デジタル庁

デジタル庁（でじたるちょう、英: Digital Agency）は、日本の行政機関の一つで、デジタル社会の形成に向けた取り組みを進めるために設立されました。2021年9月1日に発足し、内閣官房と連携しながら、デジタル社会の実現に必要な行政事務を迅速かつ効果的に推進しています。

デジタル庁は、国家行政組織法の適用を受けず、その設置や業務に関する事項は「デジタル庁設置法」に基づいています。デジタル社会形成の司令塔として、政府のデジタルトランスフォーメーション（DX）を積極的に推進し、官民のインフラ整備を進めています。その使命は「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」を掲げ、使いやすいデザインと利用者視点を重視したサービス提供に努めています。

さらに、デジタル庁は行政機関や地方自治体との共同利用を前提に、システムの共通化や全体最適化を実現し、制度、業務、システムの三位一体で最適化された姿を目指しています。また、地方公共団体情報システム機構を総務省と共に管理し、マイナンバーカードの発行・運営体制の強化も担っています。