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PayPay株式会社|臨時報告書|EDINET開示書類

提出企業
PayPay株式会社
書類名
臨時報告書
提出日時
2026-08-07 16:45:00
EDINET書類ID
S100YU2F

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開示書類本文

0000000_header_8274705703808.htm

【表紙】

【提出書類】

臨時報告書

【提出先】

関東財務局長

【提出日】

2026年8月7日

【会社名】

PayPay株式会社

【英訳名】

PayPay Corporation

【代表者の役職氏名】

代表取締役社長執行役員CEO  中山 一郎

【本店の所在の場所】

東京都千代田区紀尾井町1番3号

【電話番号】

03-6885-8181(代表)

【事務連絡者氏名】

常務執行役員CFO 影近 航

【最寄りの連絡場所】

東京都新宿区四谷一丁目6番1号 YOTSUYA TOWER

【電話番号】

03-6885-8181(代表)

【事務連絡者氏名】

常務執行役員CFO 影近 航

【縦覧に供する場所】

該当事項はありません。

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1【提出理由】

当社は2026年8月7日(日本時間)、米国証券取引所法に基づき、国際財務報告基準(IFRS)に準拠して作成された2026年6月30日に終了した第1四半期の連結財務諸表を公表いたしました。

当該内容は、当社の投資判断に影響を与える可能性があるため、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第19号の規定に基づき、本臨時報告書を提出いたします。

2【報告内容】

当社は2026年8月7日(日本時間)、米国証券取引所法に基づき、国際財務報告基準(IFRS)に準拠して作成された2026年6月30日に終了した第1四半期の連結財務諸表を公表いたしました。

なお、以下の内容は米国証券取引所法に基づいて公表されたForm 6-Kの要約の和訳であり、言語の差異に起因する表現の相違や内容の調整が存在する点に留意する必要があります。

目次

要約連結財務諸表(未監査)

要約四半期連結財政状態計算書

要約四半期連結損益計算書

要約四半期連結包括利益計算書

要約四半期連結持分変動計算書

要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書

要約四半期連結財務諸表注記

1.報告企業

2.連結財務諸表作成の基礎

3.重要性がある会計方針

4.重要な会計上の判断及び見積りの発生要因

5.セグメント情報

6.現金及び現金同等物

7.供託金及び差入証拠金

8.営業債権

9.貸付金

10.有価証券

11.無形資産

12.預り金

13.営業債務

14.借入金等及びリース負債

15.資本金及び剰余金

16.営業収益

17.営業費用

18.1株当たり純利益

19.株式に基づく報酬

20.金融商品

21.関連当事者間取引

22.コミットメント

23.連結キャッシュ・フロー計算書の補足情報

24.追加情報

25.重要な後発事象

26.要約四半期連結財務諸表の承認

【要約四半期連結財政状態計算書(未監査)】

(単位:百万円)

注記

2026年3月31日

2026年6月30日

資産の部

現金及び現金同等物

6

363,083

491,087

供託金及び差入証拠金

7

74,139

57,727

コールローン

40,014

14

営業債権

8

150,372

210,339

貸付金

9,20

2,512,851

2,631,267

有価証券

10,20

1,736,835

1,791,867

その他の金融資産

20

32,293

46,735

有形固定資産

14,879

15,141

使用権資産

12,175

11,379

無形資産

11

66,466

66,441

のれん

15,157

15,157

持分法で会計処理されている投資

12,762

12,761

繰延税金資産

107,275

103,076

その他の資産

37,711

40,728

資産合計

5,176,012

5,493,719

負債

預り金

12,20

2,952,495

3,112,287

営業債務

13

1,122,338

1,080,710

未払法人所得税

13,073

5,917

借入金等

14,20

564,956

757,093

その他の金融負債

20

48,116

51,681

引当金

7,403

7,447

リース負債

14

9,549

8,910

繰延税金負債

206

223

その他の負債

27,115

19,524

負債合計

4,745,251

5,043,792

資本

資本金

15

200,635

201,041

資本剰余金

15

86,730

87,220

利益剰余金

15

109,869

128,299

その他の包括利益累計額

15

△3,055

△3,143

親会社の所有者に帰属する持分

394,179

413,417

非支配持分

36,582

36,510

資本合計

430,761

449,927

負債及び資本合計

5,176,012

5,493,719

【要約四半期連結損益計算書(未監査)】

(単位:百万円)

注記

2025年6月30日に

終了した3ヶ月間

2026年6月30日に

終了した3ヶ月間

決済取引及びサービス収益

56,816

69,961

金利収益

25,435

35,144

金融商品関連収益

3,561

3,804

その他の営業収益

342

879

営業収益

5,16

86,154

109,788

ポイント費用

△13,153

△16,041

決済関連費用

△11,572

△13,190

人件費

△10,783

△11,766

貸倒引当金繰入

△5,240

△8,314

業務委託費

△7,737

△6,518

その他の営業費用

△21,705

△24,094

営業費用

5,17

△70,190

△79,923

営業利益

5

15,964

29,865

持分法による投資損失

△105

△60

税引前利益

15,859

29,805

法人所得税

△5,050

△10,056

純利益

10,809

19,749

純利益の帰属

親会社の所有者

10,511

18,428

非支配持分

298

1,321

(単位:円)

親会社の所有者に帰属する1株当たり純利益(注1)

基本的1株当たり純利益

18

16.66

27.21

希薄化後1株当たり純利益

18

16.66

27.02

(注1)2025年6月30日に終了した3ヶ月間の1株当たり純利益は、2025年11月15日に実施された株式分割の影響を遡及的に反映しています。

【要約四半期連結包括利益計算書(未監査)】

(単位:百万円)

注記

2025年6月30日に

終了した3ヶ月間

2026年6月30日に

終了した3ヶ月間

純利益

10,809

19,749

その他の包括利益(△は損失)

純損益に振り替えられる可能性のある項目

FVTOCIの負債性金融資産の公正価値の変動

15

870

△109

在外営業活動体の為替換算差額

15

△11

6

その他の包括利益合計額

859

△103

包括利益合計

11,668

19,646

包括利益合計の帰属

親会社の所有者

11,047

18,339

非支配持分

621

1,307

【要約四半期連結持分変動計算書(未監査)】

2025年6月30日に終了した3ヶ月間

(単位:百万円)

親会社の所有者に帰属する持分

注記

資本金

資本剰余金

利益剰余金

その他の

包括利益

累計額

合計

非支配持分

合計

 2025年4月1日

91,434

13,727

△4,887

△379

99,895

123,836

223,731

  純利益

-

-

10,511

-

10,511

298

10,809

  その他の包括利益

-

-

-

536

536

323

859

 包括利益合計

-

-

10,511

536

11,047

621

11,668

  非支配持分に対する配当金

-

-

-

-

-

△2,909

△2,909

  親会社の所有者に対する配当金

-

-

△311

-

△311

-

△311

  新株の発行

60,971

60,360

-

-

121,331

-

121,331

  共通支配下の取引による変動

 (PayPay証券㈱およびPayPay銀行㈱ 

 の取得)

-

△36,827

-

-

△36,827

△86,358

△123,185

  その他

-

-

34

△31

3

3

6

 所有者との取引額等合計

60,971

23,533

△277

△31

84,196

△89,264

△5,068

 2025年6月30日

152,405

37,260

5,347

126

195,138

35,193

230,331

2026年6月30日に終了した3ヶ月間

(単位:百万円)

親会社の所有者に帰属する持分

注記

資本金

資本剰余金

利益剰余金

その他の

包括利益

累計額

合計

非支配持分

合計

 2026年4月1日

200,635

86,730

109,869

△3,055

394,179

36,582

430,761

  純利益

-

-

18,428

-

18,428

1,321

19,749

  その他の包括利益(△は損失)

-

-

-

△89

△89

△14

△103

 包括利益合計(△は損失)

-

-

18,428

△89

18,339

1,307

19,646

  非支配持分に対する配当金

-

-

-

-

-

△1,379

△1,379

  新株の発行

15

406

213

-

-

619

-

619

  株式に基づく報酬取引

-

277

-

-

277

-

277

  その他

-

-

2

1

3

-

3

 所有者との取引額等合計

406

490

2

1

899

△1,379

△480

 2026年6月30日

201,041

87,220

128,299

△3,143

413,417

36,510

449,927

【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書(未監査)】

(単位:百万円)

注記

2025年6月30日に

終了した3ヶ月間

2026年6月30日に

終了した3ヶ月間

営業活動によるキャッシュ・フロー

税引前利益

15,859

29,805

調整額:

減価償却費及び償却費

6,115

6,648

固定資産除却損

182

247

株式報酬費用

-

167

その他の損益(△は益)

△87

△877

資産及び負債の増減:

供託金及び差入証拠金の増減額(△は増加)

7

16,190

16,412

コールローンの増減額(△は増加)

33,000

40,000

営業債権の増減額(△は増加)

8

△42,378

△59,813

貸付金の増減額(△は増加)

9

△68,484

△118,416

有価証券の増減額(△は増加)

10

△24,643

△54,838

預り金の増減額(△は減少)

12

211,300

159,792

営業債務の増減額(△は減少)

13

△50,337

△43,716

その他の金融資産の増減額(△は増加)

△1,815

△7,854

その他の金融負債の増減額(△は減少)

2,799

2,362

引当金の増減額(△は減少)

△55

52

その他

△3,098

△10,587

小計

94,548

△40,616

法人所得税の支払額

△7,602

△13,636

法人所得税の還付額

45

-

営業活動によるキャッシュ・フロー

86,991

△54,252

投資活動によるキャッシュ・フロー

有価証券の取得による支出

10

△175,246

△74,531

有価証券の売却または償還による収入

10

45,415

74,386

有形固定資産の取得による支出

△2,067

△1,709

無形資産の取得による支出

11

△4,668

△4,172

その他

△1,506

△3,131

投資活動によるキャッシュ・フロー

△138,072

△9,157

(単位:百万円)

注記

2025年6月30日に

終了した3ヶ月間

2026年6月30日に

終了した3ヶ月間

財務活動によるキャッシュ・フロー

短期借入金の純増減額(△は減少)

14

150,000

177,037

長期借入による収入

14

314,565

123,500

長期借入金の返済による支出

14

△250,340

△108,400

リース負債の返済による支出

14

△764

△587

新株の発行による収入(△は支出)

121,624

△146

共通支配下の取引を通じた子会社株式の取得に

よる支出

△130,185

-

非支配持分への配当金の支払額

△2,909

-

親会社の所有者への配当金の支払額

△311

-

財務活動によるキャッシュ・フロー

201,680

191,404

現金及び現金同等物に係る換算差額

△46

9

現金及び現金同等物の増減額

150,553

128,004

現金及び現金同等物の期首残高

6

369,811

363,083

現金及び現金同等物の期末残高

6

520,364

491,087

【要約四半期連結財務諸表注記(未監査)】

1.報告企業

PayPay㈱(以下「当社」という。)は、2018年6月に日本の会社法(以下「会社法」という。)に基づき株式会社として設立されました。登記している本社所在地は、東京都千代田区紀尾井町1番3号です。本要約四半期連結財務諸表は当社および子会社(以下「当社グループ」という。)により構成されています。当社グループは、「決済セグメント」と「金融サービスセグメント」の2つの報告セグメントから構成されています。決済セグメントには、PayPayアプリを通じて提供される決済サービスおよびその関連サービス、リボ払い、分割払い、およびキャッシング等のクレジット決済サービスが含まれます。金融サービスセグメントにはインターネットバンキングサービス、証券仲介業務、PayPayポイント運用関連サービス、およびローン管理サービスが含まれます。

当社の議決権は、Bホールディングス㈱に47.1%、SVF II Piranha(DE)LLCに28.5%、LINEヤフー㈱に7.5%、およびソフトバンク㈱に7.5%を直接保有されています。また、当社の最終的な親会社はソフトバンクグループ㈱(以下「SBG」という。)です。

当社の中間親会社はBホールディングス㈱であり、同社の株式は、LINEヤフー㈱、Aホールディングス㈱、ソフトバンク㈱を通じてSBGに保有されています。

2.連結財務諸表作成の基礎

(1)国際会計基準第34号「期中財務報告」(以下「IAS第34号」という。)に準拠している旨に関する事項

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、国際会計基準審議会(IASB)が公表したIAS第34号に準拠して、継続企業の前提に基づいて作成されています。

なお、要約四半期連結財務諸表は、連結財務諸表で要求されている全ての情報を含んでいないため、2025年3月31日および2026年3月31日現在ならびに同日に終了した1年間の、IASBが公表したIFRS会計基準に準拠して作成された連結財務諸表と併せて使用されるべきものです。

(2)測定の基礎

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定している金融商品や、最終親会社の連結財務諸表上の帳簿価額に基づいて会計処理された共通支配下の企業結合取引等を除き、取得原価を基礎として作成しています。

 

(3)機能通貨および表示通貨

別途記載がない限り、当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しています。

3.重要性がある会計方針

当社グループの本要約四半期連結財務諸表において適用する重要性がある会計方針は、以下を除き2025年3月31日に終了した1年間および2026年3月31日現在ならびに同日に終了した1年間の連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。

法人所得税

期中期間における法人税費用は、IAS第34号「期中財務報告」に従い、税引前利益に見積年間実効税率を乗じて算出しています。この見積年間実効税率は、各グループ会社で実施された評価に基づき、通期に対する経営者の現時点での予測を反映したものであり、新たな情報の入手に応じて変更される可能性があります。これらの見積りの修正は、その変更が発生した期中期間において認識されます。

4.見積りおよび判断の利用

当社グループの要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、資産、負債、収益および費用の報告額ならびに関連する開示事項に影響を及ぼす判断、会計上の見積りおよび仮定の設定を行っています。見積りおよび仮定は、過去の実績や、報告期間の末日現在において合理的だと考えられる様々な要因に基づく経営者の最善の判断に基づいています。その性質上、将来において、これらの見積りおよび仮定とは異なる結果となり、資産または負債の帳簿価額に重要な調整が必要となる結果が生じる可能性があります。

見積りおよびその基礎となる仮定は、新たな事象の発生により変更される可能性があるため、経営者は継続して見直しています。これらの見直しによる影響は、当該見積りおよび仮定を見直した期間および将来の期間において認識しています。

当社グループの要約四半期連結財務諸表で認識した金額に重要な影響を与える会計上の判断、見積りおよび仮定は、2025年3月31日および2026年3月31日現在ならびに同日に終了した1年間の連結財務諸表と同様です。

5.セグメント情報

(1)報告セグメントの概要

当社グループの事業セグメントは、収益を獲得し、費用を発生させる事業活動の構成単位であり、かつ分離された財務情報が入手可能であり、当社グループの最高経営意思決定機関(CODM)である最高経営責任者(CEO)が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。

当社グループは、以下の通り、決済セグメントと金融サービスセグメントの2つを事業セグメントとしており、これらは以下に記載する当社グループの構成およびサービスの性質に基づき決定された報告セグメントと同じです。

 

①決済セグメント

決済セグメントは、主にPayPay㈱およびPayPayカード㈱で構成されています。このセグメントには、PayPayアプリを通じて提供される決済サービスおよびその関連サービス、リボ払い、分割払い、およびキャッシング等のクレジット決済サービスが含まれます。

②金融サービスセグメント

金融サービスセグメントは、主にPayPay銀行㈱、PayPay証券㈱、およびクレジットエンジン㈱で構成されています。このセグメントには、インターネットバンキングサービス、証券仲介業務、PayPayポイント運用関連サービス、およびローン管理サービスが含まれます。

 

(2)報告セグメントの損益

当社グループのCODMは、経営資源の配分と業績評価のために、主として営業収益および営業損益を使用しています。当社グループの報告セグメントごとのセグメント利益は、当社グループの要約四半期連結財務諸表と同一の方法で作成されています。従って、セグメント利益は、当社グループの要約四半期連結損益計算書の「営業利益」と一致しています。

当社グループのCODMは、セグメント資産および負債については、経営資源の配分の決定および業績を評価するための検討対象にしていないため、以下のセグメント情報には記載していません。

セグメント間の取引価格は、独立第三者間取引における価格に基づいて決定しています。

 

2025年6月30日に終了した3ヶ月間

(単位:百万円)

報告セグメント

調整額

連結財務諸表

計上額

決済

金融サービス

計

決済取引及びサービス収益

外部顧客からの収益

49,643

7,173

56,816

-

56,816

セグメント間の内部収益または振替高

247

188

435

△435

-

決済取引及びサービス収益合計

49,890

7,361

57,251

△435

56,816

金利収益

19,261

6,174

25,435

-

25,435

金融商品関連収益

1,563

1,998

3,561

-

3,561

その他の営業収益

305

37

342

-

342

営業収益

71,019

15,570

86,589

△435

86,154

営業費用(注1)

△56,523

△14,102

△70,625

435

△70,190

セグメント利益

14,496

1,468

15,964

-

15,964

(税引前利益への調整)

持分法による投資損失

△105

税引前利益

15,859

2026年6月30日に終了した3ヶ月間

(単位:百万円)

報告セグメント

調整額

連結財務諸表

計上額

決済

金融サービス

計

決済取引及びサービス収益

外部顧客からの収益

62,180

7,781

69,961

-

69,961

セグメント間の内部収益または振替高

410

263

673

△673

-

決済取引及びサービス収益合計

62,590

8,044

70,634

△673

69,961

金利収益

24,708

11,004

35,712

△568

35,144

金融商品関連収益

511

3,293

3,804

-

3,804

その他の営業収益

774

122

896

△17

879

営業収益

88,583

22,463

111,046

△1,258

109,788

営業費用(注1)

△66,061

△15,078

△81,139

1,216

△79,923

セグメント利益

22,522

7,385

29,907

△42

29,865

(税引前利益への調整)

持分法による投資損失

△60

税引前利益

29,805

  (注1)営業費用の詳細については、「注記17.営業費用」をご参照ください。

6.現金及び現金同等物

現金及び現金同等物の内訳は、以下の通りです。

(単位:百万円)

2026年3月31日

2026年6月30日

決済:

現金及び要求払預金

53,439

74,896

クレジットカード債権流動化に係る現金準備金

697

697

小計

54,136

75,593

金融サービス:

現金及び要求払預金

16,322

19,937

日銀預け金(注1)

292,622

395,557

その他

3

-

小計

308,947

415,494

  合計

363,083

 491,087

(注1)銀行事業を営む子会社であるPayPay銀行㈱は「準備預金制度に関する法律」により、受け入れている預金等の一定比率以上の金額(法定準備預金額)を日本銀行に預け入れる義務があり、法定準備預金額以上の金額を日本銀行に預け入れています。

7.供託金及び差入証拠金

供託金及び差入証拠金の内訳は、以下の通りです。

(単位:百万円)

2026年3月31日

2026年6月30日

決済:

資金決済法に基づく供託金(注1)(注2)(注3)(注4)

49,734

35,855

小計

49,734

35,855

金融サービス:

その他(注4)(注5)

24,405

21,872

小計

24,405

21,872

  合計

74,139

57,727

(注1)資金決済に関する法律に基づき、所定の方法により保全措置を講ずることが義務付けられています。PayPayマネーについては未使用残高の全額以上、PayPayマネーライトについては未使用残高の2分の1以上の額に相当する額を保全する必要があります。当社では規定された以下の方法で、未使用残高を保全しています。

 (1)法務局への現金(以下「供託金」という。)の供託

 (2)法務局への国債の供託

 (3)信託契約を締結してその旨を関東財務局へ届け出

 (4)保全契約を締結してその旨を関東財務局へ届け出

なお、当該信託については連結の範囲に含めています。また、2026年6月30日に終了した3ヶ月間において、当社はPayPayマネーライトの未使用残高の追加的な保全方法として、金融機関との間で保全契約を締結しています。

(注2)2026年3月31日および2026年6月30日時点における、供託金および国債の供託ならびに信託契約による保全資産の合計は、それぞれ306,747百万円および297,890百万円です。なお、当該信託契約を通じてPayPay銀行㈱に預け入れられた現金は銀行法等の一般的な規制の範囲内で管理・運用されており、2026年3月31日時点および2026年6月30日時点における当該現金の残高は、それぞれ196,500百万円および208,800百万円です。

(注3)賃金のデジタル払いサービスに関連して労働基準法施行規則に基づく保全資産が含まれています。2026年3月31日および2026年6月30日における当該資産の残高は、いずれも5,011百万円です。

(注4)供託金及び差入証拠金は、「償却原価で測定する金融資産」に分類しています。

(注5)主として、顧客のために分別管理された預託金です。

8.営業債権

営業債権の内訳は、以下の通りです。

(単位:百万円)

2026年3月31日

2026年6月30日

金融機関向け未収入金(注1)

34,872

81,207

決済事業未収入金(注2)(注3)

91,343

96,250

その他(注3)

24,943

33,660

貸倒引当金

△786

△778

合計

150,372

210,339

(注1)従来、「その他」に含めていましたが、口座振替日から期末日までの営業日数が少ないため金融機関から当社グループに振り込まれる未収入金が増加し、金額的重要性が増したため独立掲記しています。これに伴い、2026年3月31日において「その他」に含められていた34,872百万円を「金融機関向け未収入金」へ組み替えています。

(注2)決済事業未収入金は、主に外部の集金代行サービス業者に対する債権であり、当該業者はPayPayユーザーがチャージしたPayPay残高等相当額を当社グループに代わって回収します。PayPay残高等の定義については、「注記12.預り金」をご参照ください。

(注3)これらの資産は、「償却原価で測定する金融資産」に分類しています。

9.貸付金

貸付金の内訳は、以下の通りです。

(単位:百万円)

2026年3月31日

2026年6月30日

決済:

カード売掛金

1,321,827

1,349,072

貸倒引当金

△45,312

△50,096

小計

1,276,515

1,298,976

金融サービス:

住宅ローン(注1)

909,483

978,262

当座貸越

312,255

327,755

その他

16,879

28,798

貸倒引当金

△2,281

△2,524

小計

1,236,336

1,332,291

   合計

2,512,851

2,631,267

(注1)住宅ローンには、金融機関からの譲受債権が含まれており、譲渡者が譲渡時の残高の最大1%まで損失補填する契約となっています。2026年3月31日および2026年6月30日における当該譲受債権の残高は、175,950百万円および172,837百万円です。

10.有価証券

有価証券の内訳は、以下の通りです。

(単位:百万円)

2026年3月31日

2026年6月30日

決済:

日本国債(注1)

65,612

58,246

小計

65,612

58,246

金融サービス:

日本国債及び地方債(注2)

713,244

732,464

社債及びその他の債券(注2)

416,121

409,734

資産担保証券

337,685

330,339

上場投資信託(注3)

202,879

259,754

株式

1,294

1,330

小計

1,671,223

1,733,621

   合計

1,736,835

1,791,867

(注1)決済セグメントの日本国債は、資金決済法に基づく供託を目的として保有しています。詳細については、「注記7.供託金及び差入証拠金」をご参照ください。

(注2)これらの有価証券は、日本銀行、レポ取引および全国銀行資金決済ネットワークへの担保として保有しているものを含みます。

(注3)上場投資信託は、主にPayPayポイント投資関連事業のために保有しています。

11.無形資産

無形資産の増減は、以下の通りです。

(単位:百万円)

2025年6月30日

2026年6月30日

4月1日時点での残高

65,672

66,466

取得

4,353

4,270

償却

△3,708

△4,206

その他

△199

△89

6月30日時点での残高

66,118

66,441

12.預り金

預り金の内訳は、以下の通りです。

(単位:百万円)

2026年3月31日

2026年6月30日

決済:

PayPay残高等(注1)

451,263

483,824

小計

451,263

483,824

金融サービス:

銀行業における預り金

要求払預金

2,090,486

2,219,176

定期預金

178,594

123,121

証券業における預り金

221,374

274,907

その他

10,778

11,259

小計

2,501,232

2,628,463

   合計

2,952,495

3,112,287

(注1)PayPay残高等には、ユーザーが任意に払い出し可能なPayPayマネーが含まれています。2026年3月31日および2026年6月30日におけるPayPayマネーの残高は、それぞれ212,179百万円および224,112百万円です。なお、PayPay残高等とは、PayPayユーザーのデポジット残高およびPayPayポイントプログラムで獲得したPayPayポイントを指します。

13.営業債務

営業債務の内訳は、以下の通りです。

(単位:百万円)

2026年3月31日

2026年6月30日

決済事業未払金(注1)

1,069,525

1,031,043

カード買掛金(注1)

30,867

26,257

その他未払金(注1)

21,946

23,410

合計

1,122,338

1,080,710

(注1)これらの営業債務は、「償却原価で測定する金融負債」に分類しています。

14.借入金等及びリース負債

借入金等及びリース負債の内訳は、以下の通りです。

(単位:百万円)

2026年3月31日

2026年6月30日

借入金等

決済:

借入金

280,825

302,925

コマーシャル・ペーパー

73,000

87,000

小計

353,825

389,925

金融サービス:

借入金(注1)

211,131

367,168

小計

211,131

367,168

  合計

564,956

757,093

リース負債

決済:

9,096

8,493

金融サービス:

453

417

  合計

9,549

8,910

(注1)金融サービスセグメントにおける借入金は、2026年3月31日および2026年6月30日現在、現先取引および日本銀行からの借入金により構成されています。

15.資本金及び剰余金

(1)授権株式総数および発行済株式数

授権株式総数および発行済株式数の増減は、以下の通りです。

(単位:千株)

授権株式総数

発行済株式数

(注2)(注3)

普通株式数(注1)

2026年4月1日

1,600,000

676,956

期中増加(注2)

-

387

期中減少

-

-

2026年6月30日(注3)

1,600,000

677,343

(注1)普通株式の保有者は配当金を受け取る権利を有しており、株主総会において1株当たり1個の議決権を有します。当社グループの発行する株式は、全て無額面株式であり、当社グループは当社株式を保有していません。普通株式は、ストック・オプションの行使に備えて留保されています。

(注2)当期間において、当社が発行したストック・オプションが権利行使されたことに伴い、発行済株式数が増加しています。

(注3)発行済株式は、2026年6月30日において全額払込済です。

(2)資本剰余金および利益剰余金

①資本剰余金

資本準備金

会社法では、資本性金融商品の発行に対しての払込みまたは給付の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本準備金に組み入れることが規定されています。また、会社法では資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。

②利益剰余金

利益準備金

会社法では、剰余金の配当として支出する金額の10分の1を、資本準備金および利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで資本準備金または利益準備金として積み立てることが規定されています。また、株主総会の決議に基づき、積み立てられた利益準備金は欠損の填補に充当すること、あるいは取り崩すことができます。

(3)その他の包括利益累計額

その他の包括利益累計額の増減は、以下の通りです。

(単位:百万円)

FVTOCIの

負債性金融資産

在外営業活動体の

為替換算差額

2026年4月1日

△3,039

△16

その他の包括利益(△は損失)

(親会社の所有者に帰属)

△95

6

その他

-

1

2026年6月30日

△3,134

△9

16.営業収益

(1) 営業収益の分解

 ①顧客との契約およびその他の源泉から生じる収益

(単位:百万円)

2025年6月30日に

終了した3ヶ月間

2026年6月30日に

終了した3ヶ月間

顧客との契約から生じる収益

決済取引及びサービス収益

56,816

69,961

その他の源泉から生じる収益

金利収益(注1)

25,435

35,144

金融商品関連収益

3,561

3,804

その他の営業収益

342

879

  合計

86,154

109,788

(注1)当社グループは、顧客に対する貸出金等の信用リスクを軽減するため、第三者の金融機関に対して保証料を支払っています。これらの保証料は、ローン契約の不可欠な一部を構成しています。IFRS第9号「金融商品」に従い、これらの保証料は実効金利法の計算に含められ、金利収益の減額として認識しています。保証料の金額は、2025年6月30日に終了した3ヶ月間および2026年6月30日に終了した3ヶ月間においてそれぞれ5,212百万円および5,709百万円です。

②サービス別営業収益の分解

2025年6月30日に終了した3ヶ月間

(単位:百万円)

決済

金融サービス

合計

決済サービス

PayPay決済サービス

44,196

-

44,196

クレジット決済サービス及び

アクワイアリングサービス(注1)

10,072

-

10,072

デビット決済サービス

-

1,277

1,277

決済取引及びサービス関連控除(注2)

△11,160

△332

△11,492

 小計

43,108

945

44,053

金融サービス

-

5,984

5,984

その他(注3)(注4)

6,535

244

6,779

   合計(注5)

49,643

7,173

56,816

2026年6月30日に終了した3ヶ月間

(単位:百万円)

決済

金融サービス

合計

決済サービス

PayPay決済サービス

67,834

-

67,834

クレジット決済サービス及び

アクワイアリングサービス(注1)

13,063

-

13,063

デビット決済サービス

-

1,565

1,565

決済取引及びサービス関連控除(注2)

△26,841

△382

△27,223

 小計

54,056

1,183

55,239

金融サービス

-

6,229

6,229

その他(注3)(注4)

8,124

369

8,493

   合計(注5)

62,180

7,781

69,961

(注1)「クレジット決済サービス及びアクワイアリングサービス」からの収益は、アクワイアリングサービスに関してカードイシュアが請求するインターチェンジフィーを控除した金額で表示しています。これは、当社グループは、購入取引の決済金額および所定の料率に基づき収益を認識しているためです。インターチェンジフィーは、2025年6月30日に終了した3ヶ月間および2026年6月30日に終了した3ヶ月間においてそれぞれ2,669百万円および3,060百万円です。

(注2)「決済取引及びサービス関連控除」は主に顧客に提供される特典を含み、控除額は「決済サービス」のみに関連しています。

(注3)決済セグメントの「その他」には、主にPayPay加盟店に対するサブスクリプションサービスから得られる収益を含み、収益控除を反映した純額で表示しています。収益控除は、2025年6月30日に終了した3ヶ月間および2026年6月30日に終了した3ヶ月間においてそれぞれ735百万円および1,486百万円です。これらの控除額は主に、特定の種類のPayPayカードの年会費に関連する顧客に支払われる対価です。

(注4)金融サービスセグメントの「その他」は、主にクレジットエンジン㈱が提供するシステムプラットフォームサービスから得られる収益を含みます。

(注5)当社グループの外部顧客からの収益は、ほぼ全て当社グループの所在地国である日本において発生しています。

17.営業費用

営業費用の内訳は、以下の通りです。

2025年6月30日に終了した3ヶ月間

(単位:百万円)

報告セグメント

調整額

連結財務諸表

計上額

決済

金融サービス

計

ポイント費用(注1)

13,153

-

13,153

-

13,153

決済関連費用(注2)(注4)

8,837

2,895

11,732

△160

11,572

人件費

8,473

2,310

10,783

-

10,783

貸倒引当金繰入

5,087

153

5,240

-

5,240

業務委託費(注3)

5,279

2,525

7,804

△67

7,737

その他の営業費用

減価償却費及び償却費

4,041

1,688

5,729

-

5,729

ライセンス料

4,283

-

4,283

-

4,283

支払利息

764

1,464

2,228

△25

2,203

広告宣伝費及び販売促進費

1,411

1,065

2,476

△88

2,388

租税公課

624

613

1,237

-

1,237

契約獲得コストの償却費

386

-

386

-

386

その他(注4)

4,185

1,389

5,574

△95

5,479

 その他の営業費用合計

15,694

6,219

21,913

△208

21,705

   合計

56,523

14,102

70,625

△435

70,190

2026年6月30日に終了した3ヶ月間

(単位:百万円)

報告セグメント

調整額

連結財務諸表

計上額

決済

金融サービス

計

ポイント費用(注1)

16,041

-

16,041

-

16,041

決済関連費用(注2)

10,303

3,106

13,409

△219

13,190

人件費

9,101

2,670

11,771

△5

11,766

貸倒引当金繰入

8,046

268

8,314

-

8,314

業務委託費(注3)

4,782

1,783

6,565

△47

6,518

その他の営業費用

減価償却費及び償却費

4,537

1,588

6,125

-

6,125

ライセンス料

5,142

253

5,395

-

5,395

支払利息

1,159

2,588

3,747

△207

3,540

広告宣伝費及び販売促進費

1,864

482

2,346

△105

2,241

租税公課

682

491

1,173

-

1,173

契約獲得コストの償却費

522

-

522

-

522

その他

3,882

1,849

5,731

△633

5,098

 その他の営業費用合計

17,788

7,251

25,039

△945

24,094

   合計

66,061

15,078

81,139

△1,216

79,923

(注1)ポイント費用は、主に当社グループが様々な特典プログラムを通じてPayPayユーザーに付与する報酬ポイント費用であり、PayPayユーザーは、加盟店で当該ポイントを支払いに利用することができます。

(注2)決済関連費用には、ユーザーが銀行口座からPayPay残高にチャージするために銀行に支払う手数料および国際カードブランドに支払うブランド料またはネットワーク手数料が含まれています。また、銀行間取引による手数料も含まれます。

(注3)業務委託費には、顧客サービス関連費用、システム開発の人件費およびその他の専門サービス費用が含まれています。

(注4)2025年6月30日に終了した3ヶ月間の調整額は、当期に判明した誤謬の訂正に伴い修正しています。

18.1株当たり純利益

(1)基本的1株当たり純利益の算定の基礎

基本的1株当たり純利益の算定に用いる、親会社の所有者に帰属する純利益および加重平均株式数は以下の通りです。

2025年6月30日に

終了した3ヶ月間

2026年6月30日に

終了した3ヶ月間

親会社の所有者に帰属する純利益(百万円)

10,511

18,428

発行済普通株式の加重平均株式数(千株)(注1)

631,007

677,151

基本的1株当たり純利益(円)(注1)

16.66

27.21

(注1)2025年6月30日に終了した3ヶ月間の1株当たり純利益は、2025年11月15日に実施された株式分割の影響を遡及的に反映しています。

(2) 希薄化後1株当たり純利益の算定の基礎

希薄化後1株当たり純利益の算定に用いる、親会社の所有者に帰属する純利益および加重平均普通株式数は以下の通りです。

2025年6月30日に

終了した3ヶ月間

2026年6月30日に

終了した3ヶ月間

親会社の所有者に帰属する純利益(百万円)

10,511

18,428

発行済普通株式の加重平均株式数(千株)(注1)

631,007

677,151

希薄化性潜在的普通株式の影響(注2)

-

 4,917

希薄化後の加重平均株式数(千株)

(注1)

631,007

682,068

希薄化後1株当たり純利益(円)(注1)

16.66

27.02

(注1)2025年6月30日に終了した3ヶ月間の1株当たり純利益は、2025年11月15日に実施された株式分割の影響を遡及的に反映しています。

(注2)第1回ストック・オプションの潜在的な希薄化効果は、基本的1株当たり純利益と希薄化後1株当たり純利益の推定差額が重要でないと判断したため記載していません。2026年3月12日にIPO条件が達成された第2回から第46回までのストック・オプションについては、ノックアウト条件が発動したことにより自動的に消滅した2026年6月11日まで希薄化後1株当たり純利益の算定に含めています。

19.株式に基づく報酬

2026年6月11日、信託型ストック・オプション制度に適用されるノックアウト条件が発動しました。2026年3月31日時点で第2回から第46回新株予約権に基づき残存していた3,807千株に相当するストック・オプションのうち、当該事象の発動前までに387千株に対するオプションが権利行使され、結果として、加重平均行使価格1,300円の残存する3,420千株に対するオプションが自動的に消滅しました。当該条件は権利確定条件以外の条件に該当することから、当該条件が発動する確率は付与日におけるオプションの公正価値を見積もる際に考慮されており、また当該条件が発動したかどうかにかかわらず、当社グループは受領した役務を引き続き認識します。この結果、これらの変動は、2026年6月30日現在および2026年6月30日に終了した3ヶ月間の要約四半期連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていません。2026年3月31日以降、当社グループのその他の株式に基づく報酬制度に関して、その他の重要な事象、新規の付与または重要な変更はありません。

20.金融商品

金融商品の公正価値

 ①当社グループは、要約四半期連結財務諸表において公正価値で測定する金融商品について、以下のインプットに基づき、公正価値ヒエラルキーの3つのレベルに分類しています。

・ レベル1:同一の資産または負債の活発な市場における(無調整の)相場価格により測定した公正価値

・ レベル2:類似の資産または負債の活発な市場における相場価格、同一または類似の資産または負債の活発でない市場における相場価格、当該資産または負債に関する相場価格以外の観察可能なインプット、市場の裏付けがあるインプットにより測定した公正価値

・ レベル3:市場参加者が価格付けを行う際に使用するであろう仮定についての当社グループの判断を反映した、1つまたは複数の観察不能なインプットを用いた評価技法により測定した公正価値

公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各報告日時点で発生したものとして認識しています。なお、2026年3月31日および2026年6月30日時点において、レベル間の重要な振替はありません。

 ②経常的に公正価値で測定する金融商品の公正価値ヒエラルキーに基づくレベル別分類は、以下の通りです。

2026年3月31日時点

(単位:百万円)

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

有価証券

FVTPLの金融資産

負債性金融商品

上場投資信託

202,879

-

-

202,879

資本性金融商品

資本性の有価証券

306

24

964

1,294

FVTOCIの金融資産

負債性金融商品

日本国債及び地方債

55,949

2,725

-

58,674

社債及びその他の債券

3,118

77,736

6,732

87,586

資産担保証券

-

-

335,214

335,214

その他の金融資産

FVTPLの金融資産

デリバティブ資産

203

2,107

-

2,310

    合計

262,455

82,592

342,910

687,957

その他の金融負債

FVTPLの金融負債

デリバティブ負債

100

1,268

-

1,368

    合計

100

1,268

-

1,368

2026年6月30日時点

(単位:百万円)

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

有価証券

FVTPLの金融資産

負債性金融商品

上場投資信託

259,754

-

-

259,754

資本性金融商品

資本性の有価証券

315

24

991

1,330

FVTOCIの金融資産

負債性金融商品

日本国債及び地方債

54,152

2,728

-

56,880

社債及びその他の債券

786

74,137

6,728

81,651

資産担保証券

-

-

328,004

328,004

その他の金融資産

FVTPLの金融資産

デリバティブ資産

291

2,604

-

2,895

    合計

315,298

79,493

335,723

730,514

その他の金融負債

FVTPLの金融負債

デリバティブ負債

136

1,154

-

1,290

    合計

136

1,154

-

1,290

 ③金融資産および金融負債の公正価値および帳簿価額は、以下の通りです。これらは当社グループの要約四半期連結財政状態計算書上、公正価値で測定していませんが、公正価値を開示しています。一部の短期間で決済される金融商品は、帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となっているため、下表には含めていません。

2026年3月31日時点

(単位:百万円)

帳簿価額

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

償却原価で測定する金融資産

貸付金

住宅ローン

909,483

-

-

908,513

908,513

当座貸越

312,255

-

-

337,479

337,479

その他

16,879

-

-

16,841

16,841

有価証券

負債性金融商品

日本国債及び地方債

720,182

264,985

439,089

-

704,074

社債及びその他の債券

328,535

-

319,545

-

319,545

資産担保証券

2,471

-

-

2,480

2,480

    合計

2,289,805

264,985

758,634

1,265,313

2,288,932

償却原価で測定する金融負債

預金

要求払預金

2,090,486

-

2,090,486

-

2,090,486

定期預金

178,594

-

178,319

-

178,319

借入金等

借入金

491,956

-

208,150

278,056

486,206

    合計

2,761,036

-

2,476,955

278,056

2,755,011

2026年6月30日時点

(単位:百万円)

帳簿価額

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

償却原価で測定する金融資産

貸付金

住宅ローン

978,262

-

-

976,953

976,953

当座貸越

327,755

-

-

365,202

365,202

その他

28,798

-

-

28,739

28,739

有価証券

負債性金融商品

日本国債及び地方債

733,830

272,737

445,810

-

718,547

社債及びその他の債券

328,083

-

319,458

-

319,458

資産担保証券

2,335

-

-

2,343

2,343

    合計

2,399,063

272,737

765,268

1,373,237

2,411,242

償却原価で測定する金融負債

預金

要求払預金

2,219,176

-

2,219,176

-

2,219,176

定期預金

123,121

-

122,900

-

122,900

借入金等

借入金

670,093

-

364,473

301,499

665,972

    合計

3,012,390

-

2,706,549

301,499

3,008,048

 ④金融商品の公正価値の測定方法は、以下の通りです。

(A)負債性金融商品

上場投資信託(ETF)から構成される負債性金融商品の公正価値は、活発な市場における同一資産の相場価格を用いて評価され、レベル1に分類されます。

日本国債及び地方債、または社債及びその他の債券から構成される負債性金融商品の公正価値は、活発な市場における同一資産の相場価格を用いて評価される場合、レベル1に分類されます。一方、活発ではない市場における同一資産の相場価格を用いて評価される場合であって、当該価格が公正価値を表していることに対する調整や追加的な裏付けを伴うものは、レベル2に分類されます。

社債及びその他の債券に含まれる負債性金融商品のうち、レベル3に分類されるものはリパッケージ債で構成されています。また、資産担保証券に含まれる負債性金融商品には、住宅ローン担保証券、クレジットカード資産担保証券、割賦債権担保証券、およびその他の資産担保証券が含まれます。リパッケージ債および資産担保証券の公正価値は、期待キャッシュ・フローやディスカウント・マージン/スプレッドを重要なインプットとする、同一または類似の証券に関するブローカーまたはディーラーの提示価格(気配値)を用いて評価されます。これらの重要なインプットは観察不能であるため、リパッケージ債および資産担保証券はレベル3に分類されます。

当社グループは、ブローカーまたはディーラーへの照会を通じて、ブローカーまたはディーラーが公正価値の測定に使用する評価手法および重要なインプットの評価を行っています。当社グループは、独自に公正価値を検証し、一定の合理的な許容範囲(閾値)を設けた上で、ブローカーまたはディーラーから提供された提示価格との比較を行っています。この統制活動は、リスク管理部によって四半期ごとに設計および運用されています。

(B)資本性金融商品

これらの証券には、上場株式および私募投資信託が含まれます。上場株式の公正価値は、活発な市場における同一資産の相場価格を用いて評価され、レベル1に分類されます。外部の信用格付を反映した金利など、市場で観察可能なインプットを用いて測定される私募投資信託の公正価値はレベル2に分類され、観察不能な不動産リスク・プレミアムなどの重要な観察不能なインプットを用いて測定されるものはレベル3に分類されます。

レベル3に分類される私募投資信託の公正価値は、ブローカーまたはディーラーの提示価格を用いて決定されています。使用されたブローカーまたはディーラーの提示価格は拘束力がなく、独自の評価モデルおよび仮定に基づく参考価格を反映したものです。投資額が依然として重要性に乏しいことを考慮し、当社グループはブローカーまたはディーラーが使用した具体的なインプットを入手していません。

(Ⅽ)デリバティブ

上場デリバティブからなるデリバティブの公正価値は、同一のデリバティブの活発な市場における相場価格で測定し、レベル1に分類しています。

店頭外国為替デリバティブからなるデリバティブの公正価値は、将来の為替レートおよび金利を重要なインプットとする割引将来キャッシュ・フロー法により算定されたブローカーまたはディーラーの相場価格で測定し、レベル2に分類しています。

(Ⅾ)貸付金

貸付金の公正価値は、内部格付および貸付条件に基づく信用スプレッドを加味した利率を用いた割引将来キャッシュ・フロー法により算定しており、信用スプレッドは重要な観察不能なインプットであるため、レベル3に分類しています。

(E)預金

要求払預金については、四半期連結会計期間末に要求に応じて直ちに支払うものは、その金額を公正価値としています。

定期預金の公正価値は、残存期間が類似している預金ごとに現在のレートで将来キャッシュ・フローを割り引いた現在価値により算定しています。残存期間が短期間(6ヶ月以内)のものは、公正価値は帳簿価額と近似しているため、当該帳簿価額を公正価値としており、レベル2に分類しています。

(F)借入金等

借入金等の公正価値は、同様の条件および期間での借入に使用される当社グループ独自の信用スプレッドを加味した利率を用いた割引将来キャッシュ・フロー法により算定しています。当社グループ独自の信用スプレッドが観察不能である借入金等については、レベル3に分類しています。

なお上記に記載していないコールローン等、その他の金融商品は、主に1年以内に決済されるため、帳簿価額は公正価値に近似しています。

 ⑤レベル3に分類した金融商品の調整表

レベル3に分類した金融商品の調整表は、以下の通りです。

2025年6月30日時点

(単位:百万円)

FVTOCIの金融資産

資産担保証券

社債及び

その他の債券

合計

2025年4月1日時点の公正価値

279,442

8,200

287,642

購入

19,800

-

19,800

利得または損失:

その他の包括利益

978

55

1,033

売却および決済

△18,635

-

△18,635

2025年6月30日時点の公正価値

281,585

8,255

289,840

2026年6月30日時点

(単位:百万円)

FVTPLの金融資産

FVTOCIの金融資産

資本性の有価証券

資産担保証券

社債及び

その他の債券

合計

2026年4月1日時点の公正価値

964

335,214

6,732

342,910

購入

-

15,000

-

15,000

利得または損失:

純損益

27

-

-

27

その他の包括利益

-

409

△4

405

売却および決済

-

△22,624

-

△22,624

その他

-

5

-

5

2026年6月30日時点の公正価値

991

328,004

6,728

335,723

 ⑥公正価値の評価技法およびインプット

レベル3に分類される主要な資産の公正価値の評価技法、重要な観察不能なインプットおよびその範囲は、以下の通りです。

金融資産

公正価値の評価技法

重要な観察不能な

インプット

インプットのレンジ

リパッケージ債

割引キャッシュ・フロー

ディスカウント・マージン/
 スプレッド
 

2.13%(注1)

資産担保証券

割引キャッシュ・フロー

ディスカウント・マージン/
 スプレッド

1.23%~2.14%(注1)

(注1) インプットの範囲には、ディスカウント・マージン/スプレッドだけでなく、ブローカーおよびディーラーから提供された期待キャッシュ・フローを割り引くために使用される指標金利(ベンチマーク・レート)も含まれています。

 ディスカウント・マージン/スプレッドは、将来のキャッシュ・フローの現在価値を計算する際に使用される割引率を表しています。ディスカウント・キャッシュ・フロー(DCF)モデルにおいて、将来の期待キャッシュ・フローを割り引く際、こうしたスプレッドがベンチマーク金利(基準金利)に加算されます。したがって、他のすべての条件が一定であれば、ディスカウント・マージン/スプレッドの上昇は公正価値(フェアバリュー)の下落をもたらします。これらは通常、資産の信用度に起因するキャッシュ・フローの不確実性がもたらす高いリスクを補填するために、投資家がベンチマーク金利に対して獲得を期待するプレミアム(上乗せ金利)を反映したものです。

21.関連当事者間取引

2025年6月30日に終了した3ヶ月間

当社グループと関連当事者との間に新たに発生した重要な取引は以下の通りです。

資本取引

2025年6月30日における資産および負債、ならびに2025年6月30日に終了した3ヶ月間における損益について、下表に記載の取引から生じる重要な影響はありません。

(単位:百万円)

関連当事者との

関係

会社の名称

取引の内容

金額

親会社

ソフトバンク㈱

株式の取得(注1)

5,727

新株の発行(注3)

34,889

親会社

LINEヤフー㈱

株式の取得(注1)

80

新株の発行(注3)

34,889

その他の関係会社

SVF II Piranha (DE) LLC

新株予約権の権利行使(注2)

15,901

新株の発行(注3)

35,944

親会社の子会社

Zフィナンシャル㈱

(現LINEヤフー㈱)(注5)

株式の取得(注4)

117,000

(注1)当社グループは2025年4月1日付でPayPay証券㈱の普通株式を一株当たり100,000円で取得しました。

(注2)2025年4月4日にSVF II Piranha (DE) LLCは、同社が保有する当社の第1回ストック・オプションの全てを権利行使しました。

(注3)当社グループは2025年4月10日付で第三者割当増資を通じて普通株式を発行しました。

(注4)当社グループは2025年4月11日付でPayPay銀行㈱の普通株式およびA種優先株式を一株当たり94,584円で取得しました。

(注5)Zフィナンシャル㈱は2025年8月1日付でLINEヤフー㈱に吸収合併されました。

2026年6月30日に終了した3ヶ月間

当社グループと関連当事者との間に新たに発生した重要な取引はありません。

22.コミットメント

2025年6月30日に終了した3ヶ月間に新たに契約した重要な有形固定資産・無形資産およびサービスの購入に関するコミットメントは、27,661百万円です。主としてクラウドコンピューティングのライセンス購入に関するものです。また、2026年6月30日に終了した3ヶ月間に新たに契約した重要な有形固定資産・無形資産およびサービスの購入に関するコミットメントは、1,256百万円です。主としてクラウドコンピューティングのライセンス購入に関するものです。

23.連結キャッシュ・フロー計算書の補足情報

(1) 金融サービスセグメントにおけるキャッシュ・フローの分類

当社グループは、貸付金および顧客預金等、銀行業務に関連する資産および負債の変動によるキャッシュ・フローを、2025年6月30日に終了した3ヶ月間および2026年6月30日に終了した3ヶ月間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書において営業活動によるキャッシュ・フローとして分類しています。これは、当該変動が銀行業務の主たる収益獲得活動に関連することによるものです。

(2) 利息の受取額および利息の支払額

営業活動によるキャッシュ・フローには、以下の利息の受取額および利息の支払額(△は支払額)が含まれています。

(単位:百万円)

2025年6月30日に

終了した3ヶ月間

2026年6月30日に

終了した3ヶ月間

利息の受取額

34,462

46,442

利息の支払額

△2,273

△3,189

 

(3) 重要な非資金取引

重要な非資金取引は以下の通りです。

(単位:百万円)

2025年6月30日に

終了した3ヶ月間

2026年6月30日に

終了した3ヶ月間

リース取引による使用権資産の増減(△は減少)

553

△54

24.追加情報

2026年6月4日、当社は、T&Dフィナンシャル生命保険㈱の発行済株式の70.2%を取得することを目的として、株式譲渡契約を締結しました。取得対価は約1,320億円となる見込みです。本件取得は、当社の金融サービス提供に生命保険サービスを加えるとともに、T&Dフィナンシャル生命保険㈱の保険事業基盤と当社のデジタルプラットフォームおよび顧客基盤を融合することを目的としています。

当該株式取得は、関係当局等からの必要な許認可の取得、T&Dフィナンシャル生命保険㈱におけるIFRS移行計画の実施、およびその他の通常のクロージング条件の充足を条件としています。

なお、本要約四半期連結財務諸表の承認日現在、本取引は完了しておらず、取得原価の配分(PPA)および関連する評価手続が完了していないことから、本取引が当社グループの連結財務諸表に与える財務上の影響額を合理的に見積ることはできません。

25.重要な後発事象

(セブン&アイ・ホールディングスとの中長期的な戦略的パートナーシップ構築を目的とした資本・業務提携)

当社は、2026年7月31日、ソフトバンク㈱(以下「ソフトバンク」という。)およびLINEヤフー㈱とともに、㈱セブン&アイ・ホールディングス(以下「セブン&アイ」という。)および㈱セブン‐イレブン・ジャパンとの間でデジタル領域における戦略的パートナーシップの構築に向けた業務提携契約(以下「本業務提携」という。)を締結しました。また同日付で、当社およびソフトバンクがセブン&アイとの間で資本提携契約(以下「本資本提携」という。)を締結し、本資本提携に基づきセブン&アイが実施する第三者割当による自己株式の処分(以下「本自己株式処分」という。)を引き受けることを決定しました。

(1)業務提携

当社は、本業務提携を通じ、7iDのPayPay IDへの統合、PayPayポイントの導入、セブン-イレブンアプリの開発受託および販促施策の連携、ならびに各社が有するデータの相互活用等を推進し、セブン‐イレブンにおける顧客体験の向上および当社の決済を起点とするデジタル金融プラットフォームの利用機会の拡大を目指します。

(2)資本提携

当社は、本自己株式処分によりセブン&アイの普通株式48,309,178株(発行済株式総数(自己株式を除く。)に対する所有割合2.13%、取得総額1,000億円)を取得します。本自己株式処分による普通株式取得に係る払込金額は1株につき2,070円、払込期日は2026年8月17日を予定しています。本自己株式処分は、セブン&アイが提出する有価証券届出書の効力発生を含む所定の前提条件が充足されることを条件として実施されます。

(3)財務的影響

本提携に伴い、連結財政状態計算書の「有価証券」が1,000億円増加する見込みです。なお、当該要約連結財務諸表の承認日現在、本業務提携の詳細について精査中であることから、本提携が当社グループの連結財務諸表に与える影響を合理的に見積ることはできません。

26.要約四半期連結財務諸表の承認

本要約四半期連結財務諸表は、2026年8月7日に常務執行役員CFO 影近 航によって承認されています。