3) 事業系統図
(子会社) (関連会社)
(注)非継続事業に分類しています。
4 【関係会社の状況】
2025年12月31日現在
名称 | 住所 | 資本金 | 主要な事業 | 議決権の所有[被所有]割合 | 関係内容 |
(連結子会社) |
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ナブコドア㈱ | 大阪府 | 848 | アクセシビリティ | 100.0 | 当社製品の販売、据付、保守 |
ナブテスコ | 東京都千代田区 | 450 | トランスポート | 100.0 | 資金の貸借等 |
ナブテスコサービス㈱ | 東京都品川区 | 300 | トランスポート | 100.0 | 当社製品の販売、据付、保守 |
ナブコシステム㈱ | 東京都千代田区 | 300 | アクセシビリティ | 85.9 | 当社製品の販売、据付、保守 |
PACRAFT㈱ | 東京都港区 | 245 | その他 | 100.0 | 資金の貸借 |
コムテスコ㈱ (注)5 | 岐阜県 不破郡垂井町 | 0 | コンポーネント | 100.0 | 役員の兼任等…有 |
納博特斯克(中国)精密机器有限公司 (注)3 | 中国 | 千米ドル | コンポーネント | 67.0 | 当社との製品、 部品の相互供給 |
江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司 (注)3、4 | 中国 | 1,800 | トランスポート | 50.0 | 当社との製品、 部品の相互供給 |
上海納博特斯克液圧 | 中国 | 千米ドル | コンポーネント | 55.0 | 当社との製品、 部品の相互供給 |
Nabtesco | 米国 | 千米ドル | トランスポート | 100.0 (100.0) | 当社との製品、 部品の相互供給 |
NABCO Entrances, Inc. | 米国 | 千米ドル | アクセシビリティ | 100.0 (100.0) | 当社との製品、 部品の相互供給 |
Gilgen Door Systems AG (注)6 | スイス | 千スイスフラン | アクセシビリティ | 100.0 | 役員の兼任等…無 |
Nabtesco Precision | ドイツ | 千ユーロ | コンポーネント | 100.0 (100.0) | 当社製品の販売 |
Nabtesco Power Control | タイ国 | 千タイバーツ | コンポーネント | 70.0 | 当社との製品、 部品の相互供給 |
その他52社 | - | - | - | - | - |
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(持分法適用関連会社) |
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TMTマシナリー㈱ | 大阪府 | 450 | その他 | 33.0 | 役員の兼任等…有 |
その他11社 | - | - | - | - | - |
(注) 1 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しています。
2 議決権の所有[被所有]割合欄の(内書)は間接所有です。
3 特定子会社です。
4 議決権の所有割合が50%ですが、実質的に支配していると判断していることから、連結子会社としています。
5 非継続事業に分類しています。
6 Gilgen Door Systems AGは、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。
(主要な損益情報等)
(1) 売上高 34,626百万円
(2) 税引前利益 738百万円
(3) 当期利益 531百万円
(4) 資本合計 12,394百万円
(5) 資産合計 40,409百万円
5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
2025年12月31日現在
セグメントの名称 | 従業員数(名) |
コンポーネントソリューション事業 | 1,781 |
トランスポートソリューション事業 | 2,216 |
アクセシビリティソリューション事業 | 3,637 |
その他 | 442 |
全社(共通) | 396 |
合計 | 8,472 |
(注) 1 従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数です。
2 臨時従業員数は、従業員数の100分の10未満であるため記載を省略しています。
(2) 提出会社の状況
2025年12月31日現在
従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
2,186 | 42.6 | 16.9 | 7,153 |
( 299 ) |
セグメントの名称 | 従業員数(名) |
コンポーネントソリューション事業 | 628 |
( 236 ) | |
トランスポートソリューション事業 | 962 |
( 50 ) | |
アクセシビリティソリューション事業 | 258 |
( 12 ) | |
その他 | 13 |
( 1 ) | |
全社(共通) | 325 |
( - ) | |
合計 | 2,186 |
( 299 ) |
(注) 1 従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数です。
2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。
3 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員です。
4 従業員数減の主な要因は、油圧機器事業のコムテスコ㈱への吸収分割であり、前期末と比べ299名減少しています。
(3) 労働組合の状況
提出会社の労働組合は、上部団体としてJAMに属しており、2025年12月31日現在の組合員数は1,707名です。労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません。
また、一部連結子会社に労働組合が結成されており、労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
① 提出会社
当事業年度 | ||||
管理職に占める 女性労働者 の割合(%)(注1) | 男性労働者の 育児休業 取得率(%)(注2) | 労働者の男女の 賃金の差異(%)(注1,3) | ||
全労働者 | 正規雇用 労働者 | パート・ 有期労働者 | ||
3.8 | 91.9 | 80.1 | 80.8 | 80.3 |
(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。なお、管理職に占める女性労働者の割合は2025年12月31日現在の数値となっています。
2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。男性育児休業取得率は、前年に生まれた子供に対する育休取得等の影響で100%を超える場合があります。
3 賃金制度における性別による処遇の差はありません。海外勤務者は日本勤務した場合の、非正規労働者のうち非常勤者はフルタイム勤務した場合の理論賃金で計算しています。育児・介護による短時間勤務の時間補正は行っていません。
<各数値に関する補足説明>
・提出会社の人的資本KPIについては「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組(3)人的資本経営の推進」に記載しています。雇用関連データやダイバーシティへの取り組みの詳細データは、当社のサステナビリティサイトのESGデータ集の「社会データ」のカテゴリーをご覧ください。
・長期ビジョンに掲げる「イノベーションリーダー」の実現に向けて、人財ポートフォリオを充足させ、企業経営に多様な視点を取り入れることが重要な取り組みの一つであると認識しています。提出会社では、2025年から3ヵ年の中期経営計画の期間において、管理職に占める女性労働者の割合を3.0%から4.1%へ引き上げる目標を設定しています。女性管理職の内部登用・育成を推進するため、将来の管理職候補者を各部門で選定し、本人のキャリア志向や課題に応じて、育成計画の策定や課題解決支援を行うなど、個々の状況に応じた育成を行っています。そのうえで、管理職候補となる女性中堅社員及びその上司を対象とした「女性管理職候補者研修」や、性別によるアンコンシャス・バイアスの解消を目的とした「ダイバーシティ研修」を実施しています。これらの取り組みにより、女性管理職比率の継続的な向上に向けた人財パイプラインの強化を図っています。
・提出会社の男女間賃金差異は、基本報酬において主に上位役職・上位等級における男性比率の高さに起因しています。すなわち、同一役割による処遇差ではなく、等級構成の違いが主因であり、女性管理職及びその候補人財の育成・登用が重要な経営課題と認識しています。当社は、役割基準の人事制度への移行により、年功的要素を縮小し、役割に応じたメリハリある処遇へ転換しました。この結果、制度導入初年度は一時的に賃金差異が拡大する結果となりました。等級別には、下位等級では女性の平均年齢・勤続年数が高く、上位等級では男性比率と給与水準が高いことが、賃金差異につながっています。加えて、時間外勤務等の変動報酬にも男女差が見られ、チャレンジングな業務が男性に偏っている可能性や、配置・業務アサインにおけるアンコンシャス・バイアスが働いている可能性も示唆されます。以上を踏まえ、当社は、役割と処遇の連動を徹底するとともに、ダイバーシティ教育や評価力の強化を通じて公正な機会提供を進め、女性管理職及びその候補人財の計画的な育成・登用により、男女間賃金差異の是正に取り組んでまいります。
・育児に積極的に参加する男性労働者の増加は、ダイバーシティの推進やイノベーションの創出に寄与すると考えています。そのため、当社では育児休業(特別休暇を含む)の取得目標を「1カ月」と設定し、男性労働者が積極的に育児休業を取得できる環境を整えています。また、ライフステージに左右されずに活躍できるよう、個々の状況やニーズに応じた多様な働き方の選択肢を提供し、男性の育児参加を促進することにより、多様性に富んだ職場環境を実現することを目指しています。
② 連結子会社
当事業年度 | |||||
名称 | 管理職に占める 女性労働者 の割合(%)(注1) | 男性労働者の 育児休業 取得率(%)(注2) | 労働者の男女の 賃金の差異(%)(注1,3) | ||
全労働者 | 正規雇用 労働者 | パート・ 有期労働者 | |||
㈱ナブテック | - | 66.7 | 83.9 | 83.6 | 67.6 |
ナブテスコサービス㈱ | 8.0 | 66.7 | 81.1 | 88.4 | 65.0 |
ナブテスコオートモーティブ㈱ | 4.2 | 100.0 | 63.8 | 70.9 | 66.9 |
PACRAFT㈱ | 8.6 | 85.7 | 80.2 | 81.0 | 45.7 |
㈱テイ・エス・メカテック | - | 50.0 | 72.4 | 73.7 | 80.2 |
ナブコドア㈱ | 1.9 | 58.3 | 69.2 | 68.1 | 80.5 |
ナブコシステム㈱ | 1.8 | 62.5 | 69.1 | 68.9 | 73.2 |
コムテスコ㈱ (注)4 | - | - | - | - | - |
(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。なお、管理職に占める女性労働者の割合は2025年12月31日現在の数値となっています。
2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。男性育児休業取得率は、前年に生まれた子供に対する育休取得等の影響で100%を超える場合があります。
3 賃金制度における性別による処遇の差はありません。海外勤務者は日本勤務した場合の、非正規労働者のうち非常勤者はフルタイム勤務した場合の理論賃金で計算しています。育児・介護による短時間勤務の時間補正は行っていません。
4 2025年12月31日付で、当社の油圧機器事業を会社分割により承継していることから、「男性労働者の育児休業取得率」「労働者の男女の賃金の差異」については、①提出会社に含めて記載しています。
第2 【事業の状況】
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
当社グループは、「独創的なモーションコントロール技術で、移動・生活空間に安全・安心・快適を提供」することを企業理念とし、その実現に向け、企業理念を体現する姿勢やマインドを「私たちが大切にすること」として明文化した「ナブテスコ ウェイ」を掲げています。2030年のありたい姿である「長期ビジョン」、長期目標実現に向けて取り組むべき特に重要な経営課題を示す「経営マテリアリティ」、その実行策である「中期経営計画」からなる長期的な価値創造ストーリーを推進しています。これにより、イノベーションを創出し、長期的に経済価値、環境価値・社会価値を向上させることで、社会と当社グループ双方の持続的成長を目指す経営を追求しています。
<ナブテスコの価値創造ストーリー>
(1) ナブテスコ ウェイ
当社グループでは、2012年に企業理念及び行動指針を表す「ナブテスコ ウェイ」を策定し、グループ内での浸透活動を行いながら、企業理念の実践に取り組んできました。
2023年には、昨今のさまざまな外部・内部環境の変化を踏まえ、世界中の多様な人材が理解・共感し、さらに意欲的に行動していくことを意図して「ナブテスコ ウェイ」を改定しました。新しい『ナブテスコ ウェイ』は、「企業理念」はそのままに、「ナブテスコの約束」と「行動指針」について、次世代へ引き継ぎたい要素を整理し、挑戦する企業としての新たな視点を組み入れ、「私たちが大切にすること」を6項目に集約しています。“人と地球の視点”で顧客・社会のニーズと課題を捉え、“オープン・フェア・オネスト”の精神で、“好奇心と探求心”を大切に“挑戦を楽しみ”ながら、“多様性を共創力”とし、自律的な“個の成長”を促進することで、期待を超える満足を社会にお届けすることを目指していきます。
(2) 長期ビジョン
当社グループは、2030年に向けてグループの成長・発展の実現に向けた指針として長期ビジョン「未来の“欲しい”に挑戦し続けるイノベーションリーダー」を設定し、「2030年のありたい姿」を目指しています。
長期ビジョンの達成に向けて、2030年までの長期ビジョンのコンセプトを下図のとおり設定しています。これまで培ってきた「ナブテスコらしさ」を基盤とし、「技術」「グローバル化」「社会貢献」に注力しながら事業を推進することで、市場の新価値を創造し、顧客の一歩先を行くイノベーションリーダーとなることを目指していきます。
(3) 経営マテリアリティ
当社グループでは、「経営マテリアリティ」を長期目標実現に向けて特に重要な経営課題と位置づけ、取り組みを推進することで社会と当社グループ双方の持続的な成長を目指しています。その実現のため、経営マテリアリティを「財務パフォーマンス向上への取り組み」「経営基盤強化への取り組み」「長期目標実現への固有の取り組み」の3つの柱で構成し、財務・非財務両面での取り組みを通じて経済価値と環境価値・社会価値の両立を長期的な視点で追求します。
今後も事業環境、社会要請の変化を踏まえ、経営マテリアリティを迅速かつ適切に見直しながら経営基盤を一層強化し、ステークホルダーの皆さまへの価値を創造してまいります。
なお、経営マテリアリティの詳細につきましては、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティ全般に対する対応」に記載しています。
(4) 中期経営計画
当社グループは、自社の企業理念を踏まえて、2021年2月に発表した2030年を最終年度とする長期ビジョンの実現に向け、2025年度から3ヵ年の中期経営計画を策定しています。
(中期経営計画基本方針) “再興”と“進化” 再興:Project 10による収益性改善 進化:当社の掲げる「モーションコントロール」を「スマートモーション コントロール」へ発展させ、社会ニーズに対して新たな価値を提供 |
① 中期経営計画の目標
当社グループは2025年度から2027年度の中期経営計画の目標を、以下のとおり設定しました。
ROIC : 10%以上 株主還元 : DOE 3.5%を目安とした 安定配当および機動的な自社株買い 環境目標 : 2027年 CO₂排出量削減 △50% (2015年基準/SBT1.5℃目標達成) |
2025年度の実績は以下のとおりです。
| 2025年度 (実績) |
ROIC | 4.5% |
DOE | 3.5% |
CO₂排出削減量 | △43.6% |
(注) 1 2026年3月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「剰余金の処分の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、DOE数値が以上のとおりとなる予定です。
2 CO₂排出削減量は提出日時点の集計値に基づいたものです。
② 中長期的な会社の経営戦略
2030年をゴールとする長期ビジョンの目指す姿である「未来の“欲しい”に挑戦し続けるイノベーションリーダー」の実現に向け、中期経営計画では、Project 10により稼ぐ力を取り戻し(再興)、製品/サービスの価値を高めるためにスマートモーションコントロールを志向(進化)します。
1) Project 10による稼ぐ力・収益性改善
事業成長、原価低減、固定費抑制による利益拡大
2) スマートモーションコントロール
当社の強みであるコンポーネントを中心とする「モーションコントロール」を、「スマートモーションコントロール」(電動化/インテグレーション/データ活用)へ進化させることで、当社の事業領域に関連する社会課題に対して、新たな価値を創造
3) レジリエントな企業基盤の構築
目指すべき方向性(スマートモーションコントロール)・収益性(ROIC)を軸に、ポートフォリオバランスを最適化
(注) 本有価証券報告書における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において入手している情報に基づき当社が判断したものであり、実際の業績等は、「3 事業等のリスク」に挙げた事項等により、異なる結果となる可能性があります。
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループは、ナブテスコの価値創造ストーリーにおいて、その根幹をなす「経営マテリアリティ」を特に重要な経営課題と位置づけています。これは、財務・非財務両面での取り組みを通じて経済価値、環境価値・社会価値の両立を図り、社会と当社グループ双方の持続的成長を目指すものです。
事業環境や経営環境の変化を的確に捉え、経営マテリアリティを迅速かつ適切に見直すこと(動的マテリアリティ)が長期的な価値創造の推進には重要であると考えています。経営マテリアリティに基づくアクションを着実に実行し経営基盤を一層強化することで、ステークホルダーの皆さまへの価値創造に努めてまいります。
なお、本有価証券報告書における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において入手している情報に基づき当社が判断したものであり、実際の業績等は、「3 事業等のリスク」に挙げた事項等により、異なる結果となる可能性があります。
(1) サステナビリティ全般に対する対応
① ガバナンス
当社グループは、サステナビリティ・ガバナンスを強化するため、2023年に従来のCSR委員会を発展的に解消し、CEO直轄の「経営マテリアリティ委員会」を設置しました。同委員会は、他のCEO直轄委員会と連携し、執行役員である経営マテリアリティ委員長が監督をおこない、経営マテリアリティの各項目に関する目標やKPIの設定、及びその進捗を管理しています。活動内容は、経営マテリアリティ委員会、及び経営会議(マネジメント・コミッティ)での審議を経て、取締役会に報告することで、グループ全体のサステナビリティ・ガバナンスの実効性向上を図っています。
<サステナビリティ・ガバナンスの推進体制>
② 戦略
■経営マテリアリティの構造
経営マテリアリティは「財務パフォーマンス向上への取り組み」「経営基盤強化への取り組み」「長期目標実現への固有の取り組み」の3つの柱から成り立っています。財務・非財務両面での取り組みを通じて、経済価値と環境価値・社会価値の両立を長期的な視点で図ることで、ステークホルダーの皆さまへの価値を創造してまいります。
「財務パフォーマンス向上への取り組み」では、短期的な収益目標の遂行を積み重ねながら、経営資源の効率的な配分と資産効率の向上を追求し、ROIC経営の浸透を図ります。
「経営基盤強化への取り組み」では、企業活動を通じた社会貢献に向けて強化すべき項目を抽出し、ESG項目に関連する各活動と、当社の利益や成長との結合性を意識しながら取り組んでまいります。
さらに、「長期目標実現への固有の取り組み」により、社会貢献を含めた事業活動を強化し長期的な成長率を高めていきます。
■経営マテリアリティの特定プロセスと定期的な見直し
経営マテリアリティの特定にあたっては、事業戦略を通じて解決する社会課題や、当社グループに関連性の高いESGテーマなどから社会問題を抽出し、「当社グループへの影響」と「ステークホルダーへの影響」の視点で重要度を分析します。さらに、リスクアセスメント結果に基づく全社的重大リスクとの整合性を評価したうえで経営マテリアリティとして定めており、その妥当性については、外部有識者との意見交換や、経営マテリアリティ委員会、及び、経営会議(マネジメント・コミッティ)での審議を経て、取締役会にて決定しています。
また、経営マテリアリティについては、事業環境、社会要請の変化に迅速かつ適切に対応するため、毎年1回を目途に見直し、変更の有無に関わらず取締役会にて決定しています。
(特定プロセス)
STEP1:課題の認識
・当社グループの事業戦略を通じて解決する社会課題、当社に関連性の高いESGテーマなどを踏まえ、当社グループを取り巻く社会環境や事業環境の社会課題を抽出
STEP2:重要性の分析
・ダブルマテリアリティの考え方に基づき、「当社グループへの影響」と「ステークホルダーへの影響」の2つの視点で重要度を分析し、優先すべき課題を整理
・リスクアセスメント結果に基づく全社的重大リスクとの整合性を評価
STEP3:経営マテリアリティの特定
・外部有識者と意見交換を実施
・経営マテリアリティ委員会、及び、経営会議(マネジメント・コミッティ)で議論し、その妥当性を評価した上で、取締役会において決定
STEP4:目標の設定とモニタリング
・経営マテリアリティの各項目について、優先度に応じて目標・アクションプランを設定
・各アクションプランの進捗状況を定期的にモニタリングし、目標達成に向けた取り組みを管理・推進
STEP5:定期的な見直し
・事業環境、社会環境の変化、ステークホルダーの期待、ならびに当社グループの事業戦略の変化に応じて年1回、見直しを実施
なお、2025年は、「中期経営計画で求める収益性の改善とイノベーション領域の具体化」「社会的な要請であるダブルマテリアリティ」に対する内部・外部環境の変化を捉え、課題認識の妥当性と重要性を改めて検証した結果、2024年度に設定した経営マテリアリティを維持することを決定いたしました。
・財務パフォーマンス向上への取り組み
「ポートフォリオバランスの最適化」と「ROIC向上」の両立を目指すことから、以下項目で管理
・「資産効率経営(ROIC)の推進」
・経営基盤強化への取り組み
ESGの観点で整理した以下の項目で管理
・E「気候変動への対応」
・S「人的資本経営の推進」「安全・安心・快適の追求」
・G「コーポレート・ガバナンスの強化」「レジリエントな企業基盤の構築」
・長期目標実現への固有の取り組み
中期経営計画における方向性や戦略をより明確に示した以下の項目で管理
・「スマートモーションコントロールを通じた社会課題の解決」
・「デジタル技術によるものづくり革新」
・「グローバルマネジメントの強化」
また、経営マテリアリティの各項目に対して、サブマテリアリティとKPIを設定し、各活動の進捗管理を強化することで、より実効性を高めてまいります。
③ リスク管理
当社グループにおけるサステナビリティを含めたリスク管理についての詳細は、「3 事業等のリスク」に記載のとおりです。
④ 指標及び目標
2025年度経営マテリアリティにおける「経営基盤強化」の各課題の目標と指標、主な活動実績・計画は以下のとおりです。
<サステナビリティに関する目標と指標、主な活動実績・計画>
ESG分野 | 経営マテリアリティ項目 | 目指す方向 /サブマテリアリティ | 2025年度活動目標(抜粋) | 2025年度活動実績(抜粋) |
環 境 (E) | 気候変動への対応 | ・脱炭素への取り組み強化 ・サプライチェーンを巻き込んだ脱炭素への取り組み強化 | ・中長期目標に沿ったCO₂削減(2015年度比42%削減) ・Scope3 算定データ精度の向上 | ・中長期目標に沿ったCO₂削減(2015年度比43.6%削減) ・サプライヤー向け説明会の実施(データ収集方法などの個別説明) |
社 会 (S) | 安全・安心・快適の追求 | ・労働安全の確保 ・製品・サービスの安全性確保 | ・労働災害ゼロ/重大事故ゼロへの取り組み ・製品安全性審査、及び社員教育の実行 | ・全社向け労働安全教育の実施 ・新規開発品に対する製品安全性審査、及び社員向け製品安全教育の実施 |
人的資本経営の推進 | ・イノベーションを生み出す組織風土 ・事業戦略と人財戦略の連動 | ・インナーコミュニケーション施策の実行 ・社内人財流動化施策の企画・実行 ・人事制度定着に向けた活動の推進 ・人財情報可視化、活用施策の企画・実行 | ・経営層との対話を目的としたCEOとのタウンホールミーティングの実施 ・ジョブチャレンジ制度活性化に向けた施策の実行 ・人事制度の理解浸透、及び適正運用に向けた施策の実行 | |
ガ バ ナ ン ス (G) | コーポレート・ガバナンスの強化 | ・経営の透明性確保 ・コンプライアンスの推進 | ・各役員の自己評価等に基づく分析を踏まえた取締役会の実効性に関する評価の継続 ・コンプライアンス強化に向けた、研修及び関係拠点との連携強化 | ・取締役会実効性評価を踏まえた各種施策の実施(重要課題に関する議論の充実等) ・コンプライアンス研修、及び海外を含む関係拠点との連絡会議の実施 |
レジリエントな企業基盤の構築 | ・事業継続性の確保 ・強靭なサプライチェーンの構築 | ・サイバーセキュリティ強化に向けた情報セキュリティ対応の推進 ・コア価値(知的資本)を獲得強化する知財経営推進に向けたグループ開発会議と全社知財戦略審議の融合 ・サプライヤーのレジリエンス認証取得支援 | ・各所のセキュリティガイドラインの充足度チェックによりセキュリティ耐性の是正 ・全社向けセキュリティ教育の実施 ・グループ開発会議と全社知財戦略審議を融合し統合的な戦略実行体制への見直し ・サプライヤーのレジリエンス認証取得(計画どおり10社) |
(注) 上記CO₂排出削減量のうち2025年度の数値については提出日時点の集計値に基づいたものです。
2026年度の経営マテリアリティに対する活動目標は、当社の全社的重大リスクとの整合性を検証したうえで、以下のとおり設定しています。
ESG分野 | 経営マテリアリティ項目 | 目指す方向 /サブマテリアリティ | 2026年度活動目標(抜粋) |
環 境 (E) | 気候変動への対応 | ・脱炭素への取り組み強化 ・サプライチェーンを巻き込んだ脱炭素への取り組み強化 | ・中長期目標に沿ったCO₂削減(2015年度比46%削減) ・環境配慮型製品の開発の促進 ・Scope3 算定データ精度の向上 |
社 会 (S) | 安全・安心・快適の追求 | ・労働安全の確保 ・製品・サービスの安全性確保 | ・労働災害ゼロ/重大事故ゼロへの取り組み ・製品安全の向上を目指した製品安全性審査及び社員教育の実行 |
人的資本経営の推進 | ・イノベーションを生み出す組織風土 ・事業戦略と人財戦略の連動 | ・インナーコミュニケーション施策の実行 ・対話・評価・承認を通じたエンゲージメント向上施策の実行 ・事業戦略の実行に向けた役割に基づく組織・人財マネジメントの推進 | |
ガ バ ナ ン ス (G) | コーポレート・ガバナンスの強化 | ・経営の透明性確保 ・コンプライアンスの推進 | ・各役員の自己評価等に基づく分析を踏まえた取締役会の実効性に関する評価の継続 ・コンプライアンス強化に向けた、研修及び関係拠点との連携強化 |
レジリエントな企業基盤の構築 | ・事業継続性の確保 ・強靭なサプライチェーンの構築 | ・サイバーセキュリティ強化に向けた情報セキュリティ対応の推進 ・事業継続マネジメントに対する意識向上を目指した支援、及びモニタリングの強化 ・スマートモーションコントロールを促進させるグループ技術開発戦略・知財戦略をグループ開発会議で議論 ・サプライヤーのレジリエンス認証取得支援 |
(2) 気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に沿った情報開示
当社グループは、TCFD(気候変動関連財務情報開示タスクフォース)提言に賛同表明し、取り組みの進捗に合わせて、TCFD提言に沿った気候変動関連情報の開示の充実を図っています。
① ガバナンス
当社の取締役会は、重要事項の報告等を通じて情報を共有化することにより、当社の戦略・基本方針及び重要な業務執行を決定し、監督を行っています。気候変動に関しては、執行役員であるものづくり革新室長が監督責任を持ちます。CO₂削減目標に対する進捗状況や主要な環境設備投資の状況について、環境安全の担当役員が報告しています。
取締役会の指揮・監督のもと、代表取締役社長 最高経営責任者(CEO:以下CEO)は当社グループ環境理念・環境行動指針・長期目標を制定しています。執行役員会(CEO及び執行役員で構成)において、環境安全担当役員が社内カンパニーと主要なグループ会社のCO₂排出状況を報告し、目標との乖離があった場合は、原因を明確にして対策を実施しています。CEOは、審議事項や報告において事業に影響を及ぼすと考えられる事案について、対応を決定し事業戦略に反映しています。
ESH(Environment, Safety & Health)管理に関するCEO直轄の推進機関として、当社グループ全体を管轄するESH委員会を設置しています。ESH委員会の委員長及び委員はCEOによって取締役を含む役員から任命されます。ESH委員長は、気候変動に係るリスク・機会を含めた環境・安全・健康に関する重要な情報を各カンパニー及びグループ会社から収集しています。また、確認のためESH監査、全社省エネ委員会などを各事業所に訪問して実施しています。これらのモニタリングから重要性の評価及び重要と評価された事案への対策についてESH委員会にて審議を行っています。
会議名 | 気候変動に関する議題 |
取締役会 | 主要アクション(環境):環境負荷低減(CO₂排出量、年2回) 環境負荷低減:CO₂排出量、売上高原単位、省エネ・創エネ、環境配慮型製品の開発 (年4回) 主要な環境設備導入(都度) |
執行役員会 | 環境負荷低減 CO₂排出量、売上高原単位、省エネ・創エネ(年12回) |
ESH委員会 | 環境負荷低減 CO₂排出量、売上高原単位、省エネ・創エネ(少なくとも年2回) |
② 戦略
気候変動が事業活動に及ぼす影響を適切に把握・管理するため、2℃以下シナリオを含む複数の温度帯の外部シナリオを用いて、取引先や顧客を含むサプライチェーン全体のリスク・機会を分析しています。
ESH委員会の審議結果において、気候変動による事業への重要な影響を及ぼすと考えられる事案(リスク・機会)については、CEOの決定で事業戦略に反映しています。
当社グループでは、「気候変動への対応」は「長期ビジョン実現に向けた長期的な課題」である経営マテリアリティの1つとして特定しています。進捗を管理している経営マテリアリティ委員会が、ESH委員会をはじめとする他の委員会と連携し、定期的に評価しています。活動内容は経営会議(マネジメント・コミッティ)での審議・決定を経て、取締役会に報告されます。
今後、市場やお客さまの要求により、炭素価格の上昇や再生可能エネルギー電力の購入による運用コストの上昇リスク、再生可能エネルギー発電等の導入の資本的支出、省エネ製品開発のための研究開発費の増加リスクが想定されます。また、風水災によるインフラの損傷や電力の不安定化による事業中断などの物理的リスクも挙げられます。
一方、省エネラベリング制度の義務化等の法規制による新たなビジネス機会や、消費者の気候変動への関心が高まると、CO₂排出量を抑える観点から、長寿命化への嗜好の変化に対してMRO(Maintenance, Repair and Overhaul)ビジネスの機会拡大などが考えられます。
今後も、環境に関連するリスク・機会の把握に努め、省エネ活動のさらなる推進をはじめとするリスクへの対策・機会の実現に向けて取り組んでまいります。
③ リスク管理
ESH委員会において、気候変動に係るリスク、機会に関する重要な情報を社内カンパニー及びグループ会社から収集し、事業活動に大きな影響を及ぼすか否かの評価及び重要と評価された事案への対策について審議を行っています。想定される影響額及び発生(実現)可能性について評価し、優先付けをしています。リスクについては影響額にかかわらず、発生可能性の高いリスクについて、優先的に対策案を策定し、ESH委員会において審議を行っています。また、ESH委員会では、気候変動以外に水資源、廃棄物、化学物質、従業員の安全、健康に関する評価も行っています。
<TCFDへの対応:リスク評価結果(参照シナリオ:IEA 450/IEA NZE 2050/RCP2.6/RCP8.5)>
■移行リスク ▲:リスク ●:機会
タイプ | 気候変動 | 影響 | 事業リスク/機会 | 当社の対応 | |||||
(短期) (中期) (中長期) (長期) | |||||||||
政策規制 | 炭素税の引上げ | 大 |
|
|
| ▲エネルギー調達コスト増 ●低炭素製品による差別化 ●適切な情報開示による評価向上 | ・再生可能エネルギーの活用推進 ・カーボンプライシングの導入 ・代替素材への効率的な転換 | ||
省エネ・低炭素規制 | 大 | ▲省エネコスト増 ●低燃費製品の売上増 | ▲規制対応開発コスト増 ●規制対応製品需要増 | ▲規制に伴う旧型機の需要減 ●高効率新型機の需要増 | ・省エネ製品認定制度の運用 ・設備投資・省エネガイドラインの運用 ・燃費向上製品のラインアップ拡充 ・新燃料対応製品の開発 | ||||
政策 | 大 |
| ▲法令対応コスト増 | ・技術・製品開発への投資 ・戦略的な気候変動情報開示 | |||||
技術 | 低炭素製品への置換 | 中 |
| ▲新要素技術獲得のためのコスト増 ●新要素技術開発による新市場獲得 | ▲ニーズ多様化による開発コスト増 | ・規制・開発動向にあわせた技術投資、製品の開発、他社との協業 ・新たなモビリティへの採用製品開発 | |||
市場 | 消費行動の変化 | 大 |
| ▲競合他社に比べた開発遅れ ●電動化需要 | ●技術力で他社を上回り競争力向上 |
| |||
市場の不確実性 | 大 |
| ▲CO₂排出削減要求増によるコスト増 ●モーダルシフト・電動化による需要増 | ▲RE100対応による操業コスト増 ●適切な情報開示による評価向上 | ・再生可能エネルギーの活用促進 | ||||
評判 | 業界批判 | 中 |
| ▲環境対応遅れによる評価棄損 ●環境対応製品の売上増 ●自社の環境対応によるブランドイメージ向上 | ・再生可能エネルギーの活用促進 ・戦略的な気候変動情報開示 | ||||
■物理リスク ▲:リスク ●:機会
タイプ | 気候変動 | 影響 | 事業リスク/機会 | 当社の対応 | |||||
(短期) (中期) (中長期) (長期) | |||||||||
急性 | 台風頻発 | 大 | ▲インフラ損傷、操業停止 ●電力インフラ強靭化需要増(例:風力発電機用CMFS機器) | ・BCP運用 ・部品調達の分散化 ・電力レジリエンスの向上 ・工場に配置する従業員の最適化 ・気象予報サービス活用・緊急対策 | |||||
豪雨・旱魃 | 大 | ▲インフラ損傷、操業停止 ●水資源インフラ整備需要増(例:CMPセグメント) ●復興のための建設機械需要増(例:CMPセグメント) | |||||||
慢性 | 降水パターンの変化 | 大 |
|
|
| ▲水害・洪水による 操業停止 ●水資源インフラ 整備需要増 | ・サプライヤーとの風水災に関する対応策の検討 ・電力のレジリエンスの向上 ・拠点立地の見直し ・水の再利用・循環の見直し ・気象予報サービス活用・緊急対策 | ||
平均気温の上昇 | 大 |
|
|
| ▲空調費・設備投資 の増加 ▲発電効率低下による 電力コスト増 ●工場の効率化需要増 | ||||
(注) 影響度については、発生頻度と財務的な影響度の2つの観点から、大・中・小に分類をしています。
-発生頻度:頻繁に起きている/起きることが知られている/起きそうにない/まずありえない
-財務的な影響度:深刻(50億円以上)/大きい(25億円以上~50億円未満)/中程度(5億円以上~25億円未満)/軽微(1億円以上~5億円未満)/極めて軽微(1億円未満)
④ 指標及び目標
当社グループは、温室効果ガス排出削減の長期目標としてグループ全体のCO₂排出量を、2030年度で63%、2050年度で100%削減することとしています(基準年:2015年度、SBT1.5に認定)。2025年度までの累計実績は43.6%減と目標実現に沿ったペースで着実に削減を進めています。
また、自社だけでなく、サプライヤーへの展開活動も始めています。温室効果ガス排出量をサプライチェーン全体で見た場合、製品・サービスの購入(スコープ3 カテゴリ1)の割合が高いため、サプライヤーでの温室効果ガス排出量削減の取り組みが欠かせません。そこで、メインサプライヤー(年間調達額の70%を占める上位)の温室効果ガス排出量自主削減目標の設定状況の調査を開始しました。
2024年度時点で、メインサプライヤーの63%が温室効果ガス排出量自主削減目標を設定し、取り組みを行っています。
2025年度からは、サプライヤーによるスコープ3排出量算定の支援を開始しています。
サプライヤーが、自社排出を含むサプライチェーン全体での温室効果ガス削減に取り組めるよう、引き続き支援体制を強化しています。
<CO₂排出削減の長期目標(1.5℃目標/Scope 1+2)>
| 2015年度(基準年) | 2030年度(63%減) | 2050年度(100%減) |
グローバル排出量(t-CO₂) | 54,803 | 20,277 | 0 |
<CO₂排出削減の実績(単位:t-CO₂) (注)1、2、3>
| 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 |
直接排出(スコープ1) | 4,061 | 3,893 | 4,929 | 4,173 | 4,038 |
電力使用等による間接排出 | 41,021 | 43,140 | 38,495 | 34,763 | 26,861 |
(注)1 上記排出量のうち2025年度の数値については提出日時点の集計値であり、第三者保証を取得後、確定値を当社のウェブサイトにて開示します。
2 集計範囲はナブテスコ単体及び国内外の主要な連結子会社です。
3 集計の方針及び基準は、「エネルギーの使用の合理化に関する法律」「地球温暖化対策の推進に関する法律」に準拠し、環境情報管理に関する社内規定に基づき集計しています。
<その他の間接排出(スコープ3) 2024年度実績 (注)1、2>
カテゴリ | CO₂排出量 | 割合 | 備考 | |
1 | 製品・サービス購入 | 745,904 | 69.71% |
|
2 | 資本財 | 99,144 | 9.27% |
|
3 | エネルギー関連活動 | 6,118 | 0.57% |
|
4 | 輸送・配送(上流) | 191,617 | 17.91% |
|
5 | 事業から出る廃棄物 | 954 | 0.09% |
|
6 | 出張 | 6,380 | 0.60% |
|
7 | 従業員通勤 | 1,703 | 0.16% |
|
8 | リース資産(上流) | - | - | 対象外(該当するリース資産なし) |
9 | 輸送・配送(下流) | - | - | 対象外(完成品は、委託物流のためカテゴリ4に含む) |
10 | 販売した製品の加工 | - | - | 対象外(当社製品は完成品のため、販売後に加工を行わない) |
11 | 販売した製品の使用 | 17,445 | 1.63% |
|
12 | 販売した製品の廃棄 | 773 | 0.07% |
|
13 | リース資産(下流) | - | - | 対象外(該当するリース資産なし) |
14 | フランチャイズ | - | - | 対象外(該当するフランチャイズなし) |
15 | 投資 | - | - | 対象外(該当する投資なし) |
合計 | 1,070,037 | 100% |
| |
(注)1 2025年度実績については集計中のため、2024年度実績の情報を記載しています。
2 2024年度スコープ3算定方法、対象期間、範囲は以下のとおり。
・算定方法:サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドライン(環境省、経済産業省)に準拠。
・算定期間:2024年1月1日~2024年12月31日
(3) 人的資本経営の推進
当社グループは、長期ビジョンで掲げる「イノベーションリーダー」に向けて、統合前から積み重ねてきた顧客ニーズに「応える」取り組みとともに、顧客や社会の期待を「超える」視点を重視し、業績の向上 (Financial Impact)と社会課題の解決 (Social Impact)を同時に実現していくことで企業価値を高めることを追求しています。
その実現には、「両利きの経営」で言われる既存事業の深化と新規事業の探索の両立が必要であり、イノベーションを促進する基盤となる諸資本の変革が求められます。
なかでも人的資本は価値創造プロセスの起点となる重要な資本であり、当社グループでは、「イノベーションリーダー」の実現に向けた人的資本の最適化を図ることを、人的資本経営の目的としています。
顧客の「期待に応える」ためには、既存事業における絶え間ない技術革新や性能・品質の改善、生産性の向上等を通じて、顧客ニーズに徹底的に寄り添う人財が必要となります。一方、顧客や社会の「期待を超える」ためには、既存事業領域の拡大や新事業の創出など、顧客や社会の期待を超える価値を生み出し、提案する人財の拡充や育成が求められます。
組織面では、経営環境の変化に対して柔軟に対応できる組織能力の獲得が重要となります。そのためには、経営層からの上意下達による従来型のマネジメントだけではなく、各個人が自律的・自発的に行動することやトップダウンとボトムアップをつなげる管理職層の役割が重要となります。当社グループの人的資本経営は、これら各層の三位一体による推進が骨格となっています。各層がこのような役割を果たせるよう人的資本への投資を積極的に行い、「期待に応える」と「期待を超える」サイクルを力強く回し続けることで長期ビジョンの実現につなげていきます。
① 人的資本経営の目指す姿
当社グループでは、会社・経営層、組織・管理職層、個人による役割遂行が価値創造につながるとの認識のもと、人的資本の最適化に向け、「会社・経営層」「組織・管理職層」「個人」のそれぞれでの目指す姿を設定しています。
会社・経営層においては、Actionできる「状況・環境」を創り出すこと。「組織・管理職層」においては、個々人のActionの種に気づきを与えること。「個人」においては「Innovation in Action」の種を芽吹かせること。これらが、当社グループの人的資本経営の目指す姿です。
② 現状と目指す姿のギャップ/課題抽出
当社グループでは、社員の主観的な状態を測定するエンゲージメントスコア(ES)と組織診断を定期的に実施し、個人の状態と組織風土の両面から現状把握と課題抽出を行っています。
組織診断の設問設計にあたっては、挑戦、共創、学習、創意工夫などイノベーション促進に関連性が高いと考えられる項目(イノベーション項目)を設定しました。下のグラフは、ESと組織診断の設問群を「個人の状態を表すもの(個人指標)」、「組織の状態を表すもの(組織指標)」に分類した上で、イノベーション項目とそれ以外の設問項目の充足度の相関分析を両指標について実施し、イノベーションとのつながりの強さ(横軸)、充足度(縦軸)でプロットしたものです。
両グラフの右下の項目群は、「イノベーションとのつながり」が強い一方で「充足度」が低い項目であり、個人指標では、仕事へのやりがいや達成感を得られ、成長につながる実感を持つことがイノベーション推進のドライバーとなることが示唆されます。
組織指標においては、会社・経営層のレベルでは「目標達成の見通しの実感」、「会社による世の中の変化先取り」「挑戦する風土の醸成」、組織・管理職層のレベルでは、「部署を超えた問題解決」や、「次のリーダー育成」といったキーワードが挙がっています。これらの項目の充足が、イノベーションリーダーの実現に向けた重点課題となるとの仮説を構築し、ギャップ解消に向けた各施策を、「会社・経営層」「組織・管理職層」「個人」が三位一体となり推進しています。
③ 指標及び目標
前頁のギャップ解消に向け、当社グループでは、「会社・経営層」「組織・管理職層」「個人」の各層でのイノベーションに向けた取り組みの進捗を測る結果系指標として、「イノベーション指数」「リンケージ指数」「エンゲージメント指数」の3つの人的資本KPIを設定しています。これらの指標は、組織診断結果とエンゲージメントスコアを合成した結果系指標であり、各指標で2022年度の第三四分位の値を当面の目標として設定しています。
「イノベーション指数」は、Actionできる「状況・環境」を創り出すための指標で、ナブテスコ ウェイの浸透、人財ポートフォリオの充足により、イノベーションに取り組む目的を共有することで組織・個人がActionできる状況・環境を支援していきます。
「リンケージ指数」は、個々人のActionの種に気づきを与えるための指標で、配置・育成・評価、新規事業の仕組み、支援、制度改定により、「期待に応える」「期待を超える」両利きの視点で個人のActionを後押しします。
「エンゲージメント指数」は、個々人におけるMy “Innovation in Action”の種を芽吹かせるための指標で、ナブテスコ ウェイの自分事化、自律的キャリア形成、リスキリングにより、個々人のイノベーション意識を定着させていきます。
人的資本KPIについては、実行戦略や各指標の進捗をモニタリングしつつ、課題の変化に合わせて柔軟に見直し、人的資本経営の高度化を図っていきます。
<人的資本KPI>
(会社・経営層) イノベーション指数 | (組織・管理職層) リンケージ指数 | (個人) エンゲージメント指数 |
【画像・図表はPDF原本参照】 |
【画像・図表はPDF原本参照】 |
【画像・図表はPDF原本参照】 |
(注)1 2025年度実績については集計中のため、2024年度実績の情報を記載しています。
2 組織診断とエンゲージメントサーベイの集計について、両データを整合させるために部門平均値を使用した結果、2022年度の数値を遡及修正しています。また、この修正に伴い、人的資本KPIの目標も2022年度の第三四分位の数値へ遡及修正しています。
(会社・経営層)イノベーション指数
イノベーション指数向上に向けた体系的な施策展開
(組織・管理職層)リンケージ指数
リンケージ指数向上に向けた体系的な施策展開
(個人)エンゲージメント指数
エンゲージメント指数向上に向けた体系的な施策展開
(4) 持続的なイノベーション創出をリードする知的財産経営戦略
当社グループは、顧客やパートナー企業など、すべてのステークホルダーが持続的成長と事業拡大を図るために、その事業競争力の源泉である現在及び未来の「コア価値(知財・無形資産)」の持続的な競争優位を担保する「知的財産経営戦略」をグループ全体で推進することで、企業価値の向上を追求しています。
当社グループの「コア価値」は、いわゆるコアコンピタンス(中核となる強み)だけでなく、競合企業も保有している技術等であっても、顧客への価値提供に必要な技術等を含むものとなります。コアコンピタンスだけでは顧客に価値を提供できないため、対象を広く捉えており、更に特許などの知的財産権だけでなく、ノウハウや取引実績、サプライチェーンなども含まれる知財・無形資産をいいます。そして、現在保有しているコア価値(現在のコア価値)と、将来必要となるコア価値(未来のコア価値)を事業毎に定めています。
さらに現在及び未来のコア価値は全社共通の切り口(機能や目的)で可視化され、共有されています。
<当社グループのコア価値>
① ガバナンス
2025年度から技術開発戦略と知的財産戦略を一体的に議論すべく、これまで開催してきた全社知財戦略審議を発展的に解消し、当社グループ全体の技術開発戦略及び知的財産戦略の基本方針を議論・審議するため、CEOや経営幹部をメンバーとしたグループ開発会議を年1回開催しています。ここで決定された基本方針に基づき、各社内カンパニーやグループ会社固有の技術開発戦略や知的財産戦略を議論・審議するため、各社内カンパニー等の社長や幹部と技術本部長や技術本部の幹部をメンバーとしたカンパニーロードマップ会議を年3回程度開催しています。なお、カンパニーロードマップ会議は従来、各社内カンパニー等の技術開発を中心に議論する会議体でしたが2024年度に技術開発戦略と知的財産戦略を一体的に議論すべく知的財産戦略を議論する場であったカンパニー知財戦略審議と統合しました。
また、2025年度から各カンパニーロードマップ会議の活動状況の共有や社内カンパニー等の共通の技術及び知財課題について議論・審議するため、技術本部長とコーポレート部門や社内カンパニー等の技術部門長をメンバーとした技術部門長会議を年6回程度開催しています。なお、技術部門長会議は従来、当社グループ共通の技術課題を中心に議論する会議体でしたが2025年度に技術課題と知財課題を一体的に議論すべく当社グループ共通の知財課題を議論する場であった知的財産強化委員会と統合しました。
技術部門長会議で議論された内容は戦略提案としてグループ開発会議で審議されて、翌年の基本方針に反映されています。このようにグループ開発会議、カンパニーロードマップ会議及び技術部門長会議の活動が有機的に結びつき、スパイラル的に発展していく形になっています。
また、2022年以降より年1回、取締役会で全社知的財産戦略の基本方針を報告し監督を受けています。なお、個別事業に関する知的財産戦略については事業戦略に含めて都度、取締役会で報告し監督を受けています。
② 戦略
■IPランドスケープによる新事業創造
当社グループではIPランドスケープを活用した市場や顧客ニーズの探索を通じて、コア価値の強化、新規獲得を図っています。当社グループの製品・サービスが使用される設備やシステム全体に関する特許情報などの知財情報だけでなく、論文、雑誌、企業情報などあらゆる公開情報をグローバルに調査し、技術・市場動向や顧客ニーズをマクロ分析しています。さらにこの分析結果をもとに新事業テーマ・市場・顧客ニーズの探索や開発テーマの検証、オープンイノベーションなどの協業先の探索など、将来事業の方針設定や他社連携の議論をイノベーション戦略室や社内カンパニー等と行っています。
■コア技術情報管理と知的財産権獲得の戦略的な活用
当社グループの競争力の源泉であるコア価値(知財・無形資産)には、いわゆる発明だけでなく、顧客との深い信頼関係や市場におけるブランドイメージ、商品・サービスに関するアイデア、設計・製造ノウハウ、サプライチェーンや人財などが含まれます。秘匿可能なコア価値については、徹底したコア技術情報管理(秘密情報管理)を行い、販売等のため秘匿することが困難なコア価値については、積極的に出願して知的財産権を獲得することで、コア価値の保護を図っています。
現在保有するコア価値とともに新たに生み出されるコア価値をコア技術情報管理と知的財産権獲得の両面で保護することにより、当社グループの総合的なコア価値力を持続的に増大させ、企業価値の向上を図ります。
③ リスク管理
■秘密情報管理と知的財産権獲得の戦略的な活用
当社グループの競争力の源泉であるコア価値には、顧客との深い信頼関係や市場でのブランドの構築、商品、サービスにおける技術アイデアや、設計・製造ノウハウなどが含まれ、これらは多数の特許、意匠、商標、営業秘密等の知的財産権で保護されています。
創造されたコア価値(知財・無形資産)は、原則として、全てコア技術情報(秘密情報)として徹底した秘密情報管理(コア技術情報管理)がされています。コア技術情報管理の一環として、全役員・社員(含む派遣社員)を対象に毎年情報管理教育を行うとともに、万一の国内外の裁判でも耐えうるような証拠形成も行っています。さらに業務監査部門とも連携して管理体制の維持も図っています。
一方、製品販売等の事業活動で公開するため、秘匿することが困難な技術的コア価値のみ、知財網を構築する知的財産権獲得戦略で保護を図っています。2025年末の時点で日本2,200件程度、アジア1,200件程度、欧州1,100件程度、米国500件程度の特許・実用新案・意匠(出願中含む)からなるパテントポートフォリオを構築しています。
現在のコア価値とともに新たに生み出される未来のコア価値をこのコア技術情報管理と知的財産権獲得戦略の両面で保護することにより、当社グループの総合的な知財・無形資産力を持続的に増大させ、これにより企業価値の持続的な向上を図ります。
■知財クリアランスの実行取り組み
当社グループでは、顧客の事業や製品を守ることを必須項目とし、当社グループの事業・製品を守ることを必要項目として、事業化プロセスの中で知財クリアランスを実行しています。具体的にはコア技術情報管理、知的財産権獲得、他社の知的財産権侵害防止、技術契約遵守、模倣排除、商標・著作権保護等の活動を事業化プロセスの中で実施しています。
2018年度以降で190件以上の製品・サービスについて実施しています。
■模倣品排除
当社グループのブランドを信じて購入した顧客が損害を被らないように、ブランド模倣はコストが掛かっても徹底的に排除する方針を取っています。
社内カンパニー及び国内外グループ会社からの情報のほか、展示会の定期巡回、ECサイトへの出品状況や企業ホームページの定期的な監視、過去に警告して侵害を中止した企業の定期監視等を行い、模倣品の早期把握を図っています。
その結果、2018年度以降で420件以上の侵害警告を行っています。
④ 指標及び目標
■量から質への転換
コア価値(知財・無形資産)を獲得・強化するための知的財産戦略活動を体系化し、社内カンパニーとグループ会社の中期経営計画の中で、その知的財産戦略活動を事業計画の一つとして策定、実行することを徹底しています。
また、すべての技術者が自ら新事業や新技術のアイデアや設計・製造のノウハウを創造する風土を構築するために、その創造活動を業績評価の対象として積極的な活動を奨励すると共に、事業に貢献する発明をなした方々(2025年度までに延べ256名)に対して、会社の創立記念式典で優秀発明者表彰を行い、全社でその栄誉を称え、社員の創造意欲の高揚を図っています。
このような活動を通じて、発明、意匠及びノウハウに関する知財創造届出件数は、以下のグラフに示すように、一定以上の水準を維持しております。
2025年度に量から質の更なる向上を目的とした活動に変更し、スマートモーションコントロールによる社会課題の解決を加速すべく、これに関する知財創造届出目標件数を設定しました。その結果、スマートモーションコントロール関連の知財創造届出件数は計画180件に対し、実績は325件となり計画以上となりました。一方、スマートモーションコントロール関連以外の開発テーマや生産技術関連の知財創造届出件数は減少することになり、全体で637件となりました。今後もスマートモーションコントロール関連の知財創造活動に注力して目標管理を行いますが、知財創造届出件全体でも一定の件数を維持するように活動していきます。
<知財創造届出件数>
※1 油圧機器事業を除いております。
2 網掛はスマートモーションコントロール関連の件数です。
■知の探索によるイノベーションを推進する施策
2022年度からいわゆる知の探索によるイノベーションを活性化させる一つの取組みとして知財創造する人の多様性を高める活動を展開しており、この活動状況を示す指標として「発明者割合」を設定しました。
この「発明者割合」は開発者だけでなく生産技術者を含む技術者に対する知財創造届出を行った発明者等の実数の比率で、年度単位で算出されるものであり、多様性が継続的に維持・改善されているかを示すものです。目標は80%以上としており、これを継続するために小集団活動を含め各種施策を展開しています。
2025年度から量から質の更なる向上を目的とした活動(スマートモーションコントロール関連の知財創造強化)に変更した影響もあり目標未達となりました。2026年度はスマートモーションコントロール関連以外の開発テーマの開発担当者や設計者及び生産技術者の知財創造支援も再度強化することで目標達成に繋げたいと考えています。
更に新たな市場ニーズ等を収集し、イノベーションに繋げた営業担当者等を対象とした知財創造支援者制度により、全社一丸となったイノベーション推進を図っています。
<発明者割合>
※油圧機器事業を除いております。
3 【事業等のリスク】
(1) 当社グループのリスクマネジメント体制
当社グループは、業務執行に関し、損益、資産効率、品質、災害等の状況を適正かつタイムリーに取締役会に報告する体制を整備し、リスクの早期発見に努め、損失の極小化を図っています。
また、持続的な企業価値の向上に向けて、重要事項の審議等を行うCEOの直轄機関としてリスクマネジメント委員会を設置しており、その委員はCEOより任命されます。
リスクマネジメント委員会の委員長(常務執行役員)は、リスクマネジメントの取組状況をCEOが出席するマネジメント・コミッティや取締役会等の経営会議に定期的に報告しています。
(2) リスク管理
リスクマネジメント委員会は、全社横断的な組織として、毎年、コーポレート部門、社内カンパニー及びグループ会社が行ったリスクアセスメントの結果に基づいて、全社的重大リスクを特定し、それらの対策を審議することに加えて、対応策の実施状況を適切にフォローしています。事業活動に影響を与える各リスク項目について、その発生度及び影響度で評価し、さらに発生原因の分析も実施します。そして、リスク対応の優先順位付けとリスクに対する許容度を確認した上、リスクの対応方法を立案し、対策案の審議を経て実行します。
また、リスクマネジメント委員会に加えて、内部監査部門をはじめとする本社専門スタッフが業務上のリスク管理状況を監査し、専門的知見に基づき業務改善に向けた必要かつ適切な助言を提供し、取締役会に報告することでリスク対応状況を適切にモニタリングします。
なお、当社のリスク評価は、①リスク分析、②リスク評価、③リスク判定の順で実施します。リスク分析において、個々のリスクに対し、発生度5段階と影響度4段階により重要度を分析します。リスク分析から得られた結果に基づいて、スコアを特定し、リスクレベル及び対策レベルを4段階で判定します。
(3) 主要リスク
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりです。このようなリスクが顕在化した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。なお、将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
当社グループにおける主要リスク | 発生度 | 影響度 | |
① | 経済、市場、為替相場の変動に関するリスク | 中 | 中 |
② | 地政学に関するリスク | 中 | 中 |
③ | 大規模災害・気候変動に関するリスク | 低 | 大 |
④ | 調達に関するリスク | 中 | 中 |
⑤ | 製品品質に関するリスク | 低 | 大 |
⑥ | 競合に関するリスク | 中 | 中 |
⑦ | 情報セキュリティに関するリスク | 中 | 中~大 |
⑧ | 知的財産に関するリスク | 中 | 中 |
⑨ | 企業買収等に関するリスク | 低~中 | 中~大 |
⑩ | 人財の確保に関するリスク | 高 | 中 |
リスクマップ
① 経済、市場の動向、為替相場の変動に関するリスク
当社グループの事業は、国内外の自動車、鉄道、建築、産業機械等の各産業分野に直接的又は間接的に関わっています。これら産業の景気変動及び設備投資動向、為替相場の変動等により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 中 | 影響度 | 中 |
対応策 | 当社グループでは、景気サイクルの異なる様々な産業分野に関わる事業を展開することによって、景気変動によるリスクを分散させています。また、景気変動の影響を受けにくいMRO(Maintenance, Repair and Overhaul)事業を拡大することによって、業績に及ぼす影響を最小限化できるよう努めています。 さらに、2025年から始まった中期経営計画における基本方針の一つとして、当社の強みである「モーションコントロール」を「スマートモーションコントロール」(電動化/インテグレーション/データ活用)へ進化させることを掲げており、当社の事業領域に関連する社会課題に対して、新たな価値を創造することに取り組んでいます。多様化・細分化する顧客ニーズに応え、新たな付加価値提案を行うことによって、事業拡大を図っていきます。 また、為替相場の変動による影響については、為替予約等によるリスクヘッジを行っています。 | ||
② 地政学に関するリスク
当社グループは、成長性・収益性の追求のため、アジア、北米、欧州を中心に積極的な事業展開を図っています。このため、各国の経済・市場の動向に関するリスクだけでなく、テロ、戦争その他の要因による社会的混乱の発生、政治的変動や予期できない法律、規制等の改正が行われる場合があり、各種製品の市場が影響を受け、その結果、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 中 | 影響度 | 中 |
対応策 | 当社グループでは、各事業拠点の所在地及びその周辺における政治・社会情勢・治安状況などを定期的にモニタリングしており、必要な対策を適切に実施するよう努めています。 また、国内外のグループ会社における実務責任者を対象としたコンプライアンス連絡会議及び安全保障貿易管理連絡会議を定期的に開催しており、各国における新たな法規制等の動向や、経済制裁措置、輸出管理状況などをグループ内で展開しています。 なお、地政学的リスクに起因する調達不全等のリスクについては、後述する「調達に関するリスク」に掲げる複数購買などの取組を進めています。 | ||
③ 大規模災害・気候変動に関するリスク
当社グループは、国内外の工場を始め、世界各地に事業拠点を置いています。近年、世界的な気候変動を背景とした風水害や、大規模地震、パンデミック等各種災害その他の要因による社会的混乱などのリスクが高まっていることに伴い、人的・物的被害の発生や資材調達の停滞及び物流網の寸断により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、これらによる損害が損害保険等で十分にカバーされるという保証はありません。
発生度 | 低 | 影響度 | 大 |
対応策 | 当社グループでは、ESH管理に関するCEO直轄の推進機関であるESH委員会において、気候変動に係るリスク、機会を含めた環境・安全・防災・衛生等に関する重要な情報を収集し、重要性の評価及び重要と評価された事案への対策について審議しています。 世界的な気候変動に対する取組としては、当社グループ全体における温室効果ガスの長期削減目標を設定し、国内外の各事業所においてCO₂排出量削減の目標達成に向けた活動を進めています。これらの活動を含め、気候変動に関わる社会的責任を果たすべく活動を推進しています。 近年において激甚化・頻発化する自然災害への対策としては、発災時における初動対応及び事業継続に関する一貫した対策、並びに平時の継続した教育訓練の実施に努めています。具体的には、①拠点単位の法定訓練以外の自主的な訓練実施によるマニュアル実効性の確認と改善、②e-learningによる国内全従業員の知識と判断力の向上、③BCAO(事業継続推進機構)資格認定者の配置の推進、④拠点単位の被災時の事業継続・再開のための体制構築支援などといった取組を計画的、組織的に実行しています。また、大規模地震などへの備えとして、既存建物の耐震補強、新たな工場・建屋を建設する際の耐震性確保、全事業所における棚・キャビネットなどの転倒防止工事を徹底するとともに、毎年のESH監査を始めとした各事業所での安全パトロールによって人災防止の取組を継続徹底しています。 | ||
④ 調達に関するリスク
当社グループは、約1,600社の多様な規模のサプライヤーより、主に金属部品、電子電装部品等の調達を行っています。自然災害やサイバー攻撃による調達機能の停止などの外的要因や、調達先の倒産によって部品供給が滞り代替の調達先が確保できない場合には、製品の利益率の悪化や機会損失の発生により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 中 | 影響度 | 中 |
対応策 | 当社グループでは、大規模災害やリスク全般に対応するサプライチェーンBCP活動の推進体制を整備し、調達先に対してレジリエンス認証の取得を推進することで、サプライチェーン全体の強靭化を図っています。サイバー攻撃に対しては、調達先の情報セキュリティレベルを定期的に把握し、改善支援を継続しています。これらの支援に加え、アンケート調査などを通じ、調達先との定期的なコミュニケーションを実施しています。 また、主要部品や原材料のリスク評価及び監視を定期的に実施し、複数購買化を推進することで、特定の供給源に依存しない体制を構築しています。 | ||
⑤ 製品品質に関するリスク
当社グループは、各種製品について、欠陥が発生しないように万全な品質管理基準のもとに製造しています。しかしながら、万一リコールや製造物責任(PL)につながるような重大な欠陥が発生した場合には、訴訟・リコールなどにより多額のコストの発生につながり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 低 | 影響度 | 大 |
対応策 | 当社グループでは、品質保証の国際規格「ISO9001」に基づき、製品の開発・生産・販売活動を行っています。さらに、必要に応じて各業界専用の品質保証システム(QMS)として、IATF16949やJIS-Q9100などの認証も取得し、その業界の要求に応じた管理体制を整えています。 また、市場に出荷する製品の品質・安全性を確保するため、製品の上市前には、開発・設計段階において厳格な品質及び製品安全性のレビュー(審査)を実施しています。さらに製造工程の安定性を継続的に管理し、出荷前には適切な検査を行うことで、お客様にご満足いただける製品を提供しています。 なお、品質及びPL管理に関するCEO直轄の推進機関として「品質・PL委員会」を設置しており、グループ内の品質・安全性のレベル向上に努めています。 | ||
⑥ 競合に関するリスク
当社グループは、国内外において高い市場占有率を誇る製品を多数保有しています。しかしながら、新製品開発の遅れ又は他社が画期的な新製品を開発する等により、各種製品の市場占有率が低下した場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 中 | 影響度 | 中 |
対応策 | 当社グループでは、顧客のニーズを捉えたコスト競争力のある差別化製品の開発に取り組んでいます。 また、当社グループは、顧客ニーズに応え続けることで蓄積・進化させてきたメカ設計、電気・電子設計、品質保証などの基礎技術に加えて、CAE解析や熱解析などの各種解析技術、制御技術などの高度な要素技術を有し、独自のモーションコントロール技術を確立しています。さらに、オープンイノベーションを通じて強化した電子制御技術やモデルベース開発、デジタルツインなど最先端の要素技術・開発手法を活用することで、ニーズの多様化、開発速度向上に応えられる体制を整えています。 今後は、さらに電動化、システム化、データ活用に取り組み、スマートモーションコントロールへの進化を加速し、予防保全を含めた製品・サービスの開発・提供を進めていきます。 | ||
⑦ 情報セキュリティに関するリスク
当社グループは、事業活動を通して、お客様や取引先の個人情報及び機密情報を入手することがあり、また、営業上・技術上の機密情報を保有しています。予想を超えるサイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウイルス感染等により、万一これらの情報が流出した場合や重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、生産停止や信用低下により当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 中 | 影響度 | 中~大 |
対応策 | 当社グループでは、近年の情報セキュリティリスクの増大に対応するために、グループ全体の情報セキュリティレベル向上を目的とした「情報セキュリティ委員会」を設置し、情報セキュリティに関する基本方針の策定、セキュリティ対策のレベル向上及び重大なセキュリティ・インシデントへの迅速な対応を行っています。また、情報資産のセキュリティ対策を組織的かつ継続的に推進するための各種管理規程を整備し、全社員への周知を徹底するとともに、情報資産の適切な管理に関する定期的な教育・訓練を行っています。 情報資産に対する不正な侵入、漏えい、改ざん、紛失、破壊、利用妨害等のリスクに対しては、そのリスク低減や業務復旧の早期化を企図したセキュリティシステムを導入するとともに、脆弱性に対する評価と対策を継続的に実施しています。さらに、ユーザーごとにデータへのアクセスを制限するなど、徹底したアクセス制御を施したシステム管理を実現していきます。そして、情報セキュリティに関する取組を定期的に内部及び外部監査することにより、情報セキュリティマネジメントの継続的改善を実施しています。 | ||
⑧ 知的財産に関するリスク
当社グループは、特許を含む知的財産権や秘密情報管理により自社技術の保護を図り、これら自社技術に関する知財・無形資産を適切に管理するとともに、第三者の知的財産権等を侵害することのないよう細心の注意を払っています。しかしながら、第三者が当社グループの知的財産権を侵害した場合、秘密情報が漏洩した場合、又は当社グループが第三者から知的財産権の侵害等を主張された場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 中 | 影響度 | 中 |
対応策 | 当社グループでは、事業競争力の源泉である知財・無形資産(コア価値)の持続的な競争優位を担保するため、知的財産部門と事業部門が連携し、製品・サービスの企画・開発段階から分析可能な技術は知的財産権で保護し、分析困難な設計ノウハウや量産段階で継続的に創出される製造ノウハウ等は秘密情報管理を徹底することで保護しています。 特に秘密情報管理として、秘密情報の第三者開示前の秘密保持契約締結の徹底の他、当社が秘密情報の正当な保有者であることを国内外で証明できる秘密情報保全体制を構築することで、秘密情報の意図しない漏洩に対する対応も図っています。 更に、模倣品の多い製品・国・地域では、定期的な模倣品調査と排除を現地の専門家も活用しながら行っています。特にブランド模倣については当社製品と信じて購入した顧客が被害を受けないように模倣品流通の防止に注力しています。 一方、製品・サービスの企画・開発段階から訴訟その他の重大な事業リスク発生を未然に防止するため、知的財産部門と事業部門が連携し、製品・サービスの企画・開発時だけでなく、その後も第三者の知的財産権(特許だけでなく商標や著作権も含む。)の調査分析や社内外弁理士/弁護士による非侵害鑑定取得やライセンス取得を行う等の知的財産権に関する知財クリアランスを行う体制を構築しています。 | ||
⑨ 企業買収等に関するリスク
当社グループは、企業買収を通じて、国内外における製品の生産、販売・サービス体制の拡充や技術基盤の強化を図っています。しかしながら、企業買収当初に期待した効果が買収後に得られない場合、認識しているのれん等の固定資産の減損損失等の発生により当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 低~中 | 影響度 | 中~大 |
対応策 | 当社グループでは、グループM&A実施基準を制定し、企業買収プロセスを明確化しています。また、企業買収の検討段階においては、対象企業のデューデリジェンスを行い、買収後の対象企業の運営について検証を行っています。 | ||
⑩ 人財の確保に関するリスク
当社グループは、製造・開発・販売、その他専門分野に携わる優秀な人財を幅広く採用・育成することで、グローバルな事業活動の推進と競争力の維持向上を図っています。しかしながら、人財の獲得競争の激化や社員の退職等によって十分な人財の確保及び育成ができなかった場合、競争力の低下につながり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
発生度 | 高 | 影響度 | 中 |
対応策 | 当社グループでは、多様な人財を確保することを目的として、アルムナイ採用(※1)、リファラル採用(※2)など多様な手法を取り入れ、高度専門人財獲得のためのプロフェッショナル制度を整備するなどといった取組を推進しています。 また、健康経営の観点から、産業保健専門職の配置によるきめ細かな対応、健康保険組合と事業主が一丸となったコラボヘルス活動といった社員の健康維持に資する取組を行っています。そのほかにも、リテンションを目的とした社内公募制度の運用を行うなど、社員の「いきいき・ワクワク」の創造・活力ある組織の維持に取り組んでいます。
※1 退職した元社員(アルムナイ)を再雇用する手法 2 事業内容や企業文化をよく知る従業員から友人・知人の紹介・推薦を受け、選考・採用する手法 | ||
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要
① 経営成績
当社は、2025年7月31日に「油圧機器事業の会社分割(簡易吸収分割)ならびにComer Industries S.p.A.との株式譲渡契約および株主間契約締結のお知らせ」にて公表のとおり、油圧機器事業の会社分割並びに同事業を継承する子会社の株式譲渡に関する決議がなされたことから、IFRS第5号に基づき第3四半期連結会計期間より、同事業を非継続事業に分類しています。これに伴い、売上高、営業利益、税引前利益について、期首より非継続事業を除いた継続事業の金額を表示し、当期利益、親会社の所有者に帰属する当期利益は、継続事業及び非継続事業の合算を表示しています。なお、前期についても同様に組み替えて表示しています。
当社グループの当連結会計年度の業績は、コンポーネントソリューション事業、トランスポートソリューション事業及びアクセシビリティソリューション事業で需要が増加したことにより、売上高は307,912百万円となりました。
営業利益は増収による増益に加え、Project 10による収益性改善活動の効果があったものの、鉄道車両用機器に係る関係会社整理損失やDeep Sea社に配分されたのれんの減損損失もあり、20,956百万円となりました。また、税引前当期利益は21,983百万円となり、親会社の所有者に帰属する当期利益は15,255百万円となりました。
(単位:百万円)
| 売上高 | 営業利益 | 税引前当期利益 | 親会社の所有者に |
当連結会計年度 | 307,912 | 20,956 | 21,983 | 15,255 |
前連結会計年度 | 280,458 | 13,157 | 14,225 | 10,188 |
前期比(%) | 9.8 | 59.3 | 54.5 | 49.7 |
当連結会計年度のセグメント別概況は次のとおりです。
[売上高]
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 前期比(%) |
(2024年12月期) | (2025年12月期) | ||
コンポーネントソリューション事業 | 67,646 | 79,325 | 17.3 |
トランスポートソリューション事業 | 88,727 | 100,473 | 13.2 |
アクセシビリティソリューション事業 | 106,771 | 110,668 | 3.7 |
その他 | 17,315 | 17,445 | 0.8 |
合計 | 280,458 | 307,912 | 9.8 |
[営業利益]
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 前期比(%) |
(2024年12月期) | (2025年12月期) | ||
コンポーネントソリューション事業 | 2,667 | 5,420 | 103.2 |
トランスポートソリューション事業 | 12,389 | 13,698 | 10.6 |
アクセシビリティソリューション事業 | 9,340 | 9,541 | 2.1 |
その他 | 1,043 | 2,194 | 110.3 |
全社又は消去 | △12,282 | △9,897 | - |
合計 | 13,157 | 20,956 | 59.3 |
② 財政状態
(単位:百万円)
| 前連結会計年度末 | 当連結会計年度末 | 増減 |
資産 | 449,845 | 466,632 | 16,787 |
負債 | 160,101 | 176,264 | 16,163 |
資本 | 289,744 | 290,368 | 624 |
(資産)
当連結会計年度末の流動資産は256,426百万円、非流動資産は210,206百万円であり、その結果、資産合計は466,632百万円と前連結会計年度末比16,787百万円の増加となりました。主な増加要因は、IFRS第5号に基づき油圧機器事業を非継続事業に分類したことに伴う売却目的で保有する資産の増加43,665百万円です。主な減少要因は、営業債権の減少13,512百万円、及び有形固定資産の減少12,657百万円です。
(負債)
当連結会計年度末の流動負債は134,677百万円、非流動負債は41,587百万円であり、その結果、負債合計は176,264百万円と前連結会計年度末比16,163百万円の増加となりました。主な増加要因は、流動負債における借入金の増加13,129百万円、及びIFRS第5号に基づき油圧機器事業を非継続事業に分類したことに伴う売却目的で保有する資産に直接関連する負債の増加12,256百万円です。主な減少要因は、その他の債務の減少9,181百万円です。
(資本)
当連結会計年度末の資本合計は290,368百万円となりました。親会社の所有者に帰属する持分合計は273,466百万円と前連結会計年度末比907百万円の増加となりました。主な増加要因は、親会社の所有者に帰属する当期利益15,255百万円、及び在外営業活動体の換算差額等によるその他の資本の構成要素の増加4,834百万円です。主な減少要因は、配当及び自己株式の消却による利益剰余金の減少20,089百万円です。
以上の結果、親会社の所有者に帰属する持分比率は58.6%となり、1株当たり親会社所有者帰属持分は2,333.54円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 26,650 | 32,824 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △28,733 | △15,725 |
フリーキャッシュ・フロー | △2,083 | 17,098 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | △4,137 | △13,559 |
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、営業活動及び短期借入れにより獲得した資金を、主に設備投資、自己株式の取得及び配当金の支払に充てた結果、73,340百万円と前連結会計年度末比1,136百万円の減少となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは32,824百万円の資金の増加となりました。主な増加要因は、当期利益、減価償却費及び償却費によるものです。一方、主な減少要因は、棚卸資産の増加、及び営業債務の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは15,725百万円の資金の減少となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは13,559百万円の資金の減少となりました。主な増加要因は、短期借入れによる収入です。主な減少要因は、自己株式の取得による支出、及び配当金の支払いです。
(3) 生産、受注及び販売の状況
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと以下のとおりです。
セグメントの名称 | 生産高(百万円) | 前期比(%) |
コンポーネントソリューション事業 | 81,841 | 20.4 |
トランスポートソリューション事業 | 101,796 | 11.2 |
アクセシビリティソリューション事業 | 112,394 | 4.2 |
その他 | 19,504 | 16.3 |
合計 | 315,535 | 11.0 |
(注) 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値です。
② 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと以下のとおりです。
セグメントの名称 | 受注高(百万円) | 前期比(%) | 受注残高(百万円) | 前期比(%) |
コンポーネントソリューション事業 | 82,428 | 16.2 | 19,666 | 18.7 |
トランスポートソリューション事業 | 109,354 | 8.4 | 100,199 | 9.7 |
アクセシビリティソリューション事業 | 111,145 | 8.7 | 47,803 | 1.0 |
その他 | 20,326 | 14.5 | 12,387 | 30.3 |
合計 | 323,254 | 10.8 | 180,055 | 9.3 |
(注) 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値です。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと以下のとおりです。
セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前期比(%) |
コンポーネントソリューション事業 | 79,325 | 17.3 |
トランスポートソリューション事業 | 100,473 | 13.2 |
アクセシビリティソリューション事業 | 110,668 | 3.7 |
その他 | 17,445 | 0.8 |
合計 | 307,912 | 9.8 |
(注) 1 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値です。
2 総販売実績に対し10%以上に該当する販売先はありません。
(4) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
① 重要性のある会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表で採用する重要性のある会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 注記3.重要性のある会計方針 及び 注記6.重要な会計上の判断、見積り及び仮定」に記載のとおりです。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
1) 売上高(非継続事業を除く)
当社グループの当連結会計年度の業績は、コンポーネントソリューション事業、トランスポートソリューション事業及びアクセシビリティソリューション事業で需要が増加したことにより、前期比9.8%増加し307,912百万円となりました。
2) 営業利益(非継続事業を除く)
営業利益は増収による増益に加え、Project 10による収益性改善活動の効果があったものの、当第4四半期では鉄道車両用機器に係る関係会社整理損失やDeep Sea社に配分されたのれんの減損損失もあり、前期比59.3%増加し20,956百万円となりました。売上高営業利益率は6.8%となりました。
3) 税引前当期利益(非継続事業を除く)
金融収益は、為替差益等を計上したことにより992百万円となりました。金融費用は、支払利息等を計上したことにより1,105百万円となりました。持分法による投資利益は1,140百万円となりました。
その結果、税引前当期利益は21,983百万円と前期比54.5%増加となりました。
4) 親会社の所有者に帰属する当期利益(非継続事業を含む)
以上の結果、法人所得税費用5,833百万円及び非支配持分に帰属する当期利益1,930百万円を差引いた親会社の所有者に帰属する当期利益は、15,255百万円と前期比49.7%増加となりました。
また、基本的1株当たり当期利益は前期比43.04円増加し、127.87円となりました。
当連結会計年度のセグメントの業績の状況は次のとおりです。
(コンポーネントソリューション事業)
コンポーネントソリューション事業の受注高は、前期比16.2%増加し82,428百万円となりました。売上高は、同17.3%増加し79,325百万円、営業利益は、同103.2%増加し5,420百万円となりました。
精密減速機は、長期化していた産業用ロボット在庫が適正水準となったことに加え、需要が堅調に推移したことにより、売上高は前期比で増加となりました。
(トランスポートソリューション事業)
トランスポートソリューション事業の受注高は、前期比8.4%増加し109,354百万円となりました。売上高は、同13.2%増加し100,473百万円、営業利益は、同10.6%増加し13,698百万円となりました。
鉄道車両用機器は、国内外での新車向け需要及びMRO (Maintenance, Repair and Overhaul)需要が好調に推移したことにより、売上高は前期比で増加となりました。
航空機器は、防衛費の増額による需要拡大と民間航空機向けでも増収となり、売上高は前期比で増加となりました。
舶用機器は、新造船向け需要及びMRO需要が好調に推移したことにより、売上高は前期比で増加となりました。
商用車用機器は、東南アジア市場で需要の低迷が継続しているものの、国内市場の需要は底堅く推移したことから、売上高は前期並みとなりました。
なお、当期は鉄道車両用機器に係る関係会社整理損失1,324百万円及びDeep Sea社に配分されたのれんの減損損失989百万円を計上しました。
(アクセシビリティソリューション事業)
アクセシビリティソリューション事業の受注高は、前期比8.7%増加し111,145百万円となりました。売上高は、同3.7%増加し110,668百万円、営業利益は、同2.1%増加し9,541百万円となりました。
自動ドア事業は、国内での建物用ドア及びプラットホームドア需要が堅調に推移したことに加え、為替効果により、売上高は前期比で増加となりました。
(その他)
その他の受注高は、前期比14.5%増加し20,326百万円となりました。売上高は、同0.8%増加し17,445百万円、営業利益は、同110.3%増加し2,194百万円となりました。
包装機は、国内での設備更新需要が堅調だったものの、海外での設備投資の見合わせが継続したことにより、売上高は前期並みとなりました。
③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループにおける主な資金需要は、営業活動においては、生産活動に必要な運転資本(原材料、人件費等)、受注獲得のための販売費、既存事業の競争力強化や新商品や新事業の創出のための研究開発費等があります。投資活動においては、コンポーネントソリューションセグメントにおける精密減速機における生産能力増強等を中心に、製品の増産対応や更新等の設備投資を実施しました。財務活動においては、短期借入12,900百万円を実施しました。
また、当社グループは2026年12月期において、12,500百万円の設備投資を予定しています。
当社グループの事業活動に必要な資金は、主として自己資金、及び金融機関からの借入等により調達しており、親会社所有者帰属持分比率やROE等の指標を注視しながら、最適な資金調達方法を選択しています。当連結会計年度末の借入金の残高は44,985百万円と前期比13,101百万円の増加となりました。
④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、2025年度を初年度とする中期経営計画における経営目標として、ROIC 10%以上という財務目標を設定していました。当期の各指標の実績は以下のとおりです。
| 第23期 (2025年度) |
ROIC(%) | 4.5 |
DOE(%) | 3.5 |
(注) 2026年3月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「剰余金の処分の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、DOE数値が以上のとおりとなる予定です。
5 【重要な契約等】
(技術等導入に関する契約)
契約会社名 | 技術導入先 | 契約の対象 | 締結契約 | 契約期間 |
ナブテスコ 株式会社 | 米国 | F-15戦闘機搭載装備品であるノーズステア・インプットノーズステア | 1983年1月 | 2028年12月迄 |
ヘリコプター用搭載機器に関する | 1989年1月 | 2028年12月迄 |
(注) 上記契約に対する対価として、一定額又は売上高の一定率を支払っています。
(株式譲渡契約及び株主間契約)
当社は、2025年7月31日開催の当社取締役会において、当社の油圧機器事業を、当社が新たに設立する完全子会社(コムテスコ株式会社)に吸収分割の方法により承継させ、対象事業を集約させた上で、同社の発行済株式のうち70%をComer Industries S.p.A.に譲渡する旨の株式譲渡契約、及びコムテスコ株式会社に関する株主間契約をComerとの間で締結することを決議し、2026年1月1日付で譲渡を完了しています。
詳細につきましては、「第5経理の状況 2(財務諸表等) (注記事項) (企業結合等関係)をご覧ください。
6 【研究開発活動】
当社グループは、「独創的なモーションコントロール技術で、移動・生活空間に安全・安心・快適を提供します」との企業理念のもと、利益ある成長の姿を研究開発活動のゴールに設定し、事業戦略と連携した研究開発計画を立案して研究開発に取組んでいます。
研究開発活動の方向性として、強みであるメカ・コンポーネント技術を基盤とし、電動化に加え、システム化、センシング技術やデータ分析技術、ソフトウェア技術を組み合わせ、当社にしか出来ない「スマートモーションコントロール」製品を生み出すため、各種研究開発を推進しています。
当連結会計年度の研究開発のための費用は13,436百万円です。なお、油圧機器事業にかかる研究開発費を含みます。
セグメントごとの研究目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は以下のとおりです。
(1) コンポーネントソリューション事業
精機カンパニー、パワーコントロールカンパニーが中心となって、精密減速機及び同システム、建設機械用油圧機器及び同システム等の研究開発を行っています。当連結会計年度の主な成果は、産業用ロボット向け「精密減速機RV™」のラインアップ強化、小型減速機『RVmini®シリーズ』及び『Monocrank®シリーズ』の新製品開発、故障検知センサーの開発、「精密減速機RV™」をベースにした半導体・FPD市場向けギヤヘッドシリーズの開発、AGV駆動ユニットのシリーズ開発、建設機械用省エネポンプ・バルブシステムの投入、建設機械用走行/旋回ユニットのラインアップ強化、建設機械用コンパクト・高出力密度VCシリーズモータモデルの投入、建設機械のICT化・電動化に対応した機器の研究等です。当事業に係る研究開発費は、2,044百万円です。
(2) トランスポートソリューション事業
鉄道カンパニー、航空宇宙カンパニー、舶用カンパニー及びナブテスコオートモーティブ㈱が中心となって、鉄道車両用ブレーキ装置及び同ドアシステム、航空機用飛行制御機器及び同システム、舶用エンジン制御システム、商用車用ブレーキや乗用車用クラッチの各種装置・機器の研究開発を行っています。当連結会計年度の主な成果は、グローバル市場向け鉄道車両用ブレーキ制御装置・機器(車両制御)の開発、粉塵環境性能を向上させたオイルフリーコンプレッサーの開発、フライトコントロール用電動アクチュエータの開発、船速馬力制御ユニット「TELEGRAPH AGENT™(テレグラフ エージェント)」を適用した自律運航船向けシステム連携開発、環境対応エンジン向け制御装置及び燃料噴射バルブの開発、エンジン始動用高圧電磁弁の上市、従来の商用車用エアブレーキ機器の開発に加え電動化に対応した電動コンプレッサーの開発等です。当事業に係る研究開発費は、3,077百万円です。
(3) アクセシビリティソリューション事業
住環境カンパニーが中心となって、建物用自動ドア、プラットホーム用可動柵やスクリーンドア、福祉機器等の研究開発を行っています。当連結会計年度の主な成果は、高付加価値自動ドアの開発、遮煙性能付き(CAS認定)特定防火設備(複合防火設備)の上市、デジタルサイネージ一体型自動ドア及び広告配信事業の展開拡大、鉄道駅舎プラットホーム向けの可動式ホーム柵及びフルスクリーンホームドアの開発、台車向けアシストユニットの開発及び上市、歩行車用コンパルユニットの小型モデル・海外仕様等です。当事業に係る研究開発費は、4,067百万円です。
(4) その他
PACRAFT㈱、及びシーメット㈱が中心となって、自動充填包装機、光造形システム(3Dプリンター)等の研究開発を行っています。当連結会計年度の主な成果は、高生産性要求に応える包装機、包装機の前後工程での省人化・自動化装置の開発、製造業向け中型光造形装置「ATOMm-4000Ⅱ」の上市、風力発電機用CMFS機器の開発、欧州大手発電事業者所有の3MW風車用CMFSの実機試験、CMFSクラウドサービスの開発及び国内・海外でのサービス開始、クラウド内での旋回ギヤの歯面寿命診断の開発等です。当事業に係る研究開発費は、920百万円です。
(5) コーポレート部門
コーポレート部門では、グループ全体に共通する基盤要素技術や新事業分野に係る研究開発活動、大学・研究機関及び他企業と共同研究開発活動等を積極的に行っています。2024年に北米にイノベーション拠点を設置し、技術シーズや協業先の探索を継続しています。コーポレート部門に係る研究開発費は、3,328百万円です。
第3 【設備の状況】
1 【設備投資等の概要】
当社グループでは、国内においては能力増強及び生産性向上、海外においては生産性向上、設備更新を中心に設備投資を行いました。結果として当連結会計年度は、全体で11,587百万円の設備投資(有形固定資産及び無形資産への投資)を実施しました。なお、油圧機器事業にかかる設備投資を含みます。
コンポーネントソリューション事業においては、精密減速機における生産能力増強等を中心に、5,736百万円の設備投資を行いました。
トランスポートソリューション事業においては、主に舶用機器における開発設備投資、鉄道車両用機器、及び航空機器における設備更新や生産性向上等を中心に、2,931百万円の設備投資を行いました。
アクセシビリティソリューション事業においては、自動ドアにおける研究開発及び設備更新等を中心に、1,862百万円の設備投資を行いました。
その他の事業においては、包装機における設備更新、研究開発等を中心に、343百万円の設備投資を行いました。
全社・共通資産においては、情報管理システムの更新、次期IT基盤の構築等を中心に、715百万円の設備投資を行いました。
また、所要資金については、いずれの投資も主に自己資金を充当しました。
2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社
2025年12月31日現在
事業所名 | セグメント | 設備の内容 | 帳簿価額(百万円) | 従業員数 | ||||
建物 | 機械装置 | 土地 | その他 | 合計 | ||||
津工場 | コンポー | 精密減速機 | 7,271 | 11,290 | 1,755 (118,602) | 1,662 | 21,978 | 552 |
浜松工場 | コンポーネント | 精密減速機 | 15,182 | 5,663 | 5,660 (181,700) | 13,721 | 40,227 | 69 |
神戸工場 | トランス | 鉄道車両用 | 1,550 | 640 | 3,431 (27,000) | 350 | 5,972 | 360 |
西神工場 | トランス 本社共通 | 舶用機器等 | 1,081 | 534 | 698 (70,780) | 178 | 2,491 | 209 |
岐阜工場 | トランス | 航空機器 | 5,014 | 1,281 | 541 (81,323) | 253 | 7,089 | 393 |
甲南工場 | アクセシ | 建物用自動扉等生産設備 | 499 | 113 | 90 (11,018) | 355 | 1,057 | 258 |
賃貸不動産 | 本社共通 | 工場用土地、 建物及び 構築物 | 70 | 1 | 676 (57,236) | 0 | 746 | - |
(注) 1 帳簿価額は、日本基準に基づく個別財務諸表の帳簿価額を記載しています。
2 その他は工具、器具及び備品、建設仮勘定です。
3 帳簿価額は、減損損失計上後の金額を記載しています。
4 連結会社以外からの賃借設備で主要なものは、提出会社における東京本社ビルであり、その賃借料は年間302百万円です。
(2) 国内子会社
2025年12月31日現在
会社名 | セグメント | 設備 | 帳簿価額(百万円) | 従業 | |||||
建物 | 機械装置 | 土地 | 使用権 | その他 | 合計 | ||||
ナブテスコオートモーティブ㈱ | トランス | 自動車用 | 1,097 | 454 | 745 (43,957) | - | 641 | 2,938 | 251 |
ナブコシステム㈱ | アクセシ | 本社・ | 1,896 | 113 | 595 (36,433) | 2,770 | 8,956 (注)3 | 14,332 | 1,107 |
ナブコドア㈱ | アクセシ | 本社・ | 494 | 22 | 1,759 (4,133) | 628 | 66 | 2,969 | 463 |
PACRAFT㈱ | その他 | 包装機械 | 888 | 314 | 944 (35,639) | 219 | 134 | 2,500 | 328 |
コムテスコ㈱ 本社 (岐阜県不破郡垂井町) 他2事業所 (注)4 | コンポーネント | 油圧機器 | 5,459 | 1,820 | 29 (43,495) | 1 | 858 | 8,167 | 288 |
(注) 1 帳簿価額は、IFRSに基づく金額を記載しています。
2 その他は工具、器具及び備品、建設仮勘定、投資不動産です。
3 投資不動産 8,398百万円が含まれます。
4 非継続事業に分類しています。
(3) 在外子会社
2025年12月31日現在
会社名 | セグメント | 設備 | 帳簿価額(百万円) | 従業 | |||||
建物 | 機械装置 | 土地 | 使用権 | その他 | 合計 | ||||
納博特斯克(中国) | コンポー | 精密減速機 | 1,439 | 1,076 | - | 308 | 84 | 2,907 | 132 |
常州納博特斯克 | コンポー | 精密減速機 | - | 1,079 | - | - | 16 | 1,095 | 135 |
Nabtesco Power Control(Thailand) (注)3 | コンポー | 油圧機器 | 128 | 197 | 552 (47,988) | 11 | 71 | 960 | 93 |
上海納博特斯克 (注)3 | コンポー | 油圧機器 | 664 | 1,201 | - | 75 | 196 | 2,136 | 265 |
Gilgen Door | アクセシ | 建物用 | 1,027 | 476 | 460 (26,271) | 4,711 | 265 | 6,940 | 1,464 |
(注) 1 帳簿価額は、IFRSに基づく金額を記載しています。
2 その他は工具、器具及び備品、建設仮勘定です。
3 非継続事業に分類しています。
3 【設備の新設、除却等の計画】
(1) 重要な設備の新設等
当社グループの設備投資計画については、需要予測、生産計画、利益計画に対する投資割合等を総合的に勘案して計画しています。設備投資計画は、原則的に当社及び連結子会社各社が個別に策定していますが、グループ全体で重複投資とならないよう、当社のものづくり革新推進室を中心に調整しています。
2026年12月期における設備投資計画(新設・拡充)は12,500百万円であり、セグメントごとの内訳は以下のとおりです。
セグメントの名称 | 計画金額 | 設備等の主な内容・目的 | 資金調達 |
コンポーネント | 2,300 | 精密減速機の設備更新及び環境対策等 | 自己資金 |
トランスポート | 5,600 | 舶用機器の開発投資及び生産能力増強等、鉄道車両用機器や航空機器の設備更新、生産性向上等、商用車用機器の設備更新及び新製品対応等 | 自己資金 |
アクセシビリティ | 3,100 | 自動ドアの研究開発及び設備更新等 | 自己資金 |
その他 | 500 | 包装機の生産能力増強及び研究開発等 | 自己資金 |
全社・共通 | 1,000 | 情報管理システムの更新、次期IT基盤の構築等 | 自己資金 |
合計 | 12,500 | - | - |
(2) 重要な設備の除却等
経常的な設備の更新のための除却・売却を除き、重要な設備の除却・売却の計画はありません。
第4 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 | 発行可能株式総数(株) |
普通株式 | 400,000,000 |
計 | 400,000,000 |
② 【発行済株式】
種類 | 事業年度末現在 | 提出日現在 | 上場金融商品取引所 | 内容 |
普通株式 | 118,064,699 | 118,064,699 | 東京証券取引所 | 単元株式数は100株です。 |
計 | 118,064,699 | 118,064,699 | - | - |
(注) 「提出日現在発行数」欄には、2026年3月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された株式数は含まれていません。
(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストックオプション制度の内容】
| 事業年度末現在 | 提出日の前月末現在 |
決議年月日 | 2015年7月31日 | 同左 |
付与対象者の区分及び人数 (名) | 取締役8名、執行役員11名 | 同左 |
新株予約権の数 (個) | 10 | 同左 |
新株予約権の目的となる株式の種類 | 普通株式 | 同左 |
新株予約権の目的となる株式の数 (株) | 1,000(注) 1 | 同左 |
新株予約権の行使時の払込金額 (円) | 1株当たり 1 | 同左 |
新株予約権の行使期間 | 自 2015年8月21日 | 同左 |
新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額 (円) | 発行価格 2,420 | 同左 |
新株予約権の行使の条件 | (注) 2 | 同左 |
新株予約権の譲渡に関する事項 | 新株予約権を譲渡するときは、取締役会の承認を要する。 | 同左 |
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に | (注) 3 | 同左 |
(注) 1 新株予約権の目的となる株式の数
新株予約権1個につき目的となる株式の数(以下、「付与株式数」という。)は100株とする。ただし、割当日後、当社が株式分割又は株式併合を行う場合には、次の算式により付与株式数の調整を行う。
調整後付与株式数=調整前付与株式数×株式分割・株式併合の比率
なお、かかる調整は、新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的である株式の数について行われ、上記の調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切捨てる。また、上記の他、当社が合併、会社分割又は株式交換を行う場合その他これらの場合に準じて付与株式数の調整を必要とする場合、当社は、取締役会において必要と認める付与株式数の調整を合理的な範囲で行うことができるものとする。
2 新株予約権の行使の条件
① 新株予約権者は、当社の取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日以内(10日目が休日に当たる場合には翌営業日まで)に限り、新株予約権を行使することができる。
② 新株予約権の行使は、割当てを受けた新株予約権の数の全部を一括して行使するものとする。
③ 割当てを受けた新株予約権者が死亡した場合、当該新株予約権者の直接の法定相続人のうち1名に限り、当該新株予約権者の権利を相続することができる。
④ その他の条件については、新株予約権発行の取締役会決議により、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約書」に定めるところによる。
3 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項
当社が合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割もしくは新設分割(それぞれ当社が分割会社となる場合に限る。)、又は株式交換もしくは株式移転(それぞれ当社が完全子会社となる場合に限る。)(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)をする場合において、組織再編行為の効力発生日の直前において残存する新株予約権を保有する新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号のイからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。
① 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類
再編対象会社の普通株式とする。
② 新株予約権の目的である再編対象会社の数
組織再編行為の条件等を勘案のうえ、上記 (注) 1に準じて決定する。
③ 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額
交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、以下に定める再編後行使価額に上記②に従って決定される当該各新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。再編後行使価額は、交付される各新株予約権を行使することにより交付を受けることができる再編対象会社の株式1株当たり1円とする。
④ 新株予約権を行使することができる期間
上記の新株予約権を行使することができる期間の開始日と組織再編行為の効力発生日のうちいずれか遅い日から、上記の新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。
⑤ 譲渡による新株予約権の取得の制限
譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。
| 事業年度末現在 | 提出日の前月末現在 |
決議年月日 | 2016年4月28日 | 同左 |
付与対象者の区分及び人数 (名) | 取締役7名、執行役員12名 | 同左 |
新株予約権の数 (個) | 36 | 18 |
新株予約権の目的となる株式の種類 | 普通株式 | 同左 |
新株予約権の目的となる株式の数 (株) | 3,600(注) 1 | 1,800(注) 1 |
新株予約権の行使時の払込金額 (円) | 1株当たり 1 | 同左 |
新株予約権の行使期間 | 自 2016年5月21日 | 同左 |
新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額 (円) | 発行価格 2,564 | 同左 |
新株予約権の行使の条件 | (注) 2 | 同左 |
新株予約権の譲渡に関する事項 | 新株予約権を譲渡するときは、取締役会の承認を要する。 | 同左 |
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に | (注) 3 | 同左 |
(注) 1 新株予約権の目的となる株式の数
新株予約権1個につき目的となる株式の数(以下、「付与株式数」という。)は100株とする。ただし、割当日後、当社が株式分割又は株式併合を行う場合には、次の算式により付与株式数の調整を行う。
調整後付与株式数=調整前付与株式数×株式分割・株式併合の比率
なお、かかる調整は、新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的である株式の数について行われ、上記の調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切捨てる。また、上記の他、当社が合併、会社分割又は株式交換を行う場合その他これらの場合に準じて付与株式数の調整を必要とする場合、当社は、取締役会において必要と認める付与株式数の調整を合理的な範囲で行うことができるものとする。
2 新株予約権の行使の条件
① 新株予約権者は、当社の取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日以内(10日目が休日に当たる場合には翌営業日まで)に限り、新株予約権を行使することができる。
② 新株予約権の行使は、割当てを受けた新株予約権の数の全部を一括して行使するものとする。
③ 割当てを受けた新株予約権者が死亡した場合、当該新株予約権者の直接の法定相続人のうち1名に限り、当該新株予約権者の権利を相続することができる。
④ その他の条件については、新株予約権発行の取締役会決議により、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約書」に定めるところによる。
3 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項
当社が合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割もしくは新設分割(それぞれ当社が分割会社となる場合に限る。)、又は株式交換もしくは株式移転(それぞれ当社が完全子会社となる場合に限る。)(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)をする場合において、組織再編行為の効力発生日の直前において残存する新株予約権を保有する新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号のイからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。
① 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類
再編対象会社の普通株式とする。
② 新株予約権の目的である再編対象会社の数
組織再編行為の条件等を勘案のうえ、上記 (注) 1に準じて決定する。
③ 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額
交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、以下に定める再編後行使価額に上記②に従って決定される当該各新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。再編後行使価額は、交付される各新株予約権を行使することにより交付を受けることができる再編対象会社の株式1株当たり1円とする。
④ 新株予約権を行使することができる期間
上記の新株予約権を行使することができる期間の開始日と組織再編行為の効力発生日のうちいずれか遅い日から、上記の新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。
⑤ 譲渡による新株予約権の取得の制限
譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。
② 【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
③ 【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
年月日 | 発行済株式 | 発行済株式 | 資本金 | 資本金 | 資本準備金 | 資本準備金 |
2021年7月15日 (注) | △4,069,700 | 121,064,099 | - | 10,000 | - | 26,274 |
2025年12月10日 (注) | △2,999,400 | 118,064,699 | - | 10,000 | - | 26,274 |
(注) 自己株式の消却に伴う株式の減少です。
(5) 【所有者別状況】
2025年12月31日現在
区分 | 株式の状況(1単元の株式数100株) | 単元未満 | |||||||
政府及び | 金融機関 | 金融商品 | その他の | 外国法人等 | 個人 | 計 | |||
個人以外 | 個人 | ||||||||
株主数(人) | 2 | 51 | 52 | 309 | 361 | 77 | 23,377 | 24,229 | - |
所有株式数 | 13 | 362,144 | 55,540 | 131,342 | 488,072 | 347 | 141,844 | 1,179,302 | 134,499 |
所有株式数 | 0.00 | 30.71 | 4.71 | 11.14 | 41.39 | 0.03 | 12.03 | 100.00 | - |
(注) 1 自己株式421,264株は「個人その他」に4,212単元、「単元未満株式の状況」に64株を含めて記載しています。
2 「金融機関」には、「株式給付信託(BBT=Board Benefit Trust)」(以下、「株式給付信託(BBT)」という。)制度の信託財産として、㈱日本カストディ銀行(信託E口)が所有する株式4,589単元、「単元未満株式の状況」に12株が含まれています。
3 「その他の法人」に、㈱証券保管振替機構名義の株式60単元が含まれています。
(6) 【大株主の状況】
2025年12月31日現在
氏名又は名称 | 住所 | 所有株式数 | 発行済株式 |
日本マスタートラスト | 東京都港区赤坂一丁目8-1 | 19,855 | 16.88 |
株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 東京都中央区晴海一丁目8-12 | 11,210 | 9.53 |
東海旅客鉄道株式会社 | 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1-4 | 5,171 | 4.40 |
ファナック株式会社 | 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580 | 3,760 | 3.20 |
BBH (LUX) FOR FIDELITY FUNDS-GLOBAL TECHNOLOGY POOL | 2A RUE ALBERT BORSCHETTE LUXEMBOURG L-1246 | 3,556 | 3.02 |
BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC | 240 GREENWICH STREET, NEW YORK, NEW YORK 10286 U.S.A. | 3,501 | 2.98 |
BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT | 240 GREENWICH STREET, NEW YORK, NEW YORK 10286 U.S.A. | 2,806 | 2.39 |
BNYMSANV AS AGENT/CLIENTS LUX UCITS NON TREATY 1 | VERTIGO BUILDING - POLARIS 2-4 RUE EUGENE RUPPERT L-2453 LUXEMBOURG GRAND DUCHY OF LUXEMBOURG | 2,579 | 2.19 |
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL | PLUMTREE COURT, 25 SHOE LANE, LONDON EC4A 4AU, U.K. | 2,049 | 1.74 |
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 | ONE CONGRESS STREET, SUITE 1, BOSTON, MASSACHUSETTS | 1,676 | 1.42 |
計 | - | 56,163 | 47.74 |
(注) 1 所有株式数は、千株未満を四捨五入して記載しています。
2 次の法人から、2025年11月10日に3社連名による6,554千株の変更報告書が提出されていますが、2025年12月31日現在における当該法人名義の実質所有株式数の確認ができませんので、上記「大株主の状況」には含めていません。
1) 野村證券株式会社
2) ノムラ セキュリテーズ インターナショナル (NOMURA SECURITIES INTERNATIONAL, Inc.)
3) 野村アセットマネジメント株式会社
3 次の法人から、2025年11月6日に4,682千株の変更報告書が提出されていますが、2025年12月31日現在における当該法人名義の実質所有株式数の確認ができませんので、上記「大株主の状況」には含めていません。
1) イーストスプリング・インベストメンツ株式会社
(7) 【議決権の状況】
① 【発行済株式】
2025年12月31日現在
区分 | 株式数(株) | 議決権の数(個) | 内容 | ||
無議決権株式 | - | - | - | ||
議決権制限株式(自己株式等) | - | - | - | ||
議決権制限株式(その他) | - | - | - | ||
完全議決権株式(自己株式等) | (自己保有株式)
| - | - | ||
(相互保有株式)
| - | ||||
完全議決権株式(その他) | 普通株式 | 1,174,940 | - | ||
117,494,000 | |||||
単元未満株式 | 普通株式 | - | 1単元(100株)未満の株式 | ||
134,499 | |||||
発行済株式総数 | 118,064,699 | - | - | ||
総株主の議決権 | - | 1,174,940 | - |
(注) 1 「単元未満株式」欄の普通株式には、当社所有の自己株式64株、「株式給付信託(BBT)」制度の信託財産として、㈱日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式12株が含まれています。
2 「完全議決権株式(その他)」欄には、㈱証券保管振替機構名義の株式6,000株(議決権60個)、「株式給付信託(BBT)」制度の信託財産として、㈱日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式458,900株(議決権4,589個)が含まれています。なお、当該議決権4,589個は、議決権不行使となっています。
② 【自己株式等】
2025年12月31日現在
所有者の氏名 | 所有者の住所 | 自己名義 | 他人名義 | 所有株式数 | 発行済株式 |
(自己保有株式) ナブテスコ株式会社 | 東京都千代田区 | 421,200 | - | 421,200 | 0.36 |
(相互保有株式) 旭光電機株式会社 | 兵庫県神戸市兵庫区 | 15,000 | - | 15,000 | 0.01 |
計 | - | 436,200 | - | 436,200 | 0.37 |
(注) 上記の所有株式数には、「株式給付信託(BBT)」制度の信託財産として、㈱日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式458,900株は含まれていません。
(8) 【役員・従業員株式所有制度の内容】
① 役員・従業員株式所有制度の概要
当社は、当社の取締役及び執行役員(社外取締役を除く。)(以下、「取締役等」という。)に対する株式報酬制度として「株式給付信託(BBT)」(以下、「本制度」という。)を導入しています。
本制度は、当社が拠出する金銭を原資として当社株式が信託(以下、本制度に基づき設定される信託を「本信託」という。)を通じて取得され、取締役等に対して当社が定める役員株式給付規程に基づき、毎年、役位や業績等に応じたポイント(以下、「株式交付ポイント」という。)が付与され、所定の時期に当該株式交付ポイントの数に応じて、当社株式及び当社株式の換価処分金相当額の金銭(以下、「当社株式等」という。)が本信託を通じて交付又は給付(以下、「交付等」という。)される制度です。
本制度における交付等には、中期経営計画の達成度合いに連動して株式交付ポイントが付与され在任中の一定時期に当社株式等の交付等がなされる「在任時交付等」と、取締役等の役位に応じて株式交付ポイントが付与され取締役等の退任時に交付等がなされる「退任時交付等」があります。
② 取締役等に取得させる予定の株式の総数
458,912株
③ 当該役員・従業員株式所有制度による受益権その他の権利を受けることができる者の範囲
取締役等のうち役員株式給付規程に定める受益者要件を満たす者
2 【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】 | 会社法第155条第3号及び第155条第7号による普通株式の取得 |
(1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(2) 【取締役会決議による取得の状況】
区分 | 株式数(株) | 価額の総額(円) |
取締役会(2025年7月31日)での決議状況 | 4,000,000 | 10,000,000,000 |
当事業年度前における取得自己株式 | - | - |
当事業年度における取得自己株式 | 2,999,400 | 9,999,816,100 |
残存決議株式の総数及び価額の総額 | 1,000,600 | 183,900 |
当事業年度の末日現在の未行使割合(%) | 25.0 | 0.0 |
|
|
|
当期間における取得自己株式 | - | - |
提出日現在の未行使割合(%) | 25.0 | 0.0 |
(3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分 | 株式数(株) | 価額の総額(円) |
当事業年度における取得自己株式 | 400 | 1,093,983 |
|
|
|
当期間における取得自己株式 | 156 | 658,964 |
(注) 当期間における取得自己株式には、2026年3月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式は含めていません。
(4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
区分 | 当事業年度 | 当期間 | ||
株式数(株) | 処分価額の総額 | 株式数(株) | 処分価額の総額 | |
引受ける者の募集を行った | - | - | - | - |
消却の処分を行った取得自己株式 | 2,999,400 | 10,426,844,214 | - | - |
合併、株式交換、株式交付、会社分割に係る移転を行った取得自己株式 | - | - | - | - |
その他 (注) 2、3 | 1,800 | 8,085,042 | 1,800 | 6,257,412 |
保有自己株式数 (注) 4 | 421,264 | - | 419,620 | - |
(注) 1 当期間における保有自己株式数には、2026年3月1日から有価証券報告書提出日までの自己株式の取得数及び処分数は含めていません。
2 当事業年度の内訳は、ストックオプションの行使によるものです。
3 当期間の内訳は、ストックオプションの行使によるものです。
4 「株式給付信託(BBT)」制度の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式 458,912株は、上記の保有自己株式数には含めていません。
3 【配当政策】
当社は、2025年度から3ヵ年の中期経営計画期間中の株主還元につきまして、「DOE(親会社所有者帰属持分配当率)3.5%を目安とした安定配当及び機動的な自社株買い」を方針としています。本方針に基づき、環境の急激な変化による短期的な利益変動に影響されない安定的な配当政策を実施します。
以上の方針に基づき、当期期末配当は、1株当たり40円を予定しております。これにより年間の配当金は、中間配当金(1株当たり40円)と合わせて、1株当たり80円を予定しております。
なお、当期期末配当額40円は2026年3月26日開催予定の定時株主総会の決議事項となっています。
次期における年間配当金は、1株当たり82円(中間配当金41円、期末配当金41円)を予定しています。配当の時期につきましては、6月30日、12月31日を基準日とした年2回の配当を実施する予定です。
なお、当社は会社法第454条第5項に規定する中間配当をすることができる旨を定款に定めています。
(注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は以下のとおりです。
決議年月日 | 配当金の総額 | 1株当たり配当額 |
2025年7月31日 取締役会 | 4,826 | 40 |
2026年3月26日 定時株主総会(予定) | 4,706 | 40 |
4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】
① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社グループは、「独創的なモーションコントロール技術で、移動・生活空間に安全・安心・快適を提供」することを企業理念とし、「ナブテスコ ウェイ」の実践を通じて、会社の持続的な成長及び中長期的な企業価値の向上、並びにステークホルダーからのさらなる信頼獲得のため、コーポレート・ガバナンスの充実に取り組むものとします。
なお、当社は、コーポレートガバナンス・コードの各原則の趣旨・精神を十分に踏まえた上で、「コーポレートガバナンス基本方針」を制定しています。
② 企業統治の体制の概要
当社の業務執行は、執行役員制及びカンパニー制に基づいて行い、これを統制する企業統治体制として「取締役会」、「執行役員(会)」、「監査役(会)」、「会計監査人」及び業務執行上の重要事項を審議する機関として「マネジメント・コミッティ」を置いており、経営上の意思決定、監督、執行及び経営監視の機能を明確に区分しています。
1) 会社の機関の基本説明
「取締役会」
当社グループの基本方針・基本戦略の策定、重要な業務執行に関する決定及び業務執行の監督を行います。
取締役会の員数は10名以内とし、そのうち3分の1以上を独立社外取締役としています。提出日現在、独立社外取締役5名を含む9名で構成しています。
取締役会は、当社の経営に関する基本方針、重要な業務執行に関する事項、法令及び定款に定められた事項の決議を行い、また重要な業務の執行状況について報告を受けました。取締役会は原則毎月1回開催しており、2025年度は18回開催しました。当事業年度における個々の取締役の出席状況は以下のとおりです。
氏名等 | 出席回数/開催回数(注)1 | |
代表取締役 | 木村 和正 | 18回 / 18回 |
高橋 誠司 | 18回 / 18回 | |
波部 敦 (注)3 | 4回 / 4回 | |
取締役 | 安藤 清 | 18回 / 18回 |
碓井 浩 (注)2 | 14回 / 14回 | |
藤原 利也 (注)3 | 4回 / 4回 | |
社外取締役 | 飯塚 まり | 17回 / 18回 |
水越 尚子 | 18回 / 18回 | |
日髙 直輝 | 18回 / 18回 | |
髙畑 俊哉 | 18回 / 18回 | |
白幡 清一郎 | 17回 / 18回 | |
(注)1 在任期間中の開催回数に基づき記載しています。
2 2025年3月26日付にて就任しました。
3 2025年3月26日付にて退任しました。
「執行役員(会)」
取締役会の方針・戦略・監督のもとに業務執行に専念する体制として執行役員制を採っています。
執行役員会は、提出日現在、24名で構成しています。
「監査役(会)」
取締役会の職務の執行を監査し、監査報告の作成を行っています。また、グループ経営の強化に対応して、グループ会社の監査役を含めたグループ監査役会を設置し、監査体制を強化しています。
監査役会は5名以内の監査役により構成し、そのうち半数以上を独立社外監査役としています。提出日現在、独立社外監査役3名を含む5名で構成しています。
「マネジメント・コミッティ」
取締役会の決定する方針に基づき、当社グループの業務執行に関する重要事項の審議、業績報告、業務執行の報告を行っており、社長(CEO)、カンパニー社長、コーポレート部門管掌役員・本部長等で構成しています。
「指名委員会」
取締役会の諮問機関として、取締役、監査役、社長(CEO)及び代表取締役候補の人事、並びに社長(CEO)の後継者計画等について審議し、取締役会への答申を行います。
指名委員会は社内取締役1名及び独立社外役員3名以上を含む5名以下の委員により構成しています。提出日現在、独立社外役員4名を含む5名で、以下のとおり構成しています。
委員長:飯塚 まり(社外取締役)
委員 :水越 尚子(社外取締役)、日髙 直輝(社外取締役)、平井 鉄郎(社外監査役)、
木村 和正(代表取締役)
また、当事業年度において、当社は指名委員会を3回開催し、主に2025年度における役員体制及び取締役候補者の選任について審議し、取締役会へ答申しました。個々の委員の出席状況は以下のとおりです。
氏名等 | 出席回数/開催回数(注) | |
代表取締役 | 木村 和正 | 3回 / 3回 |
社外取締役 | 飯塚 まり(委員長) | 3回 / 3回 |
水越 尚子 | 2回 / 3回 | |
日髙 直輝 | 3回 / 3回 | |
社外監査役 | 平井 鉄郎 | 3回 / 3回 |
(注) 在任期間中の開催回数に基づき記載しています。
「報酬委員会」
取締役会の諮問機関として、経営陣の報酬等について審議し、取締役会への答申を行います。
報酬委員会は社内取締役1名及び独立社外役員3名以上を含む5名以下の委員により構成しています。提出日現在、独立社外役員4名を含む5名で、以下のとおり構成しています。
委員長:水越 尚子(社外取締役)
委員 :飯塚 まり(社外取締役)、髙畑 俊哉(社外取締役)、人見 昌利(社外監査役)、
木村 和正(代表取締役)
また、当事業年度において、当社は報酬委員会を2回開催し、2025年度における取締役の報酬について「報酬制度の体系」及び「業績連動報酬にかかる指標に対する考え方」の観点を踏まえて審議し、取締役会へ答申しました。個々の委員の出席状況は以下のとおりです。
氏名等 | 出席回数/開催回数(注) | |
代表取締役 | 木村 和正 | 2回 / 2回 |
社外取締役 | 飯塚 まり | 2回 / 2回 |
水越 尚子(委員長) | 2回 / 2回 | |
髙畑 俊哉 | 2回 / 2回 | |
社外監査役 | 人見 昌利 | 2回 / 2回 |
(注) 在任期間中の開催回数に基づき記載しています。
「コンプライアンス委員会」
取締役会の諮問機関として、「ナブテスコグループ倫理規範」の制定・改定及び当社グループのコンプライアンス体制に係る重点的課題について審議し、取締役会への答申を行います。
コンプライアンス委員会は、独立社外役員及び外部有識者を含むメンバーにより構成しています。提出日現在、コンプライアンス委員会の構成は以下のとおりです。
委員長:木村 和正(代表取締役)
委員 :高橋 誠司、碓井 浩、白水 友朗、桐山 朝浩、
田辺 泰弘(社外監査役)、松尾 眞(桃尾・松尾・難波法律事務所 弁護士)
「業務監査部(10名)」
コーポレート部門、社内カンパニー及びグループ会社の内部監査を実施しています。
2) コーポレート・ガバナンスの関連図
3) 内部統制システムの整備の状況
当社グループは、「内部統制システム構築の基本方針」に基づき、経営の効率化、コンプライアンス、情報管理、リスクマネジメント、監査役会との連携等、内部統制に係る全てのテーマを一貫した理念に基づいて整備し、一連の内部統制システムとして構築していくことを目指しています。
「内部統制システム構築の基本方針」の概要
当社グループの内部統制においては、「ナブテスコ ウェイ」及び「ナブテスコグループ倫理規範」を適正かつ公正な事業活動の拠り所とし、取締役、監査役及び全てのグループ社員はこれらを遵守することを基本としています。
内部統制推進の最高責任者は社長(CEO)とし、取締役会は事業環境や社会的要請の変化、法令の改正、リスクの多様化等に応じて内部統制システムの整備に関し、継続的に検討を重ね、毎年1回その他必要に応じて見直しを行います。
4) 企業倫理の実践と徹底について
グループ全体がより高い倫理観に根ざした企業行動をとるため、「ナブテスコグループ倫理規範」を制定し、企業倫理の実践と徹底に努めています。
また、コンプライアンス専任部門である法務・コンプライアンス部では、当社グループの中長期的な企業価値の向上を目指して法規制の遵守はもとより、より高い水準の企業倫理の確立に向けた活動を推進しています。
さらに、当社グループにおける法令違反ないし不正行為等による不祥事の防止及び早期発見を目的として「企業倫理ホットライン」及び「監査役ホットライン」を開設し、通常の職制ラインでは報告されない情報の収集と適切な措置により、組織の自浄機能の向上並びに社会的信頼の確保を推進しています。
③ リスク管理体制の整備の状況
当社グループは、業務執行に関し、損益、資産効率、品質、災害等の状況が取締役会に適正かつタイムリーに報告される体制を整備し、リスクの早期発見に努め、損失の極小化を図っています。
また、反社会的勢力の排除に向け、「ナブテスコグループ倫理規範」において、反社会的勢力とは一切関係を遮断するとともに、反社会的勢力から不当な要求を受けた場合は、毅然とした態度で臨み、要求には一切応じない旨を定めており、日頃から警察及び暴力対策団体等との連携を通じ、反社会的勢力に関する最新情報の入手やアドバイスを受ける等、関係強化に努めています。
なお、リスク管理を含むコーポレート・ガバナンスの強化を目的として組織された委員会には以下のものがあります。
「経営マテリアリティ委員会」
当社グループにおける経営マテリアリティの特定、マテリアリティに対するアクションプランの策定及び進捗管理を通じて長期ビジョンの実現や財務・非財務の両面で社会価値・環境価値企業及び経済価値の向上を長期的視点で図ることを目的としています。
「品質・PL委員会」
当社グループにおける製品の品質管理及びPL(Product Liability:製造物責任)に関する製品安全管理において、安全性欠陥を含む品質不良発生を予防し、品質不良・PL問題の発生時の適切な対応を行うための組織及び管理についての基準を定めることにより、品質の維持・向上及び安全性の確保を図るとともに、顧客の信頼を確保し経営の発展に寄与することを目的としています。
「ESH委員会」(Environment, Safety & Health:環境・安全・健康)
当社グループにおける製品の研究・開発から生産、流通、販売にいたる全ての事業活動に係る、環境保全、安全、防災、衛生等の基本方針並びに国内外関係法規の遵守に加え、全社的に管理すべきものについての基準を定めることにより、地域社会の環境保全、社員及び社員とともに事業活動に従事する者の安全と健康の確保、並びに地球環境との共生を図り、企業の社会的責任を果たすことを目的としています。
「リスクマネジメント委員会」
当社グループにおける重大なリスクの特定及びそれらの対策の審議、当該リスクに係るリスクマネジメント状況のモニタリング等を行うことにより、当社グループのリスクマネジメント体制の維持・強化することを目的としています。
「情報セキュリティ委員会」
当社グループにおけるサイバーセキュリティに関する基本ルールの設定やレベル向上の取組みを進めること、重大インシデントの発生時には迅速な対応を行うことを目的としています。
④ 提出会社の子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況
当社グループは、グループ責任・権限規程等において業務執行に係る責任と権限を明確にするとともに、各部門の業務分掌を整備することで適正、かつ効率的な業務執行に努めています。
また、当社より役員及び社員を当社グループ会社へ取締役若しくは監査役として派遣し、当社グループ会社の重要事項、業務執行の報告及び月次決算書類その他当社グループ会社の経営内容を定期的・継続的に把握出来る体制を整備しています。
⑤ 責任限定契約の内容
当社は、定款に社外取締役及び社外監査役の責任限定契約に関する規定を設けており、社外取締役 飯塚まり、水越尚子、日髙直輝、髙畑俊哉、及び白幡清一郎並びに社外監査役 平井鉄郎、人見昌利、及び田辺泰弘の各氏との間で責任限定契約を締結しています。その契約内容は次のとおりです。
・同契約に基づく賠償責任限度額は、10百万円と法令が定める額とのいずれか高い額とします。
・上記の責任限定が認められるのは、当該社外役員が責任の原因となった職務を行うにあたり善意でかつ重大な過失がないときに限ります。
⑥ 役員等賠償責任保険契約に関する事項
当社は、当社及び全ての当社子会社における全ての取締役、監査役及び執行役員を被保険者とした、会社法第430条の3に規定する役員等賠償責任保険契約(マネジメントリスクプロテクション保険契約)を保険会社との間で締結しています。
当該契約の内容の概要は、以下のとおりです。
・会社訴訟、第三者訴訟、株主代表訴訟等により、被保険者が負担することとなった争訟費用及び損害賠償金等を填補の対象としています。
・被保険者の職務の執行の適正性が損なわれないようにするための措置として、被保険者による犯罪行為等に起因する損害等については、填補の対象外としています。
・当該契約の保険料は全額当社が負担しています。
⑦ 取締役の定数
当社の取締役は10名以内とする旨を定款で定めています。
⑧ 取締役の選任の決議要件
当社は、株主総会における取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行い、累積投票によらないものとする旨を定款に定めています。
⑨ 株主総会決議事項を取締役会で決議できることとしている事項
1) 自己株式の取得
当社は、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって自己の株式を取得することができる旨を定款に定めています。これは、機動的な資本政策を遂行することを目的とするものです。
2) 中間配当
当社は、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によって中間配当をすることができる旨を定款に定めています。これは、株主への機動的な利益還元を行うことを目的とするものです。
3) 取締役及び監査役の責任免除
当社は、取締役及び監査役の責任につき、善意でかつ重大な過失がない場合には、会社法第426条第1項の規定により、取締役会の決議によって法令の定める限度額の範囲内で、その責任を免除することができる旨を定款に定めています。これは、取締役及び監査役が期待される役割を十分に発揮できることを目的とするものです。
⑩ 株主総会の特別決議要件
当社は、会社法第309条第2項の規定による株主総会の決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めています。これは、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものです。
(2) 【役員の状況】
① 役員の一覧
1)2026年3月25日(有価証券報告書提出日)現在の当社の役員の状況は以下のとおりです。
男性12名 女性2名 (役員のうち女性の比率14.3%)
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||||||||
代表取締役 | 木 村 和 正 | 1961年8月17日生 |
| (注)3 | 8,763 | ||||||||||||||||||||||||||
代表取締役 | 高 橋 誠 司 | 1966年2月12日生 |
| (注)3 | 4,121 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 安 藤 清 | 1964年1月10日生 |
| (注)3 | 8,430 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 碓 井 浩 | 1965年4月22日生 |
| (注)3 | 2,608 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 飯 塚 ま り | 1959年3月29日生 |
| (注)3 | 594 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 水 越 尚 子 | 1967年9月23日生 |
| (注)3 | 713 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 日 髙 直 輝 | 1953年5月16日生 |
| (注)3 | 1,779 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 髙 畑 俊 哉 | 1963年11月19日生 |
| (注)3 | 831 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||||
取締役 | 白 幡 清 一 郎 | 1961年3月3日生 |
| (注)3 | 764 | ||||||||||||||||||||||
常勤監査役 | 中 野 宏 司 | 1962年1月2日生 |
| (注)4 | 13,912 | ||||||||||||||||||||||
常勤監査役 | 中 川 康 仁 | 1963年5月10日生 |
| (注)5 | 8,023 | ||||||||||||||||||||||
監査役 | 平 井 鉄 郎 | 1955年12月19日生 |
| (注)4 | - | ||||||||||||||||||||||
監査役 | 人 見 昌 利 | 1957年11月9日生 |
| (注)5 | 1,383 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
監査役 | 田 辺 泰 弘 | 1960年11月7日生 |
| (注)5 | - | ||||||||||||||||||||||||||||||||
計 | 51,921 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(注) 1 取締役 飯塚 まり氏、水越 尚子氏、日髙 直輝氏、髙畑 俊哉氏、及び白幡 清一郎氏は、社外取締役です。
2 監査役 平井 鉄郎氏、人見 昌利氏、及び田辺 泰弘氏は、社外監査役です。
3 2025年3月26日開催の定時株主総会の終結の時から2025年12月期に係る2026年3月26日開催予定の定時株主総会の終結の時までです。
4 2023年3月23日開催の定時株主総会の終結の時から2026年12月期に係る定時株主総会の終結の時までです。
5 2024年3月26日開催の定時株主総会の終結の時から2027年12月期に係る定時株主総会の終結の時までです。
6 取締役、監査役のスキルマトリックスは以下のとおりです。
氏名 | 独立性 | 特に専門性を有する領域 | |||||||
企業経営 | グローバル | 法務・人事労務 | 財務会計 | ものづくり・ | 営業・ | DX | |||
取締役 | 木村 和正 |
| ● |
|
| ● | ● |
|
|
高橋 誠司 |
| ● |
| ● |
|
|
|
| |
安藤 清 |
| ● | ● |
|
| ● |
| ● | |
碓井 浩 |
| ● | ● |
| ● | ● | ● |
| |
飯塚 まり | ● | ● | ● | ● | ● |
|
|
| |
水越 尚子 | ● |
| ● | ● |
|
|
|
| |
日髙 直輝 | ● | ● | ● |
|
|
| ● |
| |
髙畑 俊哉 | ● | ● |
| ● |
| ● |
| ● | |
白幡 清一郎 | ● | ● | ● |
|
| ● |
|
| |
監査役 | 中野 宏司 |
| ● | ● | ● | ● |
|
|
|
中川 康仁 |
| ● | ● |
|
| ● |
|
| |
平井 鉄郎 | ● | ● | ● |
|
| ● | ● |
| |
人見 昌利 | ● | ● | ● |
| ● |
|
|
| |
田辺 泰弘 | ● |
|
| ● |
|
|
|
| |
(注) 7 当社では、意思決定・監督と執行の分離による取締役会の活性化のため、執行役員制を導入しており、業務執行体制は以下のとおりです。
役名 | 氏名 | 職名 |
社長 | 木 村 和 正 | 最高経営責任者(CEO) |
常務執行役員 | 高 橋 誠 司 | 総務、人事、法務・コンプライアンス管掌 |
常務執行役員 | 鈴 木 通 人 | 鉄道カンパニー社長 |
常務執行役員 | 碓 井 浩 | 企画、経理、情報システム、コーポレート・コミュニケーション管掌 |
常務執行役員 | 花 房 剛 | 住環境カンパニー社長 |
執行役員 | 安 藤 清 | コムテスコ㈱ 代表取締役 CEO |
執行役員 | 井 上 中 | ナブテスコオートモーティブ㈱ 代表取締役社長 |
執行役員 | 水 谷 幸 弘 | 舶用カンパニー社長 |
執行役員 | 宮 口 光 一 | イノベーション戦略室長 兼 CVC推進部長 |
執行役員 | 栗 田 昌 兆 | イノベーション戦略室 副室長 兼 新規事業推進部長 |
執行役員 | 白 水 友 朗 | ものづくり革新推進室長 |
執行役員 | 榎 本 章 仁 | 鉄道カンパニー 営業統括担当 兼 開発営業部長 |
執行役員 | 練 馬 洋 | Nabtesco Technology Ventures AG社長 |
執行役員 | 樋 口 裕 樹 | 精機カンパニー社長 |
執行役員 | 桐 山 朝 浩 | 技術本部長 兼 イノベーション戦略室 |
執行役員 | 志 水 一 正 | ナブテスコサービス㈱ 代表取締役社長 |
執行役員 | 森 弘 樹 | 精機カンパニー 営業統括部長 兼 営業開発部長 |
執行役員 | 大 橋 功 | 技術本部 副本部長 兼 スマートモーションコントロール(SMC)技術担当 |
執行役員 | 本 田 小 貴 子 | 人事部長 兼 ナブテスコリンク㈱ 代表取締役社長 |
執行役員 | 佐 々 木 将 | 企画部長 兼 イノベーション戦略室 |
執行役員 | 坂 本 勝 | ナブテスコオートモーティブ㈱ 取締役 |
執行役員 | 髙 畠 敦 | PACRAFT㈱ 取締役 |
執行役員 | 光 野 重 彦 | 住環境カンパニー プラットホームドア・福祉事業統括 |
執行役員 | 田 中 成 人 | 航空宇宙カンパニー社長 |
(注) 業務執行体制は24名で構成されており、内4名は取締役を兼務しています。
2)2026年3月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役9名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、当社の役員の状況は以下のとおりとなる予定です。
男性11名 女性3名 (役員のうち女性の比率21.4%)
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||
代表取締役 | 木 村 和 正 | 1961年8月17日生 |
| (注)3 | 8,763 | ||||||||||||||||||||
代表取締役 | 高 橋 誠 司 | 1966年2月12日生 |
| (注)3 | 4,121 | ||||||||||||||||||||
代表取締役 | 碓 井 浩 | 1965年4月22日生 |
| (注)3 | 2,608 | ||||||||||||||||||||
取締役 | 鈴 木 通 人 | 1962年11月4日生 |
| (注)3 | 4,077 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 飯 塚 ま り | 1959年3月29日生 |
| (注)3 | 594 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 水 越 尚 子 | 1967年9月23日生 |
| (注)3 | 713 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 日 髙 直 輝 | 1953年5月16日生 |
| (注)3 | 1,779 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 白 幡 清 一 郎 | 1961年3月3日生 |
| (注)3 | 764 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||
取締役 | 松 山 科 子 | 1964年4月19日生 |
| (注)3 | - | ||||||||||||||||||||
常勤監査役 | 中 野 宏 司 | 1962年1月2日生 |
| (注)4 | 13,912 | ||||||||||||||||||||
常勤監査役 | 中 川 康 仁 | 1963年5月10日生 |
| (注)5 | 8,023 | ||||||||||||||||||||
監査役 | 平 井 鉄 郎 | 1955年12月19日生 |
| (注)4 | - | ||||||||||||||||||||
監査役 | 人 見 昌 利 | 1957年11月9日生 |
| (注)5 | 1,383 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
監査役 | 田 辺 泰 弘 | 1960年11月7日生 |
| (注)5 | - | ||||||||||||||||||||||||||||||||
計 | 46,737 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(注) 1 取締役 飯塚 まり氏、水越 尚子氏、日髙 直輝氏、白幡 清一郎氏、及び松山 科子氏は、社外取締役です。
2 監査役 平井 鉄郎氏、人見 昌利氏、及び田辺 泰弘氏は、社外監査役です。
3 2026年3月26日開催予定の定時株主総会の終結の時から2026年12月期に係る定時株主総会の終結の時までです。
4 2023年3月23日開催の定時株主総会の終結の時から2026年12月期に係る定時株主総会の終結の時までです。
5 2024年3月26日開催の定時株主総会の終結の時から2027年12月期に係る定時株主総会の終結の時までです。
6 取締役、監査役のスキルマトリックスは以下のとおりです。
氏名 | 独立性 | 特に専門性を有する領域 | |||||||
企業経営 | グローバル | 法務・人事労務 | 財務会計 | ものづくり・ | 営業・ | DX | |||
取締役 | 木村 和正 |
| ● |
|
| ● | ● |
|
|
高橋 誠司 |
| ● |
| ● |
|
|
|
| |
碓井 浩 |
| ● | ● |
| ● | ● | ● |
| |
鈴木 通人 |
| ● | ● |
|
| ● | ● |
| |
飯塚 まり | ● | ● | ● | ● | ● |
|
|
| |
水越 尚子 | ● |
| ● | ● |
|
|
|
| |
日髙 直輝 | ● | ● | ● |
|
|
| ● |
| |
白幡 清一郎 | ● | ● | ● |
|
| ● |
|
| |
松山 科子 | ● | ● | ● |
|
| ● |
| ● | |
監査役 | 中野 宏司 |
| ● | ● | ● | ● |
|
|
|
中川 康仁 |
| ● | ● |
|
| ● |
|
| |
平井 鉄郎 | ● | ● | ● |
|
| ● | ● |
| |
人見 昌利 | ● | ● | ● |
| ● |
|
|
| |
田辺 泰弘 | ● |
|
| ● |
|
|
|
| |
(注) 7 当社では、意思決定・監督と執行の分離による取締役会の活性化のため、執行役員制を導入しており、業務執行体制は以下のとおりとなる予定です。
役名 | 氏名 | 職名 |
社長 | 木 村 和 正 | 最高経営責任者(CEO) |
常務執行役員 | 高 橋 誠 司 | 総務、人事、法務・コンプライアンス管掌 |
常務執行役員 | 鈴 木 通 人 | 鉄道カンパニー社長 |
常務執行役員 | 碓 井 浩 | 企画、経理、情報システム、コーポレート・コミュニケーション管掌 |
常務執行役員 | 花 房 剛 | 住環境カンパニー社長 |
執行役員 | 井 上 中 | ナブテスコオートモーティブ㈱ 代表取締役社長 |
執行役員 | 水 谷 幸 弘 | 舶用カンパニー社長 |
執行役員 | 宮 口 光 一 | イノベーション戦略室長 兼 CVC推進部長 |
執行役員 | 栗 田 昌 兆 | イノベーション戦略室 副室長 兼 新規事業推進部長 |
執行役員 | 白 水 友 朗 | ものづくり革新推進室長 |
執行役員 | 榎 本 章 仁 | 鉄道カンパニー 営業統括担当 兼 開発営業部長 |
執行役員 | 練 馬 洋 | Nabtesco Technology Ventures AG社長 |
執行役員 | 樋 口 裕 樹 | 精機カンパニー社長 |
執行役員 | 桐 山 朝 浩 | 技術本部長 兼 イノベーション戦略室 |
執行役員 | 志 水 一 正 | ナブテスコサービス㈱ 代表取締役社長 |
執行役員 | 森 弘 樹 | 精機カンパニー 営業統括部長 兼 営業開発部長 |
執行役員 | 大 橋 功 | 技術本部 副本部長 兼 スマートモーションコントロール(SMC)技術担当 |
執行役員 | 本 田 小 貴 子 | 人事部長 兼 ナブテスコリンク㈱ 代表取締役社長 |
執行役員 | 佐 々 木 将 | 企画部長 兼 イノベーション戦略室 |
執行役員 | 坂 本 勝 | ナブテスコオートモーティブ㈱ 取締役 |
執行役員 | 髙 畠 敦 | PACRAFT㈱ 取締役 |
執行役員 | 光 野 重 彦 | 住環境カンパニー プラットホームドア・福祉事業統括 |
執行役員 | 田 中 成 人 | 航空宇宙カンパニー社長 |
(注) 業務執行体制は23名で構成されており、内4名は取締役を兼務しています。
② 社外役員の状況
当社の社外取締役は5名、社外監査役は3名です。
社外取締役の飯塚まり氏は、グローバル経営人材や国際経営戦略の分野における高い専門性を有しているほか、産学連携・協働を進める活動にも参画しており、それらの経験に基づく高い知見を有しています。また、当社においては2020年3月から社外取締役として経営を適切に監督しているほか、指名委員会委員長及び報酬委員会委員として、ガバナンスの強化に貢献しています。同氏は、当社社外取締役として以外に会社経営に関与したことはありませんが、以上から、当社の2030年に向けた長期ビジョンの達成及び中長期的な企業価値向上の実現のために、知見を活かした監督とアドバイスを行っていただくため、引き続き社外取締役をお願いしています。学校法人同志社、及び同氏が過去に所属していた法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
社外取締役の水越尚子氏は、弁護士としての高い専門性を有しているほか、他の事業会社の社外役員、経済産業省産業構造審議会知的財産分科会不正競争防止小委員会委員等の公職を歴任しており、それらの経験に基づく高い知見を有しています。また、当社においては2020年3月から社外取締役として経営を適切に監督しているほか、報酬委員会委員長及び指名委員会委員として、ガバナンスの強化に貢献しています。以上から、当社の2030年に向けた長期ビジョンの達成及び中長期的な企業価値向上の実現のために、知見を活かした監督とアドバイスを行っていただくため、引き続き社外取締役をお願いしています。㈱polisee、レフトライト国際法律事務所、TIS㈱、及び同氏が過去に所属していた法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
社外取締役の日髙直輝氏は、海外ビジネスのほか、当社の事業領域である輸送機・建機事業における多様な業務経験に加え、企業経営者としての経験に基づく高い知見を有しています。また、当社においては2021年3月から社外取締役として経営を適切に監督しているほか、指名委員会委員として、ガバナンスの強化に貢献しています。以上から、当社の2030年に向けた長期ビジョンの達成及び中長期的な企業価値向上の実現のために、知見を活かした監督とアドバイスを行っていただくため、引き続き社外取締役をお願いしています。ブラザー工業㈱、㈱トプコン、及び同氏が過去に役員であった法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
社外取締役の髙畑俊哉氏は、知的財産、デジタルトランスフォーメーション、経営企画及びサステナビリティ関連業務における多様な業務経験に加え、企業経営者としての経験に基づく高い知見を有しています。また、当社においては2022年3月から社外取締役として経営を適切に監督しているほか、報酬委員会委員として、ガバナンスの強化に貢献しています。以上から、当社の2030年に向けた長期ビジョンの達成及び中長期的な企業価値向上の実現のために、知見を活かした監督とアドバイスを行っていただくため、社外取締役をお願いしています。なお、髙畑俊哉氏は2026年3月26日開催予定の定時株主総会をもって、退任いたします。同氏が過去に役員であった法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
社外取締役の白幡清一郎氏は、技術者としての長期の海外駐在のほか、持株会社化及び事業別分社化の責任者としての多様な業務経験に加え、企業経営者としての経験に基づく高い知見を有しています。また、当社においては2023年3月から社外取締役として経営を適切に監督しています。以上から、当社の2030年に向けた長期ビジョンの達成及び中長期的な企業価値向上の実現のために、知見を活かした監督とアドバイスを行っていただくため、引き続き社外取締役をお願いしています。リンテック㈱、宝ホールディングス㈱、及び同氏が過去に所属していた法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
社外監査役の平井鉄郎氏は、ものづくりに関する豊富な経験と高い知見・能力を有しています。また、経営者としての経験も有しています。また、2019年3月から社外監査役として、当社経営を適切に監督しています。それらに基づく公正な判断、経営に対する客観性・中立性を当社のコーポレートガバナンスの強化に活かしていただくため、引き続き社外監査役をお願いしています。同氏が過去に役員であった法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
社外監査役の人見昌利氏は、長年にわたり国内外で経理・管理業務を経験し、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しているほか、経営者としての経験も有しています。さらに、ソニー㈱(現 ソニーグループ㈱)において監査委員会による監査にも携わっており、当社はそれらに基づく公正な判断、経営に対する客観性・中立性を当社のコーポレートガバナンスの強化に活かしていただくため、社外監査役をお願いしています。同氏が過去に所属していた法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
社外監査役の田辺泰弘氏は、直接会社経営に関与したことはありませんが、長年にわたり検事を務め、法令に関する高度な知見を有しています。さらに、組織運営全般に関する高い見識・能力も有しており、それらに基づく公正な判断、経営に対する客観性・中立性を当社のコーポレートガバナンスの強化に活かしていただくため、社外監査役をお願いしています。国立研究開発法人産業技術総合研究所、東京富士法律事務所、及び同氏が過去に役員であった法人等と当社との間に特別な利害関係はありません。
なお、当社は、2026年3月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役会9名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、当社の社外取締役5名、社外監査役は3名となります。
社外取締役候補者の松山科子氏は、デジタル(IT/AI)活用に関する推進業務に長年携わり、DX戦略策定に関する豊富な経験と知見を有しています。なお、同氏は2025年6月より田中精密工業㈱の社外取締役として会社の経営の監督を行っています。同氏は、社外取締役として以外に会社経営に関与したことはありませんが、以上から、当社の2030年に向けた長期ビジョンの達成及び中長期的な企業価値向上の実現のために、知見を活かした監督とアドバイスを行っていただくことを期待して、社外取締役をお願いしています。東京エレクトロン㈱、及び田中精密工業㈱と当社との間に特別な利害関係はありません。
当社は、社外取締役及び社外監査役(以下、併せて「社外役員」という。)の独立性を客観的に判断するために、以下のとおり独自の基準を定めており、当社の社外役員は以下の基準に則り、全て独立性を有しています。
「社外役員の独立性に関する基準」
当社は、以下の全ての要件に該当する場合、当該社外役員に独立性があると判断します。
1) 当社の現在の大株主(※)又はその業務執行者でないこと
※ 総議決権の5%超の議決権を直接又は間接的に保有している者又は直近の株主名簿上の大株主上位10位以内の者
2) 当社グループの主要な借入先(※)の業務執行者でないこと
※ 当社グループが借入れをしている金融機関グループ(直接の借入先が属する連結グループに属する者をいう。)であって、直前事業年度末における当社グループの当該金融機関グループからの全借入額が当社グループの連結総資産の2%を超える者
3) 当社グループの主要な取引先(年間取引額が連結売上高の1%を超える)又はその業務執行者でないこと
4) 当社グループを主要な取引先(年間取引額が相手方の連結売上高の1%を超える)とする者又はその業務執行者でないこと
5) コンサルタント、会計専門家、法律専門家として、当社グループから役員報酬以外に多額の報酬(年間600万円以上)を受けていないこと(当該社外役員が属する法人、組合等の団体が報酬を受けている場合を含む。)
6) 当社グループから多額の寄付(年間600万円以上)を受けている法人、組合等の団体の業務執行者でないこと
7) 当社グループの業務執行者の配偶者又は2親等以内の親族でないこと
8) 過去3年間において、上記1)から6)までのいずれにも該当していない者
9) 当社の社外役員としての在任期間が通算8年を超えない者
③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係
監査役(社外監査役を含む)、会計監査人、内部監査部門の連携と手続きの状況、及び内部監査部門との関係は「(3) 監査の状況 ③ 内部監査、監査役監査及び会計監査との連携」に記載しています。
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
1) 監査役監査の組織、人員
当社の監査役会は5名で、常勤監査役2名と社外監査役(非常勤)3名で構成されています。
役職名 | 氏名 | 経歴等 |
常勤監査役 | 中野 宏司 | 当社の財務・経理・経営企画部門を中心に従事し、財務及び会計に関する高い専門性と経験に加え、上海納博特斯克液圧有限公司における経営経験や内部監査業務の経験も有しています。 |
中川 康仁 | 精機カンパニー津工場製造部長、同工場長及びものづくり革新推進室長を務めてきたほか、当社グループのESH(Environment, Safety & Health)委員会の委員長の経験もあり、生産技術や生産管理を中心とした「ものづくり」と環境及び安全衛生における専門性と経験を有しています。さらに、納博特斯克(中国)精密机器有限公司において経営にも従事しました。 | |
社外監査役 | 平井 鉄郎 | ものづくりに関する豊富な経験と高い知見・能力を有しています。また、経営者としての経験も有しています。 |
人見 昌利 | 長年にわたり国内外で経理・管理業務を経験し、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しているほか、経営者としての経験も有しています。さらに、ソニー株式会社(現 ソニーグループ株式会社)において監査委員会による監査にも携わっていました。 | |
田辺 泰弘 | 直接会社経営に関与したことはありませんが、長年にわたり検事を務め、法令に関する高度な知見を有しています。さらに、組織運営全般に関する高い見識・能力も有しています。 |
また、グループ監査方針、重点実施事項及び各社の監査情報を共有し、グループ各社の監査の実効性をあげることを目的として、グループ各社の監査役で構成する国内グループ会社監査役との連絡会(以下グループ監査役会と記載)を定期的に開催しています。
なお、監査役の要請に基づき監査役を補助すべき使用人2名を配置し、監査役の職務遂行をサポートしています。
2) 監査役及び監査役会の活動状況
監査役会は原則として月1回開催しており、2025年度は13回開催しました。個々の監査役の出席状況は以下のとおりです。
氏名等 | 出席回数/開催回数 (注) | |
常勤監査役 | 中野 宏司 | 13回 / 13回 |
中川 康仁 | 13回 / 13回 | |
社外監査役 | 平井 鉄郎 | 13回 / 13回 |
人見 昌利 | 13回 / 13回 | |
田辺 泰弘 | 13回 / 13回 | |
(注) 在任期間中の開催回数に基づき記載しています。
当事業年度における監査役会の主な協議事項及び報告事項は次のとおりです。なお、所要時間は1回当たり約1時間です。
協議事項 | 監査役監査計画、会計監査人再任、会計監査人の監査報酬に対する同意、会計監査人による非保証業務の承認、監査役会の監査報告書、監査役会実効性評価等 |
報告事項 | 監査実施結果報告、経営者確認書の受領報告、重要会議出席報告、取締役会への監査役報告、経営会議等の重要案件の概要報告等 |
3) 監査役及び監査役会の活動状況
当社は、当事業年度における監査方針及び重点監査事項を下表のとおり設定し活動しました。
監査基本方針 | 監査役は、株主の負託を受けた独立の機関として、取締役の職務の執行を監査することにより、ナブテスコグループの健全な経営の確保と、社会的信頼に応える良質なコーポレート・ガバナンス体制の確立に貢献する。 |
重点監査事項 | <内部統制システムの整備・運用状況> ① 業務の有効性・効率性:事業所、グループ会社のガバナンス状況 ② 財務報告の信頼性:受注、品質クレーム、納期、コスト等の重要な財務情報 ③ 法令遵守:コンプライアンス遵守体制、意識 ④ 資産の保全:取得・処分プロセス、使用・保管状況 <個別重点課題> ① ESG課題解決への取組み ② DX(Digital Transformation)に向けた取り組み ③ ROIC経営推進への取り組み |
特に、グループ経営方針が国内事業所及び国内外グループ会社の重点課題、アクションプランに適正に反映され、有効かつ効率的な業務執行が行われているかに注視し、現地訪問及び主要会議への出席を通じてその状況を確認しました。なお、監査対象となるグループ会社は、連結業績への影響度及びリスク度合い等を総合的に判断して選定しています。
また、監査役監査の実効性を高めるために、必要に応じて執行役員及び部門長を監査役会に招聘しヒアリングを実施しています。
当事業年度における主な活動内容は、以下のとおりです。
主な活動内容 | 開催頻度 | 常勤 監査役 | 社外 監査役 |
取締役会への出席 | 18回 | ■ | ■ |
代表取締役との意見交換会 | 2回 | ■ | ■ |
社外取締役との意見交換会 | 1回 | ■ | ■ |
諮問委員会への参加 | 8回 |
| ■ |
マネジメント・コミッティへの出席 | 19回 | ■ |
|
執行役員会への出席 | 12回 | ■ |
|
CEO管轄委員会への出席 | 11回 | ■ |
|
内部統制報告会への出席 | 1回 | ■ | ■ |
取締役・執行役員との面談 | 11回 | ■ |
|
国内事業所への訪問 | 8回 | ■ |
|
棚卸資産実地棚卸への参加 | 13回 | ■ |
|
グループ会社への訪問 | 7回 | ■ |
|
グループ監査役会への出席 | 2回 | ■ | ■ |
(注) 内部監査部門及び会計監査人との情報連携等に関する活動については、「③内部監査、監査役監査及び会計監査との連携」に記載しています。
② 内部監査の状況
当社の内部監査部門である業務監査部(10名)は、コーポレート部門、社内カンパニー及びグループ会社の内部監査を実施しています。業務監査部は、業務全般の処理や資産管理が適正に行われているかについて調査及び評価を実施し、その結果を監査報告書にまとめ、指摘事項・改善要請事項について改善状況のフォローアップを行っています。監査報告書やフォローアップ報告書については、代表取締役、常勤監査役及び一部の執行役員が出席する定期的な業務監査報告会で直接報告しており、都度その内容を監査報告データベースに掲載して社外を含む全ての取締役・監査役に周知する仕組みを実施しています。更に、取締役会での定期業務報告を内部監査部門としても実施しています。
③ 内部監査、監査役監査及び会計監査との連携
内部監査、監査役監査及び会計監査との連携については、業務監査部と監査役は、定期的に開催される監査協議会において、年度業務監査計画や監査実施内容について情報・意見交換を行う等内部監査業務の充実を図っています。業務監査部と経理部、監査役及び会計監査人は、「財務報告に係る内部統制」の整備・運用状況等について意見交換及び情報交換を行っています。また、監査役は、会計監査人から監査計画概要説明を受けるとともに、会計監査報告、期中(四半期)レビュー報告を通じて、グループの会計上及び内部統制上の課題等について説明を受けています。常勤監査役と会計監査人は、定期的に面談し、監査上の重点課題等について意見交換を行っています。
会議体名 | 実施月 | 概要 |
監査及び期中レビュー計画 | 5月 | 会計監査人が監査役会に対して、事業年度の監査及び期中レビューの計画の概要等を説明する。 |
期中レビュー及び監査報告会 | 2、8月 | 会計監査人が監査役会に対して、期中レビュー、事業年度の決算に関する監査の概要や実施状況、及び結果等について報告する。 |
グループ監査役会 | 1、8月 | 各グループ会社の監査役から監査報告を行い、監査役と情報共有・議論することで、監査の均質化と充実を図る。業務監査部も参加して内部監査に関する報告・情報共有を行う。 |
業務監査報告会 | 毎月(原則) | 業務監査部による内部監査の実施結果を、監査報告書及びフォローアップ報告書を用いて、代表取締役、常勤監査役及び一部の執行役員に報告し、意見交換を行う。 |
監査協議会 | 8、11月 | 監査役と業務監査部との間で監査協議会を定期的に開催し、業務監査部から内部監査に関する報告を行い協議するなど、監査に関する情報共有・意見交換を行う。 |
J ―SOX会議 | 1、3、6、12月 | 金融商品取引法に基づく「財務報告に係る内部統制」の整備・運用評価の実施計画・進捗状況について、内部独立評価部門である業務監査部から常勤監査役に報告し、意見交換を行う。 |
④ 会計監査の状況
1) 監査法人の名称
有限責任 あずさ監査法人
2) 継続監査期間
23年間
3) 業務を執行した公認会計士の氏名
指定有限責任社員 業務執行社員 切替 丈晴
指定有限責任社員 業務執行社員 外山 大祐
4) 監査業務に係る補助者の構成
公認会計士 24名、その他 50名
5) 監査法人の選定方針と理由
監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号のいずれかに該当すると認められないこと、及び会計監査人に対する評価を考慮し、有限責任 あずさ監査法人を会計監査人として選定(再任)することを決定しています。
6) 監査役及び監査役会による監査法人の評価
監査役会は、会計監査人から監査内容、監査計画、品質管理体制等について報告を受領し、その独立性及び適正性を評価しています。当連結会計年度において、監査役会は、会計監査人の活動内容、独立性、信頼性等について問題となる事実は認められないと判断しています。
⑤ 監査報酬の内容等
1) 監査公認会計士等に対する報酬
区分 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
監査証明業務に | 非監査業務に | 監査証明業務に | 非監査業務に | |
提出会社 | 122 | - | 111 | - |
連結子会社 | 16 | - | 16 | - |
計 | 138 | - | 127 | - |
2) 監査公認会計士等と同一ネットワーク(KPMG)に対する報酬( 1)を除く)
区分 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
監査証明業務に | 非監査業務に | 監査証明業務に | 非監査業務に | |
提出会社 | - | 15 | - | 18 |
連結子会社 | 68 | 0 | 66 | 1 |
計 | 68 | 15 | 66 | 19 |
前連結会計年度
提出会社における非監査業務の内容は、主にESG関連及び税務関連のアドバイザリー業務等です。
連結子会社における非監査業務の内容は、主に税務関連のアドバイザリー業務等です。
当連結会計年度
提出会社における非監査業務の内容は、主にESG関連及び税務関連のアドバイザリー業務等です。
連結子会社における非監査業務の内容は、主に税務関連のアドバイザリー業務等です。
3) その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
前連結会計年度
該当事項はありません。
当連結会計年度
該当事項はありません。
4) 監査報酬の決定方針
当社の監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針は、監査業務等の内容を総合的に勘案した上で、会社法第399条の規定に基づき監査役会の同意を得て決定することとしています。
5) 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、会計監査人による監査内容、監査時間及び監査計画、報酬実績の推移、報酬見積り等を確認し、会計監査人の報酬等の妥当性を検討した結果、会社法第399条第1項の同意を行っています。
(4) 【役員の報酬等】
① 役員報酬等
1) 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
区分 | 報酬等の総額 | 報酬等の種類別の総額 (百万円) | 対象となる | |||
固定報酬 | 業績連動報酬 | |||||
月次報酬 | 株式給付信託(BBT) | |||||
在任時給付 | 退任時給付 | |||||
取締役 | 156 | 95 | 20 | 17 | 23 | 6 |
監査役 | 54 | 54 | - | - | - | 2 |
社外役員 | 81 | 81 | - | - | - | 8 |
(注) 1 取締役の対象となる役員の員数には、当期中の退任取締役2名を含んでいます。
2 月次報酬は、基本月次報酬及び業績連動報酬の総額を月次定額払いとしているものです。
3 株式給付信託(BBT)の額は、当期において付与された又は付与が見込まれた株式交付ポイント数に基づき、日本基準により当期に費用計上した額です。
4 取締役の報酬の限度額は、第21回定時株主総会(2024年3月26日開催)において決議された年額400百万円以内(うち社外取締役分70百万円以内)です。監査役の報酬限度額は、第14回定時株主総会(2017年3月28日開催)において決議された年額90百万円以内です。
5 上記報酬額の他、取締役(社外取締役を除く)に対しては、第14回定時株主総会(2017年3月28日開催)において決議された株式報酬制度「株式給付信託(BBT)」を導入しており、同制度で定める役員株式給付規程に基づき、在任時給付分として450百万円(3事業年度)、退任時給付分として420百万円(3事業年度)を、それぞれ上限として信託に拠出しています。同制度については、第14回定時株主総会(2017年3月28日開催)において、上記6.記載の報酬限度額とは別枠で、在任時給付分として56,000ポイント(1事業年度)、退任時給付分として51,000ポイント(1事業年度)を、それぞれ株式交付の上限としています。
6 役員ごとの報酬等の総額については、1億円以上支給している役員の該当がないため記載を省略しています。
② 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針の内容及び決定方法
1) 報酬制度の基本方針
・当社の業績及び株式価値との連動性を高めることで株主と経営者の利益を共有する制度であること
・当社グループの中長期的な業績の向上に対するインセンティブとして機能すること
・報酬制度の決定プロセスは、客観性、かつ透明性の高いものであること
2) 報酬制度の体系
ⅰ. 取締役の報酬体系は、固定報酬となる基本報酬と短期業績を反映した業績連動報酬からなる「月次報酬」並びに中期経営計画の達成度及び株式価値を反映した株式報酬「株式給付信託(BBT)」で構成しています。
ⅱ.「基本報酬」は各取締役の役位に応じた固定報酬であり、月次報酬として支給します。
ⅲ.「業績連動報酬(月次報酬)」は、年度業績の達成度に応じて、以下の算式により支給額を決定します。
[短期業績連動報酬]
短期業績連動報酬 = 役位別支給基準額 × 業績評価係数
※業績評価係数:閾値を設定した前年度のROIC及び当期利益(親会社の所有者に帰属)を指標とするマトリクステーブルにより決定(係数:0.00~4.00)
なお、社内カンパニーを担当する取締役については、当該カンパニーの売上高成長率、営業利益額改善度、ROIC改善度、研究開発指標、環境指標等をもとに短期業績連動報酬から加減します。
ⅳ. 株式報酬は「株式給付信託(BBT)」の仕組みを活用し、中期経営計画の達成度等に応じて、以下の算式により給付額を決定します。
[在任時交付型株式報酬]
在任時交付型株式報酬 = 役位別株式交付ポイント × 業績評価係数 × 中期経営計画達成度係数
※業績評価係数:閾値を設定した前年度のROIC及び当期利益(親会社の所有者に帰属)を指標とするマトリクステーブルにより決定(係数:0.00~4.00)
※中期経営計画達成度係数:中期経営計画(3ヵ年)に掲げる売上高及び営業利益の達成度により設定(係数:0~0.5)
交付ポイントの権利確定はポイント付与後、3年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の日となります。
[退任時交付型株式報酬]
退任時交付型株式報酬 = 役位別株式交付ポイント
1年の任期満了ごとに交付ポイントが確定され、取締役を退任した日に交付されます。
ⅴ. 取締役の報酬については、業績及び株主価値への連動を重視した構成比としています。
役位 | 固定報酬 | 業績連動報酬 | ||
基本報酬 | 短期業績 連動報酬 | 在任時交付型 株式報酬 | 退任時交付型 株式報酬 | |
取締役会長・社長 | 25% | 35% | 25% | 15% |
取締役 | 25% | 35% | 25% | 15% |
(注)この表は、役位毎の中央値とし、業績連動報酬にかかる目標の達成率を100%とした場合のモデルです。
ⅵ. 社外取締役及び監査役の報酬等については、業務執行とは独立した立場であることに鑑み、業績反映部分を排除し、固定報酬のみとしています。
ⅶ. 不適切会計等による過年度決算修正の結果、業績連動報酬算定上の基礎となった過年度の業績に重大な変更が生じた場合、又は役員の非違行為等により会社に重大な損害が生じた場合は、業績連動報酬の全額、又は一部の返還を求めることができる報酬規程としています。
3) 業績連動報酬にかかる指標に対する考え方
取締役(社外取締役を除く)に支給する業績連動報酬にかかる指標は、全ての社員の活動成果であり、かつ、ROE改善に繋がる主たる指標である「ROIC」と「当期利益(親会社の所有者に帰属)」を基本としています。これにより、全ての取締役が資本コスト及び配当性向を意識し、当社グループの持続的な成長を意識した経営を促進していきます。また、事業を担当する取締役には、ROIC改善度等の経営指標の他、知財創造の促進に向けた研究開発指標、CO₂排出量削減度合に応じた環境指標等を設けることにより、中長期的な業績の向上に対するインセンティブとしての機能を付加しています。
また、中期経営計画の達成度については、全ての取締役及び社員の事業活動の成果であり、かつ、ベクトルを統一した活動を促進していくことを目的として「売上高」及び「営業利益」を採用しています。
なお、上記指標に関し、当社の経営判断に起因しない事象等による影響が生じた場合は加減算することがあります。
[業績連動報酬にかかる主な指標の実績]
ROIC | 売上高 | 営業利益 | 当期利益 |
3.4% | 323,384百万円 | 15,012百万円 | 10,188百万円 |
当期にかかる業績連動報酬については、油圧機器事業の業績を含む2024年12月期決算値を基に算定しています。
4) 報酬の決定方法等
取締役の報酬等に関する方針、報酬体系、水準及び各取締役への支給額については、社内取締役1名と独立社外役員4名で構成された報酬委員会による審議・答申を受け、取締役会にて決定しています。
また、監査役の報酬等については、監査役の協議を経て決定しています。
当期における取締役の報酬等に関する審議及び決定のための委員会等の活動は以下のとおりです。
[委員会等の会議の開催回数(2025年1月から12月まで)]
委員会等 | 開催回数 | ||
報酬委員会 | 2回 | ||
取締役会 | 2回 | ||
(5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方
当社は、純投資目的である株式は保有しておらず、全て純投資目的以外の目的である投資株式(以下、「政策保有株式」という。)に区分しています。純投資目的である株式とは、株価の変動又は配当によって利益を受けることを目的とする株式です。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
1) 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容
当社は、当社の企業価値の維持・向上に資する場合に限り、政策保有株式を保有します。当社は、直近事業年度末の状況に照らし、保有の意義が希薄になった政策保有株式については、できる限り速やかに処分・縮減していくという基本方針のもと、毎年、取締役会において、個別の銘柄毎に、保有目的が適切か、保有に伴う便益やリスクが資本コストに見合っているか等につき、一定の基準に基づいて検証し、保有継続の可否及び株式数を見直します。検証の結果、継続保有が適切ではないと認められる銘柄は、株価や市場動向等を考慮のうえ遅滞なく売却します。
2) 銘柄数及び貸借対照表計上額
| 銘柄数 (銘柄) | 貸借対照表計上額の |
非上場株式 | 17 | 406 |
非上場株式以外の株式 | 5 | 6,208 |
(当事業年度において株式数が増加した銘柄)
| 銘柄数 (銘柄) | 株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円) | 株式数の増加の理由 |
非上場株式 | - | - | - |
非上場株式以外の株式 | - | - | - |
(当事業年度において株式数が減少した銘柄)
| 銘柄数 (銘柄) | 株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円) |
非上場株式 | - | - |
非上場株式以外の株式 | 3 | 440 |
3) 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報
特定投資株式
銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、 | 当社の株 |
株式数(株) | 株式数(株) | |||
貸借対照表計上額 | 貸借対照表計上額 | |||
シンフォニアテクノロジー㈱ | 400,000 | 400,000 | 主にトランスポートソリューション事業における取引先であり、事業上の関係を維持・強化するために保有しています。 | 有 |
3,628 | 2,568 | |||
東海旅客鉄道㈱ | 500,000 | 500,000 | トランスポートソリューション事業における販売先であり、事業上の関係を維持・強化するために保有しています。 | 有 |
2,169 | 1,483 | |||
東日本旅客鉄道㈱ | 76,500 | 76,500 | トランスポートソリューション事業における販売先であり、事業上の関係を維持・強化するために保有しています。 | 無 |
316 | 214 | |||
山陽電気鉄道㈱ | 38,587 | 38,587 | トランスポートソリューション事業における販売先であり、事業上の関係を維持・強化するために保有しています。 | 有 |
80 | 78 | |||
阪神内燃機工業㈱ | 4,000 | 20,000 | トランスポートソリューション事業における販売先であり、事業上の関係を維持・強化するために保有しています。 | 無 |
15 | 44 | |||
京王電鉄㈱ | - | 66,997 | - | 有 |
- | 257 | |||
近鉄グループホールディングス㈱ | - | 43,509 | - | 無 |
- | 144 |
(注) 定量的な保有効果については、営業機密に係るため記載していません。保有の合理性の検証方法については、「1) 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」に記載しています。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式
該当事項はありません。
④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの
該当事項はありません。
⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの
該当事項はありません。
第5 【経理の状況】
1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1976年大蔵省令第28号。以下、「連結財務諸表規則」という。)第312条の規定により、国際会計基準(以下、「IFRS」という。)に基づいて作成しています。
(2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1963年大蔵省令第59号。以下、「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しています。
また、当社は特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しています。
(3) 連結財務諸表及び財務諸表は、表示単位未満を四捨五入して記載しています。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2025年1月1日から2025年12月31日まで)の連結財務諸表及び事業年度(2025年1月1日から2025年12月31日まで)の財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人による監査を受けています。
また、金融商品取引法第24条の2第1項の規定に基づき、有価証券報告書の訂正報告書を提出しておりますが、訂正後の連結財務諸表及び財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人による監査を受けております。
3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備について
当社は、以下のとおり連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組み及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備を行っています。
(1) 会計基準等の内容を適切に把握し、会計基準等の変更等に適時かつ的確に対応することができる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、監査法人等の行うセミナーへ参加しています。また、IFRSの内容に関する社内勉強会を定期的に実施し、実務担当者へのIFRSに関する知識の習得を推進しています。
(2) IFRSの適用においては、国際会計基準審議会が公表するプレスリリースや基準書を随時入手し、最新の基準の把握を行っています。また、IFRSに基づく適正な連結財務諸表等を作成するために、IFRSに準拠したグループ会計方針を作成し、それに基づいて会計処理を行っています。
1 【連結財務諸表等】
(1) 【連結財務諸表】
① 【連結財政状態計算書】
(単位:百万円) | |||
| 注記 | 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
資産 |
|
|
|
流動資産 |
|
|
|
現金及び現金同等物 | 8 | 74,476 | 73,340 |
営業債権 | 9,24 | 88,932 | 75,421 |
契約資産 | 26 | 3,212 | 3,207 |
その他の債権 | 9 | 1,361 | 1,524 |
棚卸資産 | 10 | 53,273 | 52,838 |
その他の金融資産 | 24 | 698 | 715 |
その他の流動資産 |
| 7,016 | 5,715 |
小計 |
| 228,970 | 212,761 |
売却目的で保有する資産 | 11 | - | 43,665 |
流動資産合計 |
| 228,970 | 256,426 |
非流動資産 |
|
|
|
有形固定資産 | 12,14 | 114,340 | 101,683 |
無形資産 | 13,14 | 12,955 | 13,477 |
使用権資産 | 14,15 | 12,122 | 12,822 |
のれん | 13,14 | 26,259 | 25,817 |
投資不動産 | 14,16 | 9,309 | 9,143 |
持分法で会計処理されている投資 | 17 | 24,348 | 24,976 |
その他の金融資産 | 24 | 14,648 | 17,082 |
繰延税金資産 | 23 | 3,430 | 4,381 |
その他の非流動資産 |
| 3,464 | 826 |
非流動資産合計 |
| 220,875 | 210,206 |
資産合計 |
| 449,845 | 466,632 |
(単位:百万円) | |||
| 注記 | 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
負債及び資本 |
|
|
|
負債 |
|
|
|
流動負債 |
|
|
|
営業債務 | 18,24 | 51,178 | 45,161 |
契約負債 | 26 | 11,463 | 13,111 |
借入金 | 21,24 | 21,817 | 34,946 |
その他の債務 | 18,24 | 16,030 | 6,848 |
未払法人所得税 |
| 2,461 | 6,462 |
引当金 | 19 | 2,233 | 3,497 |
リース負債 | 21,24 | 3,319 | 3,609 |
その他の金融負債 | 24 | 28 | 29 |
その他の流動負債 | 20 | 8,582 | 8,757 |
小計 |
| 117,111 | 122,421 |
売却目的で保有する資産に直接関連する負債 | 11 | - | 12,256 |
流動負債合計 |
| 117,111 | 134,677 |
非流動負債 |
|
|
|
借入金 | 21,24 | 10,067 | 10,039 |
リース負債 | 21,24 | 10,634 | 11,202 |
退職給付に係る負債 | 22 | 8,262 | 6,454 |
繰延税金負債 | 23 | 8,514 | 8,303 |
その他の金融負債 | 24 | 670 | 898 |
引当金 | 19 | - | 140 |
その他の非流動負債 | 20 | 4,844 | 4,551 |
非流動負債合計 |
| 42,990 | 41,587 |
負債合計 |
| 160,101 | 176,264 |
資本 |
|
|
|
資本金 | 25 | 10,000 | 10,000 |
資本剰余金 | 25 | 14,998 | 14,969 |
利益剰余金 | 25 | 225,269 | 219,443 |
自己株式 | 25 | △3,638 | △3,008 |
その他の資本の構成要素 | 25 | 25,930 | 30,764 |
売却目的で保有する処分グループに関連するその他の資本の構成要素 |
| - | 1,297 |
親会社の所有者に帰属する持分合計 |
| 272,559 | 273,466 |
非支配持分 |
| 17,185 | 16,902 |
資本合計 |
| 289,744 | 290,368 |
負債及び資本合計 |
| 449,845 | 466,632 |
② 【連結損益計算書】
(単位:百万円) | |||
| 注記 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
継続事業 |
|
|
|
売上高 | 7,26 | 280,458 | 307,912 |
売上原価 | 27 | △198,589 | △214,239 |
売上総利益 |
| 81,869 | 93,673 |
その他の収益 | 28 | 1,158 | 1,862 |
販売費及び一般管理費 | 27 | △67,633 | △71,626 |
その他の費用 | 28 | △2,238 | △2,954 |
営業利益 | 7 | 13,157 | 20,956 |
金融収益 | 29 | 1,035 | 992 |
金融費用 | 29 | △917 | △1,105 |
持分法による投資利益 | 17 | 950 | 1,140 |
税引前当期利益 |
| 14,225 | 21,983 |
法人所得税費用 | 23 | △3,920 | △5,833 |
継続事業からの当期利益 |
| 10,305 | 16,150 |
非継続事業 |
|
|
|
非継続事業からの当期利益 | 33 | 1,460 | 1,035 |
当期利益 |
| 11,765 | 17,185 |
|
|
|
|
当期利益の帰属 |
|
|
|
親会社の所有者 |
| 10,188 | 15,255 |
非支配持分 |
| 1,577 | 1,930 |
当期利益 |
| 11,765 | 17,185 |
|
|
|
|
1株当たり当期利益 |
|
|
|
基本的1株当たり当期利益 |
|
|
|
継続事業 |
| 77.95 | 127.59 |
非継続事業 |
| 6.87 | 0.29 |
基本的1株当たり当期利益(円) | 31 | 84.83 | 127.87 |
希薄化後1株当たり当期利益 |
|
|
|
継続事業 |
| 77.95 | 127.58 |
非継続事業 |
| 6.87 | 0.29 |
希薄化後1株当たり当期利益(円) | 31 | 84.82 | 127.87 |
③ 【連結包括利益計算書】
(単位:百万円) | |||
| 注記 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
当期利益 |
| 11,765 | 17,185 |
その他の包括利益 |
|
|
|
純損益に振り替えられることのない項目 |
|
|
|
確定給付負債(資産)の純額の再測定 | 25 | 2,326 | △1,215 |
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の純変動 | 25 | 1,219 | 1,311 |
純損益に振り替えられることのない |
| 3,546 | 96 |
純損益に振り替えられる可能性のある項目 |
|
|
|
在外営業活動体の換算差額 | 25 | 6,590 | 5,359 |
持分法適用会社におけるその他の | 25 | 284 | 44 |
純損益に振り替えられる可能性のある |
| 6,873 | 5,403 |
税引後その他の包括利益合計 |
| 10,419 | 5,500 |
包括利益合計 |
| 22,184 | 22,685 |
|
|
|
|
包括利益の帰属 |
|
|
|
親会社の所有者 |
| 19,360 | 20,394 |
非支配持分 |
| 2,824 | 2,291 |
包括利益合計 |
| 22,184 | 22,685 |
④ 【連結持分変動計算書】
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | 親会社の所有者に帰属する持分 | |||||
資本金 | 資本 | 利益 | 自己株式 | その他の資本の構成要素 | |||
在外営業活動体の換算差額 | 公正価値の変動による評価差額 | ||||||
2024年1月1日残高 |
| 10,000 | 15,139 | 222,362 | △3,943 | 15,516 | 3,646 |
当期利益 |
| - | - | 10,188 | - | - | - |
その他の包括利益 | 25 | - | - | - | - | 5,667 | 1,213 |
包括利益合計 |
| - | - | 10,188 | - | 5,667 | 1,213 |
自己株式の取得及び処分等 | 25 | - | - | △34 | 304 | - | - |
配当金 | 25 | - | - | △9,651 | - | - | - |
子会社の増資による非支配持分の増減 |
| - | - | - | - | - | - |
その他の資本の構成要素から |
| - | - | 2,404 | - | - | △112 |
株式報酬取引 | 30 | - | △142 | - | - | - | - |
所有者との取引額等合計 |
| - | △142 | △7,281 | 304 | - | △112 |
2024年12月31日残高 |
| 10,000 | 14,998 | 225,269 | △3,638 | 21,183 | 4,747 |
| 注記 | 親会社の所有者に帰属する持分 | 非支配 | 資本合計 | ||
その他の資本の構成要素 | 親会社の | |||||
確定給付負債 | 合計 | |||||
2024年1月1日残高 |
| - | 19,162 | 262,721 | 15,424 | 278,145 |
当期利益 |
| - | - | 10,188 | 1,577 | 11,765 |
その他の包括利益 | 25 | 2,293 | 9,172 | 9,172 | 1,247 | 10,419 |
包括利益合計 |
| 2,293 | 9,172 | 19,360 | 2,824 | 22,184 |
自己株式の取得及び処分等 | 25 | - | - | 270 | - | 270 |
配当金 | 25 | - | - | △9,651 | △1,249 | △10,900 |
子会社の増資による非支配持分の増減 |
| - | - | - | 185 | 185 |
その他の資本の構成要素から |
| △2,293 | △2,404 | - | - | - |
株式報酬取引 | 30 | - | - | △142 | - | △142 |
所有者との取引額等合計 |
| △2,293 | △2,404 | △9,522 | △1,063 | △10,586 |
2024年12月31日残高 |
| - | 25,930 | 272,559 | 17,185 | 289,744 |
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | 親会社の所有者に帰属する持分 | |||||
資本金 | 資本 | 利益 | 自己株式 | その他の資本の構成要素 | |||
在外営業活動体の換算差額 | 公正価値の変動による評価差額 | ||||||
2025年1月1日残高 |
| 10,000 | 14,998 | 225,269 | △3,638 | 21,183 | 4,747 |
当期利益 |
| - | - | 15,255 | - | - | - |
その他の包括利益 | 25 | - | - | - | - | 5,063 | 1,303 |
包括利益合計 |
| - | - | 15,255 | - | 5,063 | 1,303 |
自己株式の取得及び処分等 | 25 | - | - | - | △9,807 | - | - |
自己株式の消却 | 25 | - | - | △10,437 | 10,437 | - | - |
配当金 | 25 | - | - | △9,651 | - | - | - |
連結範囲の変動 |
| - | - | - | - | - | - |
支配継続子会社に対する持分変動 |
| - | 28 | - | - | - | - |
売却目的で保有する処分グループに関連するその他の資本の構成要素 |
| - | - | - | - | △1,297 | - |
その他の資本の構成要素から |
| - | - | △993 | - | - | △234 |
株式報酬取引 | 30 | - | △57 | - | - | - | - |
所有者との取引額等合計 |
| - | △29 | △21,081 | 630 | △1,297 | △234 |
2025年12月31日残高 |
| 10,000 | 14,969 | 219,443 | △3,008 | 24,948 | 5,816 |
| 注記 | 親会社の所有者に帰属する持分 | 非支配 | 資本合計 | |||
その他の資本の構成要素 | 売却目的で保有する処分グループに関連するその他の資本の構成要素 | 親会社の | |||||
確定給付負債 | 合計 | ||||||
2025年1月1日残高 |
| - | 25,930 | - | 272,559 | 17,185 | 289,744 |
当期利益 |
| - | - | - | 15,255 | 1,930 | 17,185 |
その他の包括利益 | 25 | △1,226 | 5,139 | - | 5,139 | 360 | 5,500 |
包括利益合計 |
| △1,226 | 5,139 | - | 20,394 | 2,291 | 22,685 |
自己株式の取得及び処分等 | 25 | - | - | - | △9,807 | - | △9,807 |
自己株式の消却 | 25 | - | - | - | - | - | - |
配当金 | 25 | - | - | - | △9,651 | △2,637 | △12,288 |
連結範囲の変動 |
| - | - | - | - | 130 | 130 |
支配継続子会社に対する持分変動 |
| - | - | - | 28 | △67 | △39 |
売却目的で保有する処分グループに関連するその他の資本の構成要素 |
| - | △1,297 | 1,297 | - | - | - |
その他の資本の構成要素から |
| 1,226 | 993 | - | - | - | - |
株式報酬取引 | 30 | - | - | - | △57 | - | △57 |
所有者との取引額等合計 |
| 1,226 | △305 | 1,297 | △19,487 | △2,574 | △22,060 |
2025年12月31日残高 |
| - | 30,764 | 1,297 | 273,466 | 16,902 | 290,368 |
⑤ 【連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:百万円) | |||
| 注記 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
営業活動によるキャッシュ・フロー |
|
|
|
当期利益 |
| 10,305 | 16,150 |
非継続事業からの当期利益 |
| 1,460 | 1,035 |
減価償却費及び償却費 |
| 16,469 | 17,258 |
減損損失 | 14 | 1,632 | 989 |
負ののれん発生益 |
| - | △461 |
退職給付に係る資産及び負債の増減額 |
| △567 | 217 |
受取利息及び受取配当金 |
| △456 | △451 |
支払利息 |
| 733 | 864 |
投資有価証券評価損益(△は益) |
| 33 | △39 |
持分法による投資損益(△は益) |
| △950 | △1,140 |
固定資産除売却損益(△は益) |
| 358 | 167 |
関係会社整理損失引当金繰入額 |
| - | 1,324 |
法人所得税費用 |
| 4,419 | 7,599 |
営業債権、契約資産及び契約負債の増減額 |
| △3,696 | 2,165 |
棚卸資産の増減額(△は増加) |
| △642 | △3,632 |
営業債務の増減額(△は減少) |
| △1,168 | △4,264 |
その他 |
| 1,738 | 296 |
小計 |
| 29,669 | 38,078 |
利息の受取額 |
| 356 | 356 |
配当金の受取額 |
| 1,069 | 439 |
利息の支払額 |
| △736 | △847 |
補助金の受取額 |
| 2,759 | - |
法人所得税の支払額 |
| △6,468 | △5,203 |
営業活動によるキャッシュ・フロー |
| 26,650 | 32,824 |
投資活動によるキャッシュ・フロー |
|
|
|
定期預金の増減額(△は増加) |
| △100 | 0 |
有形固定資産の取得による支出 |
| △24,898 | △13,201 |
無形資産の取得による支出 |
| △3,453 | △2,814 |
連結範囲の変更を伴う子会社の取得による支出 |
| - | 285 |
投資有価証券の取得による支出 |
| △1,128 | △455 |
投資有価証券の売却による収入 |
| 749 | 457 |
その他 |
| 99 | 1 |
投資活動によるキャッシュ・フロー |
| △28,733 | △15,725 |
財務活動によるキャッシュ・フロー |
|
|
|
短期借入金の純増減額(△は減少) | 21 | 82 | 12,590 |
長期借入れによる収入 | 21 | 10,092 | - |
長期借入金の返済 | 21 | △240 | △183 |
リース負債の支払額 | 21 | △3,424 | △3,669 |
自己株式の取得による支出 |
| △2 | △10,065 |
自己株式の売却による収入 |
| 71 | 67 |
配当金の支払額 | 25 | △9,653 | △9,648 |
非支配持分からの払込による収入 |
| 185 | - |
非支配持分への配当金の支払額 |
| △1,249 | △2,610 |
その他 |
| - | △39 |
財務活動によるキャッシュ・フロー |
| △4,137 | △13,559 |
現金及び現金同等物の増減額 |
| △6,220 | 3,539 |
現金及び現金同等物の期首残高 | 8 | 77,835 | 74,476 |
現金及び現金同等物に係る換算差額 |
| 2,861 | 1,599 |
売却目的保有に分類される処分グループに係る資産に含まれる現金及び現金同等物の増減額 | 11 | - | △6,274 |
現金及び現金同等物の期末残高 | 8 | 74,476 | 73,340 |
【連結財務諸表注記】
1.報告企業
ナブテスコ株式会社(以下、「当社」という。)は日本に所在する企業です。当社の連結財務諸表は2025年12月31日を期末日とし、当社及び子会社(以下、「当社グループ」という。)、並びに関連会社に対する持分により構成されます。当社グループの主な事業内容は「コンポーネントソリューション事業」、「トランスポートソリューション事業」、「アクセシビリティソリューション事業」です。詳細は注記「7.事業セグメント」に記載しています。
2.作成の基礎
(1) IFRSに準拠している旨
本連結財務諸表は、連結財務諸表規則第1条の2第1号に定める「指定国際会計基準特定会社」の要件を全て満たすことから、同第312条の規定により、IFRSに準拠して作成しています。
2026年3月25日に当社取締役会によって承認された2025年12月期の連結財務諸表は、2026年9月30日に訂正され当社取締役会によって承認されています。
(2) 測定の基礎
当社グループの連結財務諸表は、下記の注記「3.重要性のある会計方針」で記載のとおり、公正価値で測定する金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成されています。
(3) 機能通貨及び表示通貨
当社グループの連結財務諸表は当社の機能通貨である日本円を表示通貨としています。
3.重要性のある会計方針
本連結財務諸表において適用する重要性のある会計方針は、特段の記載がない限り、この連結財務諸表に記載されている全ての期間について適用された会計方針と同一です。
(1) 連結の基礎
① 子会社
子会社とは、当社グループにより支配されている企業をいいます。子会社の財務諸表は、支配開始日から支配終了日までの間、連結財務諸表に含まれます。子会社の会計方針は、当社グループが適用する会計方針と整合させるため、必要に応じて変更されています。
子会社に対する所有持分の変動で支配の喪失とならないものは、資本取引として会計処理しています。非支配持分の修正額と対価の公正価値との差額は、親会社の所有者に帰属する持分として資本に直接認識されています。
当社グループ内の債権債務残高及び取引、並びに当社グループ内取引によって発生した未実現損益は、連結財務諸表の作成に際して消去しています。
決算日が異なる子会社については、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しています。
② 関連会社に対する投資
関連会社とは、当社グループがその財務及び経営方針に対して重要な影響力を有しているものの、支配はしていない企業をいいます。当社グループが他の企業の議決権の20%以上を保有する場合、当社グループは当該他の企業に対して重要な影響力を有していると推定しています。
関連会社に対する投資は、持分法を用いて会計処理し、取得時に取得原価で認識します。持分法では、投資日における投資とこれに対応する被投資会社の資本との間に差額がある場合には、当該差額はのれんとして投資の帳簿価額に含めています。
連結財務諸表には、重要な影響力を有した日から重要な影響力を喪失する日までの純損益及びその他の包括利益の当社グループの持分を認識し、投資額を修正しています。
関連会社の損失に対する当社グループの持分相当額が当該会社に対する投資持分を超過するまで、当該持分相当額は純損益に計上しています。さらなる超過額は、当社グループが関連会社に代わって債務(法的債務又は推定的債務)を負担する、又は支払いを行う場合を除き、損失として認識していません。
持分法の適用にあたっては、持分法適用会社の会計方針を当社グループの会計方針に整合させるために必要な調整を行っています。また、連結財務諸表には、他の株主との関係等により決算日を当社の決算日に統一することが実務上不可能であるため、当社の決算日と異なる日を決算日とする関連会社への投資が含まれています。決算日の差異により生じる期間の重要な取引又は事象については調整を行っています。
持分法適用会社との取引から発生した未実現損益は、被投資企業に対する当社グループの持分を上限として投資から控除しています。
(2) 企業結合
企業結合は、取得法を用いて会計処理をしています。被取得企業における識別可能な資産及び負債は取得日の公正価値で測定しています。
のれんは、企業結合で移転された対価、被取得企業の非支配持分の金額、及び取得企業が以前に保有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計が、取得日における識別可能な資産及び負債の正味価額を上回る場合にその超過額として測定しています。
取得関連費用は発生した期間にて費用として処理しています。
また、共通支配下における企業結合取引に関して、当社は企業結合取引の発生前の帳簿価額に基づいて会計処理を行っています。
(3) 外貨
① 機能通貨及び表示通貨
当社グループの各会社の財務諸表は、その企業が事業活動を行う主たる経済環境の通貨である機能通貨で作成しています。当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としています。
② 外貨建取引
外貨建取引は、取引日における為替レートで機能通貨に換算しています。期末日における外貨建貨幣性資産及び負債は、期末日の為替レートで機能通貨に換算しています。
取得原価で測定する外貨建非貨幣性資産及び負債は、取引日の為替レートで機能通貨に換算しています。
公正価値で測定する外貨建非貨幣性資産及び負債は、当該公正価値の測定日における為替レートで機能通貨に換算しています。換算によって発生した為替差額は、純損益として認識しています。ただし、公正価値で測定しその変動をその他の包括利益として認識する金融商品の換算により発生した差額については、その他の包括利益に計上しています。
③ 在外営業活動体
在外営業活動体の資産及び負債は、期末日の為替レートで日本円に換算しています。在外営業活動体の収益及び費用は、為替レートが著しく変動している場合を除き、平均為替レートを用いて日本円に換算しています。
在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる換算差額はその他の包括利益で認識し、その他の資本の構成要素に含めて計上しています。また、在外営業活動体が処分される場合には、換算差額を純損益に振り替えています。
(4) 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物は、手許資金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資等が含まれます。
(5) 棚卸資産
棚卸資産は、取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い金額で測定しています。棚卸資産の取得原価は主として総平均法に基づいて算定しており、棚卸資産の取得に係る費用、製造費及び加工費、並びに当該棚卸資産を現在の場所及び状態とするまでに要したその他の費用が含まれています。
正味実現可能価額は、通常の営業過程における予想販売価格から完成までに要する見積原価及び見積販売費用を控除した額です。
(6) 金融商品
① 非デリバティブ金融資産
当社グループは金融資産を、当社グループがその金融商品に関する契約の当事者となった取引日に当初認識しています。
金融資産は、公正価値により当初測定しています。当初認識後に純損益を通じて公正価値で測定するものではない金融資産については、その金融資産の取得のために直接要した取引費用を当初測定金額に含めています。
a 償却原価で測定する金融資産
金融資産は、以下の要件を満たす場合に償却原価で測定する金融資産に分類しています。
・契約上のキャッシュ・フローを回収するために金融資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて保有されている。
・金融資産の契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払いのみであるキャッシュ・フローが所定の日に生じる。
当初認識後の測定は、実効金利法による償却原価で行っています。
償却原価で測定する金融資産に係る予想信用損失に対する損失評価引当金を認識しています。
当社グループは、期末日ごとに、金融資産の信用リスクを期末日現在と当初認識日現在で比較し、金融資産に係る信用リスクの著しい増加の有無を評価しています。
金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増加している場合には、当該金融資産に係る損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定し、著しく増加していない場合には、12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定しています。なお、上記にかかわらず、重大な金融要素を含んでいない営業債権及び契約資産については、損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定しています。金融資産に係る損失評価引当金の繰入額は、純損益で認識しています。損失評価引当金を減額する事象が発生した場合は、損失評価引当金の戻入額を純損益で認識しています。
b その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
当社グループは、当初認識時に、資本性金融商品のうち売買目的で保有するもの以外のものについて、原則としてその公正価値の変動をその他の包括利益に認識することを選択しています。その他の包括利益を通じて認識することを選択する場合には、その指定を行い、取消不能なものとして継続的に適用しています。当初認識後の測定は、その他の包括利益を通じて公正価値で行っています。
当該金融資産を売却する場合には、認識されていた累積利得又は損失は、売却時にその他の包括利益から利益剰余金に振り替えています。当該金融資産からの配当金については純損益として認識しています。
c 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
当社グループは、償却原価で測定する金融資産又はその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産以外の金融資産は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しています。当初認識後の測定は、純損益を通じて公正価値で行っています。
当社グループは、キャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅したか、譲渡されたか、又は実質的に所有に伴う全てのリスクと経済価値が移転した場合に金融資産の認識を中止しています。
② 非デリバティブ金融負債
当社グループは、発行する負債証券をその発行日に当初認識しています。その他の金融負債は全て、当社グループが当該金融商品の契約の当事者になる取引日に認識しています。
a 償却原価で測定する金融負債
当社グループは、償却原価で測定する金融負債は、公正価値に直接取引費用を加味して当初測定しています。当初認識後は、実効金利法を用いた償却原価により測定しています。
b 純損益を通じて公正価値で測定する金融負債
当社グループは、償却原価で測定する金融負債以外の金融負債は、純損益を通じて公正価値で測定する金融負債に分類しています。当初認識後の測定は、純損益を通じて公正価値で行っています。
当社グループは、契約上の義務が免責、取消し又は失効となった場合に金融負債の認識を中止しています。
③ デリバティブ金融商品
当社グループは、為替及び金利の変動リスクを回避、軽減する目的等でデリバティブ金融商品を保有しています。
デリバティブは公正価値で当初認識し、関連する取引費用は発生時に純損益として認識しています。当初認識後の測定は、純損益を通じて公正価値で行っています。
(7) 有形固定資産
① 認識及び測定
有形固定資産は、原価モデルを適用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しています。
取得原価には資産の取得に直接関連する以下の費用が含まれています。
・資産の製造により直接生じる従業員給付及び組立、据付等の費用
・資産の撤去及び除去の義務を負う場合、その解体及び除去費用の見積り
・資産計上された借入費用
② 減価償却
有形固定資産は各構成要素の見積耐用年数にわたり、定額法に基づいて減価償却しています。
減価償却費は償却可能価額をもとに算定しています。償却可能価額は、資産の取得価額から残存価額を差し引いて算出しています。
見積耐用年数は以下のとおりです。
建物及び構築物 | 3 ~ | 50 | 年 |
機械装置及び運搬具 | 4 ~ | 17 | 年 |
工具、器具及び備品 | 2 ~ | 20 | 年 |
減価償却方法、耐用年数及び残存価額は、毎期末日に見直しを行い、必要に応じて改定しています。
(8) のれん及び無形資産
① のれん
当初認識時点における測定は、「(2) 企業結合」に記載しています。
当初認識後、のれんの取得原価から、減損損失累計額を控除して表示しています。のれんは償却を行わず、毎年又は減損の兆候が存在する場合にはその都度、減損テストを実施しています。なお、のれんに関連する減損損失は戻入れません。
② 研究開発費
新規の科学的又は技術的な知識及び理解を得る目的で実施される研究活動に関する支出は、発生時に純損益として認識しています。
③ その他の無形資産
その他の無形資産は、原価モデルを適用し、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しています。
また、企業結合において、のれんと区分して識別した無形資産は、取得日の公正価値をもって取得原価として測定しています。
当該資産が使用可能な状態になった日から見積耐用年数にわたり、定額法に基づいて償却しています。
償却費は償却可能価額をもとに算定しています。償却可能価額は、資産の取得価額から残存価額を差し引いて算出しています。
見積耐用年数は以下のとおりです。
ソフトウエア | 3 ~ | 16 | 年 |
顧客関連資産 | 8 ~ | 19 | 年 |
技術資産 | 8 ~ | 10 | 年 |
その他 | 7 ~ | 20 | 年 |
償却方法、耐用年数及び残存価額は、毎期末日に見直しを行い、必要に応じて改定しています。
なお、耐用年数を確定できない無形資産については、取得原価から減損損失累計額を控除して表示しています。また、償却は行わず、毎年又は減損の兆候が存在する場合にはその都度、減損テストを実施しています。
(9) リース
(借手側)
① リース負債
リース負債は、リースの開始日より認識し、支払われていないリース料の現在価値で測定しています。割引率は、リースの計算利子率又は計算利子率を容易に算定できない場合には当社グループの追加借入利子率を用いています。開始日後は、リース負債に係る金利やリース料の支払いにより増減します。
② 使用権資産
使用権資産は、リースの開始日よりリース負債の当初測定額に、当初直接コスト、前払リース料等を調整した取得原価で測定しています。開始日後においては、原価モデルを適用して、減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しています。リースの開始日から使用権資産の耐用年数又はリース期間の終了時のいずれか短い期間にわたり定額法にて償却しています。
また、短期リース及び原資産が少額であるリースについては、認識の免除を適用し、使用権資産及びリース負債を認識せず、リース期間にわたり定額法により費用として認識しています。
(貸手側)
当社グループは、リースをファイナンス・リース又はオペレーティング・リースに分類しています。原資産の所有に伴うリスク及び経済価値のほとんどすべてを借手に移転する場合には、ファイナンス・リースに分類し、原資産の所有に伴うリスク及び経済価値のほとんどすべてを借手に移転するものではない場合には、オペレーティング・リースに分類しています。
(10) 投資不動産
投資不動産とは、賃料収入又はキャピタル・ゲイン、もしくはその両方を得ることを目的として保有する不動産です。投資不動産の測定及び減価償却方法は、有形固定資産に準じています。なお、投資不動産の見積耐用年数は5~60年です。
減価償却方法、耐用年数及び残存価額は、毎期末日に見直しを行い、必要に応じて改定しています。
(11) 売却目的で保有する資産
継続的使用ではなく、売却により帳簿価額の回収が見込まれる資産又は処分グループのうち、現状で直ちに売却することが可能であり、かつ当社グループの経営者が売却を確約し1年以内に売却が完了する等、売却の可能性が非常に高い資産を、売却目的で保有する資産に分類しています。
(12) 非金融資産の減損
棚卸資産、契約資産、売却目的で保有する資産、繰延税金資産及び退職給付に係る資産を除く、当社グループの非金融資産の帳簿価額は、期末日ごとに減損の兆候の有無を判断しています。減損の兆候が存在する場合は、当該資産の回収可能価額を見積っています。
資産又は資金生成単位の回収可能価額は、使用価値と売却費用控除後の公正価値のうちいずれか大きい金額としています。使用価値の算定において、見積り将来キャッシュ・フローは、貨幣の時間的価値及び当該資産に固有のリスクを反映した税引前の割引率を用いて現在価値に割引いています。
減損損失は、資産又は資金生成単位の帳簿価額が回収可能価額を超過する場合に認識します。
のれん以外の資産について、過去に認識した減損損失は、各期末日において、損失の減少又は消滅を示す兆候の有無を評価しています。回収可能価額の決定に使用した見積りが変化した場合は、減損損失を戻入れます。戻入れる金額は、減損損失を認識しなかった場合の減価償却費控除後の帳簿価額を超えない金額を上限としています。
なお、のれんに関連する減損損失の取り扱いは、「(8) のれん及び無形資産 ① のれん」に、耐用年数を確定できない無形資産に関連する減損損失の取り扱いは、「(8) のれん及び無形資産 ③ その他無形資産」に記載しています。
(13) 従業員給付
① 退職後給付
当社グループは、従業員の退職後給付制度として、退職一時金及び年金制度を設けています。これらの制度は確定拠出制度と確定給付制度に分類されます。
a 確定拠出制度
確定拠出制度の退職後給付に係る費用は、従業員がサービスを提供した期間に、費用として認識しています。
b 確定給付制度
確定給付制度債務の現在価値及び関連する当期勤務費用並びに過去勤務費用は、予測単位積増方式を用いて個々の制度ごとに算定しています。割引率は、将来の給付支払までの見込期間を基に割引期間を設定し、割引期間に対応した期末日時点の優良社債の市場利回りを参照して決定しています。確定給付制度に係る負債又は資産は、確定給付制度債務の現在価値から、制度資産の公正価値を控除して算定しています。確定給付資産又は負債の純額の再測定は、発生した期に一括してその他の包括利益で認識し、利益剰余金へ振り替えています。
② 短期従業員給付
短期従業員給付については、割引計算は行わず、関連するサービスが提供された時点で費用として計上しています。
賞与については、当社グループが、従業員から過去に提供された労働の結果として支払うべき現在の法的及び推定的債務を負っており、かつその金額を信頼性をもって見積ることができる場合にそれらの制度に基づいて支払われると見積られる額を負債として認識しています。
(14) 引当金及び偶発負債
引当金は、過去の事象の結果として、当社グループが、合理的に見積り可能である法的又は推定的債務を負っており、当該債務を決済するために経済的資源の流出が生じる可能性が高い場合に認識しています。引当金は、貨幣の時間的価値が重要な場合には、見積り将来キャッシュ・フローを貨幣の時間的価値及び当該負債に特有のリスクを反映した税引前の割引率を用いて現在価値に割り引いています。時の経過に伴う割引額の割戻しは金融費用として認識しています。
製品保証引当金は、製品の引渡後に発生する補修費用等の将来における支出に備えるため、当該費用の発生額を個別に見積って計上しています。
受注損失引当金は、受注契約に係る将来の損失に備えるため、期末日現在における受注契約に係る損失見込額を個別に見積って計上しています。
損害補償損失引当金は、損害補償に係る将来の損失に備えるため、個別に見積って計上しています。
関係会社整理損失引当金は、整理が予定されている関係会社に係る将来の損失に備えるために、個別に見積って計上しています。
環境対策引当金は、環境対策に係る将来の損失に備えるため、個別に見積って計上しています。
期末日現在において発生可能性のある債務を有し、それが期末日現在の債務であるか否か確認ができないもの、又は引当金の認識基準を満たさないものがある場合は、偶発負債として注記しています。
(15) 株主資本
① 普通株式
普通株式は資本として分類しています。普通株式及びストックオプションの発行に直接関連する追加費用は、税効果考慮後の金額を資本の控除項目として認識しています。
② 自己株式
自己株式を取得した場合は、税効果考慮後の直接取引費用を含む支払対価を、資本の控除項目として認識しています。自己株式を処分した場合、受取対価と自己株式の帳簿価額の差額は、資本として認識しています。
③ 株式報酬取引
a ストックオプション制度
当社は、2017年3月まで当社の取締役及び執行役員(社外取締役を除く。以下、「取締役等」という。)に対して、当社株式を購入する権利を行使できる株式報酬型ストックオプション制度を導入しています。当制度ではストックオプションは株式に基づく報酬の付与日に権利が確定することから、付与日における公正価値で見積り、付与日において、一括で費用として認識し、同額を資本として認識しています。付与されたオプションの公正価値は、オプションの諸条件を考慮し、ブラック・ショールズ・モデルにより算定しています。当制度は2017年3月で廃止(ただし、取締役等に対しすでに付与した株式報酬型ストックオプションとしての新株予約権のうち未行使のものは今後も存続)しています。
b 株式給付信託制度(持分決済型)
当社は、2017年5月より当社の取締役等に対して、信託を通じて自社の株式等を交付する株式報酬制度を導入しています。株式報酬は受領した役務及びそれに対応する資本の増加を付与日における(資本性金融商品の)公正価値で測定し、権利確定期間にわたって費用として計上され、同額を資本の増加として認識しています。
(16) 収益
当社グループは、下記の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しています。
ステップ1:顧客との契約を識別する
ステップ2:契約における履行義務を識別する
ステップ3:取引価格を算定する
ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する
ステップ5:企業が履行義務の充足時に収益を認識する
① 一時点で充足される履行義務
当社グループは、産業用ロボット部品、鉄道車両用ブレーキ装置・自動扉装置、航空機用部品、自動車用ブレーキ装置・駆動制御装置、舶用制御装置、建物及び一般産業用自動扉装置、プラットホーム安全設備等の製造販売を主な事業としています。これらの製品の販売については、多くの場合、製品の引渡時点において顧客が当該製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されると判断していることから、主として当該製品の引渡時点で収益を認識しています。また、収益は顧客との契約において約束された対価から値引き、割戻及び返品等を控除した金額で測定しています。
② 一定期間にわたり充足される履行義務
当社グループは、次の要件のいずれかに該当する場合は、製品又は役務に対する支配が一定期間にわたり移転するため、一定期間にわたり履行義務を充足し収益を認識しています。
a 顧客が履行によって提供される便益を、履行するにつれて同時に受け取って消費する。
b 履行が、資産を創出するか又は増価させ、顧客が当該資産の創出又は増価について支配する。
c 履行が、他に転用できる資産を創出せず、かつ現在までに完了した履行に対する支払を受ける強制可能な権利を有している。
当社グループにおいて、一定期間にわたり充足される履行義務に関する収益としては、プラットホーム安全設備等の履行義務があります。プラットホーム安全設備等の収益は進捗度を見積り認識しています。進捗度は、見積原価総額に対する実際原価の割合で算出しています(インプット法)。
(17) 政府補助金
当社グループは、政府補助金について補助金交付のための付帯条件を満たし、かつ補助金を受領することに合理的な保証が得られた場合に、公正価値で認識しています。
資産に関する政府補助金は、繰延収益として認識し、関連する資産の耐用年数にわたって規則的に純損益で認識しています。収益に関する政府補助金は、関連する費用を認識した期に純損益で認識しています。
(18) 金融収益及び金融費用
金融収益は、受取利息、受取配当金、投資有価証券評価益、為替差益等から構成されています。受取利息は、実効金利法を用いて発生時に認識しています。受取配当金は、当社グループの受領権が確定した時点で認識しています。
金融費用は、支払利息、デリバティブ評価損、投資有価証券評価損等から構成されています。
(19) 法人所得税
法人所得税は、当期税金と繰延税金から構成されています。これらは、その他の包括利益で認識される項目、資本に直接認識される項目及び企業結合によって認識される項目を除き、純損益で認識しています。
当期税金は、当期の課税所得に、期末日時点において施行又は実質的に施行される税率を乗じて算定しています。
繰延税金は、資産及び負債の財務諸表上の帳簿価額と税務上の金額との一時差異について認識しています。繰延税金資産は、将来減算一時差異、未使用の繰越税額控除及び繰越欠損金について、それらを回収できる課税所得が生じると見込まれる範囲において認識し、繰延税金負債は、原則として、将来加算一時差異について認識しています。
なお、以下の場合には、繰延税金資産又は負債を計上していません。
・企業結合以外の取引で、かつ会計上の利益又は税務上の課税所得のいずれにも影響を及ぼさない取引における資産又は負債の当初認識
・予測可能な将来にその差異が解消されない可能性が高い場合の子会社、関連会社及び共同支配に対する投資に係る差異
・のれんの当初認識において生じる将来加算一時差異
繰延税金は、期末日に施行又は実質的に施行される法律に基づいて一時差異が解消される時に適用されると予測される税率を用いて測定しています。
繰延税金資産・負債は、当期税金資産・負債を相殺する法律上強制力のある権利を有しており、かつ法人所得税が同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合に相殺しています。
(20) 1株当たり当期利益
基本的1株当たり当期利益は、当社の普通株主に帰属する当期利益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して算定しています。希薄化後1株当たり当期利益は、全ての希薄化効果のある潜在的普通株式による影響を調整して算定しています。当社の潜在的普通株式には、ストックオプションがあります。
(21) 非継続事業
当社グループは、独立した事業が既に処分されたか又は売却目的保有に分類される要件を満たした時点で、当該事業を非継続事業に分類しています。
(22) 適用されていない新たな基準書及び解釈指針
基準書及び解釈指針の新設又は改訂のうち、2025年12月31日時点で当社グループが早期適用していない主なものは、以下のとおりです。当該基準書の適用による当社グループへの影響は検討中であり、現時点で見積もることはできません。
基準書 | 基準名 | 強制適用時期 | 当社グループ | 新設・改訂の概要 |
IFRS第18号 | 財務諸表における表示及び開示 | 2027年1月1日 | 2027年12月期 | 主として損益計算書の財務業績に関する表示及び開示に関する新たな規定 |
4.追加情報
(1) 過年度の誤謬の修正
当社の一部の持分法適用関連会社における持分法による投資損益の計算に当たり、当該持分法適用関連会社から入手している財務数値について、本来は当該持分法適用関連会社の子会社を含む連結純資産額の変動に基づいて計算すべきところ単体純資産額の変動に基づいて計算していた結果、主に、当社の連結損益計算書における「持分法による投資利益」、及び連結財政状態計算書の「持分法で会計処理されている投資」の金額が過年度から継続的に過少となっている誤謬が判明しました。
当社は、上記の誤謬について、過年度に遡り修正をする必要があると判断し、過去に提出済みの有価証券報告書、半期報告書及び四半期報告書に含まれる連結財務諸表等について、修正しています。また、併せてその他の誤謬についても修正しています。
5.表示方法の変更
当社グループは、IFRS第5号に基づき第3四半期連結会計期間より、油圧機器事業を非継続事業に分類しています。この結果、当連結会計年度の表示形式に合わせ、前連結会計年度の連結損益計算書、連結キャッシュ・フロー計算書及び関連する連結財務諸表注記の一部を組み替えて表示しています。
6.重要な会計上の判断、見積り及び仮定
IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を設定することが義務付けられています。実際の結果はこれらの見積りとは異なる場合があります。見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの変更は、見積りが変更された会計期間及び影響を受ける将来の会計期間において認識されます。
主な会計上の判断、見積り及び仮定は以下のとおりです。
(1) 棚卸資産の評価
当社グループでは、棚卸資産について注記「3.重要性のある会計方針」に従って、正味実現可能価額の算定において完成までに要する原価及び販売費用について仮定を設定しています。
これらの仮定については、経営者の最善の見積りと判断により決定していますが、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場合、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。
棚卸資産の評価減の金額は注記「10.棚卸資産」に記載のとおりです。
(2) 非金融資産の減損テストにおける割引キャッシュ・フロー予測の計算に用いた重要な仮定
当社グループでは、有形固定資産、無形資産、使用権資産及びのれんについて注記「3.重要性のある会計方針」に従って、減損テストを実施しています。当連結会計年度においては、以下の非金融資産について、減損テストを実施しています。のれんの減損テストについては注記「13.のれん及び無形資産」、のれんを含む非金融資産の減損については注記「14.非金融資産の減損」に記載のとおりです。
① Gilgenグループののれん
アクセシビリティソリューション事業に属する連結子会社Gilgen Door Systems AG及びその子会社(以下、「Gilgenグループ」という。)に配分されたのれん(帳簿価額 19,709百万円)について、注記「3.重要性のある会計方針」に従って年次の減損テストを行いました。その結果、当該のれんについて、使用価値が帳簿価額を上回ったため、減損損失は計上していません。
Gilgenグループに係る非金融資産の回収可能価額は使用価値により測定しています。使用価値は、当該事業の事業計画を基礎として算定された将来キャッシュ・フローを加重平均資本コストによる割引率で割引いて算定しています。使用価値の見積りには事業計画における売上高及び営業利益率の予測、加重平均資本コストによる割引率といった重要な仮定が含まれています。
これらの仮定については、経営者の最善の見積りと判断により決定していますが、主要な市場環境の需要予測等には高い不確実性が伴うため、事業の収益性が低下し、十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において認識する非金融資産の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。
② Deep Sea社ののれん
トランスポートソリューション事業に属する舶用機器事業の連結子会社R.K. DEEP SEA TECHNOLOGIES LIMITED及びその子会社1社(以下、「Deep Sea社」という。)に配分されたのれん(帳簿価額 4,854百万円)について、注記「3.重要性のある会計方針」に従って年次の減損テストを行いました。その結果、当該のれんについて、使用価値が帳簿価額を下回ったため、減損損失989百万円を計上しました。
Deep Sea社に係る非金融資産の回収可能価額は使用価値により測定しています。使用価値は、当該事業の事業計画を基礎として算定された将来キャッシュ・フローを加重平均資本コストによる割引率で割引いて算定しています。使用価値の見積りには事業計画における売上高及び営業利益率の予測、加重平均資本コストによる割引率といった重要な仮定が含まれています。
これらの仮定については、経営者の最善の見積りと判断により決定していますが、主要な市場環境の需要予測等には高い不確実性が伴うため、事業の収益性が低下し、十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において認識する非金融資産の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(3) 引当金及び偶発負債
当社グループは、製品保証引当金等の引当金を連結財政状態計算書に計上しています。これらの引当金は、期末日における債務に関するリスク及び不確実性を考慮に入れた、債務の決済に要する支出の最善の見積りに基づいて計上しています。
債務の決済に要する支出額は、将来の起こりうる結果を総合的に勘案して算定していますが、予想しえない事象の発生や状況の変化によって影響を受ける可能性があり、実際の支払額が見積りと異なった場合、翌年度以降の連結財務諸表において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。
また、偶発負債がある場合は、期末日における全ての利用可能な証拠を勘案し、その発生可能性及び金額的影響を考慮した上で開示しています。
引当金の内容及び帳簿価額については注記「19.引当金」、偶発負債については注記「37. 偶発負債」に記載のとおりです。
(4) 確定給付制度債務の測定
当社グループは、確定給付型を含む様々な退職給付制度を有しています。これらの各制度に係る確定給付制度債務の現在価値及び関連する勤務費用等は、割引率や死亡率等の数理計算上の仮定に基づいて算定されています。数理計算上の仮定は、経営者の最善の見積りと判断により決定していますが、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場合、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。
確定給付制度債務及び制度資産の金額、使用された仮定に関する詳細については、注記「22.従業員給付」に記載のとおりです。
(5) 法人所得税
当社グループは、複数の租税区域の法人所得税の影響を受けます。世界各地における法人所得税の見積額を決定する際には、重要な判断が必要です。取引及び計算方法によっては、最終的な税額に不確実性を含むものも多くあります。当社グループは追加徴収の見積りが求められる場合は、予想される税務調査上の問題について負債を認識しています。これらの問題に係る最終税額が当初に認識した金額と異なる場合、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。
また、繰延税金資産は、将来減算一時差異を利用できる課税所得が生じる可能性が高い範囲内で認識しています。繰延税金資産の認識に際しては、課税所得が生じる可能性の判断において、将来獲得しうる課税所得の時期及び金額を合理的に見積り、金額を算定しています。
課税所得が生じる時期及び金額は、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、実際に生じた時期及び金額が見積りと異なった場合、翌年度以降の連結財務諸表において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。
繰延税金資産の主な原因別の内訳については、注記「23.法人所得税」に記載のとおりです。
(6) 金融商品の評価
当社グループは、特定の金融商品の公正価値の評価をする際に、市場で観察可能ではないインプットを利用する評価技法を用いて行っています。観察可能ではないインプットは、将来の不確実な経済条件の変動等により影響を受けます。当該インプットの見直しが必要となった場合、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。
特定の金融商品の公正価値の評価については、注記「24.金融商品」に記載のとおりです。
(7) 企業結合により取得した資産及び引き受けた負債の公正価値
企業結合により取得した資産及び引き受けた負債は、当初取得日の公正価値で測定されます。公正価値の算定の基礎となる将来キャッシュ・フローには、貨幣の時間価値及び当該資産の固有リスク等を割引率として反映しています。また、当公正価値の算定は経営者による最善の見積りにより行っていますが、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があります。これによって、無形資産及びのれんの評価額に重要な影響を生じさせるリスクがあります。
(8) 子会社の範囲
当社グループは、保有する議決権が50%以下の特定の企業について、実質的に支配していると判断していることから、子会社と判断しています。
特定の企業については、注記「34. 子会社」に記載のとおりです。
7.事業セグメント
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社グループは、ビジネスモデルの類似性に基づき、事業セグメントを集約した上で、「コンポーネントソリューション事業」、「トランスポートソリューション事業」、「アクセシビリティソリューション事業」の3報告セグメントに区分しています。
各報告セグメントの区分に属する主な事業内容は以下のとおりです。
事業区分 | 主な事業内容 |
コンポーネント | 産業用ロボット部品及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理 |
トランスポート | 鉄道車両用ブレーキ装置・自動扉装置、航空機用部品、自動車用ブレーキ装置・駆動制御装置、舶用制御装置等及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理 |
アクセシビリティ | 建物及び一般産業用自動扉装置、プラットホーム安全設備等及びこれらの部品の設計、製造、販売、据付、保守、修理 |
(2) 報告セグメントに関する情報
報告セグメントの会計方針は、注記「3.重要性のある会計方針」で記載している当社グループの会計方針と同じです。
セグメント間の内部売上高及び振替高は市場実勢価格に基づいています。
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
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| (単位:百万円) | ||||||
| 報告セグメント | その他 | 合計 | 調整額 | 連結財務 | |||
コンポー | トランス | アクセシ | 計 | |||||
売上高 |
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外部売上高 | 67,646 | 88,727 | 106,771 | 263,144 | 17,315 | 280,458 | - | 280,458 |
セグメント間売上高 | 752 | 2,299 | 11 | 3,062 | 42 | 3,104 | △3,104 | - |
売上高合計 | 68,398 | 91,026 | 106,782 | 266,206 | 17,356 | 283,563 | △3,104 | 280,458 |
セグメント利益 | 2,667 | 12,389 | 9,340 | 24,396 | 1,043 | 25,439 | △12,282 | 13,157 |
金融収益 | - | 1,035 | ||||||
金融費用 | - | △917 | ||||||
持分法による投資利益 | - | 950 | ||||||
税引前当期利益 | - | 14,225 | ||||||
その他の項目 |
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減価償却費及び償却費 | 4,963 | 3,836 | 3,824 | 12,622 | 465 | 13,088 | 1,608 | 14,696 |
減損損失 | - | - | - | - | 656 | 656 | 976 | 1,632 |
セグメント資産 | 145,190 | 91,761 | 115,243 | 352,194 | 11,648 | 363,843 | 86,002 | 449,845 |
有形固定資産及び | 11,802 | 2,591 | 2,243 | 16,635 | 405 | 17,040 | 988 | 18,028 |
(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、包装機械、立体モデル作成装置等及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理を行う事業で構成されています。
2 売上高の調整額は、セグメント間取引消去によるものです。
3 セグメント利益(営業利益)の調整額は、各セグメントに配賦されない全社損益等です。
4 減価償却費及び償却費の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産に係る減価償却費及び償却費です。
5 減損損失の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産に係る減損損失です。
6 セグメント資産の調整額には、各セグメントに配賦されない全社資産86,002百万円が含まれており、その主なものは、当社における余資運用資金(現金及び現金同等物)、長期投資資金(投資有価証券等)です。
7 有形固定資産及び無形資産の増加額の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産の設備投資額です。
8 コンポーネントセグメントの減価償却費及び償却費と有形固定資産及び無形資産の増加額には非継続事業を除外しています。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
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| (単位:百万円) | ||||||
| 報告セグメント | その他 | 合計 | 調整額 | 連結財務 | |||
コンポー | トランス | アクセシ | 計 | |||||
売上高 |
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外部売上高 | 79,325 | 100,473 | 110,668 | 290,467 | 17,445 | 307,912 | - | 307,912 |
セグメント間売上高 | 645 | 2,064 | 21 | 2,730 | 28 | 2,759 | △2,759 | - |
売上高合計 | 79,970 | 102,538 | 110,689 | 293,197 | 17,473 | 310,670 | △2,759 | 307,912 |
セグメント利益 | 5,420 | 13,698 | 9,541 | 28,659 | 2,194 | 30,853 | △9,897 | 20,956 |
金融収益 | - | 992 | ||||||
金融費用 | - | △1,105 | ||||||
持分法による投資利益 | - | 1,140 | ||||||
税引前当期利益 | - | 21,983 | ||||||
その他の項目 |
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減価償却費及び償却費 | 5,705 | 3,827 | 4,569 | 14,100 | 532 | 14,632 | 1,749 | 16,381 |
減損損失 | - | 989 | - | 989 | - | 989 | - | 989 |
セグメント資産 | 109,769 | 100,249 | 122,108 | 332,127 | 14,494 | 346,621 | 120,012 | 466,632 |
有形固定資産及び | 4,237 | 2,931 | 1,862 | 9,031 | 343 | 9,374 | 715 | 10,089 |
(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、包装機械、立体モデル作成装置等及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理を行う事業で構成されています。
2 売上高の調整額は、セグメント間取引消去によるものです。
3 セグメント利益(営業利益)の調整額は、各セグメントに配賦されない全社損益等です。
4 減価償却費及び償却費の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産に係る減価償却費及び償却費です。
5 セグメント資産の調整額には、各セグメントに配賦されない全社資産120,012百万円が含まれており、その主なものは、当社における余資運用資金(現金及び現金同等物)、長期投資資金(投資有価証券等)、売却目的で保有する資産です。
6 有形固定資産及び無形資産の増加額の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産の設備投資額です。
7 コンポーネントセグメントの減価償却費及び償却費と有形固定資産及び無形資産の増加額には非継続事業を除外しています。
(3) 主要な製品及び役務からの収益
「(1) 報告セグメントの概要」、「(2) 報告セグメントに関する情報」、及び注記「26. 顧客との契約から生じる収益」に同様の情報を開示しているため、記載を省略しています。
(4) 地域別情報
売上高
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
日本 | 141,901 | 155,240 |
中国 | 32,786 | 43,403 |
その他アジア | 17,512 | 18,891 |
北米 | 25,874 | 27,490 |
ヨーロッパ | 60,475 | 59,671 |
その他地域 | 1,910 | 3,217 |
合計 | 280,458 | 307,912 |
(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しています。
非流動資産
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
日本 | 148,577 | 137,971 |
中国 | 8,380 | 5,729 |
その他アジア | 1,825 | 726 |
北米 | 2,325 | 2,599 |
ヨーロッパ | 14,399 | 16,280 |
合計 | 175,507 | 163,305 |
(注) 非流動資産は資産の所在地によっています。また、金融資産、繰延税金資産、退職後給付資産、持分法で会計処理されている投資等を含んでいません。
(5) 主要な顧客に関する情報
特定の顧客の売上高が連結損益計算書の売上高の10%に満たないため、主要な顧客に関する情報の記載を省略しています。
8.現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
現金及び預金 | 74,476 | 73,340 |
合計 | 74,476 | 73,340 |
(注) 連結財政状態計算書における「現金及び現金同等物」の残高と連結キャッシュ・フロー計算書における「現金及び現金同等物」の残高は一致しています。
9.営業債権及びその他の債権
(1) 営業債権
営業債権の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
売掛金 | 77,829 | 68,760 |
受取手形 | 12,322 | 8,183 |
損失評価引当金 | △1,219 | △1,522 |
合計 | 88,932 | 75,421 |
(2) その他の債権
その他の債権の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
未収入金 | 1,361 | 1,524 |
合計 | 1,361 | 1,524 |
10.棚卸資産
棚卸資産の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
製品及び商品 | 13,162 | 13,549 |
仕掛品 | 20,115 | 21,370 |
原材料及び貯蔵品 | 19,996 | 17,920 |
合計 | 53,273 | 52,838 |
(注) 売上原価に計上された棚卸資産の評価減の金額について、前連結会計年度において291百万円です。当連結会計年度において、重要な評価減はありません。なお、売上原価に計上された棚卸資産の評価減の戻入について、前連結会計年度において148百万円であり、正味実現可能価額が増加したことによるものです。当連結会計年度において、重要な評価減の戻入はありません。
11.売却目的で保有する資産及び直接関連する負債
売却目的で保有する資産及び売却目的で保有する資産に直接関連する負債の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
売却目的で保有する資産 |
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現金及び現金同等物 | - | 6,274 |
営業債権 | - | 15,632 |
その他の債権 | - | 454 |
棚卸資産 | - | 6,137 |
その他の流動資産 | - | 166 |
有形固定資産 | - | 11,567 |
無形資産 | - | 428 |
使用権資産 | - | 303 |
のれん | - | 2,294 |
その他の金融資産(非流動) | - | 13 |
繰延税金資産 | - | 285 |
その他非流動資産 | - | 113 |
合計 | - | 43,665 |
売却目的で保有する資産に直接関連する負債 |
|
|
営業債務 | - | 3,189 |
契約負債 | - | 336 |
借入金 | - | 461 |
その他の債務(流動) | - | 5,692 |
未払法人所得税 | - | 389 |
引当金 | - | 132 |
リース負債(流動) | - | 42 |
その他の流動負債 | - | 613 |
リース負債(非流動) | - | 188 |
退職給付に係る負債 | - | 931 |
繰延税金負債 | - | 242 |
その他の非流動負債 | - | 41 |
合計 | - | 12,256 |
(注) 当連結会計年度において、売却目的で保有する資産及び負債のうち、主なものはコンポーネントソリューションセグメントにおける油圧機器事業に係るものです。当社は、2025年7月31日開催の取締役会において、当社の当該事業を、当社が新たに設立した完全子会社(以下、「コムテスコ株式会社」という)に吸収分割の方法により承継させ、コムテスコ株式会社にグループ各社の対象事業を集約した上で、同社の発行済株式のうち70%をComer Industries S.p.A.(以下、「Comer」という)に譲渡する旨の株式譲渡契約及びコムテスコ株式会社に関する株主間契約をComerとの間で締結することを決議しました。
12.有形固定資産
(1) 帳簿価額の調整表
(単位:百万円) | ||||||
| 建物及び | 機械装置 | 工具、器具 | 土地 | 建設仮勘定 | 合計 |
2024年1月1日残高 | 31,420 | 27,701 | 5,029 | 17,735 | 25,642 | 107,527 |
取得 | - | - | - | - | 16,671 | 16,671 |
減価償却費 (注) | △2,895 | △5,163 | △2,475 | - | - | △10,533 |
振替 | 18,074 | 8,747 | 2,395 | - | △29,216 | - |
処分 | △74 | △207 | △184 | △55 | △69 | △589 |
在外営業活動体の | 437 | 535 | 200 | 97 | △6 | 1,263 |
2024年12月31日残高 | 46,963 | 31,613 | 4,965 | 17,777 | 13,022 | 114,340 |
取得 | - | - | - | - | 8,748 | 8,748 |
企業結合による増加 | 7 | 23 | - | 75 | 15 | 120 |
減価償却費 (注) | △2,810 | △5,158 | △2,327 | - | - | △10,294 |
振替 | 1,871 | 1,888 | 1,894 | - | △5,653 | - |
売却目的で保有する資産への振替 | △6,259 | △3,543 | △618 | △580 | △567 | △11,567 |
処分 | △45 | △23 | △17 | 21 | 17 | △46 |
在外営業活動体の | 187 | 190 | 50 | 46 | △91 | 382 |
2025年12月31日残高 | 39,915 | 24,991 | 3,947 | 17,338 | 15,492 | 101,683 |
(注) 有形固定資産の減価償却費は、連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」及び「非継続事業からの当期利益」に含まれています。
(2) 取得原価
(単位:百万円) | ||||||
| 建物及び | 機械装置 | 工具、器具 | 土地 | 建設仮勘定 | 合計 |
2024年1月1日残高 | 72,887 | 103,614 | 32,558 | 17,735 | 25,642 | 252,436 |
2024年12月31日残高 | 90,270 | 113,012 | 34,097 | 17,777 | 13,022 | 268,179 |
2025年12月31日残高 | 82,627 | 87,704 | 29,062 | 17,338 | 15,492 | 232,223 |
(3) 減価償却累計額及び減損損失累計額
(単位:百万円) | ||||||
| 建物及び | 機械装置 | 工具、器具 | 土地 | 建設仮勘定 | 合計 |
2024年1月1日残高 | 41,467 | 75,913 | 27,529 | - | - | 144,909 |
2024年12月31日残高 | 43,307 | 81,399 | 29,132 | - | - | 153,839 |
2025年12月31日残高 | 42,712 | 62,713 | 25,115 | - | - | 130,540 |
13.のれん及び無形資産
(1) 帳簿価額の調整表
(単位:百万円) | ||||||
| のれん | ソフトウェア | 顧客関連資産 | 技術資産 | その他 | 合計 |
2024年1月1日残高 | 25,750 | 8,131 | 2,715 | 175 | 604 | 37,374 |
取得 | - | 3,436 | - | - | 18 | 3,453 |
償却費 (注)2 | - | △2,112 | △264 | △26 | △150 | △2,553 |
減損損失 (注)3 | △656 | - | - | - | - | △656 |
在外営業活動体の | 1,165 | 125 | 146 | 10 | 149 | 1,595 |
2024年12月31日残高 | 26,259 | 9,579 | 2,596 | 159 | 621 | 39,214 |
取得 | - | 2,479 | - | - | 360 | 2,839 |
企業結合による取得 | - | 190 | 204 | - | - | 394 |
償却費 (注)2 | - | △2,566 | △341 | △36 | △325 | △3,268 |
減損損失 (注)3 | △989 | - | - | - | - | △989 |
売却目的で保有する資産への振替 | △2,294 | △426 | - | - | △2 | △2,722 |
在外営業活動体の | 2,840 | 560 | 319 | 27 | 79 | 3,825 |
2025年12月31日残高 | 25,817 | 9,816 | 2,779 | 150 | 732 | 39,294 |
(注)1 耐用年数を確定できない重要な無形資産はありません。
2 無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」及び「非継続事業からの当期利益」に含まれています。
3 のれんの減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれています。
(2) 取得原価
(単位:百万円) | ||||||
| のれん | ソフトウェア | 顧客関連資産 | 技術資産 | その他 | 合計 |
2024年1月1日残高 | 44,366 | 14,052 | 6,336 | 746 | 2,775 | 68,275 |
2024年12月31日残高 | 46,528 | 16,953 | 6,666 | 783 | 3,133 | 74,063 |
2025年12月31日残高 | 49,525 | 19,129 | 7,678 | 876 | 3,524 | 80,731 |
(3) 償却累計額及び減損損失累計額
(単位:百万円) | ||||||
| のれん | ソフトウェア | 顧客関連資産 | 技術資産 | その他 | 合計 |
2024年1月1日残高 | 18,616 | 5,921 | 3,622 | 572 | 2,171 | 30,901 |
2024年12月31日残高 | 20,269 | 7,374 | 4,070 | 625 | 2,513 | 34,849 |
2025年12月31日残高 | 23,708 | 9,313 | 4,899 | 726 | 2,792 | 41,437 |
(4) 減損テスト
各資金生成単位に配分されたのれんの帳簿価額は以下のとおりです。
(単位:百万円) | |||
報告セグメント | 資金生成単位 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
コンポーネント | パワーコントロール | 2,582 | - |
トランスポート | Deep Sea社 | 4,420 | 3,865 |
舶用カンパニー | 2,007 | 2,243 | |
アクセシビリティ | Gilgenグループ | 17,251 | 19,709 |
合計 | 26,259 | 25,817 | |
当社グループでは、のれんについて注記「3.重要性のある会計方針」に従って減損テストを実施しています。のれんは償却を行わず、減損の兆候がある時又は減損の兆候の有無に関わらず毎期一回減損テストを実施し、のれんを含む各資金生成単位グループの帳簿価額と回収可能価額を比較し、回収可能価額まで減損損失を認識しています。
回収可能価額は使用価値により測定しています。使用価値は、経営者によって承認された事業計画を基礎としたキャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いています。事業計画は5年を限度としており、業界の将来の趨勢に関するマネジメントの評価と過去のデータを反映したものであり、外部情報及び内部情報に基づき作成しています。また、事業計画最終年度以後の成長率はゼロ、又は資金生成単位が属する市場の長期平均成長率としています。(1.4%~3.1%)。
前連結会計年度において、資金生成単位の税引前加重平均資本コスト(8.0%~17.2%)により現在価値に割り引いてのれん減損テストを行った結果、一部ののれんについて減損損失を認識しています。これは、コロナ感染拡大による技術交流の遅れ及び顧客品質判定基準との乖離等想定外の事象が発生したことにより、将来事業の見直しを織り込んだ減損テストの結果、計上されたものになります。当該減損損失については、注記「14. 非金融資産の減損」に記載しています。また、減損テストに用いた主要な仮定が変更された場合に減損が発生するリスクがあります。仮に税引前加重平均資本コストが2.2%上昇した場合、減損損失が発生する可能性があります。
当連結会計年度において、資金生成単位の税引前加重平均資本コスト(7.1%~17.1%)により現在価値に割り引いてのれん減損テストを行った結果、一部ののれんについて減損損失を認識しています。これは、商品の開発に時間を要し、市場投入時期や上市時期が当初計画より遅れたことにより、将来事業の見直しを織り込んだ計画に基づく減損テストの結果、計上されたものになります。当該減損損失については、注記「14. 非金融資産の減損」に記載しています。また、減損テストに用いた主要な仮定が変更された場合に減損が発生するリスクがあります。仮に税引前加重平均資本コストが1.1%上昇した場合、減損損失が発生する可能性があります。
14.非金融資産の減損
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
|
| (単位:百万円) |
報告セグメント | 資産の種類 | 減損損失の金額 |
その他 | のれん | 656 |
小計 | 656 | |
本社又は消去 | 投資不動産 | 976 |
小計 | 976 | |
合計 | 1,632 | |
前連結会計年度における非金融資産の減損につきまして、主な内容は以下のとおりです。
当社の連結子会社であるEngilico Engineering Solutions NV及びその子会社に係る資金生成単位ののれんについて減損テストを実施したところ、回収可能価額が帳簿価額を下回ったことから、当該のれんに係る減損損失を認識しています。
当該減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれており、その他事業において認識しています。回収可能価額は使用価値により測定しています(税引前の割引率:14.6%)。
事業環境の変化等に伴う収益性の低下により、愛媛県松山市所在の投資不動産から見込まれる処分コスト控除後の公正価値を算定した結果、回収可能価額が帳簿価額を下回ったことから、当該投資不動産に係る減損損失を認識しています。
当該減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれており、報告セグメントに帰属しない調整額として認識しています。処分コスト控除後の公正価値は、独立した不動産鑑定の専門家によるマーケットアプローチを用いた評価額に基づいており、観察可能な類似資産の市場取引価格等に基づいています。その評価額は公正価値ヒエラルキーのレベル3に該当します。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
|
| (単位:百万円) |
報告セグメント | 資産の種類 | 減損損失の金額 |
トランスポート | のれん | 989 |
当連結会計年度における非金融資産の減損につきまして、主な内容は以下のとおりです。
当社の連結子会社であるR.K. DEEP SEA TECHNOLOGIES LIMITED及びその子会社に係る資金生成単位ののれんについて減損テストを実施したところ、回収可能価額(6,263百万円)が帳簿価額を下回ったことから、当該のれんに係る減損損失を認識しています。
当該減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれています。回収可能価額は使用価値により測定しています(税引前の割引率:17.1%)。
15.リース
(借手側)
(1) 使用権資産の残高及び損益の内訳
使用権資産の残高及び損益の内訳は以下のとおりです。
なお、当社グループは、リースの原資産を主として事業活動に使用しています。
|
| (単位:百万円) |
使用権資産残高の内訳 | 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
建物及び構築物を原資産とするもの | 8,987 | 9,465 |
機械装置及び運搬具を原資産とするもの | 2,240 | 2,550 |
工具、器具及び備品を原資産とするもの | 134 | 114 |
土地を原資産とするもの | 761 | 692 |
合計 | 12,122 | 12,822 |
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
使用権資産の減価償却費 |
|
|
建物及び構築物を原資産とするもの | 2,410 | 2,431 |
機械装置及び運搬具を原資産とするもの | 774 | 880 |
工具、器具及び備品を原資産とするもの | 48 | 39 |
土地を原資産とするもの | 26 | 30 |
減価償却費 計 | 3,258 | 3,381 |
リース負債に係る支払利息 | 223 | 252 |
短期リースの免除規定によるリース費用 | 1,070 | 994 |
少額資産のリースの免除規定による | 1,010 | 1,076 |
リースに係るキャッシュ・アウトフローの合計 | 5,518 | 5,739 |
使用権資産の増加額 | 6,700 | 4,247 |
(2) 延長オプション及び解約オプション
延長及び解約のオプションは、当社グループの個々のリースに含まれています。各リースは、グループ各社の経営者が管理しており、その条件は個々に交渉され、幅広い契約条件を含んでいます。リースに含まれる延長及び解約のオプションは、行使が可能であり、かつ当該リース期間を使用することが合理的に確実である場合にのみリース負債に含まれます。
リース負債の満期分析については、注記「24. 金融商品 (2) 流動性リスク管理」に記載しています。
(貸手側)
当社グループは、オペレーティング・リースとして、不動産の賃貸を行っています。リースに供されている資産は連結財政状態計算書の「投資不動産」に含めています。
(1) オペレーティング・リースに関連する収益
オペレーティング・リースに係る収益は、以下のとおりです。
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
リース収益 | 57 | 208 |
(2) オペレーティング・リースに係るリース料の満期分析
解約不能のオペレーティング・リースに係るリース料の満期分析は、以下のとおりです。
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
1年内 | 57 | 365 |
1年超2年内 | - | 313 |
2年超3年内 | - | 313 |
3年超4年内 | - | 313 |
4年超5年内 | - | 313 |
5年超 | - | 782 |
合計 | 57 | 2,398 |
16.投資不動産
(1) 投資不動産の概要
当社グループは、東京都及び愛媛県において賃貸用の土地及び建物等を有しています。
(2) 帳簿価額の調整表
(単位:百万円) | |
2024年1月1日残高 | 10,394 |
減価償却費 | △109 |
減損損失 (注) | △976 |
2024年12月31日残高 | 9,309 |
減価償却費 | △107 |
売却 | △59 |
2025年12月31日残高 | 9,143 |
(注) 投資不動産の減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれています。
(3) 取得原価
(単位:百万円) | |
2024年1月1日残高 | 10,982 |
2024年12月31日残高 | 10,982 |
2025年12月31日残高 | 10,923 |
(4) 減価償却累計額及び減損損失累計額
(単位:百万円) | |
2024年1月1日残高 | 588 |
2024年12月31日残高 | 1,673 |
2025年12月31日残高 | 1,780 |
(5) 公正価値
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
公正価値 | 9,481 | 9,425 |
投資不動産の公正価値は、主として独立した不動産鑑定の専門家による評価額に基づいており、観察可能な類似資産の市場取引価格等に基づいています。その評価額は全額が公正価値ヒエラルキーのレベル3に該当します。公正価値ヒエラルキーのレベルについては、注記「24.金融商品」に記載しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における投資不動産に係る賃貸料収入は、それぞれ86百万円、238百万円であり、連結損益計算書の「その他の収益」に含まれています。賃貸料収入に付随して発生した直接的な費用は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれており、金額的重要性はありません。
17.持分法で会計処理されている投資
(1) 当社グループの主要な持分法適用関連会社
当社グループの主要な持分法適用関連会社は以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
名称 | 所在地 | 主要な事業 | 議決権の所有割合(%) |
TMTマシナリー㈱ | 大阪府 | 合成繊維製造設備 | 33.0 |
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
名称 | 所在地 | 主要な事業 | 議決権の所有割合(%) |
TMTマシナリー㈱ | 大阪府 | 合成繊維製造設備 | 33.0 |
(2) 当社グループにとって重要性のある関連会社に対する投資
該当事項はありません。
(3) 当社グループにとって重要性のない関連会社に対する投資
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
当期利益の当社グループ持分 | 950 | 1,140 |
その他の包括利益の当社グループ持分 | 284 | 44 |
包括利益の当社グループ持分 | 1,234 | 1,184 |
関連会社に対する投資の帳簿価額 | 24,348 | 24,976 |
(4) 関連会社の決算日
関連会社4社の決算日は3月31日、関連会社1社の決算日は11月30日であり、当社グループと決算期を統一することが実務上不可能なことから、連結決算日の12月31日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しています。
18.営業債務及びその他の債務
(1) 営業債務
営業債務の内訳は以下のとおりです。
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
買掛金 | 17,914 | 16,482 |
支払手形 | 1,309 | 1,056 |
電子記録債務 | 31,955 | 27,623 |
合計 | 51,178 | 45,161 |
(2) その他の債務
その他の債務の内訳は以下のとおりです。
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
未払金 | 6,577 | 900 |
未払費用 | 3,239 | 3,805 |
設備電子記録債務 | 4,476 | 432 |
その他 | 1,737 | 1,711 |
合計 | 16,030 | 6,848 |
19.引当金
(1) 引当金の内訳
引当金の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
流動負債 | 2,233 | 3,497 |
非流動負債 | - | 140 |
合計 | 2,233 | 3,637 |
(2) 引当金の増減
(単位:百万円) | ||||||
| 製品保証 引当金 | 受注損失 引当金 | 損害補償損失 引当金 | 関係会社整理 損失引当金 | 環境対策 引当金 | 合計 |
2025年1月1日残高 | 1,316 | 916 | - | - | - | 2,233 |
当期増加額 | 461 | 269 | 57 | 1,324 | 140 | 2,251 |
減少額(目的使用) | △303 | △455 | - | - | - | △758 |
減少額(戻入) | △28 | △16 | - | - | - | △44 |
在外営業活動体の換算差額 | 30 | 58 | - | - | - | 88 |
売却目的で保有する資産に直接関連する負債への振替 | △132 | - | - | - | - | △132 |
2025年12月31日残高 | 1,344 | 772 | 57 | 1,324 | 140 | 3,637 |
(3) 引当金の概要及び経済的便益の流出が予測される時期等
① 製品保証引当金
製品保証引当金は、製品の引渡後に発生する補修費用等の将来における支出に係るものです。当該金額は個別に見積って計上しています。経済的便益の流出が予測される時期は、1年以内であることが見込まれます。
② 受注損失引当金
受注損失引当金は、受注契約に係る将来の損失に対するものです。当該金額は個別に見積って計上しています。経済的便益の流出が予測される時期は、1年以内であることが見込まれます。
③ 損害補償損失引当金
損害補償損失引当金は、損害補償に係る将来の損失に対するものです。当該金額は個別に見積って計上しています。経済的便益の流出が予測される時期は、1年以内であることが見込まれます。
④ 関係会社整理損失引当金
関係会社整理損失引当金は、整理が予定されている関係会社に係る将来の損失に対するものです。当該金額は個別に見積って計上しています。経済的便益の流出が予測される時期は、1年以内であることが見込まれます。
⑤ 環境対策引当金
環境対策引当金は、環境対策に係る将来の損失に対するものです。当該金額は個別に見積って計上しています。経済的便益の流出が予測される時期は、1年超であることが見込まれます。
20.政府補助金
認識した資産に関する政府補助金に係る繰延収益は、連結財政状態計算書にて以下の勘定科目に含めて表示しています。また、資産に関する政府補助金について純損益で認識した金額は、前連結会計年度において115百万円、当連結会計年度において200百万円であり、連結損益計算書の「その他の収益」に含めて表示しています。
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
その他の流動負債 | 200 | 200 |
その他の非流動負債 | 2,873 | 2,673 |
21.社債、借入金及びリース負債
(1) 借入金の内訳
借入金の内訳は以下のとおりです。
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
流動負債 |
|
|
短期借入金 | 21,635 | 34,919 |
1年内返済予定の長期借入金 | 183 | 27 |
合計 | 21,817 | 34,946 |
非流動負債 |
|
|
長期借入金 | 10,067 | 10,039 |
合計 | 10,067 | 10,039 |
(2) 社債
該当事項はありません。
(3) 借入金
当連結会計年度における「短期借入金」、「1年内返済予定の長期借入金」及び「長期借入金」の加重平均利率は、それぞれ1.33%、1.40%、及び0.42%です。「長期借入金」の返済期限は2027年~2029年です。
(4) 財務活動から生じた負債の変動
財務活動から生じた負債の変動は以下のとおりです。
(単位:百万円) | |||||
| 短期借入金 | 長期借入金 | リース負債 | デリバティブ | 合計 |
2024年1月1日残高 | 21,176 | 397 | 10,859 | 487 | 32,919 |
財務キャッシュ・フロー | 82 | 9,853 | △3,424 | - | 6,510 |
使用権資産の取得 | - | - | 6,700 | - | 6,700 |
中途解約による減少 | - | - | △520 | - | △520 |
在外営業活動体の換算差額 | 377 | 0 | 337 | - | 715 |
公正価値の変動 | - | - | - | 152 | 152 |
2024年12月31日残高 | 21,635 | 10,249 | 13,953 | 640 | 46,477 |
財務キャッシュ・フロー | 12,590 | △183 | △3,669 | - | 8,737 |
使用権資産の取得 | - | - | 4,247 | - | 4,247 |
中途解約による減少 | - | - | △366 | - | △366 |
在外営業活動体の換算差額 | 1,156 | 0 | 876 | - | 2,032 |
公正価値の変動 | - | - | - | 242 | 242 |
売却目的で保有する資産に直接関連する負債への振替 | △461 | - | △230 | - | △690 |
2025年12月31日残高 | 34,919 | 10,066 | 14,811 | 881 | 60,677 |
(注)1 長期借入金は、1年内返済予定の長期借入金を含んでいます。
2 リース負債は、1年内返済予定のリース負債を含んでいます。
3 デリバティブは、外貨建て借入金の為替及び金利の変動リスク等をヘッジする目的で保有しているものです。
22.従業員給付
(1) 採用している退職後給付制度の概要
当社及び連結子会社の一部は、従業員の退職後給付に充てるため、積立型、非積立型の確定給付制度及び確定拠出制度を採用しています。確定給付制度では、職位と勤務期間に基づいた一時金又は年金を支給しています。
積立型の確定給付制度は、法令に従い、当社グループとは切り離された年金基金等により運営されており、将来の給付に備え、賃金及び給与の一定比率により年金数理計算したものを掛金として拠出し、積み立てています。年金基金の理事会及び年金運用受託機関は、制度加入者の利益を最優先して行動することが法令によって定められており、所定の方針に基づき制度資産の運用を行う責任を負っています。
(2) 確定給付制度
当社グループは、確定給付制度を設けています。給付額は勤続年数、職能・職務等級、役職等の評価要素に基づき決定されます。
① 確定給付制度に関するリスク
当社グループは、確定給付制度について様々なリスクに晒されています。主なリスクは以下のとおりです。なお、当社グループは、制度資産に関して重大な集中リスクには晒されていません。
制度資産の変動 | 資本性金融商品及び負債性金融商品等への投資は、変動リスクに晒されています。 |
社債利率の変動 | 市場の社債利回りの低下は、確定給付制度債務を増加させます。 |
② 連結財政状態計算書上の金額
|
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
確定給付制度債務の現在価値 | 46,757 | 48,424 |
制度資産の公正価値 | △41,271 | △47,548 |
アセット・シーリングによる調整額 | - | 5,275 |
退職給付に係る負債 | 8,262 | 6,454 |
退職給付に係る資産 | △2,776 | △303 |
連結財政状態計算書に計上された負債と資産の純額 | 5,486 | 6,151 |
③ 確定給付制度債務の現在価値の変動
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
期首残高 | 43,190 | 46,757 |
当期勤務費用 | 1,888 | 2,255 |
利息費用 | 590 | 509 |
再測定 |
|
|
人口統計上の仮定の変更により生じた | 0 | 10 |
財務上の仮定の変更により生じた | 1,910 | △3,145 |
実績の修正により生じた数理計算上の差異 | △649 | △230 |
給付支払額 | △1,113 | △1,427 |
過去勤務費用 | △337 | - |
海外の制度に係る為替換算差額 | 1,278 | 4,575 |
売却目的で保有する資産に直接関連する負債への振替 | - | △931 |
その他 | - | 51 |
期末残高 | 46,757 | 48,424 |
前連結会計年度において、当社における制度の一部改訂に伴い、過去勤務費用△337百万円が発生し純損益で認識しています。
確定給付制度債務の加重平均デュレーションは、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ13.2年及び13.2年です。
④ 制度資産の公正価値の変動
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
期首残高 | 36,476 | 41,271 |
利息収益 | 530 | 519 |
再測定 |
|
|
制度資産に係る収益 | 1,797 | 241 |
事業主からの拠出額 | 1,377 | 1,480 |
従業員からの拠出額 | 802 | 855 |
給付支払額 | △1,091 | △1,704 |
海外の制度に係る為替換算差額 | 1,379 | 4,887 |
期末残高 | 41,271 | 47,548 |
当社グループは、翌連結会計年度において、確定給付制度へ2,437百万円拠出する予定です。
⑤ 制度資産の公正価値の項目ごとの内訳
|
|
|
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||||
活発な市場における公表市場価格があるもの | 活発な市場における公表市場価格がないもの | 合計 | 活発な市場における公表市場価格があるもの | 活発な市場における公表市場価格がないもの | 合計 | |
現金及び現金同等物 | 2,732 | - | 2,732 | 3,284 | - | 3,284 |
資本性金融商品 |
|
|
|
|
|
|
国内株式 | - | 744 | 744 | - | 637 | 637 |
外国株式 | 14,784 | 428 | 15,212 | 17,354 | 411 | 17,765 |
負債性金融商品 |
|
|
|
|
|
|
国内債券 | - | 1,703 | 1,703 | - | 1,661 | 1,661 |
外国債券 | 13,707 | 112 | 13,819 | 15,571 | 118 | 15,689 |
その他 | - | 7,062 | 7,062 | - | 8,513 | 8,513 |
合計 | 31,223 | 10,048 | 41,271 | 36,209 | 11,339 | 47,548 |
制度資産は、確定給付制度の持続可能性を確保する目的で運用しています。制度資産への投資によるリスクとリターンの目標は方針として作成されており、投資の成果は適切にモニタリングされ、定期的に方針の見直しを行っています。
⑥ アセット・シーリングによる調整額の変動
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
期首残高 | 2,297 | - |
利息収益 | 34 | - |
再測定 |
|
|
制度資産の純額を資産上限額に | △2,429 | 5,275 |
海外の制度に係る為替換算差額 | 98 | - |
期末残高 | - | 5,275 |
⑦ 連結損益計算書上の金額
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
確定給付費用 | 775 | 1,390 |
⑧ 主な数理計算上の仮定
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
割引率 | 1.1% | 1.6% |
また、上記の数理計算上の仮定の変動が確定給付制度債務に与える影響の感応度分析は以下のとおりです。この感応度分析は、他の全ての変数が一定であることを前提としていますが、実際には他の数理計算上の仮定の変動が影響する可能性があります。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
割引率が | △1,418 | △1,127 |
割引率が | 1,511 | 1,886 |
⑨ 採用している資産・負債のマッチング戦略
中長期的な運用上の期待リターンが割引率を上回るように設定し、資産・負債のミスマッチを抑制するような投資戦略としています。投資戦略は主に、収益を最大化させるのではなく、下落リスクの管理強化に重点を置いています。この投資政策は、長期契約を履行できる収益を生み出すことができると予想されます。
(3) 確定拠出制度
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
確定拠出制度に関する費用 | 913 | 914 |
23.法人所得税
(1) 法人所得税
① 純損益で認識される法人所得税
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
当期税金費用 |
|
|
当年度 | 4,886 | 9,279 |
小計 | 4,886 | 9,279 |
繰延税金費用 |
|
|
一時差異の増減 | △423 | △2,799 |
繰越欠損金の増減 | △186 | △216 |
評価性引当額の増減 | △336 | △431 |
小計 | △965 | △3,446 |
合計 | 3,920 | 5,833 |
当社グループは、経済開発協力機構(OECD)が公表した第2の柱モデルルールを導入するために制定又は実質的に制定された税制により生じる法人所得税に対するエクスポージャーの評価を実施しています。第2の柱モデルルールの法人所得税に対するエクスポージャーに重要性はありません。
なお、第2の柱モデルルールについては関連する繰延税金資産及び繰延税金負債の認識及び開示を不要とする一時的な例外規定が設けられており、当社グループは当該例外規定を適用しているため、第2の柱モデルルールに関連する繰延税金資産及び繰延税金負債は認識していません。
② 法定実効税率と実際負担税率の調整表
当社グループの法定実効税率と実際負担税率との調整は以下のとおりです。実際負担税率は税引前当期利益に対する法人所得税費用の負担割合を表示しています。
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
法定実効税率 | 30.6% | 30.6% |
(調整) |
|
|
在外営業活動体の税率差異 | △0.5 | △3.0 |
未認識の繰延税金資産の増減 | △4.1 | △1.9 |
交際費等永久に損金算入されない項目 | 2.5 | 1.1 |
持分法による投資利益 | △2.0 | △1.6 |
税額控除 | △1.8 | △2.7 |
在外営業活動体及び関連会社の留保利益 | 2.6 | 3.5 |
のれん減損損失 | 1.4 | 1.4 |
その他 | △1.1 | △1.0 |
実際負担税率 | 27.6 | 26.5 |
(2) 繰延税金
① 繰延税金資産及び負債の変動の内訳
繰延税金資産及び負債の変動の内訳は以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
(単位:百万円)
| 2024年 | 純損益で認識 | その他の | 2024年 |
繰延税金資産 |
|
|
|
|
損失評価引当金 | 112 | △101 | - | 11 |
棚卸資産評価損 | 239 | △13 | - | 225 |
未払金 | 748 | △9 | - | 739 |
製品保証引当金 | 193 | 37 | - | 231 |
受注損失引当金 | 204 | △60 | - | 143 |
その他の流動負債 | 342 | 130 | - | 471 |
退職給付に係る | 2,619 | 409 | △650 | 2,378 |
ゴルフ会員権評価損 | 5 | 11 | - | 16 |
減損損失 | 50 | 191 | - | 241 |
繰越欠損金 | 1,278 | 379 | - | 1,658 |
減価償却超過額 | 698 | △304 | - | 394 |
リース負債 (注)2 | 2,121 | 919 | - | 3,040 |
政府補助金 | - | 826 | - | 826 |
その他(資産) | 1,168 | △622 | - | 546 |
合計 | 9,777 | 1,793 | △650 | 10,919 |
繰延税金負債 |
|
|
|
|
資産圧縮積立金 | 1,892 | △506 | - | 1,386 |
その他の金融資産 | 1,350 | 196 | 579 | 2,125 |
土地評価差額 | 2,270 | - | - | 2,270 |
在外営業活動体に係る | 349 | △68 | - | 281 |
在外営業活動体及び | 5,389 | 375 | - | 5,764 |
識別可能な無形資産 | 307 | △22 | - | 285 |
使用権資産 (注)2 | 2,101 | 930 | - | 3,031 |
その他(負債) | 1,009 | △230 | 82 | 862 |
合計 | 14,667 | 675 | 661 | 16,004 |
繰延税金資産(負債)の純額 | △4,891 | 1,118 | △1,312 | △5,085 |
(注)1 純損益で認識した額の繰延税金資産(負債)の純額と、「(1) 法人所得税 ① 純損益で認識される法人所得税」に記載の繰延税金費用合計との差額は、為替の変動等によるものです。
2 当社グループは、「単一の取引から生じた資産及び負債に係る繰延税金(IAS第12号の改訂)」を適用した金額で記載しています。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
(単位:百万円)
| 2025年 | 純損益で認識 | その他の | 売却目的保有への振替 | 2025年 |
繰延税金資産 |
|
|
|
|
|
損失評価引当金 | 11 | 77 | - | 0 | 88 |
棚卸資産評価損 | 225 | △44 | - | △0 | 181 |
未払金 | 739 | 53 | - | △89 | 703 |
製品保証引当金 | 231 | 1 | - | - | 232 |
受注損失引当金 | 143 | △3 | - | - | 141 |
その他の流動負債 | 471 | △71 | - | - | 400 |
退職給付に係る | 2,378 | △777 | 429 | 31 | 2,062 |
ゴルフ会員権評価損 | 16 | △11 | - | - | 5 |
減損損失 | 241 | △8 | - | △25 | 208 |
繰越欠損金 | 1,658 | △65 | - | - | 1,593 |
繰越税額控除 | - | 681 | - | - | 681 |
減価償却超過額 | 394 | △88 | - | - | 306 |
リース負債 (注)2 | 3,040 | 138 | - | △2 | 3,176 |
政府補助金 | 826 | 77 | - | - | 903 |
関係会社に対する投資 | - | 1,322 | △573 | - | 749 |
その他(資産) | 546 | 1,764 | - | △200 | 2,110 |
合計 | 10,919 | 3,046 | △143 | △285 | 13,538 |
繰延税金負債 |
|
|
|
|
|
資産圧縮積立金 | 1,386 | 46 | - | - | 1,432 |
その他の金融資産 | 2,125 | 34 | 648 | - | 2,807 |
土地評価差額 | 2,270 | △14 | - | - | 2,256 |
在外営業活動体に係る | 281 | 79 | - | - | 360 |
在外営業活動体及び | 5,764 | △180 | - | - | 5,584 |
識別可能な無形資産 | 285 | 1 | - | - | 286 |
使用権資産 (注)2 | 3,031 | 120 | - | △2 | 3,148 |
その他(負債) | 862 | 944 | 20 | △239 | 1,585 |
合計 | 16,004 | 1,031 | 667 | △242 | 17,460 |
繰延税金資産(負債)の純額 | △5,085 | 2,016 | △810 | △43 | △3,922 |
(注)1 純損益で認識した額の繰延税金資産(負債)の純額と、「(1) 法人所得税 ① 純損益で認識される法人所得税」に記載の繰延税金費用合計との差額は、為替の変動等によるものです。
2 当社グループは、「単一の 取引から生じた資産及び負債に係る繰延税金(IAS第12号の改訂)」を適用した金額で記載しています。
当社グループは、繰延税金資産の認識にあたり、将来減算一時差異、繰越欠損金の一部又は全部が将来課税所得に対して利用できる可能性を考慮しております。繰延税金資産の回収可能性の評価においては、予定される繰延税金負債の取崩し、予測される将来課税所得及びタックスプランニングを考慮しています。認識された繰延税金資産については、過去の課税所得水準及び繰延税金資産が認識できる期間における将来課税所得の予測に基づき、税務便益が実現する可能性は高いと判断しています。なお、前連結会計年度末及び当連結会計年度末の繰延税金資産のうち、損失が生じている納税主体に帰属しているものは、それぞれ1,804百万円及び452百万円です。
② 繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金
繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金は以下のとおりです。将来減算一時差異は現行の税法上は失効することはありません。これらの項目に係る繰延税金資産は、当社グループがその便益を利用するために必要となる将来の課税所得が発生する可能性が高くないため、認識していません。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
将来減算一時差異 | 2,616 | 2,428 |
繰越欠損金 | 15,171 | 18,995 |
合計 | 17,787 | 21,423 |
繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金の失効予定は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
1年目 | - | - |
2年目 | - | - |
3年目 | - | - |
4年目 | - | - |
5年目 | - | - |
5年目超 | 15,171 | 18,995 |
合計 | 15,171 | 18,995 |
③ 繰延税金負債を認識していない将来加算一時差異
繰延税金負債を認識していない子会社及び関連会社に対する投資に係る将来加算一時差異は、以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
将来加算一時差異 | 20,367 | 24,069 |
24.金融商品
当社グループは、事業活動に伴う財務上のリスク(信用リスク、流動性リスク、市場リスク)を回避又は低減するために、以下のとおり、財務上のリスクを管理しています。
(1) 信用リスク管理
信用リスクは、取引先の債務不履行により、当社グループが財務上の損失を被るリスクです。
現金及び現金同等物、及びその他の金融資産(流動)に含まれている3ヶ月超の定期預金については、当社グループは信用力の高い金融機関のみと取引を行っているため、信用リスクは限定的であると判断しています。
営業債権、契約資産及びその他の債権は取引先の信用リスクに晒されています。営業債権である受取手形及び売掛金、並びに契約資産については、当社グループは与信管理規程に基づき、取引先に対して与信限度額を設定し管理しています。与信限度額については、新規取引先については取引開始時、既存の取引先については定期的に信用状況を確認し、社内での審議・承認手続きを経て設定しています。信用状況がおもわしくない取引先に対しては、必要に応じて保証金や担保を取得する等の措置を講じています。これらの信用管理実務から入手される取引先等の取引状況や財務情報のほか、企業倒産数等マクロ経済状況の動向も勘案し、予想信用損失の認識や測定を行っています。その他の債権である未収入金については、取引先の信用リスクに晒されていますが、そのほとんどは短期間内で決済が予定されているものであり、信用リスクは限定的であると判断しています。
当社グループでは営業債権、契約資産及びその他の債権等に区分して、損失評価引当金の金額を算定しています。
営業債権及び契約資産については、常に全期間の予想信用損失と同額で損失評価引当金を計上しています。営業債権及び契約資産以外のその他の債権等については、原則として12ヶ月の予想信用損失と同額で損失評価引当金を計上していますが、信用リスクが著しく増加している場合は全期間の予想信用損失を個別に見積って当該金融商品に係る損失評価引当金を計上しています。信用リスクが著しく増加しているか否かは、金融資産が当初認識以降に債務不履行となるリスクの変化の有無に基づいて判断しています。債務不履行となるリスクの変化の有無を評価するにあたっては、以下を考慮しています。
・取引先の業績の悪化等による財政困難
・債権の著しい回収遅延
・外部信用機関による格付の著しい引下げ
いずれの金融資産においても、その全部又は一部について回収ができない、又は回収が極めて困難であると判断された場合には債務不履行と判断し、信用減損金融資産として取り扱っています。
当社グループの信用リスクに対する最大エクスポージャーは、連結財政状態計算書に表示されている金融資産の帳簿価額になります。また、当社グループに、特定の取引先に対する過度に集中した信用リスクのエクスポージャーはありません。
信用リスクに対するエクスポージャー
営業債権と損失評価引当金の増減額は以下のとおりです。
前連結会計年度 (2024年12月31日)
| (単位:百万円) |
営業債権 | 損失評価引当金が全期間の予想信用損失に等しい金額で測定するもの |
2024年1月1日残高 | 83,302 |
新規発生及び回収(純額) | 4,718 |
在外営業活動体の換算差額 | 2,131 |
2024年12月31日残高 | 90,151 |
| (単位:百万円) |
損失評価引当金 | 損失評価引当金が全期間の予想信用損失に等しい金額で測定するもの |
2024年1月1日残高 | 1,135 |
新規認識による増加 | 51 |
当期減少額(直接償却) | △5 |
当期減少額(その他) | △27 |
在外営業活動体の換算差額 | 65 |
2024年12月31日残高 | 1,219 |
営業債権以外の契約資産及びその他の債権等に係る損失評価引当金の金額については、重要性が乏しいため記載していません。
損失評価引当金の繰入額及び戻入額は、連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に計上されています。
当連結会計年度 (2025年12月31日)
| (単位:百万円) |
営業債権 | 損失評価引当金が全期間の予想信用損失に等しい金額で測定するもの |
2025年1月1日残高 | 90,151 |
企業結合による増減 | 521 |
新規発生及び回収(純額) | △416 |
在外営業活動体の換算差額 | 2,319 |
売却目的で保有する資産 への振替 | △15,632 |
2025年12月31日残高 | 76,943 |
| (単位:百万円) |
損失評価引当金 | 損失評価引当金が全期間の予想信用損失に等しい金額で測定するもの |
2025年1月1日残高 | 1,219 |
新規認識による増加 | 304 |
当期減少額(直接償却) | △92 |
当期減少額(その他) | △33 |
在外営業活動体の換算差額 | 124 |
2025年12月31日残高 | 1,522 |
営業債権以外の契約資産及びその他の債権等に係る損失評価引当金の金額については、重要性が乏しいため記載していません。
損失評価引当金の繰入額及び戻入額は、連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に計上されています。
(2) 流動性リスク管理
流動性リスクは、当社グループが期限の到来した金融負債を決済するにあたり、その支払を実行できなくなるリスクです。
当社グループは、各部署からの報告に基づき、経理部が適時に資金計画を作成・更新し、手許流動性の状況を把握したうえで、適切な水準の手許資金を確保することにより、資金調達に係る流動性リスクを管理しています。また、一部地域では各地域統括会社等にて当該地域に所在するグループ資金を集中的かつ効率的に管理するキャッシュ・マネジメント・システムを導入しており、流動性リスクの低減に努めています。
当社グループの金融負債の満期日分析については以下のとおりです。
| (単位:百万円) | |||||||
前連結会計年度 | 帳簿価額 | 契約上の | 1年以内 | 1-2年 | 2-3年 | 3-4年 | 4-5年 | 5年超 |
非デリバティブ金融負債 |
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営業債務 | 51,178 | 51,178 | 51,178 | - | - | - | - | - |
その他の債務 | 16,030 | 16,030 | 16,030 | - | - | - | - | - |
借入金 | 31,884 | 32,066 | 21,915 | 70 | 10,060 | 19 | 4 | - |
リース負債 | 13,953 | 15,065 | 3,432 | 2,690 | 1,899 | 1,247 | 1,015 | 4,782 |
条件付対価 | 30 | 30 | - | - | 30 | - | - | - |
合計 | 113,074 | 114,369 | 92,554 | 2,759 | 11,989 | 1,265 | 1,019 | 4,782 |
デリバティブ金融負債 |
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デリバティブ 負債(受取) | 667 | △3,185 | △1,220 | △304 | △1,662 | - | - | - |
デリバティブ 負債(支払) | 3,853 | 1,321 | 377 | 2,154 | - | - | - | |
| (単位:百万円) | |||||||
当連結会計年度 | 帳簿価額 | 契約上の | 1年以内 | 1-2年 | 2-3年 | 3-4年 | 4-5年 | 5年超 |
非デリバティブ金融負債 |
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営業債務 | 48,350 | 48,350 | 48,350 | - | - | - | - | - |
その他の債務 | 12,540 | 12,540 | 12,540 | - | - | - | - | - |
借入金 | 45,446 | 45,622 | 35,540 | 10,060 | 19 | 4 | - | - |
リース負債 | 15,040 | 16,197 | 3,877 | 3,135 | 1,877 | 1,474 | 1,152 | 4,683 |
条件付対価 | 17 | 17 | - | 17 | - | - | - | - |
合計 | 121,394 | 122,727 | 100,307 | 13,211 | 1,896 | 1,478 | 1,152 | 4,683 |
デリバティブ金融負債 |
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デリバティブ 負債(受取) | 911 | △3,567 | △1,905 | △1,662 | - | - | - | - |
デリバティブ 負債(支払) | 4,477 | 2,054 | 2,424 | - | - | - | - | |
(注) 連結財政状態計算書の「売却目的で保有する資産に直接関連する負債」を含めて記載しています。売却目的で保有する資産に直接関連する負債については、注記「11.売却目的で保有する資産及び直接関連する負債」に記載しています。
(3) 市場リスク管理
① 為替リスク
当社グループは、グローバルに事業展開を行っており、当社グループが製造した製品等を海外にて販売しています。このため、当社グループは機能通貨以外の通貨で行った取引から生じる外貨建営業債権債務等を報告期間末日の為替レートを用いて、機能通貨に換算替えすることに伴う、為替相場の変動リスク(以下、「為替リスク」という。)に晒されています。
当社グループでは、外貨建営業債権債務等について、為替リスクに晒されていますが、通貨別月別に残高を把握し、原則としてこれをネットしたポジションについて先物為替予約等を利用することで、当該リスクをヘッジしています。また、外貨建借入金については通貨スワップをデリバティブ取引することにより、為替リスクをヘッジしています。そのため、当社グループにおける為替リスクに対するエクスポージャーは限定的であると判断しています。
デリバティブ
当社グループの実施している為替リスクを抑制するための主なデリバティブの概要は以下のとおりです。
ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引
| (単位:百万円) | |||||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||||
契約額 | うち1年超 | 公正価値 | 契約額 | うち1年超 | 公正価値 | |
為替予約(売建) |
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米ドル | 941 | - | △28 | 1,631 | - | △29 |
通貨金利スワップ |
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受取円貨・支払外貨 | 2,298 | 2,010 | △640 | 2,010 | 1,723 | △881 |
(注) ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引はありません。
為替感応度分析
当社グループの決算期末日の為替相場において、機能通貨に対して、機能通貨以外の各通貨が1%増価する場合、税引前当期利益及び資本に対する影響は以下のとおりです。
なお、当該分析は、為替差額を純損益で認識する外貨建金融商品(内部取引を含む)の換算から生じる影響を示しており、外貨建ての収益及び費用の換算による影響は含まれていません。また、この分析は期末日時点で当社グループが合理的な可能性があると考える為替相場の変動に基づいており、その他の要因は変動しないことを前提としています。
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| (単位:百万円) | |
通貨 | 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | ||
税引前当期利益 | 資本 | 税引前当期利益 | 資本 | |
米ドル | 38 | 27 | 56 | 39 |
人民元 | 41 | 29 | 53 | 36 |
ユーロ | 35 | 26 | 19 | 14 |
日本円 | 20 | 15 | 21 | 15 |
(注) 日本円の影響額は、在外営業活動体が保有する円建ての金融資産及び金融負債に係るものです。
② 金利リスク
金利リスクは、市場金利の変動により、金融商品の公正価値もしくは金融商品から生じる将来キャッシュ・フローが変動するリスクとして定義されています。当社グループの有利子負債の一部は変動金利の借入金であり、その利息の金額は市場金利の変動の影響を受けるため、利息の将来キャッシュ・フローが変動する金利リスクに晒されています。
当社グループは、変動金利の借入金を超える額の余剰資金を短期的な預金等で運用しており、将来、金融市場環境の変化により金利が上昇した場合、当該余剰資金を返済原資として有利子負債を圧縮する方法及び金利スワップ契約等を利用することにより、将来発生する資金調達コストを抑えることが可能です。
したがって、当社グループにとって、期末日時点の金利リスクは重要ではないと考えています。当社グループにおける金利リスクに対するエクスポージャーは限定的であると判断しています。
③ 価格リスク
当社グループは、主に資本性金融商品(株式)から生じる市場価格の変動リスクに晒されています。当社グループが保有する資本性金融商品は、主に株式で定期的に公正価値や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況を見直しています。
当社グループの決算期末日の株式市場において、各株式の株価が1%増価する場合、その他の包括利益に対する影響は以下のとおりです。なお、税引前利益に対する影響はありません。
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| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
その他の包括利益 | 116 | 139 |
(4) 金融商品の公正価値
① 公正価値の測定方法
a 償却原価で測定する金融資産
その他の金融資産
その他の金融資産の公正価値については、主に、一定の期間ごとに区分して、信用リスクを加味した利率で割り引いた現在価値に基づいて評価しています。
b 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
ⅰ ゴルフ会員権
ゴルフ会員権の公正価値については、相場価格等に基づいて評価しています。なお、ゴルフ会員権は、連結財政状態計算書における「その他の金融資産」に含まれています。
ⅱ 投資有価証券
主に売買目的以外で保有する社債で構成される負債性金融商品であり、第三者間取引による直近の取引価格、その他の利用可能な市場データを基礎として、適切な評価技法を用いて算定しています。なお、投資有価証券は、連結財政状態計算書における「その他の金融資産」に含まれています。
c その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
投資有価証券
主に売買目的以外で保有する株式で構成される資本性金融商品であり、上場株式については取引所の市場価格、非上場株式については類似会社の市場価格に基づく評価技法及び純資産価値に基づく評価技法等を用いて算定しています。なお、投資有価証券は、連結財政状態計算書における「その他の金融資産」に含まれています。
d 償却原価で測定する金融負債
借入金
借入金の公正価値については、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しています。
e 純損益を通じて公正価値で測定する金融負債
ⅰ デリバティブ金融負債
通貨スワップ契約及び金利スワップ契約の公正価値については、取引先金融機関等より提示された価格に基づき算定しています。為替予約の公正価値については、先物為替相場等に基づき算定しています。なお、デリバティブ金融負債は、連結財政状態計算書における「その他の金融負債」に含まれています。
ⅱ 条件付対価
条件付対価に係る金融負債の公正価値については、主に業績の予想等を基礎として、モンテカルロ・シミュレーションを用いて算定した将来支払額の現在価値により算定しています。なお、条件付対価に係る金融負債は、連結財政状態計算書における「その他の金融負債」に含まれています。
② 金融商品の分類ごとの帳簿価額と公正価値
金融資産及び金融負債の連結財政状態計算書上の帳簿価額と公正価値は以下のとおりです。
| (単位:百万円) | |||
| 前連結会計年度末 | 当連結会計年度末 | ||
帳簿価額 | 公正価値 | 帳簿価額 | 公正価値 | |
金融資産 |
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償却原価で測定する金融資産 |
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その他の金融資産 | 3,630 | 3,630 | 3,477 | 3,477 |
償却原価で測定する金融資産合計 | 3,630 | 3,630 | 3,477 | 3,477 |
純損益を通じて公正価値で測定する |
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ゴルフ会員権 | 122 | 122 | 157 | 157 |
投資有価証券 | - | - | 320 | 320 |
純損益を通じて公正価値で測定する | 122 | 122 | 477 | 477 |
その他の包括利益を通じて |
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投資有価証券 | 11,594 | 11,594 | 13,855 | 13,855 |
その他の包括利益を通じて公正価値 | 11,594 | 11,594 | 13,855 | 13,855 |
金融資産合計 | 15,346 | 15,346 | 17,809 | 17,809 |
金融負債 |
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償却原価で測定する金融負債 |
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借入金 | 31,884 | 31,764 | 45,446 | 45,298 |
償却原価で測定する金融負債合計 | 31,884 | 31,764 | 45,446 | 45,298 |
純損益を通じて公正価値で測定する |
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デリバティブ金融負債 | 667 | 667 | 911 | 911 |
条件付対価 | 30 | 30 | 17 | 17 |
純損益を通じて公正価値で測定する | 697 | 697 | 927 | 927 |
金融負債合計 | 32,581 | 32,461 | 46,373 | 46,225 |
(注) 連結財政状態計算書の「売却目的で保有する資産」及び「売却目的で保有する資産に直接関連する負債」を含めて記載しています。売却目的で保有する資産及び売却目的で保有する資産に直接関連する負債については、注記「11.売却目的で保有する資産及び直接関連する負債」に記載しています。
なお、当初認識時に、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産及び金融負債として指定する取消不能な選択を行った金融資産及び金融負債は保有していません。償却原価で測定する金融商品である現金及び現金同等物、営業債権、その他の債権、営業債務、及びその他の債務については、短期間で決済されることから帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となっているため、上表には含めていません。
③ 公正価値ヒエラルキーのレベル別分類
金融資産及び金融負債に関する経常的な公正価値については以下のとおり、測定・分析しています。これらの公正価値の金額は、用いられる評価技法へのインプット(入手可能な市場データ)の観察可能性に基づき、、3つの公正価値ヒエラルキー(レベル1~3)に区分されています。それぞれのレベルは、以下のように定義付けられています。
レベル1:活発な市場における同一の資産又は負債の無調整の公表価格
レベル2:レベル1に含まれる公表価格以外の、直接又は間接的に観察可能なインプット
レベル3:観察不能なインプット
公正価値の測定において複数のインプットを用いている場合には、公正価値の測定全体にとって重要なインプットが属するレベルに基づいて分類しています。公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化が生じた日に認識しています。
経常的に公正価値で測定する金融資産及び金融負債の公正価値ヒエラルキーは以下のとおりです。
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| (単位:百万円) |
前連結会計年度末 | レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 |
その他の金融資産 |
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純損益を通じて公正価値で | - | 122 | - | 122 |
その他の包括利益を通じて | 4,872 | - | 6,723 | 11,594 |
その他の金融負債 |
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純損益を通じて公正価値で | - | 667 | 30 | 697 |
その他の包括利益を通じて | - | - | - | - |
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| (単位:百万円) |
当連結会計年度末 | レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 |
その他の金融資産 |
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純損益を通じて公正価値で | - | 157 | 320 | 477 |
その他の包括利益を通じて | 6,323 | - | 7,532 | 13,855 |
その他の金融負債 |
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純損益を通じて公正価値で | - | 911 | 17 | 927 |
その他の包括利益を通じて | - | - | - | - |
「② 金融商品の分類ごとの帳簿価額と公正価値」で開示している、償却原価で測定する金融商品の公正価値ヒエラルキーは、主としてレベル3で区分しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度において、レベル1と2及び3の間の振替はありません。
なお、前連結会計年度末、当連結会計年度末において、非経常的に公正価値で測定された重要な資産及び負債はありません。
④ レベル3に区分される公正価値測定に関する情報
a 評価技法及びインプット
レベル3に区分されたその他の金融資産及びその他の金融負債は、主に非上場株式及び条件付対価です。非上場株式の公正価値は、類似会社の市場価格に基づく評価技法及び純資産価値に基づく評価技法等を用いて算定しています。条件付対価に係る金融負債の公正価値については、主に業績の予想等を基礎として、モンテカルロ・シミュレーションを用いて算定した将来支払額の現在価値により算定しています。
b 評価プロセス
レベル3の金融商品に係る公正価値の測定は、関連する社内規程に従い実施しています。公正価値の測定に際しては、対象となる金融商品の性質、特徴及びリスクを最も適切に反映できる評価技法及びインプットを用いています。
c レベル3に区分される経常的な公正価値測定の感応度情報
経常的に公正価値で測定するレベル3に分類される金融商品の公正価値の測定に関する重要な観察可能でないインプットは、財務予測に基づいて算定したEBIT倍率、非流動性ディスカウント等です。公正価値はEBIT倍率の上昇(低下)により増加(減少)し、非流動性ディスカウントの上昇(低下)により減少(増加)します。
レベル3に分類される金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合の公正価値の増減は重要ではありません。
d レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高への調整表
| (単位:百万円) | |||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | ||
金融資産 | 金融負債 | 金融資産 | 金融負債 | |
期首残高 | 5,514 | 28 | 6,723 | 30 |
利得及び損失合計 | 587 | 1 | 669 | 4 |
純損益 (注)1 | △28 | 1 | 4 | 4 |
その他の包括利益 (注)2 | 615 | - | 665 | - |
購入 | 963 | - | 436 | - |
売却 | △341 | - | - | - |
企業結合による増減 | - | - | 25 | - |
その他 | - | - | - | △17 |
期末残高 | 6,723 | 30 | 7,852 | 17 |
(注)1 純損益に認識した利得及び損失は、主に当連結会計年度に保有している金融商品にかかる評価損益であり、連結損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれています。
2 その他の包括利益に認識した利得及び損失は、連結包括利益計算書上の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の純変動」に含まれています。
(5) その他の金融資産
その他の金融資産の内訳は以下のとおりです。
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| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
預入期間が3ヶ月超の定期預金 | 659 | 672 |
ゴルフ会員権 | 122 | 157 |
投資有価証券 | 11,594 | 14,175 |
その他 | 2,972 | 2,794 |
合計 | 15,346 | 17,799 |
流動 | 698 | 715 |
非流動 | 14,648 | 17,082 |
合計 | 15,346 | 17,799 |
当社グループが保有している投資有価証券は主に株式で構成される資本性金融商品です。売買目的で保有する投資有価証券については、純損益を通じて公正価値で測定しています。それ以外の投資有価証券については、主に取引関係等の円滑化を目的に保有しているため、その他の包括利益を通じて公正価値で測定しています。
主な投資とその他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の内訳は、以下のとおりです。
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| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
シンフォニアテクノロジー㈱ | 2,568 | 3,628 |
東海旅客鉄道㈱ | 1,483 | 2,169 |
㈱JR西日本テクシア | 994 | 1,155 |
㈱神奈川ナブコ | 843 | 926 |
協同油脂㈱ | 715 | 773 |
㈱JR西日本テクノス | 567 | 573 |
Fossa Systems, S.L. | - | 517 |
Colibri Energy GmbH | - | 507 |
Sea Machines Robotics,Inc. | 475 | 470 |
embotech AG | - | 463 |
Hiboo systems, SAS | 330 | 377 |
eologix sensor technology flexco & Ping Services Pty Ltd. | 472 | 316 |
京王電鉄㈱ | 257 | - |
その他 | 2,891 | 1,982 |
合計 | 11,594 | 13,855 |
受取配当金 | 82 | 96 |
当社グループは定期的に資本の効率的な活用と業務上の取引関係を見直しています。これにより、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融商品の一部について認識の中止を行っています。認識の中止におけるその他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
公正価値 | 416 | 440 |
累積利得 | 112 | 234 |
当社グループはその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融商品に係る累積利得又は損失はその他の資本の構成要素として認識しています。金融商品を処分して認識を中止した場合、又は、公正価値が明らかに低下した場合、その他の資本の構成要素から利益剰余金に振り替えています。利益剰余金へ振り替えたその他の包括利益の累積利得又は損失(税引後)は、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ112百万円及び234百万円です。
25.資本及びその他の資本項目
(1) 授権株式総数及び発行済株式総数
授権株式総数及び発行済株式総数は以下のとおりです。
| 授権株式総数(株) | 発行済株式総数(株) |
2024年1月1日 | 400,000,000 | 121,064,099 |
増加 | - | - |
減少 | - | - |
2024年12月31日 | 400,000,000 | 121,064,099 |
増加 | - | - |
減少(注) 3 | - | △2,999,400 |
2025年12月31日 | 400,000,000 | 118,064,699 |
(注) 1 当社の発行する株式は、無額面普通株式です。
2 発行済株式は、全額払込済となっています。
3 自己株式の消却に伴う株式の減少です。
(2) 資本剰余金
資本剰余金は、資本取引から発生した金額のうち、資本金に含まれない金額により構成されています。
日本における会社法(以下、「会社法」という。)では、株式の発行に対しての払込み又は給付の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれている資本準備金に組み入れることが規定されています。また、会社法では、資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。
(3) 利益剰余金
利益剰余金は、利益準備金とその他の利益剰余金により構成されます。その他の利益剰余金は、主に当社グループの稼得した利益の累積額です。
会社法では、剰余金の配当として支出する金額の10分の1を、資本準備金及び利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで資本準備金又は利益準備金として積み立てることが規定されています。積み立てられた利益準備金は、欠損填補に充当できます。また、株主総会の決議をもって、利益準備金を取り崩すことができます。
(4) 自己株式
自己株式数及び残高の増減は以下のとおりです。
| 株式数(株) | 金額(百万円) |
2024年1月1日 | 1,025,536 | 3,943 |
単元未満株式の買取請求による取得 | 863 | 2 |
単元未満株式の売渡請求による売却 | △69 | △0 |
株式給付信託(BBT)の給付による減少 | △50,936 | △171 |
株式給付信託(BBT)の売却による減少 | △21,700 | △73 |
ストックオプションの行使による減少 | △13,800 | △62 |
2024年12月31日 | 939,894 | 3,638 |
取締役会決議による取得 | 2,999,400 | 10,007 |
取締役会決議による消却 | △2,999,400 | △10,434 |
単元未満株式の買取請求による取得 | 400 | 1 |
株式給付信託(BBT)の給付による減少 | △38,518 | △130 |
株式給付信託(BBT)の売却による減少 | △19,800 | △67 |
ストックオプションの行使による減少 | △1,800 | △8 |
2025年12月31日 | 880,176 | 3,008 |
(注) ストックオプション、株式給付信託(BBT)の詳細については注記「30.株式報酬」に記載しています。なお、株式給付信託(BBT)が保有する当社株式を、資本にて自己株式として表示しています。当連結会計年度末における当該自己株式の帳簿価額は1,543百万円、株式数は458,912株です。
(5) その他の資本の構成要素
① 確定給付負債(資産)の純額の再測定
確定給付制度債務に係る数理計算上の差異、制度資産に係る収益(制度資産に係る利息収益の金額を除く)等で構成されています。
② その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の純変動
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の公正価値の変動額です。
③ 在外営業活動体の換算差額
外貨建てで作成された在外営業活動体の財務諸表を連結する際に発生した換算差額です。
(6) 配当金
配当金支払額は以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
決議 | 配当金の総額 | 1株当たり | 基準日 | 効力発生日 |
2024年3月26日 定時株主総会 (注)1 | 4,825 | 40 | 2023年12月31日 | 2024年3月27日 |
2024年7月31日 取締役会 (注)2 | 4,826 | 40 | 2024年6月30日 | 2024年8月30日 |
(注)1 2024年3月26日定時株主総会決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)に係るみずほ信託銀行㈱の信託口(再信託受託者:㈱日本カストディ銀行(信託E口))が保有する当社株式に対する配当金24百万円を含んでいます。
2 2024年7月31日取締役会決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)に係るみずほ信託銀行㈱の信託口(再信託受託者:㈱日本カストディ銀行(信託E口))が保有する当社株式に対する配当金21百万円を含んでいます。
基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
決議 | 配当金の総額 | 1株当たり | 基準日 | 効力発生日 |
2025年3月26日 定時株主総会 | 4,826 | 40 | 2024年12月31日 | 2025年3月27日 |
(注) 2025年3月26日定時株主総会決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)に係るみずほ信託銀行㈱の信託口(再信託受託者:㈱日本カストディ銀行(信託E口))が保有する当社株式に対する配当金21百万円を含んでいます。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
決議 | 配当金の総額 | 1株当たり | 基準日 | 効力発生日 |
2025年3月26日 定時株主総会 (注)1 | 4,826 | 40 | 2024年12月31日 | 2025年3月27日 |
2025年7月31日 取締役会 (注)2 | 4,826 | 40 | 2025年6月30日 | 2025年8月29日 |
(注)1 2025年3月26日定時株主総会決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)に係るみずほ信託銀行㈱の信託口(再信託受託者:㈱日本カストディ銀行(信託E口))が保有する当社株式に対する配当金21百万円を含んでいます。
2 2025年7月31日取締役会決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)に係るみずほ信託銀行㈱の信託口(再信託受託者:㈱日本カストディ銀行(信託E口))が保有する当社株式に対する配当金18百万円を含んでいます。
基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
決議 | 配当金の総額 | 1株当たり | 基準日 | 効力発生日 |
2026年3月26日 定時株主総会(予定) | 4,706 | 40 | 2025年12月31日 | 2026年3月27日 |
(注) 2026年3月26日定時株主総会決議(予定)による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)に係るみずほ信託銀行㈱の信託口(再信託受託者:㈱日本カストディ銀行(信託E口))が保有する当社株式に対する配当金18百万円を含んでいます。
(7) その他の包括利益
その他の包括利益の各項目別の当期発生額及び純損益への組替調整額、並びに税効果の影響は以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
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| (単位:百万円) |
| 税引前 | 税金(費用)収益 | 税引後 |
純損益に振り替えられることのない項目 |
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確定給付負債(資産)の純額の再測定 | 2,977 | △650 | 2,326 |
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する | 1,799 | △579 | 1,219 |
小計 | 4,775 | △1,230 | 3,546 |
純損益に振り替えられる可能性のある項目 |
|
|
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在外営業活動体の換算差額 | 6,590 | - | 6,590 |
持分法適用会社における | 366 | △82 | 284 |
小計 | 6,955 | △82 | 6,873 |
合計 | 11,731 | △1,312 | 10,419 |
(注) 上記の各項目から生じた組替調整額はありません。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
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| (単位:百万円) |
| 税引前 | 税金(費用)収益 | 税引後 |
純損益に振り替えられることのない項目 |
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確定給付負債(資産)の純額の再測定 | △1,657 | 443 | △1,215 |
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する | 1,959 | △648 | 1,311 |
小計 | 301 | △205 | 96 |
純損益に振り替えられる可能性のある項目 |
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在外営業活動体の換算差額 | 5,931 | △573 | 5,359 |
持分法適用会社における | 65 | △20 | 44 |
小計 | 5,995 | △593 | 5,403 |
合計 | 6,297 | △798 | 5,500 |
(注) 上記の各項目から生じた組替調整額はありません。
(8) 資本管理
当社グループは、株式価値を維持向上するために、総資産当期利益率(ROA)及び親会社所有者帰属持分利益率(ROE)の目標水準に配慮した経営を行っています。また、経済環境の急激な変化に備え、金融情勢によらず資金調達が可能な高格付けを維持できる親会社所有者帰属持分比率を目標としています。
当社グループのROA、ROE及び親会社所有者帰属持分比率は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
ROA(%) | 2.3 | 3.3 |
ROE(%) | 3.8 | 5.6 |
親会社所有者帰属持分比率(%) | 60.6 | 58.6 |
26.顧客との契約から生じる収益
(1) 収益の分解
当社グループの事業は、コンポーネントソリューション事業、トランスポートソリューション事業、アクセシビリティソリューション事業及びその他の事業により構成されており、当社の取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社グループでは、これらの事業を通じて得られる収益を売上高として表示しています。また売上高は、主要な製品別に分解しています。これらの分解した売上高と注記「7.事業セグメント」で記載しているセグメント別の売上高との関連は、以下のとおりです。
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| (単位:百万円) |
セグメントの名称 | 主要な製品 | 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
コンポーネント | 精密減速機 | 66,906 | 78,607 |
その他 | 740 | 718 | |
小計 | 67,646 | 79,325 | |
トランスポート | 鉄道車両用機器 | 26,080 | 29,484 |
航空機器 | 23,555 | 25,703 | |
商用車用機器 | 12,735 | 12,634 | |
舶用機器 | 20,193 | 25,446 | |
その他 | 6,164 | 7,206 | |
小計 | 88,727 | 100,473 | |
アクセシビリティ | 自動ドア | 106,771 | 110,668 |
小計 | 106,771 | 110,668 | |
その他 | 包装機 | 16,468 | 16,528 |
その他 | 847 | 918 | |
小計 | 17,315 | 17,445 | |
合計 | 280,458 | 307,912 | |
(注) 金額は、外部売上高で表示しています。
(2) 契約残高
顧客との契約から生じた債権、契約資産及び契約負債に関する情報は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
顧客との契約から生じた債権 | 88,932 | 75,421 |
契約資産 | 3,212 | 3,207 |
契約負債 | 11,463 | 13,111 |
契約資産は主に、一定期間にわたり充足した履行義務に係る対価に対する当社グループの権利であり、支払いに対する権利が無条件になった時点で債権に振り替えられます。顧客との契約から生じた債権は、履行義務の充足後、別途定める支払条件により、主として1年以内に対価を受領しています。また、当社グループの顧客との契約から生じた債権に重大な金融要素はありません。
契約負債は主に、製品の引渡前に当社グループが顧客から受け取った対価です。
当連結会計年度に認識した収益のうち、期首時点で契約負債に含まれていた金額は10,164百万円です。また過去の期間に充足(又は部分的に充足)した履行義務から認識した収益の額に重要性はありません。
なお、当連結会計年度において、顧客との契約から生じた債権について認識した減損損失(損失評価引当金の新規認識による増加額)は304百万円、契約資産について認識した減損損失はありません。
(3) 残存履行義務に配分した取引価格
残存履行義務の充足時期ごとの取引価格は以下のとおりです。本取引価格の中に収益認識が制限されている変動対価の金額の見積りは含めていません。なお、実務上の便法を使用しているため、以下の金額には個別の予想契約期間が1年以内の取引金額を含めていません。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
1年以内 | 42,568 | 44,853 |
1年超 | 40,610 | 46,523 |
合計 | 83,178 | 91,376 |
(4) 顧客との契約の獲得又は履行のためのコストから認識した資産
当連結会計年度において顧客との契約の獲得又は履行のためのコストから認識した資産はありません。なお、認識すべき資産の償却期間が1年以内である場合には、実務上の便法を使用し、契約の獲得の増分コストを発生時に費用として認識しています。
27.費用の性質別内訳
売上原価、販売費及び一般管理費の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
原材料等の払出原価 | 130,544 | 142,128 |
従業員給付費用 (注)1 | 71,885 | 76,471 |
研究開発費 (注)2 | 11,356 | 12,637 |
減価償却費及び償却費 | 13,694 | 14,865 |
旅費交通費 | 3,212 | 3,316 |
その他 | 35,531 | 36,447 |
合計 | 266,222 | 285,864 |
(注)1 従業員給付費用には、当社グループの取締役及び監査役に対する給付費用が含まれています。
2 研究開発費には、研究開発に係る従業員給付費用、減価償却費及び償却費が含まれています。
28.その他の収益及びその他の費用
(1) その他の収益
その他の収益の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
賃貸収入 | 86 | 238 |
補助金収入 | 230 | 335 |
負ののれん発生益 | - | 461 |
受取補償金 | 64 | - |
その他 | 778 | 827 |
合計 | 1,158 | 1,862 |
(2) その他の費用
その他の費用の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
固定資産除売却損 | 247 | 200 |
減損損失 (注) | 1,632 | 989 |
関係会社整理損失 | - | 1,324 |
その他 | 359 | 441 |
合計 | 2,238 | 2,954 |
(注) 減損損失については、注記「14. 非金融資産の減損」に記載しています。
29.金融収益及び金融費用
(1) 金融収益
金融収益の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
受取利息 |
|
|
償却原価で測定する金融資産 | 304 | 302 |
受取配当金 |
|
|
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産 | 90 | 100 |
投資有価証券評価益 |
|
|
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 | - | 39 |
為替差益 | 641 | 551 |
合計 | 1,035 | 992 |
(2) 金融費用
金融費用の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
支払利息 |
|
|
償却原価で測定する金融負債 | 509 | 612 |
リース負債 | 223 | 252 |
デリバティブ評価損 |
|
|
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 | 152 | 242 |
投資有価証券評価損 |
|
|
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 | 33 | - |
その他 |
|
|
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 | - | - |
合計 | 917 | 1,105 |
30.株式報酬
(1) 株式報酬型ストックオプション制度
① 株式報酬型ストックオプション制度の概要
当社は、当社の取締役及び執行役員(社外取締役を除く。以下、「取締役等」という。)に対して、当社株式を購入する権利を付したストックオプションを付与しています。本制度に権利確定条件は付されていません。なお、当社は、2017年3月28日開催の第14回定時株主総会による承認を得て、本株式報酬型ストックオプション制度を廃止(ただし、取締役等に対しすでに付与した株式報酬型ストックオプションとしての新株予約権のうち未行使のものは今後も存続)しています。ストックオプションは行使に際し、1個当たり普通株式100株に換算されます。
ストックオプションの内容は以下のとおりです。
付与日 | 付与対象者の | 株式の種類及び | 決済方法 | 権利行使期間 | ||
2015年8月20日 | 取締役等 19名 | 普通株式 29,300 株 | 持分決済型 | 2015年8月21日 | ~ | 2040年8月20日 |
2016年5月20日 | 取締役等 19名 | 普通株式 53,000 株 | 持分決済型 | 2016年5月21日 | ~ | 2041年5月20日 |
② ストックオプションの数及び加重平均行使価格
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | ||
| オプション数(個) | 加重平均行使 | オプション数(個) | 加重平均行使 |
期首残高 | 202 | 1 | 64 | 1 |
行使 (注)1 | △138 | 1 | △18 | 1 |
期末残高 (注)2 | 64 | 1 | 46 | 1 |
期末日現在の行使可能残高 | 64 | 1 | 46 | 1 |
(注)1 期中に行使されたストックオプションの権利行使時点の加重平均株価は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ2,552円及び2,772円です。
2 期末日時点で未行使のストックオプションの権利行使価格は前連結会計年度末及び当連結会計年度末現在において、いずれも1円であり、加重平均残存契約年数は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ17.3年及び16.3年です。
③ 期中に付与されたストックオプションの公正価値及び仮定
該当事項はありません。
④ 株式報酬に係る費用
該当事項はありません。
(2) 株式給付信託制度(持分決済型)
① 株式給付信託制度の概要
当社は、株式報酬制度「株式給付信託(BBT(=Board Benefit Trust))」を導入しています。
本制度の導入は、従来の株式報酬型ストックオプション制度と比べて、取締役等の報酬と当社の業績及び株式価値との連動性をより明確にし、取締役等が株価上昇によるメリットのみならず、株価下落リスクまでも株主の皆様と共有し、また当社グループ全体の中長期的な業績向上、企業価値の増大への貢献意欲と株主重視の経営意識を一層高めることを目的としています。
本制度は、当社が拠出する金銭を原資として当社株式が信託を通じて取得され、取締役等に対して、当社が定める役員株式給付規程に基づき、毎年、役位や業績等に応じたポイント(以下、「株式交付ポイント」という。)が付与され、所定の時期に株式交付ポイントの数に応じて、当社株式及び当社株式の換価処分金相当額の金銭が信託を通じて交付又は給付される制度です。株式交付ポイントは当社の株式交付等に際し、1ポイント当たり普通株式1株に換算されます。
② 株式交付ポイントの数
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
| ポイント数 | ポイント数 |
期首残高 | 250,013 | 231,208 |
付与 | 55,438 | 71,700 |
行使 | △74,243 | △71,654 |
期末残高 | 231,208 | 231,254 |
本制度では当社株式及び当社株式の換価処分金相当額の金銭が信託を通じて交付又は給付されるため、権利行使価格はありません。
③ 期中に付与された株式交付ポイントの公正価値
公正価値は観察可能な市場価格を基礎として測定しています。予想配当については、付与日から権利行使日までの期間が短いため、考慮していません。付与されたポイントの加重平均公正価値は、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ2,776円及び1,807円です。
④ 株式給付信託制度に係る費用
株式給付信託制度に係る費用は、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ115百万円及び120百万円です。当該費用は連結損益計算書上、「販売費及び一般管理費」に含めています。
31.1株当たり当期利益
(1) 基本的1株当たり当期利益の算定上の基礎
基本的1株当たり当期利益及びその算定上の基礎は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | |
親会社の所有者に帰属する当期利益 | (百万円) | 10,188 | 15,255 |
普通株式の加重平均株式数 | (千株) | 120,103 | 119,297 |
基本的1株当たり当期利益 | (円) | 84.83 | 127.87 |
(2) 希薄化後1株当たり当期利益の算定上の基礎
希薄化後1株当たり当期利益及びその算定上の基礎は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | |
親会社の所有者に帰属する | (百万円) | 10,188 | 15,255 |
普通株式の加重平均株式数 | (千株) | 120,103 | 119,297 |
新株予約権方式の | (千株) | 6 | 5 |
普通株式の | (千株) | 120,109 | 119,302 |
希薄化後1株当たり当期利益 | (円) | 84.82 | 127.87 |
32.企業結合
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
該当事項はありません。
33.非継続事業
(1) 非継続事業の概要
当社は2025年7月31日に「油圧機器事業の会社分割(簡易吸収分割)ならびにComer Industries S.p.A.との株式譲渡契約および株主間契約締結のお知らせ」にて公表のとおり、油圧機器事業の会社分割並びに同事業を継承する子会社の株式譲渡に関する決議がなされたことから、IFRS第5号に基づき第3四半期連結会計期間より、同事業を非継続事業に分類しています。
(2) 非継続事業の損益
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
非継続事業 |
|
|
収益 | 43,505 | 46,545 |
費用 | △41,546 | △43,744 |
非継続事業からの税引前当期利益 | 1,959 | 2,801 |
法人所得税費用 | △499 | △1,766 |
非継続事業からの当期利益 | 1,460 | 1,035 |
(3) 当期利益の帰属
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
親会社の所有者 |
|
|
継続事業からの当期利益 | 9,362 | 15,221 |
非継続事業からの当期利益 | 825 | 34 |
合計 | 10,188 | 15,255 |
非支配持分 |
|
|
継続事業からの当期利益 | 942 | 929 |
非継続事業からの当期利益 | 635 | 1,001 |
合計 | 1,577 | 1,930 |
(4) 非継続事業のキャッシュ・フロー
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 1,607 | 3,027 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △2,364 | △3,524 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | △308 | △1,776 |
合計 | △1,065 | △2,273 |
34.子会社
当社グループの主要な子会社は以下のとおりです。
名称 | 所在地 | 主要な事業 | 議決権の所有割合(%) | |
前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) | |||
ナブコドア㈱ | 大阪府 大阪市北区 | アクセシビリティ | 100.0 | 100.0 |
ナブテスコ | 東京都千代田区 | トランス | 100.0 | 100.0 |
ナブテスコサービス㈱ | 東京都品川区 | トランス | 100.0 | 100.0 |
ナブコシステム㈱ | 東京都千代田区 | アクセシビリティ | 85.9 | 85.9 |
PACRAFT㈱ | 東京都港区 | その他 | 100.0 | 100.0 |
コムテスコ㈱ (注)4 | 岐阜県 不破郡垂井町 | コンポー | - | 100.0 |
納博特斯克(中国)精密 | 中国 | コンポー | 67.0 | 67.0 |
江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司 (注)2 | 中国 | トランス | 50.0 | 50.0 |
上海納博特斯克液圧 | 中国 | コンポー | 55.0 | 55.0 |
上海納博特斯克液圧設備商貿有限公司 (注)3 | 中国 | コンポー | 67.0 | - |
Nabtesco | 米国 | トランス | 100.0 | 100.0 |
NABCO Entrances, Inc. | 米国 | アクセシビリティ | 100.0 | 100.0 |
Gilgen Door Systems AG | スイス | アクセシビリティ | 100.0 | 100.0 |
Nabtesco Precision | ドイツ | コンポー | 100.0 | 100.0 |
Nabtesco Power Control | タイ国 | コンポー | 70.0 | 70.0 |
(注) 1 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しています。
2 江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司は、当社が議決権の50%を所有していること、また当社の技術に依存していることから、当社が実質的に支配していると判断し、当社グループの連結の範囲に含めています。
3 上海納博特斯克液圧設備商貿有限公司は、当該会社の資産を上海納博特斯克液圧有限公司へ移管し、当連結会計年度において清算しました。
4 コムテスコ㈱、上海納博特斯克液圧有限公司、及びNabtesco Power Control (Thailand) Co., Ltd.は、非継続事業である油圧機器事業に係る子会社です。
35.関連当事者
(1) 関連会社との取引
関連会社に対する債権残高、債務残高及び取引高は以下のとおりです。
① 関連会社に対する債権残高及び債務残高
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
債権残高 | 758 | 507 |
債務残高 | 2,190 | 1,511 |
(注) 関連会社に対する担保・保証取引はありません。また、関連会社に対する債権残高に設定している損失評価引当金はありません。
② 関連会社に対する取引高
(単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
売上高 | 2,689 | 2,200 |
仕入高 | 5,343 | 5,832 |
(注) 関連会社との取引については、市場価格等を勘案し決定しています。
(2) 経営幹部に対する報酬
当社の経営幹部に対する報酬は以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
(単位:百万円)
| 報酬等の総額 | 報酬等の種類別の総額 | |
基本報酬 | 株式給付信託 (BBT) | ||
経営幹部に対する報酬 | 183 | 153 | 30 |
(注) 経営幹部は当社の取締役です。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
(単位:百万円)
| 報酬等の総額 | 報酬等の種類別の総額 | |
基本報酬 | 株式給付信託 (BBT) | ||
経営幹部に対する報酬 | 174 | 169 | 5 |
(注) 経営幹部は当社の取締役です。
36.コミットメント
有形固定資産の取得に関する契約上確約している重要なコミットメントは以下のとおりです。
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 (2024年12月31日) | 当連結会計年度 (2025年12月31日) |
コミットメント | 5,554 | 2,803 |
37.偶発負債
該当事項はありません。
38.重要な後発事象
当社は、2025年7月31日にComer Industries S.p.A.と締結した当社及び連結子会社の油圧機器事業に係る株式譲渡契約に基づき、新たに設立した完全子会社(コムテスコ株式会社)に同年12月31日付で同事業を吸収分割の方法により集約し、コムテスコ株式会社の発行済株式の70%について、2026年1月1日付で譲渡を完了しています。
本株式譲渡に係る売却価額及び売却損益等、翌連結会計年度の連結業績等に与える影響は精査中です。
(2) 【その他】
当連結会計年度における半期情報等
| 中間連結会計期間 | 当連結会計年度 | |
売上高 | (百万円) | 165,616 | 307,912 |
税引前中間(当期)利益 | (百万円) | 10,255 | 21,983 |
親会社の所有者に帰属する中間(当期)利益 | (百万円) | 6,701 | 15,255 |
基本的1株当たり中間(当期)利益 | (円) | 55.76 | 127.87 |
(注) 中間連結会計期間における売上高、税引前中間利益については、非継続事業に係る数値を含めて表示しています。
2 【財務諸表等】
(1) 【財務諸表】
① 【貸借対照表】
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| (単位:百万円) |
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| 前事業年度 (2024年12月31日) | 当事業年度 (2025年12月31日) |
資産の部 |
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| 流動資産 |
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| 現金及び預金 | 26,656 | 22,502 | |||||||
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| 受取手形 | 3,414 | 3,005 | |||||||
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| 売掛金 | ※1 49,533 | ※1 42,931 | |||||||
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| 商品及び製品 | 3,504 | 3,324 | |||||||
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| 仕掛品 | 7,316 | 7,183 | |||||||
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| 原材料及び貯蔵品 | 9,000 | 9,026 | |||||||
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| 未収入金 | ※1 3,880 | ※1 5,222 | |||||||
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| 立替金 | ※1 3,869 | ※1 8,954 | |||||||
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| その他 | ※1 1,403 | ※1 1,704 | |||||||
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| 流動資産合計 | 108,575 | 103,852 | |||||||
| 固定資産 |
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| 有形固定資産 |
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| 建物 | 34,972 | 29,672 | ||||||
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| 構築物 | 1,894 | 1,388 | ||||||
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| 機械及び装置 | 24,797 | 19,861 | ||||||
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| 車両運搬具 | 286 | 285 | ||||||
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| 工具、器具及び備品 | 2,979 | 2,431 | ||||||
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| 土地 | 12,939 | 12,852 | ||||||
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| 建設仮勘定 | 12,439 | 14,573 | ||||||
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| 有形固定資産合計 | 90,307 | 81,063 | ||||||
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| 無形固定資産 |
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| ソフトウエア | 3,461 | 3,457 | ||||||
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| その他 | 686 | 372 | ||||||
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| 無形固定資産合計 | 4,147 | 3,829 | ||||||
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| 投資その他の資産 |
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| 投資有価証券 | 5,194 | 6,615 | ||||||
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| 関係会社株式 | 39,505 | 55,264 | ||||||
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| 関係会社出資金 | 16,762 | 15,813 | ||||||
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| 関係会社長期貸付金 | 6,634 | 6,359 | ||||||
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| 長期前払費用 | 115 | 111 | ||||||
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| 繰延税金資産 | 1,693 | 4,553 | ||||||
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| その他 | 1,368 | 1,000 | ||||||
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| 貸倒引当金 | △8 | △8 | ||||||
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| 投資その他の資産合計 | 71,263 | 89,707 | ||||||
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| 固定資産合計 | 165,717 | 174,598 | |||||||
| 資産合計 | 274,292 | 278,450 | ||||||||
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| (単位:百万円) |
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| 前事業年度 (2024年12月31日) | 当事業年度 (2025年12月31日) |
負債の部 |
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| 流動負債 |
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| 買掛金 | ※1 9,637 | ※1 8,801 | |||||||
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| 電子記録債務 | 31,955 | 27,623 | |||||||
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| 短期借入金 | 11,300 | 24,200 | |||||||
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| 未払金 | ※1 9,054 | ※1 4,529 | |||||||
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| 未払法人税等 | 372 | 4,309 | |||||||
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| 未払費用 | 2,836 | 2,471 | |||||||
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| 契約負債 | 248 | 921 | |||||||
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| 預り金 | ※1 15,910 | ※1 18,096 | |||||||
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| 製品保証引当金 | 672 | 705 | |||||||
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| 受注損失引当金 | - | 17 | |||||||
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| 損害補償損失引当金 | - | 57 | |||||||
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| 関係会社整理損失引当金 | - | 1,324 | |||||||
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| その他 | 28 | 29 | |||||||
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| 流動負債合計 | 82,013 | 93,084 | |||||||
| 固定負債 |
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| 長期借入金 | 10,000 | 10,000 | |||||||
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| 退職給付引当金 | 6,135 | 5,364 | |||||||
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| 環境対策引当金 | - | 140 | |||||||
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| その他 | 2,106 | 2,343 | |||||||
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| 固定負債合計 | 18,241 | 17,848 | |||||||
| 負債合計 | 100,253 | 110,931 | ||||||||
純資産の部 |
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| 株主資本 |
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| 資本金 | 10,000 | 10,000 | |||||||
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| 資本剰余金 |
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| |||||||
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| 資本準備金 | 26,274 | 26,274 | ||||||
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| 資本剰余金合計 | 26,274 | 26,274 | ||||||
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| 利益剰余金 |
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| |||||||
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| 利益準備金 | 1,077 | 1,077 | ||||||
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| その他利益剰余金 |
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| 資産圧縮積立金 | 167 | 165 | |||||
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| 繰越利益剰余金 | 138,089 | 129,762 | |||||
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| 利益剰余金合計 | 139,332 | 131,004 | ||||||
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| 自己株式 | △3,638 | △3,008 | |||||||
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| 株主資本合計 | 171,968 | 164,270 | |||||||
| 評価・換算差額等 |
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| ||||||||
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| その他有価証券評価差額金 | 2,054 | 3,238 | |||||||
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| 評価・換算差額等合計 | 2,054 | 3,238 | |||||||
| 新株予約権 | 16 | 12 | ||||||||
| 純資産合計 | 174,038 | 167,519 | ||||||||
負債純資産合計 | 274,292 | 278,450 | |||||||||
② 【損益計算書】
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| (単位:百万円) |
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| 前事業年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当事業年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) |
売上高 | ※1 155,923 | ※1 177,112 | |||||||||
売上原価 | ※1 133,225 | ※1 148,262 | |||||||||
売上総利益 | 22,697 | 28,850 | |||||||||
販売費及び一般管理費 | ※2 24,614 | ※2 24,156 | |||||||||
営業利益又は営業損失(△) | △1,916 | 4,694 | |||||||||
営業外収益 |
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| 受取利息及び受取配当金 | ※1 8,575 | ※1 9,787 | ||||||||
| 為替差益 | 670 | 741 | ||||||||
| 受取賃貸料 | ※1 112 | ※1 105 | ||||||||
| その他 | 145 | 110 | ||||||||
| 営業外収益合計 | 9,502 | 10,744 | ||||||||
営業外費用 |
|
| |||||||||
| 賃貸費用 | 22 | 18 | ||||||||
| 支払利息 | 174 | 397 | ||||||||
| 投資事業組合等損失 | 380 | 426 | ||||||||
| デリバティブ評価損 | 152 | 242 | ||||||||
| その他 | 99 | 80 | ||||||||
| 営業外費用合計 | 827 | 1,163 | ||||||||
経常利益 | 6,759 | 14,275 | |||||||||
特別利益 |
|
| |||||||||
| 固定資産売却益 | ※3 9 | ※3 6 | ||||||||
| 投資有価証券売却益 | 113 | 98 | ||||||||
| 関係会社清算益 | - | 16 | ||||||||
| 受取保険金 | 118 | 147 | ||||||||
| 補助金収入 | ※4 2,759 | - | ||||||||
| 特別利益合計 | 2,999 | 265 | ||||||||
特別損失 |
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| |||||||||
| 固定資産除売却損 | ※5 272 | ※5 149 | ||||||||
| 減損損失 | ※6 976 | - | ||||||||
| 環境対策引当金繰入額 | - | 140 | ||||||||
| 投資有価証券売却損 | - | 13 | ||||||||
| 関係会社整理損失引当金繰入額 | - | ※7 1,454 | ||||||||
| 特別損失合計 | 1,247 | 1,756 | ||||||||
税引前当期純利益 | 8,510 | 12,785 | |||||||||
法人税、住民税及び事業税 | 634 | 4,487 | |||||||||
法人税等調整額 | △80 | △3,455 | |||||||||
法人税等合計 | 555 | 1,032 | |||||||||
当期純利益 | 7,956 | 11,753 | |||||||||
③ 【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
| (単位:百万円) | ||||||||
| 株主資本 | ||||||||
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | 自己株式 | 株主資本合計 | |||||
資本準備金 | 資本剰余金合計 | 利益準備金 | その他利益剰余金 | 利益剰余金合計 | |||||
資産圧縮積立金 | 繰越利益剰余金 | ||||||||
当期首残高 | 10,000 | 26,274 | 26,274 | 1,077 | 188 | 139,797 | 141,062 | △3,943 | 173,393 |
当期変動額 |
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剰余金の配当 | - | - | - | - | - | △9,651 | △9,651 | - | △9,651 |
資産圧縮積立金の取崩 | - | - | - | - | △21 | 21 | - | - | - |
当期純利益 | - | - | - | - | - | 7,956 | 7,956 | - | 7,956 |
自己株式の取得 | - | - | - | - | - | - | - | △2 | △2 |
自己株式の処分 | - | - | - | - | - | △34 | △34 | 307 | 272 |
自己株式の消却 | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
当期変動額合計 | - | - | - | - | △21 | △1,708 | △1,729 | 304 | △1,425 |
当期末残高 | 10,000 | 26,274 | 26,274 | 1,077 | 167 | 138,089 | 139,332 | △3,638 | 171,968 |
| 評価・換算差額等 | 新株予約権 | 純資産合計 | |
その他有価証券評価差額金 | 評価・換算差額等合計 | |||
当期首残高 | 1,214 | 1,214 | 44 | 174,651 |
当期変動額 |
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剰余金の配当 | - | - | - | △9,651 |
資産圧縮積立金の取崩 | - | - | - | - |
当期純利益 | - | - | - | 7,956 |
自己株式の取得 | - | - | - | △2 |
自己株式の処分 | - | - | - | 272 |
自己株式の消却 | - | - | - | - |
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | 840 | 840 | △28 | 812 |
当期変動額合計 | 840 | 840 | △28 | △612 |
当期末残高 | 2,054 | 2,054 | 16 | 174,038 |
当事業年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
| (単位:百万円) | ||||||||
| 株主資本 | ||||||||
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | 自己株式 | 株主資本合計 | |||||
資本準備金 | 資本剰余金合計 | 利益準備金 | その他利益剰余金 | 利益剰余金合計 | |||||
資産圧縮積立金 | 繰越利益剰余金 | ||||||||
当期首残高 | 10,000 | 26,274 | 26,274 | 1,077 | 167 | 138,089 | 139,332 | △3,638 | 171,968 |
当期変動額 |
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剰余金の配当 | - | - | - | - | - | △9,651 | △9,651 | - | △9,651 |
資産圧縮積立金の取崩 | - | - | - | - | △2 | 2 | - | - | - |
当期純利益 | - | - | - | - | - | 11,753 | 11,753 | - | 11,753 |
自己株式の取得 | - | - | - | - | - | - | - | △10,001 | △10,001 |
自己株式の処分 | - | - | - | - | - | △3 | △3 | 204 | 201 |
自己株式の消却 | - | - | - | - | - | △10,427 | △10,427 | 10,427 | - |
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
当期変動額合計 | - | - | - | - | △2 | △8,327 | △8,329 | 630 | △7,698 |
当期末残高 | 10,000 | 26,274 | 26,274 | 1,077 | 165 | 129,762 | 131,004 | △3,008 | 164,270 |
| 評価・換算差額等 | 新株予約権 | 純資産合計 | |
その他有価証券評価差額金 | 評価・換算差額等合計 | |||
当期首残高 | 2,054 | 2,054 | 16 | 174,038 |
当期変動額 |
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剰余金の配当 | - | - | - | △9,651 |
資産圧縮積立金の取崩 | - | - | - | - |
当期純利益 | - | - | - | 11,753 |
自己株式の取得 | - | - | - | △10,001 |
自己株式の処分 | - | - | - | 201 |
自己株式の消却 | - | - | - | - |
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | 1,184 | 1,184 | △5 | 1,179 |
当期変動額合計 | 1,184 | 1,184 | △5 | △6,520 |
当期末残高 | 3,238 | 3,238 | 12 | 167,519 |
【注記事項】
(重要な会計方針)
1 有価証券の評価基準及び評価方法
(1) 満期保有目的の債券
償却原価法(定額法)
(2) 子会社株式及び関連会社株式
移動平均法による原価法
(3) その他有価証券
市場価格のない株式等以外のもの
決算期末日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定しています。)
市場価格のない株式等
移動平均法による原価法
2 デリバティブ等の評価基準及び評価方法
デリバティブ …時価法
3 棚卸資産の評価基準及び評価方法
評価基準
…原価法 (収益性の低下による簿価切下げの方法)
評価方法
商品及び製品・仕掛品
…主として総平均法(一部は個別法)
原材料及び貯蔵品
…主として総平均法(一部は移動平均法)
4 固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
…定額法
なお、取得価額が10万円以上20万円未満の少額減価償却資産については、3年間均等償却によっています。また、2007年3月31日以前に取得した有形固定資産については、償却可能限度額まで償却が終了した翌事業年度から5年間で均等償却する方法によっています。
(2) 無形固定資産(リース資産を除く)
…定額法
なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法を採用しています。
(3) リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しています。
5 引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、回収不能見込額を計上しています。
① 一般債権
貸倒実績率法
② 貸倒懸念債権及び破産更生債権等
財務内容評価法
(2) 製品保証引当金
製品の引渡後に発生する補修費用等の将来における支出に備えるため、当該費用の発生額を個別に見積って計上しています。
(3) 受注損失引当金
受注契約に係る将来の損失に備えるため、期末日現在における受注契約に係る損失見込額を個別に見積って計上しています。
(4) 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込額に基づき、当事業年度末に発生していると認められる額を計上しています。
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっています。
② 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法
過去勤務費用は、発生時に一括費用処理しています。
数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定率法により按分した額をそれぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしています。
(5) 損害補償損失引当金
損害補償に係る将来損失に備えるため、期末日現在における損失見込額を個別に見積って計上しています。
(6) 関係会社整理損失引当金
関係会社の整理に係る将来損失に備えるため、期末日現在における損失見込額を個別に見積って計上しています。
(7) 環境対策引当金
環境対策に備えるため、当社が将来負担する環境対策費用見込額に基づき計上しています。
6 収益及び費用の計上基準
当社では「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しており、顧客との契約について、下記の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しています。
ステップ1:顧客との契約を識別する
ステップ2:契約における履行義務を識別する
ステップ3:取引価格を算定する
ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する
ステップ5:企業が履行義務の充足時に収益を認識する
(一時点で充足される履行義務)
当社は、産業用ロボット部品、建設機械用機器、鉄道車両用ブレーキ装置・自動扉装置、航空機用部品、舶用制御装置、建物及び一般産業用自動扉装置、プラットホーム安全設備等の製造販売を主な事業としています。これらの製品の販売については、多くの場合、製品の引渡時点において顧客が当該製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されると判断していることから、主として当該製品の引渡時点で収益を認識しています。また、収益は、顧客との契約において約束された対価から、値引き、割戻及び返品等を控除した金額で測定しています。
7 その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
退職給付に係る会計処理
退職給付に係る未認識数理計算上の差異の会計処理の方法は、連結財務諸表における会計処理の方法と異なっています。
(重要な会計上の見積り)
(関係会社株式の評価)
会計上の見積りにより当事業年度に係る財務諸表にその額を計上した項目であって、翌事業年度に係る財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があるものは以下のとおりです。
(1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額
(単位:百万円)
| 前事業年度 | 当事業年度 |
関係会社株式 | 17,999 | 26,817 |
(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
関係会社株式には、アクセシビリティソリューション事業に属する連結子会社Gilgen Door Systems AG(以下、「Gilgen」という。)及びトランスポートソリューション事業に属する連結子会社R.K. DEEP SEA TECHNOLOGIES LIMITED(以下、「Deep Sea」という。)に対する投資が含まれており、Gilgen、Deep Sea及びその子会社から得られる超過収益力を反映した実質価額を帳簿価額と比較した結果、帳簿価額より実質価額が著しく低下していないため、減損処理していません。
当社の関係会社株式の帳簿価額は、取得価額をもって貸借対照表価額とし、当該関係会社の財政状態の悪化等により実質価額が著しく低下したと認められる場合には、回復する見込みがあると認められる場合を除き、実質価額まで減損処理しています。なお、企業結合において超過収益力等を反映して取得した関係会社株式については、発行会社の財政状態の悪化がないとしても、超過収益力等の減少に伴う実質価額の大幅な低下が将来の期間にわたって続くと予想され、超過収益力等が見込めなくなった場合には、実質価額が著しく低下している限り、実質価額まで減損処理しています。
当該連結子会社事業の収益性低下等に伴う追加ののれんの減損損失の発生等により、関係会社株式の実質価額が著しく低下すると判断される場合、翌事業年度の財務諸表において関係会社株式評価損を計上する可能性があります。
(未適用の会計基準等)
・「リースに関する会計基準」(企業会計基準第34号 2024年9月13日)
・「リースに関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第33号 2024年9月13日)
ほか、関連する企業会計基準、企業会計基準適用指針、実務対応報告及び移管指針の改正
(1) 概要
国際的な会計基準と同様に、借手の全てのリースについて資産・負債を計上する等の取り扱いを定めるものであります。
(2) 適用予定日
2028年12月期の期首より適用予定であります。
(3) 当該会計基準等の適用による影響
「リースに関する会計基準等」の適用による財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中です。
(追加情報)
(過年度の誤謬の修正)
「1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4 追加情報 (1)過年度の誤謬の修正」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。
(貸借対照表関係)
※1 関係会社に係る注記
区分表示されたもの以外で関係会社に対する金銭債権又は金銭債務の金額は以下のとおりです。
| 前事業年度 | 当事業年度 | ||
短期金銭債権 | 22,275 | 百万円 | 31,706 | 百万円 |
短期金銭債務 | 18,564 |
| 20,321 |
|
※2 保証債務等
関係会社の金融機関等からの借入金等に対し以下のとおり債務保証を行っています。
| 前事業年度 | 当事業年度 | ||
ナブテスコオートモーティブ㈱ | 38 | 百万円 | 39 | 百万円 |
(243 | 千米ドル) | (246 | 千米ドル) | |
Nabtesco Oclap S.r.l. | 412 | 百万円 | 461 | 百万円 |
(2,500 | 千ユーロ) | (2,500 | 千ユーロ) | |
OVALO GmbH | 1,996 | 百万円 | 1,659 | 百万円 |
(12,102 | 千ユーロ) | (9,000 | 千ユーロ) | |
シーメット㈱ | 80 | 百万円 | 61 | 百万円 |
Gilgen Door Systems AG | 6,488 | 百万円 | 6,944 | 百万円 |
(37,000 | 千スイスフラン) | (35,000 | 千スイスフラン) | |
Deep Sea Technologies SMPC | 412 | 百万円 | 1,106 | 百万円 |
(2,500 | 千ユーロ) | (6,000 | 千ユーロ) | |
合計 | 9,427 | 百万円 | 10,269 | 百万円 |
※3 期末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理しています。
なお、当事業年度末日が金融機関の休日であったため、次の期末日満期手形が、期末残高に含まれております。
| 前事業年度 | 当事業年度 | ||
受取手形 | 46 | 百万円 | 41 | 百万円 |
(損益計算書関係)
※1 関係会社との取引高は以下のとおりです。
| 前事業年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当事業年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | ||
営業取引による取引高 |
|
|
|
|
売上高 | 50,447 | 百万円 | 54,665 | 百万円 |
仕入高 | 15,204 |
| 17,337 |
|
営業取引以外の取引高 |
|
|
|
|
受取配当金 | 8,208 |
| 9,402 |
|
受取賃貸料 | 86 |
| 79 |
|
※2 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額並びにおおよその割合は以下のとおりです。
| 前事業年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当事業年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | ||
旅費及び交通費 | 565 | 百万円 | 595 | 百万円 |
給料及び賃金 | 3,588 |
| 3,662 |
|
賞与 | 1,461 |
| 1,236 |
|
退職給付費用 | △39 |
| 92 |
|
法定福利費 | 831 |
| 811 |
|
賃借料 | 740 |
| 738 |
|
減価償却費 | 1,059 |
| 1,158 |
|
研究開発費 | 7,457 |
| 7,065 |
|
おおよその割合
販売費 | 14.7% | 17.6% |
一般管理費 | 85.3% | 82.4% |
※3 固定資産売却益の内訳
| 前事業年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当事業年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | ||
機械及び装置 | 2 | 百万円 | 3 | 百万円 |
車両運搬具 | 7 |
| 1 |
|
工具、器具及び備品 | 0 |
| 2 |
|
合計 | 9 |
| 6 |
|
※4 補助金収入
前事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
補助金収入は、浜松工場に係る新規産業立地事業費補助金等の交付等に関するものです。
当事業年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
該当事項はありません。
※5 固定資産除売却損の内訳
| 前事業年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当事業年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | ||
建物 | 162 | 百万円 | 90 | 百万円 |
構築物 | 0 |
| 1 |
|
機械及び装置 | 45 |
| 40 |
|
車両運搬具 | 0 |
| 0 |
|
工具、器具及び備品 | 10 |
| 16 |
|
土地 | 50 |
| - |
|
その他 | 4 |
| 1 |
|
合計 | 272 |
| 149 |
|
※6 減損損失
前事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
場所 | 用途 | 種類 | 減損損失 |
愛媛県松山市 | 賃貸不動産 | 土地 | 976百万円 |
合計 | 976百万円 | ||
当社は、キャッシュ・フローを生み出す最小単位のグルーピングとして、個々の賃貸不動産を対象としています。
前事業年度において、事業環境の変化等に伴う収益性の低下により、当該賃貸不動産の市場価格が著しく下落したことから、減損損失を計上しました。回収可能価額は正味売却価額により測定しており、独立した不動産鑑定の専門家によるマーケットアプローチを用いた評価額に基づいています。
当事業年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
該当事項はありません。
※7 関係会社整理損失引当金繰入額
前事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
該当事項はありません。
当事業年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
関係会社整理損失引当金繰入額は、主に関係会社の売却に係り発生が見込まれる損失です。
(有価証券関係)
前事業年度(2024年12月31日)
子会社株式及び関連会社株式で市場価格のない株式等以外のもの
該当事項はありません。
(注) 市場価格のない株式等の子会社株式及び関連会社株式
区分 | 貸借対照表計上額 |
(1) 子会社株式 | 39,065 |
(2) 関連会社株式 | 441 |
計 | 39,505 |
当事業年度(2025年12月31日)
子会社株式及び関連会社株式で市場価格のない株式等以外のもの
該当事項はありません。
(注) 市場価格のない株式等の子会社株式及び関連会社株式
区分 | 貸借対照表計上額 |
(1) 子会社株式 | 54,823 |
(2) 関連会社株式 | 441 |
計 | 55,264 |
(デリバティブ取引関係)
ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引
ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引は以下のとおりです。なお、前事業年度及び当事業年度において為替予約を行っていますが、重要性が乏しいため記載を省略しています。
通貨金利関連
前事業年度(2024年12月31日)
(単位:百万円)
区分 | 取引の種類 | 契約額等 | 契約額等の | 時価 | 評価損益 |
市場取引以外の取引 | 通貨金利スワップ 受取円貨 | 2,298 | 2,010 | △640 | △640 |
当事業年度(2025年12月31日)
(単位:百万円)
区分 | 取引の種類 | 契約額等 | 契約額等の | 時価 | 評価損益 |
市場取引以外の取引 | 通貨金利スワップ 受取円貨 | 2,010 | 1,723 | △881 | △881 |
(税効果会計関係)
1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
| 前事業年度 | 当事業年度 | ||
繰延税金資産 |
|
|
|
|
退職給付引当金 | 1,879 | 百万円 | 1,691 | 百万円 |
未払金 | 231 |
| 379 |
|
棚卸資産評価損 | 125 |
| 109 |
|
未払賞与 | 471 |
| 400 |
|
製品保証引当金 | 206 |
| 216 |
|
関係会社整理損失引当金 | - |
| 405 |
|
関係会社株式評価損 | 13 |
| 13 |
|
組織再編に伴う関係会社株式 | 439 |
| 2,880 |
|
関係会社出資金評価損 | 4,749 |
| 4,868 |
|
ゴルフ会員権評価損 | 20 |
| 21 |
|
減価償却超過額 | 394 |
| 306 |
|
繰越税額控除 | - |
| 681 |
|
貸倒引当金 | 2 |
| 2 |
|
その他 | 472 |
| 565 |
|
繰延税金資産小計 | 9,001 |
| 12,535 |
|
評価性引当額 | △5,431 |
| △5,598 |
|
繰延税金資産合計 | 3,570 |
| 6,937 |
|
|
|
|
|
|
繰延税金負債 |
|
|
|
|
資産圧縮積立金 | 746 |
| 742 |
|
その他有価証券評価差額金 | 1,131 |
| 1,642 |
|
繰延税金負債合計 | 1,877 |
| 2,385 |
|
繰延税金資産の純額 | 1,693 |
| 4,553 |
|
2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
| 前事業年度 | 当事業年度 | ||
法定実効税率 | 30.6 | % | 30.6 | % |
(調整) |
|
|
|
|
交際費等永久に損金に 算入されない項目 | 3.5 |
| 3.9 |
|
受取配当金等永久に益金に 算入されない項目 | △29.1 |
| △21.1 |
|
試験研究費税額控除等 | △1.5 |
| △2.4 |
|
外国税額控除 | △0.7 |
| △0.7 |
|
評価性引当額の増減 | 2.3 |
| 0.1 |
|
その他 | 1.4 |
| △2.3 |
|
税効果会計適用後の法人税等の 負担率 | 6.5 |
| 8.1 |
|
(企業結合等関係)
当社は、2025年12月31日を効力発生日として、当社の油圧機器事業を当社の子会社であるコムテスコ株式会社に会社分割により承継させています。
(1) 取引の概要
① 承継先企業の名称及び分離した事業の内容
承継先企業の名称 コムテスコ株式会社
分離した事業の内容 油圧機器事業
② 会社分割を行った主な理由
当社は、2025年2月12日に発表した中期経営計画において、2030年をゴールとする長期ビジョンの目指す姿である「未来の “欲しい” に挑戦し続けるイノベーションリーダー」の実現に向け、Project 10により稼ぐ力を取り戻し(再興)、製品/ サービスの価値を高めるためにスマートモーションコントロールを志向(進化)することをお伝えしました。当社は、この中期経営計画に基づいて、目指すべき方向性及び収益性(ROIC)を軸にポートフォリオバランスの最適化を図り、安定と成長を可能にするレジリエントな企業基盤の構築を目指しています。
対象事業は、世界シェア約 25%(当社推計)を有する油圧ショベル用走行ユニットを筆頭に、小型から大型向けに対応した豊富な製品ラインナップを揃え、国内外の多くのお客様に当社製品を採用いただいております。しかし、昨今、中国ローカルの油圧機器メーカーの台頭や建設機械メーカーの内製化により厳しい競争環境が続いており、対象事業の収益力の回復が課題となっていました。そのため、当社は、対象事業の継続的な成長、当社の長期ビジョンの観点から、今後の対象事業のあり方について、パートナリングを含め総合的に検討を進めてまいりました。その結果、当社は、対象事業の継続的な成長のためには、当社グループにはない販売網や技術、製品ラインナップを有するComer Industries S.p.Aがベストオーナーになり得ると判断し、吸収分割を行った上で株式譲渡を行うことを定めた株式譲渡契約及び株主間契約の締結を決定しました。
③ 会社分割の効力発生日
2025年12月31日
④ 法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
当社を吸収分割会社とし、コムテスコ株式会社を吸収分割承継会社とする吸収分割
⑤ 結合後企業の名称
コムテスコ株式会社
(2) 実施した会計処理の概要
① 移転損益の金額
移転損益は発生していません。
② 移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額
資産 25,887百万円
負債 8,540百万円
③ 会計処理
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2019年1月16日)及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 2019年1月16日)に基づき、共通支配下の取引として処理しています。
(収益認識関係)
「連結財務諸表注記 26. 顧客との契約から生じる収益」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しています。
なお、顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、「重要な会計方針 6 収益及び費用の計上基準」に記載のとおりです。
(重要な後発事象)
「連結財務諸表注記 38. 重要な後発事象」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しています。
④ 【附属明細表】
【有形固定資産等明細表】
(単位:百万円)
資産の種類 | 当期首残高 | 当期増加額 | 当期減少額 | 当期償却額 | 当期末残高 | 減価償却 |
有形固定資産 |
|
|
|
|
|
|
建物 | 34,972 | 1,540 | 4,603 | 2,237 | 29,672 | 24,172 |
構築物 | 1,894 | 110 | 444 | 172 | 1,388 | 1,777 |
機械及び装置 | 24,797 | 830 | 1,834 | 3,931 | 19,861 | 43,607 |
車両運搬具 | 286 | 72 | 13 | 61 | 285 | 241 |
工具、器具及び備品 | 2,979 | 1,330 | 427 | 1,451 | 2,431 | 15,359 |
土地 | 12,939 | - | 87 | - | 12,852 | 976 |
建設仮勘定 | 12,439 | 5,970 | 3,836 | - | 14,573 | - |
有形固定資産計 | 90,307 | 9,852 | 11,244 | 7,853 | 81,063 | 86,131 |
無形固定資産 |
|
|
|
|
|
|
ソフトウエア | 3,461 | 1,711 | 281 | 1,434 | 3,457 | - |
その他 | 686 | - | 314 | 1 | 372 | - |
無形固定資産計 | 4,147 | 1,711 | 594 | 1,435 | 3,829 | - |
(注) 1 当期増加額のうち、主なものは以下のとおりです。
建物 | 油圧機器事業 1,193百万円 |
機械及び装置 | 精密減速機事業 120百万円、舶用機器事業 110百万円 |
工具、器具及び備品 | 精密減速機事業 418百万円、航空機器事業 109百万円、鉄道機器事業 232百万円、自動ドア事業 255百万円 |
建設仮勘定 | 自動ドア事業 396百万円、航空機器事業 218百万円、舶用機器事業 197百万円 |
ソフトウェア | 全社等 1,011百万円、鉄道機器事業 254百万円、精密減速機事業 139百万円、舶用機器事業 107百万円、自動ドア事業 100百万円 |
2 当期減少額のうち、油圧機器事業の吸収分割に伴う減少額は、有形固定資産 7,190百万円、無形固定資産311百万円です。
3 無形固定資産の「その他」は、主にソフトウェア仮勘定です。
【引当金明細表】
(単位:百万円)
科目 | 当期首残高 | 当期増加額 | 当期減少額 | 当期減少額 | 当期末残高 |
貸倒引当金 | 8 | - | - | 0 | 8 |
製品保証引当金 | 672 | 364 | 303 | 28 | 705 |
受注損失引当金 | - | 17 | - | - | 17 |
損害補償損失引当金 | - | 57 | - | - | 57 |
関係会社整理損失引当金 | - | 1,324 | - | - | 1,324 |
環境対策引当金 | - | 140 | - | - | 140 |
(注)1 引当金の計上理由及び額の算定方法は、重要な会計方針に係る事項に関する注記に記載しています。
2 製品保証引当金の当期減少額のその他欄28百万円は個別見積りの見直しによる戻入れです。
(2) 【主な資産及び負債の内容】
連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しています。
(3) 【その他】
該当事項はありません。
第6 【提出会社の株式事務の概要】
事業年度 | 1月1日から12月31日まで |
定時株主総会 | 3月中 |
基準日 | 12月31日 |
剰余金の配当の基準日 | 6月30日、12月31日 |
1単元の株式数 | 100株 |
単元未満株式の買取り |
|
取扱場所 | (特別口座) |
株主名簿管理人 | (特別口座) |
取次所 | - |
買取手数料 | 株式の売買の委託に係る手数料相当額として、下記の算式により算出した1単元当たりの金額を買取った単元未満株式数で按分した額 (算式) 1株当たりの買取価格に1単元の株式数を乗じた合計額のうち 100万円以下の金額につき 1.150% 100万円を超え500万円以下の金額につき 0.900% (円未満の端数が生じた場合には切り捨てる。) ただし、1単元当たりの算定金額が2,500円に満たない場合には、2,500円とする。 |
公告掲載方法 | 当会社の公告方法は、電子公告とする。ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公告をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載して行う。 なお、電子公告は当社ホームページに掲載しており、そのアドレスは次のとおりです。 https://www.nabtesco.com |
株主に対する特典 | なし |
(注) 当会社の単元未満株式を有する株主(実質株主を含む。以下同じ)は、その有する単元未満株式について、次に掲げる権利以外の権利を行使することができない。
① 会社法第189条第2項各号に掲げる権利
② 株主の有する株式数に応じて募集株式の割当て及び募集新株予約権の割当てを受ける権利
③ 株主の有する単元未満株式の数と併せて単元株式数となる数の株式を売渡すことを請求する権利
第7 【提出会社の参考情報】
1 【提出会社の親会社等の情報】
当社には、親会社等はありません。
2 【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しています。
(1) 有価証券報告書及び | 事業年度 | 自 2024年1月1日 |
| 2025年3月27日 |
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(2) 内部統制報告書及び | 事業年度 | 自 2024年1月1日 |
| 2025年3月27日 |
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(3) 半期報告書及び確認書 | (第23期) | 自 2025年1月1日 |
| 2025年8月8日 |
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(4) 臨時報告書 | 企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2 |
| 2025年3月27日 | |
| 金融商品取引法第24条の5第4項並びに企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号及び第7号の規定に基づく臨時報告書 |
| 2025年7月31日 | |
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| |
(5) 訂正報告書 | 上記(4)の2025年7月31日提出の臨時報告書の訂正報告書 |
| 2025年10月23日、2025年12月12日及び2026年1月5日 | |
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(6) 発行登録書(普通社債)
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| 2026年1月20日 | |
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(7) 自己株券買付状況報告書 |
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| 2025年9月16日、2025年10月15日、2025年11月17日及び2025年12月15日 | |
第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。


